HP Remote Graphics Software インストールガイド Version 4.2
Receiver のインストール HP Remote Graphics Software Sender に接続するすべてのシステムで HP Remote Graphics Software Receiver のインストールが必要となります 1/14
RGS Receiver for Windows のインストール RGS Receiver for Windows をインストールするには管理者権限を持つアカウントにログインし 以下の手順を実行します 1. CD-ROM ドライブに HP Remote Graphics Software CD を挿入し win32 receiver ディレクトリに移動します 2. Setup.exe をダブルクリックするか選択して インストーラを起動します 3. 画面に表示される指示に従います インストーラは Programs フォルダに HP Remote Graphics というメニュー項目フォルダを追加します このフォルダには次の 2 つの項目があります Receiver Receiver -directory 自動インストール複数のシステムに RGS Receiver for Windows をインストールする場合は HP Remote Graphics User's Guide の Creating Unattended Installers を参照してください 2/14
RGS Receiver for Linux のインストール * RedHat Linux 環境での Remote Graphics のご利用は 日本 HP のサポート対象外となりますので予めご了承ください 以下の手順に従って インストールを開始します 1. root でログインします 2. HP Remote Graphics Software CD を挿入します CD が自動でマウントされない場合 手動でマウントします 3. CD のマウントポイント ( 通常は /mnt/cdrom) に移動し さらに lin32/receiver ディレクトリに移動します 4. 以下のコマンドを実行します./install.sh 注記 : remote audio がインストールされている場合に HP Remote Graphics Software が 対応する Sender から remote audio のサポートを受けるには 特定の remote audio サポートユーティリティを使用できることが必要です このソフトウェア (ALSA サウンドライブラリと JACK-Audio-Connection-Kit ライブラリがベース ) は install.sh スクリプトの一部として組み込まれ インストールされている必要があります インストールスクリプトでは HP または Red Hat Enterprise Linux ( リリース 4 以降 ) が提供する ALSA サウンドライブラリのセットがすでにプラットフォーム上に存在していることを前提としています JACK-Audio-Connection-Kit だけがインストール中にビルドされますが ALSA サウンドライブラリのサポートが必要です 注記 : hp_rgs_4_audiosupport.tar.gz に格納されているファイルは RPM パッケージの生成用にビルドして構成することができます 詳細は スクリプト rgs_audio_support を参照してください 3/14
5. Receiver が /opt/hpremote/rgreceiver にインストールされます Receiver を起動するには 以下のコマンドを実行します /opt/hpremote/rgreceiver/rgreceiver.sh Receiver を directory モードで起動するには 以下のコマンドを実行します /opt/hpremote/rgreceiver/rgreceiver.sh -directory 6. PATH 環境変数に /opt/hpremote/rgreceiver ディレクトリを追加します ( 任意 ) 7. Receiver のインストールを完了するには HP Remote Graphics User's Guide の Installing & Enabling Remote Audio を参照してください 4/14
RGS Receiver for HP-UX のインストール 以下の手順に従って インストールを開始します 1. root でログインします 2. HP Remote Graphics Software CD を挿入し CD をマウントします 3. CD のマウントポイント ( 通常は /mnt/cdrom) に移動し さらに hpux-pa/receiver ディレクトリに移動します 4. 以下のコマンドを実行します./install.sh 5. Receiver が /opt/hpremote/rgreceiver にインストールされます Receiver を起動するには 以下のコマンドを実行します /opt/hpremote/rgreceiver/rgreceiver.sh Receiver を directory モードで起動するには 以下のコマンドを実行します /opt/hpremote/rgreceiver/rgreceiver.sh -directory 6. PATH 環境変数に /opt/hpremote/rgreceiver ディレクトリを追加します ( 任意 ) 5/14
Sender のインストール RGS Sender for Windows RGS Sender for Linux RGS Sender for HP-UX は 以降に記述した各プラットフォーム用の手順に従えば 簡単にインストールできます 6/14
RGS Sender for Windows のインストール RGS Sender for Windows をインストールするには管理者権限を持つアカウントにログインし 以下の手順を実行します 1. CD-ROM ドライブに HP Remote Graphics Software CD を挿入し win32 sender ディレクトリに移動します 2. Setup.exe をダブルクリックするか選択して インストーラを起動します 3. 画面に表示される指示に従います 注記 : インストール中に Remote Graphics Diagnostic ツールが実行され 設定に共通の問題点 ( たとえば Windows XP ファイアウォールの設定 ゲストアカウントのセキュリティポリシー RDP の相互運用性 簡易ログイン設定 ) を検出します 潜在的な問題を検出したとき ツールは ウィンドウを表示するのみです インストール後はいつでも ツールを実行してインストールの問題点を調べられます 詳細は ユーティリティを参照してください 4. インストールが完了すると システムを再起動するよう求められます システムを再起動するか問われたら yes で答えてください Sender は Windows のサービスとしてインストールされます 機能のうちのいくつかを有効にするためにサービスであることが必要です ( たとえば Ctrl-Alt-Del キーを送信する機能 ロックした画面を見る機能などです ) さらに Sender をサービスとしてインストールすることで Microsoft Windows システムが再起動したときはいつでも自動的に Sender も起動されます 注記 : OpenGL アプリケーションを有効にする方法は HP Remote Graphics User's Guide の Enabling OpenGL Applications を参照してください 7/14
注記 : remote audio を有効にする方法は HP Remote Graphics User's Guide の Installing & Enabling Remote Audio を参照してください RGS Sender のインストールと Remote Desktop RGS Sender for Windows を Microsoft Remote Desktop を使用してインストールすることはサポートされていません 実行しようとしても インストールプロセスがエラーメッセージを出力し 停止します RGS Sender を HP Blade Workstation にインストールするには ( ブート BIOS から ) ilo リモートコンソールを Setup モードで使用してください 自動インストール複数のシステムに Windows RGS Sender をインストールする場合は HP Remote Graphics User's Guide の Creating Unattended Installers を参照してください 8/14
RGS Sender for Linux のインストール * RedHat Linux 環境での Remote Graphics のご利用は 日本 HP のサポート対象外となりますので予めご了承ください Linux Sender のインストール 1. root でログインします 2. HP Remote Graphics Software CD を挿入します CD が自動でマウントされない 場合 手動でマウントします 3. CD のマウントポイント ( 通常は /mnt/cdrom) に移動し さらに lin32/sender ディレクトリに移動します 4. 以下のコマンドを実行します./install.sh 5. Sender が /opt/hpremote/rgsender にインストールされます 6. X サーバ設定ファイルに "rge" 拡張を追加します XFree86 X サーバについては /etc/x11/xf86config /etc/x11/xf86config-4 または適切な XF86Config ファイルを編集してください X.Org X サーバでは xorg.conf ファイルを編集してください このファイルの Modules セクションに下記の行を追加してください Load "rge" 7. Module セクションは次のようになります Section "Module"... Load "rge"... EndSection 8. Sender は /opt/hpremote/rgsender にインストールされます XF86Config または xorg.conf ファイルが適切に修正されていれば システムまたは X サーバが再起動すると自動的に起動されます 9/14
9. Linux Sender は 認証のために PAM (Pluggable Authentication Module) を使用します IGNOME Desktop Manager または KDE Desktop Manager をご使用の場合は ファイル /etc/pam.d/gdm /etc/pam.d/kde /etc/pam.d/xdm に手作業で次の行を追加してください session optional pam_rg.so 10. その他のデスクトップマネージャ ( たとえば Enlightement) をご使用の場合は それが使用している PAM 設定ファイルに 同様の修正をしてください 詳細情報については Linux およびデスクトップマネージャのドキュメントを参照してください 11. PAM システムが カスタマイズされた PAM 認証モジュールを使用するよう設定されている場合は RGS Sender が使用する PAM モジュールを手作業で設定することが必要な場合があります PAM の設定については Linux のドキュメントを参照してください "libpam_custom.1" という名前のカスタム PAM モジュールをご使用の場合 RGS Sender が使用する PAM 認証モジュールを指定するために PAM 設定ファイル "/etc/pam.d/rgsender" の修正が必要な場合があります たとえば ファイル "/etc/pam.d/rgsender" に 次の情報を追加する必要があります auth optional /lib/security/pam_custom.1 12. RedHat Linux のデフォルト設定では /etc/hosts ファイルのループバックインタフェースに対してマシン名をバインドします RGS Sender は この設定では リモート接続ができません 次のように /etc/hosts ファイルを修正して マシン名を適切な IP アドレスにバインドします 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain 88.1.89.122 blade2 blade2.bigmoney.com 10/14
RGS Sender for HP-UX のインストール HP-UX Sender のインストール 1. root でログインします 2. HP Remote Graphics Software CD を挿入し CD をマウントします 3. CD のマウントポイント ( 通常は /mnt/cdrom) に移動し さらに hpux-pa/sender ディレクトリに移動します 4. 以下のコマンドを実行します./install.sh 5. Sender は /opt/hpremote/rgsender にインストールされ システムまたは X サーバが再起動すると自動的に起動されます 6. HP-UX Sender は 認証のために PAM (Pluggable Authentication Module) を使用します ファイル /etc/pam.conf に次の行を追加してください gdm session optional /usr/lib/security/libpam_rg.1 dtlogin session optional /usr/lib/security/libpam_rg.1 7. PAM システムが カスタマイズされた PAM 認証モジュールを使用するよう設定されている場合は RGS Sender が使用する PAM モジュールを手作業で設定することが必要な場合があります PAM の設定については 常に HP-UX のドキュメントを参照してください "libpam_custom.1" という名前のカスタム PAM モジュールをご使用の場合 RGS Sender が使用する PAM 認証モジュールを指定するために PAM 設定ファイル "/etc/pam.conf" の修正が必要な場合があります たとえば ファイル "/etc/pam.conf" に 次の情報を追加する必要があります rgsender auth optional /usr/lib/security/libpam_custom.1 11/14
注記 : システムには 2002 年 12 月版以降の X サーバパッチが必要です HP-UX 11.0 には X サーバパッチ PHSS_26637 ( またはそれ以降 ) が必要です HP-UX 11.11 には X サーバパッチ PHSS_26638 ( またはそれ以降 ) が必要です 適切な 3D OpenGL 操作のためには 2004 年 9 月版の OpenGL パッチ PHSS_30882 ( またはそれ以降 ) が必要です HP Remote Graphics Software は HP-UX 10.20 または HP-UX 11i V2 をサポートしていません PA-RISC 2.0 アーキテクチャのみをサポートしています 12/14
本書で取り扱っているコンピュータソフトウェアは機密情報であり 所持 使用および複製は HP の許諾を得る必要があります FAR 12.211 および 12.212 に合致して 商用コンピュータソフトウェア コンピュータソフトウェア文書類 および商用品目の技術データは ベンダの標準商用使用許諾条件に基づき 米国政府より使用許諾されます 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります Hewlett-Packard Company 製品およびサービスに対する保証については 当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています 本書のいかなる内容も 新たな保証を追加するものではありません 本書の内容につきましては万全を期しておりますが 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 省略に対して 責任を負いかねますのでご了承ください Microsoft および Windows は 米国における Microsoft Corporation の登録商標です Linux は Linus Torvalds 氏の登録商標です 50% 以上の再生紙 ( 古紙配合率 10% 以上 ) にて印刷 2004-2007 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printed in the US www.hp.com 379255-296