商仕様書 1 1. 形式 定 格 定格入力電圧定格周波数定格消費電力 AC 100 V ~ AC 242 V 50 Hz/60 Hz 30 W 型式認可号 対象外につき不要 出力信号形式 定格出力信号電圧定格出力信号電流 ±24 V 500 ma 信号伝送距離 最遠配線長配線総長 500 m 1500 m (1.2 mm 2, φ1.2 の配線にて ) 信号配線方式 2 線無極性配線方式 信号伝送方式 伝送発信周波数 誤り検定方式 信号形態 負荷制御回路数 グループ数パターン数 割り込み式時分割多重伝送方式 10 khz ± 1 khz 奇数パリティチェック サムチェック スタート信号チャンネル信号負荷制御信号監視信号エンド信号 個別アドレス 256 回路 (64 ch 4 回路 =256 回路 ) 調光アドレス 16 回路 回路対象回路対象 127 グループ 72 パターン 2. 保証質 2-1 形状及び材料 (AC100V~242V) 商仕様図による 1
商仕様書 2-2 保証質試験場所は常温 (0 ~ 35 ) 常湿 ( 相対湿度 45 % ~5 %) 2 動作電圧範囲 消費電力 AC 90 V~AC 266.2 V 30 W 以下 温度上昇外郭部 30 以下 絶縁抵抗充電部 - 非充電金属部間 100 MΩ 以上 耐電圧充電部 - 非充電金属部間 144 V/1 分間 端子強度 1.2 N m 以上 3. 環境条件 使用周囲温度範囲 -10 ~ +50 4. 使用条件 4-1 接地本体のアース端子には D 種 ( 第 3 種 ) 接地工事 (100 Ω 以下 ) を必ず施してください 4-2 使用場所 1) 屋内にて使用してください 2) 高温 多湿の場所に設置しないでください 3) 15 A 以上の電流が流れる配線からは 10 cm以上離してください 4-3 T/U スイッチ接続条件 T/U スイッチの信号消費電流の合計は 500 ma を越えないようにしてください
商仕様書 3 5. 機能概要 対象回路 制御概要 個別回路 ( 個別アドレス ) ON/OFF 制御遅れ消灯制御一時点灯制御調光 UP/DOWN 制御 256 回路 (64 ch 4) 個別回路 ( 調光アドレス ) 1 ON/OFF 制御遅れ消灯制御一時点灯制御調光 UP/DOWN 制御 16 回路 制御 パターン回路 対象回路数 : 個別 256 + 調光 16 各回路を ON OFF 遅れ消灯 一時点灯に設定可調光回路は調光レベルも設定フェード時間設定可 2 72 パターン グループ回路 ON/OFF 制御遅れ消灯制御一時点灯制御調光 UP/DOWN 制御 2 対象回路数 : 個別 256+ 調光 16 各回路を ON 遅れ消灯 一時点灯に設定可 127 グループ 監視 個別回路 パターン回路 グループ回路 機器の状態 (ON/OFF タイマ状態 ) を LED により表示調光回路は調光レベルも表示 あらかじめ設定されているパターン状態になれば LED により表示 グループ内の機器の状態 (ON/OFF タイマ状態 ) を LED により表示 1: 調光アト レス 16 回路にはパターンフェード 及びグループ調光が働きませんので 調光アト レスの使用はお勧めしません 2: 調光アト レス 16 回路には働きません
商仕様書 4 6. 機能 (1)-1 個別回路の制御 ( 個別アドレスの場合 ) 個別アドレスのスイッチを操作することにより T/U 付 6A リレーユニット リレー制御用 T/U 又は T/U 付調光ユニットを介して 各回路を個別に ON OFF 遅れ消灯 一時点灯 又は調光 UP/DOWN 制御することができます 又 無電圧接点入力により接点入力 T/U を介し ON OFF 調光 UP/DOWN 制御することができます 入力負荷動作遅れ消灯 一時点灯時間 標準 (ON/OFF) スイッチ遅れ消灯スイッチ一時点灯スイッチ調光 (UP/DOWN) スイッチ接点入力 T/U(ON/OFF) 接点入力 T/U(UP/DOWN) Push ON Push OFF Push ON Push 消し遅れ Push 一時点灯 Push OFF 操作中 UP 又は DOWN 接点 ON で ON 接点 OFF で OFF 入力中 UP 又は DOWN 30 秒 /1 分 /5 分 30 秒 /1 分 /5 分 /1 時間 /2 時間 調光 (UP/DOWN) は UP スイッチ及び DOWN スイッチを押し続けている間 照度が変化します * 調光を行うには T/U 付調光ユニット (WRT4345,WRT434,WRT43415,WRT4241K,WRT4242) が必要です (1)-2 個別回路の制御 ( 調光アドレスの場合 ) 調光アドレスのスイッチを操作することにより T/U 付調光ユニットを介して 各回路を個別に ON OFF 遅れ消灯 一時点灯 又は調光 UP/DOWN 制御することができます 又 無電圧接点入力により 接点入力 T/U を介し ON OFF することができます スイッチ及び接点入力時の回路の動作と 遅れ消灯 一時点灯の時間は個別アドレスの場合と同じです 調光 (UP/DOWN) は UP スイッチ及び DOWN スイッチを押し続けている間 照度が変化します (2) パターン回路の制御 パターンアドレスのスイッチを操作することにより 回路 ( 個別 256+ 調光 16) を対象としてパターン制御ができます 又 無電圧接点入力により 接点入力 T/U を介し パターン制御することができます 最大 72 パターンの設定が可能です パターンには各回路を ON OFF 遅れ消灯 一時点灯 エリア外に設定でき 調光回路の場合は調光レベルも設定します 遅れ消灯 一時点灯は 1 パターンあたり 回路まで設定できます パターン操作はあらかじめ設定されている状態に制御します 連続して操作しても同一モードにしかなりません (LED の表示は反転しません ) 各パターンにフェード時間を設定することができます ( 0 秒 3 秒 6 秒 1 分 ) パターン操作時は個別アドレスの調光回路のみフェードが働きます ( 調光アドレスの調光回路は パターンフェードは働きません )
商仕様書 5 (3) グループ回路の制御 グループアドレスのスイッチを操作することにより グループ設定した個別回路をまとめて ON OFF 遅れ消灯 一時点灯 又は調光 UP/DOWN 制御することができます 又 無電圧接点入力により 接点入力 T/U を介し ON OFF 調光 UP/DOWN 制御することができます 調光 UP/DOWN は個別アドレスの調光回路のみ働きます 調光アドレスの調光回路は グループ調光は働きません スイッチ及び接点入力時の回路の動作と 遅れ消灯 一時点灯の時間は個別回路制御の場合と同じです 最大 127 グループの設定が可能です グループには各回路を ON 遅れ消灯 一時点灯 エリア外に設定できます 遅れ消灯 一時点灯は 1 グループにつき 回路まで設定できます (4) 個別回路の監視 個別アドレスのスイッチの LED に リレーの状態 (ON OFF) 及び タイマ動作中かどうかを表示します ON 時 赤点灯 タイマ時 赤緑点灯 OFF 時 緑点灯調光回路の場合は さらに調光レベルも表示します (5) パターン回路の監視 パターンアドレスのスイッチの LED に 各個別回路の状態があらかじめ設定されているデータと一致しているかどうかを表示します 一致時 赤点灯 不一致時 緑点灯 (6) グループ回路の監視 グループアドレスのスイッチの LED に グループに設定されている負荷の状態を表示します 1 回路以上 ON 時 赤点灯 タイマ時 赤緑点灯 負荷 OFF 時 緑点灯 (7) 多ヶ所操作 監視 各スイッチは 同一チャンネルに設定することにより 多ヶ所にて操作 監視することができます 7. 信号線異常監視 信号線が短絡されると 伝送ユニットの LED により短絡を表示します 短絡が復帰すると LED が消え 再度信号が自動的に送出されます. 復電処理 停電復旧 ( 復電 ) の時 リレーは停電直前の状態で復旧します 但し 停電中に手動でリモコンリレーを作動させた時は 手動で作動させた状態で復旧します 調光回路は 停電前の調光レベルとほぼ同等のレベル復旧します
商仕様書 6 9. 注意事項 1) パターン操作時 リレーは 4 回路単位 (T/U の負荷 1 2 3 4 は 同時に動作します ) で 15 ms 間隔で順次動作していきますので 起動から安定まで 15 ms を越えたモーター負荷などの電源容量にはご注意してください 2) スイッチに対応するチャンネルの T/U がない場合は スイッチの赤 緑 LED とも点灯しません 3) スイッチに対応するチャンネルの T/U のリモコンリレーが接続していない場合は スイッチは OFF 表示 ( 緑の LED が点灯 ) となります 4) 多重伝送用信号線には フル 2 線式リモコン専用器具以外は接続しないでください 5) 屋外に信号線を配線する場合は 雷等の影響をさける為 金属管で工事を行ってください 6) 伝送ユニットの電源を入れた時は 個別スイッチ パターンスイッチ グループスイッチとも 表示が回路の状態と一致するまで約 60 秒かかります この間スイッチの操作は可能です 信号線の配線が短絡し復帰した場合も同様です 7) リモコントランスの電源 (AC 24 V) が切れている場合 スイッチは OFF 表示となります ) パターン設定中に伝送ユニットの電源が切断されれば 設定中のパターンは記憶されません 電源復帰後再度設定し直してください 9) パターン設定時 リレー制御用 T/U にリモコンリレーを接続していない所は エリア外に設定してください 10) 配線路のメガテストは機器の電源側の電線をはずして行ってください 信号線には メガテストをしないでください 11) 無停電電源装置を使用する場合は 正弦波出力のものをお使いください 正弦波以外の電源を投入すると 内蔵のトランスが破損する可能性があります 12) スイッチと接点入力 /U を同一チャンネルに設定して使用する場合 スイッチ操作によるリレー動作中には接点入力 T/U からの入力は受け付けません 又 WRT3224K 及び WRT3211 以外の接点入力 T/U を使用する場合 同一チャンネルの接点入力に 0 を越え 0.2 秒以内の間で連続入力された時 不動作になることがあります 13) 設定の伝送中は操作しても ON/OFF 動作しない場合 又は数秒遅れて ON/OFF 動作する場合があります 14)WR3931( 信号ラインモニタ T/U) WRT2570( 停電時制御ユニット ) は 本伝送ユニットには使用できません
商仕様書 7 15) 個別アドレスの調光 T/U は最大 256 回路まで接続できますが 回路数が多くなるとパターン制御やグループ制御に時間がかかりますので 64 回路程度までで使用されることをお勧めします 16) リレー制御用 T/U 使用時 リモコントランスの電源を ON したまま 伝送ユニット ( 増幅器 ) の電源を投入したとき 稀にリモコンリレーが ON/OFF 動作することがあります 17) フル 2 線式リモコンシステムに使用しております電子部には寿命があり 使用条件により異なりますが 年が目安です 特に伝送ユニットが寿命に至った場合はシステム体が動作しなくなる可能性があります パターン グループのデータは 伝送ユニットが寿命でお取り替え頂いても問題無く復旧できるように 記録をお取り頂くようお願い致します 10. 安確保のための使用上及び設計上の禁止事項 下記の項目を満足されていない場合のトラブルに関しては責任を負いかねます 10-1 商のご使用に際しては 以下の点を遵守ください 1) 本商は 主として照明制御用として開発した商です 従いまして セキュリティ用途 ( 防犯 防災 その他人命に関わる用途 ) へのご使用は お避けください また 使用用途が一般照明制御以外で安性が求められる場合は システムとして 冗長性を設け 単一故障では不安にならない様に図ってください 保護装置 保護回路等を設け システムとしての安性を図ってください この商をシステムとして組み込まれた盤等にも安確保のため 上記事項を必ず明記下さい 10-2 施工上の禁止事項 1) 端子ねじは 0.5 N m ~ 1.0 N m のトルクでしっかり締めてください 締付が弱いと誤動作 不動作または 発熱し 発火する恐れがあります 2) 屋外及び 水のかかる場所には 施工しないでください 誤動作 不動作または 発熱し 発火する恐れがあります 3) 定格電圧でご使用ください 定格電圧以上で使用すると 発熱し発火する恐れがあります 4) 適用電線以外は絶対使用しないでください また 異種の電線 (1 つの端子での単線とより線の組合せ及び 異径電線の組合せ等 ) を接続しないでください 誤って使用しますと 発熱したり接続不良を起こす原因になります 5) 本商の施工は必ず本仕様書の記載内容 (4. 使用条件 ) をお守りください 誤った施工をされますと本商の動作不良 端子部の異常発熱 発火等の恐れがあります 6) 伝送ユニット 増幅器 ワイヤレス中継ユニットの結線に関して 下記の結線はお避けください 器具の破損の原因になります 複数の伝送ユニットからの信号線どうしの結線 伝送ユニットからの信号線と増幅器からの出力信号線との結線 伝送ユニットからの信号線とワイヤレス中継ユニットからのワイヤレス信号線との結線
11. 質保証について 商仕様書 11-1 保証期間 本の質保証期間は商のお買上げ日 ( お引き渡し日 ) より 1 年間です 11-2 保証内容 本仕様書 取扱説明書 本体ラベル等の注意書に従った使用状態で保証期間内に故障した場合には 無料修理をさせていただきます 11-3 保証の免責事項 保証期間内でも次の場合には原則として有料にさせていただきます 1) 使用上の誤り及び不当な修理や造による故障及び損傷 2) お買上げ後の取付け場所の移設 運送 落下などによる故障及び損傷 3) 火災 地震 水害 落雷 その他天災地変及び 公害 塩害 ガス害 ( 硫化ガスなど ) 異常電圧 指定以外の使用電源 ( 電圧 周波数 ) などによる故障及び損傷 4) 車両 船舶等に搭載された場合に生ずる故障及び損傷 5) 施工上の不備に起因する故障や不具合 6) 法令 本仕様書 取扱説明書で要求される保守点検を行わないことによる故障及び損傷