熱可塑性樹脂 ポリプロピレンポリエチレンポリスチレン PET( ポリエステル ) 塩化ビニル樹脂 ABS 樹脂ポリカーボネートナイロン ( ポリアミド ) ポリプロピレンはプラスチックの仲間だよ 熱硬化性樹脂 フェノール樹脂メラミン樹脂エポキシ樹脂
プラスチックの種類別 用途別生産比率 その他熱可塑性樹脂, 9.9% 熱硬化性樹脂, 8.4% その他樹脂, 2.5% ポリエチレン, 24.0% 発泡製品 4.3% 日用品 雑貨 5.2% 建材 4.9% 板 2.0% その他 3.9% ポリカーボネート, 2.8% ABS 樹脂, 3.6% パイプ 6.9% フィルム シート 46.9% PET 樹脂, 3.8% 251 万トン 機械器具 部品 11.5% ポリスチレン, 7.0% ポリプロピレン, 22.6% 容器 14.4% 塩化ビニル樹脂, 15.4% たくさん使われているんだね 日本のプラスチック生産量の約 23% がポリプロピレン 出典 : 日本プラスチック工業連盟集計値 (2017 年 )
原油からプラスチックまでの流れ 主なプラスチック プロピレン ポリプロピレン 原油 キュメン アクリロニトリル フェノール アセトン エチレン ポリエチレン 塩素 ナフサ ベンゼン 塩化ビニルモノマー 塩化ビニル樹脂 ガソリン 灯油 軽油 重油等 パラキシレン エチルベンゼン エチレンオキサイド スチレンモノマーエチレングリコール高純度テレフタル酸 ポリスチレン PET 樹脂 ビスフェノール A ポリカーボネート ブタジエン ABS 樹脂 その他石油化学原料 ポリプロピレンは 原油から作られるプラスチックの中でも 比較的シンプルな製造工程で生産されているよ 出典 : 石油化学工業協会 石油化学工業の現状 (2009 年 ) より編集プラスチックの原料は主要なものを表す
ナフサプロピレンポリプロピレン 分解 重合 ポリプロピレンの化学構造 ナフサを分解してできたプロピレンを高い温度 圧力で重合するとポリプロピレンができるんだよ ポリプロピレンの重合プラント C: 炭素 H: 水素 ポリプロピレンのペレット 炭素と水素からできているよ 工場から出てくるときはつぶ状になっているよ
金属や陶磁器などの材料よりはるかに軽量です プラスチックの中でも最も密度が低い部類に属し 軽くて丈夫な製品を作ることができます 軽くて丈夫 外観が美しい 透明性や光沢を出すことができ 着色も容易なので 明るく美しい製品を作ることができます 比較的低い温度で溶融し 複雑な形でも効率的に成形 加工することができます 成形加工しやすい さびや腐食に強い 酸やアルカリなどの薬品や油に強く さびたり腐ったりすることがありません 化学製品の中でも原料や製造工程が比較的シンプルで 大量生産できます 大量生産可能 複合化しやすい 絶縁性に優れる 断熱性が高い 熱を伝えにくく 特に発泡材料は断熱材として優れた性能を発揮します 他の素材と複合化しやすく さまざまな物性を出すことができます 電気を通さないので 絶縁材料や電気 電子製品の部品に使用可能です いろいろ生活の役に立つ性質があるんだね
自動車 ( バンパー 計器パネル 内装 ) 食品包装 ( 菓子包装 トレイ 飲料カップ ボトルキャップ ) 家電製品 ( 洗濯機 冷蔵庫 AV 機器 ) 家庭用雑貨 ( 衣装ケース 台所 バス トイレ用品 文具 玩具 ) ヨーグルト ゼリー プリン Cafe au lait Coffee 医療器具 ( 注射器 輸液バッグ ) マーガリンソフト SUPER ECO SHAMPOO いろいろなものに使われているね その他 ( 工業材料 繊維 建材等 ) WATER 茶
単位体積当り CO2 排出量,t-CO2/m3 生産 加工時の消費エネルギー (CO 2 排出量 ) が低い 丈夫で薄肉化も容易 ( 製造 輸送 使用時の CO 2 排出を削減 ) ポリプロピレンの生産工程はシンプルで 生産時のエネルギー消費量 (CO 2 排出量 ) を比較的低く生産できます 更に 成形加工も容易で 加工段階のエネルギー消費量も低く ライフサイクルを通じて環境に優位な材料です 100 各種素材の CO 2 排出量比較 作るときから省エネなんだね ポリプロピレンは丈夫で加工性に優れるため 薄肉化が容易です 同等の製品を作るために必要な材料が少なくて済み 軽量化も図れることから 包装資材 物流資材 自動車などの用途で使用され 製造や輸送時のCO 2 削減に貢献しています ドリンク容器の軽量化による CO 2 排出量削減の例 10 軽くて運びやすいって ぼくたちにも地球にもやさしいよね 1 ポリプロピレン ポリ高エ密チ度レン ポリ低エ密チ度レン ポリスチレン 素材 塩化ビニル樹脂 P ボ E ト T 樹ル用脂 鉄 アルミ 出典 : フ ラスチック循環利用協会報告 ( フ ラスチック ) および化学経済研究所報告 ( フ ラスチック以外 ) より日本ポリプロ推定 出典 : 日本ポリプロ推定値
日本ポリプロは 国内トップクラスのポリプロピレンメーカーで 国内総生産量の約 1/3 を生産しています 本社 日本国内の PP 生産能力 (2017 年 12 月末 ) 国内に 4 工場 7 系列の生産プラント ( 合計能力 87.1 万トン / 年 ) と技術センターを持っています いろいろな場所に工場があるんだね 出典 : 経産省調査による
発熱量,kcal/kg リサイクルできます ポリプロピレンは 分別回収 再加工がしやすく 日用雑貨 園芸用品など さまざまな用途にリサイクルが可能です 特に自動車や家電製品の分野においては 積極的なリサイクルの取組みが行われています クリーンな材料です ポリプロピレンの分子は 炭素と水素だけからできており 完全燃焼させれば二酸化炭素と水しか発生しません 燃料としても安全だし 石油をそのまま燃やすよりムダなく利用できるね ポリプロピレンは燃焼した時の発生熱量が石油と同様に高く 良質なエネルギー源としても利用できます すなわち 貴重な石油資源を一旦材料として利用した後 その廃棄物を熱エネルギー源として再度利用 ( サーマルリサイクル ) できるので ムダがありません 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 焼却廃棄時の燃焼エネルギーを有効活用できます 0 発熱量の比較 石炭 石油 天然ガス ポリプロピレン P E T 樹脂 紙くず 木材 出典 : ( 社 ) フ ラスチック循環利用協会調査研究報告書
環境配慮型製品の提案 お客様と共に 常に環境のことを考えた製品開発を行い 環境にやさしい製品を提案しています 自動車材料のポリプロピレン複合材料化 日本ポリプロは ガラス長繊維強化 PP(FUNCSTER TM ) を始めとした PP 複合材料を開発しております これらの材料を自動車の構造部材や機能部品に使用することにより 車体の軽量化が可能となり 燃費向上に貢献しています ドアモジュールバンパーフェンダー 新規高溶融張力 PP(WAYMAX TM ) とその応用 日本ポリプロは 発泡などに適した高溶融張力 PP(WAYMAX TM ) を新たに上市しました 汎用品に比べ 緻密で均一な気泡の生成が可能です 例えば 電子レンジで使える軽量かつ耐熱性に優れる食品容器など ポリプロピレンの良さを生かした用途提案を通じ 従来以上に環境負荷低減に貢献してまいります 電子レンジで使えるお弁当箱も軽くなるよ ほかにもいろいろ使えそうだね WAYMAX 発泡シート断面 ( 発泡倍率 =3.0 倍 ) 汎用 PP 発泡シート断面 ( 発泡倍率 1.8 倍 )
エネルギー原単位 (GJ/ton-PP) 省エネ生産技術への転換 製造エネルギー原単位の改善 11 ( 社 ) 日本化学工業協会が 1990 年に策定した業界自主目標 (2012 年に 1990 年比 87% 以下 ) を大きく上回るエネルギー原単位削減率を達成しました それ以降も更なる省エネを目指して技術改良 運転改善に取り組んでおり パリ協定の動向も考慮して 製造エネルギー原単位を 2030 年度には対 2013 年度比で 15% 改善することを日本ポリプロの目標に設定しております 対 90 年比約 40% の省エネを達成 最新気相法プロセス JPP ホライゾン 技術 日本ポリプロが開発した最新技術である気相法プロセス ( JPP ホライゾン 技術 ) は 製造エネルギー効率の改善に大きく貢献しています 2009 年に鹿島工場に年産 30 万トンの大型プラントが稼動しておりますが 更に 2019 年の稼働を目指し 五井工場に年産 15 万トンの新プラント建設を進めています 最新の生産技術だね 10 9 エネルギー原単位 8 7 6 5 4 3 '90 '00'01'02'03'04'05'06'07'08'09'10'11'12'13'14'15'16'17 年度
グリーン物流の推進 船やバルクコンテナ輸送の拡大により CO 2 の排出量削減に取り組んでいます 輸送方法変更によるCO 2 削減効果比較 <モテ ル輸送距離 300km> 輸送方法 CO 2 排出量 CO 2 削減 % (gco 2 /kgpp) 1トラック輸送 (4トン車) 52 ( ベース ) 2トラック輸送 (10トン車) 28 ( 46%) 3ハ ルクコンテナ輸送 (17トン車) 20 ( 62%) 4 船輸送 13 ( 75%) 5JR 貨物輸送 10 ( 80%) いちどにたくさん運んだほうが省エネになるね バルクコンテナ輸送 JR 貨物輸送 船輸送 輸送時のエネルギー原単位削減実績バルクコンテナ輸送拡大実績船輸送拡大実績
リサイクルの推進 物流包装資材のリサイクルに取り組んでいます 製品包装に使用 お客様 パレットフレコン回収システムを活用 1 使用できなくなったパレットのリサイクル破損し使用できなくなったパレットは 一度粉砕して原料として再利用し 再生パレットに加工しています リサイクル 日本ポリプロ ハ レットフレコン回収システムを 活用包装資材のリサイクル 破損パレット 粉砕品 再生パレット 包材メーカー パレットメーカーフィルム加工メーカー まだ使えるものは再利用したほうが 環境にやさしいね 再生メーカー リサイクル これもポリプロピレンでできているよ 2 バルクコンテナ内袋のリサイクル使用済みのバルク内袋を破砕し 防塵カバー原料として再利用しています 内袋取り出し リサイクル バルクコンテナ バルク内袋 フレコン防塵カバー
日本ポリプロのミッション 世界トップレベルの技術で お客様と共に新たな価値を創造する お問い合わせ先 100-8251 東京都千代田区丸の内 1-1-1 ハ レスヒ ル日本ポリプロ株式会社 TEL:03-6748-7190( 代 ) 日本ポリプロ HP http://www.pochem.co.jp/jpp