Daqstation DX1000/DX1000N/DX2000 EtherNet/IP通信インタフェースユーザーズマニュアル

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Transcription:

User s Manual DX1000/DX1000N/DX2000 EtherNet/IP 通信インタフェースユーザーズマニュアル 2 版

はじめに このたびは Daqstation DX1000 DX1000N または DX2000( 以下 DX と呼びます ) をお買い上げいただきましてありがとうございます このマニュアルは DX の EtherNet/IP 通信機能の使い方について説明したものです 他のユーザーズマニュアル (IM04L41B01-01 IM04L42B01-01 および IM04L41B01-17) とともにご使用ください ご注意 本書の内容は 性能 機能の向上などにより将来予告なしに変更することがあります 本書の内容に関しては万全を期していますが 万一ご不審の点や誤りなどお気づきのことがありましたら お手数ですが 当社支社 支店 営業所までご連絡ください 本書の内容の全部または一部を無断で転載 複製することは禁止されています 本製品の TCP/IP ソフトウエアおよび TCP/IP ソフトウエアに関するドキュメントは カリフォルニア大学からライセンスを受けた BSD Networking Software, Release 1 をもとに当社で開発 / 作成したものです 商標 vigilantplant DAQSTATION Daqstation および DXAdvanced は 当社の登録商標です Microsoft および Windows は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Adobe および Acrobat は Adobe Systems Incorporated( アドビシステムズ社 ) の登録商標または商標です Kerberos は Massachusetts Institute of Technology (MIT) の商標です 本書に記載している製品名および会社名は 各社の登録商標または商標です 本書では各社の登録商標または商標に および マークを表示していません 履歴 2008 年 11 月初版発行 2010 年 3 月 2 版発行 2nd Edition: March 2010 (YK) All Right Reserved, Copyright 2008, Yokogawa Electric Corporation

このマニュアルで使用している記号 単位 k: 1000 の意味です 使用例 5kg 100kHz K: 1024 の意味です 使用例 640K バイト 注記この取扱説明書では 注記を以下のようなシンボルで区別しています 本機器で使用しているシンボルマークで 体および本機器に があることを示すとともに その内容についてユーザーズマニュアルを参照する必要があることを示します ユーザーズマニュアルでは その参照ページに目印として 告 注意 の用 といっし に使用しています 取り扱いを誤った場合に 使用 が または重 を う があるときに その を けるための注意 項が記載されています Note 取り扱いを誤った場合に 使用 が を うか または物的 のみが発 する があるときに それを けるための注意 項が記載されています 本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています 表示文字 [ ] でくくった英数字は おもに画面に表示される文字や数値を示します 印は本体キー操作とメニュー選択手順を示します

説明方法 このマニュアルでは DX と Rockwell Automation 社の Allen-Bradley ブランドの Programmable Logic Controller (PLC) を通信接続することを想定して説明しています そのための基本的な項目について説明しています Rockwell Automation 社の製品の操作方法についてはそれぞれの取扱説明書をご覧ください このマニュアルは Allen-Bradley の PLC と EtherNet/IP を使用したことのある方を対象に書かれています このマニュアルでは DX1000 の画面を使用しています DX2000 の画面も表示内容は変わりません

目次 はじめに...1 このマニュアルで使用している記号...2 説明方法...3 機能の紹介... 5 EtherNet/IP...5 DX でできること...6 DX の設定...6 DX へのアクセス...6 ネットワークへの接続... 7 ケーブルの接続...7 DX の設定...7 その他...7 PLC の準備... 8 EDS ファイル...8 システムの構築...8 Explicit メッセージ... 9 PLC 側のシステム構築...9 DX のデータ...12 I/O メッセージ...13 PLC 側のシステム構築...13 DX のデータ...13 通信について考慮していただきたいこと...14 通信周期について...14 存在しないデータへのアクセス...14 DX のデータ型とコマンドで指定されるデータ型が異なる場合...14 PROFIBUS-DP( 付加仕様 /CP1) 付きの製品の場合...15 仕様...16 RSLogix 5000 を使用した Explicit メッセージの例...17 RSLogix 5000 を使用した I/O メッセージの例...19 索引...20

機能の紹介 EtherNet/IP EtherNet/IP は Common Industrial Protocol (CIP) をイーサネット上で実装したプロトコルです イーサネットを使用することにより 分散配置された制御機器間で高速 定周期に大量の制御 監視データの交換ができます EtherNet/IP をサポートする機器が多数のベンダーから提供されています 中でも Rockwell Automation 社の Allen-Bradley ブランドの PLC とリモート I/O が広く使われています 当社の DX は EtherNet/IP サーバ機能を搭載することにより これらの PLC との通信をサポートしています 構成機器 Scanner(Client) EtherNet/IP でリクエストを開始する機器です PLC や PC です DX に対し Allen- Bradley の PLC-2 PLC-5 SLC 500 MicroLogix CompactLogix ControlLogix などの PLC は Scanner(Client) です Adapter(Server) Scanner(Client) がアクセスしてデータの読み込みや書き込みを行うリモート I/O 機器です DX は Adapter(Server) です コンフィグレーションツールシステムを構築するためのツールです コンフィグレーションソフトウエアをインストールした PC またはソフトウエアそのものです Rockwell Automation 社の RSLogix500 RSLogix5000 と 通信ドライバソフトウエア RSLinx などがコンフィグレーションツールにあたります Scanner (Client) コンフ グ ー ン ール EtherNet/IP イーサネッ Adapter (Ser er) ー I/O DX Note EtherNet/IP の詳細については Open DeviceNet Vender Association (ODVA) が発行している情報を参照してください

機能の紹介 DX でできること DX は以下の機能を提供します Adapter(Server) として EtherNet/IP のネットワークに参加できます Allen-Bradley の MicroLogix CompactLogix ControlLogix SLC 500 PLC-5 PLC-2 などの新旧の PLC と通信できます Explicit メッセージ I/O メッセージの両方をサポートします PLC が DX の内部データにアクセスできます データアクセス測定チャネルデータ読み込み演算チャネル *1 データ読み込み通信入力データ *1*2 読み込み / 書き込み拡張チャネルデータ *3 読み込み / 書き込み *1 付加仕様 (/M1 /PM1) です *2 通信入力データは演算チャネルの演算式に記述することにより DX で表示することができます *3 DX2000 のみの機能です 付加仕様 (/MC1) です 下記は使用例です ネットワーク上の機器のデータを PLC が DX に記録させることができます DX で測定したデータを PLC が取得できます DX の設定 DX へのアクセス 以下の設定を行うと DX 側は準備完了です IP アドレスなど イーサネットに接続するための設定 EtherNet/IP サーバ機能を有効にする DX はイーサネット上では パッシブな機器です DX がリクエストを開始することはできません PLC が DX に対してリクエストを開始します リクエストは メッセージ と呼ばれます メッセージには Explicit メッセージと I/O メッセージ (Implicit メッセージ ) があります Explicit メッセージは制御ロジックに組み込まれ 必要なときだけ DX にアクセスしてデータを伝送する場合に使用されます I/O メッセージはあらかじめ指定された DX のデータを周期的に伝送するためのものです DX は EtherNet/IP に対応していない Allen-Bradley の旧型の PLC との通信もサポートしています Programmable Controller Communication Command (PCCC) をサポートしている PLC とは ゲートウェイによって PCCC を EtherNet/IP に変換することにより 通信できます PCCC は DF1 通信とも呼ばれるシリアル通信です DX は PCCC リクエストがカプセル化された EtherNet/IP をサポートしています カプセル化された PCCC をサポートしている PLC とも通信できます

ネットワークへの接続 ケーブルの接続 DX の背面のイーサネットポートにイーサネットケーブルを接続します イーサネッ ー ル FCC 外のプ を使 た ーサネット ー ルを接続しないでください の になります DX の設定 IP アドレス ホスト情報 DNS などの設定通信インタフェースユーザーズマニュアル (IM04L41B01-17) の 1.3 節をご覧ください EtherNet/IP サーバの設定 MENU キー ( 設定モードへ ) > FUNC キー 3 秒押し ( 基本設定モードへ ) > [ 設定メ ニュー ] タブ > [ 通信 ( イーサネット )] > [ サーバ機能 ] > [ サーバ設定 ] サーバ機能 [EtherNet/IP] を [ 有 ] に設定します Note EtheNet/IP サーバの設定は DX のネットワーク情報画面で確認できます ネットワーク情報画面は FUNC キー >ネットワーク情報ソフトキーの操作で表示できます その他 DX が基本設定モードになっているときは 通信はできますが 入出力データは無効です

PLC の準備 EDS ファイル インストールネットワークに DX を参加させるためには 最初に コンフィグレーションツールに DX のデバイスプロァイル (EDS ファイル Electronic Data Sheet) をインストールすることが必要です PLC は EDS ファイルの情報をもとに DX と通信します インストールは RSLinx の EDS Hardware Installation Tool で行います コンフィグレーションツールの使用方法については コンフィグレーションツールの取扱説明書をご覧ください コンフ グ ー ン ール Scanner (Client) PLC ード / イ メッセージ EtherNet/IP イーサネッ EDS ファイル Adapter (Ser er) DX EDS ファイルの入手方法当社のホームページから入手してください URL:www.yokogawa.co.jp/ns/dxadv/ システムの構築 コンフィグレーションツールで通信の内容を設定します RSLinx RSLogix500 または RSLogix5000 などで EXplicit メッセージや I/O メッセージを作成し PLC にダウンロードして実行します コンフィグレーションツールと PLC の使用方法については それぞれの取扱説明書をご覧ください

Explicit メッセージ Explicit メッセージは ポイントツーポイント リクエスト / レスポンス型の通信です PLC 側のシステム構築コンフィグレーションツールを使用して Explicit メッセージを MSG 命令として制御ロ ジック内に記述します MSG 命令には 対象機器 対象レジスタ 読み込み / 書き込みなどすべての情報を設定します 作成した制御ロジックを PLC にダウンロードして実行します DX では 1 回の MSG 命令でアクセスするデータ数を 100 以下としてください PLC-2 PLC-5 SLC の場合 コマンド MSG 命令を作成するとき コマンドを指定します DX は以下のコマンドをサポートします 対象 PLC コマンド名 PLC-2 PLC2 Unprotected Read/Write PLC-5 PLC5 Word Range Read/Write PLC5 Typed Read/Write SLC SLC Typed Read/Write アクセスするデータの指定 DX 内のどのデータにアクセスするかを指定します PLC-2 PLC-5 SLC の場合 アクセスするデータを ファイル という単位で管理しています 拡張チャネルでは 読み込み用と書き込み用のアクセス先が別になっています コマンド :PLC2 Unprotected Read/Write の場合 アクセスするデータ ファイルナンバー 種類 番号 データ型 :INT16 測定チャネル 1 1000 2 1001 47 1046 48 1047 演算チャネル 101 2000 102 2001 159 2058 160 2059 通信入力データ C01 3000 C02 3001 C59 3058 C60 3059 拡張チャネル 201 4000 ( 書き込み用 ) 202 4001 439 4238 440 4239 拡張チャネル 201 4500 ( 読み込み用 ) 202 4501 439 4738 440 4739 は番号順のデータがあることを示します

Explicit メッセージ コマンド :PLC5 Word Range Read/Write PLC5 Typed Read/Write SLC Typed Read/Write の場合 アクセスするデータ ファイルナンバー 種類 番号 データ型 INT16 データ型 INT32 データ型 FLOAT 測定チャネル 1 N10:00 L10:00 F10:00 2 N10:01 L10:01 F10:01 47 N10:46 L10:46 F10:46 48 N10:47 L10:47 F10:47 演算チャネル 101 N20:00 L20:00 F20:00 102 N20:01 L20:01 F20:01 159 N20:58 L20:58 F20:58 160 N20:59 L20:59 F20:59 通信入力データ C01 N30:00 L30:00 F30:00 C02 N30:01 L30:01 F30:01 C59 N30:58 L30:58 F30:58 C60 N30:59 L30:59 F30:59 拡張チャネル ( 書き込み用 ) 拡張チャネル ( 読み込み用 ) 201 N40:00 L40:00 F40:00 202 N40:01 L40:01 F40:01 439 N42:38 L42:38 F42:38 440 N42:39 L42:39 F42:39 201 N45:00 L45:00 F45:00 202 N45:01 L45:01 F45:01 439 N47:38 L47:38 F47:38 440 N47:39 L47:39 F47:39 たとえば N10:0(N = INT16 ファイルナンバー = 10 エレメント No. = 0) のような形式でデータアドレスを指定します コマンド PLC5 Word Range Read/Write の場合は N ファイルのみを使用します は番号順のデータがあることを示します 10

Explicit メッセージ CompactLogix などの場合 コマンド :CIP Data Table Read/Write の場合 DX は以下のコマンドをサポートします 対象 PLC CompactLogix など コマンド名 CIP Data Table Read/Write アクセスするデータの指定 DX 内のどのデータにアクセスするかを指定します Logix の場合 タグ名 でアクセスできます 拡張チャネルでは 読み込み用と書き込み用のアクセス先が別になっています アクセスするデータ タグ名 種類 番号 データ型 INT16 データ型 INT32 データ型 FLOAT 測定チャネル 1 int[1000] dint[1000] real[1000] 2 int[1001] dint[1001] real[1001] 47 int[1046] dint[1046] real[1046] 48 int[1047] dint[1047] real[1047] 演算チャネル 101 int[2000] dint[2000] real[2000] 102 int[2001] dint[2001] real[2001] 159 int[2058] dint[2058] real[2058] 160 int[2059] dint[2059] real[2059] 通信入力データ C01 int[3000] dint[3000] real[3000] C02 int[3001] dint[3001] real[3001] C59 int[3058] dint[3058] real[3058] C60 int[3059] dint[3059] real[3059] 拡張チャネル ( 書き込み用 ) 拡張チャネル ( 読み込み用 ) 201 int[4000] dint[4000] real[4000] 202 int[4001] dint[4001] real[4001] 439 int[4238] dint[4238] real[4238] 440 int[4239] dint[4239] real[4239] 201 int[4500] dint[4500] real[4500] 202 int[4501] dint[4501] real[4501] 439 int[4738] dint[4738] real[4738] 440 int[4739] dint[4739] real[4739] は番号順のデータがあることを示します 11

Explicit メッセージ データ型 PLC は読み込み / 書き込みするデータの型をファイルナンバーまたはタグ名を使用してコマンドで指定できます ただし コマンド PLC2 Unprotected Read/Write および PLC5 Word Range Read/Write の場合は データ型は INT16 に固定です 一方 DX のデータのデータ型は次項の DX のデータ のとおり決まっています PLC がコマンドで指定するデータ型と DX のデータのデータ型が異なる場合の値については 通信について考慮していただきたいこと (13 ページを参照 ) をご覧ください DX のデータ データ数 DX のデータ数は下表の通りです 機種 測定チャネル 演算チャネル 通信入力データ 拡張チャネル 数 番号 数 番号 数 番号 数 番号 DX1002 2 001 002 12 101 ~ 112 24 C01 ~ C24 - - DX1004 4 001 ~ 004 DX1006 6 001 ~ 006 24 101 ~ 124 DX1012 12 001 ~ 012 DX2004 4 001 ~ 004 12 101 ~ 112 60 C01 ~ C60 DX2008 8 001 ~ 008 DX2010 10 001 ~ 010 60 101 ~ 160 240 201 ~ 440 DX2020 20 001 ~ 020 DX2030 30 001 ~ 030 DX2040 40 001 ~ 040 DX2048 48 001 ~ 048 データ型 DX のデータのデータ型は下表のとおりです データ データ型 記事 測定チャネルデータ INT16 符号付き 16 ビット整数 物理値を求めるためには あらか 演算チャネルデータ INT32 符号付き 32 ビット整数 じめ小数点位置と単位情報を得て おく必要があります 通信入力データ FLOAT 32 ビット浮動小数点 - 拡張チャネルデータ INT16 符号付き 16 ビット整数 物理値を求めるためには あらかじめ小数点位置と単位情報を得ておく必要があります 12

I/O メッセージ PLC 側のシステム構築 I/O メッセージは Implicit メッセージとも呼ばれます I/O メッセージはあらかじめ指 定された I/O データを周期的に伝送するためのものです I/O メッセージは 最初に RSLinx で設定し RSLogix に取り込む接続パスによりやり取りされます 接続パスでは DX の IP アドレス PLC の通信ポート 入力 / 出力の区別が定義されます RSLinx で機器が構築されると RSLogix のプロジェクトに機器を取り込むことができます DX は Generic Ethernet Module として RSLogix 内に構築されます インスタンス ID DX の各データは Assembly オブジェクトのインスタンス ID に対応しています I/O メッ セージでは アクセスする DX のデータをインスタンス ID で記述します 下表に イン スタンス ID サイズ データ型を示します 種類 番号 動作種類 インスタンス ID サイズ データ型 測定チャネル 001 ~ 048 Producer 110 192 (4 x 48) INT32 001 ~ 048 Producer 115 192 (4 x 48) FLOAT 演算チャネル 101 ~ 160 Producer 120 240 (4 x 60) INT32 101 ~ 160 Producer 125 240 (4 x 60) FLOAT 通信入力データ C01 ~ C60 Producer / Consumer 130 240 (4 x 60) INT32 C01 ~ C60 Producer / Consumer 135 240 (4 x 60) FLOAT 拡張チャネル 201 ~ 300 Producer / Consumer 140 400 (4 x 100) INT32 301 ~ 400 Producer / Consumer 141 400 (4 x 100) INT32 401 ~ 440 Producer / Consumer 142 160 (4 x 40) INT32 201 ~ 300 Producer / Consumer 145 400 (4 x 100) FLOAT 301 ~ 400 Producer / Consumer 146 400 (4 x 100) FLOAT 401 ~ 440 Producer / Consumer 147 160 (4 x 40) FLOAT 201 ~ 300 Producer 150 400 (4 x 100) INT32 301 ~ 400 Producer 151 400 (4 x 100) INT32 401 ~ 440 Producer 152 160 (4 x 40) INT32 201 ~ 300 Producer 155 400 (4 x 100) FLOAT 301 ~ 400 Producer 156 400 (4 x 100) FLOAT 401 ~ 440 Producer 157 160 (4 x 40) FLOAT - Configuration 190 0 - - Producer / Consumer 191 0 - 説明 DX のデータには INT32 型または FLOAT 型でアクセスできます 指定するインスタンス ID によりアクセスする型を選ぶことができます 動作種類の Producer が読み込みオンリーのインスタンス Producer / Consumer が読み込み / 書き込みが可能なインスタンスを表します 拡張チャネルの場合 インスタンス ID150 ~ 157 が読み込み用 140 ~ 147 が書き込み用です DX のデータ 前節の Explicit メッセージの説明をご覧ください 13

通信について考慮していただきたいこと 通信周期について データの更新 DX のデータは測定周期で更新されます PLC から DX の測定周期よりも短い周期でアクセスしても データは測定周期のタイミングでしか更新されません 通信周期 PLC が DX にアクセスする周期は 125ms 以上としてください * DX がサポートしている EtherNet/IP 以外のプロトコルと整合をとるためです 存在しないデータへのアクセス存在しないデータにアクセスしたときは下記のように動作します 存在しないデータをリードしたときは 0 が読み出されます 存在しないデータをライトしたときは何もしません DX のデータ型とコマンドで指定されるデータ型が異なる場合 DX の各データはそれぞれデータ型が決められています DX のデータ型と一致する型でアクセスした場合は 特殊データも含めてデータはそのまま伝送されます 一方 DX のデータ型と異なる型でアクセスした場合は データ型が変換されます 以下にその変換ルールについて説明します DX のデータを読み込む場合 DX コマンドで指定するデータ型 種類 データ型 INT16 INT32 FLOAT 測定チャネル INT16 そのまま読み込みます INT32 に変換します ( 特殊データを含む ) 各チャネルに設定された小数点情報から計算します *1 演算チャネル INT32 INT16 の制限があります *2 そのまま読み込みます 各チャネルに設定された小数点情報から計算します *1 通信入力データ FLOAT INT16 に変換します INT32 に変換します そのまま読み込みます 拡張チャネル ( 読み込み用 ) INT16 そのまま読み込みます INT32 に変換します ( 特殊 データを含む ) *1 特殊データは以下の値になります データ 値 +オーバ 7f800000H (+ ) オーバ ff800000h (- ) スキップ ff800002h (Nan) エラー ff800004h (Nan) INVALID ff800005h (Nan) バーンアウト (Up) 7f800006H (Nan) バーンアウト (Down) ff800006h (Nan) *2 以下の値になります データ 値 +オーバ 32767 オーバ 32768 スキップ 32768 エラー 32768 INVALID 32768 32768 未満 32768 32767 を超える 32767 上記以外 INT16 としてそのまま読み込みします 各チャネルに設定された小数点情報から計算します *1 14

通信について考慮していただきたいこと DX にデータを書き込む場合 DX コマンドで指定するデータ型 種類 データ型 INT16 INT32 FLOAT 通信入力データ FLOAT そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます 拡張チャネル ( 書き込み用 ) INT16 そのまま書き込みます *1 そのまま書き込みます *1 INT16 に変換します *2 *1 入力値 DX の値 30000 を超える 7FFFH 30000 ~ 30000 そのまま書き込みます 30000 未満 8001H *2 以下の方法で変換します そのチャネルで設定されている小数点以下桁数と同じ小数点以下桁数までの FLOAT 値を INT16 に変換します それ以外の数字は無視します 例 : チャネル 201 の小数点位置が 2 ( 設定レンジが 200.00 ~ 200.00 のときなど ) の場合 FLOAT 値の小数点以下 2 桁までを整数に変換します 下表の例をご覧ください 入力値 FLOAT DX の値 INT16( 固定小数点 ) 12.34 1234 12.6 1260 0.0012 0 0.004 0 0.005 1 300.00 30000 300.01 7FFFH( +オーバ ) 300.00 30000 300.01 8001H( オーバ ) 以下の値を書き込みます 入力値 ( 変換後の値 ) DX の値 30000 を超える 7FFFH 30000 ~ 30000 そのまま書き込みます 30000 未満 8001H PROFIBUS-DP( 付加仕様 /CP1) 付きの製品の場合 PROFIBUS-DP( 付加仕様 /CP1) 付きの製品では 通信入力データ C01 ~ C24(DX1000)/ C01 ~ C32(DX2000) が PROFIBUS-DP 専用となります そのため EtherNet/IP での機能に下記の制限があります Explisit メッセージについての制限これらの通信入力データに値を書き込むことはできません ( 読み出すことはできます ) I/O メッセージについての制限インスタンス ID 130 および 135 は使用できません 15

仕様 DX に搭載されている EtherNet/IP サーバ機能の基本仕様です 仕様 内容 実装レベル Level 2 (Message Server + I/O Server) 最大接続数 20 connections (10 sessions) *1*1 利用ポート 44818/tcp 44818/udp 2222/udp *1 対応プロトコル EIP / PCCC EIP / native *1 メッセージング Explicit (UCMM Class 3) + I/O (Class 1) オブジェクト Assembly PCCC Data Table *1 認証 File No. 10591(Sep 4 2007) *1 セッション (session) とは EtherNet/IP の Encapsulation プロトコル層における接続管理の枠 組で メッセージ通信を行うために TCP コネクションと類似の機能を提供するものです *2 1つのセッション上で複数のコネクション (connection) を張ることもできますが コネク ションの総数が最大接続数を超えることはできません *3 44818/tcp は主に Explicit メッセージ 2222/udp は I/O メッセージ 44818/udp は RSLinx の RSWho に対する応答の通信に利用します *4 CSP/PCCC(Allen Bradley Ethernet) には対応していません *5 必須オブジェクトの記述は割愛してあります 16

RSLogix 5000 を使用した Explicit メッセージの例 コマンド CIP Data Table Read/Write をサポートする PLC が DX へ送信する Explicit メッセージを RSLogix 5000 で構築する場合の例です RSLogix 5000 RSLinx の操作に精通していること RSLinx を通して RSLogix 5000 が対象の DX と通信できていることを前提にしています タグ最初にタグを作成しておくと便利です Controller Organizer ( 画面左のツリー ) の Controller Tag を開き Data Type が Message のタグを作成します ( タグ名は MSG1 とします ) また DX に書き込むデータを保持するタグを作成します ( タグ名は DATATransfer とし 10 個の FLOAT 値を格納します ) メッセージを起動するビットを WriteMessageBit として作成します Controller Tags Name DATATransfer MSG1 WriteMessageBit Data Type REAL[10] Message BOOL MSG 命令 Input/Output タブの Ladder Element ツールバーで MSG を選択します MSG ブロックはラダーの出力として挿入されます MSG ブロックに タグ MSG1 が割り当てられています MS Message Message Control MS 1... (EN) (DN) (ER) MSG ブロックの内容を設定します (MSG ブロック内の... ボタン ) 以下は PLC から DX の通信入力データ C01 ~ C10 にデータを書き込む場合の例です Message Type として CIP Data Table Write Source Element として DATATransfer ( 前出の PLC 内のタグ ) Number of Element として 10 ( ひとつのメッセージでより多くのデータを読み込んだり書き込む場合は この値をより大きな値に設定します ) に設定します Destination Element は real[3000] とします これは DX の通信入力データ C01 にあたります Message Configuration Configuration Tab Message Type CIP Data Table Write Source Element DATATransfer Number Of Element 10 Destination Element real[3000] 次に Communication タブで DX への接続パスを設定します パス名は PLC の Ethernet ポート名 ( ここでは LocalENB) コンマ 2 コンマ DX の IP アドレスの順で並んだものになります Message Configuration Communication Tab Path LocalENB,2,192.168.1.126 17

RSLogix 5000 を使用した Explicit メッセージの例 DX への接続パスが RSLinx で構築されている場合 接続パスは自動的に命名されたパス名に変更されます ( ここでは下図の ETHERNET-MODULE DXADV の DXADV) DX が構築されていない場合 I/O Configuration のツリーに ETHERNET-MODULE DXADV は表示されません Communication タブの接続パスも置き換えられません I/O Con g ration Ethernet ET ERNET-MODULE DXADV メッセージの起動ロジック最後に メッセージの起動ロジックを構築します 下図の例では WriteMessageBit が On になると MSG ブロックが起動し DX にデータを書き込みます 同時に WriteMessageBit が Off に変わり書き込みを終了します ritemessagebit MS 1 EN MS Message Message Control MS 1... (EN) (DN) (ER) ritemessagebit (U) 18

RSLogix 5000 を使用した I/O メッセージの例 DX との接続最初に RSLinx で DX との接続を定義します メニューバーの Communication から Configure Drivers を選択します 次に Ethernet Devices を選択し Add New... をクリックします ドライバーの名前を入力します ここでは DXADV としますが ほかの名前でもかまいません DX の IP アドレスを入力し OK をクリックします RSLinx の RSWho のリストに DX が表示されます 通信内容の構築 RSLogix 5000 を開き DX と通信する PLC を選択します I/O Configuration 内の Ethernet を右クリックし New Module を選択します +をクリックしてリストを開きます ETHERNET-MODULE を選択し OK をクリックします ETHERNET-MODULE を設定するウインドウが開きます 以下は 測定チャネル 001 ~ 010 のデータを読み込み 通信入力データ C01 ~ C20 にデータを書き込む場合の例です INT32 型でアクセスします Name フィールドに DXADV ( または他の通信接続名 ) を入力します INT32 でアクセスするので Comm Format は Data-DINT のままとします IP Address には DX の IP アドレスを入力します Connection Parameter では入力 出力を定義します Input Output にはそれぞれのインスタンス ID とサイズを入力します Configuration にはインスタンス ID 190 サイズ 0 を入力します New Module Name DXADV Comm Format Data-DINT Address/Host Name IP Address 10.0.232.126 Connection Parameter Assembly Instance Size Input 110 10 (32-bit) Output 130 20 (32-bit) Configuration 190 0 (8-bit) タグ Controller Tag に 制御ロジックで使用される DXADV:I DXADV:O のタグが作成されています +をクリックして展開すると モジュールの定義で指定したサイズのすべてのポイントが表示されます 19

索引 A Adapter...5 Assembly オブジェクト... 13 C CIP Data Table Read/Write... 11 Client...5 Common Industrial Protocol...5 Consumer... 13 D DF1 通信...6 DNS...7 DX の機能...6 DX の設定...6 E EDS ファイル...8 EtherNet/IP サーバ...7 Explicit メッセージ...9 Explicit メッセージの例... 17 I I/O メッセージ... 13 Implicit メッセージ... 13 IP アドレス...7 M MSG 命令... 9, 17 P PCCC...6 PLC2 Unprotected Read/Write...9 PLC5 Typed Read/Write... 10 PLC5 Word Range Read/Write... 10 Producer... 13 Programmable Logic Controller...3 R RSLinx... 17 RSLogix 5000... 17 S Scanner...5 Server...5 SLC Typed Read/Write... 10 キ 記号 ( マニュアルで使用している )...2 基本設定モード...7 ケ ケーブルの接続...7 コ 構成機器...5 コマンド...9 コンフィグレーションツール...5 サ サーバ機能...7 シ システム構築...9 仕様... 16 ソ 測定チャネル...9, 10, 11 存在しないデータへのアクセス... 14 タ タグ... 17 ツ 通信周期... 14 通信入力データ...9, 10, 11 テ データ型... 12, 14 データ数... 12 データの更新... 14 デバイスプロァイル...8 ホ ホスト情報...7 メ メッセージ...6 メッセージの起動ロジック... 18 イ イーサネットポート...7 インスタンス ID... 13 インストール...8 エ 演算チャネル...9, 10, 11 カ 拡張チャネル...9, 10, 11 20