5 財政見通し地方交付税の減少等に伴い歳入額が大きく減少する一方で, 歳出は緩やかに減少することから, 期間を通じて収支不足が生じるものの, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) を講じることにより, 対象期間中は収支均衡を図ることができる見込みとなった しかしながら, 平成 33 年度末の財政調

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2 地方交付税のうち普通交付税は, 合併特例措置の段階的縮小や国勢調査人口の減少等により, 平成 28 年度以降大きく減少していく見通しである また, 東日本大震災復興交付金事業を平成 26 年 6 月時点の交付対象事業まで計上しているため, 震災復興特別交付税については, 平成 26 年度をピーク

Web用-広報4月号-Vol.169.indd

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税


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参考資料一覧 第 1 歳歳決算総括 1 第 2 決算収状況 5 第 3 一般会計歳一覧及び前 7 第 4 一般会計財源歳 9 第 5 一般会計市税収状況 11 第 6 一般会計歳一覧及び前 13 第 7 一般会計歳 15 第 8 一般会計歳節集計 17 第 9 特会計歳一覧及び前 23 第 10 特

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

市税収入額(人口推移)

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

Ⅱ平成13年度上半期の財政状況

その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

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Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

平成 20 年度下半期 (10 10~3 月 ) 財政状況の公表 府中町企画財政部財政課

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

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平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

平成27年度 決算の概要

参考資料 131

配当割交付金株の特定配当等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 株式等譲渡所得割交付金株の譲渡益等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 地方消費税交付金府に納入

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

沖縄県の財政2015検討(最終)

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

2007財政健全化判断比率を公表いたします

沖縄県の財政2017

歳 入 第 1 表 歳入歳出予算 款項金額 1 市税 20,600,000 1 市民税 9,177,300 2 固定資産税 9,048,400 3 軽自動車税 345,500 4 市たばこ税 680,000 5 特別土地保有税 都市計画税 1,348,700 2 地方譲与税 369,00

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

1★⑥H26決算概要公表

スライド 1

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

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57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

貝監第  号

沖縄県の財政2018

外部監査

(1) 市税 1 個人市民税 12,, 12, 1,, 1, 8,, 8, 6,, 6, 4,, 4, 2,, 2, 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,124,689 6,342,477 6,436,251 6,1

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は


1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

財 政 の 現 状

平成26年版 特別会計ガイドブック

2. 歳入の状況 ( 単位 : 億円 ) 1,8 1,6 1,4 1, 1, 1, 市債 国庫 県支出金 地方交付税 地方譲与税 交付金 市税以外の自主財源 市税 自主財源総額 比率 1,384 1,525 1,529 1,539 1, ,564

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

(Microsoft Word - \215\340\220\255\227p\214\352\211\360\220\340\(H24\))

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2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

Taro-中期計画(別紙)

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

doc

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

1

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

議第    号

国庫支出金国と市の行う事業の経費負担区分に基づいて, 国が市に対して支出 負担金, 委託費, 特定の施設の奨励または財政援助のための補助金など 県支出金県が市に対して支出 県自らの施策として単独で交付するものと, 県が国庫支出金を経費の全部または一部として交付するもの ( 間接補助金 ) がある 財

⑸ 老人保健拠出金については 平成 25 年度当初予算と同額の7 万 5 千円を計上した ⑹ 介護納付金については 平成 25 年度当初予算に比べ3.8% 減の1 億 8,4 03 万 9 千円を計上した ⑺ 共同事業拠出金については 平成 25 年度当初予算に比べ7.0% 増の3 億 7, 793

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

図表 1 各特別会計ごとの平成 17 年度歳入歳出決算状況 ( 単位 : 億円 ) 1. 事業特別会計 収納済歳入額 (1) 支出済歳出額 (2) 繰越額 不用額 歳計剰余金 (1-2) 翌年度歳入に繰入 歳計剰余金の処理状況 他勘定に繰入 翌年度の一般会計に繰入 44 条資金に積立て 積立金 資金

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

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1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

(1) 市税 1 個人市民税 12,, 9, 1,, 75, 8,, 6, 6,, 45, 4,, 3, 2,, 15, 4,518,685 4,345,532 4,24,78 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,1

平成17年度の決算状況

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉 伝染病 0 0

平成 26 年度 佐賀市財務諸類の公表について Ⅰ 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデ

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉 伝染病 0 0

各種財政分析指標の解説

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

平成 29 年度高山村会計決算の概要 平成 29 年度の主要事業 高山ふれあいパーク整備事業 大型複合遊具 健康遊具 パーク内遊歩道 幼児向け遊具 平成 30 年 10 月 群馬県高山村総務課

Microsoft Word - fcgw03wd.DOC

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

平成 25 年度 佐賀市財務諸類の公表公表についてについて Ⅰ 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示され

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

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H30 表紙

⑵ 繰越金 5 億円を当初予算で措置市では 前決算の剰余金である繰越金が2 千万円を切る決算が平成 と続き ぎりぎりの財政運営を行っていました そのため 繰越金を当初予算で市民サービスに活用することができず 平成 19 当初予算まで科目存置 1 千円としていました しかしながら 平成 1


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Transcription:

平成 29 年 1 月 気仙沼市中期財政見通しについて 1 目的中期財政見通しは, 東日本大震災からの復興とさらなる発展に向けて, 必要な財源を確保するとともに, 多種多様な市民ニーズに対する安定的な行政サービスを提供するための健全で持続可能な財政運営を行う上で参考とするものである なお, 本見通しは, 国の制度改正や景気動向に伴って変動する税収等を反映するとともに, 新たに発生する行政需要等に適切に対応するため, 毎年度見直しを行うものとする 2 対象期間 平成 29 年度から平成 33 年度までの 5 年間 3 対象会計 普通会計 ( 一般会計等 ) 推計方法通常分については, 現行の税財政制度が継続されることを前提とし, 過去の決算額の推移や国立社会保障 人口問題研究所による将来推計人口の動向等を考慮して推計した 復旧 復興分については, 継続事業を中心に震災復興特別交付税や復興交付金などの地方財政対策が平成 32 年度まで続くものとして推計し, 復興交付金事業については, 平成 29 年 3 月時点の計画で計上した なお, 推計方法の詳細は別紙のとおり

5 財政見通し地方交付税の減少等に伴い歳入額が大きく減少する一方で, 歳出は緩やかに減少することから, 期間を通じて収支不足が生じるものの, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) を講じることにより, 対象期間中は収支均衡を図ることができる見込みとなった しかしながら, 平成 33 年度末の財政調整基金残高は 28. 億円, 標準財政規模 ( 平成 28 年度 18.5 億円 ) の 15.% となり, 平成 3 年度以降の予算編成は, この状況を踏まえ一層の堅実さが求められる ( 財政調整基金の規模は標準財政規模の 1% が適正とされている ) (1) 主な歳入の見通し 1 市税は, 生産年齢人口の減少により個人市民税が減少するものの, 住宅建設等により固定資産税の増加が見込まれることから, 全体として回復傾向にあり, 震災前の水準に達する見通しである 2 地方交付税のうち普通交付税は, 合併特例措置の段階的縮小や国勢調査人口の減少等により, 減少していく見通しである また, 震災復興特別交付税については, 復旧 復興事業の進捗により減少する見通しである 3 国 県支出金は, 復旧 復興事業との連動により, 減少する見通しである 市債は, 新病院建設事業への出資や災害公営住宅の建設, 災害援護資金貸付金等の財源として発行するため, 平成 29 年度まで多額の発行が続く見通しである 5その他の収入のうち繰入金は, 東日本大震災復興交付金事業との連動により, 減少する見通しである (2) 主な歳出の見通し 1 人件費は, 復旧 復興事業に従事する任期付職員等の任期終了などにより, 減少する見通しである 2 扶助費は, 費目ごとに増減があるが, 概ね横ばいの見通しである 3 公債費は, 平成 31 年度まで減少し, 平成 32 年度から増加する見通しである 投資的経費は, 平成 28 年度をピークに東日本大震災復興交付金事業や災害復旧事業の進捗により減少する見通しである 5その他の経費のうち繰出金は, 高齢化の進展等に伴い国民健康保険, 後期高齢者医療, 介護保険事業への繰出金が増加するとともに, 新病院の建設等により病院事業会計への繰出金も増加するが, 建設の終了により平成 32 年度まで減少する見通しである また, 物件費や維持補修費は, 物価上昇や施設の復旧に伴う維持管理費等の増加により, 増加傾向が続く見通しである 6 今後の対応 (1) 平成 27 年度に策定した本市のまち ひと しごと創生 人口ビジョン 総合戦略 に基づき, 人口減や少子化対策, 産業振興や雇用の拡大など税収の増加につながる各種事業を展開するとともに, 市税等各種未収金対策を強化し, 市税及び税外収入等自主財源の増加に努める (2) 行政改革を推進し, 人材と予算を配分する事業の選択と集中, 創意工夫による財源の発掘 確保, 人口減少を見据えた公共施設のあり方や事務事業の見直しなどを徹底的に行い, 事業効果や効率性の向上を図る (3) 各特別会計 企業会計において, 受益者負担の適正化や経営の健全化, 効率化を推進し, 繰出金の縮減を図る

気仙沼市中期財政見通し ( 平成 29 年度 ~ 平成 33 年度 ) 区 分 平成 28 年度 ( 決算 ) 平成 29 年度 ( 推計 ) 平成 3 年度 ( 推計 ) 平成 31 年度 ( 推計 ) 平成 32 年度 ( 推計 ) 平成 33 年度 ( 推計 ) 全体うち通常分うち復旧 復興分全体うち通常分うち復旧 復興分全体うち通常分うち復旧 復興分全体うち通常分うち復旧 復興分全体うち通常分うち復旧 復興分全体うち通常分うち復旧 復興分 歳 入 (A) 186,959 31,177 155,782 12,959 3,757 112,22 111,628 26,798 8,83 6,56 26,63 33,876 2,66 26,3 16,226 27,658 27,658 市税 6,9 6,9 6,532 6,532 6,62 6,62 6,67 6,67 6,612 6,612 6,699 6,699 地方交付税 19,725 1,953 8,772 26,269 9,89 16,379 23,871 9,91 13,93 19,57 9,633 9,91 12,326 9,285 3,1 8,589 8,589 うち普通交付税 9,32 9,32 8,88 8,88 8,671 8,671 8,362 8,362 8,16 8,16 7,719 7,719 うち特別交付税 932 932 87 87 87 87 87 87 87 87 87 87 うち震災復興特別交付税 9,69 697 8,772 16,519 1 16,379 1,329 13,929 1,31 9,91 3,1 3,1 国庫支出金 27,522 2,871 2,651 31,798 3,28 28,518 2,929 2,938 39,991 9,952 2,933 7,19,362 3,12 1,35 3,62 3,62 県支出金 2,56 1,9 962 2,56 1,718 82 1,72 1,28 31 1,71 1,27 31 1,758 1, 31 2,266 2,266 市債 8,212 3,22 5,19,918 3,12 1,776 1,956 1,765 191 2,17 1,866 151 2,18 1,957 151 1,957 1,957 うち臨時財政対策債 875 875 878 878 878 878 878 878 878 878 878 878 その他の収入 ( 財政調整基金繰入金を除く ) 122,55 6,37 116,27 7,882 6,195 6,687 3,528,12 3, 2,62,12 16,78 15,9,12 11,37 5,85 5,85 歳 出 (B) 162,973 29,677 133,296 151,66 31,96 119,696 117,62 27,35 9,315 62,12 26,732 35,1,322 26,83 17,79 28,757 28,757 義務的経費計 13, 12,378 662 13,381 12,29 1,91 13,8 11,877 1,23 12,87 11,585 1,285 12,798 11,58 1,29 12,355 12,355 人件費 6,65 5,9 575 6,39 5,671 768 6,27 5,65 89 6,11 5,35 89 5,788 5,16 682 5,16 5,16 扶助費 3,962 3,917 5 3,857 3,88 9 3,83 3,785 9 3,813 3,76 9 3,89 3,76 9 3,758 3,758 公債費 3,13 2,971 2 3,85 2,811 27 2,972 2,627 35 2,93 2,516 27 3,21 2,62 559 3,91 3,91 投資的経費計 11,559 2,513 99,6 1,9 3,79 96,615 7,91 1,715 69,195 33,85 1,658 31,27 15,329 1,796 13,533 1,771 1,771 普通建設事業費 95,63 2,28 93,215 82,129 3,73 78,399 51,2 1,715 9,287 29,51 1,658 27,393 1,6 1,796 12,8 1,771 1,771 災害復旧事業費 5,916 85 5,831 18,28 6 18,216 19,98 19,98,3,3 689 689 その他の経費 8,37 1,786 33,588 37,87 15,88 21,99 33,63 13,713 19,917 16,187 13,89 2,698 16,195 13,539 2,656 1,631 1,631 うち繰出金 8,888 6,15 2,783 8,888 7,65 1,823 6,31 6,15 299 6,38 5,739 299 5,73 5,73 5,86 5,86 収 支 (A)-(B)=(C) 23,986 1,5 22,86 8,71 1,27 7,9 5,992 57 5,85 1,636 12 1,53 1,662 9 1,253 1,99 1,99 財源対策 = 財政調整基金取崩額 (D) - - - 8,71 1,27 7,9 5,992 57 5,85 1,636 12 1,53 1,662 9 1,253 1,99 1,99 財源不足額 (C)+(D) - - - 決算剰余金 5,92 百万円 財政調整基金年度末残高 18,98 13,212 7,22 5,592 3,933 2,839 財政調整基金年度末残高 ( うち通常分 ) 3,753 2,551 2,8 1,95 1,55 財政調整基金年度末残高 ( うち復旧 復興分 ) 15,155 1,661 5,176 3,62 2,388 全般 通常分については, 地方交付税の減少等に伴い歳入全体が大きく減少する 一方, 歳出全体は緩やかに減少するため, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) が必要となっている これに伴い, 財政調整基金残高は平成 33 年度末で28. 億円 ( 標準財政規模の15.%) まで減少する 平成 3 年度以降の予算編成は, この状況を踏まえ一層の堅実さが求められる 復旧 復興分については一部の事業で自治体負担が導入されるが 財源がおおむね担保されており, 大きな財政負担は生じない結果となっている 歳入( 通常分 ) 平成 29 年度以降, 合併特例措置の段階的縮小, 国勢調査人口の減少等の影響により普通交付税が減少するため, 減額となる見込みである 歳出( 通常分 ) 投資的経費の縮小により減少傾向である 歳入( 復旧 復興分 ) 歳出所要額と連動し, 復興関連基金からの繰入金や震災復興特別交付税, 災害援護資金貸付金等を計上した また, 災害公営住宅に係る使用料等を計上した 歳出( 復旧 復興分 ) 災害復旧事業等の復旧 復興事業は, 各事業計画に基づき計上した なお, 東日本大震災復興交付金事業は29 年 3 月時点の計画事業費を計上した 通常分, 復旧 復興分の区分について 復興 創生期間の終了 ( 平成 32 年度 ) に伴い, 平成 33 年度以降は, 復旧 復興分 ( 災害公営住宅管理費等 ) も通常分として集計する

参考 積立基金年度末残高 合計 平成 29 年度財政調整基金残高には, 決算剰余金から積み立てた 3, 百万円及び利子積立見込額.8 百万円を含む 財政調整基金残高の適正規模は, 一般的に標準財政規模の 1% 程度 ( 本市の場合は約 18 億円 ) とされている 普通交付税の主な増減要因 繰出金の見込 市債残高 財政調整基金 減債基金 復興交付金事業基金 復興基金 復興支援寄附基金 その他積立基金 項目 合併特例措置 ( 算定替 ) の縮減によるもの 臨時財政対策債残高 39,2 13,13,83 13,2 災害援護資金貸付金残高 1,762 1,753 災害公営住宅整備事業債残高 8,669 9,323 その他市債残高 平成 28 年度 ( 決算 ) - 98,95 68,19 6,11 589 15,598 16,725 平成 3 年度 ( 推計 ) 6,769,112 18,98 13,212 7,22 2,276 平成 29 年度 ( 推計 ) 基準年 36,172,632 市営住宅基金 2,198 3,2 国勢調査 (H27) 人口減少見込によるもの 合計 国民健康保険事業会計繰出金 後期高齢者医療事業会計繰出金 介護保険事業会計繰出金 簡易水道事業繰出金 市場事業繰出金 観光施設事業繰出金 駐車場整備事業繰出金 ( 公債費から移行 ) 下水道事業繰出金 水道事業繰出金 ガス事業繰出金 病院事業繰出金 合計 平成 28 年度 ( 決算 ) 平成 29 年度 ( 推計 ) 291 7,56 - - 平成 28 年度 ( 決算 ) 平成 28 年度 ( 決算 ) 平成 29 年度 ( 推計 ) 平成 29 年度 ( 推計 ) 718 平成 3 年度 ( 推計 ) 基準年との比較 平成 3 年度 ( 推計 ) 平成 3 年度 ( 推計 ) 23,11 2,632 191,588 2,359 17 8,888 8,888 6,31 715 955 1 26 2,22 2,656 726 939 938 1,92 1,132 1,173 56 56 51 332 391 382 3 3 22 22 22 3,119 2,289 8 23 35 3 131 1,65 39,923 12,998 1,73 9,3 16,152 平成 31 年度 ( 推計 ) 平成 31 年度 ( 推計 ) 基準年との比較 平成 31 年度 ( 推計 ) 平成 31 年度 ( 推計 ) 23,778 5,592 8,875 1,132 91 5,652 2,32 367 211 22 6,38 735 98 1,215 51 32 3-796 313 131 1,5 39,69 12,881 1,679 8,79 15,8 平成 32 年度 ( 推計 ) 12,97 3,933 6,533 2,37 平成 32 年度 ( 推計 ) 基準年との比較 633 平成 32 年度 ( 推計 ) 5,73 7 957 1,259 51 2 3-71 11 131 1,53 平成 32 年度 ( 推計 ) 37,859 12,77 1,518 8,351 15,283 平成 33 年度 ( 推計 ) 12,66 2,839 7,137 2,86 平成 33 年度 ( 推計 ) 基準年との比較 1,29 平成 33 年度 ( 推計 ) 5,86 753 966 1,3 51 21 3-72 11 131 1,595 平成 33 年度 ( 推計 ) 36,52 12,76 1,296 7,917 1,831

推計方法 ( 詳細 ) 歳入 市税 平成 28 年度決算額を基礎とし, 生産年齢の人口減少見込みや震災からの復旧状況等を見据え推計した ( 個人市民税 ) 平成 28 年度決算額を基礎とし, 生産年齢人口の減少見込みにより推計した ( 法人市民税 ) 平成 28 年度決算額と同額で据え置いた ( 固定資産税 都市計画税 ) 平成 28 年度決算額を基礎とし, 震災からの復旧状況を勘案して推計した ( 軽自動車税 入湯税 ) 平成 28 年度決算額と同額で据え置いた ( たばこ税 ) 平成 28 年度決算額を基礎とし, 生産年齢人口の減少見込みにより推計した 分担金及び負担金, 使用料, 手数料, 財産収入, 寄附金 通常分は, 平成 29 年度決算見込み額と同額で据え置いた 復旧 復興分は, 災害公営住宅使用料を見込んだ 繰入金 歳出所要額と連動し, 取崩型特定目的基金繰入金を計上するとともに, 収支均衡を図 るため, 財政調整基金繰入金を計上した

諸収入 通常分は, 平成 29 年度決算見込み額を計上した 復旧 復興分は, 災害援護資金貸付金償還金を見込んだ 地方譲与税及び交付金 地方譲与税 交付金は, 平成 29 年度予算額と同額で据え置いた 地方交付税 普通交付税は, 平成 29 年度 7 月算定額 ( 合併算定替 ) を基礎とし, 次の1,2を考慮して推計した 1 平成 27 年度 ~ 平成 32 年度 : 合併特例 ( 激変緩和措置の適用 ) による逓減 2 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 : 国勢調査人口特例の推計値による基準財政需要額の減少 特別交付税は, 平成 29 年度交付額程度を見込み据え置いた 震災復興特別交付税は, 復旧 復興事業分や市税法等の規定による減収補てん分を見込み, 平成 32 年度まで交付されるものとして推計した

国 県支出金 現行制度が継続するものとし, 歳出所要額と連動して見込んだ 市債 通常分は, 過去の実績を参考に歳出所要額と連動して算出した 復旧 復興分は, 災害援護資金貸付金及び災害公営住宅整備事業債の見込額を計上した 臨時財政対策債の発行額については, 平成 29 年度発行予定額で計上した 歳出 人件費 一般職は, 平成 29 年度予算額を基礎として算出した 特別職は, 副市長は2 名体制のままとして算出した 議員報酬は,2 名分で算出した 復旧 復興分は, 平成 29 年度予算額を基礎として, 地域支援員 任期付職員分を平成 32 年度まで計上した 扶助費 通常分は, 平成 28 年度決算額を基礎とし, これまでの推移から推計した 復旧 復興分は, 災害弔慰金及び被災児童 生徒就学支援費を計上した 公債費 既発債の元利償還額は積み上げにより算出し, 新発債は今後の発行見込等に基づき積算した 新発債の借入利率は.2% に設定した 復旧 復興分は, 災害援護資金貸付金及び災害公営住宅整備事業に係る元利償還金を計上した

物件費 通常分は, 平成 28 年度決算額を基礎とし, 物価上昇等の影響を考慮して積算した 復旧 復興分は, 災害公営住宅管理業務等に係る経費を計上した 維持補修費 通常分は, 平成 28 年度決算額を基礎とし, 物価上昇等の影響を考慮して積算した 復旧 復興分は, 応急仮設住宅や仮設施設の維持補修費を計上した 補助費等 通常分は, 平成 28 年度決算額と同額で据え置いた 復旧 復興分は, 自治法派遣職員負担金, がけ地近接等危険住宅移転事業, 市独自支援事業等に係る経費を計上した 投資的経費 通常分は, 公共施設 ( 道路 学校等 ) の改修費や市有林造林事業等に毎年度一定の経費が見込まれるため, 平成 28 年度決算額を基礎とし, 継続事業に係る所要額を加えて算出した 復旧 復興分は, 東日本大震災復興交付金事業をはじめ, 既に着手している水産流通基盤整備事業, 海岸保全施設整備事業等の所要額を見込んだ 東日本大震災復興交付金事業は, 平成 29 年 3 月時点の計画額について, 平成 32 年度まで計上した 積立金 通常分は, 庁舎建設基金積立金等を計上した 復旧 復興分は, 東日本大震災復興交付金事業基金, 東日本大震災復興基金, 東日本大震災復興支援寄附基金, 復興記念事業基金のほか, 災害公営住宅使用料の一部を充当する市営住宅基金積立金を計上した 投資及び出資金 貸付金 通常分は, 平成 28 年度決算額と同額で据え置いた 復旧 復興分は, 災害援護資金貸付金を計上した 繰出金 通常分は, 計画期間における事業の進捗状況や受益者数の推移, 制度改正等の影響を踏まえたうえ, 会計ごとに分析した金額を計上した 復旧 復興分は, 復興交付金事業 ( 公共下水道特別会計 ) や災害復旧事業 ( 水道事業会計, 公共下水道特別会計 ) 等を計上した

用語解説 地方譲与税 国税として徴収し, そのまま地方公共団体に対して譲与する税 ( 自動車重量譲与税, 地 方揮発油譲与税, 地方道路譲与税 ) 交付金 国からの交付金 ( 利子割交付金, 配当割交付金, 株式等譲渡所得割交付金, 地方消費税 交付金, ゴルフ場利用税交付金, 自動車取得税交付金, 地方特例交付金 ) 地方交付税 財源の不均衡を是正し, すべての地方公共団体が合理的かつ妥当な水準における行政を 行うのに必要な財源が確保されるよう, 一定の基準により国が地方公共団体に交付する税 市債 道路や学校, 公営住宅など特定の歳出に充てるため, 地方自治体が年度を越えて元利を 償還する借入金 臨時財政対策債 地方全体の財源不足に対処するため, 特例的に発行する市債 償還に要する費用は後年 度の地方交付税算定における基準財政需要額に全額算入される 義務的経費 地方公共団体の歳出のうち, 任意に節減できない極めて硬直性の強い経費で, 一般的に は, 人件費, 扶助費, 公債費で構成される 人件費 議員 嘱託職員の報酬や職員の給料など人にかかる費用 扶助費 生活保護費や障害者介護給付費など, 法令等に基づき被扶助者に対して給付する費用 公債費 過去の借入金の返済にかかる費用 ( 一時借入金利子を含む ) 物件費 賃金, 旅費, 交際費, 需用費, 委託料, 使用料及び賃借料, 原材料費など 維持補修費 道路や施設などを良好な状態に維持するための修繕料など

補助費等 各種団体に対する助成金や一部事務組合への負担金のほか, 報償費, 役務費 ( 保険料 ), 公課費などがある 投資的経費 公共施設 ( 道路, 市営住宅, 学校など ) の整備や災害復旧にかかる経費 積立金 財政運営を計画的にするため, 又は財源の余裕がある場合において特定の支出目的のた め, 年度間の財源変動に備えて基金に積み立てる経費 投資及び出資金 財産を有利に運用するための国債などの取得, 地域発展, 住民利便その他公益上の必要 性からの会社の株式の取得, 又は会社設立等の際の出資などに要する経費 貸付金 災害援護資金や産業振興を目的とする預託金など, 法令や条例に基づき, 直接的又は金 融機関等を経由して間接的に現金の貸付を行うための経費 繰出金 一般会計から, 特別会計や公営企業会計などに対して, 事業費や事務費等の補助などの ために支出する経費 財政調整基金 地方公共団体における年度間の財源の不均衡を調整するために設けられる基金 減債基金 市債の償還及び市債の適正な管理に必要な財源を確保し, 将来にわたる財政の健全な運 営に資するため設けられる基金 特定目的基金特定の目的のために維持あるいは積み立てられる資金又は財産で, 設置目的のために取り崩して活用する取崩型 ( 庁舎建設基金, 東日本大震災復興交付金事業基金, 東日本大震災復興基金, 東日本大震災復興支援寄附基金など ) と, 元本を取り崩して貸し付け, 回収し, また基金に入れることを繰り返す定額運用型 ( 土地開発基金, 奨学資金貸付基金など ) がある