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1 電気用品安全法技術基準の解釈別表第十二の規格の選び方等について 平成 29 年 4 月 一般財団法人電気安全環境研究所

本日の説明概要 電気用品安全法の技術基準省令は性能規定化され 現在は 20 条からなる要求事項となっています 技術基準省令には 守るべき安全性能が規定として示されているだけで 試験方法及び判定基準といった具体的な仕様規定は示されていません このため 技術基準省令を満たすための仕様規定として 解釈が公布されています 今回は その解釈の内 国際規格等に準拠した基準 として公布されている別表第十二のリスト等の見方について説明させていただきます Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 2

電気用品の技術上の基準を定める省令 電気用品安全法 ( 昭和三十六年法律第二百三十四号 ) 第八条第一項の規定に基づき 電気用品の技術上の基準を定める省令 ( 昭和三十七年通商産業省令第八十五号 ) の全部を改正する省令を次のように定める 第一章総則 ( 第一条 ) 第二章一般要求事項 ( 第二条 第六条 ) 第三章危険源に対する保護 ( 第七条 第十七条 ) 第四章雑音の強さ ( 第十八条 ) 第五章表示等 ( 第十九条 第二十条 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 3

電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について 本解釈は 電気用品の技術上の基準を定める省令 ( 平成 25 年経済産業省令第 34 号 以下 省令 という ) に定める技術的要件を満たすべき技術的内容を具体的に示したものである 電気用品が 2 以上の機能を有する場合にあっては それぞれの機能に係る解釈を適用しなければならない また この解釈に規定がない限り 別表第一から別表第十一までと別表第十二は それぞれ独立した体系であることから 両者を混用してはならない なお 省令に定める技術的要件を満たすべき技術的内容は この解釈に限定されるものではなく 省令に照らして十分な保安水準の確保が達成できる技術的根拠があれば 省令に適合するものと判断するものである Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 4

電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈 別表第一電線及び電気温床線 別表第二電線管 フロアダクト及び線樋並びにこれらの附属品 別表第三ヒューズ 別表第四配線器具 別表第五電流制限器 別表第六小形単相変圧器及び放電灯用安定器 別表第七電気用品安全法施行令 ( 昭和三十七年政令第三百二十四号 ) 別表第二第六号に掲げる小形交流電動機 別表第八電気用品安全法施行令 ( 昭和三十七年政令第三百二十四号 ) 別表第一第六号から第九号まで及び別表第二第七号から第十一号までに掲げる交流用電気機械器具並びに携帯発電機 別表第九リチウムイオン蓄電池 別表第十雑音の強さ 別表第十一電気用品に使用される絶縁物の使用温度の上限値 別表第十二国際規格等に準拠した基準 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 5

技術基準適合義務を満たす方法 国の通達 解釈 別表第一 ~ 十一 整合規格 解釈別表第十二 ( 表 1~ 表 5) 国際規格等に準拠した基準 自己適合証明 事業者によるリスクアセスメント等 解説有り 技術基準 ( 省令 ) 第 1 条 ~ 第 20 条 方法検討中 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 6

整合規格とは 技術基準を満たす規格として 国が解釈別表第十二に採用したものです 技術基準と整合された規格という意味で 整合規格 と呼ばれています JISでは 国際規格と整合した規格を 国際整合 JIS( 規格 ) ということがあります 別表第十二のタイトルは 国際規格等に準拠した基準 となっており 整合規格として 国際整合 JIS が多く採用されていますが 整合規格 は必ずしも 国際整合 JIS とは限りません Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 7

整合規格体系 ( 別表第十二 ) 11 条 JIS 国が作る JIS 国 JIS 12 条 JIS 民間が作る JIS 業界団体 J 規格 整合規格は J 規格とも言われる JIS 以外の公的民間基準 ( 現在なし ) 民間の規格作成団体 電安法独自 国 現在は 雑音等がある この独自基準を J 規格とよび 他の整合規格である JIS と分けて呼ばれていたこともある Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 8

整合規格の種類 整合規格 JIS JIS 以外 国際整合 JIS 国際非整合 JIS 民間規格 電安法独自 ( 別紙 ) 主流 数規格 現在なし 雑音など 数 毎年 3 回程度の追加 改正がある Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 9

解釈使用の原則 1 電気用品が 2 以上の機能を有する場合にあっては それぞれの機能に係る解釈を適用しなければならない 2 この解釈に規定がない限り 別表第一から別表第十一までと別表第十二は それぞれ独立した体系であることから 両者を混用してはならない 規格を選定する場合において 電気用品の機能が 2 つ以上あれば 規格は 2 つ以上を選択しなければならない可能性もあります ( 規格は用品名でなく 機能で選定する ) 解釈別表第十二で採用された規格に 例えば 解釈別表第一の電線を使用してもよい 等の規定があれば 規定があるので混用は可能ですが そうでない限り 別表第一から別表第十一までの規定を使って部分的に置き換えることはできません Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 10

解釈使用の原則の例 空気清浄機能付エアコンの適用規格 エアコン部分別表第十二 (J60335-2-40) 空気清浄機部分別表第十二 (J60335-2-65) 別表第八 2(45) 絶縁距離規定 J60335-2-40 の箇条 29 別表第八 1(2) ト プラグ別表第十二 (J60884-1) 別表第四 例えば 整合規格である J60335-2-40(JIS C 9335-2-40) でプラグは 別表第四に規定するものが認めれているため 混用が可となります 原則としては 混用は不可ですが このように整合規格中で認められている場合は 混用可能という場合もあります ただし 整合規格は JIS 改正に伴い改正されるので 改正時は要注意です Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 11

解釈別表第十二の前書き 1 1. 別表第十二の技術基準は 次の表 1 2 3 4 及び 5 に掲げる基準とし それぞれ該当する基準を適用するものとする 多くの電気用品は 表 1( 安全 ) 及び表 2( 雑音 ) だけの適用となりますが 該当する場合は 表 3~ 表 5 も適用する必要があります Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 12

表 1. 電気安全に関する基準 ( 抜粋 ) 解釈別表第十二の構成 <1> 基準番号表題本文備考 J60065(H26) オーディオ, ビデオ及び類似の電子機器 - 安全性要求事項 JIS C 6065:2013 International Electrotechnical Comm ission 規格 ( 以下 IEC という )IEC 60065(2001), Amendment( 以下 Amd. という ) No.1(2005), Amd.No.2(2010) に対応 表 2. 雑音の強さに関する基準 ( 抜粋 ) 基準番号表題本文備考 J55013(H22) 音声及びテレビジョン放送受信機並びに関連機器の無線妨害波特性の許容値及び測定法 別紙 201 CISPR 13(2001:4th), Amd.No.1(2003), Amd.No.2(2006) に対応 http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/kaishaku/gijutsukijunkaishaku/beppyoudai12.pdf 別紙 1 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 13

解釈別表第十二の構成 <2> 表 1 電気安全に関する基準 解釈別表第十二すべての電気用品に適用されます 1 つの電気用品で 1 つの規格とは限らず 2 つ以上の規格を選定する必要があるときがあります 表 2 雑音の強さに関する基準 雑音を発生する可能性がある電気用品は すべて適用されます 表 3 遠隔操作機構を有するものに関する基準 遠隔操作機構を有する電気用品に適用されます 表 4 経年劣化による注意喚起表示 扇風機 換気扇 電気冷房機 電気洗濯機 ( 乾燥機能を有するものを除く ) 及び電気脱水機 ( 電気洗濯機と一体になっているものに限る ) テレビジョン受信機 ( ブラウン管のものに限る ) に適用されます Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 14

解釈別表第十二の構成 <3> 表 5 事故未然防止に係る安全基準 次のものに対する適用基準があります ( 表 1 の JIS に反映済みもあり ) 1 2 3 4 5 JIS C 8283-1(2008) 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ - 第 1 部 : 一般要求事項 に規定する機器用カプラを使用するもの 電熱器具であって かつ 消費電力を調整するために電源に接続する整流器を並列接続しているもの赤熱する発熱体を有する電気ストーブ換気扇 扇風機 電気冷房機 電気洗濯機 電気冷蔵庫又は電気冷凍庫で電動機用のコンデンサを有するもの差込プラグを有する電気冷蔵庫又は電気冷凍庫 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 15

解釈別表第十二の構成 <4> 本文は JIS タイプと別紙タイプがある 基準備考 基準番号表題本文 J60065(H26) オーディオ, ビデオ及び類似の電子機器 - 安全性要求事項 JIS C 6065:2013 International Electrotechnical Commission 規格 ( 以下 IEC という )IEC 60065(2001), Amendment( 以下 Amd. という ) No.1(2005), Amd.No.2(2010) に対応 J60432-1(H14) 白熱電球類の安全規定パート 1: 一般照明用の白熱電球 別紙 111 IEC 60432-1(1999) に対応平成 31 年 10 月 31 日まで有効 本文が別紙のものは ここをクリック Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 16

解釈別表第十二の見方 1 2 3 4 基準番号 : 規格の整理番号で J に続く数字は 対応する国際規格と一致しています ( リストは番号順に並んでいます ) 表題 : 本文の規格のタイトルです JIS の場合は JIS のタイトルです 本文 : 採用された整合規格です JIS を本文とするもの及び 別紙 を本文とするものがあります JIS は 購入となりますが JISC のホームページで閲覧のみできます 別紙 は 表 5のJ3000(H25) を除き 電気協会発行の解説本には掲載されていません 経済産業省の電気用品安全法のHPで解釈別表第十二を表示させた状態で 別紙番号をクリックすると閲覧及びダウンロードが可能です (JIS 等に置きかえで廃止方向になっているため 数は少ないです ) 備考 : 次のような情報が記載されています 対応する国際規格の版 ( 国際整合規格の場合 ) 有効期限が有る場合はその有効日 必要により本文であるJIS 等との差異 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 17

解釈別表第十二の別紙のダウンロード 経済産業省の電気用品安全法ページにアクセス http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/ 法令 通達 タブをクリック http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/ act.html 通達欄 電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について の 別表第十二 をクリック http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/ kaishaku/gijutsukijunkaishaku/beppyoudai12.pdf 閲覧したい基準番号の本文が 別紙 であれば 別紙番号 をクリック Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 18

解釈別表第十二の前書き 2 2. 基準中で 本文の別紙が国際規格を引用する場合又は本文の日本工業規格 ( 以下 JIS という ) が International Special Committee on Radio Interference 規格 ( 以下 CISPR という ) を引用する場合であって 表 1 及び 2 の中に当該国際規格に対応する基準がある場合にはこれを適用するものとする 整合規格が雑音規定として CISPR 規格をそのまま引用している 前書き 2 により 規定中の CISPR 規格は 表 2 の整合規格に置き換える 整合規格が別紙のものは 規定の中で IEC 規格をそのまま引用している (JIS 等に置き換えていない ) 前書き 2 により 規定中の IEC 規格は 整合規格 (JIS) に置き換える 整合規格が JIS の場合で IEC 規格を引用している場合は その IEC 規格が有効である Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 19

解釈別表第十二の前書き 2 の具体例 1 J8528-8(H16): 別紙 199 携帯発電機 6.12 沿面距離 空間距離及び通し絶縁距離 沿面距離及び空間距離及び通し絶縁距離は IEC 60335-1:1991 の 29 に規定される値 (mm) 以上でなければならない IEC 60335-1:1991 の部分は 国際規格に対応する整合規格が解釈別表第十二に存在するので J60335-1(3 版 - H14) に読み替える Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 20

解釈別表第十二の前書き 2 の具体例 2 本文が CISPR 規格を引用する場合 J60730-1(H23) 本文 JIS C 9730-1:2010 23.1 自立構造形及び独立取付形制御装置で, 通常運転中に繰り返し運転するものについては, 過度の通信障害を発生しないような構造でなければならない 適否は, 次のいずれかの方法によって判定する a) 次の修正を加えた CISPR 14-1 及び / 又は,CISPR 22 クラス B の試験 CISPR 14-1 の 4.2.3.4 において,200 ms の値は,20 ms と置き換える CISPR 14-1 又は CISPR 22 の部分は 国際規格に対応する整合規格が解釈別表第十二に存在するので J55014-1(H27) 又は J55022(H22) に読み替える 平成 30 年 11 月 30 日までは J55014-1(H20) でもよい Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 21

適用する整合規格の探し方 解釈別表第十二は 電気用品名と基準番号が紐付けされていませんので 基本的には電気用品名で規格を選定することはできません このため まずは 電気用品の機能 ( 特徴 ) を把握し 解釈別表第十二の表題から該当する基準を探すことになりますが 多くの基準から該当基準を探すには慣れが必要です 特に 表 1( 電気安全に関する基準 ) は 電気用品名によって適用規格を示すことは難しいことから 公表されたものはありません また 表 1のリスト順は 特にルールがなく 対応するIEC 規格の番号順になっているだけです Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 22

気用品の仕様等)電整合規格の選定 国の通達 ( 別表第一 ~ 九 ) の選定方法電仕釈気様基用規準(品定名解)整合規格の選定方法電気用仕品様合の規規機定格(能整電気用品名で選定する 電気用品名が重要 電気用品名が決まれば 自動的に解釈基準が決まる 電気用品の機能で選定する 電気用品の特徴が選定のポイント 電気用品名が決まっても 自動的に選定できない 23 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 23

1 表 1 の電気安全に関する基準の選び方の例 製品カテゴリに対応する規格番号を見つける ある程度の目安をつけるには まずは 製品カテゴリに対応する規格番号を覚えておく必要があります 2 表題から見つける カテゴリである程度絞り込めたら表題で該当する規格の目安をつけます 3 本文 ( 規格 ) の適用範囲を読む 規格の箇条 1 にある適用範囲で規格の適用範囲を確認します 4 適用範囲に製品例を確認する 適用範囲には 具体的な製品名が例示されていることがあります 5 製品名の定義を確認する 製品名に対する定義が箇条 2 又は 3( 異なる場合あり ) に記載されていることがあり その場合 定義で該当製品でも確認することができます Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 24

製品カテゴリに対する基準番号例 1 カテゴリ 基準シリーズ 備考 電線 ビニル J60227シリーズ ゴム J60245シリーズ 高圧 J60502-1 電線管 電線管 附属品 J61386シリーズ ボックス J60670シリーズ 線ぴ J61084シリーズ ヒューズ 電流 J60127シリーズ 機器用 J60269シリーズ 配線用 (IEC 工事用 ) J73001シリーズ 配線用 ( 国内設備用 ) 温度 J60691 配線器具 点滅器 J60669シリーズ 配線用 J61058シリーズ 機器用 コンセント プラグ J60884シリーズ 延長コードセットはなし ソケット J60238 ねじ込み J60400 蛍光灯用 J60838シリーズ その他のソケット J61184 差込みソケット カプラ J60320シリーズ 家庭用 J60309-1 工業用 ライティングダクト J60570 照明用 J61534-1 パワートラック 開閉器 現在なし 圧力スイッチ J60730-2-6 フロートスイッチ J60730-2-15 タイマー J60730-2-7 配線用遅延スイッチは J60669-2-3 ジョイントボックス ねじ込み接続器等 J60998シリーズ Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 25

製品カテゴリに対する基準番号例 2 電流制限器 安定器 カテゴリ基準シリーズ備考 現在なし J61347 シリーズ 変圧器 J61558 シリーズ汎用直電もカバー 電動機 J61050 ネオン変圧器 ( 電子式以外 ) 電子式は J61347-2-10 現在なし 家庭用及び業務用機器 J60335 シリーズ個別規格が 100 近くある AV 機器 J60065 IT 機器 ( 事務機器含む ) J60950-1 照明器具 J60598 シリーズ ランプ J60432-1 白熱電球 J60968 J61195 J61199 安定器内蔵形蛍光ランプ 直管蛍光ランプ 片口金蛍光ランプ 電動工具 J60745 シリーズ手持ち形 アーク溶接 J61029 シリーズ J60974 シリーズ 携帯発電機 J8528-8 可搬形 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 26

整合規格選定に関する FAQ J60335-1( 家電機器通則 ) に該当する製品で パート 2( 個別規格 ) が存在しない製品は J60335-1 だけの選定でよいか J60335 シリーズに該当する製品で 個別規格が別表第十二に採用されていない場合 J60335-1 だけの選定は不十分です ( その製品の整合規格は存在せず 解釈別表第十二の適用はできません ) http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/file/97_faq/j60335_tekiyou.pdf J60335 シリーズは 個別規格がない場合 整合規格がないものとなります 別紙 2 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 27

豆知識 ( 完全でありません ) 比較的新しい規格で パート 1 規格の表題 (JIS のタイトル ) が 通則 となっていれば 個別規格がないと整合規格がないものとなり 一般要求事項 となっていれば 一般的なものは 個別規格がなくてもパート 1 だけで整合規格となります a. 通則タイプ 個別規格優先型 ( 個別規格が必須 ) b. 一般要求事項対応 個別規格特殊型 ( 個別規格は 特殊な製品のみ必要 ) 例 a. J60335-1(H27): 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性 - 第 1 部 : 通則 b. J60950-1(H27): 情報技術機器 - 安全性 - 第 1 部 : 一般要求事項 注 ) J60335-1(4 版 -H20) の表題は 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性 - 第 1 部 : 一般要求事項 となっていますが 個別規格優先型です この本文は 2003 年に発行された JIS であり 10 年以上前のため上記に対応していません Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 28

解釈別表第十二の改正情報の入手等 整合規格を提案する電気用品調査委員会が年間で三回開催され 審議文書が公開されます (HP:http://www.eam-rc.jp/index.html) 経済産業省の電気用品整合規格検討ワーキンググループで整合規格の採用が検討されます (HP:http://www.meti.go.jp/committee/gizi_1/32.html) その後 パブリックコメント ( 意見募集 ) の公布があります ( 電気用品安全法のページの新着情報で確認 ) 意見募集で問題がなければ 数ヶ月後ぐらいで改正後の整合規格が施行されますが 通常 改正後でも旧版に対して三年間の猶予期間があります ( 規格により異なります ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 29

雑音の強さの基準選定 雑音の強さ ( 表 2) については 電気協会発行の 電気用品の技術基準の解説 に 雑音の強さに関する解釈別表第十二の技術基準 (J 規格 ) の適用の考え方 があり 電気用品名に対する適用基準の例が示されています ( 例であることに注意 ) 中分類 電気用品名 別表第十二雑音の 強さに関する基準 配線器具タンブラースイッチ J55001 ~ ~ ~ 備考 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 30

版の例 整合規格 (J 規格 ) の版について IEC 規格の最新版 JIS の最新版 別表第十二に採用されている JIS の版は必ずしも一致しません 規格を購入する場合等に注意が必要です 3 つが一致している期間 J 規格が遅れている期間 3 つが一致しない期間 IEC 規格に遅れている期間 IEC 規格の版 2000 年版 2010 年版 2016 年版 2016 年版 JIS の最新版 ( 対応 IEC の版 ) 別表第十二に採用されている JIS の版 ( 対応 IEC の版 ) 2005 年版 (2000 年版 ) 2005 年版 (2000 年版 ) 2015 年版 (2010 年版 ) 2005 年版 (2000 年版 ) 状態 理想状態 JISを別表第十 二に採用する 期間 2015 年版 (2010 年版 ) 2005 年版 (2000 年版 ) JIS を改正し 別表第十二に採用する期間 2015 年版 (2010 年版 ) 2015 年版 (2010 年版 ) JIS 改正待ち期間 JIS の最新版は web で閲覧可能ですが それが J 規格と一致していない期間があることに注意する必要があります Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 31

IEC 規格との差異 ( 適用範囲で確認 ) JIS には 対応 IEC 規格に対して IDT( 一致 ) MOD( 修正 ) NEQ( 不一致 ) が存在しています 国際整合 JIS と言われているのは IDT( 一致 ) MOD( 修正 ) です IDT( 一致 ) タイプは 翻訳 JIS とも言われます ( ヘッダーに括弧書きで IEC 番号が記載されます 例 :C 60664-1:2009(IEC 60664-1:2007)) MOD( 修正 ) タイプは JIS 本文にIEC 規格と異なる箇所にアンダーライン又は側線で識別されており かつ 附属書に国際規格との違いの説明があります この差異は デビエーション とも呼ばれています IEC 規格に適合していても デビエーションに対して不適合になる場合 JIS に不適合となり JISが整合規格であれば 電安法においても不適合となります ごく希に JISとJ 規格の間にも差異がある場合があります ( 要注意 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 32

解釈別表第十二を使用するメリット例 デビエーションがあるものの IEC 規格がベースになっているので 国内だけでなくグローバルに同じ設計で展開できます IEC 電気機器安全規格適合性試験制度 (IECEE -CBスキーム) により 海外認証機関と相互に試験データの活用ができます デビエーションを除き IEC 規格がそのまま英文として活用できます Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 33

IECEE CB Scheme Process Country A CBTL A P P L I C A N T APPLICATION TEST REPORT NCB F.I.R. TESTING IEC Std+N.D. 15 working days Recognizing Countries B Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 34

ご清聴ありがとうございました Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 35