組み込み Linux 高速起動ソリューション "Warp!! iw-rainbow-g22d-sodimm 評価キット操作手順書 Version 1.0
Rev 日付. 1.0 2017/02/23 初版 変更内容 注意 - 本ソフトウェアおよびマニュアルの著作権は リネオソリューションズ株式会社にあります - 本ソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で使用 複製することはできません - 本ソフトウェアおよびマニュアルは 本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます - 本ソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果に関して リネオソリューションズ株式会社はいかなる保証も表明も行っていません - 本ソフトウェアの仕様およびマニュアルの記載されている内容は 予告なしに変更することがあります 商標 Lineo Solutions, Inc. はリネオソリューションズ株式会社の商標です Linux は Linus Torvalds 氏が所有する登録商標です その他記載されている会社名 製品名は 各社の商標および登録商標です Copyright 2017 Lineo Solutions, Inc. All rights reserved.
目次 1. はじめに... 1 2. Warp!! デモバイナリの書き込み方法... 3 3. Warp!! デモ起動... 5 4. Warp!! デモの動作について... 6 I
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1. はじめに 使用許諾書の内容を確認頂き それに従って評価を実施して下さい 1.1 評価キット構成 1.1.1 ハードウェア 評価ボード CPU SDRAM Storage Device RZ/G1E SODIMM 開発キット iw- RainboW-G22D SODIMM ARM Cortex-A7 1.0GHz Dual Core 512MByte emmc 4GByte SPI Flash 2Mbyte On board usd Slot 1
1.1.2 ソフトウェア Warp 5.0 Boot loader u-boot-2013.01.01 + Warp!! patch Kernel 3.10.31 + Warp!! patch 2
2. Warp!! デモバイナリの書き込み方法 2.1 Warp!! デモバイナリのダウンロード 以下からバイナリのダウンロードを行ってください http://www.lineo.co.jp/rzg-pf/ RZ/G1E 搭載評価ボード iwave 社 iw-rainbow-g22d-sodimm 用デモダウンロード の Warp!! デモバイナリ 2.2 起動用 micro SD の生成 micro SD は 4GByte 以上を使用してください micro SD を Linux PC に接続し以下のパーティションを作成します Part No. サイズ ID 1 512MByte 6 2 3GByte 以上 83 以下のコマンドにて micro SD をフォーマットします mkfs.vfat /dev/sd@1 mkfs.ext3 /dev/sd@2 フォーマット済みの micro SD にバイナリをコピーします mount /dev/sd@1 /mnt tar zxf usd_part1.tgz C /mnt umount /dev/sd@1 mount /dev/sd@2 /mnt tar zxf usd_part2.tgz C /mnt umount /dev/sd@2 2.3 Warp!! デモバイナリを emmc へ書き込み 起動用 micro SD を RZ/G1E の micro SD コネクタに接続し ターゲットを電源 ON します u-boot プロンプトにて以下のコマンドを実行し起動します setenv kernel 'uimage' setenv fdt_file 'r8a7745-iwg22m_sm.dtb' setenv loadaddr '0x40007fc0' setenv fdt_addr '0x40f00000' setenv bootargs 'console=ttysc3,115200n8 ignore_loglevel vmalloc=200m root=/dev/mmcblk0p2 rootwait rootfstype=ext3 ro' setenv bootcmd 'mmc dev 0;fatload mmc 0 ${loadaddr} ${kernel};fatload mmc 0 ${fdt_addr} ${fdt_file};bootm ${loadaddr} - ${fdt_addr}' run bootcmd 3
カーネルログイン後 以下のコマンドを実行し emmc に Warp!! デモバイナリを書き込みます dd if=/warpdemo/warp_emmc.bin of=/dev/mmcblk2; sync 2.4 Warp!! デモバイナリ用 u-boot の書き込み 本デモでは u-boot を書き換えずに Warp!! 起動を体感して頂く為の DRAM から起動する u-boot バイナリもご用意しております u-boot を SPI Flash に書き込み Warp!! デモを動作される場合は以下のコマンドを実行してください dd if=/warpdemo/u-boot_spi.bin of=/dev/mtdblock0 bs=1k seek=128; sync 注意 :SPI Flash の u-boot を書き損じた場合 ボードが起動しなくなります 復旧には ICE が必要となりますので 書き替えは慎重に実施を頂く様お願い致します 4
3. Warp!! デモ起動 3.1 Warp!! デモ用 u-boot を DRAM に展開して起動 u-boot_spi.bin を SPI Flash に書き込まずに Warp!! デモ起動を行う場合は u-boot 起動後に以下を実行してください mmc dev 0 fatload mmc 0 0x41004000 u-boot_dram.bin g 0x41004a60 3.2 Warp!! 起動と通常起動の切り替えについて Warp!! デモ用 u-boot を SPI Flash に書き込まれた場合 ターゲットの電源 ON 後自動的に Warp!! 起動が行われます u-boot のプロンプトに移行する場合は電源 ON 後直ちにコンソール入力を行ってください 3.3 emmc のバイナリで通常起動 emmc に書き込んだバイナリを使用して通常起動を行う場合は u-boot のプロンプトに移行して以下を実行してください setenv kernel 'uimage' setenv fdt_file 'r8a7745-iwg22m_sm.dtb' setenv loadaddr '0x40007fc0' setenv fdt_addr '0x40f00000' setenv bootargs 'console=ttysc3,115200n8 ignore_loglevel vmalloc=200m root=/dev/mmcblk2p2 rootwait rootfstype=ext3 ro' setenv bootcmd 'mmc dev 2;fatload mmc 2 ${loadaddr} ${kernel};fatload mmc 2 ${fdt_addr} ${fdt_file};bootm ${loadaddr} - ${fdt_addr}' run bootcmd 5
4. Warp!! デモの動作について 4.1 Warp!! デモの制限 Warp!! デモでは Warp!! 起動後 3 分後に自動的にシステムが停止する仕様となっております 4.2 Warp!! 対応済 Kernel Driver Warp!! デモにて動作確認がされているデバイスは以下になります CPU Clock L2 Cache Arch Timer GPIO emmc Debug Serial DMA LCD TouchPanel (I2C) Gigabit Ethernet UART USB 2.0 6