( 引渡期間 ) 第五条当店の貨物の引渡期間は 次の日数を合算した期間とします 一発送期間貨物を受け取った日を含め二日二輸送期間運賃及び料金の計算の基礎となる輸送距離百七十キロメートルにつき一日 ただし 一日未満の端数は一日とします 2 前項の規定による引渡期間の満了後 貨物の引渡しがあったときは

Similar documents
四五六 当該利用運送に関し 申込者から特別の負担を求められたとき 当該利用運送が 法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反するものであるとき 天災その他やむを得ない事由があるとき ( 運送状等 ) 第八条荷送人は 当店の請求があったときは 次の事項を記載した運送状を署名又は記名捺印の上 一口ごと

標準貨物自動車利用運送約款 最終改正平成 31 年 4 月 1 日国土交通省告示第 320 号

クロネコメール便約款

宅急便約款

<4D F736F F D208DB290EC834F838D815B836F838B838D E83585F88F8897A E919796F18ABC2E646F63>

航空宅配便利用運送約款

発地着地はい作出庫仕分け入庫仕分けラベル貼り等附帯業務料 検収 検品検収 検品はい作業荷待ち棚入れ造り正附帯業務の内容 ( 種類 ) を明確化改待機時間間料トラック運送の運賃 料金の新しいルールについて ( 平成 29 年 11 月 4 日から実施 ) 〇 運賃 と 料金 の区別を明確化 運送の対価

国内利用航空運送約款 平成 30 年 5 月 23 日国官参物第 27 号 日本通運株式会社

4 この規約において 運送事業者 とは当社と輸送業務委託契約を締結した事業者および その使用人をいいます 第二章利用運送業務 第一節利用運送の引受け ( 受付日時 ) 第四条当社は受付日時を定め 店頭又はウェブサイトに掲示します 2 前項の受付日時を変更する場合には あらかじめ店頭又はウェブサイトに

国内貨物運送約款(日本航空)

<4D F736F F D F8093E08D E919796F18ABC816995BD90AC E82518C8E FA8D CF092CA8FC88D908EA691E

第 1 章総則 ( 適用範囲 ) 第 1 条 当社の経営する一般貸切旅客自動車運送事業 ( 国土交通大臣の許可を受けて乗 合旅客運送を行う場合を除く ) に関する運送契約は この運送約款の定めるところに より この運送約款に定めのない事項については 法令の定めるところ又は一般の慣習 によります 2

残余財産

いるものをいう ) 及び同法附則第 3 条の規定により 介助犬 又は 聴導犬 と表示をしているもの 2 この運送約款で 小荷物 とは 3 辺の長さの和が 2 メートル以下で かつ 重量が 30 キログラム以下の物品であつて 当社が運送の委託を受けるものをいいます 3 この運送約款で 運送申込人 とは

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

4. 預入方法等 (1) 本定期預金の預入は 当行の円普通預金口座からの振替入金の方法によります (2) 本定期預金の最低預入金額は 一口につき10 万円以上とし 預入単位は10 万円とします なお 当行は お客さまが預入を行うことのできる金額の上限を設ける場合があります また 当行は 一口あたりの

ETCスルーカード規定

-EM Wi-Fi SPOTサービス規約-

-EM Wi-Fi SPOTサービス規約-

2. 本サービスの申込者において 本規約に反する事由 本サービスへの申込みが適当でない と当社が判断する事由等がある場合には 当社は 本サービスへの申込みを承諾しないこ とがあります 第 5 条 ( 利用契約の成立時期 ) 1. 当社が当該申込みを承諾したときに利用契約が成立するものとします ネット

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

< F2D95CA8E86362D B5A8F708E9197BF8DEC90AC8BC696B1>

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

一般社団法人大分県食品衛生協会食中毒見舞費用保険普通保険約款 第一章総則第 1 条 ( 用語の定義 ) 第二章保険金の支払事由第 2 条 ( 保険金の支払事由 被保険者 保険金額 ) 第 3 条 ( 免責事由 ) 第 4 条 ( 保険金の受取人 ) 第三章保険契約の締結等第 5 条 ( 保険責任の始

< F88F8897A895E92C BF8BE093CD8F6F976C8EAE97E188C DB92B797B9816A2E786C7378>

( 督促 ) 第 6 条市長等は 市の債権について 履行期限までに履行しない者があるときは 法令 条例又は規則の定めるところにより 期限を指定してこれを督促しなければならない 2 市長等は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 2 31 条の3 第 1 項に規定す

Microsoft Word - Webyuupuri_kiyaku.rtf

<4D F736F F D E838B815B B F18ABC2E646F63>

( 業務上受領する金銭の利息 ) 第 6 条当社は 業務上受け取った金銭に対しては 利息を付けない 第 2 章寄託の引受及び受寄物の入庫 ( 寄託引受の制限 ) 第 7 条当社は 次の場合には 寄託の引受をしないことができる (1) 当該寄託の申込がこの約款によらないとき (2) 当該貨物が危険貨物

あおぞらダイレクト定期預金規定

NUROアクセス トラフィックレポートサービス利用規約

国土交通省届出

機種変更応援プログラムご利用規約

Microsoft Word - パイオニア 株式取扱規則H doc

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

等を除き 住民票の写し等所定の本人確認書類を提示してください 4 許可等が必要とされる取引の場合には その許可等を証明する書面を提示または提出してください (3) 送金の依頼にあたっては 送金依頼人は当行に 送金資金の他に 当行所定の送金手数料その他この取引に関連して必要となる手数料 諸費用 ( 以

4. 第 2 項の申込金を同項の規定により当館が指定した日までにお支払いいただけな い場合は 宿泊契約はその効力を失うものとします ただし 申込金の支払期日を 指定するに当たり 当館がその旨を宿泊客に告知した場合に限ります ( 申込金の支払いを要しないこととする特約 ) 第 4 条前条第 2 項の規

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

Webエムアイカード会員規約

株 式 取 扱 規 則

(Microsoft Word \203T\203C\203g\214f\215\332\227pASOVILLA\217h\224\221\226\361\212\274.doc)

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

外貨定期預金規定(通帳口)

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

THE NIKKEI MAGAZINE STYLE Ai プレミアムクラブ会員規約 第 1 条 ( 目的 ) THE NIKKEI MAGAZINE STYLE Aiプレミアムクラブ ( 以下 本組織 といいます ) は 株式会社講談社 ( 以下 講談社 といいます ) と株式会社日本経済新聞社 (

冷蔵倉庫寄託約款

一部解約可能型定期預金(複利型)規定

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

ネットワーク保守サービス 契約約款 2016 年 4 月 関西国際空港情報通信ネットワーク株式会社

平成 第 年度 号 保管契約書 ( 有償 )

Microsoft Word - 受益者_Q&A.doc

楽天証券ポイント利用規約

kashikasotsuka-yakkan

電磁的方法による書面の交付及び 電磁的方法による交付に対する同意書 第 1 電磁的方法による書面の交付 1 契約締結前の電磁的交付ラッキーバンク インベストメント株式会社 ( 以下 当社 といいます ) は お客様が契約をご締結するにあたっては あらかじめ 下記事項を 書面によらず電磁的方法により交

<4D F736F F D208A4F8D BE08EE688F88B4B92E A815B B A2E646F63>

< F2D B8F F18ABC814093FA967B8CEA >

明確認書 を甲に提出する ( かし担保 ) 第 8 条乙は この契約締結後に かくれたかしがあることを発見しても 売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないものとする ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者

輸入しようとする郵便物に関する通関業務規約

Microsoft Word - MVNO啉åfi†å›²è³¦è²©å£²å¥‚紗紗款+201607ï¼›.docx

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

<4D F736F F D208A4F8D BE08EE688F88B4B92E82E646F63>

個人情報の保護に関する規程(案)

資料 3 参考 2 使用済自動車の再資源化等に関する法律 からの抜粋 解体自動車の全部再資源化の実施の委託に係る認定に関する規定 第三十一条自動車製造業者等は 解体業者又は破砕業者に委託して 解体自動車の全部再資源化 ( 再資源化のうち 解体業者が第十六条第二項の主務省令で定める再資源化に関する基準

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

IPデータ通信網掲示

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

業務委託基本契約書

日個連東京都営業協同組合浮間事務所

4-1 ゆうパック約款・運賃表

〔問 1〕 抵当権に関する次の記述のうち,民法の規定によれば,誤っているものはどれか

Taro-052第6章1節(p ).jtd

第 3 章 モバレコ welbox 利用 第 7 条モバレコ welbox の利用契約者は 本サービスの月額料金の支払により 株式会社イーウェルの運営提供するウェルボックスサービスを利用することができます 第 4 章 モバレコポイント利用 第 8 条ポイントの付与 1. 当社は 契約者よりサービス料

住友電気工業株式会社株式取扱規則

旅行業約款(手配旅行契約の部)

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

個人情報保護規程

宿泊約款 ( 適用範囲 ) 第 1 条当宿 ( 館 ) が宿泊客との間で締結する宿泊契約及びこれに関連する契約は この約款の定めるところによるものとし この約款に定めのない事項については 法令又は一般に確立された慣習によるものとします 2. 当宿 ( 館 ) が法令及び慣習に反しない範囲で特約に応じ

tabal まるごと決済ご利用規約 ( この規約について ) 第 1 条当社がお客様に提供する tabal まるごと決済 ( 以下 本サービス といいます ) は この tabal まるごと決済ご利用規約 ( 以下 本規約 といいます ) 及び tabal メンバー規約 ( 以下 メンバー規約 とい

Microsoft Word - 受注型企画旅行・旅行条件説明書.doc

Taro-土地売買契約書(延納払).j

Microsoft Word - 文書 1

規程番号

Microsoft Word - 利用規定.doc

また 満期払利息は 満期日にこの預とともに指定口座へ入します 5 中間払利息を指定口座に入できず現で受取る場合には 届出または登録の印章 ( または署名 暗証 ) により 当行所定の支払請求書に記名押印 ( または署名 暗証 記入 ) しまたは当行所定の電子装置に記名押印して 通帳または証書とともに

ETC 路線バス割引利用規約 ( 目的 ) 第 1 条本規約は 阪神高速道路株式会社 ( 以下 当社 といいます ) がETCシステム (ETCシステム利用規程第 2 条に規定するETCシステムをいいます 以下同じです ) を使用する路線バス ( 乗車定員 30 人以上の自動車のうち 道路運送法 (

標準倉庫寄託約款 ( 甲 ) ( 昭和 34 年 12 月 14 日港倉第 181 号 ) 改正昭和 56 年 3 月 4 日港倉第 11 号 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 ~ 第 6 条 ) 第 2 章 寄託の引受及び受寄物の入庫 ( 第 7 条 ~ 第 12 条 ) 第 3 章 証券

改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら

土地売買契約書

UQ通信サービス契約約款

す (1) 入会申し込みを行った者 ( 以下 申込者 といいます ) が 1 種類以上の対象サービスに係る契約者でないとき (2) 以下に記載する対象サービスの契約回線数またはチャネル数がそれぞれ100 以上あるとき 対象サービス 1 auスマートフォンとauケータイの合計 2 auタブレットとau

ETC 会員は 当行に対し 第 3 条第 1 項に定める ETC カ - ド発行の対価として 入会申込書およびホ - ムペ - ジ等に記載する所定の新規発行手数料を支払うものとします 新規発行手数料は 退会または ETC 会員資格の取消となった場合でも返却いたしません 第 5 条 ( 本カードの管理

4. ポイントは 対象取引が行われてから 当社が定める一定の期間を経た後に付与します この期間内に 当社が対象取引において取り消し 解除等があったことを確認した場合 当該対象取引に対するポイントは付与せず また対象料金の金額に変更があった場合は 変更後の金額に基づきポイントを付与します 5. 当社は

第 5 条 ( ハートワンマネーの利用 ) (1) 会員は ハートワンマネーを当社が定めた方法に基づき 1 単位 =1 円として加盟店ウェブサイトにおける決済代金 ( 商品 サービス代金 送料 手数料又は消費税を含みます 以下同じ ) の支払いに利用することができます 但し 当社及び加盟店は ハート

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

6.( 適用外国為替相場 ) (1) この預金の預入時および払戻時に米ドルと本邦通貨との売買を行う場合は 当行店頭に表示する外国為替相場により取扱うものとします この適用外国為替相場の取引条件について いったん合意したうえは その取引実行の前後を問わず変更または取消はできません (2) 前項にかかわ

第 6 条 ( 物件の引渡し ) 1. 賃貸人が賃借人に対して 物件を賃借人の指定する日本国内の場所に着荷することをもって引き渡しとします 2. 賃貸人が賃借人に対して天災 地変 火災 戦争 内乱 その他不可抗力 ( 賃貸人の責によらないものに限る ) により物件の納入を完了できないことが明らかな場

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

証券コネクト口座規定

第 1 章総則 ( 事業の種類 ) 第 1 条当社は 航空運送事業者 ( 航空法 ( 昭和 27 年法律第 231 号 ) 第 2 条第 17 項に規定する航空運送事業を経営する者をいう ) が行う貨物の国際運送又は当該運送を利用して貨物利用運送事業者が行う貨物の国際運送に係る次の貨物利用運送事業を

Transcription:

標準貨物軽自動車運送約款 ( 平成十五年国土交通省告示第百七十一号 ) 最終改正平成二十九年国土交通省告示第七百四十一号目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章運送業務等 ( 第三条 - 第五十八条 ) 第一節通則 ( 第三条 - 第五条 ) 第二節引受け ( 第六条 - 第十六条 ) 第三節積付け 積込み又は取卸し ( 第十七条 ) 第四節貨物の受取及び引渡し ( 第十八条 - 第二十六条 ) 第五節指図 ( 第二十七条 第二十八条 ) 第六節事故 ( 第二十九条 - 第三十一条 ) 第七節運賃及び料金 ( 第三十二条 - 第三十七条 ) 第八節責任 ( 第三十八条 - 第五十条 ) 第九節連絡運輸 ( 第五十一条 - 第五十八条 ) 第三章附帯業務 ( 第五十九条 - 第六十一条 ) 第一章総則 ( 事業の種類 ) 第一条当店は 貨物軽自動車運送事業を行います 2 当店は 前項の事業に附帯する事業を行います ( 適用範囲 ) 第二条当店の経営する貨物軽自動車運送事業に関する運送契約は この運送約款の定めるところにより この運送約款に定めのない事項については 法令又は一般の慣習によります 2 当店は 前項の規定にかかわらず 法令に反しない範囲で 特約の申込みに応じることがあります 第二章運送業務等 第一節通則 ( 受付日時 ) 第三条当店は 受付日時を定め 店頭に掲示します 2 前項の受付日時を変更する場合には あらかじめ店頭に掲示します ( 運送の順序 ) 第四条当店は 運送の申込みを受けた順序により貨物の運送を行います ただし 腐敗又は変質しやすい貨物を運送する場合その他正当な事由がある場合は この限りでありません 1

( 引渡期間 ) 第五条当店の貨物の引渡期間は 次の日数を合算した期間とします 一発送期間貨物を受け取った日を含め二日二輸送期間運賃及び料金の計算の基礎となる輸送距離百七十キロメートルにつき一日 ただし 一日未満の端数は一日とします 2 前項の規定による引渡期間の満了後 貨物の引渡しがあったときは これをもって延着とします 第二節引受け ( 貨物の種類及び性質の確認 ) 第六条当店は 貨物の運送の申込みがあったときは その貨物の種類及び性質を明告することを申込者に求めることがあります 2 当店は 前項の場合において 貨物の種類及び性質につき申込者が告げたことに疑いがあるときは 申込者の同意を得て その立会いの上で これを点検することがあります 3 当店は 前項の規定により点検をした場合において 貨物の種類及び性質が申込者の明告したところと異ならないときは これにより生じた損害の賠償をします 4 当店が 第二項の規定により点検をした場合において 貨物の種類及び性質が申込者の明告したところと異なるときは 申込者に点検に要した費用を負担していただきます ( 引受拒絶 ) 第七条当店は 次の各号の一に該当する場合には 運送の引受けを拒絶することがあります 一当該運送の申込みが この運送約款によらないものであるとき 二申込者が 前条第一項の規定による明告をせず 又は同条第二項の規定による点検の同意を与えないとき 三当該運送に適する設備がないとき 四当該運送に関し 申込者から特別の負担を求められたとき 五当該運送が 法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反するものであるとき 六天災その他やむを得ない事由があるとき ( 運送状等 ) 第八条荷送人は 次の事項を記載した運送状を署名又は記名捺印の上 一口ごとに提出しなければなりません ただし 個人 ( 事業として又は事業のために運送契約の当事者となる場合におけるものを除く 第三十二条第二項に 2

おいて同じ ) が荷送人である場合であって 当店がその必要がないと認めたときは この限りではありません 一貨物の品名 品質及び重量又は容積並びにその荷造りの種類及び個数二発送地及び到達地 ( 団地 アパートその他高層建築物にあっては その名称及び電話番号を含む ) 三運送の扱種別四運賃 料金 ( 第三十三条の二に規定する積込料及び取卸料 第三十三条の三に規定する待機時間料 第五十九条第一項に規定する附帯業務料等をいう ) 燃料サーチャージ 有料道路利用料 立替金その他の費用( 以下 運賃 料金等 という ) の額その他その支払に関する事項五荷送人及び荷受人の氏名又は商号並びに住所及び電話番号六運送状の作成地及びその作成の年月日七高価品については 貨物の種類及び価額八貨物の積込み又は取卸しを委託するときは その旨九第五十九条第一項に規定する附帯業務を委託するときは その旨十運送保険に付することを委託するときは その旨十一その他その貨物の運送に関し必要な事項 2 荷送人は 当店が前項の運送状の提出の必要がないと認めたときは 当店に前項各号に掲げる事項を明告しなければなりません ( 高価品及び貴重品 ) 第九条この運送約款において高価品とは 次に掲げるものをいいます 一貨幣 紙幣 銀行券 印紙 郵便切手及び公債証書 株券 債券 商品券その他の有価証券並びに金 銀 白金その他の貴金属 イリジウム タングステンその他の稀金属 金剛石 紅玉 緑柱石 琥珀 真珠その他の宝玉石 象牙 べっ甲 珊瑚及び各その製品二美術品及び骨董品三容器及び荷造りを加え一キログラム当たりの価格が二万円を超える貨物 ( 動物を除く ) 2 前項三号の一キログラム当たりの価格の計算は 一荷造りごとに これをします 3 この運送約款において貴重品とは 第一項第一号及び第二号に掲げるものをいいます ( 運送の扱種別等不明な場合 ) 第十条当店は 荷送人が運送の申込みをするに当たり 運送の扱種別その他その貨物の運送に関し必要な事項を明示しなかった場合は 荷送人にとって最も有利と認められるところにより 当該貨物の運送をします ( 荷造り ) 3

第十一条荷送人は 貨物の性質 重量 容積 運送距離及び運送の扱種別等に応じて 運送に適するように荷造りをしなければなりません 2 当店は 貨物の荷造りが十分でないときは 必要な荷造りを要求します 3 当店は 荷造りが十分でない貨物であっても 他の貨物に対し損害を与えないと認め かつ 荷送人が書面により荷造りの不備による損害を負担することを承諾したときは その運送を引き受けることがあります ( 外装表示 ) 第十二条荷送人は 貨物の外装に次の事項を見やすいように表示しなければなりません ただし 当店が必要がないと認めた事項については この限りでありません 一荷送人及び荷受人の氏名又は商号及び住所二品名三個数四その他運送の取扱いに必要な事項 2 荷送人は 当店が認めたときは 前項各号に掲げる事項を記載した荷札をもって前項の外装表示に代えることができます ( 貨物引換証の発行 ) 第十三条当店は 荷送人の請求により貨物引換証を発行する場合には 貨物の全部の引渡しを受けた後 これを発行します ただし 次の各号の貨物については これを発行しません 一貴重品及び危険品二植木類 苗及び生花三動物四活鮮魚介類その他腐敗又は変質しやすいもの五流動物 ( 酒類 酢類 醤油 清涼飲料及び発火又は引火等の危険性のない油類を除く ) 六汚わい品七品代金取立ての委託を受けた貨物八ばら積貨物 ( 動物等の運送 ) 第十四条当店は 動物その他特殊な管理を要する貨物の運送を引き受けたときは 荷送人又は荷受人に対して次に掲げることを請求することがあります 一当店において 持込み又は受取の日時を指定すること 二当該貨物の運送につき 付添人を付すること ( 危険品についての特則 ) 4

第十五条荷送人は 爆発 発火その他運送上の危険を生ずるおそれのある貨 物については あらかじめ その旨を当店に明告し かつ これらの事項を 当該貨物の外部の見やすい箇所に明記しなければなりません ( 連絡運輸又は利用運送 ) 第十六条当店は 荷送人の利益を害しない限り 引き受けた貨物の運送を他の運送機関と連絡して 又は他の貨物自動車運送事業者の行う運送若しくは他の運送機関を利用して運送することがあります 第三節積付け 積込み又は取卸し ( 積付け 積込み又は取卸し ) 第十七条貨物の積付けは 当店の責任においてこれを行います 2 当店は 貨物の積込み又は取卸しを引き受けた場合には 当店の責任においてこれを行います 3 シート ロープ 建木 台木 充てん物その他の積付用品は 通常貨物自動車運送事業者が備えているものを除き 荷送人又は荷受人の負担とします 第四節貨物の受取及び引渡し ( 受取及び引渡しの場所 ) 第十八条当店は 運送状に記載され 又は明告された発送地において荷送人又は荷送人の指定する者から貨物を受取り 運送状に記載され 又は明告された到達地において荷受人又は荷受人の指定する者に貨物を引渡します ( 管理者等に対する引渡し ) 第十九条当店は 次の各号に掲げる場合には 当該各号に掲げる者に対する貨物の引渡しをもって荷受人に対する引渡しとみなします 一荷受人が引渡先に不在の場合には その引渡先における同居者 従業員又はこれに準ずる者二船舶 寄宿舎 旅館等が引渡先の場合には その管理者又はこれに準ずる者 ( 留置権の行使 ) 第二十条当店は 貨物に関し受け取るべき運賃 料金等又は品代金等の支払を受けなければ 当該貨物の引渡しをしません 2 商人である荷送人が その営業のために当店と締結した運送契約について 運賃 料金等を所定期日までに支払わなかったときは 当店は その支払を受けなければ 当該荷送人との運送契約によって当店が占有する荷送人 5

所有の貨物の引渡しをしないことがあります ( 貨物引換証の受戻証券性 ) 第二十一条当店は 貨物引換証を発行したときは これと引換えでなければ 貨物の引渡しをしません 2 貨物引換証の所持人が貨物引換証を喪失したときは その者が公示催告の申立てをし かつ その貨物引換証の正当な権利者であることを示して相当の担保を提供した後でなければ 当店は当該貨物の引渡しをしません 3 前項の担保は 除権判決の確定後 これを返還します ( 指図の催告 ) 第二十二条当店は 荷受人を確知することができない場合は 遅滞なく 荷送人に対し 相当の期間を定め貨物の処分につき指図すべきことを催告することがあります 2 当店は 次の場合には 遅滞なく 荷受人に対し 相当の期間を定め その貨物の受取を催告し その期間経過の後 さらに 荷送人に対し 前項に規定する指図と同じ内容の催告をすることがあります 一貨物の引渡しについて争いがあるとき 二荷受人が 貨物の受取を怠り 若しくは拒み 又はその他の理由によりこれを受け取ることができないとき ( 引渡不能の貨物の寄託 ) 第二十三条当店は 荷受人を確知することができない場合又は前条第二項各号に掲げる場合には 荷受人の費用をもって その貨物を倉庫営業者に寄託することがあります 2 当店は 前項の規定により貨物の寄託をしたときは 遅滞なく その旨を荷送人又は荷受人に対して通知します 3 当店は 第一項の規定により貨物を寄託した場合において 倉庫証券を作らせたときは その証券の交付をもって貨物の引渡しに代えることがあります 4 当店は 第一項の規定により寄託をした貨物の引渡しの請求があった場合において 当該貨物について倉庫証券を作らせたときは 運賃 料金等及び寄託に要した費用の弁済を受けるまで 当該倉庫証券を留置することがあります ( 引渡不能の貨物の供託 ) 第二十四条当店は 荷受人を確知することができない場合又は第二十二条第二項各号に掲げる場合には その貨物を供託することがあります 2 当店は 前項の規定により貨物の供託をしたときは 遅滞なく その旨を荷送人又は荷受人に対して通知します 6

( 引渡不能の貨物の競売 ) 第二十五条当店は 第二十二条の規定により荷送人に対して指図すべきことを求めた場合において 荷送人が指図をしないときは その貨物を競売することがあります 2 当店は 前項の規定により貨物の競売をしたときは 遅滞なく その旨を荷送人又は荷受人に対して通知します 3 当店は 第一項の規定により競売をしたときは その代価の全部又は一部を運賃 料金等並びに指図の請求及び競売に要した費用に充当し 不足があるときは 荷送人にその支払を請求し 余剰があるときは これを荷送人に交付し 又は供託します ( 引渡不能の貨物の任意売却 ) 第二十六条当店は 荷受人を確知することができない場合又は第二十二条第二項各号に掲げる場合において その貨物が腐敗又は変質しやすいものであって 第二十二条の手続をとるいとまがないときは その手続によらず 公正な第三者を立ち会わせて これを売却することがあります 2 前項の規定による売却には 前条第二項及び第三項の規定を準用します 第五節指図 ( 貨物の処分権 ) 第二十七条荷送人又は貨物引換証の所持人は 当店に対し 貨物の運送の中止 返送 転送その他の処分につき指図をすることができます 2 前項に規定する荷送人の権利は 貨物が到達地に達した後荷受人がその引渡しを請求したときは 消滅します 3 第一項の指図をする場合において 当店が要求したときは 指図書を提出しなければなりません 4 貨物引換証の所持人は 第一項の指図をしようとする場合は 当該貨物引換証を提示しなければなりません ( 指図に応じない場合 ) 第二十八条当店は 運送上の支障が生ずるおそれがあると認める場合には 前条第一項の規定による指図に応じないことがあります 2 前項の規定により 指図に応じないときは 遅滞なく その旨を荷送人又は貨物引換証の所持人に通知します 第六節事故 ( 事故の際の措置 ) 7

第二十九条当店は 次の場合には 遅滞なく 荷送人又は貨物引換証の所持人に対し 相当の期間を定め その貨物の処分につき指図を求めます 一貨物の著しい滅失 き損その他の損害を発見したとき 二当初の運送経路又は運送方法によることができなくなったとき 三相当の期間 当該運送を中断せざるを得ないとき 2 当店は 前項各号の場合において 指図をまついとまがないとき又は当店の定めた期間内に前項の指図がないときは 荷送人又は貨物引換証の所持人の利益のために 当店の裁量によって 当該貨物の運送の中止若しくは返送又は運送経路若しくは運送方法の変更その他の適切な処分をすることがあります 3 第一項の規定による指図には 前条の規定を準用します ( 危険品等の処分 ) 第三十条当店は 第十五条の規定による明告及び明記をしなかった爆発 発火その他運送上の危険を生ずるおそれのある貨物について 必要に応じ いつでもその取卸し 破棄その他運送上の危険を除去するための処分をすることができます 同条の規定による明告及び明記をした場合において 当該貨物が他に損害を及ぼすおそれが生じたときも同様とします 2 前項前段の処分に要した費用は すべて荷送人の負担とします 3 当店は 第一項の規定による処分をしたときは 遅滞なくその旨を荷送人に通知します ( 事故証明書の発行 ) 第三十一条当店は 荷物の全部滅失に関し証明の請求があったときは その貨物の引渡期間の満了の日から一月以内に限り 事故証明書を発行します 2 当店は 貨物の一部滅失 き損又は延着に関し その数量 状態又は引渡しの日時につき証明の請求があったときは 当該貨物の引渡しの日に限り 事故証明書を発行します ただし 特別な事情がある場合は 当該貨物の引渡しの日以降においても 発行することがあります 第七節運賃及び料金 ( 運賃及び料金 ) 第三十二条運賃及び料金並びにその適用方法は 当店が別に定める運賃料金表によります 2 個人を対象とした運賃及び料金並びにその適用方法は 営業所その他の事業所の店頭に掲示します ( 運賃 料金等の収受方法 ) 第三十三条当店は 貨物を受け取るときまでに 荷送人から運賃 料金等を 8

収受します 2 前項の場合において 運賃 料金等の額が確定しないときは その概算額の前渡しを受け 運賃 料金等の確定後荷送人に対し その過不足を払い戻し 又は追徴します 3 当店は 第一項の規定にかかわらず 貨物を引き渡すときまでに 運賃 料金等を荷受人から収受することを認めることがあります 第三十三条の二当店は 貨物の積込み又は取卸しを引き受けた場合には 当 店が別に定める料金又は実際に要した費用を収受します 第三十三条の三当店は 車両が貨物の発地又は着地に到着後 荷送人又は荷受人の責により待機した時間 ( 荷送人又は荷受人が貨物の積込み若しくは取卸し又は第五十九条第一項に規定する附帯業務を行う場合における待機した時間を含む ) に応じて 当店が別に定める料金を収受します ( 延滞料 ) 第三十四条当店は 貨物を引き渡したときまでに 荷送人又は荷受人が運賃 料金等を支払わなかったときは 貨物を引き渡した日の翌日から運賃 料金等の支払を受けた日までの期間に対し 年利十四. 五パーセントの割合で 延滞料の支払いを請求することがあります ( 運賃請求権 ) 第三十五条当店は 貨物の全部又は一部が天災その他やむを得ない事由又は当店が責任を負う事由により滅失したときは その運賃 料金等を請求しません この場合において 当店は既に運賃 料金等の全部又は一部を収受しているときは これを払い戻します 2 当店は 貨物の全部又は一部がその性質若しくは欠陥又は荷送人の責任による事由によって滅失したときは 運賃 料金等の全額を収受します ( 事故等と運賃 料金 ) 第三十六条当店は 第二十七条及び第二十九条の規定により処分をしたときは その処分に応じて 又は既に行った運送の割合に応じて 運賃 料金等を収受します ただし 既にその貨物について運賃 料金等の全部又は一部を収受している場合には 不足があるときには 荷送人又は荷受人にその支払を請求し 余剰があるときは これを荷送人又は荷受人に払い戻します ( 中止手数料 ) 第三十七条当店は 運送の中止の指図に応じた場合には 荷送人又は貨物引換証の所持人が責任を負わない事由によるときを除いて 中止手数料を請求することがあります ただし 荷送人又は貨物引換証の所持人が 貨物の積 9

込みの行われるべきであった日の前日までに運送の中止をしたときは この限りではありません 2 前項の中止手数料は 次の各号のとおりとします 一積合せ貨物の運送にあっては 一運送契約につき五百円二貸切り貨物の運送にあっては 一両につき二千五百円 第八節責任 ( 責任の始期 ) 第三十八条当店の貨物の滅失 き損についての責任は 貨物を荷送人から受 け取った時に始まります ( 責任と挙証 ) 第三十九条当店は 自己又は使用人その他運送のために使用した者が貨物の受取 引渡し 保管及び運送に関し注意を怠らなかったことを証明しない限り 貨物の滅失 き損又は延着について損害賠償の責任を負います ( 特殊な管理を要する貨物の運送の責任 ) 第四十条当店は 動物その他特殊な管理を要する貨物の運送について 第十四条第二号の規定に基づき付添人が付された場合には 当該貨物の特殊な管理について責任を負いません ( 荷送人の申告等の責任 ) 第四十一条当店は 貨物の内容を容易に知ることができないものについて 運送状の記載又は荷送人の申告により運送受託書 貨物発送通知書等に品名 品質 重量 容積又は価額を記載したときは その記載について責任を負いません ( 運送状等の記載の不完全等の責任 ) 第四十二条当店は 運送状若しくは外装表示等の記載又は荷送人の申告が不実又は不備であったために生じた損害については その責任を負いません 2 前項の場合において 当店が損害を被ったときは 荷送人はその損害を賠償しなければなりません ( 免責 ) 第四十三条当店は 次の事由による貨物の滅失 き損 延着その他の損害については 損害賠償の責任を負いません 一当該貨物の欠陥 自然の消耗 虫害又は鼠害二当該貨物の性質による発火 爆発 むれ かび 腐敗 変色 さびその他これに類似する事由 10

三同盟罷業 同盟怠業 社会的騒擾その他の事変又は強盗四不可抗力による火災五地震 津波 高潮 大水 暴風雨 地すべり 山崩れ等その他の天災六法令又は公権力の発動による運送の差止め 開封 没収 差押え又は第三者への引渡し七荷送人又は荷受人の故意又は過失 ( 高価品に対する特則 ) 第四十四条高価品については 荷送人が申込みをするに当たり その種類及 び価額を明告しなければ 当店は損害賠償の責任を負いません ( 責任の特別消滅事由 ) 第四十五条当店の貨物の一部滅失又はき損についての責任は 荷受人が留保しないで貨物を受け取ったときは 消滅します ただし 貨物に直ちに発見することのできないき損又は一部滅失があった場合において 貨物の引渡しの日から二週間以内に当店に対してその通知を発したときは この限りではありません 2 前項の規定は 当店に悪意があった場合には これを適用しません ( 損害賠償の額 ) 第四十六条貨物に全部滅失があった場合の損害賠償の額は その貨物の引渡すべきであった日の到達地の価額によって これを定めます 2 貨物に一部滅失又はき損があった場合の損害賠償の額は その引渡しのあった日における引き渡された貨物と一部滅失又はき損がなかったときの貨物との到達地の価額の差額によってこれを定めます 3 第三十五条第一項の規定により 貨物の滅失のため荷送人又は荷受人が支払うことを要しない運賃 料金等は 前二項の賠償額よりこれを控除します 4 第一項及び第二項の場合において 貨物の到達地の価額又は損害額について争いがあるときは 公平な第三者の鑑定又は評価によりその額を決定します 5 貨物が延着した場合の損害賠償の額は 運賃 料金等の総額を限度とします 第四十七条当店は 前条の規定にかかわらず 当店の悪意又は重大な過失に よって貨物の滅失 き損又は延着を生じたときは それにより生じた一切の 損害を賠償します ( 時効 ) 第四十八条当店の責任は 荷受人が貨物を受け取った日から一年を経過した 11

ときは 時効によって消滅します 2 前項の期間は 貨物の全部滅失の場合においては その貨物の引渡すべきであった日からこれを起算します 3 前二項の規定は 当店に悪意があった場合には これを適用しません ( 利用運送の際の責任 ) 第四十九条当店が他の貨物自動車運送事業者の行う運送又は他の運送機関を利用して運送を行う場合においても 運送上の責任は この運送約款により当店が負います ( 賠償に基づく権利取得 ) 第五十条当店が貨物の全部の価額を賠償したときは 当店は 当該貨物に関 する一切の権利を取得します 第九節連絡運輸 ( 通し運送状等 ) 第五十一条連絡運輸に係る貨物の運送を当店が引き受け かつ 最初の運送を行う場合 ( 以下この節において 連絡運輸の場合 という ) において 当店が運送状を請求したときは 荷送人は 全運送についての運送状を提出しなければなりません 2 連絡運輸の場合において 当店は 荷送人から貨物引換証の請求があった場合には 当店は全運送についての貨物引換証を発行します ( 運賃 料金等の収受 ) 第五十二条当店は 連絡運輸の場合には 貨物を受け取るときまでに 全運送についての運賃 料金等を収受します 2 当店は 前項の規定にかかわらず 全運送についての運賃 料金等を 最後の運送を行った運送事業者が貨物を引き渡すときまでに 荷受人から収受することを認めることがあります 3 第一項の場合において 運賃 料金等の額が確定しないときは 第三十三条第二項の規定を準用します ( 中間運送人の権利 ) 第五十三条連絡運輸の場合には 当店より後の運送事業者は 当店に代わっ てその権利を行使します ( 責任の原則 ) 第五十四条当店は 連絡運輸の場合には 貨物の滅失 き損又は延着について 他の運送事業者と連帯して損害賠償の責任を負います 12

( 運送約款等の適用 ) 第五十五条連絡運輸の場合には 他の運送事業者の行う運送については その事業者の運送約款又は運送に関する規定の定めるところによります ただし 貨物の滅失 き損又は延着による損害が生じた場合であって かつ その損害を与えた事業者が明らかでない場合の損害賠償の請求については この運送約款の定めるところによります ( 引渡期間 ) 第五十六条連絡運輸の場合の引渡期間は 各運送事業者ごとに その運送約款又は運送に関する規定により計算した引渡期間又はそれに相当するものを合算した期間に 一運送機関ごとに一日を加算したものとします ( 損害賠償事務の処理 ) 第五十七条連絡運輸の場合には 貨物の滅失 き損又は延着についての損害賠償は その請求を受けた運送事業者が損害の程度を調査し 損害賠償の額を決定してその支払いをします ( 損害賠償請求権の留保 ) 第五十八条連絡運輸の場合における第四十五条第一項の留保又は通知は そ の運送を行った運送事業者のいずれに対しても行うことができます 第三章附帯業務 ( 附帯業務及び附帯業務料 ) 第五十九条当店は 品代金の取立て 荷掛金の立替え 貨物の荷造り 仕分 保管 検収及び検品 横持ち及び縦持ち 棚入れ ラベル貼り はい作業その他の貨物自動車運送事業に附帯して一定の時間 技能 機器等を必要とする業務 ( 以下 附帯業務 という ) を引き受けた場合には 当店が別に定める料金又は実際に要した費用を収受し 当店の責任においてこれを行います 2 附帯業務については 別段の定めがある場合を除き 性質の許す限り 第二章の規定を準用します ( 品代金の取立て ) 第六十条品代金の取立ての追付又は変更は その貨物の発送前に限り これに応じます 2 当店は 品代金の取立ての委託を受けた貨物を発送した後 荷送人が 当該品代金の取立ての委託を取り消した場合又は荷送人若しくは荷受人が責任を負う事由により当該品代金の取立てが不能となった場合は 当該品代金の 13

取立料の払戻しはしません ( 付保 ) 第六十一条運送の申込みに際し 当店の申出により荷送人が承諾したときは 当店は 荷送人の費用によって運送保険の締結を引き受けます 2 保険料率その他運送保険に関する事項は 店頭に掲示します 14