認定こども園の認可 認定基準について 1 幼保連携型認定こども園の認可基準について (1) 学級編成について 幼保連携型認可基準 ( 下線 : 必須 ) 資料 2 園長の資格 幼稚園教諭免許状と保育士資格 ( 両方の保有が必要 ) 5 年以上の教育職又は児童福祉事業の経験 ( ただし 同等の資質 を有する者についても認める ) 職員の資格 ( 教育 保育に従事する者 ) 幼稚園教諭免許状と保育士資格 ( 両方の保有が必要 ) = 保育教諭 新制度移行後 5 年間の特例措置 幼稚園教諭免許状か保育士資格のいずれか一方を所有する者でも保育教諭として勤務可能 その他職員 副園長か教頭 ( いずれか ) 主幹養護教諭 養護 ( 助 ) 教諭 事務職員 調理員 ( 調理業務の全部を外部委託又は外部搬入する場合は不要 ) 学級編制 満 3 歳以上の教育課程に係る教育時間について学級編成 (1 号認定 2 号認定の子どもで一体的に編制することが基本 ) 職員配置 配置基準 :0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 満 3 歳以上児の学級 : 専任の保育教諭を 1 人配置 (1 学級原則 35 人以下 ) 1
(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時の安全を確保できる 3 それぞれの敷地に所在する園舎で通常 教育 保育を提供する子どもの数や当該子どものために編制する学級数に応じて 必要な施設設備を有する 保育室の設置 幼稚園 保育所に求められている保育室等は 全て設置 ( 具体例 ) 職員室 便所 満 2 歳以上を受け入れる場合 保育室 遊戯室 ( 兼用可能な場合あり ) 満 2 歳未満を受け入れる場合 乳児室又はほふく室 園舎 保育室等の面積 園舎 1 学級 180m2 2 学級 320m2+100 ( 学級数 -2) m2 ( 満 3 歳未満の保育の用に供する部分を除く ) 乳児室満 2 歳未満児 1 人あたり1.65m2 ほふく室満 2 歳未満児 1 人あたり3.3m2 保育室又は遊戯室満 2 歳以上児 1 人あたり1.98m2 幼稚園から移行の特例 保育室又は遊戯室の面積を満たさない場合 幼稚園基準 (1 学級 :180m2等 満 3 歳未満の保育室等の面積を除く ) 以上である場合は移行可能 保育所から移行の場合 園舎の面積を満たさない場合 保育所基準 ( 満 3 歳以上 1 人につき 1.98 m2以上 ) を満たしている場合は移行可能 運動場等の設置 面積 園庭は必置 ( 園舎と同一の敷地内又は隣接する位置とすることが原則 ) 面積 以下の面積を合計した面積以上 1 満 3 歳以上幼稚園基準面積 (1 学級 330 m2等 ) と保育所基準面積 (1 人あたり 3.3 m2 ) のいずれか大きい方の面積 2 満 2 歳児保育所基準面積 (1 人あたり 3.3 m2 ) 幼稚園から移行 保育所面積基準を満たさない場合 幼稚園基準の面積基準 (1 学級 :330 m2等 ) と 満 2 歳児について保育所面積基準 (1 人につき 3.3 m2 ) とを合算した面積以上であるときは 移行可能 保育所から移行 幼稚園基準 (1 学級 :330 m2等 ) を満たさない場合 満 3 歳以上に係る園庭の面積が 保育所基準 ( 子ども 1 人につき 3.3 m2 ) 以上である場合には 移行可能 代替地の扱い 満 2 歳の子どもに係る面積に限り 以下の要件を全て満たす場合は 代替地の面積算入が可能 1 子どもの安全な移動手段が確保されている 2 子どもが安全に利用できる場所 3 利用時間を日常的に確保できる場所 4 教育及び保育の適切な提供が可能な場所 2
認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 食事の提供 ( 提供範囲 ) 2 号 3 号の子どもへ提供を求める 1 号の子どもへの提供については 園の判断 ( 提供方法 ) 原則 自園調理 満 3 歳以上については 一定の条件を満たせば 外部搬入可 満 3 歳未満については 外部搬入不可 2 号 3 号の子どもについても 保護者が希望する場合などは 弁当持参を認める 調理室等の設置 自園調理による食事の提供の場合 調理室を設置 ( 食事の提供をすべき子どもの数が 20 人未満である場合は 独立した調理室ではなく 提供すべき人数に応じた調理設備で可 ) 外部搬入による食事の提供の場合 施設内で行うことが必要な調理のための加熱 保存等の調理機能を有する設備が必要 (3) 運営について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 教育時間 保育時間等 開園日数 : 日曜日 国民の祝休日を除いた日 開園時間 : 原則 11 時間 ( 開園日数と時間は 就労状況等地域の実情に応じて弾力的な取扱いが可能 ) 満 3 歳以上の1 日の教育課程に係る教育時間 4 時間が標準ー 満 3 歳以上の教育課程に係る教育週数 39 週を下回らない ( 学期の区分 長期休業日を設ける ) 保育を必要とする子の教育及び保育時間 8 時間が原則 ( 就労状況等地域の実情に応じて定める ) 園児要録 出席簿 幼保連携型認定こども園園児要録 ( 仮称 ) 出席簿を作成 転園 進学の場合は 園児要録 ( 仮称 ) の抄本又は写しを転園 進学先に送付 ー 感染症に係る臨時休業 出席停止 幼稚園と同様 ( 臨時休業を行った園に通う 感染していない 2 号 3 号の子どもの保育の方策等については 別途検討 ) ー 地方裁量型認定こども園については 施設として幼保連携型認定こども園 幼稚園又は保育所の 認可 を受ける必要はありませんが 施設基準はこれらの施設と同等の基準を満たす必要があります 3
2 幼稚園型 保育所型認定こども園の認定基準について (1) 学級編成について 幼稚園型保育所型 園長の資格 教育 保育及び子育て支援を提供する機能を総合的に発揮させるように管理 運営を行う能力を有する者 ただし 幼稚園の園長は 幼稚園教諭免許状及び 5 年の教職経験又は 10 年の教職経験 ( ただし 同等の資質 を有する者についても認める ) が必要 教育 保育及び子育て支援を提供する機能を総合的に発揮させるように管理 運営を行う能力を有する者 ただし 保育所の施設長は児童福祉事業に 2 年以上従事した者又は同等以上の能力を有する者であること 職員の資格 ( 教育 保育に従事する者 ) 3 歳未満児の保育 : 保育士資格 3 歳以上児の保育 : 幼稚園教諭免許状又は保育士資格 ( 原則 学級担任 : 幼稚園教諭免許状長時間利用児の保育 : 保育士資格 ) 長時間利用児の保育に保育士資格を有する者と充てることが困難な場合は 幼稚園教諭でも可能 3 歳未満児の保育 : 保育士資格 3 歳以上児の保育 : 幼稚園教諭免許状又は保育士資格 ( 原則 学級担任 : 幼稚園教諭免許状長時間利用児の保育 : 保育士資格 ) 学級担任に幼稚園教諭を充てることが困難な場合は 保育士でも可能 その他職員 幼稚園 保育所それぞれの規定による ( 認定こども園としての規定なし ) 学級編制 満 3 歳以上の短時間利用児 長時間利用児の共通利用時間 (1 日 4 時間程度 ) について学級編制 職員配置 短時間利用児 幼稚園の配置基準 3~5 歳 35:1 長時間利用児 保育所の配置基準 0 歳児 3:1 1 歳児 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳 30:1 4
(2) 設備について 幼稚園型 保育所型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内にあること ただし 1~3 の要件を満たす場合 同一又は隣接する敷地でなくても可 1 移動時間片道おおむね 10 分以内の距離に位置するなど 認定こども園としての一体的な教育 保育の提供が可能 2 徒歩で移動する場合は 横断歩道 ガードレールなどが設置されるなど 子どもの移動時の安全が確保されている 3 専用のバス等で移動する場合は 安全な乗降場所が確保されるなど 子どもの移動時の安全が確保されている 保育室の設置 保育室又は遊戯室は必置 満 2 歳未満の保育を行う場合は 乳児室又はほふく室が必置 園舎 保育室等の面積 園舎 1 学級 180m2 2 学級 320m2+100 ( 学級数 -2) m2 ( 満 3 歳未満の保育の用に供する部分を除く ) 乳児室満 2 歳未満児 1 人あたり1.65m2 ほふく室満 2 歳未満児 1 人あたり3.3m2 保育室又は遊戯室満 2 歳以上児 1 人あたり1.98m2 園舎 1 学級 180m2 2 学級 320m2+100 ( 学級数 -2) m2 ( 満 3 歳未満の保育の用に供する部分を除く ) 乳児室満 2 歳未満児 1 人あたり1.65m2 ほふく室満 2 歳未満児 1 人あたり3.3m2 保育室又は遊戯室満 2 歳以上児 1 人あたり1.98m2 幼稚園からの移行 ただし 園舎面積を満たす施設については 保育室面積を満たしていなくても認定可能 保育所からの移行 ただし 保育室面積を満たす施設については 園舎面積を満たしていなくとも認定可能 運動場等の設置 面積 屋外遊戯場 : 原則設置 面積基準 1 2 を満たすこと 1 満 3 歳以上に係る幼稚園の基準による面積と満 2 歳の幼児 1 人につき3.3 m2の合計の面積 2 満 2 歳以上 1 人につき3.3 m2以上 幼稚園からの移行 ただし 2を満たす場合は1の基準を満たすことを必要としない 屋外遊戯場 : 原則設置 面積基準 1 2 を満たすこと 1 満 3 歳以上に係る幼稚園の基準による面積と満 2 歳の幼児 1 人につき3.3 m2の合計の面積 2 満 2 歳以上 1 人につき3.3 m2以上 保育所からの移行 ただし 1を満たす場合は2の基準を満たすことを必要としない 代替地の扱い 以下の要件を全て満たす場合は 代替地の面積参入が可能 1 子どもが安全に利用できる場所 2 利用時間を日常的に確保できる場所 3 教育及び保育の適切な提供が可能 4 乳幼児同伴で園から徒歩 10 分程度の距離 5 上記記載の面積基準を満たす 5
幼稚園型 保育所型 食事の提供 ( 提供範囲 ) 保育に欠ける子へは 食事を提供 ( 保育に欠ける 欠けないを問わず 給食が同じように提供されることが望ましい ) ( 提供方法 ) 自園調理 ( 満 3 歳以上については 一定の条件を満たせば外部搬入可 ) 調理室等の設置 原則 設置ただし 3 歳以上児に対する食事の提供については 一定の条件を満たした場合 外部搬入が可能 その場合においては加熱 保存等の調理機能を有する設備を備える (3) 運営について 幼稚園型 保育所型 教育時間 保育時間等 開園日数及び開園時間 就労状況等地域の実情に応じて定める 満 3 歳以上の短時間 長時間利用児の共通利用時間 4 時間程度 保育に欠ける子どもに対する1 日の保育時間 原則 8 時間 ( 就労状況等地域の実情に応じて定める ) 園児要録 出席簿 要録を作成 ( 重複作成不要 ) 進学 就学に際し 要録の抄本又は写しを進学 就学先に送付する 感染症に係る臨時休業 出席停止 幼稚園 保育所それぞれの規定による ( 認定こども園としての規定なし ) 地方裁量型認定こども園については 施設として幼保連携型認定こども園 幼稚園又は保育所の 認可 を受ける必要はありませんが 施設基準はこれらの施設と同等の基準を満たす必要があります 6