2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

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(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

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領 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 25 条の規定に基づき幼稚園に関して文部科学大臣が定める事項をいう 第 7 条第 1 項において同じ ) に従って編成された教育課程に基づく教育を行うほか 当該教育のための時間の終了後 当該幼稚園に在籍している子どものうち保育を必要とす

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

第三条認定こども園の施設の設備及び運営に関する基準は 次のとおりとする 一職員配置イ認定こども園には 満一歳未満の子どもおおむね三人につき一人以上 満一歳以上満三歳未満の子どもおおむね六人につき一人以上 満三歳以上満四歳未満の子どもおおむね二十人につき一人以上 満四歳以上の子どもおおむね三十人につき

一人につき 1 枚提出する必要があります 幼稚園教諭免許状を有しない者を学級担任とすることの理由書 本認定こども園においてすべての学級担任を幼稚園教諭免許状を有する者とすることが困難である ため 神奈川県認定こども園の認定の基準に関する取扱基準第 3 条第 1 項の規定に基づき 次の者を 学級担任と

教諭免許状 という ) を有しているか 又は保育士登録を受けていること ただし 学級担任にあっては原則として幼稚園教諭免許状を有していることとし 教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員にあっては原則として保育士登録を受けていることとする (6) 施設設備について 次に掲げる基準に適合すること

(6) 教育及び保育の目標及び主な内容 ( 認定こども園として目指す教育及び保育の目標 理念 ) ( 教育及び保育のねらい ) ( 教育及び保育の内容の概要 ) (7) 開園日数 開園時間等 年間開園日数 休園日数 開園時間 保育時間 ( 長時間 ) 保育時間 ( 短時間 ) 平日土曜日日曜日 祝日

記 1. 学級編制について ( 基準省令第 4 条関係 ) 幼保連携型認定こども園においては 基準省令第 4 条の規定に基づき 教育課程に基づく教育を行うため 学級編制を行うことが求められるが 学級を編制するにあたっては 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律第 65 号 ) 第 19 条第

目次 ページ 1. 学級編制 職員 (1) 学級編制 1 (2) 職員配置基準 ( 学級編制基準 ) 1 (3) 園長等の資格 2 (4) その他の職員の配置 ( 法で規定されている事項以外 ) 2 (5) 短時間勤務 ( 非常勤 ) の職員の扱い 2 2. 設備 (1) 立地要件 ( 建物及び附属

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

静岡県規則第○号

 

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

に定める面積以上とする 学級数面積 一学級 180 二学級以上 学級数 -2 2 条例第五条第四項の規則で定める基準は 保育室又は遊戯室の面積を満二歳以上の子ども一人につき一 九八以上とすることとする 3 条例第五条第五項の規則で定める基準は 屋外遊技場の面積については 次のとおりと

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趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

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年齢区分 学級編成 1 号認定の幼児 ( 人 ) 2 号認定の幼児 3 号認定の乳幼児 ( 人 ) 利用定員の合計 ( 人 ) 0 歳児 1 2 歳児 3 歳児 4 歳児 1 学級 1 学級 歳児 1 学級 計 3 学級 第 2 章学年 学

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教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

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ウ 3 歳児配置改善加算当該認証保育所の年齢別保育従事職員のうち 3 歳児に係る保育従事職員を 0 人につき 人から 5 人につき 人に改善した場合に 当該月の初日在籍 3 歳児童数に 3,8 0 円を乗じて得た金額を加算する 配置改善した月が月の途中の場合は 翌月から加算の対象とする 要件に適合し

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保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

説明会の内容 1 事業計画について 1 2 認定こども園について 2 3 認定こども園での教育 保育について 3 4 認定こども園の概要 ( 案 ) について 1 施設の所在等 2 施設の規模 3 開園時期 4 主な配置施設 5 5 認定区分 6 保育日及び保育時間 7 利 定員 6 8 認定区分に

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

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申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

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教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

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関係通知等交付年月日 正式名称 省略表記 平成 26 年 9 月 10 日 府政共生第 859 号 26 文科初第 651 号 雇児発 0910 第 2 号 子ども 子育て支援法に基づく支給認定等並びに特定教育 保育施設及び特定地域型保育事業者の確認に係る留意事項等について 平成 27 年 2 月

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2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

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ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

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1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

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Transcription:

認定こども園の認定基準について 1 職員配置 (1) 次の基準により算定した数の職員を確保し 適宜配置する必要があります 長時間利用児 短時間利用児 0 歳児おおむね 3 人に 1 人の保育者 - 1,2 歳児おおむね 6 人に 1 人の保育者 - 3 歳児おおむね 20 人に 1 人の保育者 4,5 歳児おおむね 30 人に 1 人の保育者 おおむね 35 人に 1 人の保育者 1 0~ 満 2 歳児と満 3 歳児以上の長時間利用児には 保育所の基準が適用となります 2 満 3 歳以上の短時間利用児には幼稚園の基準が適用となります おおむね は 下記の算出方法により端数処理が生じるために必要です < 国から示された職員配置数の算出方法 > 必要配置数 =0 歳児 1/3 ( 小数点第二位以下切捨 ) +(1 歳児 +2 歳児 ) 1/6 ( 小数点第二位以下切捨 ) +3~5 歳の短時間利用児 1/35 ( 小数点第二位以下切捨 ) +3 歳の長時間利用児 1/20 ( 小数点第二位以下切捨 ) +4 歳 ~5 歳の長時間利用児 1/30 ( 小数点第二位以下切捨 ) = 必要配置数 ( 小数点以下四捨五入 ) 3 認定こども園における保育に従事する職員の数は 常時 2 人以上の配置が必要です (2) 満 3 歳児以上の短時間利用児及び長時間利用児については 共通利用時間において 学級編制を行い 1 人以上の保育者を配置する必要があります この場合 1 学級の子どもの数は 35 人以下となります ただし 満 3 歳以上満 4 歳未満の子どもの学級は 子どもの数が20 人を超える場合は2 人以上の保育者を配置する必要があります 学級子どもの数 3 歳以上 4 歳未満の子どもの学級 35 人以下 (20 人を超える場合は 2 人 以上の保育者を配置する ) 4 歳以上の子どもの学級 35 人以下 (3) 認定こども園には 1 人の認定こども園の長を置く必要があります 1

2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員の免許状を有する者であることが必要です (4) 満 3 歳児以上の子どもの長時間利用児の保育に従事する職員は 原則 保育士であることが必要です 職員資格 0~2 歳児 保育士 3~5 歳児 共通利用時間と長時間保育に対応するため 幼稚園の教 員の免許状を有する者又は保育士 共通利用時間 原則 幼稚園の教員の免許状を有する者 3 歳以上の長時間保育 原則 保育士の資格を有する者 (5) 共通利用時間において幼稚園の教員の免許を有する者の確保が困難な場合の特例幼稚園の教員の免許を有する者の確保が困難な場合には 次のような特例があります この場合には 認定こども園の申請とは別に申請が必要となります また 認定こども園の認定を受けた後も必要に応じて申請することができます 幼保連携型認定こども園 ( 特例幼保連携幼稚園 ) 1 保育士であって その意欲 適性及び能力等を考慮して適当と認める者をその者が幼稚園の教員の免許状の取得に向けて努力を行っている場合に 臨時免許状を授与されたもの ( 特例助教諭 ) を配置することができます 特例助教諭は 学級の3 分の1 を超えて専任の教諭の数に含むことができます 幼稚園には専任の教諭を置くこととされていますが 教諭は 当該幼稚園の学級数の 3 分の1の範囲内で 専任の助教諭若しくは講師をこれに代えることができるとされています ( 幼稚園設置基準第 5 条第 1 項 ) 2 該当する保育士は 当該幼稚園の設置又は移転の後に新たに採用されたものでない者に限ります 保育所型認定こども園 地方裁量型認定こども園 1 保育士であって その適性 能力等を考慮して知事が適当と認める者を配置することができます 2 知事が適当と認める者とは 次の要件を満たすことが必要です ア児童福祉施設又はへき地保育所において120 時間以上保育士として従事した月数が36 月以上であること 2

イ職員資格の認定を申請した直後に行われる教育職員免許法に規定する幼稚園教員資格認定試験 ( 幼稚園に係るものに限る ) を受ける予定であること ウ保育に従事しようとする施設の長が適当と認めていることエ認定こども園の認定を受けた後に新たに採用された者でないこと (6) 満 3 歳以上の子どもの長時間利用児の保育において保育士の確保が困難な場合の特例保育士の確保が困難な場合には 次のような特例があります この場合には 認定こども園の申請とは別に申請が必要となります また 認定こども園の認定を受けた後も必要に応じて申請することができます 幼保連携型認定こども園 ( 特例幼保連携保育所 ) 1 幼稚園の教員の免許を有する者であって 保育士となる資格の取得に努めており その意欲 適性及び能力等を考慮して知事が保育士と承認した者は 保育士とみなすことができます 2 みなし保育士の有効期間は3 年です ただし 当分の間 相当期間にわたり保育士を確保することが困難であると知事が承認した場合に限り 6 年の有効期間とすることができます 3 該当する者は 当該保育所の設置又は移転の後に新たに採用されたものでない者に限ります 幼稚園型認定こども園 地方裁量型認定こども園 1 幼稚園の教員の免許状を有する者であって その適性 能力等を考慮して知事が適当と認める者とすることができる 2 知事が適当と認める者とは 次の要件と満たすことが必要です ア 120 時間以上幼稚園の教員として従事した月数が36 月以上であること イ職員資格の認定を申請した直後に行われる児童福祉法に規定する保育士試験受ける予定であること ウ保育に従事しようとする施設の長が適当と認めていること エ認定こども園の認定を受けた後に新たに採用された者でないこと 3

3 施設設備 1 0~ 満 2 歳児に係る施設設備基準は 保育所の基準が適用されます 2 満 3~ 満 5 歳児に係る施設設備基準は 幼稚園及び保育所の双方の基準を満たすことが原則です (1) 幼保連携施設について幼稚園と保育所 幼稚園と認可外保育施設のそれぞれの建物及びその附属設備が一体的に設置されている場合 ( 幼保連携施設 ) 建物及びその附属設備は 同一の敷地内又は隣接する敷地内になければなりません ただし 例外として 次のすべての要件を満たす場合は 同一の敷地内又は隣接する敷地内になくても認めることができます 1 当該幼稚園及び保育所等における子どもに対し教育及び保育の提供を容易に合同して行うことができること 2 子どもの移動時の安全が確保されていること (2) 園舎の面積 1 園舎の面積は 次の表により算出した面積以上とする必要があります ( 満 3 歳未満の子どもの保育を行う場合にあっては その保育の用に供する施設設備の面積を除きます ) 学級数面積 1 学級 180m2 2 学級以上 320+100 ( 学級数 -2) m2 2 園舎の面積に係る既存施設の特例既存施設が幼保連携型認定こども園 保育所型認定こども園又は地方裁量型認定こども園の認定を受ける場合 次の要件を満たすときは 1の基準を満たさなくても認めることができます これは 既存の施設が認定こども園に移行できるための特例です ア保育室又は遊戯室の面積が 満 2 歳以上の子ども1 人につき1.98m2以上であること イ満 2 歳未満の子どもの保育を行う場合は アに加えて (4) の乳児室又はほふく室の設置が必要 その場合 乳児室の面積は満 2 歳未満の子ども1 人につき1. 65m2以上 ほふく室の面積は満 2 歳未満の子ども1 人につき3.3m2以上必要 乳児室又はほふく室の面積については 満 2 歳未満のほふくしない子どもについて乳児室 1.65m2が必要であり 満 2 歳未満のほふくする子どもについて3.3m2必要であること 4

園舎の面積 施設の新設又は既存施設 ( 幼稚園型 ) 既存施設 ( 幼保連携型 保育所型 地方裁量型 ) の特例 < 園舎の面積 > 5 歳児 < 保育室又は遊戯室の面積 > 学級数 面積 1 学級 180m2 4 歳児 子ども1 人につき1.98m2 2 学級以上 320+100 ( 学級数 -2) m2 3 歳児 2 歳児 < 乳児室又はほふく室の面積 > 2 歳未満の子ども 1 歳児も保育する場合乳児室 : 子ども1 人につき1.65m2ほふく室 : 子ども1 人につき3.3m2 0 歳児 (3) 保育室又は遊戯室の面積 1 満 2 歳以上の子ども1 人につき1.98m2以上必要です 2 保育室又は遊戯室の面積に係る既存施設の特例満 3 歳以上の子どもに係る面積の算定については 既存施設が幼保連携型認定こども園 幼稚園型認定こども園 地方裁量型認定こども園の認定を受ける場合 その園舎の面積が (2) の2の基準を満たすときは 1の基準を満たさなくても認めることができます 保育室又は遊戯室 施設の新設又は既存施設 ( 保育所型 ) < 保育室又は遊戯室の面積 > 子ども1 人につき1.98m2 5 歳児 4 歳児 3 歳児 2 歳児 既存施設 ( 幼保連携型 幼稚園型 地方裁量型 ) の特例 < 園舎の面積 > 学級数面積 1 学級 180m2 2 学級以上 320+100 ( 学級数 -2) m2 < 保育室又は遊戯室の面積 > 子ども1 人につき1.98m2 (4) 屋外遊戯場の面積次の基準をすべて満たす必要があります 1 満 2 歳以上の子ども1 人につき3.3m2以上であること 2 次の表の面積に 満 2 歳以上満 3 歳未満の子どもについて1の基準により算定した面積を加えた面積以上であること 5

学級数面積 2 学級以下 330+30 ( 学級数 -1) m2 3 学級以上 400+80 ( 学級数 -3) m2 屋外遊戯場の面積 5 歳児 4 歳児子ども1 人につき3.3m2 3 歳児 学級数 面積 2 学級以下 330+30 ( 学級数 -1) m2 3 学級以上 400+80 ( 学級数 -3) m2 2 歳児 子ども1 人につき3.3m2 1 2 1と2のそれぞれを計算して 双方を満たす必要がある 3 屋外遊戯場の面積に係る既存施設の特例 1 か 2 の基準を満たせば認めることができます 屋外遊戯場の面積の計算例 年齢 園人数 学級数 新 設 既存特例 A 既存特例 B 0,1 歳 10 人 - - - 2 歳 20 人 - 2 2 3 歳 30 人 1 学級 4 歳 30 人 1 学級 1 3 1 3 5 歳 30 人 1 学級 120 人 3 学級 1+2と3の双方を満たす ア新設の場合 1 400m2+80m2 (3 学級 -3)=400m2 2 3.3m2 20 人 = 66m2 計 466m2 双方を満たす 3 3.3m2 110 人 =363m2 466m2必要 イ既存施設の場合 1+2か3の基準を満たせば認めることができます 4 屋外遊戯場の場所の特例幼保連携型 保育所型 地方裁量型認定こども園にあっては 次の要件をすべて満たす場合は 屋外遊戯場を認定こども園の付近にある場所に代えることができます ア当該場所と車道との間にさく等が設けられていること 当該場所に存する遊具の点検が定期的に行われていること等により子どもが安全に利用できること 6

イ利用時間を日常的に確保できること ウ教育及び保育の提供についての良好な環境が著しく害されるおそれがあると認められるホテル等が付近にないこと エ条例第 3 条の表第 3 号 4に規定する基準を満たすこと (4) 乳児室 ほふく室 満 2 歳未満の保育を行う場合は 乳児室又はほふく室を設置する必要があります (5) 調理室 認定こども園には 調理室を設置しなければなりません 7

4 管理運営 (1) 保育に欠ける子どもの保育時間 保育に欠ける子どもの保育時間は 1 日 8 時間を原則としますが 保護者の労働時間 その他家庭の状況等を考慮して定めることが必要です (2) 開園日 開園時間開園日及び開園時間は 保育に欠ける子どもに対する保育を適切に提供できるよう 保護者の就労の状況等その他の地域の実情に応じて定めることが必要です 具体的には 週 6 日の開園 長期休業期間への対応等が必要と考えられます (3) 入園する子どもの選考児童虐待防止の観点から特別の支援を要する家庭 ひとり親家庭又は低所得家庭の子どもや 障害のある子どもなど特別な配慮が必要な子どもの利用が排除されることのないよう公正な選考方法を定めることが必要です 注意 幼保連携型又は保育所型認定こども園である私立保育所における選考方法は あらかじめ知事に届け出た ( 市町村に提出し 市町村は県に送付 ) 方法で行うこととされています また この届け出た選考方法を記載した書類を備え付け 保護者からの求めがあった場合は閲覧が義務付けられています (4) 防災等の体制子どもの健康の保持及び安全の確保のため 次の計画等を定めることが必要です 1 子どもの健康診断の実施計画 2 消火 通報及び避難訓練の実施計画 3 子どもの健康状態を把握し その異常に対応する体制 4 不審者の立入りに対応するための避難訓練の実施計画 5 大型遊具及び危険箇所であると認められる場所についての点検の実施計画 6 送迎時の子どもの安全を確保するための体制 7 感染症の発生の予防及びそのまん延の防止を図るための体制 (5) 補償体制 認定こども園において事故が発生した場合に適切な補償を行うことができるように 保険契約を締結するか又は共済制度へ加入していることが必要です (6) 給食体制 1 認定こども園においては 当該認定こども園の調理室において調理された食事を提 供することが必要です 8

2 満 3 歳以上の子どもに対する食事の提供を行う場合 衛生管理 栄養管理等について必要な配慮がなされていると認められ 次の要件を満たす場合に限り 給食の外部搬入を認めることができます ア調理業務を受託する者と次の事項を内容とする契約を締結している場合 子どもの年齢及び発達の段階並びにアレルギー等の症状 子どもに必要とされる栄養素量の給与等に配慮して食事を提供すること 衛生管理 栄養管理等について 当該認定こども園が行う必要な指示に従うこと 当該認定こども園が定めた食育に関する計画に基づき食事を提供するよう努めること イ認定こども園において 献立について栄養士による指導を受けられる体制が整えられていること (7) 教育及び保育の内容幼稚園教育要領及び保育所保育指針に沿った教育及び保育に関する全体的な計画及び指導計画が定められていることが必要です 具体的には 次のような計画が考えられます 1 幼稚園教育要領及び保育所保育指針に基づいた教育及び保育に関する全体的な計画 2 幼稚園教育要領及び保育所保育指針に基づいた教育及び保育に関する年 学期 週 日々の指導計画 (8) 保育者の資質の向上 子どもの保育に従事する者の研修に関する計画が定められていることが必要です 5 子育て支援事業 (1) 子育て支援事業は 次の事業のいずれかを実施することが必要です ( 法律第 2 条第 6 項及び省令第 2 条 ) 1 地域の子ども及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設する等により 当該子どもの養育に関する各般の問題につき その保護者からの相談に応じ 必要な情報の提供及び助言その他必要な援助を行う事業 2 地域の家庭において 当該家庭の子どもの養育に関する各般の問題につき その保護者からの相談に応じ 必要な情報の提供及び助言その他必要な援助を行う事業 3 保護者の疾病その他の理由により 家庭において保育されることが一時的に困難となった地域の子どもにつき 認定こども園又はその家庭において保育を行う事業 4 地域の子どもの養育に関する援助を受けることを希望する保護者と当該援助を行うことを希望する民間の団体又は個人との連絡及び調整を行う事業 5 地域の子どもの養育に関する援助を行う民間の団体又は個人に対する必要な情報の提供及び助言を行う事業 (2) 子育て支援事業は 当該地域の所在する地域における教育及び保育に対する需要に照 らして当該地域において実施することが必要と認められるものを 保護者の要請に応じ 9

て適切に提供することとされていることから 認定にあたっては 市町村の意見を聴い て行うことになります 10