質疑 意見なし 特になければ原案のとおり決定とする (7) 部会長選任第 3 部会については神奈川県行政不服審査会条例第 8 条第 1 項により会長が部会長を兼ねるため 常岡会長が部会長となる 第 1 部会及び第 2 部会については 各部会の委員の互選により 第 1 部会については小圷委員を 第 2

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7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

が成立するが 本件処分日は平成 29 年 3 月 3 日であるから 平成 24 年 3 月 3 日以降 審査請求人に支給した保護費について返還を求めることは可能であ る 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件処分に係る生活保護

諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

資料に基づき説明 ただいまの説明について 何か質問があればお願いしたい ( 質問等なし ) 過去の案件では 滞納処分関係が多くなっている 滞納処分そのものへの不服なのか それとも前提となる課税処分に対する不服なのか 課税処分そのものに対する不服申立ては 課税処分の場合 納税通知書に教示があり それ自

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1 審査会の結論 平成 29 年度市民税 県民税税額変更処分 に係る審査請求は棄却するべ きであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要緑区長 ( 以下 処分庁 という ) は 平成 29 年 6 月 1 日 審査請求人に対して 平成 29 年度市民税 県民税賦課決定処分 ( 以下 先行処分 と

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

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処分済み

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

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処分済み

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< F31322D985F935F A6D92E8816A2E6A7464>

して 当審査会に対し諮問をした 以上の事案の経緯は 諮問書 審査請求書及び懲戒処分書から認められる 2 関係する法令等の定め (1) 司法書士に対する懲戒及びその手続についてア法 47 条は 司法書士がこの法律又はこの法律に基づく命令に違反したときは その事務所の所在地を管轄する法務局又は地方法務局

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非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

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保険業務に係る情報提供料は 請求人の事業に基づいた収入であるとは いえない 第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項によ り 棄却すべきである 第 5 調査審議の経過 審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日 審議経過 平成 30

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

< F2D8CA48B8689EF8E9197BF31352E6A7464>

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答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

平成14年7月3日

保険給付に関する決定についての審査請求に係る労働者災害補償保険審査官の決定に対して不服のある者は 再審査請求をした日から 3 か月を経過しても裁決がないときであっても 再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経ずに 処分の取消しの訴えを提起することはできない (H23-4B)

処分済み

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

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(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

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丙は 平成 12 年 7 月 27 日に死亡し 同人の相続が開始した ( 以下 この相続を 本件相続 という ) 本件相続に係る共同相続人は 原告ら及び丁の3 名である (3) 相続税の申告原告らは 法定の申告期限内に 武蔵府中税務署長に対し 相続税法 ( 平成 15 年法律第 8 号による改正前の

ている しかしながら 本件処分は条例の理念と条文の解釈運用を誤った違法なものであり 取り消されなければならない ⑶ 条例第 7 条第 1 項本文は 個人情報の外部提供の原則禁止を規定している また 同条同項ただし書の趣旨は 単に外部提供の原則禁止規定を解除したにとどまる すなわち 当該法令等が存在す

1 審査会の結論平成 30 年 1 月 12 日付けで審査請求人が行政文書公開請求した 深沢地域整備事業に関し J R 東日本の要望 条件 要請 意向等の文書 ( 復命書含む ) 及び前記の記載がある文書 に対して実施機関鎌倉市長が平成 30 年 3 月 12 日付けで行った行政文書一部公開決定処分

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債務のうち所定の範囲内のものを当該事業主に代わって政府が弁済する旨規定する (2) 賃確法 7 条における上記 政令で定める事由 ( 立替払の事由 ) として 賃金の支払の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 51 年政令第 169 号 以下 賃確令 という )2 条 1 項 4 号及び賃金の支払の確

上陸不許可処分取消し請求事件 平成21年7月24日 事件番号:平成21(行ウ)123 東京地方裁判所 民事第38部

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平成17年5月18日 豊岡市国民健康保険運営協議会シナリオ

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19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

法第 20 条は, 有期契約労働者の労働条件が期間の定めがあることにより無期契約労働者の労働条件と相違する場合, その相違は, 職務の内容 ( 労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度をいう 以下同じ ), 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して, 有期契約労働者にとって不合

控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し

第1 審査会の結論

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異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

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第 4 審査関係人の主張の要旨 1 審査請求人の主張審査請求人は 次のとおり 本件処分は 違法又は不当である旨を主張している (1) 審査請求人が 複数の取引先から依頼を受けて行っている翻訳の業務は 法第 72 条の2 第 3 項の規定により個人事業税が課されるべきいずれの事業としても法に定められて

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

病が原子爆弾の傷害作用に起因する旨の厚生労働大臣の認定を受けなければならない ( 被爆者援護法 11 条 1 項 ) ⑶ 都道府県知事は ⑵ 記載の厚生労働大臣の認定を受け かつ 当該認定に係る負傷又は疾病の状態にあるとの要件に該当することについて都道府県知事の認定を受けた者に対し 医療特別手当を支

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1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

固定資産評価審査申出とは

第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

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第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )

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2 当事者の主張 (1) 申立人の主張の要旨 申立人は 請求を基礎づける理由として 以下のとおり主張した 1 処分の根拠等申立人は次のとおりお願い書ないし提案書を提出し 又は口頭での告発を行った ア.2018 年 3 月 23 日に被申立人資格審査担当副会長及び資格審査委員長あてに 会長の経歴詐称等

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

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横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

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会員に対する処分等に係る手続に関する規則 (2018 年 7 月 30 日制定 ) 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規則は 定款第 15 条に規定する会員に対する処分及び不服の申立てに係る手続の施行に関し 必要な事項を定めることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規則において 次の各号

総会の記録 午後 2 時 10 分 横山課長は平成 29 年農業委員会総会の成立について次のとおり 報告した ただ今から 平成 29 年安城市農業委員会総会を開催するにあたり 総会成立の報告をさせていだきます 本日の総会出席委員数 14 名 従いまして 農業委員会等に関する法律第 27 条第 3 項

総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

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2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆

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た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 (

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

特集ⅰ 11 条 2 項 ( 総代互選命令 ) ⅱ 13 条 1 項 ( 利害関係人の参加許可 ) ⅲ 13 条 2 項 ( 利害関係人への参加要請 ) ⅳ 16 条 ( 標準審理期間を作成し公にすること ) ⅴ 23 条 ( 審査請求書の補正 ) ⅵ 25 条 ( 執行停止 ) の手続は内閣府情報

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

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個人情報の保護に関する規程(案)

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

示して, 理事会の招集を請求することができる ( 同条第 2 項 ) この請求のあった日から 5 日以内に, 当該請求があった日から 2 週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合には, 当該請求をした理事は, 理事会を招集することができる ( 同条第 3 項 ) 監事は,

議長 一同 金の範囲内で 指定管理者が利用料金を設定すると定められており 条例に記載する金額が上限と考えてもらいたい 一方小田原駅西口第 2 東口自転車駐車場は 条例に基づく施設ではないため 料金は公益財団法人自転車駐車場整備センターの運営時の料金を維持して運営するものとしている 2 施設の料金の違

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非民法第 536 条第 1 項については 同項を削除するという案が示されているが ( 中間試案第 12 1) 同項を維持すべきであるという考え方もある ( 中間試案第 12 1 の ( 注 ) 参照 ) 同項の削除の是非について どのように考えるか 中間

Transcription:

平成 30 年度第 1 回神奈川県行政不服審査会議事録 1 日時平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 15:00~17:45 2 場所神奈川県庁新庁舎 8 階議会第 2 会議室 3 出席者飯島委員 磯部委員 板垣委員 大関委員 小圷委員 水地委員 常岡委員 三浦委員 吉村委員 4 概要 ( 開会に先立ち 楯岡政策局長から各委員に委嘱状の交付を行った ) (1) 開会 事務局が開会宣言をし 会長が選出されるまで事務局が進行を務めるこ とを報告し 本審査会の議事について公開することを決定した (2) あいさつ 楯岡政策局長が開会あいさつを行った (3) 委員紹介 各委員が自己紹介を行った (4) 会長互選 委員の互選により常岡委員を会長に選出した (5) 会長職務代理者指名 常岡会長が水地委員を会長職務代理者に指名した (6) 部会の構成員選任 次に次第の 6 部会の構成員の選任 について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 6 に基づいて事務局から説明 ) ただいま説明のあった部会の構成員の選任について 意見 質問はあるか -1-

質疑 意見なし 特になければ原案のとおり決定とする (7) 部会長選任第 3 部会については神奈川県行政不服審査会条例第 8 条第 1 項により会長が部会長を兼ねるため 常岡会長が部会長となる 第 1 部会及び第 2 部会については 各部会の委員の互選により 第 1 部会については小圷委員を 第 2 部会については水地委員を部会長に選出した (8) 議事及び報告事項ア神奈川県行政不服審査会年次報告 ( 平成 29 年度 ) 次第の8(1) 神奈川県行政不服審査会年次報告( 平成 29 年度 ) について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 7 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 平成 29 年度中の審査請求の件数は約 150 件で 答申は66 件 審査会で繰り越したのは約 20 件であるとすると 約 60 件の審査請求の処理は どうなっているか 残りの約 60 件は審理員による審理手続中の案件である 審理員意見書作成までの平均期間はどれくらいか おおむね 8 か月程度である -2-

い 答申書のとおりの裁決となっていない 2 案件について説明をお願いした 結論に変更はないが 答申書のとおりとなっていない案件としては 第 3 部会で議論した保育所の入所保留処分に対する審査請求である 審理員意見書のとおりの答申とはならず 審査会として独自に答申書を作成したが 裁決時には審理員意見書のとおりの内容の裁決となった 結論に変更があった案件については 第 2 部会で議論した生活保護関係の審査請求である 対象処分が4つあり うち 2つは先行処分で 後行処分により変更されていたため却下 残り2 件は後行処分であり棄却として答申したが 裁決時には 先行処分 1つのみ却下で 残り3つは棄却となっている 答申書の内容を修正して裁決する案件について 担当部会にフィードバッ クをお願いしたい そのように対応したい これまでの町村からの諮問件数を教えてほしい 平成 28 年度は 0 件 平成 29 年度は 1 件である イ平成 30 年度以降の諮問案件の各部会への割振りについて 続いて次第の8(2) 平成 30 年度以降の諮問案件の各部会への割振りについて 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 8 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか -3-

質疑 意見なし ウ通達等の内部基準の取扱いについて 続いて次第の8(3) 通達等の内部基準の取扱いについて 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 9 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 ( 吉村委員 ) 内部基準の合理性をある程度前提とするのか 一から判断するのか 審査会でとるスタンスによって 答申書での記載ぶりは変わってくると思う 運用としては 書きぶり 2 が妥当だと思う 書きぶり 3 は 内部基準の合理性について 一から記載するというイメー ジか 書きぶり 2 は 書きぶり 3 と比較して簡潔に内部基準の適正性の判断をす ることになると思う 合理性があり適正なものであるとまで判断するか 不合理な点は認められないという程度の判断にするのかに違いはあるとは思う スタンスとしては 書きぶり2に賛成 それでは 内部基準の合理性審査をした結果の答申書への反映は 書きぶ り 2 を基本とすることでよいか -4-

< 異議なし > それでは 答申書の記載方法としては 書きぶり 2 のとおりとするので よろしく願いたい エ諮問のあり方について 続いて次第の8(4) 諮問のあり方について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 10 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 諮問対象となる審査請求を明確にするという趣旨の提案ということでよいか 資料 10の6ページに記載のような諮問の場合 一見して審査請求対象が明確ではない この場合 諮問されている審査請求を特定した上で 答申書を作成していた 諮問書の様式を修正することにより 答申書作成の効率化につながるのではないかと考え 提案させていただいた 実務運用の結果の改善提案であることからよいのではないか それでは 原案について特に異議がないようなので 諮問書の様式につい ては 事務局の提案のとおりとさせていただく オ神奈川県行政不服審査会の答申書の様式について 続いて次第の 8(5) 神奈川県行政不服審査会の答申書の様式について -5-

事務局から説明をお願いしたい ( 資料 11 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 ( 三浦委員 ) 当審査会は 審理員意見書の内容をチェックすることが制度的に想定されている役割だと思うが 審理員と審査庁の見解に大きく相違がある場合において どのように対応すべきか 審理員意見書の内容を審査庁がそのまま行政不服審査会に諮問することを立法者は想定したと思われる しかし 法文上 規定は一切ない 行政不服審査会は 諮問に対して答申する機関であるので 審査庁がどのような諮問をしてくるかによることになる 当審査会で判断する対象は諮問内容である 諮問内容が審理員意見書のとおりでないとすると 答申は 審理員意見書 諮問内容 審査会の判断の三段書きにする必要がある 審理員意見書のとおりではない諮問を排除することはできないのか 諮問に対して答申するのであり 諮問自体が違法などと判断することはで きない 案の 2 は 審査会の判断の内容が新たに項立てされて 分かりやすくなっ ていると思う -6-

現行様式では 審査会の判断内容が 埋没しているところがあった ( 大関委員 ) 審理員意見書の内容を修正して諮問された場合も 案の 2 のほうが作成し やすくなるのではないか 案の 2 を支持する意見が大勢を占めているようなので 答申書の様式は 案の 2 を採用することとしたい カ行政不服審査法第 43 条第 1 項第 5 号に規定する諮問不要とする場合について 続いて次第の8(6) 行政不服審査法第 43 条第 1 項第 5 号に規定する諮問不要とする場合について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 12 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 審理員が生活保護大量請求事案の審理をしていく中で 論点がほぼ同じであり 諮問不要と考えられる事案を審査庁に情報提供することは考えられる 行政不服審査法第 43 条第 1 項第 5 号の規定に該当しないにもかかわらず 審査庁が諮問不要と判断して裁決した場合はどうなるか 裁決固有の瑕疵になると思われる 取扱要領のようなものを策定するのが望ましいのではないか 個別の審査請求ごとに判断するやり方というのは 諮問不要でよいか という形で当審査会に話が来るようなイメージか -7-

いったんは諮問してもらう必要があるかもしれない 当審査会に審査請求の情報が来なければ判断はできない 医学研究の論文の掲載のために 倫理審査委員会を通す必要がある ただ 倫理審査委員会に諮るまでもないような軽微な内容の場合 1 人の委員による簡易審査が行われることがあると聴いている 当審査会においても そのような仕組みをとることが考えられる 資料 12の5ページのような 同一審査請求人が同一理由で提起する審査請求の場合は 若干処分の内容が異なるケースもあることから 個別に内容を見て判断していくことが必要かもしれない 難民認定の審査に携わっていた際 1 人の申請者が6 回続けて申請をしているケースに遭遇したことがある その場合に 申請内容に新しい事情が見受けられない限りは 簡易審査で却下してはどうか という議論が行われたことがある 新しい事情が見受けられない審査請求を繰り返すような人に対する仕組みを設ける必要はあるのかもしれない 生活保護においては 毎回新しい処分が行われており 一律に取り扱うこ とは難しい 同一人による繰り返しの請求については 審査会での調査審議においては 新しい事情の有無を確認して判断することとしており 審査会として負担があるということはない 本日の会議で諮問不要類型を決定しなければならない緊急性まではない 生活保護大量請求事案の処理をしていく中で 何らかの基準化をすることが -8-

できればいいと思う キ答申書の 付言 について 続いて次第の8(7) 答申書の 付言 について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 13 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 ( 三浦委員 ) 付言の内容で 処分庁の実務内容の改善を求めるものが多い 処分庁に付言の内容が伝わる仕組みはあるか 行政不服審査法上 答申書を処分庁に送付する手続はない ただ 裁決に 答申書の付言の内容が反映されているケースがある 審査庁が裁決する際に 処分庁に答申書の付言を伝えるような仕組みを整 えてもらえないか 事務局から答申書を審査庁に送付する際に 処分庁への答申書の送付を依 頼することはできないか ( 三浦委員 ) 行政不服審査は 行政の適正な運営を確保することも目的としており 具 体的な法文の規定がなくても 可能ではないか 付言の内容にも 処分庁の実務改善のアドバイス的なものから 違法 不当に近い運用の是正まで様々あると思われる 付言の性格に応じて 特に違法 不当に近い行政運営を未然に予防するためにやっていかなければ意味が -9-

ないのではないか 各委員から様々意見が出た 事務局としてはどうか 付言をしても 処分庁に伝わらなければ意味がないので 審査庁事務所管 課とも相談しながら対応を考えたい ク行政不服審査法第 16 条に規定する標準審理期間について 続いて次第の8(8) 行政不服審査法第 16 条に規定する標準審理期間について 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 14 に基づいて事務局から説明 ) ただいまの説明について意見 質問はあるか 質疑応答 この審査会で考えるべき話ではないが 処分庁が作成する弁明書の出来がいいと 事案の全容の把握が容易となり 審理がスムーズに進む 結果的に審理期間の短縮につながることがある 神奈川県の審理員意見書の完成度は他の自治体と比較しても高く 審査会での調査審議の大きな助けとなっている 審理期間を短縮するにしても 現在の審理員意見書の完成度は維持してもらいたい 神奈川県の審理員の審理体制は 法曹資格を持つ非常勤職員と常勤職員との共同審理で行っている 平成 30 年度は 法曹資格を持つ非常勤職員の勤務時間を増やし 常勤職員に法曹有資格者を配置することで 審理体制を強化した また 審理員意見書の完成度について言及があったが 審理期間も無視できず 審理員の審理の密度については検討課題となっている 審理の密度を浅くした場合の当審査会の負担も考慮しながら 皆様と相談して考えて -10-

いきたい ケ生活保護法における保護の変更決定処分が行われた場合における先行処分に対する審査請求の取扱いについて 続いて次第の8(9) 生活保護法における保護の変更決定処分が行われた場合における先行処分に対する審査請求の取扱いについて 事務局から説明をお願いしたい ( 資料 15 に基づいて事務局から説明 ) 第 1 部会と第 2 部会ではかなりスタンスの違いがある 第 2 部会は 基本的には後行処分を争うべきというスタンスであり 第 1 部会は その逆で 先行処分を争うことでも構わないという印象である まず それぞれの部会の委員から御意見をお願いしたい 質疑応答 第 1 部会の意見の趣旨は理解するが 当事者の意思が後行処分を争うものであれば 後行処分に対する審査請求を提起してもらう必要があるのではないか 訴訟とは違い 審査請求は無料で提起できるので そのような対応を求めても 審査請求人に酷にはならない 第 2 部会で取り扱った事案は 常に先行処分 後行処分のいずれについても審査請求が提起されている案件である 当該審査請求人は あらゆる処分について審査請求を提起する者であり 第 2 部会での検討もそれを前提としている 先行処分に対する審査請求で後行処分について言及がないにもかかわらず 後行処分を審理対象としてよいか 民事訴訟とは場面が異なるのではないかと考えた ( 三浦委員 ) 行政法上は 処分を前提として考える ( 吉村委員 ) 行政法上の整理を前提とした上で 厚生労働省の整理をどう評価するかと -11-

いうことだと思う 権利救済の観点から もう少し柔軟にしてもよいのでは と第 1 部会で議論があった 租税の減額再更正処分と訴えの利益の関係についての昭和 56 年 4 月 24 日最高裁判決では 当初の更正処分を争うべきと判示されている 一方 増額再更正処分の場合は 最後の処分を争うものとされている 本日の議論の参考になると思われる 第 2 部会の考え方が 特定の審査請求人が提起した複数の審査請求の処理を前提としたものであるとすると 当該考え方を全ての審査請求に適用してよいか 逆に 第 1 部会の意見も 先行処分に対する審査請求書で明確に後行処分に対する不服であると主張していない場合にも 当事者意思で不服があると読むのもどうか という思いはある ( 小圷委員 ) 第 1 部会で取り扱った事案は 先行処分に対して審査請求が提起されている 厚生労働省の整理では 後行処分により消滅した先行処分を 権利救済の観点から例外的に本案審理する取扱いをすることとなるが 消滅した処分を審理することになり 理論的に疑問がある その中で 先行処分 後行処分とで共通の違法性を争うものと考えることはできるのではないか というのが第 1 部会での議論の流れである 先行処分は残存しているとすると 後行処分に対して審査請求が提起された場合は 先行処分に対して審査請求をする利益はなくなったと考えてよいと思うが 後行処分に対して審査請求が提起されていない場合は どう考えるか 後行処分により先行処分が変更されていたとしても 先行処分が残存しているのであれば 先行処分に対する審査請求は存続しうるのではないか ( 大関委員 ) 資料上 後行処分により先行処分が変更された場合に 先行処分に対する審査請求の利益がなくなると書いてある 先行処分に対してのみ審査請求が提起された場合も同様となるか -12-

第 2 部会としては 例外は設けないとしていたが 具体的な事案によって は 例外も考えられるかもしれない 処分庁の行う変更決定処分に 審査請求人が振り回されることとなるのはよくないのではないか 後行処分で先行処分が変更されたとしても 先行処分は修正された形で生きているものと考え 先行処分に対する審査請求も存続すると考える余地はないか 第 2 部会の事案は 先行処分と後行処分が事実上 連続しており 後行処分が行われることが当事者も想定できるが 第 1 部会の事案は 先行処分と後行処分に連続性はない その点で違いはあるのかもしれない 事例 1のような 先行処分と後行処分に事実上の連続性がある場合においては 後行処分を争うべきだというのが第 2 部会の考え方であるとすると 後行処分に対して審査請求が提起されていない場合 後行処分を争うべきだと示唆するのは どの段階で行うべきか 制度上は 審査庁だと思うが 審理員でも可能だと思う 行政不服審査法上 処分庁に教示義務が課せられているが 後行処分にお いても教示はなされている 教示の内容を見て 後行処分に対しても審査請求を提起しなければならな いと審査請求人は思わないかもしれない 先行処分の後 後行処分が行われることがある程度予定されているときに 先行処分に対する審査請求と後行処分に対する審査請求が同じレベルで取り扱われていることが 混乱を招く要因となっているのではないか 後行処分に対する審査請求をするように運用を徹底することが必要ではないか -13-

事例 1 について 磯部委員も後行処分を争うべきと考えるということでよ いか 審査請求人に二度手間を強いるのはおかしいと思う 事例 1のような場合には 第 2 部会の考え方でよいのではないかという意見が大勢を占めているように思う 事例 2のような 先行処分 後行処分との間に連続関係がないような場合についても 第 2 部会の考え方で処理してよいか 審査請求人に後行処分を争うかどうか確認するという運用は難しいのか 審査請求人の意思確認は 審査請求書として提出させる必要があるか 審査請求書として提出させた場合 当該審査請求の適法性審査から審理員 指名と 一連の手続を最初から行う必要があると思われる か 審理員の審理手続の中で 後行処分への審査請求の示唆を行うことはどう 行政不服審査法上 明文の規定がない 訴えの変更 を認めることになる また 審理員は審査庁から指名を受けて 初めて審査請求の審理手続を進めることができるが 訴えの変更 が行われた場合 審査庁からの指名が必要かどうか 検討を要すると思われる ( 三浦委員 ) 審査請求人の意思確認せずに 対応する方法はないか -14-

第 1 部会の意見は 意思確認せずに 先行処分に対する審査請求の内容か ら 後行処分に対する不服も含まれていると考えるものと認識している 事務局からの発言でもあったとおり 審査請求対象を変更するのに 厳格 な手続になっていると思われるところ 別処分の審理をすることができるか 審査請求人の意思の問題ではなく 処分の性質として 後行処分の変更に より 先行処分が修正された形で存続するという構成で考えられないか 先行処分に何らかの誤りがあるから後行処分が行われるのであり 先行処 分に対する審査請求は認容ということになるか 一般的には 後行処分で先行処分の瑕疵が治癒されている中 先行処分の審査請求を取り扱う意味は薄い気がする 後行処分に対して不服の意思を明示していない中 後行処分を取り消せ とは裁決できないのではないか 先行処分の判断の中で 後行処分に言及することは考えられると思う その場合に 後行処分について 審査請求前置を満たしたことにはならないかもしれない 議論は尽きないが 時間の関係で審議はここまでとさせていただきたい 事例 1のようなケースについては おおむね合意を得ることができたが 事例 2のようなケースで第 2 部会の考え方のように取り扱ってよいか 結論は出なかった そこで 第 2 部会で 事例 2のようなケースをどう取り扱うべきか検討いただき 検討結果を第 1 部会 第 3 部会にお知らせいただきたい 書面審理の形で統一見解をまとめることができればと思う (9) その他 次第の議事 9 その他 について事務局から説明をお願いしたい ( 資料 16 に基づいて事務局から説明 ) -15-

(10) 閉会 それではこれで平成 30 年度第 1 回神奈川県行政不服審査会を終了する 長時間の御審議ありがとうございました 以上 -16-