砂防指定地 XML 作成説明書 2012/12/18 有限会社ジオ コーチ システムズ http://www.geocoach.co.jp/ info@geocoach.co.jp 砂防指定地 XML 作成 プログラムについての説明書です この説明書は次のバージョンに対応しています アプリケーション名バージョン日付 砂防指定地 XML 作成 7.0.5 2012/12/18 プログラムのインストールについては GeoCoach3D シリーズ 7 インストール説明書 を参照してください 砂防指定地 XML 作成 は Windows 7(64bit), Vista(64bit), XP Professional x64 上ではパソコンが搭載しているメモリすべてが使えます http://www.geocoach.co.jp/download/geocoach3d-series-7-install.pdf 砂防指定地 XML 作成 とフリーソフト JPGIS-XML ビュー F の表示などの機能は共通です 共通する機能について は JPGIS-XML ビュー F の説明書を参照してください アプリケーション名 バージョン 日付 JPGIS-XML ビュー F 7.0.2 2012/11/22 説明書 http://www.geocoach.co.jp/jpgis/geocoach3d-jpgis-f-7-0-2-manual.pdf フリーソフトダウンロードhttp://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se433427.html 現状 まだ SaboShiteichi Hyochu の変換のみの状況です 今後 他の地物の変換も追加していきます
目次 1. 変換の対象... 1 2. 砂防指定地 XML 作成メニュー... 2 2.1. シェープファイルからXMLへ変換... 2 2.1.1. 砂防指定地 XMLとシェープファイルの対応.csv... 3 2.1.2. 変換処理... 4 2.1.3. CSVファイルによる属性指定... 5 2.2. XMLからシェープファイルへ変換... 6 2.2.1. 対象のXMLファイル... 6 2.2.2. 設定... 6 2.2.3. ダイアログ... 6 2.1. XML-XML 比較... 7 3. ファイル別メニュー... 9 3.1. 保存シェープファイル... 9 3.2. フィールド名変更... 9 3.3. フィールド型変更... 9 3.4. フィールド長変更... 10 3.5. 少数部の長さ変更... 11 4. その他... 12 4.1. 更新記録... 12 ii
1. 変換の対象 砂防指定地 XML 作成は 以下のファイルを JPGIS-XML に変換します 砂防指定地の情報をセットしたシェープファイルと CSV ファイル また 砂防指定地の XML ファイルをシェープファイルに変換する機能もあります 元のシェープファイルを XML に 変換し その XML をシェープファイルに変換して 情報が一致していることを確認するためです シェープファイルと CSV ファイル XML ファイル シェープファイルと CSV ファイル 1
2. 砂防指定地 XML 作成メニュー 2.1. シェープファイルから XML へ変換 シェープファイルから JPGIS-XML(JPGIS2.1) ファイルを作成します _SaboShiteichi_Polygon.shp 変換 _SaboShiteichi_Polygon.csv _Hyochu_Point.shp.xml _Hyochu_Point.csv シェープファイルフォルダ ( 入力 ) 変換するシェープファイルのフォルダを指定します 変換対象となるシェープファイルはファイル名に _SaboShiteichi _Hyochu を含んでいる必要があります また シェープファイルと同じ名前の CSV ファイルも参照します シェープファイルのフィールド名などは 砂防指定地 XML とシェープファイルの対応.csv で指定します 砂防指定地 XML とシェープファイルの対応.csv( 入力 ) 変換の設定ファイル 砂防指定地 XML とシェープファイルの対応.csv を指定します 砂防指定地 JPGIS-XML フォルダ ( 出力 ) XML ファイルを出力するフォルダを指定します XML ファイルの文字コード作成する XML ファイルの文字コードを指定します 仕様では UTF-8 です Shift_JIS と Windows-31J は XML ファイルの内容確を UTF-8 に対応していないテキストエディタなどで確認するためのオプションです GI 要素の属性作成する XML ファイルの GI 要素の内容を指定します 1 から 5 まで GI 要素の設定として XML ファイルに記録し 2
ます version="1.0" は自動で GI 要素に付加します 各文字列は改行して XML ファイルに出力します exchangemetadata XML の exchangemetadata の内容を指定します 時間属性の定義 XML ファイル中の 時間属性の定義 に記録する日付を指定します 年 - 月 - 日を YYYY-MM-DD の形式で指定します 2.1.1. 砂防指定地 XML とシェープファイルの対応.csv 砂防指定地 XML ファイルとシェープファイルの情報の対応関係を定義します このファイルはインストールフォルダ (C: Program Files GeoCoachSystems 砂防指定地 XML 作成 ) にあります シェープファイルから XML ファイルを作成する際には 1,2,3 列の XML の地物名 XML のタグ名 シェープのフィールド名 を参照します ( このファイルは XML からシェープファイルへ変換する際も参照します ) 1 列目が ' で始まる行はコメント行です 下図の例では 27 行までがコメント行で 28 行からが設定です 3
列 型 内容 1 文字列 XML ファイルの地物名次の行からは空白にしておきます 2 文字列 XML ファイルの地物のタグ名 XML のタグが複数のタグを含む場合は / でタグ名を分けます 3 文字列 シェープファイルのフィールド名フィールド名は 10 バイト ( 全角で 5 文字 ) までです 4 整数 シェープファイルのフィールドの型 C 文字列 N 数値空白の場合は C の文字列になります 5 整数 シェープファイルのフィールドのバイト数 1 以上 255 までです 空白の場合 実際のデータのバイト数から計算します 6 文字列 シェープファイルのフィールドの小数点以下桁数 数値の場合に指定します 空白の場合は 0 とします 2.1.2. 変換処理 現段階では 指定されたフォルダのシェープファイルで _SaboShiteichi _Hyochu を含むひと組のファイルづつリードし ひとつの XML ファイルに出力していきます 作成する XML のファイル名や シェープファイル名のアンダーバーの直前までの文字列を使います 例 sample_saboshiteichi_polygon.shp sample.xml _SaboShiteichi_Polygon.shp 変換 _Hyochu_Point.shp.xml _SaboShiteichi_Polygon.shp _Hyochu_Point.shp.xml XML ファイルの座標は平面直角座標系です 座標を小数点以下 3 桁までのメートル単位で出力します 変換元のシェ ープファイルも座標は平面直角座標系にしておいてください 4
2.1.3. CSV ファイルによる属性指定 XML ファイルのタグの値については CSV ファイルで指定することが可能です 例えば XML の meisai の jusho の chiban は地番を多数記録しますが シェープファイルのフィールドへ記録できるバイト数は 255 バイトの制限があります この場合 CSV ファイルに地番を記録しておくことで CSV ファイルの文字列を XML へ記録することが可能です _SaboShiteichi_Polygon.shp 変換 _SaboShiteichi_Polygon.csv _Hyochu_Point.shp.xml _Hyochu_Point.csv CSV ファイルは XML と同じファイル名にします CSV ファイルがあれば 属性情報は CSV ファイルを優先して XML に出力します CSV ファイルは次の形式です 1 列目の先頭文字が ' の場合はコメント行です 列 型 内容 1 整数 対応するシェープファイルのレコード番号 =1,2,3, 2 文字列 XML のタグ名 タグが子タグを含んでいる場合 / で分けます 3 文字列 シェープファイルのフィールド名 この列は空白でも構いません この列はプログラムからは参照しません 4 文字列 XML に記録する文字列 空白の場合はシェープファイルに記録されていフィールドの文字列を参照します 5
2.2. XML からシェープファイルへ変換 2.2.1. 対象の XML ファイル メニュー シェープファイルから XML へ変換 で作成した XML ファイルをシェープファイルに変換します 変換し た XML ファイルの内容確認のための機能です 2.2.2. 設定 変換の設定ファイルは シェープファイルから XML へ変換 での 砂防指定地 XML とシェープファイルの対応.csv と同じです XML からシェープファイルに変換する際には 4,5 列目のシェープファイルのフィールドの型 小数点以下桁数も参照します 2.2.3. ダイアログ JPGIS-XML ファイルフォルダ ( 入力 ) XML ファイルのフォルダを指定します 指定されたフォルダ内の.xml が変換対象になります 変換設定 CSV ファイル ( 入力 ) 上記 CSV ファイルを指定します シェープファイルフォルダ ( 出力 ) シェープファイルを出力するフォルダを指定します シェープファイル名は元の XML のファイル名に _ SaboShiteichi_Polygon を付けます 例 : sample.xml sample_saboshiteichi_polygon.shp シェープファイルと同じ名前の CSV ファイルも出力します XML ファイルの各タグの値を出力します 例 : sample.xml sample_saboshiteichi_polygon.csv 内容はメニュー シェープファイルから XML ファイル作成 の説明を参照してください 6
2.1. XML-XML 比較 元になる XML とシェープから変換した XML が同じかを確かめためるのツールです XML [ シェープファイルへ変換 ] シェープファイル 比較する [XML ファイルへ変換 ] XML XML ファイルのフォルダ ( 参照 ) 元の XML ファイルのフォルダを指定します XML ファイルのフォルダ ( 対象 ) メニュー [ シェープファイルへ変換 ] で作成したシェープファイルを [XML ファイルへ変換 ] で作成した XML ファイルのフォルダを指定します 属性 [timestamp] の値の違いは許す OFF にします 属性 [id] と [idref] の値の違いは許す OFF のします 要素 [coordinate] は実数値で比較する OFF にします 両方のフォルダで 同じ名前の XML ファイルを比較します それぞれのファイルを一行ずつ取り出して 文字列が異なれば その旨を [ レポート ] パネルに表示して 比較を終了します つまり 一番最初に違う行があれば その行を示し 後の行についての比較はしません 改行だけの空白行があれば その行は飛ばします また 要素のタグの前に半角スペースやタブがある場合に対応するため 各行の文字列から半角スペースとタブを除いた文字列で比較します XML ファイルをシェープファイルに変換し シェープファイルを編集し 再度 XML 戻すことを意図する場合 シェ 7
ープフィルを編集する前に 一旦 XML ファイルへ戻してみることをお勧めします メニュー シェープファイルへ変換 ダイアログで指定する GI 要素の内容などが 元の XML と異なっていないかを確かめることができます 異なる場合 レポートが表示されます この場合 ダイアログの指定を修正してください 異なる例 同じ例 8
3. ファイル別メニュー [ データ ] パネルに表示しているファイル名のポップアップメニューで そのファイルを対象とした操作ができます 3.1. 保存シェープファイル 開いているシェープファイルを保存します 3.2. フィールド名変更 対象のシェープファイルのフィールド名を変更します 右側に新しいフィールド名を入れて エンターキーを押してください シェープファイルの仕様上 フィールド名は 10 バイト以下 ( 全角で 5 文字まで ) になります OKボタンで入力されたフィールド名の重複などをチェックし 確認のダイアログを表示し フィールド名を変更します フィールド名の変更の 元に戻す ことはできません 3.3. フィールド型変更 対象のシェープファイルのフィールド型を変更します 9
右側に新しいフィールド型の1 文字を入れて エンターキーを押してください 文字 C N 型 文字列 数値 F 数値 ( 指数表記 ) フィールドの型の記録を変えるだけで 実際のデータは変更しません シェープファイルはデータを文字列で保持しています 例えば 数値の場合 123 の文字列です 型が数値の場合 型を文字列に変更しても差し支えありませんが 文字列の型を数値に変更する場合 あらかじめデータが数値の文字列になっていることを確認してください フィールド名の変更の 元に戻す ことはできません 3.4. フィールド長変更 対象のシェープファイルのフィールド長を変更します 現在のフィールド長 の値はシェープファイル(.dbf) で定義されているフィールド長 ( バイト数 ) で 括弧内の数字は実際のデータの最大のバイト数です 表の 変更後のフィールド長 に変更後のバイト数を入力してください 最大のバイト数より小さい値を指定すると データが失われます 新しいバイト数を入力した後 エンターキーを押してください フィールド長の最大値は 255 です OK ボタンで 確認のダイアログを表示し フィールド長を変更します フィールド 10
長の変更の 元に戻す ことはできません 3.5. 少数部の長さ変更 対象のシェープファイルのフィールドの少数部の長さ ( 少数点以下桁数 ) を変更します 現在の少数部の長さ の値はシェープファイル(.dbf) で定義されている少数部の長さで フィールドの型が N か F の場合に表示します 括弧内の数字は実際の数値の最大の少数部の長さ( 少数点以下桁数 ) です 表の 変更後の少数部の長さ に変更後の値を入力してください 新しい値を入力した後 エンターキーを押してください OK ボタンで 確認のダイアログを表示し 少数部の長さを変更します また 各フィールドの値の少数点以下の桁数が指定された桁数より大きい場合 指定された桁数まで丸めます 変更したレコードについてはレポートパネルに表示します 少数部の長さの変更の 元に戻す ことはできません 11
4. その他 4.1. 更新記録 7.0.0 2012/05/24 最初のバージョン 7.0.1 2012/06/04 メニュー シェープファイルから XML へ変換 に 標柱 に変換を追加 また 砂防指定地 と 標柱 のシ ェープファイルの組を特定するため 入力シェープファイル名にルールを設定しました 7.0.2 2012/06/06 シェープファイルのフィールドについて フィールド名や少数部の長さを変更できるようにしました また シ ェープファイルを保存できるようにしました メニュー シェープファイルから XML へ変換 のダイアログで データ集合作成ツール名称 と ツールのバ ージョン が入力できるようにしました 7.0.3 2012/06/11 メニュー シェープファイルから XML へ変換 で 属性情報をセットした CSV ファイルがあれば その属性情報を XML にセットするようにしました メニュー XML からシェープファイルへ変換 で シェープファイルと同じ名前の CSV ファイルも出力するようにしました CSV ファイルには XML の属性情報をセットします 7.0.4 2012/12/11 メニュー シェープファイルから XML へ変換 で XML の属性について 変換設定表になければ 処理が止ま る問題を修正しました また その旨をレポートするようにしました 7.0.5 2012/12/18 メニュー シェープファイルから XML へ変換 で SaboShiteichi の shiteigaiyo の shiteidate が 12
元データのシェープファイルにあると重複して出力される問題を修正しました メニュー シェープファイルから XML へ変換 で 作成する XML の 標柱 の点の ID を pt001 pt002 から hypt001 hypt002 に変更しました 13