大学入試改革・新テスト実施案<概要・速報>

Similar documents

平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告

文科省・28年度『選抜実施要項』変更点等|旺文社教育情報センター

Microsoft Word 第2報2020年度以降の大学入学者選抜‐山梨大

2021 年度入学者選抜 (2020 年度実施 ) について 静岡大学 本学は,2021 年度入学者選抜 (2020 年度実施 ) より [ 註に明記したものは, その前年度より ], 志願者のみなさんの能力をこれまで以上に多面的に評価することを目的として, 課す教科 科目等を以下のとおりに変更いた

教科3科目さない2021 年度入学者選抜方法 配点など 文学部国文学科各入試の選抜方法等 前期一般選抜 選考方法 第一次学力検査 ( 大学入学共通テスト ) 調査書により合格者を決定します 個別学力試験等は実施しません 観点別評価項目 1. 知識 技能 を評価するため 主に 大学入学共通テスト 調査

2021 年度入学者選抜について ~ ひとりひとりの個性と可能性を見つめる入試へ ~ 4 月 4 日 関西学院大学 関西学院の使命は キリスト教主義教育によって Mastery for Service を体現する世界市民 を育み 世に輩出することにあります 世界市民 とは 他者と対話し共感する能力を

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx

27年センター試験実施概要|旺文社教育情報センター

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

入研協2019電子調査書

別紙様式7

平成27事業年度及び第3期中期目標期間の終了時における業務の実績に関する評価について

2021 年度青森県立保健大学入学者選抜に係る変更について ( 予告 ) 2021 年度青森県立保健大学入学者選抜 (2020 年度実施 ) を次のとおり変更する予定ですの で お知らせいたします なお この他の変更内容については 随時 本学ホームページ等で公表する予定です 1 定員 募集人員につい

推薦試験 ( 公募制 ) 募 集 人 員 296 名 出 願 資 格 高等学校若しくは中等教育学校を平成 31 年 3 月に卒業見込みの者で 次の 1~6の条件のいずれかを満たし かつ 学校長の推薦を受けたもの 1 全体の評定平均値が3.3 以上の者 2 皆勤の者 3 課外活動 ( 文化活動 体育活

どうなる、新テスト「記述式問題」の行方!?|旺文社教育情報センター

平成20年度AO入試基本方針(案)

共通試験“小史”からみた「共通テスト」の機能!

英語 ポイント 1 民間の資格 検定試験を用いて4 技能 ( 読む 聞く 書く 話す ) を評価 2 段階別評価 CEFR ( セファール ) を活用 3 大学入学共通テストでは 筆記 ( リーディング ) とリスニングを実施 ポイント 1 民間の資格 検定試験を用いて 4 技能 ( 読む 聞く 書

平成 28 年度大分大学入学者選抜における実施教科 科目等について ( 予告 ) 平成 27 年 8 月大分大学 平成 28 年度入学者選抜 ( 一般入試 大学入試センター試験を課す推薦入試及びAO 入試 ) における大学入試センター試験の利用教科 科目及び個別学力検査等の出題教科 科目については,

教科 大学入試センター試験の利用教科 科目名個別学力検査等 科目名等教科等科目名等 前期国国語国現代文 古典人文学類地歴世 A, 世 B, 日 A, 日 B, 地理 A, 地理 B 地歴世 B, 日 B, 地理 B 人文 文化公民現社, 倫, 政経, 倫 政経公民倫 学 群 数 数 Ⅰ 数 A 外

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 32 年度入学者選抜実施 科目等 ( 予告 ) 大学入試センター試験の利用 科目名 科目名等等科目名等 文科系 後期日程 国 国 国 国語総合 地歴 世 A 世 B 日 A 日 B 地理 A 地理 B 外 コミュ英 Ⅰ コミュ英 Ⅱ コミュ英 Ⅲ 英表 Ⅰ から2 理 1 物基 化基 生基 地

1. 新テスト導入の背景 趣旨 1

3. 一般入試における大学入試センター試験の利用教科 科目及び個別学力検査等の出題教科 科目について 教科 科目名等大学入試センター試験の利用教科 科目名個別学力検査等 ( 前期日程 ) 個別学力検査等 ( 後期日程 ) 学部 学科 課程等教科科目名等 注 教科科目名等教科科目名等国語 国語 人間形

別紙様式7

学部名教育学部一般入試 学科 課程等名 選抜方法 大学入試センター試験の利用教科 科目名 学校教育課程学校教育課程教科科目 ( 注 2) 国語 国語 小論文 音楽の実技 美術の実技 総合問題 音楽の実技 美術の実技 地 理 歴 史 世界史 B 日本史 B 地理 B 体育の実技から1 教科 200 点

平成 31 年度入学者選抜における実施教科 科目等 予告 ( 教育学部 経済学部 システム工学部 観光学部 ) 和歌山大学入試課 平成 28 年 12 月公表平成 29 年 5 月観光学部後期日程個別学力検査等追記 内容は現時点のものであり 今後一部変更となる場合もありますので 本学からの発表につい

更新履歴 更新日 2019 年 1 月 5 日 [ 更新 ] 学部 学科 文学部英米文学科 更新内容 における科目 ( 出題範 囲 ) を訂正

別紙様式7

目 次 平成 29 年度島根県公立高校入試の改善方針について 1 Ⅰ 改善方針の概要 2 1 基本的な考え方 2 改善方針の内容 3 実施の時期 Ⅱ 選抜制度の具体的内容 3 1 選抜の機会 2 検査の時期 3 選抜資料 学力検査 3-2 個人調査報告書 3-3 面接 3-4 その他の資

2018年度(平成30年度)兵庫県立大学入学者選抜方法等 一般入試(後期日程)

一般入試前期 (2 科目型 ) 一般入試ネット出願フリーパス対象入試 ( 詳細は 14 ページ参照 ) 試験会場 試験会場試験日本学 ( 日進キャンパス ) 2 月 6 日 ( 水 ) 2 月 7 日 ( 木 ) 2 月 8 日 ( 金 ) 一般入試前期 (3 科目型 ) との併願可 対象学科 全学

一般前期入試 (A 方式 A1 日程 /A2 日程 ) 併願入試 学習奨励生選考入試 出願資格 (P.6 の出願資格参照 ) [A1 日程 : 学習奨励生選考入試 学習奨励チャレンジテスト ] 選抜日程 ( 試験日 試験地は出願時に申請 ) 出願期間 ( 締切日消印有効 ) 試験日 試験地 合否通知

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

2017 年度 ( 平成 29 年度 ) 山梨学院大学入学試験概要 法学部 ( 法学科 / 政治行政学科 ) 現代ビジネス学部 試験区分 学部 学科募集人員 出願期間 試験日 合格発表日 入学手続締切日 出願資格 試験科目 判定方法 試験会場 2 月選択教科 科目法 30 名 1 月 6 日 ( 金

H30全国HP

国際商経学部推薦入試 ( グローバルビジネスコース ) 学科 募集人員国際商経学科 ( グローバルビジネスコース ) 20 名 出願期間平成 30 年 11 月 1 日 ( 木 )~ 平成 30 年 11 月 7 日 ( 水 ) 入学考査日平成 30 年 11 月 25 日 ( 日 ) 合格発表日平

東京大学推薦入試FAQ

どうなる、“32年度以降”の国立大入試!?|旺文社教育情報センター

1 岐阜薬科大学の理念 薬と健康についての高度な研究に支えられた教育により 有為な薬学専門職業人を育成し それらを通じて社会に貢献する 2 アドミッションポリシー ( 入学者受入れ方針 ) (1) 岐阜薬科大学が求める学生像本学は その理念に共感する次のような学生を求めています 1 医療機関 製薬企

<4D F736F F D F95BD90AC E937889A1956C8D9197A791E58A7793FC8A778ED B282C982A882AF82E995CF8D5882C982C282A282C C8D90816A2E646F6378>

平成 30 年度入学者選抜実施方法等 ( 歯学科 ) 学部 学科選抜方法の区分募集人員出願資格出願要件選抜方法出願期間試験日合格発表日 歯学部 AO 入試 17 名 次の各号のいずれかに該当する者 左記出願資格のいずれかに該当し かつ次の要件 ア第 1 次選抜 第 1 次選抜 第 1 次選抜 第 1

平成16年度小学校及び中学校教育課程研究協議会報告書

試験の区分国語外国語数学地歴, 公民理科その他合計 書類審査 TOEFL ibt 面接 口頭試問 大学入試センター試験 注 2 1 大学入試センター試験の 外国語 で 英語 を選択した者の 英語 の成績は, 筆記試

別表第 1 平成 30 年度首都大学東京入学者選抜の実施教科 科目等について 個別学力検査等 欄の科目名は 平成 21 年 3 月に告示された高等学校学習指導要領に対応しています 学部 学科名 学力検査等の区分 日程 教科 大学入試センター試験の利用教科 科目名 科目名等 教科等 個別学力検査等 科

「高校生のための学びの基礎診断」Q&A(平成30年6月更新版)<変更点赤字・青字表記>

<95BD90AC E937891E595AA91E58A7793FC8A778ED B282C982A882AF82E92D32>

入試改革 各大学「予告」速報|旺文社教育情報センター

2021 年度首都大学東京入学者選抜の実施教科 科目等について ( 予告 ) 学部 学科名 学力検査等の区分 日程 教科 大学入学共通テストの利用教科 科目名 別紙 個別学力検査等教科等科目名等 人文社会学部人間社会学科前期国国国国地歴 世 B, 日 B, 地理 B, 地歴世 B, 日 B, 地理

口頭試問実技検査 4 口頭試問 実技検査 区分 ( ア ) 幼児教育に関心をもつ者 に志願する者には, 大学が準備した素材を用いて特定の年齢の乳幼児に対する表現力を問う課題 ( 試験当日に指定します ) を含んだ口頭試問を個別に行い, 保育実践及び乳幼児発達への関心 理解を問います 口頭試問の前には

( その 1) 等の配点等 試験の区分国語地歴公民数学理科 外国語小論文実技面接配点合計 その他の選抜方法等 * * 1, 2 指定校推薦 社会人 計 * * 1, 2 1, 1, 2 計 1, 2 1, 1, 2 * * 指定校推薦 社会人 計 * * 1, 2 1, 1, 2 計 1, 2 1,

< E93788EC08E7B977697CC816993FA92F6955C957482AB816A>

法律経済学科 変更の 概要等 出願要件学力, 人物ともに優れ, 調査書の全体の学力, 人物ともに優れ, 調査書の全体の評定平均値が4.0 以上の者 法律経済学科評定平均値が4.0 以上の者 法律経済学科のの教育研究分野を真摯に学習する意欲があ教育研究分野を真摯に学習する意欲があり, 学校長が責任を持

Microsoft Word - Q&A目次なし【HP回答版】_ docx

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

平成 27 年度入学者選抜実施方法等 ( 歯学科 ) 学部 学科選抜方法の区分募集人員出願資格出願要件選抜方法出願期間試験日合格発表日 歯学部 AO 入試 17 名 次の各号のいずれかに該当する者 左記出願資格のいずれかに該当し かつ次の ア第 1 次選抜 第 1 次選抜 第 1 次選抜 第 1 次

ICTを軸にした小中連携

( イ ) 法学部 AO 入試 ( 大学入試センター試験を課すもの ) 実施学部 学科名法学部法学科 ( 昼間コース ) 募集人員 20 人 1 平成 31 年度大学入試センター試験の受験を要する教科 科目を受験する者 2 高等学校 ( 中等教育学校の後期課程を含む ) を卒業した者及び 2019

科型公募推薦入学試21 公募推薦入試2 教験ョン工学科の受験者は 試験当日 必ず 化学 または 生物 入試方式 入試型 方式は 出願時に選択します ( 印が実施 ) 理工学部 入試型 方式 数理情報学科 電子情報学科 機械システム工学科 物質化学科 情報メディア学科環境ソリューション工学科 理工型ス

平成 28 年度 九州歯科大学入学者選抜要項 AO 入試 一般入試 ( 前期日程 )

2021 年度横浜国立大学入学者選抜の変更について 2019 年 3 月横浜国立大学 大学入学者選抜実施要項の見直し及び大学入学共通テスト等の実施に伴う 2021 年 4 月入学のための 2021 年度横浜国立大学入学者選抜方法の変更等については 次のとおりとします Ⅰ. 一般選抜 1 大学入学共通

<30322E E9197BF31817A E93788EC08E7B977697CC2E786477>

九州女子入試要項13(Y書体置換).indd

pdf

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 学力検査の成績 による順位と 調査書の得点 による順位が, ともに次のパーセント以内にある者は, 入学許可候補者として内定する ( ア ) 受検者

工業教育資料347号

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

平成22年度熊本大学入学者選抜における学力検査実施教科・科目等について

高大接続システム改革会議

選抜方法 1 一般入試 平成 29 年度大学入試センター試験 1 月 14 日 ( 土 ) 15 日 ( 日 ) 受験しておかなければならない科目は 一般入試で受験できる学部 学科 専攻によって様々です 個別学力検査等 前期日程 全学部平成 29 年 2 月 25 日 ( 土 ) 個別学力検査等 後

5 平成 31 年度入学者選抜の実施教科 科目等 (1) 教科 科目名の表記 本学における大学入試センター試験の利用教科 科目名は, 次のように表記しています 国語 国 国語 国 地理歴史 地歴 世界史 A 世 A 世界史 B 世 B 日本史 A 日 A 日本史 B 日 B 地理 A 地理 A 地理

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

4. 試験会場試験地会場名所在地 本学鈴鹿医療科学大学 千代崎キャンパス三重県鈴鹿市岸岡町 1001 番地 1 名古屋安保ホール愛知県名古屋市中村区名駅 大阪新梅田研修センター大阪府大阪市福島区福島 * 所在地の詳細図はP37 39をご覧ください 5. 出願書類 1 入

特待生制度 KIU 特別クラス選考 みなし得点 ( 満点 ) 制度 あり経済学部あり インターネット出願のみ 一般入試 (A) 併願入試 Ⅰ. 募集人員経済学部経済経営学科 18 名 経済学部国際文化ビジネス 観光学科 12 名 リハビリテーション学部理学療法学科 20 名 経済学部 リハビリテーシ

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

5 令和 2 年度入学者選抜の実施教科 科目等 (1) 教科 科目名の表記 本学における大学入試センター試験の利用教科 科目名は, 次のように表記しています 国語 国 国語 国 地理歴史 地歴 世界史 A 世 A 世界史 B 世 B 日本史 A 日 A 日本史 B 日 B 地理 A 地理 A 地理

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

<4D F736F F D2092CA96F388C493E08E6D834B >

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

PowerPoint プレゼンテーション

文学部資格 成績証明書等, 推薦書, 自己推薦書, 諸活動の記録, 課題論文及び面接等の結果を総合して合格者を決定する 2 第 2 次選考第 1 次選考に合格した者に対して, 課題論文を課し, 面接を行う 課題論文 : 読解力, 論理的思考力, 問題発見能力, 表現力等を問う 面接 : 人間や人間の

PowerPoint プレゼンテーション

程前期日程 1. 入学者選抜方法等 前期日程の個別学力検査等は, 次のとおり実施します (1) 入学者選抜方法入学者選抜は, 大学入試センター試験並びに本学が行う個別学力検査等及び調査書の審査の結果を総合して行います 一般入試は, 配点比率を示した大学入試センター試験と個別学力検査等の結果を総合して

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

2019 年度札幌国際大学大学院 [ 外国人特別選抜入学 ] 学生募集要項 観光学研究科心理学研究科スポーツ健康指導研究科

平成 30 年 12 月 28 日大学入試センター 大学入試英語成績提供システム の概要 本資料は 現時点での検討 準備状況をお知らせするものです 高校等 ( 高等学校 中等教 育学校の後期課程及び高等部を設置する特別支援学校 以下同じ ) 及び大学には 今後 手引き等を作成し より詳細な内容をお知

PowerPoint プレゼンテーション

愛媛県学力向上5か年計画

自動車工学科ディプロマ ポリシー 自動車工学科は 科学的市民 の育成という教育理念のもとに以下の資質や能力を身につけ 所定の授業科目を履 修して卒業に必要な単位を修得した学生に 短期大学士 ( 自動車工学 ) の学位を授与します 1. コミュニケーション力論理的な思考力 記述力 発表と議論の能力を有

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

出願要件の追加について(公表版)

都立高校の入選の仕組み

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

英語外部試験利用状況(一般入試)|旺文社教育情報センター

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

ウ実施期日等平成 28 年 3 月 8 日 ( 火 ) 時限教科検査時間 1 国語 9:00~ 9:50 ( 50 分 ) ( 休憩 ) 2 数学 10:10~11:00 ( 50 分 ) ( 休憩 ) 3 英語 11:20~12:10 ( 50 分 ) ( 昼食 ) 4 社会 13:00~13:5

自己点検・評価表

後期日後期日程 1. 入学者選抜方法等 (1) 入学者選抜方法 すべての教科 科目等 ( 外国語について英語を選択する場合は, リスニングテストを含む ) を受験 教科 科目等のすべてを受験 失格 (2) 併願 前期 前期, 後期 後期 の併願は認められません (3) 実施教科 科目等 A B A

Transcription:

大学入試改革 新テスト実施案 < 概要 速報 > 文科省 センター試験後継の 大学入学共通テスト ( 仮称 ) 実施案を公表! 国語 ( 解答 80~120 字 ) 数学 記述問題 各 3 問出題 / 英語は A 案 : 民間試験 (4 技能 ) B 案 : 民間試験 又は 共通テスト (2 技能 ) 活用提起 /AO 推薦入試は名称変更 学力試験等 必須化 AO 出願 9 月以降 合格発表 11 月以降 に! 旺文社教育情報センター 29 年 5 月 17 日 文科省は 29 年 5 月 16 日 センター試験に替わって 32 年度実施から導入される新たな共通テストを 大学入学共通テスト ( 仮称 ) ( 以下 共通テスト ) とするとともに AO 推薦入試も含めた 32 年度からの大学入学者選抜などの 実施方針案 を公表した また 31 年度から試行実施される 高校生のための学びの基礎診断 ( 仮称 ) ( 以下 基礎診断 ) の 実施方針案 も公表した 今後 高校 大学関係者との意見交換や一般からの意見公募などを経て 6 月中には最終的な 実施方針 が取りまとめられる予定である 入学者選抜改革や 共通テスト 基礎診断 の実施案の概要を速報として以下に示す 大学入学者選抜改革 受験生の 学力の3 要素 について 多面的 総合的 に評価する選抜に転換 学力の3 要素 :➀ 知識 技能 /➁ 思考力 判断力 表現力 /➂ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 高大接続改革実行プラン ( 文科省策定 :27 年 1 月 ) 高大接続システム改革会議 最終報告 (28 年 3 月 ) に沿って 大学入学者選抜の改革を着実に推進 平成 32 年度実施 (33 年度現行課程入試 ): 共通テスト 開始 記述式 英語 4 技能 36 年度実施 (37 年度次期新課程入試 ): 新学習指導要領を前提に更に改革 入試区分等について 現行の 入試区分 については 多面的 総合的な評価の観点からの改善を図りつつ 各々の入学者選抜としての特性をより明確にする観点から 次のように名称を変更するとともに 実施内容や実施時期等を見直す 一般入試 一般選抜( 仮称 ) に変更 < 実施内容の改善 > 1 筆記試験に加え 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 をより積極的に評価するため 調査書や志願者本人が記載する資料等の積極的な活用を促す 各大学の 入学者受入れの方針 に基づき 調査書や志願者本人の記載する資料等をど - 1 - (c)2017 旺文社教育情報センター

のように活用するのかについて 各大学の 募集要項 等に明記する 2 大学教育を受けるために必要な 知識 技能 思考力 判断力 表現力 を的確に評 価するため 共通テスト の積極的な活用を図るとともに 個別大学における入学者選抜 でも出題教科 科目の見直しや充実などに取り組む 特に 学習指導要領における言語活動 ( 例 : 説明 論述 討論等 ) を踏まえ 論理的な 思考力 判断力 表現力等を適切に評価するため 例えば 国語 を中心として 複数の 素材を編集するなどして 自らの考えを立論し さらにそれを表現するプロセスを評価で きる 記述式問題 の導入 充実に向けて取り組む その際 記述式問題 で評価すべ き能力や出題の意図等を明示するよう努める 3 各大学は 受検生に 英語 の試験を課す場合 4 技能 を総合的に評価する そ の際 民間事業者の 資格 検定試験 を積極的に活用する 上記 1~3は 総合型選抜 ( 現行のAO 入試 ) 学校推薦型選抜 ( 現行の推薦入 試 ) においても推奨する < 実施時期等 > 〇 一般選抜における教科 科目に係るテストの実施時期は 一般選抜の 記述式問題 の導入 充実をはじめ 多面的 総合的 な評価を行うための期間の確保と 学年暦との 関係を踏まえ実施時期を前倒しし 1 月 25 日 ( 注 )~3 月 25 日まで とする 注 ) 1 月 25 日又は 共通テスト の追試験 再試験日の翌日のいずれか遅い日 現行の 2 月 1 日 ~4 月 15 日まで よりも前倒し 合格発表時期は 学年暦との関係も踏まえ 3 月 31 日まで とする 現行の 4 月 20 日まで から変更 学校推薦型選抜については 一般選抜の試験期日の 10 日前までとする. AO 入試 総合型選抜( 仮称 ) に変更 < 実施内容の改善 > 1 大学教育を受けるために必要な 知識 技能 思考力 判断力 表現力 も適切に評 価するため 大学入学者選抜実施要項 ( 毎年度 文科省策定 ) 上の 知識 技能の修得状 況に過度に重点をおいた選抜とせず との記載を 削除 し 調査書等の出願書類だけで なく 各大学が実施する評価方法等又は 共通テスト のうち 少なくともいずれか一つ の活用を 必須化 する 例えば 自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法 ( 小論文等 ) プレゼン テーション 口頭試問 実技 各教科 科目に係るテスト 資格 検定試験の成績等 2 志願者自らの意思による公募制という性格に鑑み 本人の記載する資料 ( 活動報告書 大学入学希望理由書 学修計画書等 ) を積極的に活用する < 実施時期等 > 学力の3 要素 を多面的 総合的に評価するために必要な期間を考慮するとともに 高 校教育や本人の学習意欲への影響等の観点から 教育上 より適切な出願時期とすること や 学校推薦型選抜 の出願時期も考慮し 出願時期 :9 月以降 ( 現行 :8 月以降 )/ - 2 - (c)2017 旺文社教育情報センター

合格発表時期:11 月以降 ( 現行 : 特定せず ) とする 推薦入試 学校推薦型選抜( 仮称 ) に変更 < 実施内容の改善 > 1 大学教育を受けるために必要な 知識 技能 思考力 判断力 表現力 を適切に評価するため 大学入学者選抜実施要項 ( 同上 ) 上の 原則として学力検査を免除し との記載を 削除 し 調査書 推薦書等の出願書類だけでなく 各大学が実施する評価方法等又は 共通テスト のうち 少なくともいずれか一つの活用を 必須化 例えば 自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法 ( 小論文等 ) プレゼンテーション 口頭試問 実技 各教科 科目に係るテスト 資格 検定試験の成績等 2 学校長からの推薦書の中で 本人の学習歴や活動歴を踏まえた 知識 技能 思考力 判断力 表現力 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 に関する評価を記載すること 及び大学が選抜に当たりこれらを活用することを 必須化 する < 実施時期等 > 高校の推薦を踏まえ 学力の 3 要素 を多面的 総合的に評価するために必要な期間を考慮するとともに 総合型選抜 ( 仮称 ) との関係も考慮し 出願時期 :11 月以降 ( 現行通り )/ 合格発表時期:12 月以降 ( 現行 : 特定せず ) とする 共通テスト 名称現行の大学入試センター試験に代わる新テストの名称は 大学入学共通テスト ( 仮称 ) ( 共通テスト ) とする 目的 共通テスト は 大学入学希望者を対象に 高校段階における基礎的な学習の達成の程度 を判定し 大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とする このため 各教科 科目の特質に応じ 知識 技能を十分有しているかの評価も行いつつ 思考力 判断力 表現力 を中心に評価を行う 実施主体等 共通テスト は利用大学が共同して実施する性格のものであることを前提に 大学入試センターが作問 出題 採点その他一括して処理することが適当な業務等を行う なお 国語及び数学の 記述式問題 の採点については 多数の受検者の答案を短期間で正確に採点するため その能力を有する 民間事業者を有効に活用 する 実施期日等 共通テスト の実施期日は 1 月中旬の 2 日間 とする マークシート式問題 と国語 数学の 記述式問題 は同一日程で 当該教科の試験時間内に実施する 成績提供時期については 現行の1 月末から2 月初旬頃の設定から 1 週間程度遅らせる方向で検討する - 3 - (c)2017 旺文社教育情報センター

実施開始年度平成 32 年度 (33 年度入学者選抜 ) から実施 次期学習指導要領に基づくテスト ( 新課程入試 ) として実施する平成 36 年度以降の実施方針については 33 年度を目途に策定 公表の予定 出題教科 科目等現行の学習指導要領に基づく 共通テスト の出題教科 科目等は 現行のセンター試験と同様 国語 (1 科目 )/ 地理歴史 (6 科目 )/ 公民 (4 科目 )/ 数学 (4 科目 )/ 理科 (8 科目 )/ 外国語 (5 科目 )/ 専門学科に関する科目 (2 科目 ) の合計 6 教科 30 科目である 次期学習指導要領において 高校の教科 科目が抜本的に見直される予定であることを踏まえ 平成 36 年度以降は 教科 科目の簡素化 を含めた見直しを図る 記述式問題の実施方法等 < 国語 > 1 出題範囲記述式問題の出題範囲は 国語総合 ( 古文 漢文を除く ) の内容とする 2 出題 試験時間等 : 大学入試センターで作問 出題 採点を行う問題については 例えば 解答文字数 80 字 ~120 字程度 の問題を含め 3 問程度 とする マークシート式問題 と 記述式問題 の大問は分けて出題し 試験時間 は マークシート式 と合わせて 100 分程度 ( 現行 :80 分 ) を想定 3 評価すべき能力 問題類型等 : 多様な文章や図表などをもとに 複数の情報を統合し構造化して考えをまとめたり その過程や結果について 相手が正確に理解できるよう根拠に基づいて論述したりする 思考力 判断力 表現力 を評価する 設問において一定の条件を設定し それを踏まえ結論や結論に至るプロセス等を解答させる 条件付記述式 とし 特に 論理 ( 情報と情報の関係性 ) の吟味 構築 や 情報を編集して文章にまとめること に関わる能力の評価を重視する < 数学 > 1 出題範囲 : 記述式問題 の出題科目は 数学 Ⅰ 数学 Ⅰ 数学 A とし 出題範囲は 数学 Ⅰ の内容とする 2 出題 試験時間等 : 問題数は 3 問程度 とする 大問の中に マークシート式問題 と 記述式問題 を混在して出題し 試験時間 は マークシート式 と合わせて 70 分程度 ( 現行 :60 分 ) とすることを想定 3 評価すべき能力 問題類型等 : 図表やグラフ 文章などを用いて考えたことを数式などで表したり 問題解決の方略などを正しく書き表したりする力などを評価する - 4 - (c)2017 旺文社教育情報センター

特に 数学を活用した問題解決に向けて構想 見通しを立てること に関わる能力の評価を重視する 英語の 4 技能 評価 〇高校学習指導要領における英語教育の抜本改革を踏まえ 大学入学者選抜においても 読む 聞く 話す 書く の 4 技能 を適切に評価するため 共通テスト の枠組みにおいて 民間事業者等により広く実施され 一定の評価が定着している 資格 検定試験 を活用する 〇具体的には 以下の方法により実施する 1 資格 検定試験 のうち 試験内容 実施体制等が入学者選抜に活用する上で必要な水準及び要件を満たしているものを大学入試センターが認定し ( 以下 認定試験 ) その試験結果及びCEFR( ) の 段階別成績表示 を要請のあった大学に提供する CEFR (Common European Framework of Reference for Languages : Learning, teaching, assessment) の略称 外国語の学習 教授 評価のためのヨーロッパ共通参照枠 2 国は 活用の参考となるよう CEFRの段階別成績表示による対照表を提示する 3 大学入試センターは 受検者の負担 高校教育への影響等を考慮し 高校 3 年の 4 月 ~12 月の間の2 回までの試験結果 を各大学に送付する <A 案 /B 案の検討 > 共通テスト の英語試験の取扱いについては 引き続き 以下の 2 案について大学 高校等の関係団体等の意見を聞きつつ検討する A 案 平成 32 年度以降 共通テスト の英語試験を実施しない ( 大学入試センター実施の 英語 試験廃止) 英語の入学者選抜に 認定試験 を活用する B 案 共通テスト の英語試験は 制度の大幅な変更による受検者 高校 大学への影響を考慮し 平成 35 年度まで実施し 各大学の判断で 共通テスト と 認定試験 のいずれか 又は双方を 選択利用 することを可能とする A 案は 32 年度以降 民間の 認定試験 (4 技能 ) 活用に 1 本化 B 案は 32 年度 ~35 年度については大学入試センター実施の 共通テスト (2 技能 ) と民間の 認定試験 を 並存 させ ( 移行措置 ) 各大学( 学部等 ) の判断で 1 共通テスト あるいは 認定試験 のいずれか/2 共通テスト と 認定試験 の双方 ( 両者の技能評価の組合せ活用等 ) の選択利用である 基礎診断 < 趣旨 目的等 > 高大接続システム改革会議 最終報告 (28 年 3 月 ) などで提起された 高等学校基礎学 - 5 - (c)2017 旺文社教育情報センター

力テスト ( 仮称 ) の名称は今回 高校生のための学びの基礎診断 ( 仮称 ) ( 基礎診断 ) と改称され その趣旨 目的等は次のようなものである 基礎診断 は 義務教育段階の学習内容を含めた高校生に求められる基礎学力の確実な習得 及び 高校生の学習意欲の喚起 を図るため 高校における多様な学習成果を測定するツールの一つとして活用できるようにする つまり 高校教育の質の確保 向上のため 高校生の基礎学力の定着に向けた PDC Aサイクル 構築に向けた施策として国が一定の要件を示し それに即して 民間の試験等を認定する仕組 を創設する 高校における多様な学習活動を念頭に 民間から高校の実態に応じて選択可能な多様な測定ツールが開発 提供され その利活用が促進されることを目指す < 認定の枠組 > 試験等を実施する民間事業者からの申請に基づき 申請内容や申請対象となる試験等について確認を行い 基準に適合するものについて 基礎診断 の一つとして認定する 基準の設定や審査方法は 学校での利用のしやすさの観点からの実施方法 / 学習指導要領との対応等の出題内容等 高校での利活用を念頭においた測定ツールとしての共通要件を確保しつつ 学校の多様なニーズを踏まえた民間の創意工夫が生かされるよう設計する < 今後の準備 スケジュール> 引き続き 試行調査の結果や高校 教育委員会等の関係者 民間事業者等の意見を考慮しつつ 専門的な検討を加え できるだけ早期に認定の基準等を策定し 30 年度中に認定制度の運用を開始することを目指す 参考図 高校 学習指導要領 改訂 / 基礎診断 共通テスト 実施 / 入学者選抜改革の工程 ( イメージ図 ) 学習指導要領 改訂 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 中教審で審議 答申 告示 周知 徹底 教科書 作成 検定 採択 供給 次期学習指導要領 実施 ( 年次進行 ) (34 年度 1 年生 /35 年度 1 2 年生 /36 年度 1~3 年生 ) 基礎診断 共通テスト 個別選抜 改革 ス針 プ 実施方針 実トレ策定の検討公施実テ表方施 実施方針 針 実公策定の検討策施表定方予要実施 実施要項 通告直項 見実見直し検討知 し施 実施綱 実大綱 公施検討表大 テ 綱 実プ実ス公施レ策施ト表定大 現行指導要領 対応の 基礎診断 実施 ( 試行実施 ) 現行指導要領対応 共通テスト 実施 要 3 度項 発実 3 出用 施年 綱要次実領期予施対指告大応 導 施選対導次通抜応要期知実の領指 次期指導要領 対応の 基礎診断 実施 綱要次実領期公施対指表大応 導 次期指導要領対応 共通テスト 要 3 度項 発実 7 出用 施年 各大学 選抜方法公表 各大学 選抜実施 各大学 選抜方法公表 各大学 新課程入試実施 注 基礎学力テスト :1 31 年度 ~34 年度 = 現行学習指導要領 に対応実施 / 2 35 年度 ~= 次期学習指導要領 に対応実施 学力評価テスト :1 32 年度 ~35 年度 = 現行学習指導要領 に対応実施 / 2 36 年度 ~= 次期学習指導要領 に対応実施 文科省 高大接続システム改革会議 の 最終報告 <28 年 3 月 > を基に作成 - 6 - (c)2017 旺文社教育情報センター