第 4 章 ホームディレクトリの使い方 自分のためのデータの保存場所 それが ホームディレクトリ です 大学のパソコン教室に V-Campus ID でログインするとホームディレクトリにアクセスできます また 学外からもアクセスできるので 自宅と大学でデータを活用する場所としても利用できます この章では ホームディレクトリの機能と使い方を説明します 57
4-1 ホームディレクトリの使い方 ホームディレクトリとは パソコン教室では 自分専用のネットワークドライブとして V-Campus ホームディレクトリが用意されています 作成したファイルは この V-Campus ホームディレクトリに保存しておけば いつでも自分用のデータの保存場所として利用できます 作業用のフォルダとしてお使いください また ホームディレクトリを利用して 学内外の人とフォルダやファイルの受け渡しをすることができます ホームディレクトリの構成 ホームディレクトリには 以下のフォルダ ( ディレクトリ ) が用意されています data フォルダ web フォルダ ( ホームページエリア用のフォルダ ) ドキュメントやお気に入りなどのファイル www フォルダ インターネットエリア ( 学内外公開用 ) vcampus フォルダ イントラネットエリア ( 学内専用 ) ホームディレクトリのサービス data 領域について 文書ファイルなどを管理する data 領域は 次のように使います 2012 年 3 月以前のように FTP ソフトを使ったアクセスはできません ホームディレクトリの利用制限 V-Campus ホームディレクトリには 最大 10GB までのデータを保存できます 10GB 以上の容量になると 新たにデータを保存することはできなくなります 使わないファイルは CD-R/CD-RW USB メモリなどにデータをコピーしてバックアップした後でファイルを削除し 空き容量を増やしましょう 58 59
web 領域について 学内パソコン教室からホームディレクトリを利用する ホームページの html ファイル等をアップロードする Web 領域へは FTP ソフトを使って接続します 1. デスクトップに表示される [ ホームディレクトリ ] をダブルクリックします 2. ホームディレクトリ フォルダが開き data フォルダが表示されます data フォルダをクリックして開きます * この階層には保存せず 必ず data フォルダ以下の階層に保存してください 3. data フォルダ内に 保存したいファイルやデータを保存します ドラッグ & ドロップでホームディクトリ内にファイル移動させます 60 61
4. フォルダを開くと ファイルが保存されているのが確認できます 4-2 学外からホームディレクトリにログインする 自宅や研究室の個人 PC など パソコン教室の PC 以外からもホームディレクトリを利用することができます ホームディレクトリにログインする 1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし [V-campus ID] と [password] を入力して [Login] をクリックします https://webfolder.rikkyo.ac.jp/proself/login/login.go または 次のようにクリックしていきます 立教大学ホームページ 在学生の方 Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ ホームディレクトリを利用して 学外の人とフォルダやファイルのやりとりをすることができます メールで送付するには容量が大きすぎるファイルなどを共有フォルダに保存して受け渡しすることが可能です 利用方法は以下を参照してください ホームディレクトリについて V-Campus ホームディレクトリ * 参照 : 4-3 学外の人にファイルを渡す (Web 公開 ) 4-4 学外の人からファイルを受け取る ( 受取フォルダ ) 62 63
2.V-Campus ホームディレクトリのトップ画面が表示されます 4-3 学外の人にファイルを渡す (Web 公開 ) V-Campus ホームディレクトリでは フォルダやファイルに公開設定を行うことで 学外の人にファイルを公開することができます これを Web 公開 といいます メールで送るには重い 複数の人に期間限定で見てもらいたい 等のファイルをアップロードする際に便利です * サポート対象ブラウザについては 次の URL を参照してください http://www.proself.jp/news/detail/browser.html ホームディレクトリをログアウトする Web 公開の方法 1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし [V-campus ID] と [password] を入力して [Login] をクリックします 1. 左メニュー下部の [ ログアウト ] をクリックします 2. ファイル一覧画面から 公開したいファイルの左側にあるチェックボックスにチェックを入れ 左メニューから Web 公開 を選択します 2. ログアウトが完了します 64 65
3.Web 公開画面が表示されます 以下の設定を行います 4. 作成 ボタンをクリックします 5.3 の設定で 公開後に公開用アドレスをメール送信する を選択した場合 メール送信画面が表示されます 公開したい相手のアドレスとメール本文を入力し 送信 ボタンをクリックします 公開後に公開用アドレスをメール送信する 公開用アドレス ダウンロード回数 公開期限 公開パスワード ダウンロードされたらメールで通知 Web 公開後に公開アドレスを相手先にメールで教えることができます 表示されているアドレスを メール等で公開したい相手に連絡します ファイルのダウンロード回数を設定できます ファイルを公開する期限を設定することができます ホームディレクトリへのアクセス時のパスワードを設定することができます ファイルがダウンロードされたことをメールで通知することができます 6. メールを送付した相手には下記のようなメールが送られます 66 67
4-4 学外の人からファイルを受け取る ( 受取フォルダ ) 3. 新規フォルダ作成画面で 新規に作成するフォルダ名を入力し 作成 ボタンをクリックします V-Campus ホームディレクトリでは フォルダに公開設定を行うことで 学外の人が作成したファイルを受け取ることができます 受取フォルダ作成方法 1.V-Campus ホームディレクトリにアクセスし V-campus ID とパスワードを入力してログインします 4. ファイル一覧画面の新規に作成したフォルダの左側にあるチェックボックスにチェックを入れ 左メニュー一覧から 受取フォルダ指定 リンクをクリックします 2. data フォルダを開き 任意の名前のフォルダ ( ここでは ゼミ共有フォルダ ) を作成します 左メニュー上部の 新規フォルダ作成 リンクをクリックします * フォルダを選択しない状態で 受取フォルダ指定 リンクをクリックしてもエラーになってしまいます 68 69
5. アップロード回数を制限したい場合や ファイルを受け取る期間 アップロードする際のパスワードを設定できます 6. 作成 ボタンを押すと受取フォルダが作成されます 相手先には受取フォルダの公開アドレスを連絡し ファイルをアップロードしてもらいます 7.4 の設定時に 受取フォルダ指定後に公開用アドレスをメール送信する にチェックを入れておくと 受取フォルダ指定後にメール送信画面が表示されます 受取フォルダ指定後に公開用アドレスをメール送信する 公開用アドレス アップロード回数制限 公開期限 公開パスワード アップロードされたらメールで通知 受取フォルダ指定後に公開用アドレスを相手先にメールで教えることができます 表示されているアドレスを メール等で公開したい相手に連絡します ファイルのアップロード回数制限を設定できます フォルダを公開する期限を設定することができます ホームディレクトリへのアクセス時のパスワードを設定することができます ファイルがアップロードされたことをメールで受け取ることができます 8. 受取フォルダの必要が無くなった場合には Web 公開の停止と同様 ページ上部の Web 公開一覧 タブをクリックし 一覧画面から任意ファイルの 公開停止 ボタンをクリックすると 受取フォルダを停止することができます 70 71
4-5 ホームページの作成 ホームページサービスについて ホームページは インターネットを使った情報発信の方法です V-Campus の利用者であれば 誰でも無料でホームページサービスを利用できます V-Campus では メールアカウント発行と同時に 個人のホームページエリアが Web サーバに用意される仕組みになっています 学内の人だけに公開するイントラネットエリア 世界中の人に公開するインターネットエリアの両方に 自分のホームページのためのエリアが用意されています 2 つのホームページエリア ホームページのエリア名に別名を設定することで わかりやすい URL にするができます たとえば hanako という別名設定をした場合 V-Campus では次の 2 つのホームページエリアが用意されます イントラネットエリア : http://vcampus.rikkyo.ac.jp/web/hanako/ インターネットエリア : http://www2.rikkyo.ac.jp/web/hanako/ この それぞれのエリアに対して自作の HTML 文書を登録すれば ホームページを開設することができます ゼミや研究 学内での交流が目的のホームページは イントラネットに作っておけば プライバシーやセキュリティの点でも安心です 学外との交流や自分の趣味のページなどは インターネットエリアに公開して 友達を広げるといった使いかたもできます また どちらのエリアでも パスワードを発行した人だけが見られるアクセス権の設定というような細かな設定をすることもできます さらに ホームページ内に掲示板サービスを用意し コミュニケーションができるほか アクセスカウンタなど用意された各種の CGI を使って 多様な機能を持つホームページを作ることも可能です 72 73
ホームページ作成と登録の流れ 各種の設定 初めてホームページを作成し 公開する場合は 以下の流れで行います (1) V-Campus ID とパスワードを確認する V-Campus ID は 学生番号です (2) Web 設定機能を利用して 別名 を設定する設定しなくても利用できますが わかりやすい URL を取得するためにもあらかじめ設定しておくと良いでしょう ホームページを開設したら Web 設定 機能を使って各種の設定を行うことができます たとえば 特定の人だけが見られるように アクセス制限を設定したりすることもできます Web 設定へのログイン 1.V-Campus ホームページにアクセスし [Web 設定ログイン ] をクリックします V-Campus SPIRIT:https://spirit.rikkyo.ac.jp/ または 次のようにクリックしていきます (3) HTML 文書を作成するホームページとして利用する HTML 文書を作成します トップページのファイル名は半角英数字で付け 必ず index.html にしてください index.htm やその他のファイル名で登録すると トップページとして認識しません (4) ファイルを転送する FTP ソフトを利用して web フォルダへ保存できます 立教大学ホームページ 2. ログイン画面が表示されたら [V-Campus ID] と [ パスワード ] を入力し [ ログイン ] をクリックします アクセス制限を設定する 1.[Web 設定 ] へログインします 在学生の方 Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ V-Campus システムメニュー V-Campus Web 設定ログイン 2. アクセス制限設定 画面が表示されたら [ 編集 ] をクリックします 74 75
3. アクセスを許可したい人の V-Campus ID を入力し [ 作成 ] をクリックします HTML 文書とは HTML は Hyper Text Markup Language を略したもので タグと呼ばれる定義記号を文書中に埋め込んで作るテキスト文書です 見出しや本文等文書の骨格 強調や色変更といった修飾 そして図や写真 他のページや別のホームページなど 他のリソースへのハイパーリンクなどを タグで定義していきます HTML 文書を作るには タグを埋め込みながら内容を記述します タグづけのルールを理解すれば Windows に付属しているメモ帳を使って記述することができます Word のようなワープロソフトを使ってページを作成し HTML 文書への変換機能を使って Web ページとして保存することもできます ホームページを作るための専門のソフトウェア ( ホームページビルダー FrontPage Expression Dreamweaver など これらのソフトを HTML オーサリングツール という ) を使って作る方法もあります HTML 文書の作成 V-Campus の利用者は 誰もがホームページを開設することができます まずは HTML 文書を作成しましょう 1.HTML で記述したファイルを作成します * トップページのファイルの拡張子は index.html でも index.htm でも トップページとして認識されます 同じフォルダ内に上記 2 つのファイルを同時に置いた場合 index.html が優先されます 注意! HTML 文書を作成したら 登録する前にブラウザでリンクなどを確認しましょう ホームページに必要な画像ファイルなどは すべて転送する必要があります あらかじめ 1つのフォルダにまとめておき そのフォルダの中身をすべて転送するとよいでしょう 76 77
FTP ソフトを利用してインターネットにファイルを転送する 1.[FFFTP] を起動します 設定項目 設定内容 FireWall のタイプ ( プルダウンから選択 ) USER ユーザ名 @ ホスト名 FireWall ホスト ftp-proxy.rikkyo.ac.jp 2. メニューから [ オプション ] [ 環境設定 ] をクリックします ポート 21 4. オプション画面を閉じます ホスト一覧が表示されたら [ 新規ホスト ] ボタンをクリックします 3.[FireWall] タブをクリックし [FireWall のタイプ ] のプルダウンメニューから [USER ユーザ名 @ ホスト名 ] を選択します [FireWall ホスト ] 欄に [ftp-proxy.rikkyo.ac.jp] [ ポート ] 欄に [21] を入力して [OK] ボタンをクリックします 78 79
5. ホストの設定画面の 設定名 欄には任意の名前を入力し ホスト名 欄には [www2.rikkyo.ac.jp] と入力します ユーザー名 と パスワード 欄には V-CampusID とパスワードを入力します 6.[ 拡張 ] タブをクリックし [Fire Wall を使う ] にチェックを入れて [OK] をクリックします *[PASV モードを使う ] のチェックを外してください 7. 上記で設定したホストに接続します 設定項目 設定内容 ホストの設定名 (T) 任意 ( 好きな名前をつけてください ) ホスト名 ( アドレス ) www2.rikkyo.ac.jp ユーザ名 V-Campus ID パスワード パスワード 80 81
8. ウィンドウの左側が転送元となり 右側が転送先となります 右側の public_html フォルダをダブルクリックして開きます 10. アップロードが始まります すべてのファイルやフォルダが転送されるのを待ちます 11. 右側に転送されたファイルが表示されます これでファイル転送は完了です 9. ウィンドウの左側に転送元のフォルダを開いてファイルやフォルダを選択し 右側の public_html フォルダの上にドラッグします 82 83
FTP ソフトを利用してイントラネットにファイルを転送する 1.[FFFTP] を起動します 設定項目 FireWall のタイプ ( プルダウンから選択 ) 設定内容 USER ユーザ名 @ ホスト名 FireWall ホスト ftp-proxy.rikkyo.ac.jp 2. メニュー [ オプション ] [ 環境設定 ] を開きます ポート 21 4. オプション画面を閉じます ホスト一覧が表示されたら [ 新規ホスト ] ボタンをクリックします 3.[FireWall] タブをクリックし [FireWall のタイプ ] のプルダウンメニューから [USER ユーザ名 @ ホスト名 ] を選択します [FireWall ホスト ] 欄に [ftp-proxy.rikkyo.ac.jp] [ ポート ] 欄に [21] を入力して [OK] ボタンをクリックします 84 85
5. ホストの設定画面の 設定名 欄には任意の名前を入力し ホスト名 欄には [vcampus.rikkyo.ac.jp] と入力します ユーザー名 と パスワード 欄には V-CampusID とパスワードを入力します 6.[ 拡張 ] タブをクリックし [Fire Wall を使う ] にチェックを入れて [OK] をクリックします *[PASV モードを使う ] のチェックを外してください 7. 上記で設定したホストに接続します 設定項目 設定内容 ホストの設定名 (T) 任意 ( 好きな名前をつけてください ) ホスト名 ( アドレス ) vcampus.rikkyo.ac.jp ユーザ名 V-Campus ID パスワード パスワード 86 87
8. ウィンドウの左側が転送元となり 右側が転送先となります 右側の public_html フォルダをダブルクリックして開きます 10. アップロードが始まります すべてのファイルやフォルダが転送されるのを待ちます 11. 右側に転送されたファイルが表示されます これでファイル転送は完了です 9. ウィンドウの左側に転送元のフォルダを開いてファイルやフォルダを選択し 右側の public_html フォルダの上にドラッグします 88 89
転送したファイルを確認する ブラウザを起動して以下の URL にアクセスし 転送したファイルが正しく表示されるかどうかを確認してみましょう インターネットエリア http://www2.rikkyo.ac.jp/web/v-campusid/ * 別名を設定している場合 V-CampusID の代わりに 別名をつけたものでもアクセスできます イントラネットエリア http://vcampus.rikkyo.ac.jp/web/v-campusid/ V-Campus で利用できる CGI と作成方法 CGI とは ホームページに表示されるアクセスカウンタや掲示板のように ホームページ上で何らかの自動処理を実現するための仕組みをいいます Perl などのプログラミング言語で書かれたプログラムの一種です V-Campus でも標準的な CGI プログラムがあらかじめ用意されており それらの CGI を利用して自分のホームページに組み込むことができます V-Campus で利用できる CGI を作成するには Web 設定 機能での設定が必要です * Web 設定 へのログイン方法は P.75 を参照してください アクセス制限設定 特定の人にだけ見せたいページがある場合 ID とパスワードを使ったアクセス制限を設定できます カウンタ CGI 管理 総カウント数 昨日 今日のカウント数を出力する CGI で カウントアップする際に連続する二重カウントを防止することも可能です こちらも学内 ( イントラネット ) および学外 ( インターネット ) のホームページ上に設置することができます mailto CGI 設定 フォームに入力させたデータをメールで送信するための CGI です 指定した HTML のタグを追加することで自身のホームページに組み込みます V-Campus( 立教ドメイン ) 以外のメールアドレスには 送信できません 90 91
WEB 設定 CGI 作成 利用ガイド CGI の作成方法や利用例 アクセス制限設定については 下記の URL を参照してください https://spirit.rikkyo.ac.jp/vcampus/ ホームページの開設 管理について.aspx または 次のようにクリックしていきます 立教大学ホームページ 在学生の方 Rikkyo V-Campus SPIRIT トップページ パソコン ネットワーク ホームページの開設 管理について 92 93 第 5 章授業での使い方