Microsoft Word - 伊丹市都市景観条例.docx

Similar documents
3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

上野原市規則第××号

大田区景観条例(案)説明資料

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

‘031209

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

資料 2 立川市景観計画の一部改定 ( 案 ) ( 現計画 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4) 大規模建築物等にかかる事前協議の部分 ( 改定案 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4)

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

Microsoft Word - 条例.doc

<4D F736F F D E6D8E DBB939982C982E682E E82CC968497A782C CC8B4B90A782C98AD682B782E98FF097E181698A6D92E8816

景観重要建造物と景観重要樹木

<4D F736F F D208A7D8AD48E DBB93998B4B90A78FF097E12E727466>

( 2 ) 建築物建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 号 ) 第 2 条第 1 号に掲げる建築物をいう ( 3 ) 工作物景観地区の景観に支障を及ぼすおそれがあるものとして 次に掲げるもの ( 鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関するものを除く ) をいう ア高さが 6 メートルを超

個人情報の保護に関する規程(案)

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

ブロック塀撤去補要綱

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

注平成 26 年 6 月 1 日から施行改正後改正前 ( 公共の場所における禁止行為 ) ( 公共の場所における禁止行為 ) 第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場所において 次に掲げる行為を自ら行い 所において 次に掲げる行為を自ら行い 又は他人に行わ

宝塚市条例第 33 号宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章市街化調整区域において行うことができる開発行為及び建築物の新築等 ( 第 3 条 第 4 条 ) 第 3 章北部地域において行うことができる開発行為及

Microsoft Word - 宅地造成・区画形質変更の手引

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

Microsoft Word - mizu-jyorei.docx

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね


メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

Microsoft Word - 02_第1章.docx

都市計画法による市街化調整区域等における開発許可等の基準に関する条例

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

札幌市ワンルーム形式集合住宅に関する建築指導要綱 平成元年 6 月 15 日助役決裁 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は ワンルーム形式集合住宅の建築計画 管理等について必要な事項を定め 建築主等に協力を要請することにより その建築に伴う紛争の未然防止と良好な居住環境の確保を図ることを

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

<4D F736F F D FF095B6817A BF389C CE8DF482CC C98AD682B782E993C195CA915B A594D48D8692C789C D97528DED8F9C816A>

tosho_koudotiku

(Microsoft Word - \216w\223\261\227v\215j19.7.1\211\374\220\263\224\305.doc)

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

弘前市告示第   号

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

< F2D934B97708F9C8A4F95D2288E9F89F188F38DFC97708CB48D6529>

(Microsoft Word - \223y\215\273\217\360\227\341\201iH24.4.1\211\374\220\263\201j.docx)

Microsoft Word - 文書 1

新起案様式例           様式A4縦

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

< F2D816988C C816A92E192AA90FC95DB F2E6A7464>

Microsoft Word - 増改築の取扱い

日付:平成22年6月15日

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

(5) 事業者等自転車及び自動車の製造 輸入 販売又は修理を業として行っている者及びそれらの者の団体並びにその他の事業者をいう (6) 所有者等自動車の所有権 占有権若しくは使用権を有する者若しくは最後に有した者又は自動車を放置した者若しくは放置させた者をいう (7) 廃物自転車又は自動車としての機

Taro-議案第13号 行政手続条例の

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

横浜市市民活動推進条例の全部改正

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

170413_福岡市ガイドライン.indd

- 2 - 状の信頼性が確保されることが電子契約における課題となっていることに鑑み 電子委任状の普及を促進するための基本的な指針について定めるとともに 電子委任状取扱業務の認定の制度を設けること等により 電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るこ

1 ヘクタール未満 1 ヘクタール以上 5 ヘクタール未満 5 ヘクタール以上 9 メートル 12 メートル 12 メートル 4 令第 25 条第 4 号に規定する車両の通行に支障がない道路は 開発区域の面積及び予定建築物等に応じて 4 メートルから 6 メートルまでの範囲内で規則で定める幅員以上の

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例施行規則 ( 趣旨 ) 第一条この規則は 宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例 ( 平成二十一年宮城県条例第一号 以下 条例 という ) の施行に関し必

【道路台帳整備の対象となる指定道路】

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

門真市まちづくり基本条例制定の趣旨門真市では 門真市自治基本条例を制定し 公民協働によるまちづくりを進めています また 本市では 高度経済成長期に都市化が急速に進み 狭い道路や小規模な住宅などが無秩序に開発された経緯があり 現在それらの多くが更新時期にさしかかっていることから まちづくりに関するより

旅館業 風俗営業及び店舗型性風俗特殊営業等の 用途に供する建築物の建築等の規制に関する条例 沿革 平成 25 年 7 月 10 日条例 3 号 [1] 平成 28 年 7 月 14 日条例 4 号 [2] ( 平成 16 年 9 月 29 日 ) ( 西宮市条例第 5 号 ) ( 目的 ) 第 1

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

よりよいまちづくりを進めるために

Microsoft Word - 土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令

PARTNERSHIP_KAWASAKI_cs3.indd

ÿþ

○H30条例19-1

<4D F736F F D208C9A90DD838A E838B96408E9696B18F88979D977697CC816991E F189FC92E8816A2E646F6378>

<4D F736F F D2092B7956C8E738BF389C C98AD682B782E98FF097E18E7B8D738B4B91A B95B6816A2E646F63>

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

などについては連たんの戸数に含めることはできません また 建築物の敷地相互の間隔とは 相互の敷地端からの直線距離です (2) 本市では 昭和 46 年 3 月 15 日から市内を市街化区域と市街化調整区域に区分する 線引き を行っています ( 法第 3 3 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

2/3 八代市こども医療費の助成に関する条例 2 前項の申請は 保険医療機関等において診療を受けた日 ( ただし 養育医療費については自己負担金を納入した日 ) の属する月の翌月から起算して 1 年を経過した日以後においてはすることができない ( 保険医療機関等への支払 ) 第 6 条市長は 健康保

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案)

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

Transcription:

伊丹市都市景観条例 平成 1 8 年 9 月 2 1 日条例第 4 1 号 改正 平成 2 4 年 3 月 2 8 日条例第 2 2 号 平成 2 7 年 6 月 3 日条例第 8 8 号 伊丹市都市景観条例伊丹市都市景観条例 ( 昭和 5 9 年伊丹市条例第 4 号 ) の全部を改正する 目次前文第 1 章総則 ( 第 1 条 第 6 条 ) 第 2 章都市景観形成基本計画及び景観計画 ( 第 7 条 第 1 2 条 ) 第 3 章行為の届出等 ( 第 1 3 条 第 1 9 条の 4 ) 第 4 章景観重要建造物及び景観重要樹木 ( 第 2 0 条 第 2 9 条 ) 第 5 章都市景観形成建築物 ( 第 3 0 条 第 3 3 条 ) 第 6 章公共施設景観指針 ( 第 3 4 条 ) 第 7 章助成及び表彰 ( 第 3 5 条 第 3 5 条の 2 ) 第 8 章雑則 ( 第 3 6 条 第 3 7 条 ) 第 9 章罰則 ( 第 3 8 条 第 3 9 条 ) 付則伊丹のまちは, 武庫平野のひろやかで明るい自然を背景に築かれ, いにしえの人々が行き交った旧街道沿いや, 近世に酒造りで賑わった伊丹郷町に, 当時をしのばせる建物が点在し, これらが現代の都市生活の中に息づいているまちである また, 昆陽池をはじめとする緑豊かな自然が, 都市と共生しているまちでもある 先人が努めて大切に引き継いできた, これらの歴史的景観や自然景観は, 市民共有の財産であり, 誇りである このような伊丹らしい景観を守り, 創り, 育てるため, いち早く都市景観条例を制定し, 市民, 事業者と手を携えてまちづくりに取り組

んできた 阪神 淡路大震災により貴重な歴史的建築物やまちなみを喪失する危機を迎えたときも, 市民の心意気とたゆまぬ努力によって再び趣のあるまちなみが取り戻された いま, 新たに景観行政団体となった伊丹市として, 市民の財産であるこの残された自然や歴史的資源を生かし, さらに個性あるまちづくりを進め, まちの魅力と活力を高めていかなくてはならない より個性的に, より着実に, 伊丹の景観を守り, 育て, 創り, さらには次世代に引き継ぐため, ここにこの条例を制定する 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条 この条例は, 伊丹固有の歴史性, 地域性, 風土性を生かした 良好な都市景観を形成するために必要な事項及び景観法 ( 平成 1 6 年法律第 1 1 0 号 以下 法 という ) の施行に関し必要な事項を定めることにより, 伊丹の景観を市民が誇りと愛着を持てるものとすることを目的とする ( 用語の定義 ) 第 2 条 この条例において, 次の各号に掲げる用語の意義は, それぞ れ当該各号に定めるところによる ( 1 ) 都市景観の形成伊丹らしい良好な都市景観を守り, 育て, 創ることをいう ( 2 ) 建築物建築基準法 ( 昭和 2 5 年法律第 2 0 1 号 ) 第 2 条第 1 号に規定する建築物をいう ( 3 ) 建築物等建築物その他の工作物をいう ( 4 ) 建築等建築物の新築, 増築, 改築若しくは移転, 外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更をいう ( 5 ) 建設等工作物 ( 建築物を除く ) の新設, 増築, 改築若しくは移転, 外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更をいう ( 6 ) 開発行為都市計画法 ( 昭和 4 3 年法律第 1 0 0 号 ) 第 4 条第 1 2 項に規定する開発行為をいう

( 基本理念 ) 第 3 条 都市景観は, 市民共有の財産として, 現在及び将来の市民が その恩恵を享受できるよう, 市, 市民及び事業者の適切な役割分担と協働の下に形成されなければならない 2 都市景観の形成は, 地域の特性と調和した自然景観, 歴史的景観又は市街地景観が守られ, 育てられ, 創られるよう, 地域住民の意向を踏まえて行われなければならない 3 都市景観の形成は, 景観が, 自然, 歴史, 文化等と人々の生活, 経済活動等との調和により形成されるものであることにかんがみ, 適正な制限の下に行われなければならない ( 市の責務 ) 第 4 条 市は, 前条の基本理念にのっとり, 都市景観の形成に関する 施策を総合的に策定し, 及び実施しなければならない 2 市は, 法その他都市景観の形成に関する法令による制度を積極的に活用し, 都市景観の形成に関する施策の実効性を高めるよう努めなければならない 3 市は, 公共施設の整備に当たっては, 都市景観の形成に先導的役割を果たすよう努めなければならない 4 市は, 市民及び事業者が都市景観の形成に積極的な役割を果たすことができるよう, 都市景観に関する知識の普及及び意識の高揚を図らなければならない ( 市民の責務 ) 第 5 条市民は, 自らが都市景観の形成の主体であることを認識し, 自主的かつ積極的に都市景観の形成に努めなければならない 2 市民は, 市が実施する都市景観の形成に関する施策に協力しなければならない 3 市民は, 都市景観の形成に関し, 相互に協力しなければならない 4 市民は, 建築等若しくは建設等又は土地の区画形質の変更を行おうとするときは, 都市景観の形成に配慮するよう努めなければならない

( 事業者の責務 ) 第 6 条 事業者は, その事業活動が都市景観の形成に影響を与えるも のであることを認識し, 自主的かつ積極的に都市景観の形成に努めなければならない 2 事業者は, 市が実施する都市景観の形成に関する施策に協力しなければならない 3 事業者は, 建築等若しくは建設等又は土地の区画形質の変更を行おうとするときは, 都市景観の形成に配慮するよう努めなければならない 第 2 章 都市景観形成基本計画及び景観計画 ( 都市景観形成基本計画 ) 第 7 条 市長は, 都市景観の形成に当たっての基本的な方針を明らか にした都市景観形成基本計画 ( 以下 基本計画 という ) を定めなければならない 2 市長は, 基本計画を定め, 又は変更しようとするときは, あらかじめ, 市民及び事業者の意見を聴く機会を設けなければならない 3 市長は, 基本計画を定め, 又は変更しようとするときは, あらかじめ, 執行機関の附属機関に関する条例 ( 昭和 3 9 年伊丹市条例第 4 4 号 ) 第 1 条に規定する伊丹市都市景観審議会 ( 以下 景観審議会 という ) の意見を聴かなければならない 4 市長は, 基本計画を定め, 又は変更したときは, 速やかにこれを公表しなければならない ( 景観計画 ) 第 8 条 市長は, 市の全域について, 法第 8 条第 1 項に規定する景観 計画 ( 以下 景観計画 という ) を定めるものとする 2 景観計画は, 基本計画に即して策定しなければならない 3 市長は, 景観計画を定め, 又は変更しようとするときは, あらかじめ, 市民及び事業者の意見を聴く機会を設けなければならない 4 市長は, 景観計画を定め, 又は変更しようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない

( 重点的に景観形成を図る区域 ) 第 9 条 市長は, 法第 8 条第 2 項第 1 号に規定する景観計画区域 ( 以 下 景観計画区域 という ) のうち次のいずれかに該当する区域において, 当該区域の特性を生かした景観の形成を重点的に図る必要がある区域を重点区域として指定することができる ( 1 ) 伝統的な建築物等が集まって, 歴史的な景観を有する街道又は集落を形成している区域 ( 2 ) 伊丹の歴史上特色あるまちを形成していた地域で, それをしのばせる伝統的な建築物等が点在する区域 ( 3 ) 都市景観の形成のために, 計画的に都市景観を創出し, 整備する必要のある区域 2 市長は, 前項の重点区域については, 景観計画において, 他の景観計画区域とは区分して法第 8 条第 2 項第 2 号の行為の制限に関する事項又は同条第 3 項の良好な景観の形成に関する方針を定めるものとする 3 法第 1 1 条第 1 項に規定する土地所有者等は, 第 1 項の重点区域に関し, 同条の規定により景観計画の変更を提案することができる ( 景観計画の提案に係る一団の土地の区域の規模 ) 第 1 0 条 景観法施行令 ( 平成 1 6 年政令第 3 9 8 号 ) 第 7 条ただし書の規 定により条例で定める規模は, 法第 8 1 条第 1 項の景観協定の目的と なる土地の区域に限り 0. 1 ヘクタールとする ( 景観計画の提案団体 ) 第 1 1 条 法第 1 1 条第 2 項の規定により条例で定める団体は, まちづく りの推進を図る活動を行う団体として規則で定める団体とする ( 計画提案を踏まえた景観計画の策定等をしない場合の手続 ) 第 1 2 条 市長は, 法第 1 4 条第 1 項の規定による通知をしようとすると きは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 第 3 章 行為の届出等 ( 景観計画区域内における行為の届出の手続の制限 ) 第 1 3 条 景観計画区域内において法第 1 6 条第 1 項第 1 号又は第 2 号に

掲げる行為 ( 同条第 7 項の規定により届出を要しないこととされる行為を除く 次条において 法第 1 6 条第 1 項第 1 号又は第 2 号届出対象行為 という ) をしようとする者は, 同条第 1 項の届出をする前に, 次条第 1 項の規定による都市景観デザイン審査の届出をしなければならない ( 都市景観デザイン審査 ) 第 1 4 条景観計画区域内において次に掲げる行為をしようとする者は, 規則で定めるところにより, 規則で定める図書を添付して, あらかじめ, その内容を市長に届け出なければならない ( 1 ) 法第 1 6 条第 1 項第 1 号又は第 2 号届出対象行為 ( 2 ) 法第 1 6 条第 1 項第 3 号の開発行為のうち面積 2, 0 0 0 平方メートル以上の一団の土地に係る開発行為 ( 3 ) 次のいずれかに該当する広告物の建設等を行う行為 ア 土地に定着する広告板又は広告塔でその広告物の上端におけ る高さが 1 0 メートル以上のもの イ 建築物の屋上に設置する広告物で高さ ( 広告物の下端から上 端までの高さをいう ) が 4 メートル以上のもの 2 前項の規定による届出をした者は, 当該届出に係る事項のうち, 形態, 色彩その他の規則で定める事項を変更しようとするときは, 規則で定めるところにより, 規則で定める図書を添付して, あらかじめ, その内容を市長に届け出なければならない 3 市長は, 前 2 項の規定による届出があったときは, 当該届出に係る行為について次に掲げる事項を審査し, 当該届出をした者に対し, 必要な事項を助言し, 又は指導するものとする この場合において, 当該届出に係る行為が景観計画に定めた当該行為についての制限に適合しないものであるときは, これに適合させるために必要な措置を講ずるよう指導しなければならない ( 1 ) 周辺環境との調和に関する事項 ( 2 ) 開発区域内又は建築敷地内の空地の配置又は利用に関する事項

4 市長は, 前項本文の規定による助言又は指導をする場合において, 特に重要な事項について助言し, 又は指導するときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 5 第 1 項の規定にかかわらず, 国の機関又は地方公共団体が行う行為については, 同項の規定による届出をすることを要しない この場合において, 当該国の機関又は地方公共団体は, 同項の規定による届出を要する行為をしようとするときは, あらかじめ, 市長に協議しなければならない ( 法の規定による行為の届出に添付する図書 ) 第 1 5 条 法第 1 6 条第 1 項の規定による届出に係る景観法施行規則 ( 平 成 1 6 年国土交通省令第 1 0 0 号 ) 第 1 条第 2 項第 4 号に規定する条例で定める図書は, 当該届出に係る建築物等を道路その他の公共の場所から見た景観を示す図面その他の規則で定める図書とする ( 勧告に従わない場合の公表 ) 第 1 6 条 市長は, 法第 1 6 条第 3 項の規定による勧告を受けた者がその 勧告に従わないときは, その旨を公表することができる 2 市長は, 前項の規定による公表をしようとするときは, あらかじめ, 当該勧告を受けた者に対し, 弁明の機会を付与しなければならない 3 市長は, 第 1 項の規定による公表をしようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない この場合において, 市長は, 前項の弁明の内容を景観審議会に報告しなければならない ( 景観計画区域内における行為の届出の適用除外 ) 第 1 7 条 次項に規定する区域以外の景観計画区域内における法第 1 6 条 第 7 項第 1 1 号の条例で定める行為は, 次に掲げる行為とする ( 1 ) 次に掲げる規模 ( 改築又は増築を行う建築物等にあっては, 当該改築後又は増築後の規模とする ) の建築物等の建築等又は建設等を行う行為 ア 地上 4 階建未満かつ高さ ( 屋上突出物がある場合は, 当該屋

上突出物の上端における高さとする ) が 1 5 メートル未満の建築物で, 建築面積が 1, 0 0 0 平方メートル未満のものイ高さが 1 5 メートル未満の工作物 ( 建築物を除く ) ( 2 ) 面積 2, 0 0 0 平方メートル未満の一団の土地に係る開発行為 ( 3 ) 電気事業法 ( 昭和 3 9 年法律第 1 7 0 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 0 号に掲げる電気事業者又は同項第 1 2 号に掲げる卸供給事業者が架空電線路用又は保安通信設備用に設置する鉄筋コンクリート造の柱, 鉄柱, 木柱その他これらに類するものの建設等を行う行為 2 景観計画区域のうち第 9 条第 1 項の規定により重点区域として指定した区域 ( 同項第 1 号又は第 3 号に係るものに限る ) 内における法第 1 6 条第 7 項第 1 1 号の条例で定める行為は, 次に掲げる行為とする ( 1 ) 建築物等 ( 門, 塀, 垣, 柵, その他これらに類するものとして規則で定める工作物を除く ) の建築等又は建設等を行う行為のうち, 建築物の建築面積が 1 0 平方メートル未満又は工作物 ( 建築物を除く ) の水平投影面積が 1 0 平方メートル未満若しくは高さが 1 5 メートル未満の規模 ( 改築又は増築の場合は, 当該改築後又は増築後の規模とする ) のもの ( 2 ) 前項第 2 号又は第 3 号に掲げる行為 ( 特定届出対象行為 ) 第 1 8 条法第 1 7 条第 1 項の条例で定めるものは, 法第 1 6 条第 1 項第 1 号又は第 2 号に掲げる行為とする ( 変更命令等の手続 ) 第 1 9 条 市長は, 法第 1 7 条第 1 項本文の規定により必要な措置をとる ことを命じようとするとき又は同条第 5 項の規定により原状回復を命じ, 若しくはこれに代わるべき必要な措置をとることを命じようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない ( 行為の完了等の届出 ) 第 1 9 条の 2 第 1 4 条第 1 項の規定による届出をした者は, 当該届出に

係る行為を完了し, 又は中止したときは, 規則で定めるところによ り, 速やかにその旨を市長に届け出なければならない ( 行為の完了に係る勧告及び公表 ) 第 1 9 条の 3 市長は, 前条の規定による行為の完了の届出があった場 合において, 当該届出に係る行為が景観計画に定めた当該行為についての制限に適合しないと認めるときは, その届出をした者に対し, これに適合させるために必要な措置を講ずるよう勧告することができる 2 第 1 6 条の規定は, 前項の規定による勧告に従わない者について準用する ( 重点区域内における指導 ) 第 1 9 条の 4 市長は, 第 9 条第 1 項の重点区域内において法第 1 6 条第 7 項の規定により届出を要しないこととされた行為をしようとする者又はした者の当該行為の内容が, 景観計画に定められた当該重点区域に係る法第 8 条第 4 項第 2 号イに掲げる形態意匠の制限と著しく異なるものである場合において, 当該重点区域の都市景観の形成に支障を及ぼし, 又は及ぼすおそれがあると認めるときは, 当該行為をしようとする者又はした者に対し, 当該重点区域の良好な都市景観の形成に必要な限度において, 当該行為に係る建築物等の形態意匠について必要な指導をすることができる 第 4 章 景観重要建造物及び景観重要樹木 ( 景観重要建造物の指定の手続 ) 第 2 0 条 市長は, 法第 1 9 条第 1 項の規定により景観重要建造物の指定 をしようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 2 市長は, 法第 1 9 条第 1 項の規定により景観重要建造物の指定をしたときは, その旨及び規則で定める事項を告示しなければならない ( 景観重要建造物に係る行為完了の届出 ) 第 2 0 条の 2 法第 2 2 条第 1 項の許可を受けた者は, 当該許可に係る行 為が完了したときは, 規則で定めるところにより, 速やかにその旨

を市長に届け出なければならない ( 原状回復命令等の手続 ) 第 2 1 条 市長は, 法第 2 3 条第 1 項の規定により原状回復を命じ, 又は これに代わるべき必要な措置をとるべき旨を命じようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない ( 景観重要建造物の管理の方法の基準 ) 第 2 2 条 法第 2 5 条第 2 項に規定する管理の方法の基準は, 次に掲げる とおりとする ( 1 ) 景観重要建造物の修繕は, 原則として当該修繕前の外観を変更することのないようにすること ( 2 ) 消火器の設置その他の景観重要建造物の防災上の措置を講ずること ( 3 ) 景観重要建造物の焼失を防ぐため, その敷地, 構造又は建築設備の状況を定期的に点検すること ( 4 ) 前 3 号に掲げるもののほか, 景観重要建造物の良好な景観の保全のため必要な管理の方法の基準として規則で定めるもの ( 管理に関する命令又は勧告の手続 ) 第 2 3 条 市長は, 法第 2 6 条の規定により必要な措置を命じ, 又は勧告 しようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなけれ ばならない ( 指定の解除の手続 ) 第 2 4 条 市長は, 法第 2 7 条の規定により景観重要建造物の指定を解除 しようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない ただし, 同条第 1 項の規定により指定を解除しようとする場合で, 指定の理由が消滅したことが明らかであると市長が認めるときは, この限りでない 2 市長は, 法第 2 7 条の規定により景観重要建造物の指定を解除したときは, その旨及び規則で定める事項を告示しなければならない ( 景観重要樹木の指定の手続 ) 第 2 5 条 市長は, 法第 2 8 条第 1 項の規定により景観重要樹木の指定を

しようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 2 市長は, 法第 2 8 条第 1 項の規定により景観重要樹木の指定をしたときは, その旨及び規則で定める事項を告示しなければならない ( 原状回復命令等の手続 ) 第 2 6 条 市長は, 法第 3 2 条第 1 項において準用する法第 2 3 条第 1 項の 規定により原状回復を命じ, 又はこれに代わるべき必要な措置をとるべき旨を命じようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない ( 景観重要樹木の管理の方法の基準 ) 第 2 7 条 法第 3 3 条第 2 項に規定する管理の方法の基準は, 次に掲げる とおりとする ( 1 ) 景観重要樹木の良好な景観を保全するため, せん定その他の必要な管理を行うこと ( 2 ) 景観重要樹木の滅失, 枯死等を防ぐため, 病害虫の駆除その他の措置を行うこと ( 3 ) 前 2 号に掲げるもののほか, 景観重要樹木の良好な景観の保全のため必要な管理の方法の基準として規則で定めるもの ( 管理に関する命令又は勧告の手続 ) 第 2 8 条 市長は, 法第 3 4 条の規定により必要な措置を命じ, 又は勧告 しようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなけれ ばならない ( 指定の解除の手続 ) 第 2 9 条 市長は, 法第 3 5 条の規定により景観重要樹木の指定を解除し ようとするときは, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない ただし, 同条第 1 項の規定により指定を解除しようとする場合で, 指定の理由が消滅したことが明らかであると市長が認めるときは, この限りでない 2 市長は, 法第 3 5 条の規定により景観重要樹木の指定を解除したときは, その旨及び規則で定める事項を告示しなければならない

第 5 章 都市景観形成建築物 ( 都市景観形成建築物の指定等 ) 第 3 0 条 市長は, 法第 1 9 条第 1 項の規定により景観重要建造物として 指定された建築物以外の建築物で都市景観の形成を図るために必要なものを, 都市景観形成建築物として指定することができる 2 都市景観形成建築物には, 次のいずれかに該当する建築物を指定するものとする ( 1 ) 周辺地域の良好な都市景観を特徴づけている建築物 ( 2 ) 歴史的又は建築的価値をもつ建築物 ( 3 ) 市民に親しまれ愛されている建築物 3 市長は, 第 1 項の規定により都市景観形成建築物を指定しようとするときは, 当該建築物の所有者の同意を得た上で, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 4 市長は, 第 1 項の規定により都市景観形成建築物を指定したときは, その旨及び規則で定める事項を当該建築物の所有者に通知するとともに告示しなければならない これを解除したときも同様とする 5 市長は, 第 1 項の規定により都市景観形成建築物を指定したときは, 遅滞なく, 規則で定めるところにより, これを表示する標識を設置しなければならない ( 保全整備計画 ) 第 3 1 条 市長は, 都市景観形成建築物ごとに, 次に掲げる事項を記載 した保全整備計画を定めるものとする ( 1 ) 保全整備の方針 ( 2 ) 建築物の外観の意匠, 構造, 材料に関する事項 ( 3 ) 敷地の利用, 木竹等の配置に関する事項 ( 4 ) その他都市景観の形成のために市長が必要と認める事項 ( 都市景観形成建築物に係る行為の届出 ) 第 3 2 条 都市景観形成建築物の現状を変更しようとする者は, 規則で 定めるところにより, あらかじめその内容を市長に届け出なければ

ならない ただし, 地下に設ける建築物の増築, 改築, 移転若しくは除却又は非常災害のため必要な応急措置として行う行為については, この限りでない ( 助言又は指導 ) 第 3 3 条 市長は, 前条の規定による届出があった場合において, 当該 届出に係る行為が第 3 1 条に規定する保全整備計画に適合しないと認めるときは, 当該届出をした者に対し, 必要な措置を講ずべきことを助言し, 又は指導するものとする 2 市長は, 前項の規定により特に重要な事項について助言し, 又は指導する場合においては, あらかじめ, 景観審議会の意見を聴かなければならない 第 6 章 公共施設景観指針 ( 公共施設景観指針 ) 第 3 4 条 市長は, 公共施設の整備に関する事業 ( 以下 公共施設整備 事業 という ) に関し, 良好な都市景観の形成を図るための指針 ( 以下 公共施設景観指針 という ) を定めるものとする 2 市長は, 公共施設整備事業を行おうとするときは, 当該公共施設整備事業を公共施設景観指針に適合させるよう努めなければならない 3 市長は, 市内において行われる公共施設整備事業について, 良好な都市景観の形成を図るために必要と認めるときは, 当該公共施設整備事業を行おうとする者に対し, 当該公共施設整備事業を公共施設景観指針に適合させるよう協力を求めることができる 第 7 章 助成及び表彰 ( 助成 ) 第 3 5 条 市長は, 法第 1 9 条第 1 項の景観重要建造物若しくは法第 2 8 条 第 1 項の景観重要樹木又は第 3 0 条第 1 項の都市景観形成建築物について, 都市景観の形成のために必要な行為を行うものに対し, 技術的援助を行い, 又はその行為に要する経費の一部を助成することができる

2 市長は, 前項に規定するもののほか, 第 9 条第 1 項の重点区域内の建築物等について, 都市景観の形成のために必要な行為を行うものに対し, 技術的援助を行い, 又はその行為に要する経費の一部を助成することができる 3 市長は, 都市景観の形成を目的として活動する団体に対し, 当該活動に関し技術的援助を行い, 又は当該活動に要する経費の一部を助成することができる ( 表彰 ) 第 3 5 条の 2 市長は, 都市景観の形成に著しく寄与している建築物等 について, その所有者, 設計者等に対し, 表彰を行うことができる 2 前項に規定するもののほか, 市長は, 都市景観の形成に著しく寄 与した個人, 団体等に対し, 表彰を行うことができる 第 8 章 雑則 ( 面積及び高さの算定 ) 第 3 6 条 建築物等の建築面積及び水平投影面積並びに建築物等の高さ の算定方法は, 規則で定める ( 委任 ) 第 3 7 条 この条例に定めるもののほか, この条例の施行に関し必要な 事項は, 規則で定める 第 9 章 罰則 第 3 8 条第 1 4 条第 1 項若しくは第 2 項又は第 3 2 条の規定に違反して, 届出をせず, 又は虚偽の届出をした者は, 3 0 万円以下の罰金に処す る 第 3 9 条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人, 使用人その他の 従業者が, その法人又は人の業務に関し, 前条の違反行為をしたと きは, 行為者を罰するほか, その法人又は人に対しても同条の罰金 刑を科する 付 則 ( 施行期日 ) 1 この条例は, 平成 1 8 年 1 2 月 1 日から施行する

( 経過措置 ) 2 この条例による改正前の伊丹市都市景観条例 ( 以下 改正前の条例 という ) 第 3 条第 1 項の規定により策定された都市景観形成基本計画は, この条例による改正後の伊丹市都市景観条例 ( 以下 改正後の条例 という ) 第 7 条の規定により定められた都市景観形成基本計画とみなす 3 この条例の施行の際現に法第 8 条第 1 項の規定に基づき定められている景観計画において定められた重点区域は, 第 9 条第 1 項の規定により指定されたものとみなす 4 この条例の施行の日 ( 以下 施行日 という ) 前に改正前の条例第 5 条第 1 項の規定により指定された都市景観形成建築物, 第 6 条の規定により定められた保全整備計画又は第 7 条の規定により行われた届出は, それぞれ改正後の条例第 3 0 条第 1 項の規定により指定された都市景観形成建築物, 第 3 1 条の規定により定められた保全整備計画又は第 3 2 条本文の規定により行われた届出とみなす 5 施行日前に改正前の条例第 1 1 条第 2 項 ( 第 1 5 条の規定により準用する場合を含む ) の規定により届出を行った者に対する指導又は助言については, なお従前の例による 6 施行日前に改正前の条例第 2 0 条第 1 項の規定により行われた届出は, 改正後の条例第 3 4 条第 1 項の規定による届出とみなす 7 この条例の施行前にした行為に対する罰則の適用については, なお従前の例による 付則 ( 平成 2 4 年 3 月 2 8 日条例第 2 2 号 ) この条例は, 公布の日から施行する 付 則 ( 施行期日 ) 1 この条例は, 平成 2 7 年 8 月 1 日から施行する ただし, 第 1 条の規定は, 公布の日から施行する ( 経過措置 ) 2 第 1 条の規定による改正後の伊丹市都市景観条例第 2 0 条の 2 の規

定は, 前項ただし書に規定する日以後に景観法 ( 平成 1 6 年法律第 1 1 0 号 以下 法 という ) 第 2 2 条第 1 項の許可の申請をした者について適用する 3 第 2 条の規定による改正後の伊丹市都市景観条例 ( 以下 改正後の条例 という ) 第 1 3 条の規定は, この条例の施行の日 ( 以下 施行日 という ) 以後に法第 1 6 条第 1 項の規定による届出をする者について適用する 4 改正後の条例第 1 4 条の規定は, 施行日以後にされる都市景観デザイン審査の届出について適用し, 施行日前に第 2 条の規定による改正前の伊丹市都市景観条例第 3 4 条第 1 項の規定によりされた都市景観デザイン審査の届出については, なお従前の例による 5 改正後の条例第 1 7 条第 2 項第 1 号の規定は, 施行日以後にされる法第 1 6 条第 1 項の規定による届出について適用し, 施行日前にされた同項の規定による届出については, なお従前の例による