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(1). 長期的な安定した電力測定でなければならない 不安定な電力測定を行わなければならない場合 IEC は安定した測定結果を得るために長い時間の測定を許しています 汎用パワーアナライザは 被測定物の不安定性な要因を予定していません 高性能のパワーアナライザであれば 短期間の測定時間で測定安定性を得る事ができます つまり これまでより短い工数でデータを得る事ができます (2). 低電流測定をおこないたい 1mA 以下の電流計測の場合 外部シャント抵抗により測定することができますが シャント抵抗と装置の測定誤差が加わり システムエラーを複雑にする傾向があります 最もよい電力計測法は パワーアナライザに内蔵されたシャント抵抗で測ることです 非常に高品質なパワーアナライザは 待機電力を測る際に 外部シャント抵抗を必要としません ダイレクト入力で測定物測定できます

2. IEC62301 Testing 現在 待機電力と関係している主要な標準と同じエネルギースター プログラムは IEC 62301 を測定技術と確度を参照しています (1) Energy Star プログラム どのようなユーザーでも時間間隔でも平均電力が測定されるのが望ましいです 承認計測器の条件として以下の項目があります 1mW またはそれ以上の電力分解能を持つこと 定格範囲値における有効電流の波高率が 3 以上 電流測定範囲が電流範囲の下限が 10mA 以下であること 周波数応答 3 khz 以上 消費電力を正確に平均化して測定する事などが求められています (2) 待機電力は 本当に周期性があるのでしょうか 非常に低い電力状態において 最小の電流を測定器が十分な感度で測定できるかが重要です 正弦波電流では 比較的簡単に測定できますが 非常に高いクレストファクタを持つ場合は 難しい測定を強いられます さらに 非常におそい周期で変化する電流パルスを取り込む場合は さらに難しい測定になります 多くの製品設計のケースでは 待機電力が周期的であって 長い周期間の積算ができれば測定区間のギャップが正確に定量化されると仮定されていますが これは本当ではありません

この上の波形は 実際に待機電力を測っているパワーアナライザで遭遇することが多い例です 実際には 待機モードサイクル波形は対象形であるというわけではありあません オーソドックスな電力供給デザインにとってもサイクル消費電力の傾向は同じ傾向を示します 本来の待機電力を得るために イベントを逃さないように理想的なパワーアナライザを使います しかし パワーアナライザの中には 測定ウインドウ間のギャップがあり 不安定性が現れます (3) 測定ギャップがある電力計測 非周期的な電流では複数のステージ毎の待機電力を測定する事になります 測定ギャップにより イベントを取りこぼすかもしれない状態を持つパワーアナライザがあります (4) ノーギャップ電力測定 ギャップの無い測定器ならば 消費電力はすべてのイベントを取り込む事ができます しかし 入力周期に同期していない演算法は周波数解析誤差が増える傾向があります また 大部分の待機電流は 波形が尖った性質を持つことも多く 正確に測定できないケースもあります

(5) 真の電力測定 DFT 方式 真の電力計測は 入力周波数に同期して測定します この法法は 非常に速いレスポンスと本来の待機電力測定を速攻で提供します 3.PPA シリーズ待機電力測定例 ここでは 三種類の遅いデューティサイクルの待機電力モードを直接入力で測定例を紹介します (1)10.014Hz 周期で変化している待機電力 (2)CF=2.78 23.82Apk 8.5597mArms 測定例 (3)2.5Hz 間隔で待機電力が大きく現れる (4)CF=4.75 23.48mApk / 4.9461mArms 測定例 パワーアナライザによっては クレストファクタ 3 を超えると測定確度が悪くなる機種もありますので注意が必要です

(5)1Hz 周期で待機電力が大きく発生 (6)CF=6.19 23.47mApk / 3.7884mArms 測定例 高クレストファクタ 6.19 にも到達する測定は 測定周波数レンジ サンプリング ノーギャップ クレストファクタなどの性能が揃っていなければ正確な測定が困難です 4.IEC62301 と EnergyStar IEC62301 のコンプライアンス試験は 指定された測定精度を維持する必要があります 待機電力モードで待機電力のばらつきのある被測定物 (DUT) でも パワーアナライザ PPA シリーズは 正確な電力計測で完全な計測結果を提供します 消費電力測定の規格の要点 10 W 以下 0.01 W 以下 10 W 超 100 W 以下 0.1 W 以下 100W 超 1W 以下小数点以下第 2 位に四捨五入 10 W 以上は 有効桁数 3 桁 100(± 1%) ボルト AC, 50 Hz(± 1%)/60 Hz(± 1%) 最大消費電力が 1.5kW を超える製品に対して 電圧範囲は ± 4% である 全高調波歪み (THD)( 電圧 ):< 2% THD 最大消費電力が 1.5kW を超える製品に対しては < 5% THD 必要とされる電力確度 : >0.5W = 2.0% PPA1500/PPA500 測定確度 : <0.2% 以内です 必要とされる電力確度 : >0.5W = 0.01W PPA1500/PPA500 測定確度 : <0.001W 以内です N4L のパワーアナライザは 十分に測定確度を保有しております 1mW 以下 と 0.5W 未満パワー測定は 95% の信頼レベルの 0.01W 以下 において承認される理想的な測定分解能といえます 本当の解決には 0.0001W の分解能まで示します 注 : IEC62301 も 電力測定の条件を規定しています 供給電圧 (13 次高調波まで ) の総高調波の 2% 未満でなければなりません 電圧のクレストファクタは 1.34~1.49 でなければなりません

5. 電力測定確度は大丈夫ですか? 待機電力の本来の複雑な性質を基準とした正確さについては 一般に記述がありません しかし 他の計測器と同じように 電力の正確さは 既知のあるいは計算上の基準の比較によって 結果を証明できます この場合 3 つの制御可能な要素で示すことができます 1. 高い信号レベル パルス (ON 周期 ) 2. 低い信号レベル デッド バンド (OFF 周期 ) 3. 2 つのレベルの間のデューティ サイクル (1) 外部シャント抵抗の利用 (0.47mΩ 3Arms 30Apk) (2) 内部シャント抵抗 0.01mΩ 30Arms 300Apk ON/OFF 周期から待機電力のシミュレーションが以下の様にできます 連続電力 = 2.75W Off Power = 0.121W 1:4 の ON/OFF 比電力 = 1/5 on + 4/5 off = 0.55W + 0.097 = 0.647W 1:19 ON/OFF 比電力 = 1/20 on + 19/20 off = 0.1375W + 0.115 = 0.252W 1:49 ON/OFF 比電力 = 1/50 on + 49/50 off = 0.055W + 0.119 = 0.174W

1:4 待機電力試験 OnとOff 期間から 計算した待機電力は 1:4 のON/OFF 比電力 0.55W+0.097= 0.647W (3) 外部シャント抵抗で測定 (4) 内部シャント抵抗で測定 内部シャント抵抗 外部シャント抵抗共に 1:4 の待機電力モードで 正確に測定する事ができた 1:19 待機電力試験 (5) 内部シャント抵抗で測定 (6) 外部シャント抵抗で測定 1:19 ON/OFF 比電力 = 1/20 on + 19/20 off = 0.1375W + 0.115 = 0.252W

1:50 待機電力試験 (7) 内部シャント抵抗で測定 (8) 外部シャント抵抗で測定 1:49 ON/OFF 比電力 = 1/50 on + 49/50 off = 0.055W + 0.119 = 0.174W 6. IEC62301 待機電力測定指南 Standby POWER program プログラムは IEC62301 の試験を簡素に実施できます 以下に簡単な 4 つのステップを紹介します Step1: 被測定物 (DUT) の詳細を入力して テストを実行します

Step2: 日付 時間と測定器情報を入力します Step3:Start ボタンで測定開始してください しばらくすると 待機電力測定が始まります

Step4:Export を押して Excel にデータをダウンロードできます ここに IEC62301 のテストリポート例を送付します