株式会社ライフボート システムコマンダー 8 を使用した Windows と Fedora Core3 の共存方法 以下の方法はあくまで一例となります 環境によっては共存できない場合もありますので 予めご了承ください 追加インストールを行う前に必ず既存データのバックアップを行ってください Fedora Core3 用のパーティション作成方法 Windows と Fedora Core3 を同一の PC で共存させる場合は Fedora Core3 を PC へインストールする前に システムコマンダー 8 をインストールして Fedora Core3 用のパーティションを作成しておく必要があります ここでは 既に Windows XP がインストールされている環境へ Fedora Core3 用のパーティションを作成する方法をご紹介します (1) 既存の Windows XP にシステムコマンダー 8 をインストールする システムコマンダー 8 のインストール方法については公式ガイドブックを参照してください (2) PC を再起動してシステムコマンダー 8 の OS 選択画面を表示させます "Alt + P" を押し パーティションウィザードを起動させます (3) パーティションウィザードの操作方法についての注意が表示されますので " 次へ をクリックします 次回パーティションウィザードの起動時にこの画面を起動させたくない場合は 起動時にこの画面を表示する のチェックをはずします 1/18
(4) パーティションウィザードが起動しますので " パーティションのマニュアル操作 " を選択し " 次へ " をクリックします (5) 円柱の画面が出て来ますので Fedora Core3 用のパーティションを作成するために " 空き領域 " を選択し " 作成 " をクリックします 空き領域がない場合は 既存のパーティションを選択して パーティションのサイズ変更を行い 空き領域を作成します ( 操作方法はシステムコマンダー 8 公式ガイドブック P54 をご参照ください ) (6) 新規に作成するパーティションは基本パーティションを指定します " 拡張 " を選択しても Fedora Core3 は起動できますが 今回は " 基本 " を選択して " 次へ " をクリックします 2/18
(7) 作成するパーティションのサイズを指定します " パーティションの種類を設定する " にチェックを入れて " 次へ " をクリックします (8) "Linux Ext3" を選択して " 次へ " をクリックします Linux 用のパーティションとして "Ext2" "Ext3" "Reiser" がありますが 今回は " Linux Ext3" を選択して " 次へ " をクリックします (9) パーティションの作成処理が始まりますのでしばらく待ちます 3/18
(10) パーティション作成が完了すると以下の画面が表示されます 次のステップで Fedora Core3 をインストールしますので Fedora Core3 の CD(1 枚目 ) を PC にセットしておきます (11) " スタート " から " 終了 " をクリックし PC を再起動します このまま Fedora Core3 をインストールする場合には次ページの (2) へ進んでください 4/18
Fedora Core3 のインストールと設定方法 下記に Fedora Core3 のインストールについての概要と共存させるための設定をご紹介します (1) Fedora Core3 の CD(disc1) をドライブへ挿入し PC の電源を入れます この時 PC の BIOS で CD からの起動が優先されているのかを確認してください (BIOS の設定方法は PC により異なりますので ご使用の PC のマニュアル メーカへご確認ください ) (2) Fedora Core3 のインストーラが起動します Enter キーを押してインストールを開始します (3) CD Found: インストール CD のチェックを行う場合には OK を選択します 今回はチェックを行いませんので Skip を選択します ( Tab キーでカーソルが移動し スペース キーで決定します ) 5/18
(4) Welcome to Fedora Core: Next ボタンをクリックして先に進みます (5) Language Selection: Japanese( 日本語 ) を選択し Next ボタンをクリックします (6) キーボード設定 : Japanese を選択し 次 ボタンをクリックします 6/18
(7) インストールの種類 : インストールのタイプを選択します この例では パーソナルデスクトップ を選択しています 次 ボタンをクリックします (8) ディスクパーティションの設定 : Disk Druid を使用して手動パーティション設定 を選択し 次へ ボタンをクリックします (9) ディスクの設定 1: タイプが ext3 になっているパーティションを選択し 編集 ボタンをクリックします 7/18
(10) ディスクの設定 2: マウントポイントの欄で / を選択します さらに このパーティションタイプでフォーマット を選択し OK ボタンをクリックします (11) ディスクの設定 3: 次 ボタンをクリックします (12) ディスクの設定 4: 今回はスワップパーティションを作成していないので 警告画面が表示されます はい をクリックし インストールを続けます 8/18
(13) ディスクの設定 5: フォーマットの確認画面が表示されます フォーマット をクリックします (14) ブートローダーの設定 : 高度なブートローダーオプションの設定 にチェックを入れ 次 ボタンをクリックします (15) 高度なブートローダーの設定 : ブートローダーをインストールする場所で ブートパーティションの最初のセクタ を選択し 次 ボタンをクリックします 9/18
(16) ネットワークの設定 : この例では DHCP を使用しますので このまま 次 をクリックします 手動で設定を行う場合には IP アドレス サブネットマスク ゲートウェイ DNS などを指定してください (17) ファイヤーウォールの設定 : ファイヤーウォールを有効にする を選択して 次 をクリックします (18) 追加の言語サポート : Japanese が選択されているのを確認し 次 をクリックします 10/18
(19) タイムゾーンの選択 : アジア / 東京 が選択されているのを確認し 次 をクリックします (20) Root パスワードを設定 : パスワードを入力し 次 をクリックします (21) パッケージインストールのデフォルト : デフォルトソフトウェアをインストール を選択して 次 をクリックします 11/18
(22) インストール準備完了 : 次 をクリックします (23) インストール準備完了 : 必要な CD の確認画面が表示されます 続行 をクリックします (24) パッケージのインストール : インストールが開始されます 1 枚目の CD が完了したら 2 枚目と交換します CD の場合は最大で 4 枚使用します DVD の場合は交換の必要はありません 12/18
(25) インストールが終了すると以下の画面が表示されます 再起動 をクリックします (26) 再起動すると システムコマンダー 8 の OS 選択画面に Linux(Fedora Core3) が追加されているのが確認できます Linux を選択します ( 追加されていない場合には 本資料の P.16~ を参照してください ) (27) ようこそ :Linux が起動すると以下の画面が表示されます 次へ をクリックします 13/18
(28) ライセンス同意書 : はい 私はライセンス同意書に同意します を選択し 次へ をクリックします (29) 日付と時刻 : 設定し 次へ をクリックします (30) ディスプレイの種類 : ディスプレイの種類 解像度 色の深さを設定し 次へ をクリックします 14/18
(31) システムユーザ : ユーザ名とパスワードを入力し 次へ をクリックします (32) 追加の CD: 今回は追加を行いませんので このまま 次へ をクリックします (33) セットアップを終了 15/18
(34) ログイン画面が表示されます : インストールが完了しました 以上の操作で Windows と Fedora Core3 の共存が可能となります なお Windows 2000 や Windows Me でも同様の方法で Fedora Core3 との共存が可能です 補足 :Fedora Core3 をインストール後 OS 選択画面に表示されない場合の設定方法 拡張領域に Fedora Core3 をインストールした場合など システムコマンダーが新規にインストールされた Fedora Core3 を認識できない場合があります 以下の設定を行うことで OS 選択画面に表示させることが可能です (1) OS 選択メニューで 設定 をクリックします (2) Order Add and Remove をクリックします 16/18
(3) Order Add and Remove ダイアログが表示されたら Add ボタンをクリックします (4) Add Selection to OS menu ダイアログが表示されたら Partition ボタンをクリックします (5) インストールされた Linux のパーティションを起動可能な状態にします Linux パーティションを選択し Toggle-bootable ボタンをクリックします Bootable Status が Yes に変更されます (6) OK ボタンを 2 回クリックし Esc キーを押して OS 選択メニューに戻ります Linux が追加されているのかを確認します 以上の操作を行って Linux が追加されない場合には 次の操作をお試しください 17/18
(1) パーティションのマニュアル操作画面を表示させ Linux のインストールされているパーティションをマウスでクリックします 種類 を アクティブ に変更します (2) メニューの 詳細 を選択し アクティブ / ブート可能にする をクリックします (3) 同様の手順で Windows パーティションの アクティブ 表示を 非表示 に変更してください (4) スタート - 終了 をクリックし PC を再起動します OS 選択メニューに Linux が追加されているのかを確認してください 18/18