2 TOSVERT V-AS1/PS1 商用電源バックアップ商用電源 インバータ切換について 本資料に掲載してある技術情報は 製品の代表的動作 応用を説明するためのもので その使用に際して当社 及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません Toshiba Schneider Inverter Corporation 2006 All rights reserved.
- 目次 - 1. 商用電源バックアップ... 2 1.1. 標準接続図... 2 1.1.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定... 3 1.2. 標準接続図 ( スター - デルタ切換始動 )... 4 1.2.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定... 5 1.3. 注意事項... 6 2. 商用電源 インバータ切換... 7 2.1. 標準接続図... 7 2.1.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定... 8 2.2. 注意事項... 9 1
1. 商用電源バックアップ E6581363 インバータの保護機能が動作した時 短時間の間に商用運転に切り換えることができます 1.1. 標準接続図 MC1 *2 PO PA/+ PC/- PB MB *3 R/L1 U/T1 *2 モータ保護用 THR *4 モータ S/L2 主回路 V/T2 I M T/L3 W/T3 制御電源バックアップオプション *1 R 運転指令 +SU ST 運転準備 *7 RES リセット *6 LB 制御回路 S1 LC L 保護動作検出リレー S2 S3 緊急停止 *5 P24/PLC RY1 OUT1 コモン RY2 OUT2 G / E NO OUT1 M AM A R VI/II RR/S4 PP *1: 制御電源バックアップオプション ( 形式 :CPS002Z) が必ず *7:VPS1の場合 ST 端子 ( 運転準備信号 ) がありません 必要となります 下記設定を行い S3 端子を使用します *2:[1.3. 注意事項 ] の1 項を順守してください *3:[1.3. 注意事項 ] の2 項を参照してください au4( おまかせ機能設定 )= 6 *4:[1.3. 注意事項 ] の3 項に注意してください *5:[1.3. 注意事項 ] の5,7 項に注意してください *6:[1.3. 注意事項 ] の6 項に注意してください 2
1.1.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定 L LC インバータ 保護動作信号 L 設定周波数 インバータトリップ発生 速度検出後の周波数 速度検出時間 O RY1 ( インハ ータ ) 0Hz インハ ータ運転出力用 P24-OUT1(RY1) 商用運転出力用 P24-OUT2(RY2) インハ ータ側切換待ち時間 *2 商用側切換待ち時間 運転信号 - RY2 ( 商用 ) MC1 運転準備信号 ST- リセット信号 RES- インハ ータ運転商用電源運転インハ ータ運転 タイトル 機能 調整範囲 設定値 商用 / インバータ切換出力選択 0~3 1( トリップ時自動切換え ) *3 インバータ側切換待ち時間 0.1~10.0 秒 機種別 *3 商用側切換待ち時間 0.37~10.0 秒 0.62 *1 入力端子機能選択 (S2) 0~135 出力端子機能選択 (OUT1) 0~119 出力端子機能選択 (OUT2) 0~119 20 ( 非常停止 ) 46 ( 商用 / インバータ切換出力 1) 48 ( 商用 / インバータ切換出力 2) *1:[1.3. 注意事項 ] の 5,7 項に注意してください *2: 内部処理の関係上 インバータ側切換待ち時間は の設定値よりも 約 0.5 秒長くなります *3:f356,f357 は リレー 電磁接触器の動作時間を含んでいます ほとんどの場合 設定変更は不要です 3
1.2. 標準接続図 ( スター - デルタ切換始動 ) E6581363 インバータの保護機能が動作した時に 商用電源で自動的にモータをスターデルタ ( スター -デルタ) 始動に切換える回路です MC1 *2 PO PA/+ PC/- PB MB *3 R/L1 U/T1 *2 モータ保護用 THR *4 モータ MCY S/L2 T/L3 主回路 V/T2 W/T3 I M MCD 制御電源バックアップオプション *1 R 運転指令 +SU ST 運転準備 *7 LB 制御回路 RES S1 リセット *6 L LC 保護動作検出リレー P24/PLC S2 S3 緊急停止 *5 RY1 OUT1 コモン RY2 OUT2 G / E NO OUT1 M AM A R VI/II RR/S4 PP *1: 制御電源バックアップオプション ( 形式 :CPS002Z) が必ず必要となります *2:[1.3. 注意事項 ] の1 項を順守してください *3:[1.3. 注意事項 ] の2 項を参照してください *4:[1.3. 注意事項 ] の3 項に注意してください *5:[1.3. 注意事項 ] の5,7 項に注意してください *6:[1.3. 注意事項 ] の6 項に注意してください *7:VPS1の場合 ST 端子 ( 運転準備信号 ) がありません 下記設定を行い S3 端子を使用します au4( おまかせ機能設定 )= 6 4
1.2.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定 インバータ L LC 保護動作信号 L 設定周波数 インバータトリップ発生 速度検出後の周波数 速度検出時間 O RY1 ( インハ ータ ) 0Hz インハ ータ運転出力用 P24-OUT1(RY1) 商用運転出力用 P24-OUT2(RY2) インハ ータ側切換待ち時間 *2 商用側切換待ち時間 運転信号 - RY2 ( 商用 ) MC1 Y- 切換タイマ MC1 運転準備信号 ST- リセット信号 RES- インハ ータ運転 商用電源運転 インハ ータ運転 MCD MCY MCY MCD タイトル 機能 調整範囲 設定値 商用 / インバータ切換出力選択 0~3 1( トリップ時自動切換え ) *3 インバータ側切換待ち時間 0.1~10.0 秒 機種別 *3 商用側切換待ち時間 0.37~10.0 秒 0.62 *1 入力端子機能選択 (S2) 0~135 出力端子機能選択 (OUT1) 0~119 出力端子機能選択 (OUT2) 0~119 20 ( 非常停止 ) 46 ( 商用 / インバータ切換出力 1) 48 ( 商用 / インバータ切換出力 2) *1:[1.3. 注意事項 ] の 5,7 項に注意してください *2: 内部処理の関係上 インバータ側切換待ち時間は の設定値よりも 約 0.5 秒長くなります *3:f356,f357 は リレー 電磁接触器の動作時間を含んでいます ほとんどの場合 設定変更は不要です 5
1.3. 注意事項 1. インバータ出力側の電磁接触器 () と商用電源電磁接触器 (MC1) のインターロックは完全にとるようにしてください 2. 電磁接触器 () は運転上省略できますが 万一のインバータ内部の短絡事故時にはインバータを切り離す回路として必要になります システムの重要性により設置の検討を行ってください 3. モータの回転方向が同一となるよう事前にインバータと商用電源との相順を合わせてください 4.311( 逆転運転禁止選択 ) において 正転方向が禁止となる設定 (311=2) は使用しないでください インバータが正転できないため 商用電源への切換ができません 5. インバータトリップの発生原因が OCL( 始動時負荷側短絡 ) E( 非常停止 ) E1 2( 地絡 ) の場合には 商用 / インバータ切換出力 1 2( 出力端子選択 46 48) の両方をOし インバータ側 商用電源側両方のMC1 を投入しないようにしています 6. インバータトリップ発生時には 保護動作の原因を取り除き インバータをリセットすることで再度インバータ運転することができます 7.S2 端子 ( 非常停止 ) は省略することができますが 商用運転時のモータ過負荷を検出する回路として必要になります システムの重要性により接続の検討を行ってください 8. バックアップ回路がスターデルタ始動の場合のMBの選定はスター接続からデルタ接続に切換える時のピーク電流を考慮して選定してください 9. モータがスターデルタ結線の場合のインバータ運転時はデルタ接続で行ってください ( インバータ運転中にスターデルタの切換えは行わないでください ) 6
2. 商用電源 インバータ切換 E6581363 定格運転時は商用電源で運転し 周波数を低減して省エネルギー運転をするとき モータの回転を止めることなく インバータに切換える回路です 2.1. 標準接続図 MC1 *2 PO PA/+ PC/- PB MB *3 R/L1 U/T1 *2 モータ保護用 THR *4 モータ S/L2 主回路 V/T2 I M T/L3 W/T3 制御電源バックアップオプション *1 R 運転指令 +SU ST 運転準備 *7 RES リセット *6 LB 制御回路 S1 LC L 保護動作検出リレー S2 S3 *5 緊急停止商用運転切換信号 P24/PLC RY1 OUT1 コモン RY2 OUT2 G / E NO OUT1 M AM A R VI/II RR/S4 PP *1: 制御電源バックアップオプション ( 形式 :CPS002Z) が必ず必要となります *2:[2.2. 注意事項 ] の1 項を順守してください *3:[2.2. 注意事項 ] の2 項を参照してください *4:[2.2. 注意事項 ] の3 項に注意してください *5:[2.2. 注意事項 ] の5,7 項に注意してください *6:[2.2. 注意事項 ] の6 項に注意してください 7 *7:VPS1の場合 ST 端子 ( 運転準備信号 ) がありません 下記設定を行い S1 端子を使用します f110( 常時動作機能選択 1) = 0 f115( 入力端子機能選択 5(S1))= 6
2.1.1. 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定 インバータ L LC 保護動作信号 L 商用切換周波数 商用切換周波数保持時間 速度検出後の周波数 速度検出時間 商用 インハ ータ 設定周波数 S3 RY1( インハ ータ ) S3 0Hz インハ ータ運転出力用 P24-OUT1(RY1) 商用運転出力用 P24-OUT2(RY2) インハ ータ側切換待ち時間 *2 商用側切換待ち時間 商用運転切換信号 S3- RY2( 商用 ) MC1 運転信号 - 運転準備信号 ST- インハ ータ運転 商用電源運転 インハ ータ運転 タイトル 機能 調整範囲 設定値 商用 / インバータ切換出力選択 0~3 2または3 商用 / インバータ切換周波数 0~H 電源周波数 *3 インバータ側切換待ち時間 0.1~10.0 秒 機種別 *3 商用側切換待ち時間 0.37~10.0 秒 0.62 商用切換周波数保持時間 0.1~10.0 秒 2.0 *1 入力端子機能選択 (S2) 0~135 入力端子機能選択 (S3) 0~135 出力端子機能選択 (OUT1) 0~119 出力端子機能選択 (OUT2) 0~119 20 ( 非常停止 ) 102 ( 商用運転切換 ) 46 ( 商用 / インバータ切換出力 1) 48 ( 商用 / インバータ切換出力 2) *1:[2.2. 注意事項 ] の 5,7 項に注意してください *2: 内部処理の関係上 インバータ側切換待ち時間は の設定値よりも 約 0.5 秒長くなります *3:f356,f357 は リレー 電磁接触器の動作時間を含んでいます ほとんどの場合 設定変更は不要です 8
2.2. 注意事項 1. インバータ出力側の電磁接触器 () と商用電源電磁接触器 (MC1) のインターロックは完全にとるようにしてください 2. 電磁接触器 () は運転上省略できますが 万一のインバータ内部の短絡事故時にはインバータを切り離す回路として必要になります システムの重要性により設置の検討を行ってください 3. モータの回転方向が同一となるよう事前にインバータと商用電源との相順を合わせてください 4.311( 逆転運転禁止選択 ) において 正転方向が禁止となる設定 (311=2) は使用しないでください インバータが正転できないため 商用電源への切換ができません 5. インバータトリップの発生原因が OCL( 始動時負荷側短絡 ) E( 非常停止 ) E1 2( 地絡 ) の場合には 商用 / インバータ切換出力 1 2( 出力端子選択 46 48) の両方をOし インバータ側 商用電源側両方のMC1 を投入しないようにしています 6.354( 商用 / インバータ切換出力選択 ) の設定値 2 の場合 インバータトリップ時に商用切換信号を しても動作しません 商用切換を行う場合には 保護動作の原因を取り除きインバータをリセットしてから切換信号を入力し 商用運転に切換えてください 7.S2 端子 ( 非常停止 ) は省略することができますが 商用運転時のモータ過負荷を検出する回路として必要になります システムの重要性により接続の検討を行ってください 9