店舗戦略現在 当行は神奈川県内に 34 ヶ店を展開しておりますが より一層お客さまが利用しやすい店舗とするために 店舗のリニューアルや提携 ATMの利用促進による既存店舗の機能強化や 各種専門チームの活用による効率的な販売チャネルの構築 強化などへの取り組みを行います 人財 組織戦略当行では 当行の

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地域密着型金融 の進捗状況 芝信用金庫 当金庫は 地域密着型金融 を恒久的な取組み課題として位置付け 中期経営計画 の重点課題として また経営方針の重点施策にもかかげ 取引先企業への支援及び地域経済への貢献に向けて取組んでおります 平成 22 年 4 月 ~ 平成 22 年 9 月までの進捗状況をご

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外部支援機関と連携した支援として 政府系金融機関との連携融資 信用保証協会の経営サポート会議 中小企業再生支援協議会の再生計画の策定事業 及びひょうご産業活性化センターとの専門家派遣事業 割賦制度等を活用した支援を行い 最適なソリューションの提案を行いました 中小企業の経営支援のための関係省庁の施策

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第 1 府令第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条および第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 金融円滑化管理に対するする基本方針当組合は 中小企業者等に対する金融円滑化を図るための臨時措置に関する法律 を受け 最近の経済金融情勢および雇用環境も踏まえ 中小企業や個人事業

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2. 資産運用分野における MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 行動規範 1-1 誠実な行動私たちは 常にお客さま本位で考え 公正 透明な企業活動を誠実に行います 私たちは お客さまの資産を適切に取り扱い お客さまの利益が不当に損なわれることがないよう適切に対応します (1) お客さ

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本提案の主旨 中長期的な視点 精緻なデータ分析に基づくマーケティング戦略の策定に向けて 人口減少 地方経済の縮小 マイナス金利の継続 異業種の参入等 地域金融機関を取り巻く経営環境は厳しい状況にあります このような経営環境下において客観的なマーケット状況を中長期的に把握したうえで 事業戦略 営業体制

第101期(平成15年度)中間決算の概要

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は日本でただひとつ はたらく人のための 生活応援バンクです いつも をご利用いただき ありがとうございます ろうきんの理念 と銀行の違いは何ですか 60年にわたって が行う金融活動を支えてまいりました 労金連は とどのような関係にありますか 労金連にはどのような役割がありますか この 労働金庫連合会

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お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

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「新中期経営計画」ならびに「株主割当による新株式発行」について

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み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

各位 平成 30 年 11 月 27 日 株式会社池田泉州ホールディングス 当社及び当社子会社における本部組織の一部変更について 株式会社池田泉州ホールディングス ( 社長鵜川淳 ) 及び株式会社池田泉州銀行 ( 頭取鵜川淳 ) は 第 4 次中期経営計画で掲げた 地域への弛まぬ貢献 と パラダイム

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地域金融円滑化のための基本方針 川之江信用金庫は 地域金融機関として 中小企業の健全な発展と一般大衆の豊かな生活実現に努め 地域社会に貢献するため 以下の方針に基づき 地域金融の円滑化に全力を傾注して取り組んでまいります また 金融円滑化に関する相談 申込 苦情等への適切かつ迅速な対応 お客様の経営

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目次 前経営強化計画の実績総括 3 基本戦略の概要 4 基本戦略 生産性の向上 5 収益力の強化 6 信用コストの削減 7 人材の活用 ネットワークの強化 8 経営の改善目標 9 中小規模の事業者に対する信用供与の円滑化 10 信用供与円滑化のための目標計数 11 責任ある経営体制の確立 12 2

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1.平成13年9月期の業績

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

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中期経営計画の概要 日本郵政グループは 2015 年度から2017 年度を計画期間とする中期経営計画 新郵政ネットワーク創造プラン2017 に取り組んでいます この中期経営計画を基に 当行は 郵便局をメインとするきめ細かいネットワークを通じ お客さま満足度 No.1 サービスを提供する 最も身近で信

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概要 1. 概観 2. 中小企業向け事業分野における位置 3. 営業戦略 4. 要約 Seite 2

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経営統合による新しい金融グループは 預金量で約 13.3 兆円 営業拠点として関東全域に 280 か店 ( うち東京都 67 か店 神奈川県 188 か店 その他 25 か店 ) の有人店舗を展開する 広域金融グループ となります 今後 両行の強みとする経営資源のシナジーを生み出すことにより 更なる

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社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

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Transcription:

平成 27 年 4 月 1 日 各位 株式会社神奈川銀行 第 10 次中期経営計画 地域密着かなぎん! の策定について 神奈川銀行 ( 頭取三村智之 ) は 今後 2 年間 ( 平成 27 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) を計画期間とする中期経営計画を策定いたしましたので その内容についてお知らせいたし ます 記 1. 計画名称 地域密着かなぎん! この名称は 行内公募を実施し 60 案の中から決定しました 当行は 創業以来 神奈川県内の中小企業のお客さまや個人のお客さまに対する資金供給および金融サービスの提供を行う地域密着型の金融機関として 地元神奈川県と共に歩み 発展してきました これからも当行が地域に密着した金融機関として 地域とともに歩み そしてともに発展することで 地域プレゼンス ( 地域における存在感 ) を向上していくという思いをこめ 地域密着かなぎん! と命名しました 2. 計画期間 平成 27 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 (2 か年 ) 3. 本中期経営計画の概要本中期経営計画は 営業戦略 店舗戦略および人財 組織戦略などの各戦略に基づき 具体的な取組みを実施していくことで 地域プレゼンスの向上 を目指し 当行の理念である 地域の皆さまから信頼され 支持され 地域とともに発展する銀行 の実現を目的としています 営業戦略当行の収益基盤をより確固なものとするために 本中期経営計画期間中は コア業務の確立に取り組みます 具体的には 営業店の店周区域を中心として 重点的に中小企業等のお取引先数を拡大するとともに 貯蓄から投資 の動きへ対応するべく投資型商品の販売の推進などに取り組みます また 事業性を評価した融資等の推進 金融仲介機能の発揮 地域密着型金融の推進および金融円滑化の推進による地域活性化への取り組み サービス 商品の充実によるお客さまの利便性向上や市場運用の強化にも取り組みを行います

店舗戦略現在 当行は神奈川県内に 34 ヶ店を展開しておりますが より一層お客さまが利用しやすい店舗とするために 店舗のリニューアルや提携 ATMの利用促進による既存店舗の機能強化や 各種専門チームの活用による効率的な販売チャネルの構築 強化などへの取り組みを行います 人財 組織戦略当行では 当行の役職員を当行の財産と捉え 若手行員や女性行員の育成や経験豊富なシルバー人財等の活用により 人財の確保および育成に積極的に取り組みます また エリア営業体制の機能強化 効率的な組織運営や経営管理態勢の強化により 組織力の強化に取り組みます 4. 計数目標 ( 平成 29 年 3 月末 ) 業容目標 融資量 ( 末残 ) 3,400 億円以上 中小企業等貸出金残高 3,000 億円以上 中小企業等貸出金比率 88% 以上 事業性融資取引先数 3,700 先以上 資金量 ( 末残 ) 4,400 億円以上 健全性目標不良債権比率 3% 台 収益性目標 経常利益 7 億円以上 当期純利益 3 億 5,000 万円以上 役務収益 11 億円以上 < 本件に関するお問合せ > 神奈川銀行総合企画部 045-261-2641 以 上

別紙 営業戦略 中長期的な経営戦略および当行の目指す姿 神奈川県内の中小企業および個人顧客を中心に預貸の推進や役務収益の強化により トップライン収益の強化 店周の深耕 地域との地縁 人縁 血縁により 取引先を増やすことで 県内での預貸のシェアアップに取組み 地域において存在感のある銀行へ IT による顧客チャネルの充実 ( 若年層向けサービスの提供 ) 店舗戦略 市場性に応じた店舗配置( 横浜市 川崎市および県央地域等 ) 店舗網の充実 店舗機能の見直し 人財 組織戦略 財務戦略地域活性化戦略 第 10 次中期経営計画 地域密着かなぎん! 概要 理念 : 地域の皆さまから信頼され 支持され 地域とともに発展する銀行コンセプト : 地域プレゼンスの向上 営業力の強化 投資型商品販売力の向上 戦略的な人財の配置 適正な人財の確保 人財配置の最適化による効率的な経営の確立 女性行員の活躍への支援および登用( 女性支店長等への更なる登用 ) 経営管理態勢の強化 収益力の強化による内部留保の拡充 健全経営の堅持 企業支援への取組み 地域貢献活動への取組み 政府の成長戦略( 医療 介護分野等 ) を踏まえ資金需要の掘り起こし ( 事業性を評価した融資等の推進 ) 営業戦略 店舗戦略 人財 組織戦略 戦略 神奈川県内の中小企業および個人向け取引の拡大 強化 地域活性化への取組み サービス 商品の充実 市場運用の強化既存店舗の機能強化 短期戦略 効率的な販売チャネルの構築 強化各業務に特化した専門チームの活用 エリア営業体制の機能強化 効率的な組織運営 人財の確保および育成 経営管理態勢の強化 重点項目 営業店の店周区域を対象として 重点的に取引先数の底上げを図り 預貸を推進本部のバックアップ体制の充実 ( 事業性を評価した融資等 ) 融資案件対応の迅速化個人向け融資の推進 ( 住宅ローン 無担保ローン等 ) 貯蓄から投資 の動きへの対応強化セグメントに応じた営業推進金融仲介機能の発揮地域密着型金融の推進金融円滑化の推進事業性を評価した融資の推進高齢者向けのサービス 商品の導入投資型商品の充実 IT を活用した顧客利便性の向上有価証券運用の強化提携 ATM の利用促進店舗のリニューアルや余剰スペースの活用による顧客利便性の向上市場性の高い店舗への人員の重点配置 エリア営業体制の見直し連携店の役割の明確化および見直しによりエリア内の連携強化効率的な営業体制の構築のために 事務手続きの効率化および事務の本部集中の推進適正な人財の確保若手行員 女性行員の育成による人財力の向上専門人財の育成経験豊富なシルバー人財等の活用コンプライアンスの徹底リスク管理態勢の強化内部監査の充実業務継続態勢の高度化システムの安定稼働

第10次中期経営計画 地域密着 かなぎん 平成27年4月 株式会社 神奈川銀行

はじめに 平素より 神奈川銀行をお引き立ていただきまして誠にありがとうございます このたび 第 10 次中期経営計画 地域密着かなぎん! を策定いたしました 本計画は 神奈川県における当行の 地域プレゼンスの向上 ( 地域における存在感の向上 ) をコンセプトとしており 当行が力強く成長し続け 神奈川県内において より存在感のある銀行となるための施策を掲げております 当行は 1953 年に神奈川県の中小企業に対する円滑な資金供給を目的として 地元財界の総意により設立された神奈川相互銀行を前身としております 以来 当行は創業時の考え方を変えることなく 神奈川県内に経営資源を集中させ 県内の中小企業のお客さまや個人のお客さまに対する資金供給および金融サービスの提供を行うことで 地元神奈川県と共に歩み 発展してまいりました これからも 当行が地域の皆さまとともに成長を続け 地域プレゼンスを向上させることで 当行の理念である 地域の皆さまから信頼され 支持され 地域と共に発展する銀行 の実現に取組んでまいります 地元とともに歩む神奈川銀行に 今後とも 変わらぬご支援 ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます 1

第 10 次中期経営計画の概要 計画名称 地域密着かなぎん! 計画期間平成 27 年 4 月 平成 29 年 3 月 (2 年間 ) 理念 地域の皆さまから信頼され 支持され 地域とともに発展する銀行 コンセプト 地域プレゼンスの向上 2

Ⅰ. 当行を取り巻く環境 神奈川県の人口動向 神奈川県の人口規模は 全国第 2 位の 9 百万人 ( 平成 25 年度 ) 人口は 平成 32 年頃までは増加を続ける見通し 人口構成は緩やかに高齢化 神奈川県の経済 出典 : 神奈川県統計センター ランキングかながわ平成 26 年 9 月 出典 : 国立社会保障 人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口平成 25 年 3 月 出典 : 神奈川県統計センター ランキングかながわ平成 26 年 9 月 神奈川県の県内総生産 ( 名目 ) は 30 兆円程度 事業所数は 31 万件程度と共に全国第 4 位 県内総生産は オーストリアとデンマークの中間程度の規模 金融動向 緩和的な金融政策や他行との競争激化により 市場金利および貸出金利は低下傾向 NISA の拡充など預金から投資への流れ 地域経済活性化への取組み 3 出典 : 神奈川県統計センター ランキングかながわ平成 26 年 9 月

Ⅱ. 当行の状況 当行の現状 融資量 ( 末残 ) 資金量 ( 末残 ) 神奈川県内向け貸出金割合 ( 平成 26 年 9 月末 ) 中小企業等貸出金の状況 ( 平成 26 年 9 月末 ) 預貸金とも神奈川県内のお客さまが大部分を占めています 貸出金は中小企業等貸出金が 9 割近くを占めており 当行の特長として 神奈川県内の中小企業等 に強みがあると言えます また当行の役職員の多くは 神奈川県内との地縁 人縁 血縁を持っており 銀行だけではなく 役職員も地元神奈川県と深く太い繋がりを持っています 4

Ⅲ.第10次中期経営計画 地域密着 かなぎん 当行の理念 地域の皆さまから信頼され 支持さ れ 地域とともに発展する銀行 中長期的な経営戦略および当行の目指す姿 当行の強みとコア業務の確立 中小零細企業等向け貸出金への強み 個人の貯蓄から投資への流れ 地元神奈川県との深く太い繋がり 市場性の高い営業基盤 地域プレゼンスの向上 コア業務の確立 第10次中期経営計画 地域密着 かなぎん 平成27年4月 平成29年3月 当行を取り巻く環境 神奈川県の状況 金融情勢 当行の状況 5

営業戦略 戦略 神奈川県内の中小企業および個人向け取引の拡大 強化 地域活性化への取組み サービス 商品の充実 市場運用の強化 店舗戦略 戦略 既存店舗の機能強化 効率的な販売チャネルの構築 強化 重点項目 営業店の店周区域を対象として 重点的に取引先数の底上げを図り 預貸を推進 本部のバックアップ体制の充実 ( 事業性を評価した融資等 ) 融資案件対応の迅速化 個人向け融資の推進 ( 住宅ローン 無担保ローン等 ) 貯蓄から投資 の動きへの対応強化 セグメントに応じた営業推進 金融仲介機能の発揮地域密着型金融の推進金融円滑化の推進事業性を評価した融資の推進 高齢者向けのサービス 商品の導入 投資型商品の充実 IT を活用した顧客利便性の向上 有価証券運用の強化 提携 ATM の利用促進 重点項目 店舗のリニューアルや余剰スペースの活用による顧客利便性の向上 市場性の高い店舗への人員の重点配置 各業務に特化した専門チームの活用 6

人財 組織戦略 戦略 エリア営業体制の機能強化効率的な組織運営人財の確保および育成 重点項目 エリア営業体制の見直し 連携店の役割の明確化および見直しによりエリア内の連携強化効率的な営業体制の構築のために 事務手続きの効率化および事務の本部集中の推進適正な人財の確保 若手行員 女性行員の育成による人財力の向上 専門人財の育成 経験豊富なシルバー人財等の活用 経営管理態勢の強化 コンプライアンスの徹底 リスク管理態勢の強化 内部監査の充実 業務継続態勢の高度化 システムの安定稼働 7

計数目標 ( 平成 29 年 3 月末 ) 業容目標 融資量 ( 末残 ) 中小企業等貸出金残高中小企業等貸出金比率事業性融資取引先数資金量 ( 末残 ) 3,400 億円以上 3,000 億円以上 88% 以上 3,700 先以上 4,400 億円以上 健全性目標不良債権比率 3% 台 収益性目標 経常利益 当期純利益 役務収益 7 億円以上 3 億 5,000 万円以上 11 億円以上 8

Ⅳ. 中長期的な経営戦略および当行の目指す姿 営業戦略 中長期的な経営戦略 神奈川県内の中小企業および個人顧客を中心に預貸の推進や役務収益の強化により トップライン収益の強化 店周の深耕 地域との地縁 人縁 血縁により 取引先を増やすことで 県内での預貸のシェアアップに取組み 地域において存在感のある銀行へ IT による顧客チャネルの充実 ( 若年層向けサービスの提供 ) 当行の目指す姿 預貸和 1 兆円 店舗戦略市場性に応じた店舗配置 ( 横浜市 川崎市および県央地域等 ) 店舗網の充実 店舗機能の見直し 人財 組織戦略 財務戦略 地域活性化戦略 営業力の強化 投資型商品販売力の向上 戦略的な人財の配置 適正な人財の確保 人財配置の最適化による効率的な経営の確立 女性行員の活躍への支援および登用 ( 女性支店長等への更なる登用 ) 経営管理態勢の強化 収益力の強化による内部留保の拡充 健全経営の堅持 企業支援への取組み 地域貢献活動への取組み 政府の成長戦略 ( 医療 介護分野等 ) を踏まえ資金需要の掘り起こし ( 事業性を評価した融資等の推進 ) 9 融資取引先 5,000 先 営業拠点 50 ヶ所

Ⅴ.地域密着型金融の推進計画 お客さまに対 するコンサル ティング機能 の発揮 地域経済の 活性化 地域やお客 さまに対する 積極的な情 報発信 地域の面的 再生への積 極的な参画 10

1. お客さまに対するコンサルティング機能の発揮 1 お客さまがお悩みを相談できるような信頼関係の構築に取組み 経済活動の主役であるお客さまに 主体的に活動していただくようご支援いたします 2 お客さまのライフステージに応じて 最適なソリューションをご提案いたします コンサルティング機能の発揮を支えるための専門的な金融手法や知識等のノウハウを持つ専門的な人財の育成に努めます ノウハウや各種地域情報を収集 蓄積するとともに 営業店と本部の適切な連携により組織全体で共有するように努めます お客さまがお悩みを相談できるような信頼関係の構築に取組み 経営の目標や課題を把握 分析できるように努めます 経済活動の主役であるお客さまに 主体的に活動していただくように 上記で分析した内容について 適切に助言 ( 働きかけ ) し 必要な場合には外部機関等と連携してご支援します お客さまのライフステージに応じて 最適なソリューションを提案いたします お客さまとの協働によるソリューションの実行とその進捗状況をアドバイスできるように努めます 2. 地域の面的再生への積極的な参画専門的な金融手法や知識等のノウハウをもつ人財の育成に努め 各種地域情報を収集 集積したうえで 当行が貢献可能な分野に積極的な役割を果たしてまいります 地域の面的再生への積極的な参画に関する取組みを支えるための専門的な金融手法や知識等のノウハウをもつ人財の育成に努めます ノウハウや各種地域情報を収集 集積するとともに 行内の適切な連携により組織全体で共有するように努めます 情報を収集 蓄積しつつ 地域経済の課題や発展の可能性等を把握 分析してまいります 当行が貢献可能な分野や役割を検討し 積極的な役割を果たしてまいります 地域経済全体の活性化と同時に顧客企業の事業拡大や経営改善を図ってまいります 3. 地域やお客さまに対する積極的な情報発信地域密着型金融の具体的な目標やその成果を地域やお客さまに対して 積極的に情報発信するように努めます また お客さまのご要望等を適切に業務に反映するための態勢を徹底します 4. その他の項目について 1 職員のモチベーションの向上に資するため お客さまに対するコンサルティング機能の発揮や地域の面的再生への積極的な参画に関する取組みを 業務上の評価に適正に反映するよう努めます 2 内部監査等により 地域密着型金融を推進するための態勢整備を確認します また 当該監査等の結果を踏まえ 必要に応じて推進態勢を改善 充実していくなど 監査等を有効に活用する態勢を整備します 11