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程の見直しを行わなければならない 1 委託先の選定基準 2 委託契約に盛り込むべき安全管理に関する内容 (2) 個人データの安全管理措置に係る実施体制の整備 1) 実施体制の整備に関する組織的安全管理措置 金融分野における個人情報取扱事業者は ガイドライン第 10 条第 6 項に基づき 個人データの

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

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ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

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個人情報保護規程例 本文

保健福祉局地域福祉課

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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Transcription:

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必要となる教育を行うとともに 実施結果について指定する書面により甲に提出しなければならない 第 10 条乙は 甲がこの特記事項の遵守に必要となる教育を実施するときは これを受けなければならない ( 知り得た情報の保持の義務 ) 第 11 条乙は 本契約の履行に当たり知り得た受託情報を第三者に漏らしてはならない 本契約が終了し または解除された後においても同様とする ( 収集の制限 ) 第 12 条乙は 本契約の履行のために個人情報を収集するときは 当該契約の履行を達成するために必要な範囲内で 適法かつ公正な手段により 行わなければならない ( 目的外使用の禁止 ) 第 13 条乙は 受託情報を他の用途に使用してはならない ( 第三者への提供の禁止 ) 第 14 条乙は 受託情報を第三者に提供してはならない ただし 甲が必要と認めた場合には 重要情報を除く受託情報について 第三者に提供することができる ( 再委託の制限 ) 第 15 条乙は 受託業務について 第三者に再委託してはならない ただし 甲が認めた場合は この限りでない 2 乙は 前項ただし書の規定により 甲へ申請する再委託の業務内容に個人情報の取扱いが含まれる場合は 再委託先となる予定の者において この特記事項に規定する安全管理措置が講じられることを再委託契約の締結前にあらかじめ確認し 指定する書面により甲に提出しなければならない 3 再委託先がさらに第三者に再委託する場合 ( それ以降の委託も含む 以下 再々委託等 という ) で かつ 当該再々委託等の業務内容に個人情報の取扱いが含まれる場合は 再々委託等を行う者は 以下の事項を遵守しなければならない ⑴ 再々委託等を行うことについて 甲の承認を得ること ⑵ 再々委託等の契約の締結前に当該契約の受託者となる予定の者において この特記事項に規定する安全管理措置が講じられることをあらかじめ確認し 指定する書面により甲に提出すること ⑶ 前 2 号の承認申請を行ったことについて 再々委託等の元となる契約 ( 再々委託の場合における再委託など ) の委託者に通知すること 第 16 条前条の規定により再委託する場合は 乙は この特記事項と同等以上の規定を当該再委託契約に規定しなければならない 2 乙は 再委託先に 本契約における一切の義務を遵守させるとともに その履行状況を監督しなければならない 3 前 2 項の規定は 個人情報を取り扱う再々委託等を行う場合についても準用する 2

( 受託情報の授受 ) 第 17 条乙は 受託情報の授受に当たり つぎに掲げる事項を実施しなければならない ⑴ 受託情報の授受は 管理責任者および従事者に限定すること ⑵ 受託情報を格納した記録媒体 ( パソコン等の機器のハードディスクを含む 以下同じ ) を郵送等により送付するときは ファイルのパスワード設定またはデータの暗号化をすること ⑶ 重要情報を格納した記録媒体を郵送するときは 特定記録郵便等の追跡可能な移送手段を用いること ⑷ 受託情報の格納の有無に係わらず 受託業務で利用する記録媒体を郵送するときは 送付の記録を管理簿により管理すること ⑸ 受託情報をFAX により送信するときは 必要最小限の範囲に留め 送信宛先の誤りに十分注意すること ⑹ 重要情報をインターネットメールにより送信するときは 添付ファイルとし ファイルのパスワード設定またはデータの暗号化をすること ⑺ 重要情報を含む印刷物 文書を郵送するときは 特定記録郵便による送付または親展表示による送付をすること ( 受託情報の管理 ) 第 18 条乙は 受託情報の管理に当たり つぎに掲げる事項を実施しなければならない ⑴ 重要情報を甲が指定する履行場所から持ち出さないこと ただし 甲が必要と認めた場合は この限りではない ⑵ 受託情報の格納の有無に係わらず 受託業務で利用する記録媒体を持ち出すときは 格納情報 持ち出し日時 持ち出した者 承認者 用途 持ち出し先 返却日時 返却確認者等について 管理簿により記録 管理すること ⑶ 前号の場合において 前条第 2 号の規定と同様の措置を講じること ⑷ 受託情報を乙の情報システムにおいて取り扱う場合は 下記の措置をとること ア従事者が正当なアクセス権を有する者であることを認識するため ID とパスワード等による認証を実施すること イインターネットに接続された環境において重要情報を取り扱う場合は 標的型攻撃等の不正アクセスによる重要情報の漏えい等が生じないよう適切な措置を講じること ウイの場合において 重要情報は 容易に解読することができないようにパスワード設定またはデータの暗号化をすること エ情報システム機器にウィルス対策ソフトウェアの導入および最新のウィルスパターンファイルの更新を行うこと オ情報システム機器を構成するOS ソフトウェア ミドルウェア等に定期的に修正プログラムを適用すること カ受託情報の保管または処理に当たり 従事者の私物等 許可されていない情報システム機器および記録媒体を用いないこと また これらを業務で利用する甲および乙の情報システム 3

機器に接続しないこと キ記録媒体を甲および乙の情報システム機器に接続する場合は ウィルスチェックを行うこと ク受託情報をWinny Share 等のファイル交換ソフトがインストールされた情報システム機器で処理しないこと また 許可されていないソフトウェアを甲および乙の情報システム機器にインストールしないこと ⑸ 重要情報を本契約の履行以外の目的のため 複写または複製してはならない ただし 甲が必要と認めた場合は この限りでない ⑹ 重要情報を含む印刷物 文書および受託情報の格納の有無に係わらず 受託業務で利用する記録媒体は 管理責任者および従事者以外の者が利用できないよう 施錠管理すること ⑺ 重要情報を含む印刷物 文書および受託情報の格納の有無に係わらず 受託業務で利用する記録媒体を廃棄 ( 利用目的の変更による再利用の場合を含む 以下同じ ) する場合は データを復元できないよう物理的な破壊またはデータ消去を行うこと 受託業務で利用する記録媒体を廃棄する場合は その記録を管理簿により管理すること ⑻ 受託情報を記録媒体に格納し保管するときは 管理責任者および従事者以外の者が受託情報にアクセスできないよう アクセス管理を行うこと ( 物品等の持ち込みの禁止 ) 第 19 条乙は 甲の許可なく物品等を履行場所へ持ち込んではならない ( 受託情報の返還および処分 ) 第 20 条乙は 本契約が終了し または解除されたときは 受託情報を甲の定めるところにより返還し または漏えいを来さない方法で確実に処分しなければならない 第 21 条乙は 受託情報の返還または処分を終了したときは 甲にこれを証明する書類を提出しなければならない 2 前項は 契約期間中において 乙が受託情報の廃棄を外部へ委託する場合も同様とする ただし 外部へ委託することについて あらかじめ甲の承認を得なければならない ( 報告および立入検査 ) 第 22 条甲は 必要と認めるときは 乙の受託情報の取扱いの状況について 実地に調査し または乙に対して説明もしくは報告を求め 改善の指示を与えることができる 2 甲は 第 15 条および第 16 条の規定により 再委託または再々委託等が行われる場合は その受託者における遵守状況について 乙に対して報告または説明を求め 改善の指示を与えることができる ( 情報セキュリティに関する監査への協力 ) 第 23 条乙は 本契約の履行に関連する業務について 練馬区情報セキュリティに関する要綱 に基づく監査が実施されるときは その実施に協力しなければならない ( 事故等発生時の対応および公表 ) 第 24 条乙は 受託情報に漏えい 破壊 改ざん 消去等の事故が生じた場合もしくはそのおそれ 4

が生じた場合またはこの特記事項もしくはその他の関係法令等に違反している事実もしくはその兆候を把握した場合 ( 以下 事故等 という ) は つぎに掲げる事項を実施しなければならない ⑴ 直ちに被害を最小限に抑えるための措置または被害を生じさせないための措置を講じるとともに 甲に報告すること ⑵ 当該事故等の原因を分析すること ⑶ 当該事故等の再発防止策を実施すること ⑷ 当該事故等の記録を文書で提出すること 2 乙は 第 15 条および第 16 条の規定により 再委託または再々委託等が行われる場合は その受託者において前項各号に規定する事項が遵守されるよう監督しなければならない この場合において 再委託先または再々委託等の受託者からの事故等の報告先は甲および乙とすること 3 乙は 事故等が起きた場合を想定し 対応手順について 定期的に確認または訓練を行わなければならない 第 25 条甲は 必要があると認めるときは 当該事故等の内容 ( 乙の名称を含む ) について 公表することができる ( 損害賠償 ) 第 26 条乙は 乙 再委託先または再々委託等の受託者がこの特記事項に定める義務に違反し 甲に損害を与えたときは 損害賠償の責任を負う ( 契約解除 ) 第 27 条甲は 乙が前各条に違反した場合は 契約を解除することができる ( 疑義の決定 ) 第 28 条この特記事項の解釈について疑義を生じたとき またはこの特記事項に定めのない事項については 甲乙協議の上 定めるものとする 5