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( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

エネルギー規制 制度改革アクションプラン (11 月 1 日 ) の概要 重点課題と詳細リスト 現時点で政府が取り組むこととしている又は検討中の事項を 実施 検討事項詳細リスト (77 項目 ) として取りまとめ その中から 3つの柱で計 26 項目の重点課題を特定 1 電力システムの改革 (9 項


平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

太陽光発電について 太陽光発電とは シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し 太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方法 太陽光発電システムは太陽電池モジュールや架台 パワーコンディショナー等からなるシステム品であり 住宅に設置する場合は工事が必要 住宅用では 4kW 程度の出


資料 2 接続可能量 (2017 年度算定値 ) の算定について 平成 29 年 9 月資源エネルギー庁

対策名 1 温室効果ガスの排出の抑制等に資する設備の選択キ未利用エネルギーの活用のための設備導水 送水 配水等における管路の残存圧力等を利用した小水力発電設備の導入 概要 地形の高低差から生じる水の位置エネルギーがある場所や導水管路 送水管路 配水池入口等で余剰圧力が利用できる場所 あるいは弁の開度

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

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今回の調査の背景と狙いについて当社では国のエネルギー基本計画の中で ZEH 普及に関する方針が明記された 200 年より 実 邸のエネルギー収支を調査し 結果から見えてくる課題を解決することが ZEH の拡大につなが ると考え PV 搭載住宅のエネルギー収支実邸調査 を実施してきました 205 年

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次世代エネルギーシステムの提言 2011 年 9 月 16 日 株式会社日本総合研究所 創発戦略センター Copyright (C) 2011 The Japan Research Institute, Limited. All Rights Reserved.[tv1.0]

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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. 石垣島における電力系統の概要 Copyright The Okinawa Electric Power Company, Incorporated. All Rights Reserved.

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マートシティ 省エネルギー対策の推進 <ビル 工場等における省エネルギー対策の推進 > 大規模事業所が対象のキャップ & トレード制度 * ( 以下 C&T 制度 という ) について 2020 年度からの第 3 計画期間に向け 専門家による検討会の設置に係る準備等を実施 新規 東京 2020 大会

各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ

UIプロジェクトX

タイトル

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

北杜市新エネルギービジョン

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電コスト技術革新によるコスト低減 ( 太陽光発電の例 ) 円 /kwh 多結晶シリコン CIS( 化合物系 ) 49 円 /kwh 発色素増感 革新的太陽電池技術開発 系統に負担をかけないシステム薄膜シリコン単独型から統合型システムへ量子ドット構造 蓄

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資料2:地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)

スマートライフおすすめ BOOK P2_P 省エネ ネ エ 蓄 ネ 創エ! なるほど はじめに もう中学生! フ イ ラ ト ー マ ス が そ れが それ も くじ 地球温暖化と私たち 4 エネルギーと私たち 6 スマートライフ はじめよう スマートライフ 10 HEMS

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調査要領 1. 調査の目的 : 4 月からの電力の小売り全面自由化に対する会員事業所の意識及びその影響を把握し 今後の参考資料とする 2. 調査実施機関 : 甲府商工会議所 3. 調査実施時期 : 平成 28 年 3 月 24 日 ( 木 )~31 日 ( 木 ) 4. 調査対象 : 当所会員 30

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電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

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資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

(3) 関連指標の状況 1 2 施策 ( 評価指標 ) 県内事業者が参画する風力発電設備導入量 環境 リサイクル関連対象企業の施設整備に対する支援件数 基準値年度 年度 0 ( 累積 7,614) H24 H26 36,280 単位 :kw 181.4% 単位 : 件 80.0% H27 ( 累積

表紙

ファインコート大塚 の主なメリット 1. 電力ピークシフトの実現家庭用燃料電池 エネファーム により 家庭内で使用する電力の約 6 割を発電することが可能 さらに家庭用蓄電池 (7.2kWh) に蓄えた深夜電力を電力需要が高まる時間帯に使用することで 昼間は電気をほとんど購入しないくらしを実現し 消

鹿児島県海洋再生可能エネルギー開発可能性調査仕様書

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

参考 :SWITCH モデルの概要 SW ITCH モデル は既存の発電所 系統 需要データを基にして 各地域における将来の自然エネルギーの普及 ( 設備容量 ) をシミュレーションし 発電コストや CO 排出量などを計算するモデルです このモデルでは さらに需要と気象の時間変動データから 自然エネ

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スマートグリッドと電気自動車

取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

「これからデンキ」サービス概要

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

発展途上国の分散型 エネルギーシステムについて 2013/09/26 二次電池社会システム研究会第 16 回分科会 工学系研究科修士 1 年 松村直樹

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力率 1.0(100%) の場合 100% の定格出力まで有効電力として発電し 出力できます 力率 0.95(95%) の場合は 定格出力の 95% 以上は有効電力として出力できません 太陽光発電所への影響 パワコンの最大出力が 95% になるので 最大出力付近ではピークカットされます パワコンの出

第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー (

公開用_ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の定義と評価方法(150629)

【HP公表 最終版の公表前確認修正有り】 北陸取組み(個票)

このような環境のもと 本サービスは 最適節電のナビゲーションやスマートフォンで電気の利用状況をいつでも確認することができるなど 一般家庭において 電気を上手に貯めて賢く使う という新しいライフスタイルを実現するとともに 非常用電源としても重要な役割を担います さらに 本年 4 月に閣議決定された電力

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1 タウンメガソーラーの実現 7 2 街の発展を想定したメガソーラー整備及び連結 8 3 北九州水素タウン 9 4 風の道に沿った小型風力発電の導入 10 5 工場廃熱の活用 ( 工場廃熱の植物工場等利用 ) 11 6 工場廃熱の活用 ( バイナリー発電 ) 12 7 次世代 BDF の開発などバイ

 

接続契約締結先 電源接続案件募集プロセスへの参加の有無 東京電力パワーグリッド株式会社 有 ( エリア名 : 栃木県北部 中部エリア ) 無 工事費負担金 20,000,000 円 ( 税抜き ) 連系工事期間 特定 ( 買取 ) 契約締結先 平成 29 年 9 月 25 日 ~ 平成 31 年 1

報告書の主な内容 2012 年度冬季の電力需給の結果分析 2012 年度冬季電力需給の事前想定と実績とを比較 検証 2013 年度夏季の電力需給の見通し 需要面と供給面の精査を行い 各電力会社の需給バランスについて安定供給が可能であるかを検証 電力需給検証小委員会としての要請 2013 年度夏季の電

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法改正に関する意見書

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

対策事業推進上のポイント 1. 事業の導入フロー 再生可能エネルギー事業 省エネルギー事業 2. 事業の概要及び判断基準 ( テーマ別 ) 3. 事業導入時における実作業 (Gr 討議 ) 4. 回答例 ( 別資料 ) 5. 参加者からの意見等 2

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White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan

南早来変電所大型蓄電システム実証事業

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注 1: 要件の判断に係る算定に当たっては 複数の発電用の電気工作物が同一の接続地点に接続している場合は 一つの発電用の電気工作物とみなす 注 2: 特定発電用電気工作物に該当しない電気工作物は 発電事業の要件 ( 小売電気事業用等接続最大電力の合計が 1 万 kw 又は 10 万 kw を超えるも

再生可能エネルギーの自立に向けた取組の加速化 1 FIT 制度の創設当初は 量 の拡大を重視し 固定価格と買取義務に依拠した売電モデルの下で 高コストで大量 多様なプレーヤーが再生可能エネルギー発電事業に参入 世界的に脱炭素化へのモメンタムが高まり 再生可能エネルギーがコスト競争力のある主力電源とな

4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) < 下記要件のいずれかを満たすもの > 年間稼働率 80% 以上と見込まれるもの kw あたりの資本費一定以下 2,000kW 未満 62 万円 /kw 以下 2,000kW 以上 2

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市町村から国への要望一覧 事項名要望内容改善案 ( 省庁名を記入してください ) いつまでに実施するか 効果 ( 現状との数値比較等 ) 再生可能エネルギーの導入促進 要望事項 1 政府は将来を見据えた責任あるエネルギー政策を実行するためにも エネルギー基本計画に掲げている再生可能エネルギーの導入量

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報道関係各位

1. 入札制度について (1) 総論 (1-1) 保証金における不可抗力事由の取扱い (1-2) 旧制度下の認定案件の失効状況 (2) バイオマス発電について (2-1) バイオマス液体燃料区分の取扱い ( 新規のバイオマス燃料種の取扱いを含む ) (2-2)2018 年度の入札量 (2-3) 石炭

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見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省

世界の CO2 排出量と東京都 2013 年度は 東京 63.8 百万トン シンガポールフィンランドポルトガルスウェーデンデンマーク < 東京 < マレーシアベルギーオーストリア 2

□120714システム選択(伴さん).ppt

C A B A = B (conservation of heat) (thermal equilibrium) Advanced m A [g], c A [J/(g K)] T A [K] A m B [g], c B [J/(g K)] T B [K] B T E [K] T

住宅を新築する場合の支援制度 1 被災者生活再建支援金 ( 加算支援金 ) 自然災害 ( 津波 地震 ) により 住宅が全壊 半壊解体した世帯 又は長期避難世帯が 新しい住宅を建設 購入する場合に支給されます 支給額 : 最大 200 万円 複数世帯 :200 万円 単身世帯 150 万円 申請期限

再生可能エネルギー等導入推進基金事業計画書 ( 各年度計画書 ) ( 事業計画の概要 ) 計画の名称 神戸市環境保全基金 計画の期間 交付対象 神戸市 計画概要 全体計画書で記載した内容のうち 当該年度に実施する部分について記載して下さい 特に 2 年目以降は 全体計画のうち どの程度の進捗状況なの

2017(平成29)年度第1四半期 決算説明資料

A.3 排出削減量の算定方法 A.3.1 排出削減量 ER EM BL EM PJ ( 式 1) 定義単位 数値 4 ER 排出削減量 1 kgco2/ 年 0 t<1 年 年 t<2.5 年 年 <t EM BL ベースライン排出量 2 kgco2/

再生可能エネルギーを活用した新たなサービス

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10kW 以上の太陽光 風力 水力 地熱 バイオマス発電の場合 1. 再生可能エネルギー発電事業計画書 みなし認定用 様式第 19 1 経済産業大臣殿 再生可能エネルギー発電事業計画書 みなし認定用 (10kW 未満の太陽光発電を除く ) 年 5 月 1 日 ( ふりがな ) とうきょ

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表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 % 8 人以上 5 0.6% 未記入

内の他の国を見てみよう 他の国の発電の特徴は何だろうか ロシアでは火力発電が カナダでは水力発電が フランスでは原子力発電が多い それぞれの国の特徴を簡単に説明 いったいどうして日本では火力発電がさかんなのだろうか 水力発電の特徴は何だろうか 水力発電所はどこに位置しているだろうか ダムを作り 水を

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

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Transcription:

Ⅰ かながわスマートエネルギー構想 背景 福島第一原発の事故に伴う電力需給の逼迫に対応し 安全 安心なエネルギーを将来にわたり安定的に確保するためには 中長期の総合的なエネルギー政策が必要 3 つの原則 原子力発電に過度に依存しない原子力発電に過度に依存しない 環境に配慮する環境に配慮する 地産地消を推進する地産地消を推進する 電力会社を中心とした集中型電力会社を中心とした集中型のエネルギー体系から 地域のエネルギー体系から 地域が中心となった分散型のエネが中心となった分散型のエネルギー体系へルギー体系へ 3 つの取組 創エネ 太陽光発電を中心に再生可能エネルギー等の導入促進 太陽光発電の普及促進 ( かながわソーラーバンク 市民ファンド による設置等 ) その他の再生可能エネルギー等の普及促進 分散型電源の普及促進 ( コージェネレーションシステム等 ) 省エネ 蓄エネ 電力の消費量を減らすピークカットの促進 電力を蓄えて効率的に使うピークシフトの促進 工場 事業所等における省エネ対策の促進 家庭における省エネ対策の促進 定置型蓄電池の普及促進 EV( 電気自動車 ) の普及促進 取組目標 県内年間電力消費量約 502 億 kwh 再生可能エネルキ ー等 約 再生可能エネルキ ー等 2.3%( 約 11.55 億 kwh) 約 2.3%( 約 11.55 億 kwh) 2020 年度に 創エネ と 省エネ の割合を 蓄エネ と組み合わせることにより 県内の消費電力量の 20% 以上の水準にする 省エネ 4% 程度 創エネ 6% 程度 省エネ 4% 程度 創エネ 16% 程度 蓄エネ 省エネ による消費量の削減 創エネ による供給力の向上 合計合計 20% 以上 20% 以上 2009 年度 ( 直近 ) 2014 年度 2020 年度 ( 目標 ) 上図は 創エネ 分の電力が 県内でそのまま消費されていることを表すものではない また 創エネ には 再生可能エネルギーのほか 揚水発電 廃棄物発電を含む 1

Ⅱ かながわソーラーバンク ( 創エネ の取組 ) 余剰買取 制度の下で 可能な限り自己負担を軽減するため 県民の皆様がリーズナブルな価格で 安心して太陽光発電を設置できる仕組みを構築し 普及を促進します かながわソーラーバンクの仕組み パネルメーカ調査 費用見積 契約 施工業者等( プラン3) ー神奈川県 ( プラン 1) ( プラン 2) 設置費用支払い ソーラーパネル設置 相談窓口 2 5 6 1 相談 見積申込 家庭 売電 7 電気を 8 売った収入 電力会社 公募 協定 4 ソーラーローン 9 返済 3 補助金 設置 県 市町村 協力金融機関 国 2

Ⅲ 再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度 再生可能エネルギーで発電した電気を 一定期間 固定価格で買い取ることによって 普及促進を図る制度です 買取費用は サーチャージ を電気料金に上乗せして賄われます 現行制度 ( 平成 21 年 11 月 ~) 太陽光発電 住宅用 非住宅 10kW 未満 余剰買取 (42 円 /kwh) 10kW 以上 500kW 未満 余剰買取 (40 円 /kwh) 500kW 以上 発電用 固定価格買取制度の対象外 買取期間 10 年 再生可能エネルギー法の成立 新制度 ( 平成 24 年 7 月 ~) 太陽光発電 風力発電 住宅用 非住宅 発電用 10kW 未満余剰買取 10kW 以上 500kW 未満 全量買取 500kW 以上 + 水力発電 (3 万 kw 未満 ) 地熱発電 バイオマス発電 < すべて全量買取 > 買取価格 買取期間は政府で検討中 3

Ⅳ 住宅用太陽光発電の設置費用 平均的な設備 (3.3kW) を設置した場合のモデルケース 国 + 県 + 市町村市町村補助金補助金 26.7 26.7 万円万円 設備価格設備価格約 180 万円 180 万円 ( 現在 54.4 万円 /kw) ( 現在 54.4 万円 /kw) 国県市町村市町村 初期負担額初期負担額 10 10 年間発電メリット約年間発電メリット約 120 120 万円万円 ( ( 電気料金節約電気料金節約 + + 売電収入売電収入 ) ) 自己負担自己負担 ( 約 33 万円 ) ( 約 33 万円 ) 0.0 100.0 200.0 0.0 100.0 200.0 < 主な計算の根拠 > < 主な計算の根拠 > 設備価格 54.4 万円 /kw 設備価格 54.4 万円 /kw 国の補助 4.8 万円 /kw 国の補助 4.8 万円 /kw 県の補助 1.5 万円 /kw 県の補助 1.5 万円 /kw 市町村の 1.8 万円 /kw 補助市町村の ( 市町村平均 1.8 万円 ) /kw 補助 ( 市町村平均 ) 54.4 54.4 55 50 金利負担は考慮しない 09 年度 09 年度 10 年度 10 年度 金利負担は考慮しない第 1Q 第 3Q 第 1Q 第 3Q ( 出典 ) 太陽光発電普及拡大センター太陽光発電で10 年間発電したメリット ( 試算 ) ( 自家消費分の電力 ) 電気料金電気料金の節約 ( 自家消費分 ) 3.33 万円 / 年 = 3,469kWh/ 年 4 割 24 円 /kwh + =売電収入 ( 余剰電力分 ) ( 万円 /kw) 70 65 60 61.8 62.2 住宅用太陽光発電の平均設備価格 61.4 59.8 60.5 ( 余剰分の電力 ) 売電価格 8.74 万円 / 年 = 3,469kWh/ 年 6 割 42 円 /kwh 57.8 56.1 11 年度第 1Q 合計 約 12 万円 / 年 (10 年間で約 120 万円 ) 試算条件 年間発電量 ( 設備利用率 12%) 3,469kWh/ 年 = 3.3kW 24 時間 365 日 12% 自家消費分 4 割 ( 売電分 6 割 ) 電気料金 24 円 /kwh 買取( 売電 ) 価格 42 円 /kwh 4

力会社太陽光発電電マイパネル想Ⅴ 市民ファンド による設置 ( 創エネ の取組 ) 設置スペースの提供が可能な公共施設や工場 事業所等には 県民や企業の皆様の参加を募り 市民ファンド を導入して 屋根貸し の方式によって 普及を促進します 市民ファンド のイメージ 県民企業等金融機関 配当 返済等 6 1 出資 融資 寄付等 売電収入 5 売電 ( 全量 ) 4 3 賃借料等 市民ファンド ( 資金管理 ) 設置 運営者 2 設置 運営 構公共施設 工場 事業所等 7 マイパネル として県民参加 5

Ⅵ 他の再生可能エネルギー等 ( 創エネ の取組 ) 太陽光発電以外の再生可能エネルギー等についても 新たな全量買取制度を活用し 地域の特性などを踏まえながら 普及を促進します 風力発電 県内設備容量約 7,300 kw 三菱重工業 ( 株 ) 横浜製作所 (2,400kW 1) 新日本石油 ( 株 ) 川崎事業所 (1,990kW 1) 等 水力発電 県企業庁設備容量約 35.5 万 kw 城山発電所 (250,000kW) 揚水式 相模発電所 (31,000kW) 津久井発電所 (25,000kW) 等 ハマウイング (1,980kW 1) ( 出典 ) 横浜市提供 県企業庁 城山発電所 バイオマス発電 県内設備容量約 4.2 万 kw 川崎バイオマス発電所 (33,000kW) 横浜市北部汚泥資源化センター (5,600kW) 等 小水力発電 小河川や水路などを利用した 小規模な水力発電 県企業庁 道志第 3 発電所 (1,000kW) 県企業庁 柿生発電所 (680kW) 水道導水路の落差を利用したもの 県企業庁 中津配水池小水力発電設備 (100kW) 浄水場から配水池への落差を利用したもの 等 温泉熱発電 ( 利用 ) 川崎バイオマス発電所 (33,000kW) ( 出典 ) 川崎バイオマス発電所提供 100 程度の温泉水の熱を活用 した小規模な発電や 暖房等に 利用するもの 6

Ⅶ 省エネ の取組 工場 事業所や家庭では LED 照明などの省エネ機器への切り替えや 電力消費量を計測する機器を導入して 消費量を 見える化 することなどによって 省エネ の取組を促進します 家庭の省エネ < 消費電力の 見える化 > 省エネナビ ( イメージ ) 太陽光発電設備と一体の例 ( 出典 ) シャープ 提供 ( 出典 ) 平成 16 年度電力需給の概要 ( 資源エネルギー庁 ) 家庭の省エネ診断 節電相談 省エネ家庭の省エネ診断 節電相談 省エネナビ貸出についてのお問い合わせ先ナビ貸出についてのお問い合わせ先 神奈川県地球温暖化防止活動神奈川県地球温暖化防止活動推進センター推進センター (NPO 法人かながわアジェンダ推進センター ) (NPO 法人かながわアジェンダ推進センター ) 電話電話 045-321-7453 045-321-7453 http://www.kccca.jp/index.html http://www.kccca.jp/index.html 企業の省エネ 節電の取組事例 O 社 事務所 デマンドコントローラー導入による受電契約最大電力の抑制 最大電力の原因 ( 暖房 ) を分析して 逼迫時にはデマンドコントローラーによって各階の空調機 ( 室外機 ) を遮断することで 年間で約 38 万円の電気代を節約 県では中小規模事業者を対象に 無料省エネ診断を行い 診断の結果に基づいて 省エネ対策の提案を行うなど 省エネ 節電対策の支援を行っています 上記は 県の省エネ診断に基づく取組の例です 工場やオフィスの電気使用量を制御するデマントコントローラ ( イメージ ) 企業の省エネ対策のお問い合わせ先企業の省エネ対策のお問い合わせ先 神奈川県地球温暖化対策課神奈川県地球温暖化対策課計画書審査グループ計画書審査グループ電話電話 045-210-4083 045-210-4083 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7226/ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7226/ 7

Ⅷ 蓄エネ の取組 蓄電池として利用できる電気自動車の導入を引き続き促進します また 使用済みの EV 用蓄電池を活用したモデル的な取組や 定置型の蓄電池の普及を促進します 蓄電プロジェクト 太陽光発電充電災害時の非常用電源等として活用 使用済 EV バッテリー ( 再利用 ) EV への充電用として活用 太陽光発電と蓄電池を活用した EV 充電システム ( 県庁 ) 家庭での EV 活用のイメージ EV 用の蓄電池を活用すれば 平均的な家庭の 2 日分の電力を賄えるとされています コンバーター 太陽光発電 売電 DC AC 深夜電力 蓄電 配電盤 AC DC 蓄電 利用 省エネ家電 系統電力 EV のバッテリーに蓄電 8 ( 出典 ) 日産自動車提供

[ 参考 ] 県内の太陽光発電導入量 ( 累積 ) ( 万 kw) 15.8 15 10 5 0 3.1 2.7 住宅以外住宅用 4.1 3.6 5.0 4.3 5.8 5.0 6.8 0.9 5.8 9.5 1.4 8.1 13.1 1.8 11.3 2.6 13.2 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年 ( 出典 ) 神奈川県推計 (2011 年 9 月 ) 8 月末現在 ( 速報値 ) 区分 お問い合わせ先 スマートエネルギー構想全般 創エネ 関係 省エネ 関係 蓄エネ EV 関係 太陽光発電推進課電話 045-210-4076 FAX 045-210-8845 ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0521/ 工場 事業所 地球温暖化対策課電話 045-210-4083 FAX 045-210-8845 ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0514/ ご家庭 環境計画課電話 045-210-4065 FAX 045-210-8952 ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0502/ 交通環境課電話 045-210-4133 FAX 045-210-8845 ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/div/0503/ 電子メールでのお問い合わせは 上記のホームページから 問い合わせフォーム をご利用ください 9