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特許制度 1. 現行法令について 2001 年 8 月 1 日施行 ( 法律 14/2001 号 ) の2001 年改正特許法が適用されています 2. 特許出願時の必要書類 (1) 願書 (Request) 出願人の名称 発明者の氏名 現地代理人の氏名 優先権主張の場合にはその情報等を記載します 現

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6.

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 ( 連絡先 ) 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金

作成日 :2012 年 1 月 5 日 ルーマニア 特許庁の所在地 : State Office for Inventions and Trademarks Office de l Etat pour les Inventions et les Marques B. P. 52, Buc

ウルグアイ東方共和国 (UY) ORIENTAL REPUBLIC OF URUGUAY ウルグアイの概要 : ウルグアイは 南米大陸の大西洋側に位置しブラジル及びアルゼンチンと国境を接しております ウルグアイの総面積は 約 17.6 万 k m2で人口は約 343 万人 首都はモンデビデオにありま

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

作成日 :2012 年 1 月 5 日 フィリピン共和国 特許庁の所在地 : Department of Trade and Industry, Intellectual Property Office P. O. Box 296 Manila Philippines T e l:

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体

パラグアイ共和国 (PY) REPUBLIC OF PARAGUAY パラグアイの概要パラグアイ共和国は 南米大陸の内部に位置しブラジルやアルゼンチン又ボリビアと国境を接しております 総面積は約 41 万 k m2で 日本の約 1.1 倍の面積があります 総人口は約 607 万人で首都はアスンシオン

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性の有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 >

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1

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PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -AL AL 1 頁 工業所有権総局 (GDIP) ( アルバニア ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 AL.Ⅰ 委任状 附属書 AL.Ⅱ 略語のリスト国内官庁 : 工業所有権総局 (GD

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PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -SA S A 1 頁 サウジ特許庁 (SPO) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 SA.Ⅰ 略語のリスト国内官庁 : サウジ特許庁 (SPO) Law: 特許, 集積回路配置デザイン, 植

第1回 基本的な手続きの流れと期限について ☆インド特許法の基礎☆

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作成日 :2006 年 10 月 1 日 世界知的所有権機関 World Intellectual Property Organization (WIPO) 所在地 :34 chemin des Colombettes, 1211 GENEVE 20, Switzerland Tel : (41 2

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目次 1. 現行法令について 2. 意匠出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 部分意匠制度の有無 11. 留意事項 12. 非登録

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -MY MY 1 頁 マレーシア知的所有権公社 ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 MY.Ⅰ 国内段階移行手数料 ( 特許様式 No.2A) 附属書 MY.Ⅱ 特許代理人の選任又は変更 ( 特

作成日 :2017 年 10 月 21 日 インドネシア共和国 Republic of Indonesia 特許庁の所在地 : Directorate General of Intellectual Property (DGIP) Ministry of Law and Human Rights J

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目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

Taro-052第6章1節(p ).jtd

作成日 :2017 年 10 月 21 日 インド India 特許庁の所在地 : Ministry of Commerce and Industry Office of the Controller General of Patents, Designs and Trademarks (CGPDT

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作成日 :2016 年 11 月 1 日 台湾 ( 中華民国 ) Taiwan, Republic of China 特許庁の所在地 : 経済部 :Ministry of Economic Affairs (MOEA) 所属の 台湾知的財産局 :Intellectual Property Offic

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出願人のための特許協力条約(PCT) -国際出願と優先権主張-

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1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は

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指定 ( 又は選択 ) 官庁 CL PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -CL 国立工業所有権機関 ( チリ ) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 CL 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1

欧州特許庁における審査期間短縮手段 背景欧州出願は 日本 米国と比較して係属期間が長い また 欧州出願では 登録まで出願維持年金を特許庁に支払う必要があり 係属期間が長くなると費用が高くなる そこで 早期権利化と 権利化にかかる費用の削減のために 欧州特許庁における審査期

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -RU RU 1 頁 連邦知的所有権行政局 (ROSPATENT)( ロシア連邦 ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 RU.Ⅰ 特許国内処理請求様式 附属書 RU.Ⅱ 実用新案国内処理請求

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作成日 :2014 年 11 月 21 日 南アフリカ共和国 特許庁の所在地 Companies and Intellectual Property Commission (CIPC) 77 Meintjies Street, Sunnyside, Pretoria, 0002 Republic o

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

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指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ドイツ特許商標庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先

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指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 国内段階 国内編 オーストリア特許庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先日から 3

マレーシア

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

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ことができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している さらに 台湾専利法第 76 条は 特許主務官庁は 無効審判を審理する際 請求によりまたは職権で 期限を指定して次の各号の事項を行うよう特許権者に通知することができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している なお

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なって審査の諸側面の検討や評価が行われ 関係者による面接が開始されることも ある ベトナム知的財産法に 特許審査官と出願人またはその特許代理人 ( 弁理士 ) の間で行われる面接を直接定めた条文は存在しない しかしながら 審査官は 対象となる発明の性質を理解し 保護の対象を特定するために面接を設定す

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日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ ベトナム国家知的財産庁 (IP Viet Nam) と日本国特許庁 (JPO) との間の特許審査ハイウェイ試行プログラムに関するベトナム国家知的財産庁への申請手続 ( 仮訳 ) 日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ

<4D F736F F D E90528DB88AEE8F8095F18D908F915B8FA D25D62>

1. 特許法条約及び商標法に関するシンガポール条約とは 特許法条約 (PLT) 及び商標法に関するシンガポール条約 (STLT) は 各国で異なる国内出願手続の統一化及び簡素化に関する条約である 近年 出願件数が多い欧米諸国の加入が進んでおり 両条約の締約国は PLT が 36 か国 STLT が

調査報告書 ~ASEAN 各国における産業財産権権利化に係る費用及び期間 ~ 第 1 はじめに本報告書は 独立行政法人日本貿易振興機構バンコク事務所 ( 以下 貴機構 という ) の委託を受けて 弊事務所が行ったインドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ及びベトナムにおける産業財産権の

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<4D F736F F F696E74202D E82C582E08F6F978882E98AC FA967B93C18B9692A182C582CC93C18B9692B28DB895FB B8CDD8AB B83685D>

2012 3

インド知的財産ニュースレター第 号 インド知的財産ニュースレター 第 号 2016 年 5 月 18 日 特許規則 2016 年改正 発行者株式会社サンガム IP 東京都千代田区永田町 アイオス永田町 415

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文書管理番号

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

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作成日 :2011 年 2 月 1 日 スロバキア共和国 特許庁の所在地 : Industrial Property Office of the Slovak Republic Jana Svermu 43, P.O.Box 7, 974 04 Banska Bysstrica 4, Slovakia T e l:421 48 430 01 00 Fax:421 48 413 25 63 E-Mail:upv@indprop.gov.sk Website:www.indprop.gov.sk 1

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 11. 留意事項 < 実用新案制度 > 1. 現行法令について 2. 実用新案出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10.( 無審査登録制度の場合 ) 第三者対抗要件について 11.PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 12. 留意事項 2

< 意匠制度 > 1. 現行法令について 2. 意匠出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 部分意匠制度の有無 11. 留意事項 < 商標制度 > 1. 現行法令について 2. 商標出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 出願時点での使用義務の有無 11. 保護対象 12. 留意事項 3

共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 (1) パリ条約 (Paris Convention) (2) 特許協力条約 (PCT) (3) 欧州特許条約 (European Patent Convention) (4) 微生物の寄託の国際承認に関するブタペスト条約 (Budapest Treaty) (5) WIPO 設立条約 (WIPO) (6) 植物新品種保護に関する国際条約 (UPOV) (7) 世界貿易機構 (WTO) (8) 標章の国際登録に関するマドリッド協定 (International Trademark Registration) (9) 標章の国際登録に関するマドリッド協定議定書 (International Trademark Registration (Protocol) (10) 国際特許分類に関するストラスブール協定 (IPC) 2. 現地代理人の必要性有無スロバキア国内に住所を有していない出願人は 現地代理人 ( 弁理士又は弁護士 ) を選任しなければなりません 3. 現地の代理人団体の有無 Slovak Chamber of Patent Attorneys Trencianska 55, 821 09 Bratislava 電話 :02/53 41 80 92 Fax: 02/53 41 80 92 E-mail: slovakpatentattorneys@micronet.sk 4. 出願言語スロバキア語以外の言語 英語 ドイツ語又はフランス語で出願できます 5. その他関係団体不明です 6. 特許情報へのアクセス http://data.indprop.gov.sk/patenty/index.php?jazyk=en&typdokumentu=pat enty&new=1 検索方法等の詳細は不明です 4

特許制度 1. 現行法令について 2002 年 7 月 1 日施行の改正法が適用されています 2. 特許出願時の必要書類 (1) 願書 (Request) 出願人の名称 発明者の氏名 現地代理人の氏名 優先権主張の場合にはその情報等を記載します 願書は 現地代理人が作成し 署名して提出します (2) 明細書及びクレーム (Specification & Claims) 英語 ドイツ語又はフランス語で提出することができます 但し 出願日から2ヶ月以内にスロバキア語の翻訳文を提出しなければなりませんが 期間を延長することができます (3) 必要な図面及び要約 (Drawings & Abstract) (4) 委任状 (Power of Attorney) 出願人が署名します 認証は不要です (5) 譲渡証 (Assignment) 発明者及び譲受人が署名します 認証は不要です (6) 優先権証明書 (Priority Document) 優先権証明書は優先日から16ヶ月以内に提出する必要があります 優先権証明書の翻訳文は 要求された場合にのみ提出します 優先権譲渡証は 第一国出願の出願人とスロバキア出願の出願人が異なる場合に提出が必要です 3. 料金表 ( 単位 : スロバキアクラウン (SKK)) (1) 出願料金 1600 (2) 実体審査料金 1 基本料金 2500 210クレーム以上 1クレーム当たり 500 (3) 特許付与料金 110 頁まで 2000 210 頁以上 1 頁当たり 200 (4) 不服申立て料金 3000 (5) 年金 3 年度 1500 4 年度 1600 5

5 年度 1700 6 年度 1900 7 年度 2100 8 年度 2700 9 年度 3500 10 年度 4500 11 年度 5500 12 年度 6500 13 年度 7500 14 年度 8500 15 年度 9500 16 年度 11000 17 年度 12500 18 年度 14000 19 年度 15500 20 年度 17000 4. 料金減免制度について発明者が出願する場合 出願料金は50% 減額されます 5. 実体審査の有無実体審査されます 6. 出願公開制度の有無出願公開制度が採用されております 7. 審査請求制度の有無審査請求制度が採用されてあります 8. 出願から登録までの手続の流れ出願は 予備審査 出願公開 審査請求 実体審査を経て特許可否が判断されます (1) 予備審査について 1 まず 出願日認定に必要な要件を満たしているか否かについて 判断されます 満たしていない場合 補正指令が発行され期間内に補充するよう要請されます 2 上記補正指令に対して補正がされた場合 その補正日が出願日と認定され 補正しなかった場合 出願は却下されます 6

3 その後 出願書類の方式的審査及び発明の単一性について審査されます (2) 出願公開について 1 出願は 出願日 ( 又は優先日 ) から1 年 6ヶ月経過後 公開されます 2 出願人は 早期公開の請求をすることもできます 3 出願公開後 第三者は情報の提供をすることができます (3) 不特許事由について次の事由は発明とは認められません 発見 科学的理論又は数学的方法の場合 精神活動は遊戯又は事業のための方法や規則の場合 コンピュータプログラムの場合 人体又は動物体の診断や治療方法の場合 情報の提示に過ぎない場合 公序良俗に反する恐れのある場合 (4) 新規性について 出願に係る発明が 出願日( 又は優先日 ) 前に国内又は外国において 公衆可能な状態になったものは 新規性を有しません ( 絶対的新規性の採用です ) 出願後 公開された先の出願の明細書等に記載された発明と同一である 後の出願は特許を受けることができません ( ホールコンテントアプローチの採用です ) 出願人や発明者の同一の有無を問わず 適用されます 次の場合は 新規性の喪失の例外が適用されます 1 出願前 6ヶ月以内に 特許を受ける権利を有する者の意に反して 発明が公表された場合 2 出願前 6ヶ月以内に 特許を受ける権利を有する者が 国際的博覧会において発明を出展した場合 (5) 実体審査について 1 特許を受けるためには 出願人は出願日から36ヶ月以内に審査請求をしなければなりません 2 上記期間内に請求をしなかった場合 出願は取り下げられたものとみなされ その請求は取り下げることはできません 3 審査の結果 特許要件を満たしていないと判断された場合 拒絶理由通知が発行され この拒絶理由通知における指定期間内に出願人は意見書や明細書等の補正書を提出することができます 4 上記拒絶理由通知に対して応答したが 依然として拒絶理由を解消できていなかった場合 出願は拒絶されます 5 審査の結果 特許要件を満たしていると判断された場合 特許査定通知が発行され その通知日から2ヶ月以内に特許発行料金を納付しなければな 7

りません 上記料金が納付されますと 特許が付与され出願人に特許証が発行されます 6 一方 審査の結果出願が拒絶された場合において その査定に不服を有する場合 査定書の発行日から30 日以内に不服申し立てをすることができます 7 分割出願は 特許付与までに 又は審査により指令があった場合には その指令日から3ヶ月以内に することができます 8

9. 特許権の存続期間及び起算日 (1) 特許権の存続期間は 出願日から20 年で 特許権の設定登録日より発生します (2) 出願維持年金は 特許日から3ヶ月以内に 出願日から3 年目以降の年金を納付する必要があります 10.PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 (1) 国内段階移行期限 : 優先日から31ヶ月以内です (2) 提出すべき書類下記書類のスロバキア語による翻訳文の提出が必要です 明細書 請求の範囲 要約及び図面の文言 19 条補正がされた場合 国際出願時の請求の範囲及び補正後の翻訳文 (3) 国際出願日から36ヶ月以内に 審査請求をする必要があります (4) 委任状 譲渡証 また該当する場合には優先権譲渡証の提出が必要です 11. 留意事項 (1) 出願の際 1パリルートにより直接スロバキア国へ出願する場合において 優先日まで日数が十分にない場合 英語等の明細書等の提出でもって優先日を確保することができます 但し この場合スロバキア語の翻訳文を所定の期間内に提出できなかった場合は 出願が却下となりますので その期限管理には十分留意して下さい 2 審査請求を 出願日 ( 又は国際出願日 ) から36ヶ月以内に行う必要があります 特に PCT 出願経由の場合には スロバキア国の国内段階移行手続後余り時間的余裕がありませんので 期限の徒過を回避するために 移行出願と同時に審査請求をすることを勧めます (2) 中間手続の際特許庁からの通知書及びその通知書の英訳文を必ず送付してもらうよう 現地代理人に要求すべきでしょう 特許庁からの通知書における日付と英訳文による日付により 例えば拒絶理由通知に対する応答期限を確認することができる場合もあるからです (3) 登録後 EPC 出願においてスロバキア国を指定して スロバキア国で権利化を図ることができます この場合 EPC 出願の特許後所定の期間内に EPC 特許全体のスロバキア語の翻訳文をスロバキア特許庁に提出する必要がありますので 留意して下さい 10

実用新案制度 1. 現行法令について 2001 年 11 月 1 日施行の法律が改正法として適用されています 2. 実用新案出願時の必要書類特許出願の場合と殆ど同様です 但し 要約は不要です なお 実用新案の考案の特徴から見て 図面が必要な場合には図面の提出が必要となります (1) 願書 (Request) 出願人の名称及び住所 代理人の氏名及び住所 優先権を主張する場合は 国名 出願年月日及び出願番号を記載します (2) 明細書及び請求の範囲 (Specification & Claims) (3) 図面 (Drawings) (4) 委任状 (Power of Attorney) (5) 優先権証明書 (Priority Document) 3. 料金表 ( 単位 : スロバキアクラウン (SKK)) (1) 出願料金 1400 (2) 不服申立て料金 3000 (3) 更新料金 最初の3 年間の更新料金 3000 2 回目の3 年間の更新料金 6000 4. 料金減免制度について出願人が考案者の場合 出願料金は50% 減額されます 5. 実体審査の有無実体審査は行われません 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用されておりません 7. 審査請求制度の有無実体審査制度は採用されておりません 11

8. 出願から登録までの手続の流れ実用新案出願は 方式的要件 不登録事由 産業上の利用性についてのみ審査されます (1) 保護対象について実用新案登録出願に係る考案が 三次元の物品や 製品の場合保護されます また 医薬品や化学的に得られた物質や合金についても保護されます 一方 方法は保護対象とはなりません (2) 不登録事由について次の事由は実用新案として保護を受けることはできません 発見や科学的理論又は数学的方法の場合 精神的行為の計画や方法 又は規則の場合 製品の外観に過ぎない場合 情報の提供に過ぎない場合 コンピュータプログラムの場合 公序良俗に反する恐れのある場合等です (3) 審査手続きについて 1 出願に係る考案が 方式的要件を満たしていないと判断された場合 補正指令が発行され 指定期間内に補正することを求められます 2 上記補正指令に対して 出願人が適切に補正しなかった場合 出願は却下されます 3 出願に係る考案が 不登録事由に該当した場合又は明らかに産業上の利用性がない場合には 出願拒絶されます 4 出願拒絶査定に対して 出願人は査定書の発行日から30 日以内に不服申立てをすることができます 5 考案が 方式的要件を満たし 不登録事由に該当せず 且つ産業上利用可能性があると判断された場合 実用新案登録され 登録証が発行されます その後 登録が公報に公告されます 6 分割出願は 登録まですることができます 12

(2) 提出すべき書類 : スロバキア語による下記書類の翻訳文の提出が必要です 国際出願時の明細書 請求の範囲 図面中の説明 19 条補正書及び陳述書 34 条補正書等 12. 留意事項審査請求制度がない点及び EPC 出願経由スロバキア国特許の場合を除き 特許出願の場合と同様です 14

意匠制度 1. 現行法令について現在は 2002 年 10 月 1 日施行の意匠法 ( 法律第 444/2002 号 ) が適用されています 2. 意匠出願時の必要書類 (1) 願書 : 出願人の名称及び住所 創作者の氏名及び住所 意匠に係る物品名 ( ロカルノ意匠国際分類 ) 優先権を主張する場合には 最初の出願国名 出願日及び出願番号を記載します また 公告の繰り延べを請求する場合には その旨願書に記載します (2) 意匠を表わした図面または写真 (6 通 ) (3) 意匠の表現物を説明した明細書 (4) 優先権証明書及 : 出願日から3ヶ月以内に提出しなければなりません (5) 優先権翻訳 : 基礎出願が英 独 仏以外の場合に必要となります 優先権証明書と同時に提出します (6) 優先権譲渡証 : スロバキアの出願人と優先権主張の第一国出願人とが同一でない場合に必要です 優先権証明書と同時に提出します (7) 委任状 : 出願後に提出することも可能です (8) 譲渡証 : 創作者が出願人でない場合に必要となります (9) 登録公告の繰り延べ請求 : 希望する場合のみ記載が必要で 最長で出願日から30ヶ月まで意匠の内容の公告が繰り延べられます 一の意匠出願で ロカルノ意匠国際分類の同一クラスに含まれる複数の意匠を含めることができます 3. 料金表 ( 単位 : ユーロ ( )) (1) 意匠出願 * 一意匠の場合 39.50( 創作者が出願人 :19.50) * 追加の各意匠 13.00( 創作者が出願人 : 6.50) (2) 期間延長請求 *1 回目 無料 *2 回目 16.50 (3) 公告の繰り延べ請求 33.00 (4) 譲渡の登録 26.50 (5) ライセンスの登録 16.50 (6) 審判請求 165.50( 自然人の場合 :16.50) (7) 更新出願 15

* 最初の5 年間 99.50 *2 回目の5 年間 199.00 *3 回目の5 年間 298.50 *4 回目の5 年間 398.00 (8) 取消申請 49.50 (9) 判定請求 165.50 4. 料金減免制度について 意匠の創作者が出願人となって出願する場合には 出願手数料 審判請求料が 50% 減額されます 5. 実体審査の有無意匠出願については 新規性等の実体審査が行われます 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用されておりません 出願内容は登録後に公告されます 7. 審査請求制度の有無意匠出願は 全件実体審査の対象となりますので出願審査請求制度は採用されておりません 8. 出願から登録までの手続の流れ意匠出願は 方式的要件及び新規性等の不登録事由に該当するか否かについての審査が行われます 審査の結果 出願意匠が登録要件を満たしていないと判断された場合には 出願人にその旨通知され 意見書 補正書の提出機会が与えられます 意見書等の提出によっても依然として登録要件を具備しないと判断された場合には 出願は拒絶されます 出願人は 拒絶査定に対して不服がある場合には その査定の通知から 1 カ月以内に審判を請求することができます 一方 すべての登録要件が満たされていると判断された場合には意匠出願は登録され 意匠登録証が発行されます その後 意匠の内容は登録公報により公告されます 公告の繰り延べ請求がなされている場合には 最長で出願日 ( 優先日 ) から30ヶ月まで意匠の内容は公告されません なお 公告に対する異議申立て制度は採用されておりませんが 登録の取消し制度が採用されております 主な不登録事由は以下の通りです 主な不登録事由 (1) 新規性を有していないこと意匠は その出願日 ( 又は優先日 ) 前に同一の意匠が 登録 展示 取引 16

9. 存続期間及びその起算日意匠権の存続期間は 出願日から起算して5 年間です ただし 各 5 年間につき4 回の更新が認められていますので 最長存続期間は出願日から25 年間となります なお この存続期間の更新は 必要な料金の納付により各 5 年目の最後の年度内に申請することが必要です 10. 部分意匠制度の有無部分意匠制度は採用されておりません 11. 留意事項 (1) 定義意匠とは 製品又はその装飾の線 輪郭 色彩 形状 質感又は材料の特徴に基づく製品の外観と定義されています 製品 とは 複合製品に組み立てることを意図した部品 包装 外装 グラフィックシンボル及び印刷文字 工業品又は手工芸品などをいいます (2) 無効登録意匠が 新規性欠如等の不登録事由に該当する場合には 利害関係人は特許庁に対して登録の無効を請求することができます (3) 先使用権意匠登録に係る出願日前にスロバキア国内で当該意匠を実施した場合には 自己の事業範囲内で先使用権が認められます (4) 国際登録等スロバキアは欧州連合に加盟していますので 共同体意匠に基づく保護を受けることも可能となっています (5) 譲渡 ライセンス譲渡 ライセンスは 第三者に対抗するためには 特許庁に登録する必要があります (6) 回復正当な理由により期間を遵守することができなかった場合には 2ヶ月以内 ( 遅くとも1 年以内 ) に回復請求をすることができます (7) 従業者創作意匠の創作が雇用関係に基づく職務遂行の結果としてなされた場合 雇用者は意匠の実施をする権利を有します 従業者創作の場合 創作者は速やかに雇用者に創作の事実を報告しなければなりません 雇用者が3ヶ月以内に意匠出願をしない場合には 創作者には自ら意匠出願をする権利が認められます 18

商標制度 1. 現行法令について現在は 2004 年 2 月 1 日施行の商標法が適用されています スロバキアは マドリッド協定の議定書 ( マドプロ ) 欧州共同体の加盟国ですので マドプロルートの国際登録 欧州共同体商標による保護も可能となっています 2. 商標出願時の必要書類 (1) 願書 : 出願人の住所及び氏名 商品またはサービス及びその区分 ( ニース協定に基づく国際分類 ) 優先権を主張する場合には 基礎出願の国名 出願日 出願番号の表示 (2) 商標の複製 5 通 : 図形商標 立体商標などの場合に必要とされ 文字商標の場合に商標の複製は必要ありません 商標がラテン文字以外の場合には その音訳が必要です (3) 委任状 : 認証は不要です 出願後に提出することも可能です (4) 優先権証明書 : 出願から3ヶ月以内に提出しなければなりません (5) 優先権譲渡証 : 基礎出願の出願人とスロバキア出願の出願人が異なる場合に必要となります (6) 団体の会員又は組合員の使用規則 : 団体商標の場合に必要です スロバキアでは 一出願多区分制が採用されています 3. 料金表 ( 単位 : スロバキア クラウン (SKK)) (1) 出願料 : 通常の商標出願の場合 *3 区分まで 3500 *3 区分を超える1 区分ごと 300 (2) 出願料 : 団体商標の場合 *3 区分まで 7000 *3 区分を超える1 区分ごと 300 (3) 期間延長請求 *1 回目 無料 *2 回目以降 500 (4) 異議申立て 800 (5) 不服申立て 1000 (6) 登録証の発行 1000 (7) 更新 * 通常商標の場合 3000 19

* 団体商標の場合 5000 (8) 譲渡の登録 600 (9) ライセンスの登録 500 (10) 団体商標の加入者の変更登録 500 (11) 取消し請求 600 4. 料金減免制度について料金の減免制度は採用されておりません 5. 実体審査の有無商標出願は実体審査の対象になります 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用されておりません 7. 審査請求制度の有無商標出願は全件実体審査の対象となりますので 審査請求制度は採用されておりません 8. 出願から登録までの手続の流れ商標出願については 方式審査を経た後 識別性 類似性などの実体審査が行われます 実体審査は 絶対的拒絶理由 ( 識別性など ) 及び相対的拒絶理由の双方について行われます 出願された商標が前記拒絶理由に該当する場合は出願人にその旨が通知され 意見書及び補正書を提出する機会が与えられます 出願人は 指定商品 サービスの減縮補正 出願の分割などにより拒絶理由へ対応することができます 意見書及び補正書が提出されてもなお拒絶理由が解消されていないと認められるときは拒絶の査定がなされます 拒絶の査定に対しては 30 日以内に不服申し立てをすることができます 出願された商標が拒絶理由に該当しないときは 出願公告がなされます 出願公告から3ヶ月間 第三者には異議申立ての機会が与えられます 異議申立てがなかった場合 異議申立てが理由なしと判断された場合には出願は登録されます 主な不登録事由は以下の通りです 不登録事由 < 絶対的拒絶理由 > (1) 視覚的に表現することができない標識 (2) 識別力のない標識 (3) 商品 サービスの種類 品質 量 価格その他の特性を表示するため標識 20

のみからなる場合 (4) 商品 サービスについて取引上慣用されている標識のみからなる場合 (5) 公序良俗に反する商標 (6) 商品の特性 品質 産地について公衆を欺罔するおそれのある標識 (7) 高い象徴的価値を有する標識を含む名称 特に宗教的シンボル (8) ワイン又は蒸留酒の地理的表示を含む標識であって 当該表示が表示されていない場所を出所とする場合 < 相対的拒絶理由 > (1) 他人の登録商標と同一又は類似であって 同一又は類似の商品 サービスについて使用される商標 (2) 他人の周知商標と同一又は類似の商標 (3) 他人の周知商標と混同を生ずるおそれがある商標 (4) 他人の著作権を侵害するおそれがある商標 21

9. 存続期間及びその起算日商標権の存続期間は出願日から起算して10 年で満了します 存続期間は10 年ごとに更新することができます 存続期間を更新するためには 存続期間の最終年度内又は満了後 6ケ月以内に更新登録出願をしなければなりません 使用証明は不要です 10. 出願時点での使用義務の有無出願時点での使用証明は必要ありません 11. 保護対象商標とは 視覚的に認識できる標識であって ある企業の商品 サービスと他の企業のそれらと識別可能なものは商標登録の対象となります したがって 言葉 文字 数字 図形 商品若しくはその包装の立体形状等は商標登録が可能です 現在 音響 芳香 味覚については商標登録の対象となっておりません 12. 留意事項 (1) 不使用取消し制度登録商標が指定された商品又はサービスについて 正当な理由なく5 年以上使用されていないときは 第三者の請求により登録を取消されることがあります (2) 無効 取消し商標登録が 絶対的拒絶理由又は相対的拒絶理由に違反してなされたことを理由として商標登録の無効請求することができます また 登録商標が識別性を喪失したとの認定がされた場合にも 商標登録が取り消される可能性があります 但し 請求人の先行商標との抵触を理由とする場合であって 請求人が後願者 ( 被請求人 ) の使用を知りながら5 年間黙認していた場合には 取消し請求は認められません (3) 欧州共同体商標制度 2004 年 5 月 1 日 スロバキアは欧州共同体に加盟していますので スロバキア国内商標に加えて共同体商標による保護を受けることも可能です (4) 国際商標登録スロバキアは 標章の国際登録に関するマドリッド協定議定書の加盟国ですので 国際登録出願経由によりスロバキアで保護を受けることも可能です (5) 譲渡 ライセンス商標権は 業務の移転を伴わずに譲渡することが可能です 譲渡は 第三 23

者に対してその有効性を主張するためには 特許庁へ登録する必要があります 登録するためには 1 譲渡人及び譲受人双方により署名された譲渡証書 2 委任状 3 所定の手数料の納付が必要です ライセンス契約は 独占的又は非独占的のいずれの場合でも 必ず書面で行う必要があります 第三者に対してライセンスの有効性を主張するためには 特許庁へ登録する必要があります ライセンスを登録するためには 1 当事者双方により署名された契約書の原本 2 委任状 3 所定の手数料の納付が必要です (6) 団体商標団体商標とは 団体 ( 法人 ) の構成員又は組合員の商品 サービスを 他の取引者の商品 サービスから区別するためにその構成員又は組合員によって市場に置かれる商品 サービスの共通の名称を創出する目的で使用される標章をいいます 団体商標については 譲渡 ライセンスの設定 質権の設定などは認められていません 24