広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

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教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

平成 27 年 3 月 田川市

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

流山市子ども・子育て会議

第2節 茨木市の現況

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

<4D F736F F D A8EB388BE8E738E7182C782E08A C52D38702DB6D7B0>

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン


私立幼稚園の新制度への円滑移行について

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し


2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

仙台市基礎データ

 

第2節 茨木市の現況

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

資料2:修正一覧

地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

<4D F736F F F696E74202D DC58F498F4390B3816A8E9197BF C E968BC697CA82CC8C9F93A2288DC48F4390B329202D B2E707074>

はじめに子ども 子育て支援法第 61 条において 市町村は 国が示す基本指針 ( 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども 子育て支援給付並びに地域子ども 子育て支援事業及び仕事 子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ( 平成 26 年内閣府告示第

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

子ども 子育て支援法以外の事業 私立認可保育所( 現行の制度のまま 市町村が保育所に委託費を支払い 利用者からの料金の徴収も市町村が行います ) 新制度へ移行しない私立の幼稚園( 現行制度のまま 事業者は私学助成 幼稚園就園奨励費の補助を受けます ) (1) 施設型給付 (2) 地域型保育給付は 保

【資料2-2】公定価格単価表(案)

 

平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育

明石市子ども・子育て支援事業計画

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 資料1(訂正) 計画進捗状況.docx

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

地域子育て支援拠点事業について

茨木市待機児童解消保育所等整備計画 ( 平成 30~32(2020) 年度 ) 平成 30 年 12 月 茨木市

平成27年度税制改正要望結果について

子ども・子育て支援事業計画策定業務委託 仕様書(案)

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

資料 1 子ども 子育て支援新制度における利用者負担について 1 設定が必要な利用者負担額 1 号認定 認定区分対象該当施設 事業 3 歳以上保育が必要ない 2 号認定 ( 標準時間 ) 3 歳以上 2 号認定 ( 短時間 ) 保育が必要 3 号認定 ( 標準時間 ) 0~2 歳 3 号認定 ( 短

子ども・子育て関連3法について8

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

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新制度における私立幼稚園の選択肢

齢別人口等の推移と結婚等に対する住民意識 ( 人 ) 齢 ( 3 区分 ) 別人口の推移 2,000,000 推計値 1,800,000 1,600,000 1,400,000 1,200,000 1,000, , , , ,

第1章 計画の概要

.T.v...ec6

目 次 1 幼児期の教育 保育の需給画 ( 県 ) P 1 2 幼児期の教育 保育の需給画 ( 市町村別 ) P 4 横 浜 市 P 4 川 崎 市 P 6 相模原市 P 8 横須賀市 P 10 平 塚 市 P 12 鎌 倉 市 P 14 藤 沢 市 P 16 小田原市 P 18 茅ヶ崎市 P 20

表1

市町村子ども・子育て支援事業計画に定める教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の量の見込みを算出等のための「作業の手引き」について


加須市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

2 教育 保育事業 1 事業概要 ア教育 保育の認定子ども 子育て支援新制度に基づく教育 保育を利用する場合は 以下の区分に沿った 教育 保育の認定 を受ける必要があります 1 号認定 保育を利用しない3~5 歳児 ( 幼稚園 認定こども園 ) 2 号認定 保育を必要とする3~5 歳児 ( 保育所

資料4 幼児教育無償化に係る食材料費の取扱いについて

第 5 章基本施策の展開 基本目標 1. 多様なニーズに応じた幼児期の教育 保育の環境整備 1-1. 子育てサポートの充実 (1) 現状と課題働く女性が増加し 仕事と子育ての両立の困難さや子育てそのものに対する不安感 負担感が増大していますが 子育ては依然として女性が多く担っているのが現状です この

居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

子ども・子育て支援新制度の解説資料 2.利用者負担 その1

市町村子ども・子育て支援事業計画における「量の見込み」(平成26年4月時点)に関する調査結果について

Microsoft Word - 【第4章】無償化実施計画 修正.docx

2 保育の利用意向率の現状人口に占める 保育を希望する人の割合 ( 以下 利用意向率 という ) は 全体的に増加しています 3 不承諾者の現状 1 2 歳児を見ると 平成 29 年度が前年と比べて大きく増えています 単位 < 人 > 4 女性の就業率女性の就業率は 習志野市 61.1% 国は 72


1 回答者の属性

Ⅰ. 人口動態 保育 幼児教育事業の供給 利用状況について 2

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

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防府市一時預かり事業実施要綱

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

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第1章 計画の策定にあたって 第 2 章 子子どもと家庭を取り巻く状況 どもと家庭を取り巻く状況 第2章 1 子どもと家庭の現状 1 子どもと家庭の現状 ① 口 ア 口 年齢3区分別 口 町 市 の 口 は 貫 し て 増 加 し て お り 2004 年 に は 40 万 を 超 え 2014 年

Microsoft PowerPoint - 資料1_子ども・子育て支援新制度に関する検討状況について


また 認可外保育施設での死亡事故が多く 特に午睡中の死亡事故が多いことから 平成 28 年 10 月に ガイドラインの取組の周知徹底と睡眠中の窒息リスクの除去の方法等 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項を記載した周知啓発資料等を地方自治体宛てに通知し 周知している あわせて 全国担当課長会議

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

02_ç‡¹æ¤œã…»è©Łä¾¡ï¼‹H29争æ¥�勃;

子ども・子育て支援新制度について

子ども・子育て支援新制度について

スライド 1

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

物価指数研究会(第2回) 2015年基準 モデル式の検討「授業料」・「保育料」

平成17年3月10日

第 3 対象事業 1 都単独型一時預かり事業児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の3 第 7 項の規定に準じ 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児又は幼児 ( 以下 乳幼児 という ) を 児童福祉法施行規則 ( 昭和 23 年厚生省令

平成 26 年度第 1 回三田市子どもども審議会座席表 委員 25 名 中西副会長 名須川会長 松原委員 檜田委員 深谷委員 尾上委員 水津委員 横山委員 渡辺委員 原口委員 川田委員 尾崎委員 小泉委員 隈元委員 井川委員 堀井委員 東良委員 山本委員 三﨑委員 平井委員 野村委員 恩庄委員 辻井

(6) 子育て短期支援事業子育て短期支援事業実施要綱 ( 平成 26 年 9 月 29 日付 26 福保子家第 588 号 ) (7) 乳児家庭全戸訪問事業乳児家庭全戸訪問事業実施要綱 ( 平成 26 年 9 月 19 日付 26 福保子家第 582 号 ) (8) 養育支援訪問事業養育支援訪問事業

号 ) (6) 子育て短期支援事業子育て短期支援事業実施要綱 ( 平成 26 年 9 月 29 日付 26 福保子家第 588 号 ) (7) 乳児家庭全戸訪問事業乳児家庭全戸方向事業実施要綱 ( 平成 26 年 9 月 19 日付 26 福保子家第 582 号 ) (8) 養育支援訪問事業養育支援

目 次 第 1 章計画の見直しについて 事業計画とは 中間見直し計画と期間について 策定体制... 2 第 2 章 (1) 総人口及び乳幼児人口の推移... 3 (2) 中間見直し計画における 0~5 歳の推計人口... 4 (3)

飾区子ども 子育て支援ニーズ調査速報値 参考資料 1 問 1. お住まいの地域 1. 東部地域 702 ( 21.2) 2. 西部地域 1,118 ( 33.8) 3. 南部地域 855 ( 25.9) 4. 北部地域 608 ( 18.4) 5. 無回答 24 ( 0.7) 合計 3,307 (

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

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事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

Transcription:

資料 :6 教育 保育提供区域の設定について 子ども 子育て支援法第 61 条により 市町村は子ども 子育て支援事業計画において 地理的条件や人口 交通事情その他の社会的条件及び教育 保育施設の整備状況を総合的に勘案して教育 保育提供区域を設定し 区域ごとに事業の必要量を算出するとともに 事業内容や実施時期を示さなければならないとされています 1. 教育 保育提供区域とは 教育 保育提供区域とは 子ども 子育て支援事業計画に基づいて実施される教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の共通の区域設定となります 教育 保育提供区域の設定は 子ども 子育て支援法に基づく基本指針 ( 案 ) において 市町村子ども 子育て支援事業計画 に定める必須事項となっています 基本指針に基づく教育 保育提供区域の考え方は以下のとおりです 目的および区域設定の考え方地域特性を踏まえた区域設定を以下の条件を踏まえて設定します 項目内容 1) 目的教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の 実施しようとする提供体制の確保 を決定する単位としての区域設定 2) 設定の際の条件地理的条件 人口 交通事情その他の社会的条件 現在の教育 保育の利用状況 教育 保育を提供するための施設の整備の状況その他の条件を総合的に勘案 3) 具体的な区域のイメージ学校区単位 中学校区単位 行政区単位等 地域の実情に応じて設定 4) 区域の広さの考え方保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域 5) 区域設定教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業を通じて共通の区域設定 1

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て支援事業の広域利用の実態が異なる場合には 実態に応じて これらの区分又は事業ごとに設定することができる 7) 保育整備計画との関係市町村整備計画を作成する場合には 当該市町村整備計画に記載する保育提供区域 ( 児童福祉法 ) は 当該教育 保育提供区域と整合性が取れたものとする 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の量の見込みと提供体制の確保項目内容 8) 各年度における教育 保育 1) 各年度における教育 保育の量の見込みを 各年度の量の見込み並びに実施しよにおける市町村全域及び各教育 保育提供区域についうとする教育 保育の提供体制て 認定区分ごとの教育 保育の量の見込み ( 満三歳の確保の内容及びその実施時未満の子どもについては保育利用率を含む ) を定め 期その算定に当たっての考え方を示すこと ( 量の見込み ) 2) 実施しようとする教育 保育の提供体制の確保の内容及びその実施時期 認定区分ごと及び特定教育 保育施設 ( 特定教育 保育施設に該当しない幼稚園を含む ) 又は特定地域型保育事業の区分ごとの提供体制の確保の内容及びその実施時期を定めること ( 確保内容および実施時期 ) 9) 各年度における地域子ど 1) 地域子ども 子育て支援事業の量の見込みを 各年も 子育て支援事業の量の見込度における市町村全域及び各教育 保育提供区域につみ並びに実施しようとする地いて 地域子ども 子育て支援事業の種類ごとの量の域子ども 子育て支援事業の提見込みを定め その算定に当たっての考え方を示すこ供体制の確保の内容及びそのと ( 量の見込み ) 実施時期 2) 実施しようとする地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保の内容及びその実施時期 地域子ども 子育て支援事業の種類ごとの提供体制の確保の内容及びその実施時期を定めること ( 確保内容および実施時期 ) 2

2. 量の見込みと確保方策について 教育 保育提供区域ごとに算出する 量の見込み 確保の内容 を示す調査票のイメージが国から示されています 前述の表の 8) 各年度における教育 保育の量の見込み並びに実施しようとする教育 保育の提供体制の確保の内容及びその実施時期 では 認定こども園 幼稚園 保育園 と 地域型保育事業 の 量の見込み 確保の内容 を 教育 保育提供区域 ごとに示すこととなっています また 9) 各年度における地域子ども 子育て支援事業の量の見込み並びに実施しようとする地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保の内容及びその実施時期 では 子ども 子育て支援において法定事業に位置づけられている13 事業 地域子ども 子育て支援事業 ( 子育て支援拠点事業や利用者支援 放課後児童健全育成事業など ) の 量の見込み 確保の内容 を 教育 保育提供地域 ごとに示すこととなっています このように 教育 保育提供区域は 子育て支援サービスを実施するにあたって共 通の枠組みとして機能することとなります 幼児期の学校教育 保育の見込み量と確保内容のイメージ 提供区域 A 1 号 1 年目 2 年目 2 号 3 号 1 号 2 号 3 号 ~5 年目 1 幼稚園 保育所 認定こども園 (3 5 教育のみ ) (3 5 保育必要 ) (0-2 保育必要 ) (3 5 教育のみ ) 2 規模保育 家庭的保育 居宅訪問型保育 事業所内保育 (3 5 保育必要 ) (0-2 保育必要 ) 1 量の見込み ( 必要利用定員素数 ) 300 人 200 人 200 人 300 人 200 人 200 人 2 確保の内容 認定子ども園 幼稚園 保育園 ( 教育 保育施設 ) 300 人 200 人 80 人 300 人 200 人 150 人 地域型保育事業 20 人 30 人 2-1 0 0 100 人 0 0 20 人 地域子ども 子育て支援事業の見込み量と確保内容のイメージ 提供区域 A 地域子育て支援拠点事業 1 年目 2 年目 3 年目 5 年目 1 量の見込み 3000 人 (8 か所 ) 3000 人 (8 か所 ) 3000 人 (8 か所 ) 2 確保の内容 3000 人 (8 か所 ) 3000 人 (8 か所 ) 3000 人 (8 か所 ) 2-1 0 0 0 事業ごとに記載 3

3. 柳井市の教育 保育提供区域 区域設定の条件としては 地理的条件や現在の教育 保育の利用状況 教育 保育 を提供するための施設の整備の状況を勘案し設定します 区域設定の種類 区域を設定するパターンとしては 以下の4パターンが考えられ 各事業等につい て これらのうちから区域設定を検討する 種別 区域数 備考 学校区 12 区域 ( 学校ごとの区割 ) 柳井 柳東 柳北 日積 伊陸 新庄 余田 柳井南 田 平郡東 平郡西 大畠 中学校区 4 区域 ( 中学校ごとの区割 ) 柳井中 柳井西中 柳井南中 大畠中 行政区単位 9 区域 ( 本庁及び出張所ごとの区割 ) 柳井 日積 伊陸 新庄 余田 伊保庄 阿月 平郡 大畠 市全域 市全体を1つの区域として設定 1 教育 保育サービスに関する区域 幼稚園別の校区別利用状況 ( 幼稚園園児保護者の就労状況等に関するアンケート調査結果から ) 居住地区 ( 学校区 ) 幼稚園名 柳井 柳東 柳北 日積 伊陸 平郡 東 西 新庄 余田 田 柳井 南 大畠 計 柳井 39 7 3 0 0 0 12 4 4 1 0 70 柳美 28 16 3 0 0 0 5 0 3 1 0 56 市外 7 1 1 0 0 0 10 6 1 0 0 26 計 74 24 7 0 0 0 27 10 8 2 0 152 は 中学校区ごとの区割り 利用状況について 幼稚園は市内に2 園で その2 園は柳井校区にしかない 中学校区 行政区も当然として 柳井中校区 柳井にしかない 現状としては 保護者の選択等により 広域に利用している実態が把握できる 4

保育所別の校区別利用状況 ( 平成 26 年 2 月 18 日現在 ) 居住地区 ( 校区 ) 校区 保育所名 柳井 柳東 柳北 日積 伊陸 平郡東 西 新庄 余田 田 柳井南 大畠 計 柳井 ルンビニ 58 16 2 0 0 0 15 2 9 2 0 104 放光 60 139 13 6 0 0 0 9 1 9 1 1 100 羽仁 21 (57.2) 5 0 0 0 0 22 3 6 3 2 62 柳東ルンビニ第二 6 80 (59.7) 柳北若葉 56 7 1 0 0 0 4 0 1 0 15 107 33 (76.7) 日積ひづみ 5 2 0 0 0 0 11 4 12 1 0 124 18 伊陸伊陸 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 1 29 28 (96.6) 0 0 2 0 0 1 32 平郡東西 418(89.5%) 50 新庄新庄 16 0 0 0 0 0 0 1 0 0 67 (35.5) 0 11 1 余田余田 10 2 1 0 0 21 0 2 48 (40.7) 82(48.8%) 41(46.1%) 田 柳井南柳井南 0 0 0 0 0 0 0 0 13 大畠大畠 1 0 0 0 0 0 0 0 2 0 28 (80) 0 41 47 (66.2) 市外市外 9 9 0 0 1 0 6 4 0 0 2 31 243 計 は 中学校区ごとの区割り 134 43 18 29 0 141 27 54 35 71 50 795 5

利用状況について 学校区内にほぼ保育所があるものの 平郡東 平郡西 田校区内には保育所はない 保育所利用者において 学校区内での施設利用率は 高い校区で100% となっているところもあるが 低い校区では35.5% である バスの送迎を行っている保育所(2 園 ) については 広域範囲から通園している実態がある 保育所利用者において 中学校区内での施設利用率は 柳井中校区で89.5% 柳井西中校区は48.8% 柳井南中校区は46.1% 大畠中校区は66.2% となっている 行政単位においては 保育所のない地区( 阿月 平郡 ) もあり 柳井以外は学校区とほぼ似たような区割りとなっている いずれにしても 現在の利用状況をみると 保護者の選択等により 広範囲から通 園している実態がある 区域設定にあたっての視点 事業必要量を求める単位として区域を設定するものであるが 需要動向の把握や施設整備などを円滑に進めるためには ある程度広い単位が求められる 利用者の多様なニーズに応えるためには 柔軟な範囲が求められる 幼児教育 保育に係る区域の設定は とする 6

4. 地域子ども 子育て支援事業 (13 事業 ) に関する区域 ( 案 ) 教育 保育サービスと地域子ども 子育て支援事業は 共通の区域設定とすることが基本となるが 教育 保育サービスと地域子ども 子育て支援事業の各事業では その利用状況や事業展開の単位が異なる 地域子ども 子育て支援事業の各事業の多くが 市域全体で広域的に施設利用や事業展開が行われていることから 市域全体を1つの区域に設定することを基本とし 各事業ごとに 個別で適切な区域を設定し 必要な提供体制を確保していく 事業区域 ( 案 ) 理由 考え方 利用者支援事業 地域子育て支援拠点事業での対応が検討で きるため 地域子育て支援拠点事業同じ区 域設定をする 地域子育て支援拠点事業 地域子育て支援拠点事業は 市内に 7 か所あ るが 市域内で広域的に利用されているた め 市全域を 1 つの区域として設定する 一時預かり事業 保育所で実施している一時預かりは 広域的な利用も多く 市域全体で検討する必要があるため 市全域を1つの区域として設定する 乳児家庭全戸訪問事業 対象者に対する訪問は 市から市域全体に 訪問するため 市全域を 1 つの区域として 設定する 養育支援訪問事業 対象者に対する訪問 支援等は 市域全体 で実施するため 市全域を 1 つの区域とし て設定する ファミリー サポート セ ンター事業 1 カ所設置しており 市域全体の登録や利 用調整などを実施しているため 市全域を 1 つの区域として設定する 子育て短期支援事業 7 利用できる児童養護施設は 周南市にあり 社会福祉課への利用申請の手続きが必要な ため 市全域を 1 つの区域として設定する

事業区域 ( 案 ) 理由 考え方 延長保育事業 病児 病後児保育事業 教育 保育施設の在園児が対象であって 教育 保育サービスの提供と合わせて検討する必要があるため 教育 保育サービスの区域と合わせる 市内の事業実施はないが 市域全体での利用を想定した事業実施を検討しているため 市全域を1つの区域として設定する 放課後児童クラブ 学校区 各児童クラブの利用は ほぼ各学校の在校児童が対象となるため 学校区を区域の単位として設定する 妊婦健診事業 希望する医療機関にて受診するものであり 細かな区域を設定する必要はないため 市全域を1つの区域として設定する 実費徴収に係る補足給付を行う事業 新たに創設された事業で 世帯の所得の状況等を勘案して 教育 保育に必要な物品の購入に要する費用等を助成する事業であり 区域設定が必要と考えにくいため 市全域を1つの区域として設定する 多様な主体が本制度に参入することを促進する事業 新規事業者の参入に関する事業で 本市において事業実施の必要性を検討する必要があるが 区域設定が必要と考えにくいため 市全域を1つの区域として設定する 8