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目次 1. はじめに---------------------------------------------------------------------2 2. ブーム13mの組立て 2-1. 複数のパイプを使用してブーム13mを組立てる---------------------------3 2-2. ブーム13mの両端部を組立てる-----------------------------------------4 2-3. ブーム13mの中心部分を組立てる---------------------------------------5 3. アジャスタブルエレメントユニット (AEU) の取付け位置 3-1. 各 AEUの取付け位置を確認する-----------------------------------------7 3-2. 各 AEUを指定位置に取付ける------------------------------------------ 8 4. ジャンクションボードにジャンクションケーブルを接続する 4-1.KA1-206のケーブル接続方法 ---------------------------------------- 9 4-2.KA1-206のジャンクションボード配線 --------------------------------10 5. ジャンクションボードにジャンクションケーブルを接続する 5-1.KA1-406のケーブル接続方法 ----------------------------------------11 5-2.KA1-406のジャンクションボード配線 --------------------------------12 6. AEUにジャンクションケーブル 同軸ケーブルを接続する 6-1.AEUに搭載されたコネクタについて-----------------------------------13 6-2.AEUに搭載されたコネクタのケーブル接続方法 -------------------------13 7. ジャンクションボックスの組立てとブームへの取付け--------------------------- 14 8. マストクランプについて 8-1. マストクランプの組立てとブームへの取付け----------------------------15 8-2. ケーブル各種の取りまとめをブームへ行う------------------------------16 8-3. マストクランプをマストポールへ取付ける------------------------------17 9. 保守について------------ ーー ------------------------------------------------- 18-1 -

1. はじめに このたびは KA-1 をお買い上げいただきまして まことにありがとうございます 本機は 工人舎が誇る技術を集結して完成したエレメント伸縮式アンテナシステムです シャックに設置した付属のコントローラから SWR 値の調整 アンテナエレメントの長さ調整 アン テナを回転せずビーム方向の反転の遠隔操作が行える画期的なアンテナシステムです ご使用の際はこの取扱説明書をお読みいただき 本機の性能を十分発揮していただくと共に 末長くご 愛用くださいますようお願い申し上げます 尚 本取扱説明書は KA1-206 406 専用となっておりま す また 本機は重量があり デザイン上鋭利な部位もございますので輸送時や組み立て時には十分お気を つけください 使用上の注意事項 * アンテナの組立て 設置を行う前に アジャスタブルエレメントユニット (AEU) の動作確認を行うことを推奨します * 組立には必ず指定の部品 ( ボルト ナット ワッシャー等 ) をお使いください - 2 -

2. ブーム 13m の組立て 2-1: 複数のパイプを使用してブーム 13m を組立てる KA1-206 406 では 13m のブームを使用します ブーム 13m は 9 本のアルミパイプと 2 個のブームトップによって構成されています パイプ同士の組み合わせには ボルト ナット ネジ等を使用しますが これらを取付ける穴は既に工場で加工されています それぞれの組み合わせ箇所のパイプ径と ボルト穴位置を確認してください 径の小さいパイプを大きい径のパイプに差し込んで組立てを行いますが 互いのパイプは隙間無く入る様に設計されていますので取付け箇所を間違う心配はありません ブーム 13m は組立てに使用するパイプが 9 本あり 作業工程が多くなっています 図 1 表 1 を参照して部品構成を確認してください * 注意パイプを差し込んだ時に隙間が大きく出る場合は 組付け合うパイプを間違えている可能性があります その様な時は再度お互いのパイプ径を確認してください 各種ボルト ネジ類は使用する場所によって種類や長さが異なっています 穴位置をしっかりあわせた後に 指定された部品使って固定してください [ 表 1 図 1 参照 ] - 3 -

2-2: ブーム 13m の両端部分の組立て ( パイプ 5610 の組立て ) ブーム 13m の両端部分の組立て方法です 差し込むパイプ同士の隙間が無いことを確認してください 図 2 に従って組立てた部品を二組準備しておきます * 注意工場での部品制作時には細心の注意を払っておりますが パイプの端面部等は尖っている場合があります 組立ての際は軍手等の手袋の使用をお勧めします [ 図 2 参照 ] - 4 -

2-3: ブーム 13m 中心部分の組立 ( パイプ 123 の組立て ) 2-2 で組立てたブーム 13m 先端部 2 本に さらにパイプを追加します 図 3 に従って組立てを行ってください 差し込むパイプ同士の隙間が無いことを確認してください 図 3 の組立てが 2 本完了したら 2 ブームジョイントブーム 55 を中心に左右対称に挟む様にして組付けてください これでブーム 13m の完成です [ 表 1 図 3 参照 ] * ボルト ネジ穴位置を合わせてパイプを差し込む 予め加工されているボルト穴位置を合わせながらパイプを差し込んでください ネジ ボルト穴位置が合っているか確認し 指定寸法のネジ ボルトでしっかり締めてください [ 図 4 参照 ] - 5 -

* ブームに使用するパイプ同士を平行に差し込む 差し込むパイプは平行に真っすぐスライドさせながら差し込んでください パイプが傾いたまま差し込むと太い径のパイプ内側に 細いパイプの端面が引っかかり差し込めない場合があります ネジ ボルト穴位置が合っているか確認し 指定寸法のネジ ボルトでしっかり締めてください [ 図 5 図 6 図 7 参照 ] - 6 -

3. アジャスタブルエレメントユニット (AEU) の取付け位置 3-1: 各 AEU の取付位置を確認する KA1-206 406 におけるアジャスタブルエレメントユニット ( 以下 AEU と称す ) のブームへの取付け位置を説明します 組立てたブーム 13m の指定位置に各 AEU を取付けます 各 AEU の取付け基準は パイプラバー の中心と ブームトップを除いたブーム端部からの寸法となっています [ 図 8 図 9 参照 ] * 注意 図 8(KA1-206) 図 9(KA1-406) に明記されている AEU 取付け位置寸法値は ブーム 13m の両端 ( ブームトップを除く ) を基準にして指示されています ビーム方向に注意して 各 AEU( ラジエータ / リフレクタ / ディレクタ ) を取付けてください この時マストクランプも取付けておくと後の作業がスムーズです マストクランプの取付け位置はブームの中心とは限りません 全ての AEU/ ジャンクションボックス / ケーブル類を取付け ブーム全体の重量バランスを確認してから最適な場所にマストクランプを組付けてください AEU の組立て方法は 別冊子 全モデル共通組立説明書 をご確認ください - 7 -

3-2: 各 AEU を指定位置に取付ける組立てた AEU をブーム 13m に取付けます AEU の組立て方法は別冊子 全モデル共通組立説明書 をご確認ください ブーム 13m の部品構成上 各 AEU は取付け位置によってブームの太さ ( パイプ径 ) が異なる場合があります この時 取付け位置のブーム径によっては使用する 六角ボルトの長さ寸法 が異なるので注意してください 表 2 図 10-1 図 10-2 を確認しながら 各 AEU をブームに取付けてください 最適な六角ボルトを使用しなかった場合 AEU のブームへの固定が不十分になる可能性があります 固定が不十分だと AEU の水平を保持することが難しくなり アンテナの性能が十分発揮できなくなる事も考えられます また AEU の落下にも繋がりかねない為 指定の六角ボルトを使用してください [ 表 2 図 10-1 図 10-2 参照 ] * 注意 ブームの径は Φ49/Φ55/Φ62 の三種類があります それぞれに対応した寸法の 六角ボルト を使用してください - 8 -

4. ジャンクションボードにジャンクションケーブルを接続する 4-1:KA1-206 のケーブル接続方法 *KA1-406 のケーブル接続方法は次項目で説明します 図 11 は概略配線図です AEU とコントローラの接続は ジャンクションボックスを中継して行います 最初に AEU とジャンクションボックス間の配線を行います コントローラとの接続はまだ行いません これは配線中に誤動作が起こると AEU の破損につながる事や コントローラ基板に深刻なダメージを与える事があるので絶対に接続しないでください AEU とジャンクションケーブルは 図 11 の様に接続し ジャンクションボックスはブームに取付けます ジャンクションボックス内の配線は 次頁の 4-2 をご確認ください [ 図 11 図 12 参照 ] - 9 -

4-2:KA1-206 のジャンクションボード上の配線ジャンクションボックスの中にはジャンクションボードが固定されています * ジャンクションボックスの構造に関しては [9 項目 ] を確認してください 各コネクタは 接続するべき AEU とケーブルが決まっています 表 3 図 13 図 14 図 15 に従って接続してください * 注意 A~F はジャンクションケーブルを使用します G~H はコントローラケーブルを使用します [ 表 3 図 13 図 14 図 15 参照 ] - 10 -

5. ジャンクションボードにジャンクションケーブルを接続する 5-1:KA1-406 のケーブル接続方法 図 16 は概略配線図です AEU とコントローラの接続は ジャンクションボックスを中継して行います 最初に AEU とジャンクションボックス間の配線を行います コントローラとの接続はまだ行いません これは配線中に誤動作が起こると AEU の破損につながる事や コントローラ基板に深刻なダメージを与える事があるので絶対に接続しないでください AEU とジャンクションケーブルは 図 16 の様に接続し ジャンクションボックスはブームに取付けます ジャンクションボックス内の配線は 次頁の 5-2 をご確認ください [ 図 16 図 17 参照 ] - 11 -

5-2:KA1-406 のジャンクションボード上の配線 ジャンクションボックスの中にはジャンクションボードが固定されています * ジャンクションボックスの構造に関しては [9 項目 ] を確認してください 各コネクタは接続するべき AEU とケーブルが決まっています 表 4 図 18 図 19 図 20 に従って接続してください * 注意 A~F はジャンクションケーブルを使用します G~H はコントローラケーブルを使用します [ 表 4 図 18 図 19 図 20 参照 ] - 12 -

6. AEU にジャンクションケーブル 同軸ケーブルを接続する 6-1:AEU に搭載されたコネクタについて各 AEU に指定のジャンクションケーブルを接続します ラジエータには同軸ケーブルも接続してください 同軸ケーブルはジャンクションボードを経由しません 直接リグに接続してください 全てのケーブル配線が完了したら コントローラでアンテナの設定を行います 別冊子 VERSA Beam Antenna controller 取扱説明書 を確認し 主要なリグとアンテナの接続設定 を確認してください [ 図 21-1 参照 ] 6-2:AEU に搭載されたコネクタのケーブル接続方法ジャンクションケーブル 同軸ケーブルはワンタッチロック機構が採用されています コネクタに差し込んでからロック機構をしっかり回して取付けてください 各ケーブルのコネクタは防水仕様となっていますが コネクタの取付け部に 自己融着テープ を巻く事を推奨します [ 図 21-2 図 21-3 参照 ] - 13 -

7. ジャンクションボックスの組立てとブームへの取付け ジャンクションボックスの構造 組立て ジャンクションボードに全てのケーブル接続完了後 ジャンクションボックスの組立てとブームへの取付けを行ってください この時 ブームとジャンクションボックスの取付けに使用する U ボルトを完全に締めないでください 各 AEU が取付けられた状態でブーム 13m の重量バランスを確認し マストクランプを取付けてからジャンクションボックスの位置を決定します 位置決定後に U ボルトを完全に締めてください [ 表 5 図 22-1 参照 ] * 注意 ジャンクションボックスをブームに取付ける時は ケーブルがボックスの下方向に出る様にしてください これは雨や雪の侵入を防ぐ為です ボックスに空いている穴三ヶ所からケーブルを出しておきます ボックスでケーブルを挟まない様に注意してください [ 図 22-2 参照 ] - 14 -

8. マストクランプについて 8-1: マストクランプの組立てとブームへの取付け各 AEU ケーブル各種 ジャンクションボックスをブームに取付けた後に マストクランプをブームに取付けます 左右重量のバランスが得られる箇所を確認してマストクランプを取り付けてください 表 6 図 23 を参照してください 最初に ブームサポート MW を M4 10 で マストプレート L に取付けます ブームサポート MW の取付けが終了したら U ボルト 50A M8/ ナット M8/ スプリングワッシャー M8 を使用してブーム 13m に組みつけてください * 注意 マストクランプをブームに取付ける際 マストプレート L の向き ( 上下 / 表裏 ) に注意してください マストプレート L の縁が折り曲がった方をブーム 13m に取付けます マストクランプ L とブーム 13m は 各 AEU が直角になる様に組付けてください [ 表 6 図 23 参照 ] - 15 -

8-2: ケーブル各種の取りまとめをブームに行うマストポールにブームを上げる前にケーブル各種をブームに固定します マストポールに上げてしまうとほとんどのケーブルにテープ あるいは結束バンドを取付ける事が困難になるでしょう 電工用ビニールテープ 自己融着テープ 結束バンド を使用すると便利です * 注意 ケーブル類を折り曲げた状態でテープや結束バンドで留めると断線する危険があります伸ばした状態で留めてください ブームを構成しているパイプが組み合わさっている箇所 ( パイプの切断面が出ている箇所 ) には 各ケーブルをテープや結束バンドで固定しないでください パイプのエッジでケーブルが切られてしまい 断線する可能性があります [ 図 24 参照 ] - 16 -

8-3: マストクランプをマストポールへ取付ける全ての AEU ケーブル各種 ジャンクションボックスの固定とケーブル各種のブームへの取りまとめが終了したら ブームをマストポールへ取付けます 図 25 に従って マストプレート L に ブームサポート MW を取付けます マストポールに取付ける際は U ボルト 50A M8 を使用します マスト径が Φ77 の場合は U ボルト 65A M10 を使用します [ 表 7 図 25 参照 ] * 注意 ブームステー ブームブラケットでブーム 13m を吊る場合は 次項目 ブームステー ブームブラケットの組立て をご確認下さい - 17 -

9. 保守について 故障のときは 本機は すべて厳重な品質管理と厳しい検査により出荷されておりますが 万 - 故障が生じたときは 弊社サービス係りまで その故障状況 不具合内容をできるだけ具体的にご連絡ください 連絡先は下記のとおりです E メール :info@kojinsha.jp 電話 :045-680-1015 ( 平日 9:00~17:00) FAX:045-680-1016 (24 時間受付 ) 郵送 : 231-0025 神奈川県横浜市中区松影町 2-7-21 株式会社工人舎 修理を依頼されるときは トラブルシューティングにしたがって もう一度調べていただき それでも具合の悪いときは 修理依頼の処置をしてください 修理依頼の連絡先は下記のとおりです E メール :info@kojinsha.jp 電話 :045-680-1015 ( 平日 9:00~17:00) 郵送 : 231-0025 神奈川県横浜市中区松影町 2-7-21 株式会社工人舎 - 18 -