217 年 3 月期の連結業績報告 分析 連結損益計算書分析 売上高 6.3% 増 4 兆 7,483 億円 パーソナルセグメントにおけるモバイル通信料収入の増加や auでんき au WALLET Market などのライフデザイン事業の増収に加え バリューセグメントにおける付加価値 ARPA 収入の増加やジュピターショップチャンネル連結化による増収効果などもあり 売上高は 6.3% 増となる4 兆 7,483 億円となりました 4,466 パーソナル +13 バリュー +179 ビジネス +5 グローバル 17 その他 調整 15 +6.3% 4,748 216 217 営業利益 9.7% 増 9,13 億円 モバイル通信料収入や付加価値 ARPA 収入の増加に加え 端末販売コストの削減効果などが 3G パーソナル +55 バリュー +23 ビジネス +11 グローバル 8 その他 調整 + 913 関連の一部遊休設備の減損損失や作業委託費の増加などを吸収し 営業利益は 9.7% 増となる +9.7% 9,13 億円となりました 833 216 217 親会社の所有者に帰属する当期利益 1 株当たり配当金 1.5% 増 5,467 億円 15 円増 85 円 営業利益の増加が 非支配持分利益の増加や 採算性の低い一部海外事業の整理などによるその他の営業外損失を吸収したことなどにより 親会社の所有者に帰属する当期利益は 1.5% 増となる5,467 億円となりました 年間配当金は 15 円増配となる85 円 連結配当性向は38.3% となりました 配当方針については 成長に必要な投資と安定した事業運営を考慮しつつ 連結配当性向 35% 超を維持し 営業利益成長に伴う EPS 成長との相乗効果により 増配を継続していきます 48 KDDI CORPORATION 統合レポート 217
連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売による売掛金の増加などにより 資産は 3,832 億円増となる6 兆 2,638 億円となりました 5,881 有形固定資産 57 無形資産 +77 +6.5% 216 217 資本 3,23 億円増 3 兆 8,491 億円 自己株式の消却により資本剰余金が減少したも 利益剰余金 +358 その他の親会社の 所有者に非支配持分帰属する持分 +56 42 3,849 のの 当期利益の増加に伴う利益剰余金の増加など により 資本は 3,23 億円増となる3 兆 8,491 億円となりました +8.5% 3,547 資本剰余金 7 216 217 有利子負債 D/E レシオ 836 億円減 1 兆 1,516 億円.5pt 減.32 倍 主に 借入金及び社債の返済を進めた結果 有利子負債は 836 億円減となる1 兆 1,516 億円となりました 有利子負債の減少に加え 利益剰余金の増加に伴う親会社の所有者に帰属する持分の増加により D/Eレシオは.5ポイント減の.32 倍となりました KDDI CORPORATION 統合レポート 217 49
217 年 3 月期の連結業績報告 分析 設備投資 / キャッシュ フロー分析 設備投資額 ( 支払ベース ) 連結の設備投資は 121 億円減の 5,194 億円となりました モバイル 13 億円減 3,25 億円固定 その他 9 億円増 1,943 億円 モバイルでは 引き続きデータトラフィック増加に対応した無線基地局および交換設備の新設 増設などの投資を行いましたが 4G LTE(8MHz) エリアの人口カバー率が99% を超え エリア拡大関連の投資が減少したこともあり 13 億円減の3,25 億円となりました 固定では モバイルをはじめとしたデータトラフィック増に対応する固定通信のネットワーク拡充に加え 引き続きFTTH 関連投資を実施し 前期と同水準の1,943 億円となりました 5 25 4 2 3 15 2 1 1 5 13 14 15 16 17 日本基準 IFRS 3G 57 27 11 5 4 LTE 11 26 191 131 114 共通設備他 * 172 141 278 21 27 合計 338 374 479 338 325 13 14 15 16 17 日本基準 IFRS FTTH 43 33 31 24 24 その他 86 165 158 17 17 合計 129 198 189 193 194 * IFRS の任意適用に伴い 215 年 3 月期以降は UQ コミュニケーションズ株式会社を含む キャッシュ フロー フリー キャッシュ フロー 3,72 億円増 5,238 億円 1,6 営業活動によるキャッシュ フローは EBITDA の増益や営業債務及びその他の債務の増加などにより 2,765 億円増の1 兆 1,611 億円の収入となりました 一方 投資活動によるキャッシュ フローは 設備投資の減少に加え 子会社の支配獲得による支出の減少などにより 37 億円の支出減となる6,372 億円の支出となりました これにより 営業活動によるキャッシュ フローと投資活動によるキャッシュ フローを合計したフリー キャッシュ フローは 3,72 億円増となる5,238 億円となりました 8 8 1,6 13 14 15 16 17 日本基準 IFRS フリー キャッシュ フロー 51 226 333 217 524 営業活動によるキャッシュ フロー 524 772 969 885 1,161 設備投資 467 572 668 531 519 その他投資キャッシュ フロー 6 26 32 136 118 EBITDA 96 1,186 1,285 1,411 1,524 5 KDDI CORPORATION 統合レポート 217
217 年 3 月期のセグメント別業績報告 分析 パーソナルセグメント 217 年 3 月期の売上高は モバイル通信料収入の増加に加え auでんき や au WALLET Market などのライフデザイン事業の増収などにより 3.7% 増の3 兆 6,33 億円となりました 一方 営業利益は 3G 関連の一部遊休設備の減損を実施したものの 端末販売コストの削減もあり 8.3% 増の7,111 億円となりました 売上高 営業利益 / 営業利益率 EBITDA /EBITDA マージン 4, 8 (%)4. 1,6 (%) 6. 3, 2, 3,331 3,53 3,633 6 4 547 16.4 657 18.7 711 19.6 3. 2. 1,2 8 1,8 1,163 1,241 32.4 33.2 34.2 45. 3. 1, 2 1. 4 15. 215 216 217 215 216 217 215 216 217 au 通信 ARPA /1 人当たりモバイルデバイス数 au 通信 ARPAは 1 人当たりモバイルデバイス数の伸長に加え スマートフォン浸透率が 3.6ポイント上昇し61.8% となったことなどにより 14 円増の5,83 円となりました 6,( 円 ) ( 台 ) 2. 5,6 5,7 5,72 5,73 5,81 5,84 5,88 5,79 4,5 3, 1.385 1.395 1.45 1.414 1.421 1.425 1.427 1.429 1.5 1. 1,5.5 5,69 5,83 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 216 217 au 通信 ARPA( 左軸 ) 1 人当たりモバイルデバイス数 ( 右軸 ) auスマートバリュー契約数 auスマートバリューは モバイルと固定の相互販売によって顧客基盤の拡大を続けています また auスマートバリュー契約者の解約率は auスマートフォン単独の契約に比べて低水準であり リテンション強化にも貢献しています auスマートバリューの契約数は auスマートバリューの提携パートナーの増加などにより モバイルでは 111 万増の1,266 万契約 固定ブロードバンドの世帯数では 52 万増の624 万契約となりました 1,5( 万 ) 1,2 9 6 3 212 386 358 75 213.3 214.3 215.3 216.3 217.3 固定 モバイル 459 933 572 1,155 624 1,266 KDDI CORPORATION 統合レポート 217 51
217 年 3 月期のセグメント別業績報告 分析 バリューセグメント 217 年 3 月期の売上高は auスマートパス の会員数の増加やau WALLET 決済手数料収入の増加などにより付加価値 ARPA 収入が増加したことに加え ジュピターショップチャンネル株式会社の連結化に伴う増収などにより 66.% 増の4,511 億円となりました 一方 営業利益は ジュピターショップチャンネル株式会社の連結効果に加え オーガニックベースの増益もあり 31.3% 増の959 億円となりました 売上高営業利益 / 営業利益率 EBITDA /EBITDA マージン 5 12 (%) 8. 15 (%)1. 451 4 9 96 6. 12 117 8. 3 2 1 238 272 6 3 53 22.2 73 26.9 21.3 4. 2. 9 6 3 71 85 29.7 31.5 26. 6. 4. 2. 215 216 217 215 216 217 215 216 217 付加価値 ARPA 6( 円 ) 56 付加価値 ARPAは auスマートパス をはじめとするパス系サービスの会員数が着実に増加していることに伴う増収に加え au WALLET Market や au WALLET 決 4 43 43 44 48 47 5 51 済手数料収入などの成長も寄与し 7 円増の 51 円となりました 2 44 51 1Q 2Q 3Q 4Q 216 1Q 2Q 3Q 4Q 217 auスマートパス /auスマートパスプレミアム会員数 auスマートパス におけるあんしんサービスや会員特典施策などへのお客さまからの支持増大に加え お客さまのさらなる体験価値向上を目的としたauスマートパスの進化プラン auスマートパスプレミアム の開始 1,6( 万会員 ) 1,2 8 1,25 1,289 1,447 1,522 (217 年 1 月 ) などにより 前年同月末比 5.2%(+75 574 万 ) 増の 1,522 万会員となりました 4 213.3 214.3 215.3 216.3 217.3 52 KDDI CORPORATION 統合レポート 217
ビジネスセグメント 217 年 3 月期の売上高は 音声通話定額の導入に伴うモバイル通信料収入の減少を 端末販売収入の増加や KDDIまとめてオフィス株式会社などの子会社売上の増加などで補い.8% 増の6,373 億円となりました 一方 営業利益は ソリューション機器原価や販売手数料などが増加したものの 通信設備使用料などが減少したことにより 17.4% 増の721 億円となりました 売上高 営業利益 / 営業利益率 EBITDA /EBITDA マージン 8 1 (%) 25. 15 (%)4. 6 659 632 637 8 76 72 2. 12 129 19 12 32. 4 6 4 11.5 61 9.7 11.3 15. 1. 9 6 19.6 17.3 18.8 24. 16. 2 2 5. 3 8. 215 216 217 215 216 217 215 216 217 グローバルセグメント 217 年 3 月期の売上高は 円高による為替の影響に加え 前年より継続実施している米国コンシューマ事業における採算性の低い事業の整理による収入減少などにより 5.8% 減の2,772 億円となりました 同様に営業利益についても 為替影響や事業整理が影響し 24.9% 減の242 億円となりました 売上高営業利益 / 営業利益率 EBITDA /EBITDA マージン 4 4 (%)4. 5 (%) 25. 3 279 294 277 3 2 32 24 3. 2. 4 3 44 15.1 37 13.4 2. 15. 2 1 1.9 8.7 1. 2 1. 1 1 1 5. 215 216 217 2 15 215 216 217 1 1 215 216 217 KDDI CORPORATION 統合レポート 217 53