Microsoft Word - kaihatsuitaku

Similar documents
業務委託基本契約書

に含まれるノウハウ コンセプト アイディアその他の知的財産権は すべて乙に帰属するに同意する 2 乙は 本契約第 5 条の秘密保持契約および第 6 条の競業避止義務に違反しない限度で 本件成果物 自他およびこれに含まれるノウハウ コンセプトまたはアイディア等を 甲以外の第三者に対する本件業務と同一ま

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

特定個人情報の取扱いに関するモデル契約書 平成27年10月

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

Webエムアイカード会員規約

2. 乙は 前項の変更を行う場合は 変更後の新たな利用規約の内容を甲に通知するものと し 変更後の規約は同通知をもって効力を生じるものとします 第 5 条 ( 個別契約の締結等 ) 1. 個別契約は 乙が乙所定の見積書を甲に提示し 甲が乙所定の注文書を乙に提出し 当該見積書および利用規約の条件に従い

Microsoft Word - syukkou

「マンション電子投票サービス」利用契約書

ソフトウェア使用許諾契約

管理委託契約書

医事業務請負契約書

Microsoft Word - 2-1 契約書

(Microsoft Word - \201iAL\201jAG-Link\227\230\227p\213K\222\350.doc)

合併基本合意書

標準契約書

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

コンサルティング契約書

< F2D30348AEE967B8C5F96F196F18ABC2E6A7464>

贈与税の非課税措置にかかわる証明書等の発行業務約款

Security Z 利用規約 第 1 条 ( 規約の適用 ) 東京ベイネットワーク株式会社 ( 以下 当社 といいます ) は この Security Z 利用規約 ( 以下 本規約 といいます ) に基づき Security Z サービス ( 以下 本サービス といいます ) を提供します 第

訪問介護標準契約書案

宇佐美まゆみ監修(2011)『BTSJ入力支援・自動集計システム』、及び

税研Webセミナー利用規約

 

Microsoft Word - Webyuupuri_kiyaku.rtf

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

< F2D95CA8E86362D B5A8F708E9197BF8DEC90AC8BC696B1>

様式第19号

当社からの電子メール の受信を許諾すること (3) 当社が 会員の電力受給契約情報 本サービスの利用にあたって登録した会員情報等を本規約で定める範囲内で利用することを許諾すること 2 当社は 会員資格を満たす者から第 5 条第 1 項に定める方法による利用申込を受付け

 

第 6 条 ( 従業員の管理と店舗の管理 ) 1 乙は 店舗の業務に従事する従業員について あらかじめ甲の指定する介護予防運動指導員等の研修を受講させなければならない 2 乙は 店舗の管理者 機能訓練指導員等の重要な職務を担当する従業員の決定について甲の承諾を得なければならない 3 乙は 甲の指導お

契約書雛形

5. 当社は 会員に対する事前の通知を行うことなく 本規約を変更できるものとします この場合 本サービスの提供等については 変更後の規約が適用されるものとします 6. 前項の場合 当社は変更前に又は変更後遅滞なく 変更後の本規約を本サイト上にて告知するものとします 第 4 条 ( 本サービスの利用料

とする 4 秘密情報へのアクセス 秘密情報の入手 利用 開示 提供 持出という行為には 秘密情報を記録した媒体へのアクセス及び秘密情報を記録した媒体の入手 利用 提供 開示 持出という行為も含むものとする 5 秘密情報の複製には 同一形式での複写 複製 ( 以下 単に複製という ) 以外にも 電磁的

KUSA1 基本契約書

株式譲渡基本合意書

Microsoft Word - 文書 1

とができます 4. 対象取引の範囲 第 1 項のポイント付与の具体的な条件 対象取引自体の条件は 各加盟店が定めます 5. ポイントサービスの利用終了 その他いかなる理由によっても 付与されたポイントを換金することはできません 第 4 条 ( 提携サービス ) 1. 提携サービスは 次のとおりです

より甲宛に送信処理できる ID (10)(5) の登録情報のうち特定の委託者の登録情報について 処理できる ID 4. 甲は 本サービスの実施にあたって ユーザー ID に本サービスの利用権限を付与するものとし 乙は 甲が別途定める利用権限の範囲内で本サービスの利用をすることができます 5. 甲は

ETCスルーカード規定

労働者派遣基本契約書

Microsoft Word - シャトルロック利用規約+個人情報の取扱いについてver4-1.docx


【PDF】MyJCB利用者規定(セブン銀行用)

株主間契約書 投資事業有限責任組合 ( 以下 A という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 B という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 C といいい A B C を総称し 投資者 といい 個別に 各投資者 という ) と 以下 D という ) と ( 以下 D という ) ( 以下 E といい

第 1 条 ( 規約の適用 ) セキュリティ 360 powered by Symantec サービス利用規約 ( 以下 本規約 といいます ) は 株式会社つなぐネットコミュニケーションズ ( 以下 当社 といいます ) が株式会社シマンテック ( 以下 シマンテック といいます ) のソフトウェ

14個人情報の取扱いに関する規程

3. 乙は 甲に対し 本サービスを介してリンクされるインターネット上のいかなるサイト ( ウイルスその他の有害な要素がないことも含む ) についても保証するものではなく またこれらのサイトにおけるコンテンツ 製品その他の内容についても一切責任を負うものではない 第 6 条 ( 本サービスに含まれるサ

業務委託基本契約書

Microsoft Word - denkijyukyuu doc

平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託契約書 那覇市 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) との間に 平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託 につい て 次のとおり委託契約を締結する ( 業務の委託 ) 第 1 条甲は 平成 30 年度那

委託契約書(案)

2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

( 審査の申請 ) 第 5 条甲は プライバシーマーク付与適格性審査の実施基準 に基づき 付与適格性審査を申請した者 ( 以下 乙 という ) の審査を行う 乙は 甲が定めるところにより 付与適格性審査にかかわる申請書及び申請書類 ( 以下 申請書等 という ) を甲に提出しなければならない 2 乙

特定個人情報委託契約書(案)

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

プライバシーマーク付与適格性審査に関する約款

 

Microsoft Word - 記事データ・利用許諾契約書・代理店・アカデミック用ひな型 2018・7・17

コアサーバーライセンス使用許諾契約書(Secure FTP)

六七八九 生活の質の向上相談 助言教育権監護権 ( 利用料 ) 第 5 条利用者は 前条に定める重症心身障害児 肢体不自由児施設サービスの提供に対して 都道府県が定める障害児施設給付費 障害児施設医療費 肢体不自由児施設給付費 肢体不自由児施設医療費及び重要事項説明書に定める所定の利用者負担額を病院

楽天カード集金代行サービス利用規約 本契約の申込者 ( 以下 利用者 といいます ) は 利用者自身が運営するサービスにおいて 利用者が楽天カード株式会社 ( 以下 当社 といいます ) に対し集金事務を委託すること ( 以下 本契約 といいます ) に関し 本規約の内容が適用されることについて承諾

業務委託基本契約書(原案)

<4D F736F F D208CC2906C8FEE95F182C98AD682B782E98AEE967B95FB906A93992E646F63>

基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス 利用契約書 ( 以下 利用者 という ) と社会福祉法人慈徳会 ( 以下 事業者 という ) は 基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス ( 以下 当施設 という ) が利用者に対して提供する基準該当短期入所サービスについて 次のとおり契約

Microsoft Word - 4|パルシステムWEB-EDIサービス利用規約.doc

第 5 条 ( 成功報酬 ) 成功報酬は 成功結果の売上額に当社の定めるアフィリエイト料率を掛け合わせた額とし アフィリエイト料 率は本サービスの利用申込み時に決定する 第 6 条 ( 成功結果の承認 成功報酬の確定 ) 広告主は 成功結果のあった日が属する月の末日までに 管理画面上の成功結果承認ペ

PASMO付身分証等オートチャージサービス会員規約

OEM 契約書 東京都 A 株式会社 ( 以下 甲 という ) と東京都 B 株式会社 ( 以下 乙 という ) とは 乙によって製造される製品を 甲の商標および商号に基づいて甲の 販売網を通じて販売することを目的とする OEM 取引に関し 次のとおり契約する 第 1 条 ( 定義 ) 本契約書にお

介護老人福祉施設入所約款・契約書

情報信託機能の認定に係る指針 ver1.0 に基づく データ倫理審査会 ( 仮 ) ( 以下 データ倫理審査会 という ) に相当するものを記載 に説明を行い 助言を受けること (4) 注 : 受任者が委任者に対し第三者提供に係る条件等を個別に指定できる機能を提供する場合には その旨を記載 第 条

必要となる教育を行うとともに 実施結果について指定する書面により甲に提出しなければならない 第 10 条乙は 甲がこの特記事項の遵守に必要となる教育を実施するときは これを受けなければならない ( 知り得た情報の保持の義務 ) 第 11 条乙は 本契約の履行に当たり知り得た受託情報を第三者に漏らして

明確認書 を甲に提出する ( かし担保 ) 第 8 条乙は この契約締結後に かくれたかしがあることを発見しても 売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないものとする ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者

注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

配布・印刷用

東レ福祉会規程・規則要領集

Microsoft Word - ヨミダス歴史館利用規定 2017改訂

ANA ビジネスソリューション株式会社教育研修約款 第 1 条 ( 適用の範囲 ) ANA ビジネスソリューション株式会社教育研修約款 ( 以下 本約款 といいます ) は ANA ビジネスソリューション株式会社 ( 以下 甲 といいます ) が各種研修プログラム ( 以下 研修プログラム といいま

ネットワーク保守サービス 契約約款 2016 年 4 月 関西国際空港情報通信ネットワーク株式会社

第 5 条 ( 支払条件 ) (1) 甲 乙双方の 相手方への金銭の支払いは 相手方の金融機関口座に振り込み支払うものとする 尚その際発生する金融機関手数料については 支払い元が負担するものとする (2) 特段の定めがある場合を除き 甲 乙双方の 相手方への金銭の支払いは 毎月月末を締め日とし 翌月

4. 利用期間中であっても デジタル化が含みデジタル化枚数の上限に達したときは 利用契約は終了するものとし 以降甲が本サービスの利用を希望する場合には 第 1 項の規定に基づき利用契約を締結するものとする 第 5 条 ( 本サービスの利用環境と保証 ) 1. 本サービスの提供時間は 24 時間 36

Microsoft Word - MVNO啉åfi†å›²è³¦è²©å£²å¥‚紗紗款+201607ï¼›.docx

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し

アカウントを取得して本サービスを利用するお客様の従業員等をいいます なお お客様は本サービスの使用に際しては Dropbox 利用規約に従い使用者ごとにアカウントを取得する必要があります (10) プラン本サービスの代金の支払方法をいいます 第 2 条 ( 本サービス利用のための手続き ) 1. お

-EM Wi-Fi SPOTサービス規約-

-EM Wi-Fi SPOTサービス規約-

業務提携契約書

す (1) 入会申し込みを行った者 ( 以下 申込者 といいます ) が 1 種類以上の対象サービスに係る契約者でないとき (2) 以下に記載する対象サービスの契約回線数またはチャネル数がそれぞれ100 以上あるとき 対象サービス 1 auスマートフォンとauケータイの合計 2 auタブレットとau

3 乙は 業務従事者が本誓約に基づき課される守秘義務に違反した場合は 乙が本誓約に違反した ものとして その責任を負うものとする ( 乙による具体的措置の実施 ) 第 4 条乙は 業務従事者に対して入手した秘密情報を本件に必要な限度で開示 提供するものとする 2 乙は 甲の求めに応じて 業務従事者の

情報提供 使用許諾契約書 株式会社東京証券取引所 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 甲の相場報道システムから乙が直接又は間接に提供を受ける情報又はその編集若しくは加工情報を使用することに関し 次の通り情報提供 使用許諾契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条甲は 長年の間

標準様式 1( 収集 運搬用 ) 産業廃棄物収集 運搬委託契約書 収入印紙 排出事業者 : ( 以下 甲 という ) と 収集運搬業者 : ( 以下 乙 という ) は 甲の事業場 : から排出される産業廃棄物の収集 運搬に関して次のとおり契約を締 結する ( 法の遵守 ) 第 1 条甲及び乙は 処

プロジェクター延長修理保証サービス規約

保健福祉局地域福祉課

Microsoft Word - 講座コンテンツ提供規約_ docx

( 通知義務 ) 第 5 条甲又は乙は 次に掲げる事項について変更するときは 相手方に対し事前に文書をもって通知しなければならない (1) 旅行業法施行規則に定める業務の範囲 (2) 本社の所在地 (3) 商号又は屋号 ( 約款 標識の掲示義務 ) 第 6 条乙は 受託営業所に甲の旅行業約款 ( 募

2. 本サービスの申込者において 本規約に反する事由 本サービスへの申込みが適当でない と当社が判断する事由等がある場合には 当社は 本サービスへの申込みを承諾しないこ とがあります 第 5 条 ( 利用契約の成立時期 ) 1. 当社が当該申込みを承諾したときに利用契約が成立するものとします ネット

Transcription:

開発委託基本契約書 X( 以下 甲 という ) と Y( 以下 乙 という ) とは 甲の乙に対する委託業務に関し ここに以下のとおり基本契約を締結する 第 1 条 ( 目的 ) 本契約は 甲が社内情報システムの設計 開発業務 ( 以下 本業務 という ) を乙に委託するにあたり 甲 乙間にて合意した事項を明確にすることをその目的とする 第 2 条 ( 業務の範囲 ) 甲が乙に委託する業務 ( 以下 本件業務 という ) は 以下の各業務の全部または一部から構成されるものとする (1) 企画支援業務甲の情報システム構想およびシステム化計画等の立案に関し 甲が情報システム構想書 システム化企画書等 ( 以下 企画書等 という ) の作成を行うに際し 乙が甲の必要とする支援作業を行うこと (2) 基本設計業務システム要件の分析と定義およびシステム方式設計 業務詳細設計 処理方式設計等に関する作業を行うこと (3) システム構築業務上記基本設計に基づきシステム開発を行うこと (4) ソフトウェア作成業務本契約に基づくシステム上で使用するソフトウェアの詳細設計 プログラミング 単体テスト 接続テスト 総合テスト等に関する作業を行うこと 業務の内容が多岐にわたる場合には 別紙のとおりと記載して 契約書の後ろに別紙を添付する方法を用いることになります 業務の内容が網羅できる場合には この条項に直接記載をしても構いません 第 3 条 ( 契約期間 ) 本基本契約の有効期間は 平成 年 月 日から平成 年 月 日までとし 甲乙いずれか一方より期間満了 ケ月前までに書面による解約の申し出のない限り 以後 年ずつ自動的に更新するものとする 契約期間を定める場合には 始期及び終期 自動更新の有無についても記載をします 第 4 条 ( 個別契約の締結 ) 甲および乙は 本基本契約に基づき 各個別業務ごとに 個別契約を締結するものとする 個別契約は 委託する具体的な業務 ( 以下 本件業務 という ) の内容 成果物の仕様 委託金額 ( または 単価 工数 ) 支払条件 作業期間 ( または 納期 ) 検収条件 責任者 資料等の提供 保障期間等の必要な事項 1/8

を記載するものとする また 個別契約で本基本契約と異なる定めをした場合には 原則として個別契約が基本契約に優先するものとする 個別契約の条項をこの条項に直接記載をしても構いません 第 5 条 ( 契約の履行 ) 甲および乙は 本件業務遂行にあたって相互に基本契約および個別契約に従い誠意をもって協力実施していくものとする 第 6 条 ( 完全合意 ) 本基本契約は 締結日現在における甲 乙両者の合意を規定したものであり 本基本契約以前に甲 乙間でなされた協議内容 合意事項あるいは一方当事者から相手方に提供された各資料 申し入れ等と本基本契約の内容とが相違する場合は 原則として本基本契約が優先するものとする 第 7 条 ( 権利義務の譲渡 ) 甲乙双方とも 本基本契約によって生ずる権利または業務を第三者に譲渡または継承させてはならない ただし相手方の書面による事前の承諾を得た場合には この限りではない 受託料の請求権を第三者に譲渡されてしまうと 見知らぬ第三者から請求を受けるなどして法律関係が複雑化する恐れがありますので当規定を設けておいても良いでしょう 第 8 条 ( 業務責任者および統括責任者 ) 1. 甲は本件業務を委託するにあたり 業務責任者を選任し乙に連絡するものとする 業務責任者は甲を代表して乙と協議する等 本件の委託業務全体を管理するものとする 2. 乙は本件業務を受託するにあたり 統轄責任者を選任し甲に届け出るものとする 統轄責任者は本件業務の作業要領と作業計画につき 乙を代表して甲と協議のうえ本件業務を遂行する権限を有し かつ本件業務を担当する乙の技術者を統轄し指揮監督するものとする 第 9 条 ( 進捗報告会 ) 1. 甲および乙は 本件業務が終了するまでの間 その進捗状況の報告 問題点の協議 解決その他本件業務が円滑に遂行できるよう必要な事項を協議するため定期的に進捗報告会を開催するものとする なお 進捗報告会の開催の頻度については甲乙にて別途協議のうえ定めるものとする 2. 進捗報告会には甲の業務責任者と乙の統轄責任者 および甲乙双方の関係者が出席するものとする 3. 甲および乙は 進捗報告会の議事内容 決定事項について議事録を作成し 2/8

それぞれ一部保有する 4. 甲および乙は 本件業務遂行に関し進捗報告会にて決定された事項について これに従わなければならない 進捗状況を把握できるような規定を設けておくこともできます 第 10 条 ( 委託料および支払方法 ) 1. 甲は 乙に対し 本件業務の対価として 個別契約で定めた委託料を個別契約で定めた方式で支払うものとする 2. 本件業務の実施中に作業依頼内容の変更 または業務量の増大などにより契約締結時の諸条件が著しく変化した場合には 前項の対価を甲乙協議のうえ書面にて合意した場合には これを改定することができる 基本契約である当契約書に明示することも可能です 第 11 条 ( 事務所および機器の使用 ) 1. 甲は乙が本件業務遂行に必要な範囲で 事務所ならびに機器および什器 備品資材等 ( 以下 機器等という ) を無償にて乙に使用させるものとする 乙が甲の事務所で作業を行う場合は これに伴う光熱費は 甲が負担するものとする 2. 乙は 事務所ならびに機器等の使用にあたっては 安全管理 公序良俗等に関する甲の諸規則を遵守するものとし 善良なる管理責任者の注意をもって使用するものとする 3. 乙は 事務所ならびに機器等を本件業務遂行のためにのみ使用するものとし 本件業務終了後 また甲から使用中止および返却の要求があった場合には速やかに使用の中止および甲への返却を行わなければならない 第 12 条 ( 検査 ) 1. 甲は 乙より成果物の納入がなされた日から個別契約にて定めた期間内に受入検査を行い 過誤その他瑕疵があった時は直ちに乙に通知し 乙は速やかに無償で成果物の修補を行う 2. 過誤その他瑕疵の修補後再納品された成果物の検査についても前項と同様とする 3. 本条第 1 項に定めた期間を過ぎてもなお甲から乙に通知されない時は 乙は当該成果物が甲の検査に合格したものと見なすことができる 4. この検査の合格をもって 甲の検査は完了したものとする 3/8

検査を行う必要があるときは この条項を設けておきます また 不合格とされた場合の処置も定めておきましょう 第 13 条 ( 瑕疵担保責任 )=( 品質保証期間 ) 1. 乙は 成果物が所定の仕様どおり開発されており 所定の稼働環境で使用された場合良好に稼働することを保証する 2. 本件業務の成果物について所定の仕様との不一致が発見された場合は 甲および乙は当該不一致の原因について協議を行うものとし 協議の結果当該不一致が乙の責に帰すべき場合は 第 12 条の検査合格の日から 年間の瑕疵担保責任を負い 無償で成果物の修補を行う 3. 納入後に甲が独自に成果物に対して機能追加 変更 訂正などを行なった場合の瑕疵については 乙はその責を免れるものとする 定めがなければ民法の規定となります cf. 民法 5663 570 第 14 条 ( 法律上の責任 ) 乙は本基本契約に基づく本件業務の完成について 事業主としての法律上のすべての責任を負うものとする 第 15 条 ( 第三者委託 ) 1. 乙は 甲から受託した本件業務の一部または全部を 甲の書面による事前承認のもと第三者 ( 以下 丙 という ) に再委託を依頼することができるものとする ただし 再委託を行った場合でも 乙の本契約上の権利義務は従前通り存続する 2. 乙は再委託先を選定する際 最大限の注意をもって丙の健全性 信頼性 技術力等を総合的に判断するものとし 丙が公序良俗に反する会社 団体もしくはその会社 団体と密接な関係にある会社 団体と認められる場合には 再委託先になり得ないものとする 受託者にだけ委託業務を行ってほしい時には 再委託の禁止 の規定を設けます 第 16 条 ( 秘密保持 ) 乙は 本件業務を履行するにあたり 甲から開示された秘密情報ならびに本件業務に付随して知り得た秘密情報の取扱いについては 別途締結する秘密保持契約に従い その秘密保持に万全を期すものとする 秘密保持契約書 の作成にまでは至らず 単に注意を喚起する効果を得たい場合 第 17 条 ( 損害賠償 ) 4/8

1. 甲は 乙の本件業務遂行上 乙または乙の従業員等の故意 過失により甲の業務運営に著しい支障をきたした場合 または甲の機器等を破損した場合 および正当な理由なくして本基本契約の履行を怠った場合には 損害賠償を請求できるものとし その詳細は 別途甲乙協議し取り決めるものとする 2. 甲乙双方とも 相手方の責に帰すべき事由により自らの情報が第三者に漏洩して生じた損害について 賠償を求めることができるものとし その詳細は 別途 甲乙協議して取り決めるものとする 損害賠償の予定額を予め定めておくことも可能です 第 18 条 ( 非常時の協力義務 ) 乙が本件業務遂行中に 火災等の非常事態が発生したときは 乙は甲に協力して乙の使用する機器 資料等の損害を最小限度に止めるよう努力しなければならない 第 19 条 ( 不可抗力 ) 乙に不測の事態が発生し 本件業務の遂行が不可能になったときには 乙は直ちに甲に報告するとともに 適切な措置を講じ甲の業務に支障をきたさないよう努力しなければならない 第 20 条 ( 従業員等の管理 ) 乙は本件業務を担当する従業員等に関し 使用者として法律に規定されたすべての義務を負う また 乙は乙の技術者が本基本契約に定める事項を遵守するよう指導監督し 管理する業務を負うものとする 第 21 条 ( 乙の作業場所 ) 乙の作業場所は 甲が指定し管理する事務所 あるいは乙の事業所であって 別途乙から甲に通知する場所に限定するものとする 第 22 条 ( 規則の適用 ) 乙は 乙の技術者に対していかなる作業場所においても 乙の就業規則を適用するものとする ただし 乙の技術者が甲の事務所内で作業を行う場合 必要があれば甲乙協議して別途これを定めるものとする 第 23 条 ( 監査の権利 ) 1. 乙の作業場所が 乙の事務所の場合 甲は乙の作業状況 ならびに機密保持契約書に定めた機密情報の取扱状況を乙の統轄責任者より聴取 または報告を求めることができるものとする 2. 甲が乙の管理状況の聴取 報告を求める場合 甲は乙に対して事前に実施時期を通知するものとする 乙は 甲より通知を受けた場合には これに応じなければならない 5/8

3. 聴取 報告の結果 乙の管理不備が認められた場合は 甲は乙の作業場所の立入検査を実施できるものとする また 乙は速やかに必要な処置を講じなければならない 4. 前 3 項にかかわらず 甲は 必要と認められる場合 乙の作業場所の立入検査を行うことができるものとし その詳細は 事前に甲乙協議するものとする 本件立入検査の結果 乙の管理不備が認められた場合は 乙は速やかに必要な処置を講じなければならない 第 24 条 ( プログラム等の所有権 ) 本件業務の遂行の結果得られたプログラム 設計書および仕様書の所有権は 甲より乙に委託料金が完済されたときから甲に移転する 所有権の移転時期について明確にしておきます 第 25 条 ( 知的財産権 ) 1. 本件業務に伴い発生した発明 考案等 ( 以下 発明等 ) から生じた特許権 ( または 特許を受ける権利 ) 実用新案権 ( 以下 特許権等 ) の帰属は 別段の定めのない限り以下の通りとする (1) 甲が単独で行った発明等から生じた特許権等については 甲単独に帰属するものとする (2) 乙が単独で行った発明等から生じた特許権等については 乙単独に帰属するものとする (3) 甲および乙が共同で行った発明等から生じた特許権等については 甲乙共有とする 甲または乙は 相手方以外の者に対して 当該特許権等にかかる発明の実施を許諾するときは 相手方の同意を得なければならない 2. 乙が従前より保有する特許権等を成果物に適用した場合 および前項第 2 号により乙に帰属する特許権等が生じ これが成果物に適用されている場合には 乙は甲に対し 当該特許権等について 甲が自ら成果物を使用するために必要な範囲で 無償で使用許諾するものとする 3. 成果物に関する著作権の帰属については 個別契約に別段の定めのない限り 以下のとおりとする (1) 甲または乙が従前より有していたドキュメント プログラムの著作権は それぞれ甲または乙に帰属するものとする ただし 乙は甲に対し 甲が成果物を使用するために必要な範囲で 著作権法に基づく利用を無償で許諾するものとする (2) 本件業務に伴い新たに発生したドキュメント プログラムの著作権は 第 24 条 ( プログラム等の所有権 ) に定める所有権の移転をもって乙から甲に譲渡するものとする 4. 乙は前項に基づき甲に著作権を譲渡し あるいは甲に無償で著作権法に基づく利用が許諾された成果物に関し 著作者人格権をあらかじめ放棄するもの 6/8

とする 5. 成果物に関し 第三者の特許権等あるいは著作権を侵害するものとして 当該第三者との間で紛争が生じた場合には 乙はその責任においてこれを処理解決するものとする ただし 当該権利侵害が甲の責に帰すべき事由に基づき 乙の責に帰すべき事由に基づかない場合には 乙は紛争解決の責を免れるものとする ソフトウェア開発の場合 著作権等の知的財産権が発生するため 取り決めをしておきます 第 26 条 ( 保守 点検 ) 甲は 乙に対し 保守費用及び保守範囲につき協議の上 以下の各号に定める保守業務を行わせることができる (1) 本件システムの運用又は使用に関する技術的サポート (2) 新機能の追加 その他本件システムの改良のための技術サポート 第 27 条 ( 解約 ) 1. 甲乙いずれか一方が相手方に少なくとも ケ月の予告期間を設けて書面で通告することにより本基本契約を解約することができる 2. 一方の当事者に次の事由があった場合は 一方当事者が他方当事者に書面により催告したのち 日を経過しても是正されなかった場合には本基本契約および個別契約を解約することができる (1) 一方の当事者の故意または過失により他方の当事者に重大な損害を与えたとき (2) 一方の当事者が正当な理由なく契約の履行を怠ったとき (3) その他一方の当事者が本基本契約または個別契約の条項に違反したとき 3. 第 23 条 ( 監査の権利 ) に定める管理状況の聴取 報告 立入検査の結果 乙に管理不備が認められ 甲が乙に書面により改善を求めたのち 日を経過しても乙に改善が認められないと甲が判断する場合には 甲は本基本契約 個別契約を解約することができる 4. 一方の当事者に次の事由があった場合は 本基本契約 個別契約を即時に解約することができる 差押 仮差押 仮処分 公売処分 租税滞納処分 その他これに準ずる処分を受け 会社更生法手続の開始 破産もしくは競売の申し立てを受け または自ら民事再生手続 会社更生手順の開始もしくは破産の申し立てをしたとき 第 28 条 ( 存続条項 ) 本基本契約が終了したのちも 第 16 条 ( 秘密保持 ) 第 17 条 ( 損害賠償 ) 第 25 条 ( 知的財産権 ) および本条は存続するものとする 7/8

第 29 条 ( 準拠法 ) 本基本契約および個別契約は日本法を準拠法とし かつこれに従い解釈されるものとする 第 30 条 ( 管轄裁判所 ) 本基本契約または個別契約から生ずる甲乙間の争いについては 地方裁判所を管轄裁判所とする 第 31 条 ( 規定のない事項の取扱い ) 本基本契約もしくは個別契約に定めなき事項および解釈の疑義については 法令の規定ならびに一般慣行に従うほか甲乙誠意をもって協議解決をはかるものとする 以上 本基本契約の成立を証するため 本書を 2 通作成し 甲と乙が署名または記名捺印のうえ それぞれその 1 通を保有する 平成年月日 ( 甲 ) ( 乙 ) 以上 本基本契約の成立を証するため 本書を 2 通作成し 甲と乙が署名または記名捺印のうえ それぞれその 1 通を保有する 平成年月日 ( 甲 ) ( 乙 ) 8/8