千代田区開発事業に係る住環境整備推進制度要綱

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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個人情報の保護に関する規程(案)

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

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( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

作成を行う再開発準備組織および当該基本計画等の作成のうちコーディネート業務を行う T M C エまちなみデザイン推進事業の施行に関し, 良好なまちなみ形成方策等に係る検討を行う協議会組織 ( 補助の対象等 ) 第 3 条市長は, 市街地再開発事業等の施行者に対し予算の範囲内において, 次の各号に掲げ

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

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都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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(1) 法第 14 条第 3 項の規定に基づく 措置を命じられている場合 (2) 不動産販売 不動産貸付又は駐車場貸付等を業とするものが当該業のために行う除却工事である場合 (3) 国 地方公共団体その他の団体からこの要綱に基づく助成と同種の助成を受けている場合 ( 助成対象者 ) 第 5 条この要

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

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あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

日付:平成22年6月15日

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国立市まちづくり条例について 国立市まちづくり条例とは まちづくりにおける市民参加の仕組みや開発事業の手続及び基準を定めることにより 国立市都市計画マスタープランにおけるまちづくりの将来像の実現に寄与することを目的とする条例です 本条例における主な手続き等については以下及び 4ページから 7ページの

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1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

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美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

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横浜市市民活動推進条例の全部改正

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

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Taro-03_H3009_ただし書同意基準

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

豊中市ブロック塀等撤去補助金交付要綱 平成 30 年 8 月 10 日実施 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 本市の区域内に存する道路に面するブロック塀等の撤去を実施する者に対し 豊中市ブロック塀等撤去補助金 ( 以下 補助金 という ) を交付することについて必要な事項を定め もって地震等により

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

函館市工業団地土地の貸付け実施要綱

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第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

門真市まちづくり基本条例制定の趣旨門真市では 門真市自治基本条例を制定し 公民協働によるまちづくりを進めています また 本市では 高度経済成長期に都市化が急速に進み 狭い道路や小規模な住宅などが無秩序に開発された経緯があり 現在それらの多くが更新時期にさしかかっていることから まちづくりに関するより

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3 この条例において 幼児 とは 1 歳に達する日の属する月の翌月の初日から6 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 4 この条例においては 児童 とは 6 歳に達する日以後の最初の4 月 1 日から15 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう 5

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宝塚市条例第 33 号宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章市街化調整区域において行うことができる開発行為及び建築物の新築等 ( 第 3 条 第 4 条 ) 第 3 章北部地域において行うことができる開発行為及

静岡市の耐震対策事業

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(9) 耐震シェルター等設置工事耐震診断の結果又は既存住宅性能評価により 倒壊の危険性があると判断された既存木造住宅における耐震シェルター等の設置工事 ( 第 10 号に規定する低所得者等が所有する木造住宅について 別表第 3に定める耐震基準を確保するために行うものに限る ) をいう (10) 低所

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弘前市告示第   号

1

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

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東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

旅館業 風俗営業及び店舗型性風俗特殊営業等の 用途に供する建築物の建築等の規制に関する条例 沿革 平成 25 年 7 月 10 日条例 3 号 [1] 平成 28 年 7 月 14 日条例 4 号 [2] ( 平成 16 年 9 月 29 日 ) ( 西宮市条例第 5 号 ) ( 目的 ) 第 1

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

費 ( 浄化槽を当該事業と併せて設置する場合は 当該集会所の便器から当該浄化槽までの配管に係る経費を含み 工事に要する費用に限る ) (4) 耐震診断事業自治会等がその所有する集会所に係る耐震診断を行う場合に要する経費 ( 補強ブランの作成費を含む ) 2 一の増改築工事が 前項第 2 号に掲げる事

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松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

議案第4号

よこはまウォーキングポイント事業実施要綱 制定平成 26 年 8 月 20 日健保事第 1631 号 ( 局長決裁 ) 最近改正平成 30 年 9 月 28 日健保事第 2150 号 ( 局長決裁 ) ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 歩数計及びスマートフォン歩数計アプリ ( 以下 スマホアプリ

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第3章 附置義務駐車場の台数                     

生駒市水洗便所改造資金融資あっせん要綱

Taro-議案第13号 行政手続条例の

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( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

ちづくり花苗等支給申請書 ( 式第 1 号 ) に次に掲げる書類を添えて市長に申請しなければならない (1) 植栽等の実施箇所の写真 (2) その他市長が必要と認める書類 2 前項の規定による申請の回数は 各年度につき 一の申請者当たり2 回を限度とする ( 花苗等の支給決定 ) 第 6 条市長は


市川三郷町住宅リフォーム助成金交付要綱

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

Transcription:

千代田区開発事業に係る住環境整備推進制度要綱 平成 28 年 6 月 3 日 28 千環住宅発第 137 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 5 条 ) 第 2 章地域貢献住環境整備 ( 第 6 条 第 10 条 ) 第 3 章開発協力金 ( 第 11 条 第 13 条 ) 第 4 章補則 ( 第 14 条 第 17 条 ) 附則 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 千代田区住宅基本条例 ( 平成 4 年千代田区条例第 10 号 ) の規定に基づき まちづくりの推進と連携し 良質な住宅の供給と良好な住環境の整備を図るため 開発事業者と千代田区 ( 以下 区 という ) が協議を行い もって多様な人々が住み支え合う生活都心の実現に資することを目的とする ( 用語の定義 ) 第 2 条この要綱において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 開発事業に係る住環境整備推進制度地域貢献住環境整備及び開発協力金の仕組みをいう (2) 地域貢献住環境整備現在及び将来にわたる区民の良好な住生活の基盤となる良質な住宅の供給や 区民の福祉又は利便のために必要な施設等で良好な住環境の形成に寄与するものの整備であって この要綱に基づき開発事業者による地域貢献として実施されるものをいう (3) 地域貢献整備施設地域貢献住環境整備によって整備される住宅 施設 設備等をいう (4) 開発協力金地域貢献住環境整備に代えて 区に対して寄付される寄附金をいう (5) 大規模建築物次のア又はイに掲げる規模の建築物をいう ア敷地面積が500m2以上の建築物イ延べ面積が3,000m2以上の建築物 ただし 同一敷地内に2 以上の建築物がある場合においては その合計とする (6) 開発事業都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 4 条第 12 項に定める開発行為及び建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 2 条第 13 号に定める建築 ( 新築 増築 改築及び移転 をいう 以下 建築 という ) をいう (7) 開発事業者前号の開発事業により大規模建築物の建築を行う者をいう 1

(8) 工事施行者等第 5 号の大規模建築物に係る設計者 工事施行者及び工事監理者をいう (9) 住居系の用途地域都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号に規定する用途地域のうち 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域 第二種中高層住居専用地域 第一種住居地域 第二種住居地域及び準住居地域をいう (10) 商業系の用途地域都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号に規定する用途地域のうち 近隣商業地域及び商業地域をいう 2 前項各号に定めるもののほか この要綱で用いる用語の意義は 都市計画法 建築基準法その他の開発事業関係法令等に定めるところによる ( 適用範囲 ) 第 3 条この要綱は 大規模建築物の開発事業に適用する ただし 次の各号のいずれかに該当する建築物の開発事業については この限りでない (1) 仮設等による短期的利用を目的とした建築物 (2) 国又は公共団体が行う事業に係る建築物 (3) 前 2 号に掲げるもののほか これらに準ずるものとして千代田区長 ( 以下 区長 という ) が特に認める事業に係る建築物 ( 開発事業者の責務 ) 第 4 条開発事業者は この要綱の目的達成のため 大規模建築物の建築を計画するにあたっては 区長の指導及び要請に協力するとともに 当該開発区域のまちづくりの推進と連携し 周辺区域と調和する良質な住宅の供給及び良好な住環境の整備に積極的に努めなければならない ( 工事施行者等の協力義務 ) 第 5 条工事施行者等は 前条に規定する開発事業者の責務を認識し 大規模建築物の建築計画及び工事等にあたっては 開発事業者とともに当該開発区域及び周辺区域の良好な住環境の整備に協力しなければならない 第 2 章地域貢献住環境整備 ( 地域貢献住環境整備 ) 第 6 条開発事業者は 次の各号に定めるところにより 開発事業にあわせて 当該開発区域において 地域貢献住環境整備を実施するものとする (1) 地域貢献整備施設の用途に供するべき面積は 開発区域に指定されている用途地域に応じて 住居系の用途地域においては延べ面積の10% 以上 商業系の用途地域においては延べ面積の5% 以上とする (2) 当該開発区域が2 以上の異なる用途地域にわたる場合の地域貢献整備施設の用途に供するべき面積は 敷地の過半の属する区域に指定されている用途地域に応じて 住居系の用途地域である場合は延べ面積の10% 以上 商業系の用途地域である場合は延べ面積の5% 以上とする (3) 当該開発区域が 千代田区街づくり方針 ( 昭和 62 年 10 月決定 ) に定める地域区分 ( 別表 ) 2

のうちD 地域に存する場合の地域貢献整備施設の用途に供するべき面積は 用途地域の区分にかかわらず 延べ面積の2.5% 以上とする (4) 前 3 号の規定にかかわらず 当該開発事業によって建築される大規模建築物の主たる用途が住宅 ( 延べ面積の80% 以上を住宅の用途に供する建築物 ) である場合の地域貢献整備施設の用途に供するべき面積は 延べ面積の3,000m2を超える部分の5% 以上とする 2 前項各号に基づき算出する地域貢献整備施設の用途に供するべき面積に1m2未満の端数が生じた場合は これを四捨五入する 3 第 1 項各号の規定に基づき算出した地域貢献整備施設の用途に供するべき面積が2,500m2を超える場合は その面積を2,500m2とする 4 前 3 項の規定にかかわらず 区長が特に必要と認める場合は 別に定めるところにより当該面積要件を変更し 又は適用しないことができる ( 地域貢献整備施設の適切な管理 ) 第 7 条開発事業者は 地域貢献整備施設を適切に管理し 原則として 10 年以上は当該施設が他の 用途に転用されないようにするものとする ( 地域貢献住環境整備の特例 ) 第 8 条開発区域内で第 6 条の地域貢献住環境整備を実施することが困難であり 区長がやむを得ないと認める場合には 開発事業者は 開発事業と同一時期 ( 次条第 4 項の規定による合意書の締結の日から起算して2 年以内をいう ) に 区内の他の敷地において実施する地域貢献住環境整備をもって 開発区域において実施すべき地域貢献住環境整備の全部又は一部に代えることができる ( 事前協議 ) 第 9 条開発事業者は 開発事業を行おうとするときは 当該開発事業に必要な法定手続 ( 開発行為許可 総合設計許可 建築確認及び計画通知 をいう 以下 法定手続 という ) に係る申請書の提出前に この要綱に基づく地域貢献住環境整備について 区長に届け出て協議を行うものとする 2 区長は 前項の届出がなされていない開発事業については 届け出て協議するよう促すものとする 3 第 1 項の届出があったときは 区長及び開発事業者は 遅滞なく協議を開始し 当該協議が成立するよう互いに努めるものとする ( 合意書 ) 第 10 条協議が合意に達したときは 区長及び開発事業者は 当該合意事項について合意書を2 通作成し 各自 1 通ずつ保有するものとする 2 開発事業者は 前項の規定により合意書を作成した後に法定手続を開始することができる 3 開発事業者は 第 1 項の規定により作成した合意書に記載された合意事項を誠実に履行するものとする ( 合意内容の変更 ) 第 11 条開発事業者の変更又は追加があったとき 変更後の又は追加された開発事業者は 前条第 3

1 項の規定により作成した合意書に記載された合意事項を承継するものとする 2 前条第 1 項の規定により作成した合意書の内容等を変更する場合は 次の各号に定めるところによる (1) 合意書の合意事項 ( 軽微なものを除く ) を変更する場合は 開発事業者は 区長と新たに第 9 条第 3 項の規定に基づく協議を行い 合意書を作成するものとする (2) 合意書の合意事項 ( 軽微なものに限る ) を変更し 又は開発事業者若しくはその代表者を変更若しくは追加する場合は 開発事業者 ( 開発事業者の変更又は追加があったときは 変更後の又は追加された開発事業者 ) は 区長に対し 別に定める変更報告書を提出する ( 履行完了報告及び確認 ) 第 12 条開発事業者は 地域貢献住環境整備に係る工事が完了したときは 別に定める手続により 速やかに区長に報告するとともに 区長の確認を受けなければならない 第 3 章開発協力金 ( 開発協力金の拠出 ) 第 13 条開発事業者は 前章の規定にかかわらず 開発区域及び区内の他の敷地において 地域貢献住環境整備を実施することが困難であり 区長がやむを得ないと認める場合には 開発協力金の拠出をもって 開発区域において実施すべき地域貢献住環境整備の全部又は一部に代えることができる 2 開発協力金の額は 第 6 条第 1 項各号に規定する地域貢献整備施設の用途に供するべき面積に 同面積 1m2につき20 万円の単価を乗じて得た額とする 3 開発協力金の拠出については 第 9 条の事前協議において定め 第 10 条第 1 項に規定する合意書を作成するものとする ( 開発協力金の使途 ) 第 14 条開発協力金は 良質な住宅の供給及び良好な住環境の整備を推進するため 次の各号の事業に要する費用に充当するものとする (1) 生活都心の形成に向けた住環境整備の推進に係る事業 (2) 地域課題の解決等に資する住宅の供給の推進に係る事業 (3) その他多様な人々が住み支え合う生活都心の形成に資する事業等で 区長が特に必要と認めるもの ( 基金への拠出 ) 第 15 条区長は 開発事業者が拠出した開発協力金を千代田区社会資本等整備基金に繰り入れ 経理を明確にしなければならない 2 区長は 開発協力金を安全かつ確実に管理するとともに 有利な運用を図り 原則として前条各号の使途に充当するものとする 第 4 章補則 ( 調査及び報告 ) 第 16 条区長は この要綱の目的を達成するために必要な調査を行い 又は開発事業者及び工事施行者等 ( 以下 開発事業者等 という ) に報告を求めることができる 4

( 要請 指導及び助言 ) 第 17 条区長は この要綱の目的を達成するため この要綱に定める事項について 開発事業者等に対して必要な要請 指導及び助言 ( 以下次条において 要請等 という ) を行うことができる ( 勧告及び公表 ) 第 18 条区長は 前条の規定による要請等をした場合において 要請等を受けた開発事業者等が正当な理由なく応じないときは これに応じるよう勧告することができる 2 区長は 開発事業者等が正当な理由がなく前項の勧告に応じなかった場合は その旨を公表することができる ( 委任 ) 第 19 条この要綱に規定するもののほか この要綱の施行について必要な事項は 別に定める 附則 1 この要綱は 平成 28 年 7 月 1 日から施行する 2 千代田区住宅付置制度要綱 ( 平成 4 年 7 月 1 日 4 千建指発第 20 号 ) 及び千代田区開発協力金制度要綱は この要綱の施行をもって廃止する 3 前項の規定にかかわらず 開発事業者でこの要綱の施行の日において千代田区住宅付置制度要綱に基づき既に合意書を締結しているもの及び現に事前協議の届出を行っているものについては なお従前の例による 別表 ( 千代田区街づくり方針の地域区分 ) 地域 地域区分 A 地域麹町及び富士見出張所管内 (D 地域を除く ) B 地域 C 地域 神保町及び神田公園出張所管内 万世橋及び和泉橋出張所管内 丸の内 1 2 3 丁目 大手町 1 2 丁目 (1 丁目 3 番 4 号気象庁及び 1 丁目 4 番を除く ) 内幸町 1 2 丁目 D 地域 有楽町 1 2 丁目 霞が関 1 2 3 丁目 永田町 1 2 丁目 皇居外苑 日比谷公園 5