エンタープライズ セキュリティをパブリック クラウドとハイブリッド クラウドに拡張

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エンタープライズセキュリティをパブリッククラウドとハイブリッドクラウドに拡張 ジュニパーセキュリティ - 絶え間なく進化する市場に対応 課題エンタープライズ環境は急速な勢いでパブリッククラウドあるいはハイブリッドクラウドの導入へと移行しています それに伴い セキュリティレベルを従来のネットワークから新しいクラウドランドスケープへと拡張することが急務となっています ソリューション物理および仮想ファイアウォールの幅広いポートフォリオ 単一画面での一元管理 そして脅威対策インテリジェンスをジュニパーネットワークスは提供します シンプルでありながら包括的な保護メカニズムを絶え間なく進化する市場へ提供することにより 物理データセンター プライベートクラウド さらにはパブリッククラウドのセキュリティをシームレスに強化したい企業を支援します メリット 投資保護 TCO ( 総所有コスト ) の削減 および学習コストの削減によって 設備投資と運用コストの大幅な削減を実現 パブリッククラウドおよびハイブリッドクラウド全体のセキュリティ強化と監視を シンプルかつ直感的な管理によって実現 物理データセンターで使用されるセキュリティポリシーと技術を パブリッククラウド ハイブリッドクラウドに拡張 導入および管理しなければならない プロプライエタリで機能が制限されたパブリッククラウドエレメントの数を削減 パブリッククラウドへの移行は急速に拡大しています Gartner は パブリッククラウドのグローバル市場は 2016 年には 2040 億ドルに達すると予想しています この急速な普及の主な要因は 柔軟性 拡張性 シンプルさ そして従量課金モデルと低額の初期コストといった パブリッククラウドの能力があらゆる地域間で導入可能であることと考えられます ただし プライベートデータセンターに莫大な投資を行い パブリッククラウドのセキュリティについて懸念を持つ企業は ハイブリッドなアプローチを支持し パブリッククラウドと既存の物理データセンターおよびプライベートクラウドの組み合わせを採用する傾向があります しかし クラウドへの移行は 今までとは異なるリスクモデルを生み出しており 組織のネットワークを確実に保護するためには そのリスクに対応する必要があります 課題 欠点が 1 つもない新技術は存在しません これはクラウドについても言えることです データがオンプレミスのファイアウォールの内側だけに存在するのではなくなった現在 パブリックおよびハイブリッドクラウドの世界では 考慮すべき新たなリスクが出現しています 例えば (AWS) は 57% のマーケットシェアを誇る 最も人気の高いパブリッククラウドプラットフォームですが シンプルな IP レベルまたはポートレベルの制限アプローチを各レベルで採用しています しかし これは ネットワークおよびセキュリティ管理者が必要とし 物理環境で使用しているきめ細かな制御や高度なセキュリティ機能からはほど遠いものです パブリッククラウドパブリッククラウドの飛躍の原動力となってきたものは 大部分において ダイナミックかつ現実的な新興企業の存在です 今日 多くの新興企業や小規模企業にとって 専門の管理スタッフを配した物理データセンターを導入することは経済的に見て割が合いません その代わりに彼らが選択するのは 定評のあるクラウドプラットフォームです インフラストラクチャを導入し 従来のネットワークセキュリティチームの代わりに DevOps 担当者を採用します DevOps の担当者たちは開発と運用の経験を豊富に有していますが セキュリティの専門知識は持っていません 彼らが期待されているのは 高いスクリプティングのスキルであり 通常 ソフトウェアビルドマネージメントといった役割も任されます ネットワークセキュリティは職務のほんのごく一部にすぎないため DevOps 担当者たちは 自ら構成し 監視し 更新できるようなシンプルなセキュリティソリューションを必要としています Chef や Puppet などのインフラストラクチャ自動化プラットフォームの台頭により プログラマビリティは DevOps チームにとって最大の関心事項となりつつあり あらゆるセキュリティプラットフォームにとって必須事項となってきています ハイブリッドクラウドクラウドへ移行したいという意欲はあっても これまで物理データセンターに莫大な投資を行ってきた企業の場合は パブリッククラウドによる柔軟性と経済性を利用できるからです これまで以上の管理を行う必要がありますが パブリッククラウドの柔軟性と経済性の両方を確保できるからです また 企業によっては 特定のデータをオンプレミスで保管することが義務付けられている場合もあります ハイブリッドなアプローチでは 極めてセンシティブなデータはプライベートデータセンターに保管し それ以外のデータをすべてクラウドにオフロードすることができます 1

しかし ハイブリッドクラウドへの移行には 課題も付きまといます 新しいセキュリティーポリシーを設定する必要があるだけでなく 管理に伴う追加費用 物理データセンタとパブリッククラウドの違いなどを確認する必要があります また クラウドの専門家を採用したり 既存の職員向けにクラウドセキュリティのトレーニングを実施することによる 追加の時間や費用も必要になります ジュニパーネットワークスのパブリッククラウドとハイブリッドクラウドセキュリティソリューション ジュニパーネットワークスでは パブリックおよびハイブリッドクラウド環境のセキュリティを強化するためにそれぞれが連動する幅広い製品ポートフォリオを提供しています このソリューションの主なコンポーネントは次のとおりです 統合型の次世代機器と統合脅威管理 () を搭載したジュニパーネットワークス SRX シリーズサービスゲートウェイとジュニパーネットワークス 仮想ファイアウォール 以下の機能を備えています コアファイアウォール機能に加え IPsec や NAT ルーティングなどのネットワークサービスの豊富な実装 ネットワーク侵入を検知し ブロックする侵入防御システム () 2.0 ユーザーベースファイアウォールにより ユーザーの役割とグループに応じてアクセスコントロールを行い 分析とログを出力 統合型のジュニパーネットワークス 2.0 によるアプリケーションコントロールと可視化 アプリケーションを安全に有効化するために アプリケーションレベルの分析 優先度の設定 およびブロッキングを提供 Spotlight 脅威インテリジェンスや Sky Advanced Threat Prevention (Sky ATP) によるクラウド内のセキュリティインテリジェンス Spotlight 脅威インテリジェンスは 複数のソースから脅威フィードを集約することにより SRX シリーズファイアウォールに対して オープンかつ統合された 即座に使用可能なインテリジェンスを提供します 複数のインテリジェンスソースを通じて攻撃パターンを学習し その知識を SRX シリーズや 仮想ファイアウォールと共有して 脅威検知や高度なマルウェア制御を即座に行うためのオープンプラットフォームを提供します Sky ATP は 巧妙なマルウェアから保護するための動的分析 ( サンドボックス ) を採用したクラウドベースの高度なマルウェア対策サービスです SRX シリーズおよび 仮想ファイアウォールと統合することにより 機械学習による検知の精度を高め 修復の時間を短縮します ジュニパーネットワークスの Junos Space Security Director は 単一画面管理を通じて一元化され セキュリティ機能ならびにすべての SRX シリーズ 仮想ファイアウォール間の導入 監視 構成を行います Security Director には 詳細情報や脅威マップ イベントログが表示されるカスタマイズ可能なダッシュボードが用意されており かつてないレベルの可視化をネットワークセキュリティにもたらします Security Director は Google の Android や le の ios システムなどのモバイルアプリとしても利用でき リモートモバイル監視も可能です ウィルス スパム 悪意のある URL とコンテンツから保護するための 統合脅威管理 () 機能によるアンチウィルス アンチスパム Web およびコンテンツフィルタリング の Linux KVM VMware AWS プラットフォームのサポート ユーザーファイアウォール ジュニパー独自の脅威防御 ゲートウェイ 侵入防御 Spotlight Sky ATP VPC 統合脅威管理 ゲートウェイ VPC ストレージ Advance Threat Prevention Intrusion Prevention 終端 ストレージ これまでの実績から証明済みの Junos OS 図 1:1 つの VPC からなるシンプルな AWS に を導入した場合 2

エンタープライズセキュリティをパブリッククラウドとハイブリッドクラウドに拡張 パブリッククラウド (AWS) の導入をセキュア化および簡素化するジュニパーネットワークスのソリューション 1 つのバーチャルプライベートクラウド (VPC) から成るシンプルな AWS の導入を見てみましょう ゲートウェイと複数の インスタ ンスとともに ジュニパーネットワークスのソリューションがどのように包括的なセキュリティ機能をクラウドに提供しているかを確認することができます シンプルなクラウドの導入では ジュニパーネットワークスの 仮想ファイアウォールをゲートウェイと VPC の間に容易に組み込むことができ 包括的なセキュリティ機能と サービスを利用することができます VPC を複数使用するようなもう少し複雑な AWS の場合は によって専用ハードウェアコンポーネントの必要性が減り これらのコンポーネントを 統合して 管理を簡素なものにすることができます 例えば 複数の部門と数百名の従業員がいる企業を想像してください 専用の を介して ほぼ全員がインフラストラクチャリソースにログインします 同じリソースを複数の部門が共有する場合もあれば 共有を必要としない部門もあります AWS では VPC 間の相互通信に専用のピアリングモジュールが必要です デフォルトでは VPC 内のすべての IP アドレスはプライベートスペース (10. X.X.X) にあります 内部リソースがにアクセスしようとする場合は 各 VPC に対する専用の NAT モジュールが必要となります それに対して AWS の は マルチサイト 環境での の終端 NAT VPC 間の相互のタスクを処理することができ トポロジーを劇的に簡素化し 管理対象の数は削減し VPC 間のセキュアできめ細かい制御を可能にします ( 図 2 を参照 ) 専用 NAT が不要 専用 ゲートウェイが不要 ゲートウェイ ピアリングモジュール VPC VPC VPC VPC ピアリングモジュールが不要 VPC VPC VPC 10.101.0.0/16 10.102.0.0/16 エンジニアリング製造販売 エンジニアリング ピアリングモジュール 10.101.0.0/16 製造 AWS クラウド 10.102.0.0/16 販売 送受信や VPC 間での包括的なセキュリティインテリジェンスを追加 単一の ( 共通 ) コンソールですべてのセキュリティを管理 エンジニアリングチームパートナーチーム販売チーム 自動化 エンジニアリングチームパートナーチーム販売チーム 図 2: 複数の VPC からなる AWS に対し 包括的に導入した場合 事例 1 : エンタープライズ環境の拡張別の場所に新しい支社を設置する ある新規立ち上げの電子商取引企業はサンフランシスコに物理的なデータセンターを置いていますが 世界展開すべく海外にオフィスを構えることにしました 要件 : ヨーロッパ アジア 南米の各地域に新しいデータセンターを 1 つずつ設置する計画 従業員がそれぞれの地域から社内リソースにアクセスできる 顧客をそれぞれの地域へリダイレクトする必要がある メール アクティブディレクトリ ファイルサーバーといった必須のサービスは すべてのデータセンターに複製され データはリアルタイムで同期される 事例 2 : ワークロードの分散地理的に離れた場所へワークロードを分散 米国東海岸のある映像配信会社では 11 月と 12 月の夜 7 時から 10 時までの時間帯に視聴者数が増えると予測しています 年間を通して視聴者数が増えるわけではないので 物理データセンターを新たに導入したりプライベートクラウドに仮想データセンターをプロビジョニングしたりするのは コストが高くつく可能性があります 要件 顧客のプライバシーを確実に守りつつ コスト効率の高い方法で質の高いユーザーエクスペリエンスを提供することが不可欠 コンテンツデータと顧客データを複製する必要がある データセンターの規模を需要の増減に合わせる必要がある 障害が発生することでサービスを停止するようなことは許されない 著作権のあるコンテンツや顧客の詳細情報が外部に漏れるようなことも許されない 3

ジュニパーネットワークスのソリューションを拡張して ハイブリッドクラウドのセキュリティを強化 : 実際の環境での導入事例 以下のセクションでは 2 つの導入事例における課題とセキュリティ要件を見てみましょう エンタープライズの拡張 そしてワークロードの分散を通して ジュニパーネットワークスのソリューションがどのようにこれらのシナリオに対応したかを紹介します エンタープライズ環境の拡張とワークロード分散のためのシンプルでセキュアなジュニパーネットワークスのソリューション ジュニパーセキュリティソリューションは エンタープライズ環境の拡張やワークロードを分散するのに必要なセキュリティを導入することができます 仮想ファイアウォールは VPC 内のとアプリケーションのセキュリティ強化を目的として VPC と各 AWS のゲートウェイの間にインストールされます SRX シリーズデバイスおよび 仮想のファイアウォールは クラウド上で高度な脅威防衛システムである Sky ATP としており 最新の脅威情報を取得し 巧妙なマルウェアの検知を行います は IPsec 終端 マルチサイト および NAT ゲートウェイ機能としても使われており AWS 導入の促進や補完に利用されています リモートデータセンターの支店にある ゲートウェイが セキュアなデータ転送のために IPsec を通じて 本部の SRX シリーズファイアウォールにします Junos Space Security Director は インフラストラクチャ全体のすべてのセキュリティポリシーを一元的に管理します リモートデータセン ターに導入された 仮想ファイアウォールは 本部にインストールされているか またはクラウドにインストールされているかにかかわらず Security Director に登録されます セキュリティポリシーがいったんリモート にプッシュされると アプリケーションデータはすべてのデータセンター間で同期化されます 新しいセキュリティポリシーは Security Director から一元的に追加されるか 更新され すべてのデータセンターで導入されます ジュニパーセキュリティソリューションがもたらす主なメリット ジュニパーセキュリティソリューションは パブリックまたはハイブリッドクラウド環境に次のメリットをもたらします 1. 共通のインテリジェントセキュリティ 仮想ファイアウォールは 単一のエンフォースメントポイントとなります は クラウドに搭載された Sky ATP などの高度な脅威インテリジェンスプラットフォームからのセキュリティフィードを利用して アプリケーションセキュリティや侵入防御システム 統合脅威管理 () を強化しながら 既知および未知の脅威を検知します 2. 一元化され シンプルで直感的な管理 Junos Space Security Director は ネットワーク全体でセキュリティを監視するために 直感的で一元的な管理を実現します ユーザーインターフェイスがシンプルであるため 新規ユーザーでもすぐに熟達します ios および Android プラットフォームで利用可能なモバイルの Security Director アプリケーションは 自社のネットワークにおけるセキュリティアップデートを遠隔操作で監視したいセキュリティ管理者や CIO ( 最高情報責任者 ) が利用できます 一元管理 Security Director ポリシー アプリの可視化 脅威マップ イベント AWS 内のリモートデータセンター AWS 企業向けデータセンター データセンター向け SRX シリーズ AWS 内のリモートデータセンター AWS Spotlight ジュニパー脅威防御 Sky ATP 図 3: エンタープライズ環境の拡張やワークロードの分散のために ジュニパーセキュリティソリューションをハイブリッドクラウドで展開した事例 4

3. プログラマビリティ ジュニパーネットワークス Junos オペレーティングシステムでサポートされている幅広いプログラミング API により シンプルなスクリプトを通じて容易に導入と管理アクティビティを自動化し DevOps のリソースを活用して全体のワークフローを合理化することができます 4. コストの削減と学習曲線の短縮 物理データセンターで使用されている 馴染みのある既知のセキュリティポリシーを拡張できることは 最も重要なメリットの 1 つです 企業は これによって既存の管理者にクラウドインフラストラクチャの管理を任せられるようになります クラウドのエキスパートを新たに採用する必要はありません 次のステップジュニパーネットワークスのソリューションの詳細については www.juniper.net/us/en/products-services/security をご覧いただき ジュニパーネットワークス営業担当者にご相談ください ジュニパーネットワークスについてジュニパーネットワークスは ネットワークの経済性を変革する製品 ソリューション サービスを通じて 現状打破に挑んでいます ジュニパーのチームは 顧客やパートナーとの共同イノベーションにより 俊敏性 性能 そして価値のある 自動化され 拡張性に優れ セキュアなネットワークを提供しています 詳細な情報については ジュニパーネットワークスを参照してください また Twitter と Facebook もご覧ください まとめ ジュニパーネットワークスのソリューションでは 柔軟性と管理方式の面で妥協することなく パブリッククラウド ハイブリッドクラウド間をシームレスに拡張できます ジュニパーネットワークスは 高度に進化したセキュリティインテリジェンス シンプルな管理の集中化 そして自動化ツールによって 既存および新規のデータセンター全体のセキュリティの監視と強化を容易にします 米国本社 Juniper Networks, Inc. 1133 Innovation Way Sunnyvale, CA 94089 USA 電話番号 :888.JUNIPER(888.586.4737) または +1.408.745.2000 FAX:+1.408.745.2100 www.juniper.net アジアパシフィック ヨーロッパ 中東 アフリカ Juniper Networks International B.V. Boeing Avenue 240 1119 PZ Schiphol-Rijk Amsterdam, The Netherlands 電話番号 :+31.0.207.125.700 FAX:+31.0.207.125.701 03-5333-7410 Copyright 2017 Juniper Networks, Inc. All rights reserved.juniper Networks Juniper Networks ロゴ Junos QFabric は 米国およびその他の国における Juniper Networks, Inc. の登録商標です その他すべての商標 サービスマーク 登録商標 登録サービスマークは 各所有者に所有権があります ジュニパーネットワークスは 本資料の記載内容に誤りがあった場合 一切責任を負いません ジュニパーネットワークスは 本発行物を予告なく変更 修正 転載 または改訂する権利を有します 3510567-003-JP 2017 年 3 月