20企広第  号

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報道発表資料 東京消防庁 Tokyo Fire Department 住宅のストーブ火災に注意を!! ~ 例年 冬季にはストーブ火災が急増します ~ 平成 27 年 12 月 14 日 例年 冬季にはストーブに起因する火災が多発しています 寒さも厳しくなり ストーブ の火災が増加する季節を迎えたこと

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. ライターによる事故について () 年度別の事故発生件数について NITE 製品安全センターに通知された製品事故情報のうち 平成 年度から 0 年度に発生したライターによる事故は図 に示すとおり 件 ( ) 発生しています また 平成 年 月から平成 年 月までに 件発生しており 直近の カ月 (

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誤使用を防止するために

で何らかのガスを使用している方にお聞きします 居室内 ( 台所 洗面所以外の部屋 のガス栓 ( ガスコンセントを含む の設置状況について 次の中から一つ選んでください ガス栓を設置していて 一年間を通してガス機器を接続して使用している 6 ガス栓を設置していて ガス機器を使用

182 No. 61 RDF m 13 RDF RDF 中国の石油精製工場で爆発 m 中国の染料用化学製品工場で爆発 t km

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教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

安全にお使いいただくために ご使用前に全ての取扱説明書をお読み下さい この商品は 必ず屋外でご使用ください 屋内や閉め切った場所でのご使用はお止めください グリルは熱を放射しますので 可燃性の物から60cm以上離してご使用ください ( オーニング パラソルの下でのご使用はお避け下さい ) 点火する際

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

別添 平成 23 年 3 月 17 日 消防庁 東北地方太平洋沖地震における被災地でのガソリン等の運搬 貯蔵及び取扱い上の留意事項 東北地方太平洋沖地震の被害は甚大であり 被災地におけるガソリン 軽油及び灯油等の燃料が不足しています 政府においてもガソリン等の燃料の迅速な運搬及び移送に努めており 被

平成26年版火災の実態

電気工事用オートブレーカ・漏電遮断器 D,DGシリーズ

奏功事例 6 平成 21 年 1 20 時頃 多賀城 たばこ ( 不始末 ) 留守中の住宅から ピーピー とういう警報音に隣接共同住宅の隣人が気付き 119 番通報し 到着した消防隊が消火したもの 早期の発見により 床の一部だけの焼損で済んだ事例 奏功事例 7 20 時頃 塩釜 ガスこんろ 留守中の

事例編

熊 本 市 勢 ( 推 人 口 ) 平 成 27 年 1 月 1 日 現 在 熊 本 市 人 口 740,289 人 ( 植 木 町 を 含 む ) 世 帯 数 15,5 世 帯 面 積 km2 益 城 町 人 口 4,208 人 世 帯 数 1,192 世 帯 面 積 km

令和元年 7 月 26 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項ありノートパソコン用 AC アダプター ( ノートパソコン として公表 ) に関する事故 ( リコール

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News Release 安全とあなたの未来を支えます 1 / 年 6 月 27 日 NIT E ( ナイト ) 独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター ( 東京 ) エアコン 扇風機の事故にご注意ください ~ 関東甲信越における事故を中心に ~ 1. 関東甲信越地方のエアコ

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News Release 平成 30 年 8 月 30 日 消費者安全法の重大事故等に係る公表について 消費者安全法に基づき 平成 30 年 8 月 20 日から平成 30 年 8 月 26 日までに関係行政機関等から生命 身体被害に関する消費者事故等として通知された事案は 56 件 うち重大事故等

6. 特記事項三菱重工業株式会社 ( 現三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ) が製造したエアコンについて ( 管理番号 :A ) 1 事故事象について三菱重工業株式会社 ( 現三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ( 法人番号 : )) が製造したエアコンを

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第3類危険物の物質別詳細 練習問題

平成 31 年 3 月 26 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり石油ストーブ ( 開放式 ) に関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は次

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消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 平成 25 年 3 月 22 日 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 1. ガス機器 石油機器に関する事故 2 件 ( うち開放式ガス瞬間湯沸器 (LP ガス用 )1 件 石

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すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

エコテックその他火災 ( 産業廃棄物 ) 概要 平成 29 年 6 月 14 日 ( 水 )17 時 00 分飯塚地区消防本部 下線部は 前回からの変更点 1 出火場所嘉麻市大隈 ( 有 ) エコテック代表者氏名代表取締役社長高山和仁 2 出火日時覚知平成 29 年 5 月 28 日 (

News Release 平成 27 年 2 月 5 日 消費者安全法の重大事故等に係る公表について 消費者安全法に基づき 平成 27 年 1 月 26 日から平成 27 年 2 月 1 日までに関係行政機関等から生命 身体被害に関する消費者事故等として通知された事案は 88 件 うち重大事故等とし

川越地区消防局 消防署組織図 消防局長 消防局 ( 代 ) 総務課 総務担当 消防団担当 財務担当職員担当 管理担当 予防課 予防担当 査察指導担当 保安担当 警防課 警防担当 装備担当 救急課 0

A1G 不明 2018/12/17 ガス瞬間湯沸器 (FR CQ-1637RX ( 株 ) ノーリツ 1 〇 一酸化炭素中毒により1 名が重症を負い 現場に当該製品があった 事故発生時の状況を含め 現 平成 30 年 10 月 23 日に経済産業省産業保安グループにて公表済 平成 30

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取得後の経過修繕 改築様式第 11 号 ( 第 62 条関係 ) 不動産り災申告書 ( 宛先 ) 消防署長 年月日 届出者 住 所 氏 名 印 職 業 電話便号 り災年月日年月日 り災物件 の所在地 り災物件と 届出者との関係 占有者 管理者 所有者 建築 取得年月 年 月 建築又は取得金額 1 坪

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平成 30 年 4 月 3 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり空気圧縮機に関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は次頁以降参照 ) 1.

奏功事例(最新順)

1

⑶ ストーブ ⑷ 着衣着火 ⑸ その他の出火原因 住宅用防災機器等の主な奏功事例 ⑴ こんろ ⑵ たばこ ⑶ ストーブ ⑷ 放火 ⑸ その他

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消費者庁同時発表 平成 29 年 1 月 24 日 パナソニックエコシステムズ株式会社が輸入し パナソニック株式会社が販売した扇風機のリコールが行われます ( 製品交換 設置 ) パナソニックエコシステムズ株式会社 ( 法人番号 : ) が輸入し パナソニック株式会社 ( 法

死亡者数については 図-2より 35~40 年前 ( 昭和 51 年 - 昭和 55 年の5 年間の平均 ) は63.2 人であったが その後 25~30 年前 ( 昭和 61 年 - 平成 2 年の5 年間の平均 ) は34.2 人 15~20 年前 ( 平成 8 年 - 平成 12 年の5 年間

もくじ 火災の概要 第 表 火災発生状況 ( 過去 5 年間 ) 第 表 市町別火災発生状況 4 第 3 表 月別火災発生状況 6 第 4 表 出火原因別火災発生状況 7 第 5 表 覚知状況 7 救急の概要 8 救助の概要 8 第 6 表 救急発生状況 ( 過去 年間 ) 9 第 7 表 市町別救

News Release 平成 30 年 4 月 5 日 消費者安全法の重大事故等に係る公表について 消費者安全法に基づき 平成 30 年 3 月 26 日から平成 30 年 4 月 1 日までに関係行政機関等から生命 身体被害に関する消費者事故等として通知された事案は 67 件 うち重大事故等とし

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放火による火災

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参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

1. 事故の発生状況 (1) 年度別事故発生件数図 1 に 年度別事故発生件数 を示します 中古品の事故は 平成 25 年度から 29 年度の 5 年間で計 182 件の発生が確認されました 火災事故が毎年発生しており 事故発生件数における火災事故の割合は 70~80% 台を推移しています 70 6

目 次 1 全 国 の 概 況 (1) 火 災 件 数 (2) 死 傷

工事中の消防計画 第 1 工事計画について 1 工事概要 ( 別紙 1 ) 2 工事工程表 ( 別紙 2 ) 3 緊急時連絡体制 ( 別紙 3 ) 4 関連業者一覧 ( 別紙 4 ) 第 2 目的及び適用範囲 1 目的この計画は 消防法第 8 条第 1 項の規定に基づきにおける防火管理について必要な

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

News Release 平成 28 年 9 月 29 日 消費者安全法の重大事故等に係る公表について 消費者安全法に基づき 平成 28 年 9 月 12 日から平成 28 年 9 月 25 日までに関係行政機関等から生命 身体被害に関する消費者事故等として通知された事案は 91 件 うち重大事故等

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消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 平成 28 年 4 月 8 日 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり石油ストーブ ( 開放式 ) テレビ ( ブラウン管型 ) に関する事故 ( リコール対象製品

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倉庫火災とリスクマネジメント

住宅用防災機器等の奏効事例 平成 19 年中 月時間奏功機器出火原因発見 通報 初期消火備考 1 19 時頃 火災 ガス漏れ複合型警報器 女性 (40 歳代 )2 階台所のガステーブルで てんぷら油を処分するため 凝固材を入れる前にてんぷら油を加熱したが その場を離れている間に油が過熱され発火した

平成 30 年 9 月 21 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項ありエアコン ( 室外機 ) に関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は次頁以

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居住者が2 階の寝室で寝ていたところ 住警器の作動で目が覚め 隣の 9 H 時頃 泉台 鉄骨造 2 階建て居室中央付近より炎が出ているのを発見した たばこの不始末共同住宅を知らせるために 出窓から屋外に避難し 1 階住民に通報を依頼 その後初期消火を試みるも 濃煙で断念する 10 H22

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ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

1 熱, 蒸気及びボイラーの概要 問 10 伝熱についての記述として, 誤っているものは次のうちどれか (1) 金属棒の一端を熱したとき, 熱が棒内を通り他端に伝わる現象を熱伝導という (2) 液体又は気体が固体壁に接触して流れ, 固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達又は対流熱伝達という (3)

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目次 1 火気の管理 P1~2 2 火気設備の管理 P3~6 3 危険物の管理 P7~8 4 ガスの管理 P9 5 火災時の初動体制 P10 6 消防用設備等の管理 P11~12 7 避難管理 P13~14 8 防炎管理 P15 9 消防機関との連絡 P16 10 建物の管理 P17 11 運営面の

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

火災 救急 救助統計 平成 29 年版 今治市消防本部

平成 30 年 6 月 5 日奈良県消防救急課消防救急係担当 : 倉田 中村直通 : 内線 : 熱中症による救急搬送状況について 直近一週間の熱中症による救急搬送は 7 人でした 熱中症は適切な予防をすれば防ぐこともできます 一人ひとりが 熱中症予防の正しい

( 経済産業省と同時公表 ) 平成 29 年 1 月 24 日 消費生活用製品の新規リコール情報 ( 扇風機 ) の公表 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について パナソニックエコシステムズ株式会社が輸入し パナソニック株式会社が販売した扇風機のリコー

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仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

6. 特記事項 (1) 介護ベッド用手すりについて ( 管理番号 A ) 消費者への注意喚起病院で当該製品をベッド両側に2 本ずつ設置して使用していたところ 使用者が 当該製品 2 本のすき間に首が入っている状態で発見され 死亡が確認されました 当該事故の原因は 現在 調査中です 介

報道発表資料 東京消防庁 Tokyo Fire Department リチウムイオン電池からの火災にご注意を! 平成 28 年 12 月 22 日 ~ 様々な用途に用いられるリチウムイオン電池の火災が増えています ~ 携帯充電器 ( 以下 モバイルバッテリ という ) スマートフォン タブレット 電

1 施設設備の衛生管理 1-1 食品取扱室の清掃及び保守点検 < 認証基準 > 床 内壁 天井 窓 照明器具 換気扇 手洗い設備及び排水溝の清掃手順 保守点検方法が定められていること 床及び排水溝の清掃は1 日に1 回以上 その他の清掃はそれぞれ清掃の頻度の記載があること 保守点検頻度の記載があるこ

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6. 特記事項 (1) 株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジを使用中 当該製品を焼損するが発生しました 当該事故の原因は 現在 調査中ですが ドアの開閉

平成 30 年 7 月 6 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項ありノートパソコン用 AC アダプターに関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は

1 火災から尊い生命を守ろう  平成13年春の火災予防運動

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

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報道発表資料 東京消防庁 Tokyo Fire Department 平成 29 年 12 月 19 日 スプレー缶等による火災にご注意を! ~ スプレー缶等の取扱いや廃棄方法に要注意 ~ スプレー缶等による火災は 暖房器具やカセットこんろを使用する冬季に多く発生しています 平成 24 年から平成 28 年までの5 年間で 592 件発生し そのうち 10 月から翌年 1 月までに 260 件発生しています これからの時季に火災が多く発生する可能性があることから 東京消防庁では注意を呼びかけています スプレー缶等とは可燃性ガスを噴射剤とした整髪剤 消臭剤 パーツクリーナ等のスプレー缶と カ セットこんろの燃料として用いられるボンベを合わせていいます スプレー缶等に起因する火災発生状況本年のスプレー缶等による火災では 死者が発生しています 本年 11 月 30 日ま でで 59 件の火災が発生し そのうち 18 件 (30.5% は穴開けによる火災です これから年末に向けての大掃除の際に 廃棄のためスプレー缶等に穴を開けたこと に起因する火災が多く発生する可能性があるので 注意が必要です 火災を防ぐために上記の火災状況 事例 注意点は 別紙を参照してください 実験映像と火災の事例写真を希望する社は 広報課報道係までご連絡ください 問合せ先 東京消防庁 電話 3212-2111 予防部調査課 内線 5065 5066 防災部防災安全課内線 4206 広報課報道係 内線 2345~2350

( ( ( ( 別紙 < 最近 5 年間 ( 平成 24~28 年 の主なスプレー缶等による火災の状況 > 1 年別火災状況 表 1 年別火災状況 年 合 建物車 船 そ 焼 焼 死 負 小 全 半 部 ぼ 損 損 別 計 計 焼 焼 分 焼 や 両 舶 の 他 床面m2積 表面m2積 人者 傷 人者 合計 592 344 2 6 21 315 227 2 19 975 149 1 288 24 年 118 61-1 4 56 54 1 2 191 14-41 25 年 129 72-1 4 67 51 1 5 54 21-55 26 年 121 69 1 1 6 61 45-7 263 53 1 60 27 年 112 67-3 1 63 43-2 199 2-59 28 年 112 75 1-6 68 34-3 268 59-73 29 年 59 43-3 4 36 15-1 194 106 1 31 注 1 平成 29 年の数値は 11 月 30 日までの速報値で 今後変更になる場合があります 2 合計欄の数値は 平成 24 年から平成 28 年の合計値です スプレー缶等に起因する火災は 過去 5 年間では平成 25 年の 129 件が最も多く 平成 26 年からは減少傾向で推移していますが 焼損床面積は横ばいで推移しています 2 スプレー缶等による月別火災の発生状況 ( 最近 5 年間 ( 件 90 81 冬季に向け増加傾向 75 45 47 52 44 52 35 33 39 30 46 58 0 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 図 1 スプレー缶等の月別火災状況 ( 平成 24 年から平成 28 年

3 火災発生の要因等 表 2-1 火災発生要因別火災件数 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 火災発生要因 合 計 缶の種類死スプレー缶燃カヘ殺制消パ塗冷そセ料ア汗臭ー料却のットスススツスス他ボ虫クこプププリププ ンんレレレーレレ不ろー剤ーーナーー明ベ用者 合計 592 73 71 51 25 20 9 6 125 212 1 288 廃 棄 取扱不適 小計 395 69 24 49 22 3 6 3 99 120-140 清掃車 221 40 19 19 11 2 3-64 63-8 穴開け 146 27 5 28 11 1 1 2 21 50-128 その他 28 2-2 - - 2 1 14 7-4 小計 196 4 47 2 3 17 3 3 25 92 1 148 厨房器具 29 1 5 - - - 1 1 1 20-31 暖房器具 26 1 12 2 1-1 1 5 3-30 装着不良 28 - - - - - - - - 28-10 その他 113 2 30-2 17 1 1 19 41 1 77 注 1 平成 24 年から平成 28 年までの累計値です 2 取扱不適の その他 には 浴室でパーツクリーナ使用後に風呂釜点火して引火 車両内で冷却スプレー噴射後に喫煙しようとライター点火時に引火爆発 冷蔵庫下部に殺虫剤噴射後に冷蔵庫基板部の接点の火花で引火などがあります 負 傷 者 表 2-2 火災発生要因別火災件数 ( 平成 29 年 火災発生要因 合 計 缶の種類死スプレー缶燃カヘ殺制消パ塗冷そセ料ア汗臭ー料却のットスススツスス他ボ虫クこプププリププ ンんレレレーレレ不ろー剤ーーナーー明ベ用者 合 計 59 10 5 5-5 1-12 21 1 31 小 計 34 8 2 5 - - 1-7 11-14 廃 塵芥車 15 5 1 - - - - - 7 2 - - 棄穴開け 18 3 1 5 - - 1 - - 8-14 その他 1 - - - - - - - - 1 - - 小 計 25 2 3 - - 5 - - 5 10 1 17 厨房器具 5-1 - - - - - - 4-2 取扱不適暖房器具 3 - - - - 1 - - 2-1 3 装着不良 3 - - - - - - - - 3-1 その他 14 2 2 - - 4 - - 3 3-11 注 1 数値は 11 月 30 日までの速報値で 今後変更になる場合があります 2 取扱不適の その他 には ロウソクを使用している付近で殺虫剤を噴射し引火 コンプレッサを 整備中にパーツクリーナを噴射し引火 ライターガス充填後にライター点火し漏れたガスに引火な どがあります 負 傷 者

( ( 発生要因では 廃棄のための穴開けに起因する火災が 146 件発生しています 平成 29 年は 59 件中 18 件が穴開けによるものです ( 表 2-1 2-2 平成 29 年のスプレー缶等の穴開け 18 件を発火源 出火箇所別にみたものが表 3です 穴開け 18 件中 13 件が住宅の台所で発生し その際に使用していたガステーブル 瞬間湯沸器などの炎が漏れたガスに引火し出火しています 表 3 スプレー缶等の穴開けによる火災の発火源 / 出火箇所別状況 発火源 / 出火箇所 合 計 住 台 宅所 合 計 18 13 3 1 1 ガ ス テ ー ブ ル 9 9 - - - ガ ス レ ン ジ 2 1 1 - - 金属と金属の衝撃火花 2-1 1 - 瞬 間 湯 沸 器 2 2 - - - カセットこんろ 1 1 - - - 大型ガスこんろ 1-1 - - 不 明 1 - - - 1 飲食店等 調 理 場 居 室 作 業 場 こんなことで火災に 1 カセットこんろに燃料ボンベを装着する際に 誤って装着したためガスが漏れて出火した 2 ガステーブルや暖房器具を使用中に 近くのスプレー缶等が破裂して出火した 3 調理中のガステーブルの付近で 廃棄のためスプレー缶等を穴開けしたところ スプレー缶等から可燃性ガスが漏れ出火した 火災を防ぐために 1 カセットこんろに燃料ボンベを取付ける際は 取扱説明書をよく読み 燃料ボンベ容器ガイドの切り込み部分を本体容器受けガイドの突起部分に正しく合わせて取付けましょう 2 スプレー缶等はガステーブルや暖房器具の上やそばなど 高温となる場所には置かないようにしましょう 3 スプレー缶等を廃棄する場合は 中身を使い切り 各区市町村が指定する廃棄方法に従って捨てましょう

火災事例 事例 1 スプレー缶等の穴開け後に発生した火災 出火場所 北区 出火時分 平成 29 年 3 月 18 時ごろ 用 途 複合用途 ( 飲食店 共同住宅 被害状況 建物ぼやレンジフードフィルター焼損 概 要 この火災は 複合用途建物の共同住宅部分の7 階台所から出火したものです 出火原因は 居住者が不要になったスプレー缶 2 本とカセットこんろ用燃料ボンベ1 本 を 廃棄のために穴を開け 食事の準備でガステーブルを点火した際 シンク内に滞留し ていた可燃性ガスに引火し出火したものです 火災を発見した居住者は 子供に玄関先の消火器を持ってくるように指示しましたが 持ってきたときには自然鎮火していました 出火した際に 通行人が自動火災報知設備のベルの鳴動音を聞いたため 携帯電話で 119 番通報しました 写真 1-1 焼損したレンジフィルタの状況 写真 1-2 使用したガステーブル器具 焼損したレンジフィルタ 写真 1-3 穴開けしたスプレー缶等 穴開けした穴

事例 2 スプレー缶の穴開け後に発生した火災 出火場所 中野区 出火時分 平成 29 年 4 月 18 時ごろ 用 途 複合用途 ( 長屋 共同住宅 被害状況 建物ぼや網戸 たわし等焼損負傷者 1 人 概 要 この火災は 複合用途建物の共同住宅部分の2 階台所から出火したものです 出火原因は 居住者がガス瞬間湯沸器を点火したまま 廃棄するスプレー缶をマイナス ドライバーで穴開けをしたため 内部の残存ガスが噴出し 瞬間湯沸器の炎により引火し 出火したものです スプレー缶に穴開けした部分から炎が噴出し 近くに置いていた台所用品に着火したの で 蛇口から水をかけて消火しました その際に顔面を負傷しました 写真 2-1 網戸の焼損状況写真 2-2 網戸の焼損状況 ( 共用廊下側から

事例 3 カセットこんろ用燃料ボンベの装着不良により出火した火災 出火場所新宿区出火時分平成 23 年 2 月 20 時ごろ用途等複合用途 ( 飲食店 共同住宅 被害状況建物ぼやカセットこんろ1 台焼損負傷者 2 人概要この火災は 複合用途ビルの1 階飲食店から出火したものです 出火原因は 店員が燃料ボンベを装着する際 切り込み部分を容器受けガイドの突起部分に正しく合わせて取り付けなかったため 接続部分から燃料ガスが漏れ 器具栓つまみを回して点火した時の火花で引火したものです 店員が客席でカセットこんろに燃料ボンベを取り付けて点火したところ カセットこんろ脇から炎が1m 位立ち上がったのに気づき 店内に設置されていた粉末消火器 1 本を放射して初期消火しました 通報は 店員が初期消火後 携帯電話で 119 番通報しています なお 店内にいた客のうち 2 名が 粉末消火器の薬剤を吸って咽頭痛を負っています 写真 3-1 カセットこんろの状況 写真 3-2 燃料ボンベ容器ガイドの状況 容器ガイドに突起 部分が当たってい た痕跡がある

[ カセットこんろと燃料ボンベの装着方法 ] 写真 A 正しい装着 燃料ボンベ容器ガイドの切り込みの位置を示す矢印 燃料ボンベ容器ガイドの切り込みと本体容器受けガイドの突起部分が合っている 写真 B 誤った装着の例 燃料ボンベ容器ガイドの切り込みと本体容器受けガイドの突起部分が合っていない 燃料ボンベ容器ガイドの切り込みここを本体容器受けガイドの突起部分に合わせて装着する

スプレー缶等火災の実験映像 ガステーブル使用中に流し台でスプレー缶等の穴開けをした場合の実験です 1 流し台正面を撮影 (1 ガステーブルで湯沸し中に 流し台の中でスプレー缶等に穴開けをしようとして いる状況です ( 流し台の中にスプレー缶等があります ガステーブルは点火状態です (2 スプレー缶等に穴開けを実施した状況です 残存ガスが漏れ ガステーブルの炎 により引火 ( ガステーブルの炎は点火状態です (3 炎が流し台に向けて拡大しています (4 流し台の中に滞留したガスに引火し 炎が拡大しています

2 流し台側面を撮影 (1 ガステーブルで湯沸し中に 流し台の中でスプレー缶等に穴開けをしようとして いる状況です ( 流し台の中にスプレー缶等があります スプレー缶等 (2 スプレー缶等に穴開けを実施した状況です 残存ガスが漏れ ガステーブルの炎 により引火 ( ガステーブルの炎は点火状態です (3 炎が流し台に向けて拡大しています (4 流し台の中に滞留したガスに引火し 炎が拡大しています