感染症発生動向調査 平成 年第 5 週 7 日 ~ 日 京都市感染症週報京都市感染症情報センター 京都市衛生環境研究所 http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/7559.html 今週のコメント 感染地域, 感染経路については推定を含みます 腸管出血性大腸菌感染症の報告が 例 歳代女性 ありました 症状はありません 感染地域は国内で, 感染経路は経口感染です 本年の累積報告数は 例となりました 発生状況の週別推移や血清型別患者数などの詳しい情報については, 下記 URL を御参照ください 腸管出血性大腸菌感染症発生状況 衛生環境研究所ホームページ http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/685.html アメーバ赤痢 腸管外アメーバ症 の報告が 例 歳代男性 あり, 症状は肝膿瘍です 感染地域は国内で, 感染経路は不明です 本年の累積報告数 例となりました カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が 例 歳代男性及び 7 歳代女性 第 5 週追加報告分含む あり, 本年の累積報告数は 5 例となりました 百日咳の報告が 例 歳未満女性 あり, 症状は持続する咳, 夜間の咳き込みです 感染地域は国内で, 感染経路は不明です 本年の累積報告数は 8 例となりました インフルエンザの定点当たり報告数は京都市で.587 例 となり, 流行入りの目安とされる. を超えました 全国では 8.5 で, 全ての都道府県で. を超えており, 北海道, 愛知県, 三重県, 奈良県, 熊本県及び鹿児島県の 6 道県では注意報レベルの を超えています 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は 9.99 例 で, 第 7 週.9 例 から 週続けて増加しています 全国でも同様の傾向です 手洗いやうがいの励行, 食品の十分な加熱, 調理器具の消毒など予防に努めましょう 今週のトピックス :<インフルエンザ> 今週の京都市のインフルエンザ定点当たり報告数は,.58で先週の.8より 倍以上増加し, 流行入りの目安である を超過しました 詳細をトピックスに掲載しています 発生状況 全数把握の感染症 二類 : 結核 例 肺結核なし, その他結核なし, 潜在性結核感染者 例 うち喀痰塗抹陽性なし 以降の累積報告数 例 肺結核 8 例, その他結核 78 例, 潜在性結核感染者 例 うち喀痰塗抹陽性 76 例 三類 : 腸管出血性大腸菌感染症 例 以降の累積報告数 例 五類 : アメーバ赤痢 例 以降の累積報告数 例 五類 : カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 例 以降の累積報告数 5 例 五類 : 百日咳 例 以降の累積報告数 8 例 定点把握の主な感染症 市内定点数インフルエンザ定点 69, 小児科定点, 眼科定点, 基幹定点 定点 感染症名 定点当たり報告数 報告数 インフルエンサ インフルエンザ.58 7 小児科 感染性胃腸炎 9.9 9 降順 5 位まで A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎.65 7 水痘.58 5 咽頭結膜熱. 8 手足口病. 8 伝染性紅斑. 8 眼科 流行性角結膜炎. 次ページ以降の主な内容 発生状況の概況グラフ / 今週のトピックス :< インフルエンザ > 付表 疾病, 行政区別報告数 / 年齢階級, 疾病別報告数 / 週, 疾病別報告数 注 京都市のデータは, 平成 年 6 日現在の報告数で, 全国の還元データと若干異なる場合があります また, 本情報での患者数は, 届出医療機関所在地での集計で, 患者の住所を示すものではありません 感染地域及び感染経路については推定を含みます Kyoto City Infectious Diseases Weekly Report
インフルエンサ 及び小児感染症の疾病別推移グラフ 平成 年 京都市 _ 本年 全国 _ 本年 京都市 _ 過去 5 年平均値 全国 _ 過去 5 年平均値 6 インフルエンザ 8 手足口病 5 6 5 6 7 8 9 5 6 7 8 9 RS ウイルス感染症.5.5.5 5 6 7 8 9..9.8.7.6.5.... 伝染性紅斑 りんご病 5 6 7 8 9. 咽頭結膜熱 プール熱.8 突発性発しん.8.6.6.... 5 6 7 8 9 5 6 7 8 9 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ヘルパンギーナ 5 6 7 8 9 5 6 7 8 9 6 感染性胃腸炎.8 流行性耳下腺炎 おたふくかぜ.6 8.. 5 6 7 8 9 5 6 7 8 9.5 水痘 水ぼうそう.5 5 6 7 8 9
入院患者届出数6 7 7 8 平成 年 第 5 週 7 日 ~ 日 トピックス :< インフルエンザ > 市今週の京都市のインフルエンザ定点当たり報告数は,.58 で先週の.8 より 倍以上増加し, 流行入りの目安である を超過しました 過去 5 年平均の京都市の定点当たり報告数の推移は, 第 9 週に流行入りし, 第 5 週にピークを迎えていますので, 例年に比べて 週遅い流行入りとなりました 全国ではすでに第 9 週に流行入りしており, 今週の定点当たり報告数は 8.5 で, 先週の.5 より 倍以上の増加となりました 図 また, 過去 シーズンの京都市の年齢階層別定点当たり報告数は, 歳 ~ 歳が最も多く, 次いで 5 歳 ~59 歳,6 歳以上の順で推移しています 図 一方, 同じ過去 シーズンの全国のインフルエンザによる入院患者数は,6 歳以上が最も多く, 次いで 歳 ~ 歳,5 歳 ~59 歳の順となっており 図,6 歳以上の方はインフルエンザに感染すると, 重篤化して入院される割合が高く注意が必要です インフルエンザの予防策としては手洗い, うがい, 咳エチケットなどの一般的な衛生行動が重要です 京都市では咳エチケットについて紹介しています 詳しくは下記 URL を御参照ください 咳やくしゃみの症状があるときは咳エチケット 京都市こどもの感染症, 平成 年 号 PDF 形式, 京都市衛生環境研究所 http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/68.html 定点当たり報告数 定点当たり報告数6 7 7 8 5 6 8 5 図 京都市及び全国の定点当たり報告数の推移 京都市本シーズン 全国本シーズン 京都市過去 5 年平均値 全国過去 5 年平均値 6 8 6 8 5 5 6 8 6 8 6 8 9 5 6 7 8 図 京都市の年齢各級別定点報告数の推移 5 ~ 歳 5 5~59 歳 5 6 歳以上 5 6 8 5 8 6 8 6 8 5 8 6 8 週 図 全国のインフルエンザによる入院患者届出数の年齢階層別推移 5 5 ~ 歳 5~59 歳 6 歳以上 6 8 5 8 6 8 6 8 5 8 6 8
T 京都市感染症発生動向調査情報集計対象 : 平成 年第 5 週疾病, 行政区別報告数平成 年 7 日 ~ 平成 年 日データ入手日 : 平成 年 6 日男女合計インフルエンザ R S ウイルス感染症咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しんヘルパンギーナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎 感染性胃腸炎 北 - - - - - - - 上京 9 - - - - - - - 左京 8 6-5 - - - - 中京 6-9 7 - - - - 東山 - 6 山科 - - 5 - - - 下京 - - - - - - - - 南 5 5 - - 右京 8 5 - - - - 伏見 - 7 8 8 - - - 西京 6-5 - - - - - 京都市計 7 8 7 9 5 8 8 6 5 - - - - - - 急性脳炎の報告が 例 歳未満男性, 歳代女性 あります 本年の累積報告数は 例となっています 疾病, 行政区別定点当たり報告数男女合計インフルエンザ R S ウイルス感染症咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しんヘルパンギーナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎 感染性胃腸炎 北. - -.5.5 - - -.5 -.5 -. 上京 5.8...67. - - -.67 - - - - 左京 5..5 -.5.5.5.5.5 -.5 - - - 中京 5.. -. 9.... - - - - 東山.67.5 -.. 山科. - -...6 -.6. -. -. 下京.67 - - -.5.5 - - - - - 南 6.....67.67.67. -.67 - 右京.5..8.6.6.6 -.8 - -. -. 伏見.8 -......57..9 - - - 西京.75 -..8 8...6.6 - - - - - 京都市計.58.6..65 9.9.58.....7 -. - - - - - インフルエンザは, 鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症は除くが, 新型インフルエンザのうち,A/HN については含む 細菌性髄膜炎は髄膜炎菌, 肺炎球菌, インフルエンザ菌を原因として同定された場合を除く クラミジア肺炎はオウム病を除く 感染性胃腸炎は病原体がロタウイルスであるものに限る
T 集計対象 : 平成 年第 5 週 京都市感染症発生動向調査情報 年齢階級, 疾病別報告数 平成 年 7 日 ~ 平成 年 日 データ入手日 : 平成 年 6 日 京都市 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 歳 - 歳 - 5 歳 - 6 歳 - 7 歳 - 8 歳以上 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 歳 - 歳 - 5 歳 - 6 歳 - 7 歳以上 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳以上 男女合計 年齢 総数 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 5 歳 - 55 歳 - 6 歳 - 65 歳 - 7 歳以上 インフルエンザ 年齢 7 - - 6 7 6 5 9 7 8 9 5 5 RS ウイルス感染症 - 5 - - 咽頭結膜熱 8-8 - - - - A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 7 - - - 7 9 6 8 - 感染性胃腸炎 9 7 69 9 7 6 9 8 5 5 9 水痘 5 - - - - 5 7 - - 年齢 手足口病 8 - - 5 - - - - 伝染性紅斑 8 - - - 6 - - - 突発性発しん 6 - - - - - ヘルパンギーナ 5 - - - - - 流行性耳下腺炎 - - - - - 急性出血性結膜炎 - - 年齢 流行性角結膜炎 - - - - - - - - - 細菌性髄膜炎 - - - - - 無菌性髄膜炎 - - - - - マイコプラズマ肺炎 年齢 - - - - - クラミジア肺炎 - - - - - 感染性胃腸炎 - - - - - 年齢階級, 疾病別定点当り報告数 京都市 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 歳 - 歳 - 5 歳 - 6 歳 - 7 歳 - 8 歳以上 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 歳 - 歳 - 5 歳 - 6 歳 - 7 歳以上 年齢 総数 ~5ケ ~ケ 歳 歳 歳 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 歳 - 5 歳 - 歳以上 男女合計 年齢 総数 歳 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 歳 - 5 歳 - 5 歳 - 55 歳 - 6 歳 - 65 歳 - 7 歳以上 インフルエンザ 年齢.58 - -.9..9.6.7...9...8...8..6.7. RS ウイルス感染症.6. -.7.. -. - 咽頭結膜熱. -...9.5.5... -. - - - A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎.65 - - -.5.6.6.6..6..7.9 -.7 感染性胃腸炎 9.9...6.9.9.8.9.7.65..8.58..9 水痘.58 - - -.7 -.5..6. -.7.7. - 年齢 手足口病. - -.9..5..7.. - -. - - 伝染性紅斑. - - -....5..9.5 -. - - 突発性発しん...5.7 - - - - - ヘルパンギーナ. - -.7. -. - - 流行性耳下腺炎.7. -. -. - - - 急性出血性結膜炎 - - 年齢 流行性角結膜炎.. - - -. - -.. - - - - 細菌性髄膜炎 - - - - - 無菌性髄膜炎 - - - - - マイコプラズマ肺炎年齢 - - - - - クラミジア肺炎 - - - - - 感染性胃腸炎 - - - - - インフルエンザは, 鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症は除くが, 新型インフルエンザのうち,A/HN については含む 細菌性髄膜炎は髄膜炎菌, 肺炎球菌, インフルエンザ菌を原因として同定された場合を除く クラミジア肺炎はオウム病を除く 感染性胃腸炎は病原体がロタウイルスであるものに限る
T 集計対象 : 平成 年第 5 週週, 疾病別報告数 京都市感染症発生動向調査情報 データ入手日 : 平成 年 6 日 京都市男女合計 5 週前 週前 週前 週前 週前今週 インフルエンザ 7 8 57 7 RSウイルス感染症 6 6 咽頭結膜熱 6 5 7 8 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 75 9 66 7 67 7 感染性胃腸炎 67 6 8 5 9 水 痘 7 9 5 手足口病 9 8 伝染性紅斑 8 9 8 9 8 突発性発しん 5 8 6 8 6 ヘルパンギーナ 8 5 8 5 流行性耳下腺炎 - 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 感染性胃腸炎 合 計 5 75 9 68 6 87 週, 疾病別定点当たり報告数京都市男女合計 5 週前 週前 週前 週前 週前今週 インフルエンザ.9..9.55.8.58 RSウイルス感染症..7.8...6 咽頭結膜熱..7.6.5.. A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎.7..5.9.56.65 感染性胃腸炎 6..9 6.5 6.56 8.6 9.9 水 痘...5.56.67.58 手足口病.9.7..8.9. 伝染性紅斑.9...9.. 突発性発しん.5...7.. ヘルパンギーナ.9.7..7.9. 流行性耳下腺炎.5. -...7 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎...... 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 感染性胃腸炎 合 計.75 8.8.8.78.8 7. インフルエンザは, 鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症は除くが, 新型インフルエンザのうち,A/HNについては含む 細菌性髄膜炎は髄膜炎菌, 肺炎球菌, インフルエンザ菌を原因として同定された場合を除く クラミジア肺炎はオウム病を除く 感染性胃腸炎は病原体がロタウイルスであるものに限る