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Transcription:

OpenAM 最新情報 野村総合研究所生産革新ソリューション開発二部 OSS 推進グループ和田広之 株式会社野村総合研究所 OpenStandia チーム Mail : ossc@nri.co.jp Web: http://openstandia.jp/

自己紹介 所属部署 生産革新ソリューション開発二部 OSS 推進グループ OSSを使ったシステム構築から運用までワンストップでサポート対象 OSSは50 種類以上 私の担当 各種 OSSの技術的サポート OpenAM OpenIDMの導入支援 OpenAM OpenIDMの機能拡張 バグ修正も実施 OpenStandia チームから挙げたバグ 改善要望チケット数 : 270 件以上 1 1

はじめに 2

シングルサインオン (SSO) について As-Is( 現状運用 ) To-Be(SSO 導入後 ) 各基幹システム ( 販売 在庫 人事システムなど ) SSO 認証アクセス権限 販売システム GW ファイルサーハ 各基幹システム ( 販売 在庫 人事システムなど ) 利用者 ログイン 各システム個別に ID/ パスワードで認証 各サービス系システム ( ポータル グループウェア elearning など ) 各インフラ系システム ( ファイルサーバ メールなど ) シングルサイオンオン 利用者 アクセス権限付与に基づく厳密なアクセス制御 セキュリティポリシに基づいた厳密な認証インタフェース システムへのアクセスの認証の統合化による利便性向上 アクセスログの一括取得 多様化する認証方式への対応 対象システム : Web 系システム C/S 系システム OS 認証連携インタフェース : ID/PWD 生体認証 PKI など 各サービス系システム ( ポータル グループウェア elearning など ) 各インフラ系システム ( ファイルサーバ メールなど ) SSO を実現するソフトウェア =OpenAM 33

シングルサインオン ID 管理が求められる時代の環境変化 時代とともに SSO/IDM の導入目的も変化 個人情報保護法 J-SOX 法 2000 年 2005 年 2008 年 2010 年 ユーザー利便性向上 IT 運用管理工数削減を目的とした導入 情報漏洩対策 セキュリティ強化 内部統制対応を目的とした導入 企業のグローバル対応 クラウド モバイル端末の活用を目的とした導入 4

シングルサインオン ID 管理が求められる時代の環境変化 近年さまざまな環境変化により 企業内システム利用の在り方 及びそれに基づく ID 管理の在り方 認証の仕組みが見直されてきている 社内環境の変化 システム ユーザアカウント 権限の複雑化 内部統制 コンプライアンス 個人情報保護の強化 採用形態の複雑化 ( グローバル人材 アウトソース 出向等 ) IT 環境の変化 事業環境の変化 クラウド時代の到来による 所有 から 利用 への流れ社内システムのSaaS 利用モバイル端末 スマートフォン タブレットの利用拡大今後はIoTの活用グローバル化 M&A 企業合併によるグループ企業の統廃合新規サービス事業の開始 5

今後 認証基盤に求められる要件 環境変化 モバイル端末 タブレットなどの利用拡大 求められる要件 スケーラビリティ グローバル対応 高度認証 SaaS クラウドの活用 認可処理 IoT の活用 標準プロトコルによる相互接続性 6

OpenAM 既に国内でも多数の導入実績があり 基本機能は枯れている 環境変化に合わせて継続的にアップデート IoT 時代を見据えた機能の追加 最新の標準仕様にも対応 開発元の ForgeRock 社は 標準仕様の策定にも深く関わっている 最新版で追加された新機能について紹介 7

OpenAM の最新情報 8

OpenAM の最新情報 13.0.0 が 1 月 26 日にリリース!! リリースノート 非公式ですが 弊社 OpenStandia チームのメンバーによる日本語訳があります https://t246osslab.wordpress.com/2016/01/30/openam-13-0-0 がリリースされました / 過去バージョンで非推奨となっていたいくつかの機能が削除されているので注意 https://backstage.forgerock.com/#!/docs/openam/13/releasenotes https://backstage.forgerock.com/#!/docs/openam/13/releasenotes#removed-functionality /identity/attributes などの REST API が削除に 9

OpenAM の最新情報 本日紹介するアップデート内容 1. UI 管理コンソールの刷新 2. スケーラビリティ Stateless Session 機能の追加 3. 認証 モバイルデバイスを使った2 段階認証機能の強化 4. 認可 標準プロトコル UMA(User-Managed Access) に対応 5. 開発者向け スクリプティングサービス 10

管理コンソールの刷新 デザインが今風のおしゃれな感じに レルムを中心とした UI に 最初にレルムを選択し そのレルム内の設定を行う UI に 11

管理コンソールの刷新 認証連鎖の設定はグラフィカルに 失敗すると即認証エラーとなること視覚的に表示 12

管理コンソールの刷新 ただし まだレガシー UI の箇所も 今後のさらなる改善に期待 13

Stateless Session 機能の追加 セッションタイプに Stateless が選択可能に 従来は Stateful モードのみ Cookie の中にセッション情報を保存し OpenAM サーバのメモリ上には持たない スケールアウトが必要な大規模構成で有効 セッション情報は JWT(JSON Web Token) で格納されており デジタル署名 ( 改ざん防止 ) 暗号化も可能 Cookie に JWT 形式でセッション情報を保存 14 出所 : http://openam.forgerock.org/doc/bootstrap/admin-guide/index.html#session-state-cookies

従来のセッション管理方式 OpenAM が内蔵している組み込み LDAP(OpenDJ) にセッション情報を保存してレプリケーション ロードバランサ OpenAM が 2~4 台くらいの規模であればスケールする OpenAM セッション情報をレプリケーション OpenAM OpenDJ OpenDJ 15

従来のセッション管理方式 大規模になると レプリケーション処理の増大によりスケールしなくなる レプリケーション接続数を減らすために レプリケーション用の OpenDJ を別で立てるといった対応が必要 16 出所 : https://backstage.forgerock.com/#!/docs/openam/12.0.0/install-guide/chap-session-failover

新しい Stateless Session の方式 サーバ側でセッション情報を一切共有しないため 大規模構成でも容易にスケールする ロードバランサ セッション情報はクライアントの Cookie にデジタル署名して保存 OpenAM OpenDJ セッション情報のレプリケーション不要 OpenDJ OpenAM 17

認証機能の強化 OpenAM の 2 段階認証 通常のユーザ ID/ パスワード認証に加え ワンタイムパスワード (OTP) を利用した 2 段階認証 OTP の方式は標準仕様の OATH に準拠 HOTP TOTP に対応 Android/iOS アプリの Google Authenticator などを OTP 発行機として利用可能 OpenAM13 での強化ポイント OPT 発行のデバイス登録 管理の UI が標準で追加 18

利用イメージ 19 デバイス登録画面を標準で用意

認可機能の強化 UMA Authorization Server 機能の追加 UMA とは Kantara Initiative のワーキンググループで仕様策定された Web ベースのアクセス管理プロトコル 現在 Web で一般的に使われる認可プロトコルの OAuth2 を拡張したもの Facebook の例 出所 : http://blog.unfindable.net/archives/1891 20 OAuth2 との大きな違い OAuth2 はユーザーが外部のアプリケーションから自分のデータにアクセスするユースケースを想定 UMA は自分のデータを他人が見れるように権限を設定するといった 他人とデータを共有するユースケースも想定

OAuth2 の場合 リソースオーナー = 利用者 出所 : http://image.slidesharecdn.com/uma-for-ace-150114044632-conversion-gate02/95/uma-for-ace-10-638.jpg?cb=1421210822 21

UMA の場合 リソースオーナー 利用者 ( でも良い ) 22 出所 : https://forgerock.org/app/uploads/2014/10/uma-info-highres.png

UMA の概要 UMA の処理は大きく 3 つに分かれる 1: リソースの登録 リソースオーナ / リソースサーバ / 認可サーバでのやりとり 2: 認可処理 リソースサーバ / 認可サーバ / クライアント / Requesting Party でのやりとり 3: リソースアクセス Requesting Party/ リソースサーバ / 認可サーバでのやりとり 最終的には リソースサーバにて クライアントから渡されたトークン (RPT) から権限情報を取りアクセス制御する 23 { "active": true, "exp": 1447051542, "iss": "http://openam.example.org:8080/openam/oauth2", "token_type": "requesting_party_token", "permissions": [ { "resource_set_id": "592e20b8-8f43-48a0-90cf-eae722ced36b0", "scopes": [ "http://photoz.example.com/dev/scopes/view", "http://photoz.example.com/dev/scopes/all" ] } ] }

UMA のユースケース (B2C) 写真を知り合いに共有 といった個人データの共有 よくあるのは 自動生成された URL をメール等で送信して共有するなど これだと URLが他人に渡ると見れてしまう UMA を使うと ユーザーは共有したい写真に対する参照権限を認可サーバに登録 認可サーバにて 参照権限のポリシーを設定 ( 公開範囲を友人 など ) 友人は認可サーバにて許可を得ることで クライアントアプリは写真管理サービスからデータを取得可能になる 写真管理サービス ( 例 : Flickr) 写真管理サービスに対応したモバイルアプリ 認可サーバ ( 例 : Facebook) 24 出所 : https://forgerock.org/app/uploads/2014/10/uma-info-highres.png

UMA のユースケース (B2E) 25 企業内のリソースに対するアクセス制御に利用 従来型の認証基盤だと リバプロ / エージェントの導入が必要 URL ベースでの制御しかできない モバイルアプリや外部サービス等 リバプロ / エージェントが導入できない環境では使えない UMA を使うと リソースオーナーは企業であり リソースサーバ ( 社内システム SaaSなど ) に対するアクセス権限を認可サーバに設定する認可サーバにて権限のポリシーを設定 ( 部は見れる 部長以上は承認できる など ) 社員は認可サーバにて許可を得ることでアクセス可能になる 社内システム SaaS 社内システム モバイルアプリなど 社内認可サーバ 出所 : https://forgerock.org/app/uploads/2014/10/uma-infohighres.png

スクリプティングサービス 従来 Java 言語で認証モジュールなどのカスタマイズが可能 OpenAM13 での強化ポイント 下記をスクリプト (JavaScript または Groovy) にてカスタマイズ可能に 認証ロジック 認可ポリシー条件 OpenID Connectクレーム 26

例 ) 認証ロジックのカスタマイズ OpenAM 管理コンソールよりスクリプトを定義 AM9 時 ~PM5 時の間しか認証できないようにするサンプルソースが付いている 27

まとめ 28

まとめ 環境変化により 企業内の認証基盤に求められる要件も変化 近年のキーワードとしては SaaS/ グローバル / モバイル /IoT オープンソース認証基盤である OpenAM は変化にいち早く対応 29

本資料に掲載されている会社名 製品名 サービス名は各社の登録商標 又は商標です OpenStandia は 攻めの IT を支援します オープンソースのことなら なんでもご相談ください! お問い合わせは NRI OpenStandia チームへ ossc@nri.co.jp http://openstandia.jp/ 30