資料3-1 我が国の国際競技力向上施策について

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資料3-1我が国の国際競技力向上施策

4 夏季競技の強化戦略プランの達成度については ハイパフォーマンスセンター (HP C) に設置された公益財団法人日本オリンピック委員会 (JOC) JPC を含めた協働チームが得た強化戦略プランの達成度の検証結果を活用する なお 冬季競技の強化戦略プランの達成度については 2018 年平昌大会終了

競技スポーツ課の施策について

施策1

資料3-2:2020年東京オリンピック・パラリンピックについて

平成15年度競技強化支援事業助成金配分方針(案)

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資料 NTC競技別強化拠点の機能強化について(案)

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Ver.8 Ver 年 8 月 3 日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会 (IOC) 総会において オリンピックにおける追加種目 (5 競技 18 種目 ) が正式に採択されたことに伴い 練習施設 ( 会場 ) に係る要件および国内競技団体連絡先

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Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

目 次 頁 第 3 回会合の議題 1. 発行種類数の最終確定について 2 2. 百円銅貨の図柄題材について 3 3. 図柄題材競技の第 2 次選定 4 ( 参考資料 1) 第 1 2 回会合の概要 ( 第 1 回会合 : 平成 29 年 5 月 31 日開催 第 2 回会合 : 平成 29 年 6

夏季五輪の メダル獲得要因はなにか

Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

資料5 マルチサポート事業関係資料

1 はじめに富山県では 平成 6 年度全国高等学校総合体育大会および平成 12 年 2000 年とやま国体に向けて 選手の競技力向上 体力増強を目的とした対策が行われ 各大会では大きな成果を上げてきた そして現在 2020 年の東京オリンピックも見据え 本県競技力の更なる向上を目指し 監督 コーチ

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スポーツ国際交流及び国際会議等への派遣・受入状況

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市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

冬季競技トレーニング施設の必要性 - オリンピック パラリンピックにおけるメダル獲得状況 オリンピックの冬季大会におけるメダル獲得状況は夏季大会と比較して数 順位ともに低く 世界トップクラス とは言い難い状況である 冬季競技は個人単位でトレーニングや活動を行っている場合が多いため 各大会におけ るメ

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平成30年度予算(案)主要事項

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11-2 平成27年度 概算要求主要事項2

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11 平成28年度予算(案)主要事項

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平成29年度概算要求主要事項

(2) スケジュール 実施形態 実行計画のスケジュール 実施形態は下表の通りとする ( 詳細 資料 No.2 資 料 No.3 参照) 実施規模 会期などについては 各大会の開催県及び会場地市町村における競技 施設や宿泊施設の状況等に鑑み 柔軟に対応する 対象大会 実施形態 ステップ1 平成 26(

5. 注目競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) 2 位 サッカー ( 女子 ) 3 位 サッカー ( 男子 ) 注目度の高い競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) (53.7%) 2 位 サッカー ( 女子 ) (52.3%) 3 位 サッカー ( 男子 ) (46.8%) 4 位 マ

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政策評価書3-3(4)

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

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大学スポーツが及ぼす好循環

体に通知 ( 別記第 3 号様式 ) するものとする 2 前項の審査会メンバーは 会長 常務理事 理事 2 名とする ただし 理事 2 名は 障害者競技団体からの理事以外とする 3 審査会は 前第 1 項の規定により助成金の交付の決定をする場合において 必要があると認めるときは条件を付すことができる

計画策定の基本的な考え方 スポーツ振興法が50 年ぶりに全面改正され 平成 23 年 6 月に新たにスポーツ基本法が制定されました スポーツ基本法においては スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々の権利であるとともに スポーツは青少年の健全育成等 国民生活において多面にわたる役割を担

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Q 6 本会場施設や大会期間中の練習会場施設で応募することはできますか? できません 本会場及び大会期間中練習会場 ( 公式練習会場 ) は本大会の 1 週間 ~ 数ヶ月 前は会場準備に向けて設営が行われ 他目的での利用が困難となる状況が想定されます Q 7 練習施設の IF 基準確認を行ってもらう

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し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

(1) 指 導 者 養 成 事 業 1 ス ポ ー ツ 指 導 者 海 外 派 遣 補 助 事 業 ( 競 技 団 体 提 案 型 事 業 ) 世 界 トップレベルの 指 導 法 等 を 習 得 するため 優 秀 な 指 導 者 を 海 外 へ 派 遣 することにより 本 県 競 技 力 向 上 に

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評価対象競技会 本選考における評価対象競技会は次のとおりとする 年 年シーズン ( 以下 昨シーズン という ) における W I E NA 及び平成 28 年度全日本選手権 2 平成 29 年度全日本プッシュ選手権 ( 平成 29 年 8 月頃開催予定 以下 プッシュ選手

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目次 はじめに ~ 青森県競技力向上基本計画策定の趣旨 ~ 2 第 1 章基本的な考え方 1 基本計画の目標 3 2 基本計画の位置づけ 3 3 基本計画の期間及び見直し 3 4 基本計画の段階的目標 4 第 2 章競技力の現状及び課題 1 競技力の現状 (1) 国民体育大会における天皇杯 皇后杯順

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

資料6-2 泉委員提出資料2

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平成24年度 事 業 計 画

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Transcription:

都道府県 指定都市スポーツ主管課長会議 ( 平成 28 年度第 2 回 ) 資料 3-1 我が国の国際競技力向上施策について 競技スポーツ課 平成 29 年 1 月 18 日

1 リオオリンピック パラリンピック 競技大会を振り返って 2

夏季オリンピック競技大会における日本のメダル獲得状況 オリンピック競技大会における日本のメダル獲得状況 ( 夏季 ) 開催年開催都市 ( 国 ) メダル獲得数 ( 参考 ) 金メダル 金銀銅計獲得率順位 入賞数 1964 東京 ( 日本 ) 16 5 8 29 9.8% 3 65 1988 ソウル ( 韓国 ) 4 3 7 14 1.7% 14 38 1992 バルセロナ ( スペイン ) 3 8 11 22 1.2% 17 63 1996 アトランタ ( 米国 ) 3 6 5 14 1.1% 23 50 2000 シドニー ( オーストラリア ) 5 8 5 18 1.7% 15 60 2004 アテネ ( ギリシャ ) 16 9 12 37 5.3% 5 77 2008 北京 ( 中国 ) 9 6 10 25 3.0% 8 77 2012 ロンドン ( イギリス ) 7 14 17 38 2.3% 11 81 2016 リオデジャネイロ ( ブラジル ) 12 8 21 41 3.9% 6 88 日本スポーツ振興センター提供データ及び日本オリンピック委員会ホームページ掲載データに基づく 下線は 当該項目の最大値 ( 最高値 ) を示す 金メダル獲得率は 日本の獲得金メダル数を大会毎の種目数 ( 国際オリンピック委員会ホームページ参照 ) により除すことにより算出した 3

夏季パラリンピック競技大会における日本のメダル獲得状況 開催年開催都市 ( 国 ) メダル獲得数 ( 参考 ) 金メダル 金銀銅計獲得率順位 入賞数 1964 東京 ( 日本 ) 1 5 4 10 0.7% 13-1988 ソウル ( 韓国 ) 17 12 17 46 2.3% 14-1992 バルセロナ ( スペイン ) 8 7 15 30 1.9% 16-1996 アトランタ ( 米国 ) 14 10 13 37 2.8% 10-2000 シドニー ( オーストラリア ) 13 17 11 41 2.5% 12 108 2004 アテネ ( ギリシャ ) 17 15 20 52 3.3% 10 124 2008 北京 ( 中国 ) 5 4 8 27 1.1% 17 106 2012 ロンドン ( イギリス ) 5 5 6 16 1.0% 24 87 2016 リオデジャネイロ ( ブラジル ) 0 10 14 24 0.0% 64 97 日本スポーツ振興センター提供データ及び日本パラリンピック委員会ホームページ掲載データ (1996 年以前の入賞数は不明 ) に基づく 下線は 当該項目の最大値 ( 最高値 ) を示す 金メダル獲得率は 日本の獲得金メダル数を大会毎の種目数 ( 国際パラリンピック委員会ホームページ参照 ) により除すことにより算出した 4

夏季オリンピック開催国の金メダルランキングの推移 開催国 2 大会前 1 大会前自国開催大会 オーストラリア 10 位金 7 7 位金 9 4 位金 16 ギリシャ 16 位金 4 17 位金 4 15 位金 6 中国 3 位金 28 2 位金 32 1 位金 51 英国 10 位金 9 4 位金 19 3 位金 29 ブラジル 23 位金 3 22 位金 3 13 位金 7 日本 11 位金 7 6 位金 12 - ( 参考 ) 東京 (1964 年大会 ) ( 参考 ) 冬季長野 (1998 年大会 ) 10 位金 4 8 位金 4 3 位金 16 11 位金 1 11 位金 1 7 位金 5 5

夏季パラリンピック開催国の金メダルランキングの推移 開催国 2 大会前 1 大会前自国開催大会 オーストラリア 7 位金 24 2 位金 42 1 位金 63 ギリシャ 46 位金 1 33 位金 4 34 位金 3 中国 6 位金 34 1 位金 63 1 位金 89 英国 2 位金 35 2 位金 42 3 位金 34 ブラジル 9 位金 16 7 位金 21 8 位金 14 日本 24 位金 5 64 位金 0 ( 参考 ) 東京 (1964 年大会 ) ( 参考 ) 冬季長野 (1998 年大会 ) 参加なし 13 位金 1 19 位金 0 18 位金 0 4 位金 12 6

ロンドン大会とリオ大会の日本メダル獲得競技比較 ( オリンピック ) メダル 2012 ロンドン大会 2016 リオ大会 7 (11 位 ) 12 (6 位 ) 金 レスリング (4) 柔道 (1) 体操 (1) ボクシング (1) レスリング (4) 柔道 (3) 水泳 / 競泳 (2) 体操 (2) バドミントン (1) 14 8 銀 柔道 (3) 水泳 / 競泳 (3) 体操 (2) ウエイトリフティング (1) 卓球 (1) バドミントン (1) アーチェリー (1) サッカー (1) フェンシング (1) レスリング (3) 水泳 / 競泳 (2) 柔道 (1) 卓球 (1) 陸上 (1) 銅 水泳 / 競泳 (8) 柔道 (3) レスリング (2) 陸上 (1) アーチェリー (1) 17 21 バレーボール (1) ボクシング (1) 柔道 (8) 水泳 / 競泳 (3) 卓球 (2) 水泳 / シンクロ (2) ウエイトリフティング (1) 体操 (1) バドミントン (1) 陸上 (1) カヌー (1) テニス (1) メダル獲得競技 13 競技 10 競技 計 38 (6 位 ) 41 (7 位 ) 赤字 :2012 ロンドン大会と比較し 2016 リオ大会でメダルを獲得できなかった競技 青字 :2012 ロンドン大会と比較し 2016 リオ大会で新たにメダルを獲得した競技 7

ロンドン大会とリオ大会の日本メダル獲得競技比較 ( パラリンピック ) メダル 2012 ロンドン大会 2016 リオ大会 5 (24 位 ) 0 (64 位 ) 金 水泳 (2) ゴールボール (1) 柔道 (1) 車いすテニス (1) 5 10 銀 陸上競技 (3) 水泳 (2) 陸上競技 (4) 自転車 (2) 水泳 (2) 柔道 (1) ボッチャ (1) 6 14 銅 水泳 (4) 陸上競技 (1) 自転車 (1) 水泳 (5) 柔道 (3) 陸上競技 (3) 車いすテニス (2) ウィルチェアーラグビー (1) メダル獲得競技 6 競技 7 競技 計 16 (23 位 ) 24 (16 位 ) 赤字 :2012 ロンドン大会と比較し 2016 リオ大会でメダルを獲得できなかった競技 青字 :2012 ロンドン大会と比較し 2016 リオ大会で新たにメダルを獲得した競技 8

夏季オリンピックにおける女性アスリートのメダル獲得数 獲得率 (1996 アトランタ大会 ~2016 リオ大会 ) ( メダル獲得数 ) ( メダル獲得率 ) 日本オリンピック委員会ホームページおよび日本スポーツ振興センター提供データより作成 男女混合種目は除く メダル獲得率は 日本男女各メダル獲得数を男女各メダル総数で除して算出 9

夏季パラリンピックにおける女性アスリートのメダル獲得数 獲得率 (1996 アトランタ大会 ~2016 リオ大会 ) ( メダル獲得数 ) ( メダル獲得率 ) 日本オリンピック委員会ホームページおよび日本スポーツ振興センター提供データより作成 男女混合種目は除く メダル獲得率は 日本男女各メダル獲得数を男女各メダル総数で除して算出 10

選手強化費の国際比較 (2016 年 ) 国配分額 ( 現地通貨額 ) GDP 比 ブラジル 170 億円 (5 億 4,750 万レアル ) 0.0439% 英国 127 億円 (9,488 万ポンド ) 0.0056% 韓国 97 億円 (1,080 億ウォン ) 0.0069% 日本 87 億円 0.0017% オーストラリア 86 億円 (1 億 1,200 万豪ドル ) 0.0071% カナダ 52 億円 (6,596 万カナダドル ) 0.0038% ニュージーランド 25 億円 (3,405 万 NZ ドル ) 0.0159% ( 作成 :JSC) 注 1) 国内競技団体に配分される年間予算 ( 概算値 ) を示す 国によっては4 年間の合計額を1 年平均で算出注 2) 日本は競技力向上事業費 ( 平成 28 年度予算額 ) を採用注 3) 為替レートは2016 年 8 月 29 日時点 ( ポンド :134 円 豪ドル :77 円 レアル :31 円 カナダドル :79 円 NZドル :74 円 韓国ウォン :0.09 円 ) を利用注 4) 各国の実質 GDPの出典は World Economic Outlook Database, October 2015 (IMF) 11

2 2020 年東京大会と それ以降を見通した支援 12

2020 2020 年東京オリ パラ大会への国民の期待 2016 年リオ大会において日本人選手が活躍を見せる中 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会における日本人選手の活躍 競技力の向上などに対する国民の期待は高い 期待する の回答結果 ( 上位 5 項目 ) 76.9 日本選手の活躍が見られること % 日本の良さをわかってもらう 73 % 日本を好きになってもらう 70.9 % スポーツ選手の競技力が向上する 世界レベルの対戦や究極のチャレンジが見られる 70.7 70.1 % % 質問 あなたは 2020 年の東京五輪 パラリンピックでどのようなことを期待していますか? 項目ごとにあなたのお気持ちに近いものを一つお答えください への回答結果 期待する の数値は質問項目の 期待する と やや期待する の合計値 ( 調査元 ) 株式会社共同通信社 ( 調査期間 ) 平成 28 年 8 月 12 日 ~15 日 ( 調査対象 方法 ) 全国 10~60 代の男女 1,100 人にインターネットで実施 13

競技力強化のための今後の支援方針 ( 鈴木プラン )< 要旨 > -2020 年以降を見通した強力で持続可能な支援体制の構築 - 夏季 冬季競技共通 1. 中長期の強化戦略プランの実効化を支援するシステムの確立 ハイパフォーマンスセンター による NF へのコンサルテーション等 JOC JPC JSC の協働チームが NF におけるシニア ジュニア ( 次世代 ) の一貫指導など 4 年単位 2 大会先 を見通した強化戦略プランの策定 更新を支援 スポーツ庁等のターゲットスポーツの指定 各種事業の資金配分等に活用 JISS NTC の連携 及び JOC JPC JSC の連携 のため本年 4 月に JSC に設置 2. ハイパフォーマンスセンターの機能強化 1 戦略本部 ( 本年 5 月設置 ) 等の機能強化 a) スポーツ インテリジェンスセンター ( 仮称 ) 諸外国のメダル戦略 選手強化方法 用具 急成長中の隠れた選手の情報等の収集分析 b) スポーツ技術 開発センター ( 仮称 ) メダル有望競技 アスリートの競技用具等の調整 機能向上 技術開発 c) アスリート データセンター ( 仮称 ) 本人及び NF の新たな強化方法の開発 スポーツ医 科学研究 2 ナショナルトレーニングセンターの拡充整備 日本初となるパラ仕様の最先端屋内総合トレーニング施設の整備 オリパラ共用 少なくとも東京大会の約 1 年前の開所を目指す 国内外のトレーニング場所の確保支援を検討 3. アスリート発掘への支援強化 日本体育協会の参画 都道府県レベルの発掘 種目転向を強力に推進 主としてこれから恒常的なメダル獲得を目指す競技が対象 例えば甲子園やインターハイ等で大会終了を機に引退する選手 ベンチや応援に回った選手などを対象にトライ アルを実施 発掘の重要性と手法の普及 定着のため NF や都道府県を対象としたシンポジウムを全国で開催 14

競技力強化のための今後の支援方針 ( 鈴木プラン )< 要旨 > -2020 年以降を見通した強力で持続可能な支援体制の構築 - 夏季 冬季競技共通 4. 女性アスリートへの支援強化 女性競技に不足している高水準の競技大会の実施やエリートコーチ育成のためのプログラムを実施し 得られた知見を NF に提供 妊娠 出産を含む女性特有の課題に対応した医 科学サポートのためのプログラムを充実し 得られた知見を NF に提供 ハイパフォーマンスセンターによる NF の巡回サポートを実施 5. ハイパフォーマンス統括人材育成への支援強化 世界各国の競技水準を見極め 国際舞台で活躍できる世界トップレベルのコーチであるワールドクラスコーチと IF のルール変更等に参画するなどの研鑽を積みつつ 強化現場の代表として NF の運営に関与するハイパフォーマンスディレクターを育成するためのプログラムを実施 得られた知見を NF に提供 6. 東京大会に向けた戦略的支援 1 活躍基盤確立期 (2017~2018 年度 ) 全競技パフォーマンスの最大化 の考えのもと NF の強化活動を積極的に支援 2 ラストスパート期 (2019~2020 年度 ) メダル獲得の最大化 の考えのもと 支援を柔軟かつ大胆に重点化 ( パラリンピック競技支援への配慮 ) パラリンピック競技とオリンピック競技の支援内容に差を設けない ( オリパラ一体化 ) その上で競技特性や競技力強化の環境等に十分配慮した支援が必要 15

競技力向上事業 ( 前年度予算額 :8,700,000 千円 ) 29 年度予定額 :9,150,000 千円 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会等における日本代表選手のメダル獲得に向けて 各競技団体が行う日常的 継続的な強化活動及び 2020 年東京大会等で活躍が期待される次世代アスリートの発掘 育成などの戦略的な強化について オリンピック競技とパラリンピック競技の一体的な支援を実施する Photo by AFLO SPORT(JOC 提供 ) 2020 年東京大会に向けた JOC の目標 金メダルランキング 3 位以内 (20~33 個 ) Photo by JOC(JOC 提供 ) 2020 年東京大会に向けた JPC の目標 金メダルランキング 7 位以内 (22 個 ) Photo by 有限会社エックスワン (JPC 提供 ) Photo by 有限会社エックスワン (JPC 提供 ) 基盤的強化 2018 年平昌大会 2020 年東京大会等に向けて 各競技団体が日常的 継続的に行う強化活動を支援 国内外強化合宿 チーム派遣 招待 コーチ等の設置など 戦略的強化 2020 年東京大会等で活躍が期待される次世代アスリートの発掘 育成の支援や ハイパフォーマンスに関する取組全般を統括する人材等の育成を支援するなどの戦略的な支援を実施 次世代ターゲットスポーツの育成支援 アスリートパスウェイの戦略的支援地域ネットワークを活用したアスリート発掘 種目転向の促進支援 ( 新規 ) 有望アスリート海外強化支援 ハイパフォーマンス統括人材の育成支援 ( 新規 ) ハイパフォーマンスに関する取組全般を統括する人材や世界トップレベルのコーチの育成支援 16 オリンピック パラリンピック競技の統合強化支援

概要 トップアスリートが 同一の活動拠点で集中的 継続的にトレーニング 強化活動を行うため パラリンピック競技の使用を想定したナショナルトレーニングセンター (NT C) を整備し オリンピック競技とパラリンピック競技の共同利用化を図る 2020 年東京オリンピック競技大会 東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針 ( 平成 27 年 11 月 27 日閣議決定 ) 4 メダル獲得へ向けた競技力の強化公益財団法人日本オリンピック委員会及び公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会の設定したメダル獲得目標を踏まえつつ 日本人アスリートが 大会において最高のパフォーマンスを発揮し 過去最高の金メダル数を獲得するなど優秀な成績を収めることができるよう トップアスリート及び次世代アスリートの育成 支援のための戦略的な選手強化 競技役員など国際的に活躍できる人材の育成 スポーツ医 科学 情報分野の多方面からの専門的かつ高度な支援体制の構築に努めるとともに オリンピック競技とパラリンピック競技の一体的な拠点構築を進める 特に パラリンピック競技については 基盤の強化をはじめ 大会の成功に向けた重層的な支援を講ずる 計画予定地東京都北区西が丘 3 丁目 1442-21 22 建設工事完成時期 平成 31 年度当初を目途 工事費約 220 億円 ( 概算見込額 ) 整備年次計画 29 年度予定額 :3,640,231 千円 28 年度補正予算額 :2,405,848 千円 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度平成 32 年度東パ基本設計ラ京リオ実施設計ンリ整備工事ピントレーニング期間 会ナショナルトレーニングセンターの拡充整備 ( 前年度予算額 : 199,802 千円 ) 競技大ピック ック 拡充施設の概要 階数 建築面積 延床面積 建物高さ 地下 1 階 地上 6 階 約 10,000m2 約 29,400m2 30.5m 施設 規格等 共用体育館 (1)42m 23m 弾性床材 オリンピック競技 (2)~(4)44m 24m フローリング バスケットボール バレーボール バドミントン テコンドー パラリンピック競技 (3)(4) については間仕切りを収納し88m 44m 車椅子バスケットボール シッティングバレーボール バドミントの大空間として利用可能ン テコンドー ボッチャ ゴールボール パワーリフティング ウィ ルチェアーラグビー 水泳 ( 競泳 ) トレーニング施設 50m 10レーン水深 3m 卓球トレーニング施設 コート数 :24~28 面 射撃トレーニング施設 50m(25m):5 射座 10m:25 射座 フェンシングトレーニング施設 30ピスト ( ファイナル対応 3) アーチェリートレーニング施設 12 標的 宿泊施設 ツイン30 コネクティング 12 シングル37 和室 4 食堂 座席数約 88 席 ( うち車椅子対応 38 席 ) 拡充施設の完成イメージ図 17

ハイパフォーマンスーマンスセンターの基盤整備 ( 新規 ) ( 新規 ) 29 年度予定額 :945,356 千円 28 年度補正予算額 :1,054,480 千円 ハイパフォーマンスセンター の機能強化を図るため 以下の 3 センターを新たに設置し 我が国の国際競技力が中長期的に成長していくための基盤を整備する ハイパフォーマンスセンター (Japan High Performance Sport Center) 循環 国立スポーツ科学センター (JISS) 国際性 ( スポーツ インテリジェンス戦略 ) スポーツ インテリジェンスセンター ( 仮称 ) 多様化 複雑化するハイパフォーマンスに関する情報の世界的な競争の中で 各国のメダル獲得戦略 選手強化方法などのあらゆる情報を先行して収集し 研究 分析結果を競技団体の強化戦略プラン等に反映して用意周到な準備を行い 大会本番でのパフォーマンスの最大化を図る 循環 一体的な機能構築 アスリート データセンター ( 仮称 ) スポーツ技術 開発センター ( 仮称 ) 競技用具の機能を向上させる技術等を開発するための体制を整備し 2020 年東京大会等に向けた我が国アスリートのメダル獲得の優位性を確実に向上させる ナショナルトレーニングセンター (NTC) ハイパフォーマンスセンターにおけるメディカル トレーニング 競技映像 栄養などの各種情報を一元的に管理し トップアスリートが必要な情報を迅速に取得できるシステムを構築し 2020 年東京大会等に向けた効果的 効率的な強化活動を実現するとともに トップアスリートのビッグデータを活用したスポーツ医 科学研究等を促進する アスリートサポートシステム データの集約 蓄積一元管理 循環 インターネット 卓越性 ( 情報一元化戦略 ) 迅速なチェック 分析トレーニングプランの改善など トップアスリートのビッグデータを活用したスポーツ医 科学研究等の促進 持続性 連携性 ( テクノロジー戦略 ) 18

女性アスリートの育成 支援プロジェクト ( 前年度予算額 :380,000 千円 ) 29 年度予定額 :388,000 千円 オリンピック競技及びパラリンピック競技における女性アスリートに対する効果的な育成や支援の在り方についてはまだ研究 開発の途上にあり 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会等へ向けてスピード感をもって取り組む必要がある そこで 女性アスリートの国際競技力向上を図るため 女性特有の課題に着目した女性アスリートの戦略的強化に資する調査研究や医 科学サポート等の支援プログラム 産婦人科医等に向けた女性スポーツ医学の普及啓発プログラムを実施する また 女性競技種目における戦略的かつ実践的な強化プログラムや女性エリートコーチの育成プログラムを実施する 女性アスリートの戦略的強化に向けた調査研究 女性特有の課題の解決に向けた調査研究など 女性アスリートの戦略的強化に資する調査研究を実施し その成果を女性アスリートや指導者等に還元する 特に 2020 年東京大会追加競技 パラリンピック競技に関連する調査研究の充実を図る 女性アスリート戦略的強化 支援プログラム 女性アスリート強化プログラム 女性競技種目において不足している競技大会をモデルプログラムとして実施することにより 高水準の競技機会と教育プログラムを提供し 女性アスリートの国際競技力向上を図る 女性アスリート支援プログラム 女性特有の疾患 障害 疾病等における医学サポート 成長期における医 科学サポート ( 競技団体への巡回サポートを新たに開始 ) 妊娠期 産前 産後期 子育て期におけるトレーニングサポート 女性アスリート支援カンファレンスの開催 女性エリートコーチ育成プログラム 女性特有の視点とアスリートとしての技術 経験を兼ね備えた女性エリートコーチを育成するため 引退を予定している女性アスリートにエリートコーチ育成モデルプログラムを策定 実施する 女性スポーツ医学普及啓発プログラム ( 新規 ) ジュニア期の女性アスリートが健康にスポーツ活動ができるよう 産婦人科医等に対し 女性スポーツ医学の普及啓発プログラムを策定 実施する 19

アスリートパスウェイの戦略的支援 全国各地の将来性の豊かなタレントを効果的に発掘 育成するとともに 強固で持続可能な育成システムを戦略的に開発 支援する スポーツ基本計画 : 国及び JSC は 中長期的な視点から 将来性の豊かなジュニアアスリートを発掘 育成していくため その育成システムを支援する 主に 主な取組内容 ナショナルタレント 育成アスリート 地域タレント 強化アスリート ナショナルタレントハブの整備 <NF 地域 > NF が主体となり 広域ブロック単位でナショナルタレントを育成アスリートに引き上げるための支援を行う パフォーマンスパスウェイの概念図 強化アスリート合同トライアル <JSC NF> 既に各種目で活躍しているアスリートが 自己の持つ能力を再確認し 最適な種目に転向してオリンピック パラリンピック出場を目指す 主に 地域タレント ナショナルタレント NTID ナショナルタレント合同トライアル <JSC NF> 高い運動能力を持った地域タレントが 最適な種目とマッチングすることにより 年代別強化指定選手を目指す パラリンピック向けトライアルを実施 地域タレント発掘 育成コンソーシアム < 地域 > ブロック強化合宿等を実施 また コンソーシアム構成県に対して 海外コーチから TID を指導 地域の競争機会創出のためのブロックゲームズを実施 主に 未知のタレント 地域タレント WPN( ワールドクラスパスウェイネットワーク ) <JSC 地域 > 各地域の状況に応じて 種目適性型 種目特化型 種目最適 ( 転向 ) 型の各モデルに合わせたタレント発掘 育成事業の推進支援を行う 地域スポーツ指導者養成プログラム < 地域 > 高品質な育成プログラムや最新のコーチングを実践できる地域スポーツ指導者の育成を行う 20

地域におけるタレント発掘 育成事業 平成 28 年度実施状況 (1) アスリートパスウェイの戦略的支援 ( 競技力向上事業 ) 1 事業内容複数の都道府県 県体育協会等で構成する 地域タレント発掘 育成コンソーシアム 等により 全国各地の才能を有するタレントを 効果的に発掘 育成し タレントからジュニア競技者へと確実に発掘 育成 強化する体制を整備 2 受託者独立行政法人日本スポーツ振興センター ( 都道府県や競技団体に再委託 ) 3 平成 28 年度活動 ( 地域タレント発掘 育成コンソーシアム ) 1) 九州タレント発掘 育成コンソーシアム ( 福岡県 宮崎県等 ) カヌーの発掘 育成プログラム 2) 東北ブロック TID 研究会 ( 山形県 岩手県 秋田県 ) カヌー フェンシング ボクシングの発掘 育成プログラム 3) 北海道 ( 北海道 岩手県 秋田県 山形県 ) ノルディック バイアスロン等のウィンタースポーツの発掘 育成プログラム 21

地域におけるタレント発掘 育成事業 (2) スポーツ振興くじ助成金 ( 日本スポーツ振興センター ) による財政支援将来性を有する競技者の発掘及び育成活動 身体 運動能力特性に基づくタレント発掘事業 1 助成対象事業地域において子供の身体 運動能力特性に基づいて優れた素質を有する競技者を発掘する事業 2 助成対象者ア都道府県イ都道府県の域内におけるスポーツの振興を目的とする都道府県の出資又は拠出により設立された公益財団法人及び一般財団法人ウ都道府県体育協会 ( 参考 ) 助成金額平成 27 年度 :12 都道府県に計約 7000 万円平成 28 年度 :14 都道府県に計約 8200 万円 22

地域におけるタレント発掘 育成事業 3 平成 28 年度助成団体一覧 No 団体名 事業名 対象種目 1 滋賀県 次世代アスリート発掘育成プロジェクト 特定種目なし 2 京都府 京の子どもダイヤモンドプロジェクト フェンシング バドミントン カヌー 3 岐阜県 清流の国ジュニアアスリート育成プロジェクト 特定種目なし 4 北海道 有望選手発掘 育成事業 カーリング スケルトン バイアスロン 5 公益財団法人福岡県スポーツ振興センター 福岡県タレント発掘事業 6 公益財団法人長野県体育協会 SWAN プロジェクト 特定種目なし カーリング スケート スキーリュージュ ボブスレー スケルトン 7 公益財団法人兵庫県体育協会ひょうごジュニアスポーツアカデミー事業特定種目なし 8 公益財団法人山口県体育協会 YAMAGUCHI ジュニアアスリートアカデミーレスリング セーリング 9 徳島県 徳島県トップアスリート発掘 育成プログラム推進事業 特定種目なし 10 愛媛県えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業特定種目なし 11 秋田県 AKITA スーパーわか杉っこ発掘プロジェクト フェンシング スピードスケート ライフル射撃 12 山形県山形県スポーツタレント発掘事業特定種目なし 13 宮崎県 宮崎から世界へ挑戦! ワールドアスリート発掘 育成プロジェクト 特定種目なし 14 三重県女性アスリートタレント発掘女子 7 人制ラグビー 23

事業内容 H29 年度タレント発掘 育成事業トップアスリートの発掘支援 ( 日体協等の参画 ) < イメージ > ( 公財 ) 日本体育協会のもつ全国ネットワークを活用し 県体育協会 が中核となり 県教育委員会 地域スポーツクラブ 県障害者スポーツ協会 高体連 中体連 高野連 JOC JPC などの関係機関等と連携を図り アスリートの発掘 育成に取り組む 実施体制 ( 独 ) 日本スポーツ振興センター ( 公財 ) 日本体育協会 種目適性型発掘 育成事業 主な連携団体 :NF 県教委 県体協 タレント発掘 育成事業未実施の県において 未知の人材 から 大きな飛躍の可能性を秘めた人材 を発掘 育成 県教育委員会 保健体育課 各学校への周知 県体育協会 全体調整 体力測定 小 中学生対象 総合型クラブスポーツ少年団 JSC 障害者アスリート発掘 育成事業 主な連携団体 :NF 県教委 県体協 県障協 JPC 県体協 県障協 県教委 JPC NF が連携し 障害者アスリートの発掘 育成事業を実施する 県教育委員会 保健体育課 特別支援教育課 各学校への周知 県障害者スポーツ協会県障害者スポーツセンター県リハビリテーションセンター医療機関 障害者スポーツ団体との連携 種目最適型発掘事業 主な連携団体 :NF 県教委 県体協 高体連 中体連 高野連 JOC 県体協 高体連 中体連 高野連 県教委 JOC NF が連携し 県内の中学生 高校生に対して 合同トライアルを実施し 競技団体の育成プログラムへとつなげる機会を創出する 県教育委員会 保健体育課 各学校への周知 中 高生対象 高体連 中体連高野連 県専門部等から加盟選手への周知 第 1 ステージ ( 発掘 ) 第 2 ステージ ( 育成 ) 対象 : 小学校 4 年生 ~6 年生内容 : 多様なスポーツに触れる機会を通して 高い適性を有する子どもを早期に発掘 対象 : 中学校 1 年生 ~3 年生内容 : 中央競技団体による オーディション 等を通じて個人の適性に応じた競技種目を選択させ 専門的トレーニングを実施 県体育協会 全体調整 障害者アスリート発掘 育成事業 体力測定 JSC 県体育協会 全体調整 合同トライアル JSC NF JOC NF JPC NF JOC 24

H29 年度タレント発掘 育成事業ターゲット競技 実施地域の選定プロセス ( 案 ) オリンピック競技 ターゲット競技の選定における評価ポイント 競技開始年齢が早くないこと 育成期間が長くないこと パフォーマンス構造がシンプルであること 世界レベルの育成環境整備へコミットできること 本事業への協力の意思等 < 分類 > 1 意向調査 ( 全 NF) プロジェクトチーム作業 NF の作業 2 ヒアリング調査 ( 一部 NF) 都道府県の作業 3 ターゲット競技の決定 再委託要項 ( 日体協から県体協へ ) の作成 4 実施可能地域 ( 県体協 ) はターゲット競技を選択して応募 5 本事業で対象とする競技及び地域の決定 25

児童生徒のオリンピック パラリンピック競技大会等への参加に係る学校における出席扱いについて ( 通知 ) 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会の開催が決まっている中 学校に在籍するトップアスリートが 学校教育への影響等に適切な配慮がなされた上で 強化合宿等に参加しやすくすることは重要 児童生徒のオリ パラ大会及び強化合宿等への参加について 児童生徒の心身の発育 発達 学校教育への影響に配慮しつつ 参加を認めることこの場合 校長は 学校教育活動の一環として参加させることができ 出席 扱いとすることが適当であること学校においては 保護者や各競技団体と連携して 児童生徒の参加状況を把握すること について 文部科学省から スポーツ次長及び初等中等教育局長の連名で 各都道府県教育委員会等宛てに 通知を発出 ( 平成 27 年 10 月 30 日 ) 各都道府県においては 上記通知の趣旨が市町村教育委員会 学校等にしっかり伝わるよう 適切に周知をお願いしたい オリ パラ以外の競技についても 部活動において実施されているか否かにかかわらず 指導要録上 平成 22 年 5 月の通知に従い 学校の教育活動の一環として生徒が運動や文化などにかかわる行事等に参加したものと校長が認める場合には 出席扱いとすることができる 平成 27 年 10 月の通知は 校長が 出席扱いを認める場合の考え方を具体的に示したもの 26 である