ることが 資産運用におけるリスク管理の基本である また 将来にわたる資産側及び負債側の変動予測を踏まえ 資産と負債を総合的に管理することが重要である 2 具体的なリスク管理の方法を規定する ( 例 ) ポートフォリオ管理の適切な実施ア資産全体のリスク管理に関する事項 ( 例 ) 適切な方法により政策

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東京電力エナジーパートナー

その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の

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2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

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 資 料 2 

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本実務対応報告の概要 以下の概要は 本実務対応報告の内容を要約したものです 範囲 ( 本実務対応報告第 3 項 ) 本実務対応報告は 資金決済法に規定する仮想通貨を対象とする ただし 自己 ( 自己の関係会社を含む ) の発行した資金決済法に規定する仮想通貨は除く 仮想通貨交換業者又はが保有する仮想

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(3) 資産運用収益 平成 27 年度平成 28 年度第 3 四半期累計期間第 3 四半期累計期間 利息及び配当金等収入 500, ,799 預 貯 金 利 息 有価証券利息 配当金 397, ,636 貸 付 金 利 息 68,334 64,037 不 動 産

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平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付

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営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

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公開草案なお 重要性が乏しい場合には当該注記を省略できる 現行 適用時期等 平成 XX 年改正の本適用指針 ( 以下 平成 XX 年改正適用指針 という ) は 公表日以後適用する 適用時期等 結論の背景経緯 平成 24 年 1 月 31 日付で 厚生労働省通知 厚生年金基金


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科目当年度前年度増減 [ 負債の部 ] 流動負債未払金 3,44,15,654 3,486,316,11-46,3,357 給付金未払金 3,137,757,265 3,192,611,196-54,853,931 年金未払金 287,13, ,91,778 7,228,646 その他未

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

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平成 19年 10月 29日

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

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(3) 資産運用収益 平成 28 年度平成 29 年度第 1 四半期累計期間第 1 四半期累計期間 利息及び配当金等収入 157, ,549 預 貯 金 利 息 6 2 有価証券利息 配当金 124, ,877 貸 付 金 利 息 21,582 20,066 不 動 産 賃

(4) リスク管理の徹底運用受託者は 運用ガイドライン及び組合との間で合意した目標リスク ( トラッキング エラー等 ) を遵守し リスク管理を徹底しなければならない (5) その他その他 組合から運用上の指示がある場合には 運用受託者はこれに従うものとする 3 個別の資産区分に関する運用上の遵守事

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

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(4) 資産運用の実績 ( 一般勘定 ) ア. 資産の構成 ( 単位 : 百万円 %) 金額占率金額占率 現預金 コールローン 394, , 買 現 先 勘 定 223, , 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証

第4期 決算報告書

第21期(2019年3月期) 決算公告

科 目 貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 当年度前年度増減 ( 単位 : 円 ) Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 28,313,776 24,804,212 3,509,564 未 収 金 5,810,958 5,810,958 0 流動資産合計 34,124,734 30,6

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医療法人における事業報告書等の様式について ( 平成 19 年 3 月 30 日医政指発第 号 ) の一部改正 改正後様式 3-1 様式 3-1 改正前 別添 1 ( 下線の部分は改正部分 ) 法人名所在地 医療法人整理番号 法人名所在地 医療法人整理番号 貸 借 対 照 表 貸 借

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貸借対照表 (2018 年 3 月 31 日現在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ. 流動資産 8,741,419 千円 Ⅰ. 流動負債 4,074,330 千円 現 金 預 金 5,219,065 未 払 金 892,347 受 取 手 形 3,670 短

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2. 基準差調整表 当行は 日本基準に準拠した財務諸表に加えて IFRS 財務諸表を参考情報として開示しております 日本基準と IFRS では重要な会計方針が異なることから 以下のとおり当行の資産 負債及び資本に対する調整表並びに当期利益の調整表を記載しております (1) 資産 負債及び資本に対する

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貸借対照表 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 厚生年金勘定 ) ( 単位 : 円 ) 科 目 金 額 資産の部 Ⅰ 流動資産 現金及び預金 11,313,520,485 有価証券 13,390,000,000 販売用不動産 93,938,423,482 未収金 389,813,000 未

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第 36 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部 負債の部 Ⅰ. 流 動 資 産 909,595 Ⅰ. 流 動 負 債 208,875 現金及び預金 508,

様式3

貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 6,646,807 流動負債 4,437,848 現金及び預金 4,424,351 1 年以内返済予定の長期借入金 1,753,120 未 収 運 賃

CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

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Transcription:

( 別紙 1) 運用の基本方針の策定指針 1 運用の目的 年金資産の運用目的 ( 確定給付企業年金の加入者に対する年金たる給付及び一時金たる給付の支払いの必要性を満たすため等 ) を規定するとともに その具体化のための方針について規定する 年金資金は 一般的には長期運用を行っていくことが基本である ただし 規約型企業年金又は基金の成熟度や母体企業の状況等に応じて 長期運用との整合性に配慮しながら 中期的な下振れリスクなどに留意することが必要である 2 運用目標 (1) 運用の目的を達成するための具体的な収益目標を定める (2) 期待収益率についてもここで記載することができる 短期的な運用目標を定めることは適当ではなく 下記 3で定める資産構成から期待される収益と整合性のあるものでなければならない 3 資産構成に関する事項 事業主等が長期にわたり維持すべき資産の構成割合 ( 以下 政策的資産構成割合 という ) 又は資産構成についての方針について規定するものである なお 自家運用を行う基金又は株式で掛金を納付する事業主若しくは株式による掛金の納付を受ける基金は 適切な資産の管理運用を行うために政策的資産構成割合を定める 政策的資産構成割合の策定は リスク管理上で最も重要であるので 受託保証型確定給付企業年金を実施する場合を除き 策定しなければならない また 基本方針の策定が義務づけられていない受託保証型確定給付企業年金を実施する事業主においても 政策的資産構成割合を策定することが望ましい 4 運用に当たっての留意事項 (1) リスク管理について 以下の事項を規定することが望ましい 1 リスク管理の基本的な考え方を規定する リスク リターン等の特性が異なる複数の資産クラスに分散投資す

ることが 資産運用におけるリスク管理の基本である また 将来にわたる資産側及び負債側の変動予測を踏まえ 資産と負債を総合的に管理することが重要である 2 具体的なリスク管理の方法を規定する ( 例 ) ポートフォリオ管理の適切な実施ア資産全体のリスク管理に関する事項 ( 例 ) 適切な方法により政策的資産構成割合を策定する また 同時にリバランス ( 再調整 ) のルールを定め適切にリバランスを行う イ各資産クラスごとのリスク管理に関する事項 ( 例 ) 投資対象とする資産や格付を明確化すること 流動性 発行条件 発行体等についての調査 分析を踏まえて投資対象とする銘柄を選択すること 発行体等の分散化を図ること等により 価格変動リスク 信用リスク 流動性リスク等を管理する ウ運用受託機関ごとのリスク管理に関する事項 ( 例 ) 運用指針及びベンチマークを示し トラッキングエラー又はアクティブリスク等の管理や 運用指針の遵守状況の確認等により 運用受託機関を適切に管理する ( 注 ) 主なリスクの種類 ⅰ 市場関連リスク価格変動リスク- 株価 金利 為替等の資産価格の変動によるリスク信用リスク- 債券 株式等の発行体の経営破綻等により 返済や受け渡し等が実行されなくなるリスク流動性リスク- 資産の流動性が低いために売却時に価格が低下したり 売却そのものが困難になるリスク ⅱ オペレーショナル リスク- 事務上のミスや管理システムの障害によるリスク ⅲ コンプライアンス リスク- 関連法規違反や内部不正によるリスク ⅳ 負債サイドのリスク- 予定外の債務の変動や運用収益の不足により 積立水準に不足するリスク 給付に必要なキャッシュの確保に係るリスク 3 その他 キャッシュフローの確保等 必要な事項について規定する (2) 運用受託機関の選任 運用業務に関する報告の内容及び方法 運用受託機関の評価 1 運用受託機関の選任に当たっての基準や考え方を規定する 2 運用業務に関する報告の内容及び方法に関して 運用受託機関にどのような頻度 形式 ( ミーティングあるいは文書等 ) 方法で報告を求める

かを定める 3 運用受託機関の評価に関して 運用受託機関の投資哲学 運用体制 運用実績等に関する評価方法について規定する 運用受託機関を選任するにあたっては 運用受託機関に支払う運用報酬等運用に要する費用については 運用スタイルや運用コスト等に照らして合理的に判断するものとする (3) 運用業務に関し遵守すべき事項 運用業務に関し遵守すべき事項として 運用に当たって 事業主又は基金の理事及び運用受託機関が法令で求められる行為準則に関する事項の他に 事業主等として定めた遵守事項や禁止事項を規定する 一般的な事項と個別の取引類型に関するものとに分けて規定することができる (4) その他の事項 1 株式で掛金を納付する事業主又は株式による掛金の納付を受ける基金においては 納付した株式又は納付された株式の利用方法 ( 例 : 給付費に充てるためのキャッシュ化ファンドとして利用する ) 及び制約事項 ( 例 : 独立した株式ファンドとして管理する ) 等を規定する ( 規定することが望ましい事項 ) 2 デリバティブを利用する場合は その利用方法 利用範囲についての制限を規定する ( 例 ) 運用の健全性に配意し 投機的取引を行わないこと 3 運用費用に関する事項について規定する ( 例 ) 運用受託機関が最良執行に努め 総取引コストが最小になるよう売買執行を行うものとする 資産規模 成熟度 母体企業の状況等規約型企業年金又は基金の状況に応じて必要な事項を定めるべきである 5 自家運用に関する事項 自家運用を行う基金は 年金資産の運用における自家運用の役割と位置付け ( 委託運用を含めた基金全体の運用の中で自家運用が担うべき役割等 ) 管理運用の体制 運用対象及び運用実績の評価方法等を規定する 運用対象の種類に応じて必要な事項を定めるべきである なお 株式インデックス運用については 対象となる株価指数 運用方法 ( 完全法 層化抽出法 最適化法等 ) 及び目標トラッキングエラー等を記載すべきである 管理運用の体制については 法令で求められる体制の他に 有価証券の発注 リスク管理 コンプライアンス ( 法令等の遵守 ) 等を含めた内部管理体

制を整備し 記載することが望ましい 6 その他運用業務に関し必要な事項 上記事項の他 事業主等の判断により運用の基本方針に記載すべき事項とされた事項を規定する 特に 積立金の運用に関する事項の他 適切な資産管理の業務を行うため 資産管理機関の選任 評価に関する事項 資産管理機関が法令で求められる行為準則に関する事項並びに資産管理業務に関する報告の内容及び方法に関する事項等資産管理に関する事項を記載することが望ましい

( 別紙 2) 運用指針の策定指針 1 資産構成に関する事項 事業主等が長期にわたり維持すべき資産の構成割合 ( 以下 政策的資産構成割合 という ) を前提として各運用受託機関が遵守すべき資産構成割合の基準及び許容幅 又は資産構成についての方針について規定する なお 自家運用を行う基金又は株式で掛金を納付する事業主若しくは株式による掛金の納付を受ける基金は 政策的資産構成割合を前提に 各運用受託機関が遵守すべき資産構成割合及び許容幅を規定しなければならない 生命保険会社の第一特約のうち総合口については 生命保険会社が自らの運用方針に基づいて資産構成を策定した商品であることから 契約の締結に当たっては その商品の特性が事業主等の運用指針に適合するものであるかどうかについて 事業主等と運用受託機関の双方が確認する必要があること 2 運用手法に関する事項 (1) 運用に関して パッシブ運用 ( 市場平均の収益を目指す運用 ) 又はアクティブ運用 ( 市場平均を上回る収益を目指す運用 ) などの運用手法を規定する (2) 各資産ごとの市場ベンチマーク ( 市場動向の指標 ) についてもここで記載する パッシブ運用の指示をする場合には 当該運用受託機関のベンチマークとの連動性を確保する能力を十分評価した上で行うこと また アクティブ運用の指示をする場合には 当該運用方法がベンチマークに対する超過収益を獲得する合理性を有しているかを十分確認の上 当該運用手法を用いることによるポートフォリオ全体のリスク リターン特性への影響 当該運用受託機関の超過収益獲得の能力等を評価し 指示すること 3 運用業務に関する報告の内容及び方法に関する事項 運用に関して 各運用受託機関ごとにどのような頻度 形式 ( ミーティングあるいは文書等 ) 方法で報告を求めるかを規定する 4 運用受託機関の評価に関する事項 各運用受託機関の投資哲学 運用体制 運用実績等に関する評価方法について規定する

運用受託機関を一律に評価することは適切ではなく 各資産別又はスタイル別にベンチマーク又はスタイル ベンチマークなどとの対比において比較評価する方法等を規定することが必要である 5 運用業務に関し遵守すべき事項 ( 規定すべき事項 ) 運用に当たって 各運用受託機関が遵守すべき事項 ( 法令で求められる行為準則に関する事項など ) や禁止事項を規定するものである なお 株式で掛金を納付する事業主又は株式による掛金の納付を受ける基金においては 納付した株式又は納付された株式に係る運用を委託する運用受託機関に対し 当該株式の利用方法 ( 例 : 給付費に充てるためのキャッシュ化ファンドとして利用する ) や制約事項 ( 例 : 独立した株式ファンドとして管理する ) 等を規定しなければならない 各運用受託機関に提示した資産構成 運用手法等に応じて 投資適格資産 売買遵守事項 デリバティブの利用法等必要な事項を規定する 6 その他運用業務に関し必要な事項 ( 規定すべき事項 ) 上記事項の他 事業主等の判断により運用指針に記載すべき事項とされた事項を規定する 特に 運用の委託をする運用受託機関に提示する運用指針の他に 資産管理の委託をする資産管理機関についても適切な資産管理を行うため 資産管理機関の評価に関する事項 資産管理機関が法令で求められる行為準則に関する事項並びに資産管理業務に関する報告の内容及び方法に関する事項等について指針を提示することが望ましい

( 別紙 3) 確定給付企業年金の積立金の評価方法について 1. 確定給付企業年金の積立金及び保有資産に係る有価証券 ( 金銭の信託の信託財産を含む 以下 有価証券等 という ) 等の時価は その有価証券等の保有区分に応じて 金融商品に係る会計基準及び日本公認会計士協会公表の 金融商品会計に関する実務指針 ( 以下 金融商品会計基準等 という ) に準拠して次のとおり取り扱うことができる (1) 適用確定給付企業年金法施行規則 ( 平成 14 年厚生労働省令第 22 号 ) 第 48 条 積立金の額の評価の方法 第 1 第 1 号に規定する時価として金融商品会計基準等に準拠して評価した価額を用いることができる なお 同規則第 63 条 積立金の額の評価 第 2 項の時価 確定給付企業年金法 ( 平成 1 3 年法律第 50 号 ) 第 74 条から第 77 条 規約型企業年金の統合 分割 基金の合併 分割 第 8 2 条の 2 確定拠出年金を実施する場合における手続等 第 8 3 条から第 9 0 条 確定給付企業年金の終了 厚生労働大臣の承認による終了 及び附則第 25 条 適格退職年金契約にかかる権利義務の確定給付企業年金への移転 並びに公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 63 号 ) 附則第 5 条第 1 項の規定によりなおその効力を有するものとされた改正前確定給付企業年金法第 1 11 条 厚生年金基金から規約型企業年金への移行 第 112 条 厚生年金基金から企業年金基金への移行 及び第 114 条 解散厚生年金基金等に係る責任準備金の一部の物納 においては適用しない (2) 保有区分有価証券等の保有区分については 次のとおりとする 1 売買目的有価証券 2 満期保有目的の債券 3 その他有価証券 2. 財政運営及び決算事務の取扱いについて有価証券等を金融商品会計基準等に準拠して取り扱う場合の保有区分に応じた価額評価については 次のとおりとする (1) 価額評価の基準及び評価方法 1 有価証券等の取得原価は 購入代価に手数料等の付随費用を加算し これに平均原価法等の方法を適用して算定した額とする 2 有価証券等は 保有する目的により 次のように区分し 評価差額等について処理した上 それぞれ区分ごとの評価額をもって貸借対照表価額としなければならない ア売買目的有価証券時価の変動により利益を得ることを目的として保有する有価証券 ( 以下 売買目的有価証券 という ) は 時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額は当期の損益として処理する イ満期保有目的の債券満期まで所有する意図をもって保有する国債 地方債 政府保証債 その他の債券 ( 以下 満期保有目的の債券 という ) は 取得原価をもって貸借対照表価額とする ただし 債券を債券金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において 取得価額と債券金額との差額の性格が金利の調整と認められるときは 償却原価法に基づいて算定された価額をもって貸借対照表価額としなければならない ウその他有価証券売買目的有価証券 満期保有目的の債券以外の有価証券 ( 以下 その他の有価証券 という ) は 時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額は当期の損益として処理する

エ時価について時価とは 公正な評価額をいい 市場において形成されている取引価格 気配又は指標その他の相場に基づく価額をいう 市場において形成されている取引価格 気配又は指標その他の相場がない場合には 合理的に算定された価額を公正な評価額とする オ償却原価法について償却原価法とは 債権又は債券を債権金額又は債券金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において 当該差額に相当する金額を弁済期又は償還期に至るまで毎期一定の方法で貸借対照表価額に加減する方法をいう なお この場合には 当該加減額を受取利息に含めて処理する 3 満期保有目的の債券とその他有価証券との区分アその他有価証券とは 売買目的有価証券及び満期保有目的の債券以外の有価証券であり 長期的な時価の変動により利益を得ることを目的として保有する有価証券が含まれる イ余裕資金等の運用として 利息収入を得ることを主たる目的として保有する国債 地方債 政府保証債 その他の債券であって 長期保有の意思をもって取得した債券は 資金繰り等から長期的には売却の可能性が見込まれる債券であっても 満期保有目的の債券に区分するものとする 4 満期保有目的の債券の保有区分の変更について満期保有目的の債券を償還期限前に売却した場合には 次に掲げる場合を除き 満期保有目的の債券の全てについて 保有目的の変更があったものとして売買目的有価証券に振り替えなければならない ア満期保有目的の債券を購入した財政再計算後の財政再計算において 財政計画上の資金計画において 満期保有目的の債券の売却収入を財源とした財政計画が策定されている場合であって 当該財政計画に従って売却した場合イ満期保有目的の債券を購入した財政再計算後の財政再計算において 金利情勢の変化に対応して より運用利回りの高い債券に切り換えるため 又は 事業主等が定める信用上の運用基準に該当しなくなったことに伴い 運用基準に該当する他の債券に切り換えるために売却した場合 5 満期保有目的の債券及びその他有価証券のうち市場価格のあるものについて時価が著しく下落したときは 回復する見込があると認められる場合を除き 時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額は当期の費用として処理しなければならない (2) 財務諸表への記載方法貸借対照表への記載は 信託資産 ( 満期保有目的の債券に属すものを除く ) 保険資産及び共済資産を除く運用資産は次のとおりとする 1 売買目的有価証券 満期保有目的の債券のうち1 年以内に満期が到来する国債 地方債 政府保証債 その他の債券及び 1 年以内に満期が到来する預貯金は 流動資産の 投資 に属する 2 基金等が保有する有価証券及び預貯金の未収配当金及び利息は 流動資産の 未収収益 に属する 3 満期保有目的の債券のうち期限が1 年を超えて到来する国債 地方債 政府保証債 その他の債券 その他有価証券及び期限が1 年を超えて到来する預貯金は 固定資産の 投資 に属する (3) 附属明細書及び注記確定給付企業年金の財務諸表は 加入者等にとってわかりやすい形で会計情報を開示するものでなければならないが 一方で 各種専門家にとって高度な分析に耐えられるような詳細な情報が含まれていなければならない このため 貸借対照表や損益計算書はいたずらに複雑なものとならないよう留意しつつ 詳細な情報を附属明細書及び注記によって開示していくものとする 1 確定給付企業年金は 貸借対照表及び損益計算書の内容を補足するため 有価証券明

細書を作成しなければならない 有価証券明細書は次のとおりとする ア流動資産の投資として計上された有価証券等 売買目的 種類及 取得価格 時 価 貸借対照表 当期損益に含まれた 摘要 有価証券 び銘柄 計上額 評価損益 計 満期保有 種類及 取得価格 券面 貸借対照表 当期損益に含まれた 時価 摘要 目的の債 び銘柄 総額 計上額 評価差額 総額 券 計 貸借対照表計上額合計 イ 固定資産の投資として計上された有価証券等 満期保有 種類及 取得価格 券面 貸借対照表 当期損益に含まれた 時価 摘要 目的の債 び銘柄 総額 計上額 評価差額 総額 券 計 その他有 種類及 取得価格 時 価 貸借対照表 当期損益に含まれた 摘要 価証券 び銘柄 計上額 評価損益 計 貸借対照表計上額合計 2 確定給付企業年金の財務諸表には 重要な会計方針 その作成日までに発生した重要な後発事象 その他確定給付企業年金の状況を適切に開示するために必要な会計情報を注記しなければならない 3 重要な会計方針にかかる注記事項は まとめて記載するものとする その他の注記事項についても 重要な会計方針の注記の次に記載することができる ア会計方針とは 確定給付企業年金の財務諸表の作成に当たって その会計情報を正

しく示すために採用した会計処理の原則及び手続並びに表示の方法をいう イ会計方針の例としては次のようなものがある 有価証券の評価基準及び評価方法 外貨建資産及び負債の本邦通貨への換算基準 数理的評価の方法ウなお 重要な会計方針を変更した場合には 次に掲げる事項を前項による記載の次に記載しなければならない 会計処理の原則又は手続を変更した場合には その旨 変更の理由及び当該変更が財務諸表に与える影響の内容 表示方法を変更した場合には その内容 (4) 留意事項 1 満期まで所有する意図次のア及びイを満たしていると年金数理人が認めた場合に限り 満期まで所有する意図をもって保有するものとして 有価証券の保有区分を金融商品会計基準等に準拠して 満期保有目的の債券の取り扱いができる ア満期まで所有する積極的な意思運用の基本方針において 資金の一部 ( 一定割合 一定額等 ) 又は全部を確実な利回りの確保を目的として債券を満期まで保有することを決定している場合をいう なお 時価の変動に応じて売却のタイミングを見計らっているものは満期まで所有する意思とはみなされない イ満期まで所有する能力年金経理の流動資産と固定資産の合計額から流動負債 支払備金 過剰積立金残高を控除した額 ( 以下 純資産 という ) のうち満期保有目的の債券を金融商品会計基準等により評価した場合の純資産の額が 責任準備金の額以上を有しているものは 満期まで所有する能力を有しているものとする 2 保有目的区分の変更有価証券等の保有目的の変更については (1)4による場合を除き金融商品会計基準等による 3 金融商品会計基準等との相違その他有価証券に区分されるものについては 金融商品会計基準等においては 原則として 時価をもって貸借対照表価額とし 評価差額の合計額を資本の部に計上し 翌期首に取得原価に洗い替えなければならないが 確定給付企業年金の経理においては 企業会計での資本の部に相当する概念がないことから 売買目的有価証券と同様に 評価差額は当期の損益として処理する 4 その他確定給付企業年金の積立金及び保有資産を金融商品会計基準に準拠して取り扱う場合あっては この通知において定めがある場合を除き 金融商品会計基準等によるものとする 3. 確定給付企業年金の積立金の運用に係る基本方針について有価証券等を金融商品会計基準等に準拠して取り扱う場合にあっては 確定給付企業年金制度について ( 平成 14 年 3 月 29 日年発 0329008 号 ) の別紙 2 運用指針の策定指針 の 6 その他運用業務に関し必要な事項 として 確定給付企業年金の運用の基本方針において 資金の一部 ( 一定割合 一定額等 ) 又は全部を確実な利回りの確保を目的として債券を満期まで保有する 旨を記載しなければならない 4. 財務諸表等における具体的な取扱い例は次のとおりとする

勘定科目説明 ( 年金経理 ) 貸借対照表 資産勘定 大分類中分類 科目科目 小分類摘要 1 純資産流動資産 現金 預貯金 ( 基金型企業年金の場合に限る ) 現 金 給付を直接支払う場合の未払の手持ち現金その他年金経理に属する現金 普 通 預 金 年金経理に属する預貯金 当 座 預 金 たとえば 1 宛先不明又は当該口座がない等により返戻された給付 2 返納金 返還金 賠償金として受け取ったもので預貯金に入っているもの 投 資 年金特定信託 売買目的有価証券にあっては 有 価 証 券 当事業年度末における信託資産の時価満期保有目的の債券のうち1 年以内に満期が到来する国債 地方債 政府保証債 その他の債券の当事業年度末における価額 預 貯 金 金銭信託 定期預金及び譲渡性預金等で1 年以内に満期が到来する中分類以外の預貯金 未収掛金 未収標準掛金未収特別掛金未収特例掛金未収事務費掛金 当事業年度末までに当事業年度分の掛金として事業主が拠出していない額 固定資産 未収受換金 未収返納金 未 収 収 益 信 託 資 産 保 険 資 産 未 収 受 換 金 他制度から給付の支給に関する権利義務を承継した場合における当該権利義務に係る受換金のうち まだ受換していないもの 未 収 返 納 金 給付の過誤払い返納金で未収と なっているもの 未 収 配 当 金 保有する有価証券及び預貯金の 未 収 利 息 未収配当金及び未収利息 年 金 信 託 当事業年度末における信託資産 投 資 一 任 の時価 一 般 勘 定 当事業年度末における保険資産 特 別 勘 定 の時価

共済資産 一 般 勘 定 当事業年度末における共済資産 特 別 勘 定 の時価 投 資 年金特定信託 満期保有目的の債券のうち期限 有 価 証 券 が1 年を超えて到来する国債 地方債 政府保証債 その他の債券にあっては 当事業年度末における価額その他有価証券にあっては 当該事業年度末における信託資産の時価 預 貯 金 金銭信託 定期預金及び譲渡性預金等で期限が1 年を超えて到来する預貯金 5. その他 1 に定める有価証券等の保有区分を適用する場合の技術的な読替えは別添のとおりとする 6. 本通知による取扱いについては 平成 16 年 3 月期以降の決算より適用する

( 別添 ) 確定給付企業年金制度の法令解釈について ( 平成 14 年 3 月 29 日年発第 03290008 号 ) 読替表 読替後 読替前 第 1~ 第 5 ( 略 ) 第 1~ 第 5 ( 略 ) 第 6 積立金の運用に関する事項 第 6 積立金の運用に関する事項 1~3 ( 略 ) 1~3 ( 略 ) 4 基金における自家運用について 4 基金における自家運用について (1) 令第 42 条第 1 項第 3 号の 第 2 号 (1) 令第 42 条第 1 項第 3 号の 第 2 号 業務を的確に執行することができる専 業務を的確に執行することができる専 門的知識及び経験を有するものがある 門的知識及び経験を有するものがある こと とは 運用業務を的確に行うた こと とは 運用業務を的確に行うた めに日々の金融商品会計基準等に準拠 めに日々の時価による資産額を把握で した価額による資産額を把握できる体 きる体制の他 有価証券の売買発注 制の他 有価証券の売買発注 リスク リスク管理 コンプライアンス ( 法令 管理 コンプライアンス ( 法令等の遵 等の遵守 ) 等が適切に行われる内部体 守 ) 等が適切に行われる内部体制を整 制を整備するとともに 次に掲げる1 備するとともに 次に掲げる1から3 から3までの運用方法で運用する場合 までの運用方法で運用する場合におい においては 1から3までに規定する ては 1から3までに規定する当該運 当該運用方法に応じた要件を満たすも 用方法に応じた要件を満たすものであ のであること ること 1~3 ( 略 ) 1~3 ( 略 ) (2) ( 略 ) (2) ( 略 ) 第 7 ( 略 ) 第 7 ( 略 ) 第 8 その他の事項 第 8 その他の事項 1~3 ( 略 ) 1~3( 略 ) 4 積立金の額の評価を金融商品会計基準 等に準拠して取扱う際には 規則第 11 1 条の 当該上回る額に相当する額 は 積立金の額から満期保有目的の債券の 額 責任準備金の額又は最低積立基準額 のいずれか大きい額を控除した額とする こと ( 別紙 1)~( 別紙 3) ( 略 ) ( 別紙 1)~( 別紙 3) ( 略 ) 確定給付企業年金の資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドラインについて ( 平成 14 年 3 月 29 日年発第 03290009 号 ) 読替表 読替後 読替前 ( 別添 ) ( 別添 ) 確定給付企業年金に係る資産運用関係者の役 確定給付企業年金に係る資産運用関係者の役 割及び責任に関するガイドラインについて 割及び責任に関するガイドライン 1 本ガイドラインの目的 性格 対象 1 本ガイドラインの目的 性格 対象 ( 略 ) ( 略 )

2 基金の資産運用関係者の役割分担 ( 略 ) 2 基金の資産運用関係者の役割分担 ( 略 ) 3 事業主及び基金の理事 3 事業主及び基金の理事 (1) 略 (1) 略 (2) 基本的な留意事項 (2) 基本的な留意事項 ( 略 ) ( 略 ) ( 資産状況の把握 ) ( 資産状況の把握 ) 事業主及び理事長等 ( 以下 年金運 事業主及び理事長等 ( 以下 年金運 用責任者 という ) は 少なくとも 用責任者 という ) は 少なくとも 毎事業年度ごとに 基金全体の資産構 毎事業年度ごとに 資産全体の構成割 成割合を金融商品会計基準等に準拠し 合を時価で把握しなければならない た価額で把握しなければならない ( 規 ( 規則第 84 条参照 ) 則第 84 条参照 ) (3)~(4) 略 (3)~(4) 略 (5) 運用の委託 (5) 運用の委託 1 略 1 略 2 運用受託機関の管理 2 運用受託機関の管理 ( 略 ) ( 略 ) ( 報告の請求 ) ( 報告の請求 ) 略 略 年金運用責任者は 運用受託機関 年金運用責任者は 運用受託機関 に対し 少なくとも毎事業年度ごと に対し 少なくとも毎事業年度ごと に 運用状況についての金融商品会 に 運用状況についての時価での報 計基準等に準拠した価額での報告及 告を求めなければならない び満期保有目的の債券を時価で評価 ( 注 ) 生命保険一般勘定契約又は生 した価額の報告を求めなければなら 命共済一般勘定契約について ない は 当該契約に係る責任準備金 ( 注 ) 生命保険一般勘定契約又は生 に関する報告で差し支えない 命共済一般勘定契約については 当該契約に係る責任準備金に関する報告で差し支えない ( 略 ) ( 略 ) 3~4 略 3~4 略 (6) 基金における自家運用 (6) 基金における自家運用 1~3 略 1~3 略 4 資産状況の把握 4 資産状況の把握 理事長等は 資産額など資産運用 理事長等は 資産額など資産運用 の実態に関する正確かつ必要な情報 の実態に関する正確かつ必要な情報 を把握できる体制を整備し 適切に を把握できる体制を整備し 適切に 管理運用業務を行わなければならな 管理運用業務を行わなければならな い この場合において 有価証券等 い この場合において 有価証券等 の売買を行う運用 ( 法第 136 条の の売買を行う運用 ( 法第 136 条の 3 第 1 項第 5 号に掲げる方法をい 3 第 1 項第 5 号に掲げる方法をい う 以下同じ ) を実施する場合に う 以下同じ ) を実施する場合に は 日々の金融商品会計基準等に準 は 日々の時価による資産額を把握 拠した価額による資産額を把握でき できる体制 ( 時価管理システム ) を整 る体制 ( 時価管理システム ) を整備 備することが望ましい することが望ましい 5~12 略 5~12 略 (7)~(12) 略 (7)~(12) 略 4~5 略 4~5 略

6 その他 6 その他 (1) 略 (1) 略 (2) 基金における代議員への報告 (2) 基金における代議員への報告 略 略 ( 報告の内容 ) ( 報告の内容 ) 報告の内容としては 次の事項が考 報告の内容としては 次の事項が考 えられる えられる ア 略 ア 略 イ 運用結果 ( 金融商品会計基準等に イ 運用結果 ( 時価による資産額 資 準拠した価額による資産額 資産構 産構成 収益率 運用機関ごとの運 成 収益率 時価による資産額 運 用実績等 ) 用機関ごとの運用実績等 ) ウ 略 ウ 略 略 略 (3)~(4) 略 (3)~(4) 略