第 16 巻第 5 号 [ 宮崎県第 (1/2 7~2/2) 全国第 (1/2 ~1/26)] 平成 26 年 2 月 6 日 宮崎県感染症週報 宮崎県第 の発生動向 重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)( 全把握対象 ) の報告が宮崎市保健所から 1 例あった 患者は 4 歳代で 県内での報告は 9 例目となった 発症は 1 月中旬で ダ ニの刺し口はなく 海外渡航歴もなかった 麻しん ( 全把握対象 ) の報告が延岡保健所管内から 2 例あった 患者は小学生 ( 修飾麻しん ) と 1 歳代 ( 麻 しん ) であった 21 4 年県内での報告は 3 例となった 定点医療機関からの報告総は 4,248 人 ( 定点あたり 88.8) で 前週比 129% と増加した 前週に比べ増加し た主な疾患はインフルエンザと流行性角結膜炎で 減少 した主な疾患は水痘であった インフルエンザ 小児科定点からの報告 インフルエンザ 報告は 3,3 9 人 (56. 1) で前週比 148% と増加した 例年同時期の定点あたり平均値 * (36. 6) の約 1.5 倍で ある 延岡 (118.9) 宮崎市 (64.1) 保健所からの報告 が多く 年齢別では 5 歳以下が全体の 6~9 歳が 29% 1~14 歳が 15~19 歳が 2% 2 歳代 ~5 歳代が 12% 6 歳以上が 2% を占めた 6 4 2 * 過去 5 年間の当該週 前週 後週 ( 計 1 ) の平均値 インフルエンザ発生状況 ( 宮崎県シーズン別 ) 8 36 41 46 51 4 9 14 19 24 29 34 ( 週 ) 28/2 9 年 29/2 1 年 21/2 11 年 211/21 2 年 212/2 13 年 ( 前シーズン ) 宮崎県感染症情報センター : 宮崎県健康増進課感染症対策室 宮崎県衛生環境研究所 流行警報レベル 開始基準値 3. 213/2 14 年 ( 今シーズン ) 1 12 定点 9 あ 6 たり3 報告 インフルエンザ RS ウイルス感染症 咽頭結膜熱 溶レン菌咽頭炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎 452 人 1155 人 2234 人 339 人 流行性角結膜炎 64.1 45.3 前週との比較 3 6 5 1 15 2 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 年齢群別割合の推移 (2~ ) 35% 37% 2% 2 28% 29% 11% 3% 26% 11% 2% 2% 12% 2% % 5 歳以下 2% 6~9 歳 6% 8% 1% 1~14 歳 15~19 歳 2~59 歳 6 歳以上 インフルエンザ保健所別推移 (分 ) 118.9 6. 45.7 41. 23.6 21.8 27.5 ( 先々週 ) ( 先週 ) ( 今週 )
報告は 523 人 (14. 5) で前週比 9 と減少した 例年同時期の定点あたり平均値 * (16. ) の約 9 割である 日南 (37. 3) 小林(26. 3) 保健所からの報告が多く 年齢別では 1 歳から 4 歳が全体 の約 4 割を占めた 4 3 2 1 発生状況 ( 宮崎県 ) 定 5 点 4 あ 3 た 2 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 ( 週 ) 21 年 21 年 212 年 213 年 214 年 保健所別推移 (分 ) 手足口病 * 報告は 6 人 (1.7) で前週比 13% と横ばいであった 例年同時期の定点あたり平均値 (.2) よりかなり多い 中央 (7.) 小林(4.) 保健所からの報告が多く 年齢別では 1 歳から 3 歳が全体の約 9 割を占めた り報告 1 1.8 17. 6. 37.3 26.3 9.8 1. 1.3 8. ( 先々週 ) ( 先週 ) ( 今週 ) 手足口病発生状況 ( 宮崎県 ) 15 定点 1 あたり 5 報告 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 ( 週 ) 21 年 211 年 212 年 213 年 214 年 8 6 4 2 手足口病保健所別推移 (分 ) 7. 4. 1.8 2. 1.3.5 1. 1. ( 先々週 ) ( 先週 ) ( 今週 ) 基幹定点からの報告 無菌性髄膜炎 : 都城保健所管内から 1 人報告された 患者は 1 歳で Respiratory syncytial virus が検出された ( ロタウイルス ): 都城保健所管内から 1 人報告された 患者は月齢 3 ヶ月 群別不明 流行警報レベル開始基準値超過疾患 保健所名 流行警報レベル開始基準値超過疾患 宮崎市 インフルエンザ (64.1) 流行性角結膜炎 (15.3) 都城 インフルエンザ (45.3) * 流行警報レベル開始基準値 * 延岡 インフルエンザ (118.9) インフルエンザ (3.) 日南 (37.3) A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (8.) 小林 (26.3) (2.) 高鍋 インフルエンザ (45.7) 手足口病 (5.) 高千穂 なし 流行性角結膜炎 (8.) 日向 インフルエンザ (6.) A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (8.3) 中央 インフルエンザ (41.) 手足口病 (7.) 全把握対象疾患 2
1 類感染症 : 報告なし 2 類感染症 : 結核 4 例 3 類感染症 : 報告なし 4 類感染症 : 重症熱性血小板減少症候群 1 例 つつが虫病 1 例 5 類感染症 : ウイルス性肝炎 1 例 急性脳炎 1 例 梅毒 2 例 破傷風 1 例 麻しん 2 例 2 類 4 類 5 類 疾患名 結核 重症熱性血小板減少症候群 報告保健所 全国第 の発生動向 定点医療機関あたりの患者報告総は 43. 5で 前週比 157% と増加した 今週増加した主な疾患は インフルエンザ A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 で 大きく減少した疾患はなかった インフルエンザの報告は 122,618 人 (24.8) で 前週比 21% と増加した 沖縄県 (54. 1) 大 分県 (39.6) 宮崎県(37. 9) からの報告が多く 1 県で流行警報レベル開始基準値 (3. ) を超え ている 年齢別では 5 歳以下が全体の 28% 6~9 歳が 26% 1~14 歳が 15~19 歳が 2 歳代 ~5 歳代が 22% 6 歳以上が を占めた A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告は 6,89 人 (2.2) で 前週比 13% と増加した 山形県 (6.4) 新潟県 (5.5) 鳥取県 (4.3) からの報告が多く 年齢別では 4 歳から 7 歳が全体の約半を占めた の報告は 38,64 人 (12.1) で 前週比 117% と増加した 大分県 (21. 4) 鹿児島 県 (21. 3) 富山県(2. 2) からの報告が多く 年齢別では 1 歳から 4 歳で全体の約 4 割を占めた 病型 宮崎市 2 歳代肺結核咳 延岡 6 歳代無症状病原体保有者 - 8 歳代 その他の結核 ( 結核性胸膜炎 ) 胸痛 呼吸困難 8 歳代疑似症患者結核性胸膜炎疑い 宮崎市 4 歳代患者 症状 発熱 頭痛 腹痛 嘔吐 食欲不振 血小板減少 白血球減少 紫斑 咳 つつが虫病小林 6 歳代患者発熱 刺し口 発疹 ウイルス性肝炎宮崎市 2 歳代 B 型 全身倦怠感 嘔吐 褐色尿 発熱 肝機能異常 黄疸 急性脳炎宮崎市 1 歳インフルエンザウイルス A 発熱 嘔吐 痙攣 意識障害 梅毒 宮崎市 年齢群 4 歳代早期顕症梅毒 (Ⅱ 期 ) 鼠径部リンパ節腫脹 ( 無痛性 ) 梅毒性バラ疹 5 歳代早期顕症梅毒 (Ⅱ 期 ) 手掌足底角化 破傷風 都城 5 歳代 患者 筋肉のこわばり 開口障害 嚥下障害 発語障害 痙笑 反弓緊張 発熱 発疹 小学生 修飾麻しん ( 検査診断例 ) ワクチン接種歴 : 不明 麻しん 延岡 海外渡航歴 : 有り 1 歳代 麻しん ( 臨床診断例 ) 発熱 咳 鼻汁 結膜充血 コプリック斑 発疹ワクチン接種歴 : 不明 全把握対象疾患 ( 全国第 ) 1 類感染症 2 類感染症 報告なし結核 315 例 3 類感染症 細菌性赤痢 2 例腸管出血性大腸菌感染症 8 例腸チフス 1 例パラチフス 1 例 4 類感染症 E 型肝炎 4 例 A 型肝炎 2 例デング熱 3 例レジオネラ症 16 例 アメーバ赤痢 12 例 ウイルス性肝炎 3 例 急性脳炎 1 例 クロイツフェルト ヤコブ病 1 例 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 3 例 後天性免疫不全症候群 16 例 5 類感染症 ジアルジア症 1 例 侵襲性インフルエンザ菌感染症 4 例 侵襲性髄膜炎菌感染症 1 例 侵襲性肺炎球菌感染症 15 例 梅毒 13 例 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 1 例 風しん 9 例 麻しん 18 例 3
インフルエンザ情報 県内第 全国第 ( 再掲 ) 県内第 インフルエンザ発生動向平成 26 年 1 月 27 日 ~2 月 2 日までの 1 週間で 3,39 人 ( 定点あたり 56.1) の報告があり 前週の約 1.5 倍に増加した ( 図 1) 例年同時期の定点あたり平均値 (36.6) の約 1.5 倍である 保健所別報告を ( 図 2) 年齢群別報告の推移を ( 図 3) 年齢群別報告の割合の推移を ( 図 4) に示す ( 図 1) インフルエンザ発生状況 ( 宮崎県シーズン別 ) 8 ( 図 2) インフルエンザ保健所別推移 (分 ) 12 定 118.9 6 点 9 流行警報レベルあ 64.1 6. 4 6 45.7 開始基準値 3. た 45.3 41. り3 23.6 21.8 27.5 2 報告 36 41 46 51 4 9 14 19 24 29 34 ( 週 ) 28/2 9 年 29/21 年 21/2 11 年 ( 先々週 ) ( 先週 ) ( 今週 ) 21/21 2 年 212/21 3 年 ( 前シーズン ) ( 図 3) 年齢群別報告の推移 (1~ ) 1 週 213/2 14 年 ( 今シーズン ) ( 人 ) 1 2 3 4 5 歳以下 6~9 歳 1~14 歳 15~19 歳 2~59 歳 6 歳以上 インフルエンザ警報 注意報レベル状況 インフルエンザのと警報 注意報レベル発生状況 ( 図 4) 年齢群別割合の推移 (1~ ) : 警報レベル : 注意報レベル - 警報 注意報レベルなし 保健所 今週 ( ) 1 週前 ( ) 前 ( ) 前 ( ) 前 (1 週 ) 前 (5 ) 定点状況定点状況定点状況定点状況定点状況定点状況 宮崎県全体 56.1 37.9 19.6 7.7-3.5-1.4 - 宮崎市 64.1 49.8 22.7 5.3-1.7 -.9 - 都城 45.3 27.8 15.1 9.5-7.7-2.4 - 延岡 118.9 7.9 37.4 1.9 3.3 -.3 - 日南 23.6 31.8 17.2 1.2 4. - 2.8 - 小林 21.8 18.4 24.2 16.8 9.2-5.2 - 高鍋 45.7 22.5 7.8-2.8-1.3 -.3 - 高千穂 27.5 21.5 13. 3. - 2. -. - 日向 6. 31.7 12.5 4.8 -.5 -.3 - 中央 41. 22.5 12. 4.5 -. -.5 - 宮崎県全体 : 警報レベル終息基準値 (1) を下回るまで警報レベル継続 保健所別 : 当該週ののみにより注意報 警報レベルを表示 1 週 28 人 452 人 1155 人 2234 人 339 人 25% 35% 37% 15% 8% 5% 2% 2 28% 29% 11% 39% 3% 26% 8% 11% 2% 2% 12% 2% % 5 歳以下 2% 6~9 歳 6% 8% 1% 1~14 歳 15~19 歳 2~59 歳 6 歳以上 全国第 インフルエンザ発生動向平成 26 年 1 月 2 日 ~1 月 26 日までの 1 週間で 122,618 人 (24.8) の報告があり前週比 211% と増加した 沖縄県 (54.1) 大分県 (39.6) 宮崎県 (37.9) からの報告が多く 1 県で流行警報レベル開始基準値 (3.) を超えている 年齢別では 5 歳以下が全体の 28% 6~9 歳が 26% 1~14 歳が 15~19 歳が 2 歳代 ~5 歳代が 22% 6 歳以上が を占めた 4
宮崎県感染症情報 (72 定点医療機関 ) 214 年第 (1 月 27 日 ~2 月 2 日 ) 疾病名第 第 宮崎市都城延岡日南小林高鍋高千穂日向中央 インフルエンザ 報告 2234 339 126 453 832 118 19 274 55 36 82 定点あたり 37.86 56.8 64.13 45.3 118.86 23.6 21.8 45.67 27.5 6. 41. RS ウイルス報告 119 97 24 12 19 11 13 12 5 1 感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性 レンサ球菌咽頭炎 水 痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発しん 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 ( ロタウイルス ) 定点あたり 3.31 2.69 2.4 2. 4.75 3.67 4.33 3.. 1.25 1. 報告 38 35 1 2 4 7 3 4 1 4 定点あたり 1.6.97 1..33 1. 2.33 1. 1. 1. 1.. 報告 12 79 4 5 26 4 3 1 2 33 1 定点あたり 2.83 2.19.4.83 6.5 1.33 1..25 2. 8.25 1. 報告 556 523 18 12 24 112 79 39 1 41 8 定点あたり 15.44 14.53 1.8 17. 6. 37.33 26.33 9.75 1. 1.25 8. 報告 18 66 13 17 6 11 6 1 3 定点あたり 3. 1.83 1.3 2.83 1.5 3.67 2. 2.5..75. 報告 58 6 18 3 5 3 12 4 8 7 定点あたり 1.61 1.67 1.8.5 1.25 1. 4. 1.. 2. 7. 報告 定点あたり........... 報告 3 23 9 1 4 2 4 2 1 定点あたり.83.64.9.17 1..67 1.33.5..25. 報告 2 1 1 定点あたり..6..17.25...... 報告 1 定点あたり.3.......... 報告 5 6 1 1 1 1 2 定点あたり.14.17.1.17.25...25..5. 報告 定点あたり..... 報告 17 46 46 定点あたり 2.83 7.67 15.33.. 報告 1 定点あたり.14........ 報告 1 1 定点あたり..14. 1...... 報告 定点あたり......... 報告 定点あたり......... 報告 1 1 定点あたり..14. 1...... 上段 : 報告インフルエンザ定点 :59 小児科定点:36( インフルエンザ定点を兼ねる ) 眼科定点:6 基幹定点:7 下段 : 定点当り報告 全把握対象疾患累積報告 (214 年第 1 週 ~ ) 2 類感染症結核 14 例 (4) 3 類感染症腸管出血性大腸菌感染症 1 例 4 類感染症重症熱性血小板減少症候群 1 例 (1) つつが虫病 3 例 (1) 5 類感染症 アメーバ赤痢 2 例ウイルス性肝炎 1 例 (1) 急性脳炎 3 例 (1) 後天性免疫不全症候群 1 例梅毒 2 例 (2) 破傷風 1 例 (1) 麻しん 3 例 (2) ( ) 内は今週届出分 再掲 5