2 研究開発項目 高信頼リモート管理技術の研究開発 (1) リモート管理プロトコルポータル リモート管理マネージャプロトコル仕様書の作成 およびエージェント向けリモート管理マネージャ API 仕様書の作成を行った (2) リモート管理マネージャ技術リモート管理マネージャ通信基盤基本設計書の作成とリモ

Similar documents
スライド 1

代センサーネットワーク モバイル情報機器 サーバー等から研究開発実施者が想定するアプリケーションにおいて 劇的な低消費電力化を志向する新しいメモリアーキテクチャ 基本ソフトウェア アルゴリズムのデザインを提示するとともに 必要に応じて間歇動作等に求められる次世代不揮発性素子の性能を提示し システムと

Microsoft PowerPoint - HNWG8_03_HN-WG.A_アーキテクチャおよび技術課題(9.18版).ppt

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

ライフサイクル管理 Systemwalker Centric Manager カタログ

Rev

第 69 回情報処理学会全国大会 情報家電ネットワークの遠隔相互接続のためのネットワークアーキテクチャ 武藤大悟 吉永努 電気通信大学大学院情報システム学研究科 2007/11/28 The 69th National Convention of IPSJ 1

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

Microsoft Word - 平野学(詳細).doc

Fujitsu Standard Tool

<4D F736F F F696E74202D E291AB8E9197BF A F82CC8A A390698DF42E707074>

FUJITSU Cloud Service for OSS 「コンテナサービス」 ご紹介資料

サーバ構成が可能となります StarOffice X 自治体パック StarOffice X のポータル グループウェアの基本機能に加え ポートレット ( 三役スケジュール 行事予定 公用車管理 ) 電子会議室など 自治体向けの機能を提供します

FUJITSU Cloud Service for OSS 「ログ監査サービス」 ご紹介資料

予算上限値到達時ジョブ投入停止機能 データ収集日表示 ノード時間積表示 ジョブ課金情報 予算上限値到達でジョブ投入停止機能を有すること 最後に課金情報を集計した日時を表示すること 使用計算資源を使用ノード数と時間の積として表示すること ジョブ単位での課金情報を表示できること 1 3 基本予算管理利用

<4D F736F F D FC8E448FEE95F1837C815B835E838B C8F92E88B608F912E646F63>

クラウド時代のセキュリティ運用課題 従来 主流であったオンサイト作業は 少なくなり インターネット経由 VPN 経由によるリモート運用が中心となってきています オンプレミス プライベートクラウド パブリッククラウド A 社システム部門運用代行業者システム開発ベンダ 作業立会いができない 無断作業 D

FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager Lite Edition V13.5 機能紹介資料

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

ムの共有アドレス帳 インスタント メッセージングの宛先に活用することも考えられる 統合アカウント管理 認証 認可 ( アクセス制御 ) の機能 サービス機能 サービス定義統合アカウント管理利用者の認証情報 ( ユーザ ID パスワード) と属性情報 ( グループ 所属部門等 ) を一元的に管理する機

スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

システムの開発は 国内において 今後の普及拡大を視野に入れた安全性の検証等に係る研究開発が進められている 一方 海外展開については 海外の事業環境等は我が国と異なる場合が多く 相手国のユーザーニーズ 介護 医療事情 法令 規制等に合致したきめ細かい開発や保守 運用までも含めた一体的なサービスの提供が

6-2- 応ネットワークセキュリティに関する知識 1 独立行政法人情報処理推進機構

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D20816B8E9197BF F4390B3816A816C91E58B4B96CD C82728FEE95F18AEE94D590AE94F58E968BC682C982C282A282C4205B8CDD8AB B83685D>

Windows Server 2003 におけるPrint Manager V6.0L10の留意事項

延命セキュリティ製品 製品名お客様の想定対象 OS McAfee Embedded Control 特定の業務で利用する物理 PC 仮想 PC や Server 2003 Server 2003 ホワイトリスト型 Trend Micro Safe Lock 特定の業務で利用するスタンドアロン PC

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

Microsoft Word - 0-1_ _事業原簿_表紙_目次_概要.doc

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

目次 概要 S/4HANAの導入方式 NECがご提供するサービス S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス

OpenAMトレーニング

Microsoft PowerPoint - Logstorage镣撺ㅂㅅ㇯_for_SKYSEA_Client_View_ pptx

Windows 10の注意点

証券ポストトレードへのブロックチェーン技術検証と今後の課題

1

2008 年度上期未踏 IT 人材発掘 育成事業採択案件評価書 1. 担当 PM 田中二郎 PM( 筑波大学大学院システム情報工学研究科教授 ) 2. 採択者氏名チーフクリエータ : 北山朝也 ( 株式会社ソニー コンピュータエンタテインメントソフトウェアプラットフォーム開発部 ) コクリエータ :

発表の流れ 1. 研究の背景と目的 2. 相互接続の概観 3. ワームホールデバイスの動作の概要 4. 実験 性能評価 5. まとめ DICOMO2007 2

情報漏洩対策ソリューション ESS REC のご説明

技術レポート 1)QuiX 端末認証と HP IceWall SSO の連携 2)QuiX 端末認証と XenApp の連携 3)QuiX 端末認証 RADIUS オプションと APRESIA の連携 Ver 1.1 Copyright (C) 2012 Base Technology, Inc.

( お知らせ ) 家電メーカー各社による家電リサイクル実績の公表について 参考資料 4 平成 19 年 6 月 12 日 ( 火 ) 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部企画課リサイクル推進室直通 : 代表 : 室長補佐 : 相澤寛史 ( 内線


_mokuji_2nd.indd

Microsoft Word - FortiGate-iPhone_VPN_Setup-Guide_v1.0_J_ doc

<4D F736F F D F193B994AD955C D9E82DD835C EC091D492B28DB8816A2E646F63>

Software Token のセット価格 398,000 円 (25 ユーザ版 税別 ) をはじめ RSA SecurID Software Token を定価の半額相当の特別価格を設定した大変お得な スマートモバイル積極活用キャンペーン! を 3 月 31 日 ( 木 ) まで実施します また

アクセス制御機能に関する技術の研究開発情報の募集

Microsoft Word - ManagerIPChange.doc

PowerPoint プレゼンテーション

FUJITSU Cloud Service for OSS 認証サービス サービス仕様書

PowerPoint プレゼンテーション

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

UPS管理システムSAN GUARD IV

本リリースは 株式会社野村総合研究所とサイボウズ総合研究所株式会社の 2 社による共同リ リースです 重複して配信される可能性がありますが あらかじめご了承ください 2010 年 6 月 24 日 株式会社野村総合研究所 サイボウズ総合研究所株式会社 OpenStandia ソリューション / サイ

遠隔アプリ操作マニュアル 目次 遠隔アプリ設定編 遠隔アプリ利用編 困った時は (Q&A) P2~P8 P9~P12 P13~P14 1

情報連携用語彙データベースと連携するデータ設計 作成支援ツール群の試作及び試用並びに概念モデルの構築 ( 神戸市こども家庭局こども企画育成部 千葉市総務局情報経営部業務改革推進課 川口市企画財政部情報政策課 ) データ構造設計支援ツール設計書 2014 年 9 月 30 日 実施企業 : 株式会社ア

本日のアジェンダ 1 NTT 東日本のIoTの取り組み 2 を支える技術 フレッツ ジョイント 3 サービス フレッツ ミルエネ 4 情報コネクト 5 パートナー企業様との協業 サービス提供イメージ 6 IoTビジネスの今後の展開

日立製作所と日本オラクル、Linux 環境における

FUJITSU Cloud Service K5 認証サービス サービス仕様書

P00041

CLUSTERPROXSingleServerSafe SingleServerSafe ご紹介 2007 年 10 月

9. システム設定 9-1 ネットワーク設定 itmはインターネットを経由して遠隔地から操作を行ったり 異常が発生したときに電子メールで連絡を受け取ることが可能です これらの機能を利用するにはiTM 本体のネットワーク設定が必要になります 設定の手順を説明します 1. メニューリスト画面のシステム設

(2) 制度の目標 1 過去の取り組みとその評価本事業は 前述の米国のSBIRをモデルに 再生可能エネルギー分野等の技術シーズを提案公募により新規に実施するものである 2 本事業の目標中小企業等 ( ベンチャー含む ) の保有する潜在的技術シーズを活用した技術開発の推進を支援するとともに 新事業の創

<4D F736F F F696E74202D D352E8ED093E08AC28BAB835A834C A BAD89BB82CC8CE492F188C42E707074>

中継サーバを用いたセキュアな遠隔支援システム

PowerPoint Presentation

<4D F736F F D DC58F49817A81698EC08E7B95FB906A816A816988C482C882B5816A836F B838B2E646F63>

コンテンツセントリックネットワーク技術を用いた ストリームデータ配信システムの設計と実装

Microsoft IISのWebDAV認証回避の脆弱性に関する検証レポート

平成23年度

CloudEdgeあんしんプラス月次レポート解説書(1_0版) _docx

NICnet80

SAMBA Stunnel(Mac) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Mac OS 版ダウンロー

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

indd

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

<4D F736F F F696E74202D2091E63389F15F8FEE95F1835A834C A CC B5A8F FD E835A835890A78CE C CC835A834C A A2E >

PNopenseminar_2011_開発stack

CONTENTS 1. テレワークをするために必要な ICT 環境とは 2. 情報セキュリティの 課題解決策 3. コミュニケーションの 課題解決策 4. マネジメント ( 労務管理 ) の課題解決策 2

スライド 1

SeciossLink クイックスタートガイド Office365 とのシングルサインオン設定編 2014 年 10 月株式会社セシオス 1

Microsoft PowerPoint - mwpro2_faq_ ppt

SonicWALL 導入サービス サービス定義書

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

製品概要

シナリオ:サイトツーサイト VPN の設定

各種の固定電話回線で無鳴動 双方向接続を提供する LifeLink 集中監視システム 株式会社関西コムネット代表取締役社長中沼忠司目次 1. はじめに 2.LifeLink 集中監視システム 3. 無鳴動 双方向接続を可能とする4 通りの方式 4. 既設の T-NCU 集中監視システムを 継続して活

K5移行サービス ご紹介資料

SlinkPass ユーザマニュアル

はいたっく2012-7

metis ami サービス仕様書

< 委託業務説明書 > 1 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題当初企画 予定していたとおり市民に使用しやすく 親しみが持て かつ利用価値が高い食育推進に資するポータルサイトの構築に努めてきた 食育情報の発信については 簡単に行うことができるようブログを活用した情報発信の仕組みの構築を

Microsoft PowerPoint - ã…Šã…¬ã…fiㅥㅼ盋_MVISONCloud製åfi†ç´¹ä»‰.pptx

侵入挙動の反復性によるボット検知方式

平成 30 年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業 (A 事業 ) 東京電力パワーグリッド株式会社関西電力株式会社 2019 年 3 月

Microsoft Word - Release_IDS_ConnectOne_ _Ver0.4-1.doc

Transcription:

P05021 平成 18 年度実施方針 電子 情報技術開発部 1. 件名 : プログラム名高度情報通信機器 デバイス基盤プログラム 省エネルギー技術開発プログラム ( 大項目 ) デジタル情報機器相互運用基盤プロジェクト ( 中項目 ) デジタル情報機器の統合リモート管理基盤技術の開発 2. 背景及び目的 目標平成 15 年 4 月に経済産業省から発表された 情報家電の市場化戦略に関する研究会の基本戦略報告書 (e-life イニシアティブ ) では 2007 年 ( 平成 19 年 ) までに我が国の全ての世帯に複数の情報家電が普及 活用されることにより 国民の生活様式を変革するという目標を掲げている 家庭内のデジタルテレビ デジタルビデオレコーダなどで映画や音楽を楽しみ 健康相談 遠隔教育 行政サービスなど様々なサービスを享受し 家族や地域とのコミュニケーションを深め 屋外から戸締りや訪問者の確認をできるようにするなど 安全 快適で生活の質を高められる社会の実現を目指している このためには解決すべき課題がいくつかある 国民が専門的な知識がなくても情報家電を安全に安心して利用でき メーカを問わずネットワークや機器間で相互接続性が確保され 多様な企業やサービス事業者がビジネスに参入できる環境を整える必要がある また あらゆるデジタル情報機器がネットワークに接続されるため ソフトウェアを内蔵した機器のアフターケアが大きな問題となり 情報機器の安定稼動のためには悪意のユーザからの防御が必要となり リモート管理等のシステム管理基盤の確立が不可欠となる さらには魅力あるサービスが簡単に見つけられ 快適に利用できるようにすることも求められる 本プロジェクトはこれらの課題を解決する基盤技術の開発を行うことを目的とするまた 情報家電分野は経済産業省の新産業創造戦略 ( 平成 16 年 5 月 ) の中で 戦略 7 分野の一つに位置付けられており 日本経済の将来の発展を支える重要分野でもある 3. 実施内容及び進捗 ( 達成 ) 状況 17 年度の事業実施状況は以下の通りであり それぞれ計画内容を達成した 1 研究開発項目 機器認証運用管理技術の研究開発 (1) 家庭内機器の登録 認証技術機器 ID 形式 体系の設計書の作成 および機器 ID 証明書プロファイル 機器 ユーザ情報登録プロトコルの設計書作成と開発を行った (2) 家庭内センサネットワークでの機器連携 ZigBee ノードの簡易登録 無効化方式の開発 および認証用情報の管理 更新方式の開発を行った (3)DLNA/UPnP-ZigBee ゲートウェイ機能 DLNA/UPnP-ZigBee ゲートウェイ仕様書の作成 DLNA/UPnP-ZigBee ゲートウェイ仕様のアプリケーション例への適用仕様を作成した 1

2 研究開発項目 高信頼リモート管理技術の研究開発 (1) リモート管理プロトコルポータル リモート管理マネージャプロトコル仕様書の作成 およびエージェント向けリモート管理マネージャ API 仕様書の作成を行った (2) リモート管理マネージャ技術リモート管理マネージャ通信基盤基本設計書の作成とリモート管理マネージャ通信基盤ソフトウェアの開発を行った (3) リモート管理ポータル技術リモート管理ポータル通信基盤基本設計書の作成とリモート管理ポータル通信基盤ソフトウェアの開発を行った 3 研究開発項目 サービスポータル基盤技術の研究開発 (1) 高信頼 Web サービス通信の相互運用技術第 1 次コンフォーマンスツールの作成とその動作検証 および高信頼 Web サービス通信の利用シナリオとサンプルアプリケーションを作成した (2) 情報機器運用 活用のための情報資源管理技術全体システム設計仕様書の作成 メタデータ付与ツールコア部分の設計仕様の開発 代表的なデジタル情報機器用のオントロジー基本構成部の構築 (3) 省エネのためのリモート制御技術省エネ制御のためのリモート制御アプリケーションの仕様検討 開発 評価 および機器の利用権管理システムの評価プロトタイププログラムの開発を行った 4 研究開発項目 宅内における情報家電機器間の連携の共通化開発 ECHONET-UPnP ゲートウェイ共通化仕様書の作成 共通化仕様検証用アプリケーションの開発を行った 実績額推移 ( 百万円 ): 平成 17 年度 石特会計 ( エネ高 ) 380 特許出願件数 ( 件 ) 2 4. 事業内容 4.1 平成 18 年度事業内容平成 18 年度は以下の研究開発を実施する なお 開発成果については 共通仕様化が必要となる部分は公開し 標準化と普及を図るものとする 実施体制については 別紙を参照のこと 1 研究開発項目 機器認証運用管理技術の研究開発 (1) 家庭内機器の登録 認証技術 異なるメーカの機器が混在する環境においても機器のユーザを認識できるユーザ証明書の発行プロトコルの検討およびその開発 2

家庭外からのデジタル情報機器へのアクセス あるいはサービス事業者からのデジタル情報機器へのアクセスを安全に行う機器認証 ユーザ認証プロトコル検討およびその開発 証明書検証プロトコル検討およびその開発 (3) 家庭内センサネットワークでの機器連携 センサネットワークを構成する ZigBee ノードについてノードの回収の手間なく ZigBee ノードに新しい機能を持たせるソフトウェア更新方式の検討およびその開発 センサネットワーク実験システム( 実証システム ) を構築し 同システム上での認証管理技術の動作検証を行うための ZigBee ノードの認証管理技術のシステム評価実験 ZigBee ノードの認証管理技術の海外調査報告書 (4)DLNA/UPnP-ZigBee ゲートウェイ機能 情報機器とセンサーネットワークの相互接続を実現する DLNA/UPnP と ZigBee の相互連携に関する共通仕様 (17 年度成果 ) に基づき プロトタイプのゲートウェイを開発して実マシン上での機能の検証を行う 2 研究開発項目 高信頼リモート管理技術の研究開発 (1) リモート管理プロトコル 高信頼を主眼としたリモート管理プロトコルの仕様(17 年度成果 ) に基づき 情報収集 異常検知などのリモート管理を行う個々のサービスが利用するサービスオブジェクト API の仕様書の作成 サービスオブジェクト管理 API 仕様書の作成 (2) リモート管理マネージャ技術 個々のサービスを実現するために必要となるリモート管理マネージャ側サービスオブジェクトフレームワーク基本設計書の作成 上記設計書に基づきリモート管理マネージャ側サービスオブジェクトフレームワークソフトウェアの開発 (3) リモート管理ポータル技術 リモート制御に関したサービスを提供するポータルサイト上で動作し 異常通知 インシデント ( ログ 各種データ ) 情報取得 状態監視リモート操作などを実現するためのリモート管理ポータル側サービスオブジェクトフレームワーク基本設計書の作成 上記設計に基づきリモート管理ポータル側サービスオブジェクトフレームワークソフトウェアの開発 3 研究開発項目 サービスポータル基盤技術の研究開発 (1) 高信頼 Web サービス通信の相互運用技術 多数のサービスポータル間で高信頼通信が可能となるように WS-Reliability 仕様対応 (17 年度成果 ) に加えて WS-ReliableMassaging 仕様に基づいたコンフォーマンスツール ( 第 2 次コンフォーマンスツール ) の開発 コンフォーマンステストで利用するコンフォーマンステストセットの開発 WS-Reliability の実装プロファイル 高信頼 Web サービス通信の利用シナリオとサンプルアプリケーションの作成 3

(2) 情報機器運用 活用のための情報資源管理技術情報家電の利用に際しインターネット上の必要な情報を利用者に適切に提供するため情報資源に対してメタデータを付与する機能と このために語彙を管理し提供する語彙サーバ および 付与されたメタデータを管理するメタデータDBの開発を行う (3) 省エネのためのリモート制御技術 高度な省エネ制御として 他の Web サービスとの連携機能を実装すると共に 収集データから個人を特定するデータを隠蔽する省エネ制御のためのアプリケーションの開発 (17 年度評価の反映 ) およびその評価 機器の利用権管理システムの改定仕様書(17 年度評価の反映と運用管理含む ) の作成 開発 評価 特定のソリューションを想定したプロトタイプシステムを試作し 機能および効果の検証のための実証実験を実施する 4.2 平成 18 年度事業規模 1 委託額平成 18 年度予算における事業規模石特会計 ( エネ高 ) 約 396 百万円 ( 継続 ) ( 注 ) 事業規模については 変動があり得る 5. その他重要事項 (1) 運営 管理実施者の研究開発責任者と密接な関係を維持しつつ 本研究開発の目的及び目標に照らして適切な運営管理を実施する (2) その他特記事項平成 17 年度に策定した複数年度 ( 平成 17 年度 ~ 平成 18 年度 ) 実施計画のうち 18 年度実施内容については これまでの研究開発の進展を踏まえ 内容の拡充 強化を図ったものとする (3) 年間スケジュール平成 18 年 2 月 23 日平成 18 年 2 月 28 日 部長会運営会議 4

( 別紙 ) NEDO 技術開発機構 委託 ( 株 ) 日立製作所 (1) 家庭内機器の登録 認証技術 沖電気工業 ( 株 ) (3) 家庭内センサネットワークでの機器連携 3サービスポータル基盤技術の研究開発 ( 財 ) 情報処理相互運用技術協会 (4)DLNA/UPnP-ZigBee ゲートウェイ機能 3サービスポータル基盤技術の研究開発 (3) 省エネのためのリモート制御技術 日本電気 ( 株 ) 研究項目 2 高信頼リモート管理技術の研究開発 富士通 ( 株 ) 研究項目 3サービスポータル基盤技術の研究開発 (1) 高信頼 Web サービス通信の相互運用技術 松下電器産業 ( 株 ) 研究項目 3サービスポータル基盤技術の研究開発 三菱電機 ( 株 ) 研究項目 3 サービスポータル基盤技術の研究開発 (3) 省エネのためのリモート制御技術 5