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shutdown 2V] shutdown インターフェイスをディセーブルにするには shutdown インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ディセーブルされたインターフェイスを再起動するには このコマンドの no 形式を使用します shutdown no shutdown 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルトポートはイネーブルです ( シャットダウンしません ) コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン shutdown コマンドを入力すると ポートは転送を停止します ポートをイネーブルにするには no shutdown コマンドを使用します 削除 中断 またはシャットダウンされた VLAN に割り当てられているスタティックアクセスポートに no shutdown コマンドを使用しても 無効です ポートを再びイネーブルにするには まずポートをアクティブ VLAN のメンバにする必要があります shutdown コマンドは指定のインターフェイス上のすべての機能をディセーブルにします また このコマンドはインターフェイスが使用不可であることをマーク付けします インターフェイスがディセーブルかどうかを確認するには show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用します シャットダウンされたインターフェイスは 管理上のダウンとして画面に表示されます 例 次の例では ポートをディセーブルにしてから 再びイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# shutdown Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# no shutdown 設定を確認するには show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show interfaces 説明すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスに対する統計情報を表示します 2-662

shutdown vlan shutdown vlan 指定の VLAN のローカルトラフィックをシャットダウン ( 中断 ) するには shutdown vlan グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します VLAN のローカルトラフィックを再開するには このコマンドの no 形式を使用します shutdown vlan vlan-id no shutdown vlan vlan-id 構文の説明 vlan-id ローカルにシャットダウンする VLAN の ID です 指定できる範囲は 2 ~ 1001 です VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキングプロトコル ) 環境のデフォルト VLAN として定義された VLAN および拡張範囲 VLAN(ID が 1005 を超える VLAN) は シャットダウンできません デフォルトの VLAN は 1 および 1002 ~ 1005 です デフォルト デフォルトは定義されていません コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン shutdown vlan コマンドは VTP データベース内の VLAN 情報を変更しません このコマンドはローカルトラフィックをシャットダウンしますが スイッチは VTP 情報をアドバタイズし続けます 例 次の例では VLAN 2 のトラフィックをシャットダウンする方法を示します Switch(config)# shutdown vlan 2 設定を確認するには show vlan 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド shutdown(vlan コンフィギュレーションモード ) 説明 VLAN コンフィギュレーションモード (vlan vlan-id グローバルコンフィギュレーションコマンドで開始 ) の場合に VLAN のローカルトラフィックをシャットダウンします 2-663

small-frame violation rate small-frame violation rate インターフェイスで受信する VLAN タグ付きパケットのフレームが小さく (67 バイト以下 ) 指定された伝送速度である場合に インターフェイスが errdisable となる伝送速度 ( しきい値 ) を設定するには small-frame violation rate pps インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します small-frame violation rate pps no small-frame violation rate pps 構文の説明 pps 小さいフレームを受信するインターフェイスが errdisable となるしきい値を指定します 指定できる範囲は 1 ~ 10,000 pps( パケット / 秒 ) です デフォルト この機能はディセーブルです コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(44)SE 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン このコマンドは ポートが小さいフレームを受信すると errdisable となる伝送速度 ( しきい値 ) をイネーブルにします 67 フレーム以下のパケットが小さいフレームと見なされます 各ポートで小さいフレームと見なすしきい値をグローバルにイネーブルにするには errdisable detect cause small-frame グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します ポートが自動的に再びイネーブルになるように設定するには errdisable recovery cause small-frame グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します 回復時間を設定するには errdisable recovery interval interval グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します 例 次の例では 小さい着信フレームが 10,000 pps で到達した場合にポートが errdisable となるようにする小さいフレームの着信速度の機能をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# small-frame violation rate 10000 設定を確認するには show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します 2-664

small-frame violation rate 関連コマンド コマンド 説明 errdisable detect cause small-frame 着信フレームが最小サイズより小さく 指定した伝送速度 ( しきい値 ) で到着したスイッチポートがあれば そのポートを errdisable 状態にします errdisable recovery cause 回復タイマーをイネーブルにします small-frame show interfaces 入出力フロー制御を含むスイッチのインターフェイス設定を 表示します 2-665

snmp-server enable traps snmp-server enable traps スイッチで さまざまなトラップの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル ) 通知の送信 または Network Management System(NMS; ネットワーク管理システム ) への要求の通知をイネーブルにするには snmp-server enable traps グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します snmp-server enable traps [bridge [newroot] [topologychange] cluster config copy-config cpu threshold entity envmon [fan shutdown status supply temperature] errdisable [notification-rate value] flash [insertion removal] fru-ctrl ipmulticast mac-notification [change] [move] [threshold] msdp ospf [cisco-specific errors lsa rate-limit retransmit state-change] pim [invalid-pim-message neighbor-change rp-mapping-change] port-security [trap-rate value] power-ethernet {group name police} rtr snmp [authentication coldstart linkdown linkup warmstart] stackwise storm-control trap-rate value stpx [inconsistency] [root-inconsistency] [loop-inconsistency] syslog tty vlan-membership vlancreate vlandelete vtp] no snmp-server enable traps [bridge [newroot] [topologychange] cluster config copy-config cpu threshold entity envmon [fan shutdown status supply temperature] errdisable [notification-rate] flash [insertion removal] fru-ctrl ipmulticast mac-notification [change] [move] [threshold] msdp ospf [cisco-specific errors lsa rate-limit retransmit state-change] pim [invalid-pim-message neighbor-change rp-mapping-change] port-security [trap-rate] power-ethernet {group name police} rtr snmp [authentication coldstart linkdown linkup warmstart] stackwise storm-control trap-rate stpx [inconsistency] [root-inconsistency] [loop-inconsistency] syslog tty vlan-membership vlancreate vlandelete vtp] 構文の説明 bridge [newroot] [topologychange] cluster config copy-config cpu threshold entity ( 任意 )STP ブリッジ MIB トラップを生成します キーワードの意味は次のとおりです newroot:( 任意 )SNMP STP ブリッジ MIB の新しいルートトラップをイネーブルにします topologychange:( 任意 )SNMP STP ブリッジ MIB のトポロジ変更トラップをイネーブルにします ( 任意 ) クラスタトラップをイネーブルにします ( 任意 )SNMP 設定トラップをイネーブルにします ( 任意 )SNMP コピー設定トラップをイネーブルにします ( 任意 )CPU 関連トラップを許可します このキーワードを使用できるのは スイッチで LAN Base イメージが実行されている場合だけです ( 任意 )SNMP エンティティトラップをイネーブルにします 2-666

snmp-server enable traps envmon [fan shutdown status supply temperature] ( 任意 )SNMP 環境トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです fan:( 任意 ) ファントラップをイネーブルにします shutdown:( 任意 ) 環境モニタシャットダウントラップをイネーブルにします status:( 任意 )SNMP 環境ステータス変更トラップをイネーブルにします supply:( 任意 ) 環境モニタ電源トラップをイネーブルにします errdisable [notification-rate value] flash [insertion removal] temperature:( 任意 ) 環境モニタ温度トラップをイネーブルにします ( 任意 )errdisable トラップをイネーブルにします notification-rate キーワードを使用して 分単位で送信される errdisable トラップの最大値を設定します 指定できる範囲は 0 ~ 10000 です デフォルト値は 0 です ( 制限はなく トラップは発生するたびに送信されます ) ( 任意 )SNMP FLASH 通知をイネーブルにします キーワードは LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチのみでサポートされ 次の意味を持ちます insertion:( 任意 ) スイッチ ( フラッシュ ) がスタックに挿入されると ( 物理的に または電源の再投入やリロードにより ) トラップを生成します fru-ctrl removal:( 任意 ) スイッチ ( フラッシュ ) がスタックから取り外されると ( 物理的に または電源の再投入やリロードにより ) トラップを生成します ( 任意 ) エンティティ Field-Replaceable Unit(FRU) 制御トラップを生成します スタックでは このトラップはスタックにおけるスイッチの挿入 / 取り外しを意味します ipmulticast mac-notification change move threshold msdp ospf [cisco-specific errors lsa rate-limit retransmit state-change] このキーワードは LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチのみでサポートされています ( 任意 )IP マルチキャストルーティングトラップをイネーブルにします ( 任意 )MAC アドレス通知トラップをイネーブルにします ( 任意 )MAC アドレス変更通知トラップをイネーブルにします ( 任意 )MAC アドレス移動通知トラップをイネーブルにします ( 任意 )MAC アドレステーブルしきい値トラップをイネーブルにします ( 任意 )Multicast Source Discovery Protocol(MSDP) トラップをイネーブルにします ( 任意 )Open Shortest Path First(OSPF) トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです cisco-specific:( 任意 ) シスコ固有のトラップをイネーブルにします errors:( 任意 ) エラートラップをイネーブルにします lsa:( 任意 ) リンクステートアドバタイズメント (LSA) トラップをイネーブルにします rate-limit:( 任意 ) 速度制限トラップをイネーブルにします retransmit:( 任意 ) パケット再送信トラップをイネーブルにします state-change:( 任意 ) ステート変更トラップをイネーブルにします 2-667

snmp-server enable traps pim [invalid-pim-message neighbor-change rp-mapping-change] port-security [trap-rate value] power-ethernet {group name police} rtr snmp [authentication coldstart linkdown linkup warmstart] stackwise storm-control trap-rate value stpx syslog ( 任意 ) プロトコル独立型マルチキャスト (PIM) トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです invalid-pim-message:( 任意 ) 無効な PIM メッセージトラップをイネーブルにします neighbor-change:( 任意 )PIM ネイバー変更トラップをイネーブルにします rp-mapping-change:( 任意 )Rendezvous Point(RP; ランデブーポイント ) マッピング変更トラップをイネーブルにします ( 任意 ) ポートセキュリティトラップをイネーブルにします 1 秒間に送信するポートセキュリティトラップの最大数を設定するには trap-rate キーワードを使用します 指定できる範囲は 0 ~ 1000 です デフォルトは 0 です ( 制限はなく トラップは発生するたびに送信されます ) ( 任意 )Power-over-Ethernet トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです group name: 指定されたグループ番号またはリストのインラインパワーグループベースのトラップをイネーブルにします police: インラインパワーポリシングトラップをイネーブルにします ( 任意 )SNMP Response Time Reporter トラップをイネーブルにします このキーワードを使用できるのは スイッチで LAN Base イメージが実行されている場合だけです ( 任意 )SNMP トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです authentication:( 任意 ) 認証トラップをイネーブルにします coldstart:( 任意 ) コールドスタートトラップをイネーブルにします linkdown:( 任意 ) リンクダウントラップをイネーブルにします linkup:( 任意 ) リンクアップトラップをイネーブルにします warmstart:( 任意 ) ウォームスタートトラップをイネーブルにします ( 任意 )SNMP StackWise トラップをイネーブルにします このキーワードは LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチのみでサポートされています ( 任意 ) ストーム制御トラップをイネーブルにします 分単位で送信されるストーム制御トラップの最大数を設定するには trap-rate キーワードを使用します 指定できる範囲は 0 ~ 1000 です デフォルト値は 0 です ( 制限はなく トラップは発生するたびに送信されます ) ( 任意 )SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにします キーワードの意味は次のとおりです inconsistency:( 任意 )SNMP STPX MIB の矛盾更新トラップをイネーブルにします root-inconsistency:( 任意 )SNMP STPX MIB のルート矛盾更新トラップをイネーブルにします loop-inconsistency:( 任意 )SNMP STPX MIB のループ矛盾更新トラップをイネーブルにします ( 任意 )SNMP syslog トラップをイネーブルにします 2-668

snmp-server enable traps tty ( 任意 )TCP 接続トラップを送信します デフォルトでイネーブルになって います vlan-membership ( 任意 )SNMP VLAN メンバーシップトラップをイネーブルにします vlancreate ( 任意 )SNMP VLAN 作成トラップをイネーブルにします vlandelete ( 任意 )SNMP VLAN 削除トラップをイネーブルにします vtp ( 任意 )VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキングプロトコル ) トラップをイネーブルにします ( 注 ) hsrp キーワードは コマンドラインのヘルプストリングには表示されますが サポートされていません snmp-server enable informs グローバルコンフィギュレーションコマンドは サポートされていません SNMP 情報通知の送信をイネーブルにするには snmp-server enable traps グローバルコンフィギュレーションコマンドと snmp-server host host-addr informs グローバルコンフィギュレーションコマンドを組み合わせて使用します デフォルト SNMP トラップの送信をディセーブルにします コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(37)SE 12.2(40)SE 12.2(44)SE 12.2(50)SE 12.2(53)SE1 変更箇所このコマンドが追加されました errdisable notification-rate value キーワードが追加されました change move および threshold キーワードが mac-notification オプションに追加されました power-ethernet {group name police} キーワードが追加されました cpu threshold キーワードが追加されました LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチで flash [insertion removal] fru-ctrl および stackwise キーワードが追加されました 使用上のガイドライン snmp-server host グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用して トラップを受信するホスト (NMS) を指定します トラップタイプを指定しない場合は すべてのタイプが送信されます snmp-server enable traps コマンドは トラップまたは情報がサポートされている場合に これらの送信をイネーブルにします ( 注 ) SNMPv1 では 情報はサポートされていません 複数のトラップタイプをイネーブルにするには トラップタイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります CPU しきい値通知のタイプおよび値を設定するには process cpu threshold type グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します 2-669

snmp-server enable traps 例 次の例では NMS に VTP トラップを送信する方法を示します Switch(config)# snmp-server enable traps vtp 設定を確認するには show vtp status 特権 EXEC コマンド または show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show running-config スイッチの実行コンフィギュレーションを表示します snmp-server host SNMP トラップを受信するホストを指定します 2-670

snmp-server host snmp-server host Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル ) 通知処理の受信側 ( ホスト ) を指定するには snmp-server host グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します 指定されたホストを削除するには このコマンドの no 形式を使用します snmp-server host host-addr [informs traps] [version {1 2c 3 {auth noauth priv}] [vrf vrf-instance] {community-string [notification-type]} no snmp-server host host-addr [informs traps] [version {1 2c 3 {auth noauth priv}] [vrf vrf-instance] community-string 構文の説明 host-addr ホスト ( ターゲットとなる受信側 ) の名前またはインターネットアドレスです udp-port port ( 任意 ) トラップを受信するホストのユーザデータグラムプロトコル (UDP) ポート番号を設定します 有効な範囲は 0 ~ 65535 です informs traps ( 任意 ) このホストに SNMP トラップまたは情報を送信します version 1 2c 3 ( 任意 ) トラップの送信に使用する SNMP のバージョンです 次のキーワードがサポートされています 1:SNMPv1 情報の場合は このオプションを使用できません 2c:SNMPv2C 3:SNMPv3 バージョン 3 キーワードの後に 次に示すオプションキーワードを指定できます auth( 任意 ): Message Digest 5(MD5) および Secure Hash Algorithm (SHA) によるパケット認証をイネーブルにします noauth( デフォルト ): noauthnopriv セキュリティレベルです [auth noauth priv] キーワードが指定されていない場合は これがデフォルトです priv( 任意 ): Data Encryption Standard(DES; データ暗号化規格 ) によるパケット暗号化 ( プライバシーともいう ) をイネーブルにします ( 注 ) priv キーワードは 暗号化ソフトウェアイメージがインストールされている場合にだけ利用できます vrf vrf-instance ( 任意 )Virtual Private Network(VPN; 仮想プライベートネットワーク ) ルーティングインスタンスとホスト名です community-string 通知処理にともなって送信される パスワードと類似したコミュニティストリングです snmp-server host コマンドを使用してこのストリングを設定できますが このストリングを定義するには snmp-server community グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用してから snmp-server host コマンドを使用することを推奨します ( 注 ) コンテキスト情報を区切るには @ 記号を使用します このコマンドの設定時に SNMP コミュニティストリングの一部として @ 記号を使用しないでください 2-671

snmp-server host notification-type ( 任意 ) ホストに送信される通知のタイプです タイプが指定されていない場合 すべての通知が送信されます 通知タイプには 次のキーワードの 1 つまたは複数を指定できます bridge:snmp Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリープロトコル ) ブリッジ MIB トラップを送信します cluster: クラスタメンバステータストラップを送信します config:snmp 設定トラップを送信します copy-config:snmp コピー設定トラップを送信します cpu threshold:cpu 関連トラップを許可します このキーワードを使用できるのは スイッチで LAN Base イメージが実行されている場合だけです entity:snmp エンティティトラップを送信します envmon: 環境モニタトラップを送信します errdisable:snmp errdisable 通知を送信します flash:snmp FLASH 通知を送信します fru-ctrl: エンティティ FRU 制御トラップを送信します スイッチスタックでは このトラップはスタックにおけるスイッチの挿入 / 取り外しを意味します hsrp:snmp Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイルータプロトコル ) トラップを送信します ipmulticast:snmp IP マルチキャストルーティングトラップを送信します mac-notification:snmp MAC 通知トラップを送信します msdp:snmp Multicast Source Discovery Protocol(MSDP) トラップを送信します ospf:open Shortest Path First(OSPF) トラップを送信します pim:snmp プロトコル独立型マルチキャスト (PIM) トラップを送信します port-security:snmp ポートセキュリティトラップを送信します rtr:snmp Response Time Reporter トラップを送信します snmp:snmp タイプトラップを送信します storm-control:snmp ストーム制御トラップを送信します stpx:snmp STP 拡張 MIB トラップを送信します syslog:snmp syslog トラップを送信します tty:tcp 接続トラップを送信します udp-port port: トラップを受信するホストの User Datagram Protocol (UDP) ポート番号を設定します 範囲は 0 ~ 65535 です vlan-membership:snmp VLAN メンバーシップトラップを送信します vlancreate:snmp VLAN 作成トラップを送信します vlandelete:snmp VLAN 削除トラップを送信します vtp:snmp VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキングプロトコル ) トラップを送信します 2-672

snmp-server host デフォルト このコマンドは デフォルトでディセーブルです 通知は送信されません キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合は デフォルトで すべてのトラップタイプがホストに送信されます 情報はこのホストに送信されません version キーワードがない場合 デフォルトはバージョン 1 になります バージョン 3 を選択し 認証キーワードを入力しなかった場合は デフォルトで noauth (noauthnopriv) セキュリティレベルになります コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(37)SE 12.2(50)SE 12.2(53)SE1 変更箇所 このコマンドが追加されました errdisable notification-rate value キーワードが追加されました cpu threshold キーワードが追加されました LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチ上にのみ fru-ctrl キーワードが追加されました 使用上のガイドライン SNMP 通知は トラップまたは情報要求として送信できます トラップを受信しても受信側は確認応答を送信しないため トラップは信頼できません 送信側では トラップが受信されたかどうかを判別できません ただし 情報要求を受信した SNMP エンティティは SNMP 応答 PDU を使用してメッセージに確認応答します 送信側が応答を受信しなかった場合は 再び情報要求を送信できます したがって 情報が目的の宛先に到達する可能性が高まります ただし 情報はエージェントおよびネットワークのリソースをより多く消費します 送信と同時にドロップされるトラップと異なり 情報要求は応答を受信するまで または要求がタイムアウトになるまで メモリ内に保持する必要があります また トラップの送信は 1 回限りですが 情報は数回にわたって再試行が可能です 再試行によってトラフィックが増え ネットワークのオーバーヘッドが大きくなる原因になります snmp-server host コマンドを入力しなかった場合は 通知が送信されません SNMP 通知を送信するようにスイッチを設定するには snmp-server host コマンドを少なくとも 1 つ入力する必要があります キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合 そのホストではすべてのトラップタイプがイネーブルになります 複数のホストをイネーブルにするには ホストごとに snmp-server host コマンドを個別に入力する必要があります コマンドには複数の通知タイプをホストごとに指定できます ローカルユーザがリモートホストと関連付けられていない場合 スイッチは auth(authnopriv) および priv(authpriv) の認証レベルの情報を送信しません 同じホストおよび同じ種類の通知 ( トラップまたは情報 ) に対して複数の snmp-server host コマンドを指定した場合は 後に入力されたコマンドによって前のコマンドが上書きされます 最後の snmp-server host コマンドだけが有効です たとえば ホストに snmp-server host inform を入力してから 同じホストに別の snmp-server host inform コマンドを入力した場合は 2 番めのコマンドによって最初のコマンドが置き換えられます snmp-server host コマンドは snmp-server enable traps グローバルコンフィギュレーションコマンドと組み合わせて使用します グローバルに送信される SNMP 通知を指定するには snmp-server enable traps コマンドを使用します 1 つのホストでほとんどの通知を受信する場合は このホストに対して 少なくとも 1 つの snmp-server enable traps コマンドと snmp-server host コマンドをイネー 2-673

snmp-server host ブルにする必要があります 一部の通知タイプは snmp-server enable traps コマンドで制御できません たとえば ある通知タイプは常にイネーブルですが 別の通知タイプはそれぞれ異なるコマンドによってイネーブルになります キーワードを指定しないで no snmp-server host コマンドを使用すると ホストへのトラップはディセーブルになりますが 情報はディセーブルになりません 情報をディセーブルにするには no snmp-server host informs コマンドを使用してください 例 次の例では トラップに対して一意の SNMP コミュニティストリング comaccess を設定し このストリングによる アクセスリスト 10 を介した SNMP ポーリングアクセスを禁止します Switch(config)# snmp-server community comaccess ro 10 Switch(config)# snmp-server host 172.20.2.160 comaccess Switch(config)# access-list 10 deny any 次の例では 名前 myhost.cisco.com で指定されたホストに SNMP トラップを送信する方法を示します コミュニティストリングは comaccess として定義されています Switch(config)# snmp-server enable traps Switch(config)# snmp-server host myhost.cisco.com comaccess snmp 次の例では コミュニティストリング public を使用して すべてのトラップをホスト myhost.cisco.com に送信するようにスイッチをイネーブルにする方法を示します Switch(config)# snmp-server enable traps Switch(config)# snmp-server host myhost.cisco.com public 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show running-config スイッチの実行コンフィギュレーションを表示します snmp-server enable traps 各種トラップタイプまたは情報要求の SNMP 通知をイネーブルにしま す 2-674

snmp trap mac-notification change snmp trap mac-notification change 特定のレイヤ 2 のインターフェイスで Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル )MAC アドレス変更通知トラップをイネーブルにするには snmp trap mac-notification change インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します snmp trap mac-notification change {added removed} no snmp trap mac-notification change {added removed} 構文の説明 added removed MAC アドレスがインターフェイスに追加されると MAC 通知トラップをイネーブルにします MAC アドレスがインターフェイスから削除されると MAC 通知トラップをイネーブルにします デフォルト デフォルトでは アドレス追加および削除に対するトラップは両方ともディセーブルです コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(40)SE 変更箇所このコマンドが追加されました change という言葉がコマンドに追加されました 使用上のガイドライン snmp trap mac-notification change コマンドを使用して 特定のインターフェイスの通知トラップをイネーブルにできますが トラップが生成されるのは snmp-server enable traps mac-notification change および mac address-table notification change グローバルコンフィギュレーションコマンドをイネーブルにした場合だけです 例 次の例では MAC アドレスがポートに追加されたときに MAC 通知トラップをイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# snmp trap mac-notification change added show mac address-table notification change interface 特権 EXEC コマンドを入力すれば 設定を確認することができます 2-675

snmp trap mac-notification change 関連コマンド コマンド 説明 clear mac address-table notification MAC アドレス通知グローバルカウンタをクリアします mac address-table notification MAC アドレス通知機能をイネーブルにします show mac address-table notification interface キーワードが追加されると すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対する MAC アドレス通知設定を表示します snmp-server enable traps mac-notification キーワードが追加された場合に SNMP MAC 通知トラップを送信します 2-676

spanning-tree backbonefast spanning-tree backbonefast BackboneFast 機能をイネーブルにするには spanning-tree backbonefast グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻す場合は このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree backbonefast no spanning-tree backbonefast 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルト BackboneFast はディセーブルです コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン BackboneFast 機能は Rapid PVST+ または Multiple Spanning-Tree(MST) モード用に設定できますが スパニングツリーモードを PVST+ に変更するまでこの機能はディセーブル ( 非アクティブ ) のままです スイッチのルートポートまたはブロックされたポートが 指定スイッチから不良 BPDU を受信すると BackboneFast が開始します 不良 BPDU は ルートブリッジと指定スイッチの両方を宣言しているスイッチを識別します スイッチが不良 BPDU を受信した場合 そのスイッチが直接接続されていないリンク ( 間接リンク ) で障害が発生したことを意味します ( つまり 指定スイッチとルートスイッチ間の接続が切断されています ) ルートスイッチへの代替パスがある場合に BackboneFast を使用すると 不良 BPDU を受信するインターフェイスの最大エージングタイムが期限切れになり ブロックされたポートをただちにリスニングステートに移行できます その後 BackboneFast はインターフェイスをフォワーディングステートに移行させます 詳細については このリリースに対応するソフトウェアコンフィギュレーションガイドを参照してください 間接リンク障害を検出し スパニングツリーの再認識をより短時間で開始できるようにするには サポートするすべてのスイッチで BackboneFast をイネーブルにします 例 次の例では スイッチ上で BackboneFast をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# spanning-tree backbonefast 設定を確認するには show spanning-tree summary 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド 2-677

spanning-tree backbonefast コマンド show spanning-tree summary 説明スパニングツリーインターフェイスステートのサマリーを表示します 2-678

spanning-tree bpdufilter spanning-tree bpdufilter インターフェイスでの Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジプロトコルデータユニット ) の送受信を禁止するには spanning-tree bpdufilter インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree bpdufilter {disable enable} no spanning-tree bpdufilter 構文の説明 disable enable 指定されたインターフェイス上で BPDU フィルタリングをディセーブルにします 指定されたインターフェイス上で BPDU フィルタリングをイネーブルにします デフォルト BPDU フィルタリングはディセーブルです コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン スイッチが Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) モード Rapid-PVST+ モード またはマルチスパニングツリー (MST) モードで稼動している場合は BPDU フィルタリング機能をイネーブルにできます 注意 BPDU フィルタリングを特定のインターフェイス上でイネーブルにすることは そのインターフェイス上でスパニングツリーをディセーブルにすることと同じであり スパニングツリーループが発生することがあります すべての PortFast 対応インターフェイス上で BPDU フィルタリングをグローバルにイネーブルにするには spanning-tree portfast bpdufilter default グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します spanning-tree bpdufilter インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用すると spanning-tree portfast bpdufilter default グローバルコンフィギュレーションコマンドの設定を上書きできます 例 次の例では ポート上で BPDU フィルタリング機能をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# spanning-tree bpdufilter enable 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 2-679

spanning-tree bpdufilter 関連コマンド コマンド 説明 show running-config 現在の動作設定を表示します spanning-tree portfast( グローバルコンフィギュレーション ) PortFast 対応インターフェイス上で BPDU フィルタリング機能または BPDU ガード機能をグローバルにイネーブルにするか またはすべての非トランクインターフェイスで PortFast 機能をイネーブルにします spanning-tree portfast( インターフェイスコンフィギュレーション ) 特定のインターフェイスおよび対応するすべての VLAN 上で PortFast 機能をイネーブルにします 2-680

spanning-tree bpduguard spanning-tree bpduguard Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジプロトコルデータユニット ) を受信したインターフェイスを errdisable ステートにするには spanning-tree bpduguard インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree bpduguard {disable enable} no spanning-tree bpduguard 構文の説明 disable enable 指定されたインターフェイス上で BPDU ガードをディセーブルにします 指定されたインターフェイス上で BPDU ガードをイネーブルにします デフォルト BPDU ガードはディセーブルです コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドラインインターフェイスを手動で再び動作させなければならない場合 無効な設定を防ぐには BPDU ガード機能が役に立ちます サービスプロバイダーネットワーク内でインターフェイスがスパニングツリートポロジに参加しないようにするには BPDU ガード機能を使用します スイッチが Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) モード Rapid-PVST+ モード または Multiple Spanning-Tree(MST) モードで稼動している場合は BPDU ガード機能をイネーブルにできます すべての PortFast 対応インターフェイス上で BPDU ガードをグローバルにイネーブルにするには spanning-tree portfast bpduguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します spanning-tree bpduguard インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用すると spanning-tree portfast bpduguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドの設定を上書きできます 例 次の例では ポートで BPDU ガード機能をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# spanning-tree bpduguard enable 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 2-681

spanning-tree bpduguard 関連コマンド コマンド 説明 show running-config 現在の動作設定を表示します spanning-tree portfast( グローバルコンフィギュレーション ) PortFast 対応インターフェイス上で BPDU フィルタリング機能または BPDU ガード機能をグローバルにイネーブルにするか またはすべての非トランクインターフェイスで PortFast 機能をイネーブルにします spanning-tree portfast( インターフェイスコンフィギュレーション ) 特定のインターフェイスおよび対応するすべての VLAN 上で PortFast 機能をイネーブルにします 2-682

spanning-tree cost spanning-tree cost スパニングツリー計算に使用するパスコストを設定するには spanning-tree cost インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ループが発生した場合 スパニングツリーはパスコストを使用して フォワーディングステートにするインターフェイスを選択します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree [vlan vlan-id] cost cost no spanning-tree [vlan vlan-id] cost 構文の説明 vlan vlan-id cost ( 任意 ) スパニングツリーインスタンスに関連付けられた VLAN 範囲です VLAN ID 番号で識別された 1 つの VLAN それぞれをハイフンで区切った VLAN 範囲 またはカンマで区切った一連の VLAN を指定できます 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です パスコスト 指定できる範囲は 1 ~ 200000000 です 値が大きいほど コストが高くなります デフォルト デフォルトパスコストは インターフェイス帯域幅の設定から計算されます IEEE のデフォルトパスコスト値は 次のとおりです 1000 Mb/s:4 100 Mb/s:19 10 Mb/s:100 コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン コストを設定する場合は 値が大きいほどコストが高くなります spanning-tree vlan vlan-id cost cost コマンドおよび spanning-tree cost cost コマンドの両方を使用してインターフェイスを設定する場合 spanning-tree vlan vlan-id cost cost コマンドが有効になります 例 次の例では ポートでパスコストを 250 に設定する方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# spanning-tree cost 250 次の例では VLAN 10 12 ~ 15 20 にパスコストとして 300 を設定する方法を示します Switch(config-if)# spanning-tree vlan 10,12-15,20 cost 300 設定を確認するには show spanning-tree interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します 2-683

spanning-tree cost 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree interface 指定したインターフェイスのスパニングツリー情報を表示します interface-id spanning-tree port-priority インターフェイスプライオリティを設定します spanning-tree vlan priority 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリ ティを設定します 2-684

spanning-tree etherchannel guard misconfig spanning-tree etherchannel guard misconfig スイッチが EtherChannel の設定に矛盾を検出した場合にエラーメッセージを表示するには spanning-tree etherchannel guard misconfig グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します この機能をディセーブルにする場合は このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree etherchannel guard misconfig no spanning-tree etherchannel guard misconfig 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルト EtherChannel ガードはスイッチ上でイネーブルです コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン スイッチが EtherChannel の設定に矛盾を検出すると 次のエラーメッセージが表示されます PM-4-ERR_DISABLE: Channel-misconfig error detected on [chars], putting [chars] in err-disable state. 設定に矛盾を持つ EtherChannel にあるスイッチポートを表示するには show interfaces status err-disabled 特権 EXEC コマンドを使用します リモートデバイスの EtherChannel 設定を確認するには リモートデバイスで show etherchannel summary 特権 EXEC コマンドを使用します EtherChannel 設定の矛盾によりポートが errdisable ステートの場合は errdisable recovery cause channel-misconfig グローバルコンフィギュレーションコマンドを入力してこのステートを解除したり shutdown および no shut down インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを入力して 手動で再びイネーブルにすることができます 例 次の例では EtherChannel 設定矛盾のガード機能をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# spanning-tree etherchannel guard misconfig 設定を確認するには show spanning-tree summary 特権 EXEC コマンドを入力します 2-685

spanning-tree etherchannel guard misconfig 関連コマンド コマンド 説明 errdisable recovery cause EtherChannel 設定の矛盾による errdisable ステートから回復するタ channel-misconfig イマーをイネーブルにします show etherchannel summary show interfaces status err-disabled チャネルの EtherChannel 情報を チャネルグループ単位で 1 行のサマリーとして表示します errdisable ステートのインターフェイスを表示します 2-686

spanning-tree extend system-id spanning-tree extend system-id 拡張システム ID 機能をイネーブルにするには spanning-tree extend system-id グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します spanning-tree extend system-id ( 注 ) このコマンドの no バージョンは コマンドラインのヘルプストリングには表示されますが サポートされていません 拡張システム ID 機能をディセーブルにすることはできません 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルト 拡張システム ID はイネーブルです コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン スイッチは IEEE 802.1t スパニングツリー拡張をサポートします 以前スイッチプライオリティに使用されたビットの一部を 現在は拡張システム ID(Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) と Rapid PVST+ の VLAN 識別子 またはマルチスパニングツリー (MST) のインスタンス識別子 ) に使用しています スパニングツリーは ブリッジ ID が VLAN またはマルチスパニングツリーインスタンスごとに一意となるように 拡張システム ID スイッチプライオリティ および割り当てられたスパニングツリー MAC アドレスを使用しています スイッチスタックは他のネットワークからは単一のスイッチとして認識されるため スタック内のすべてのスイッチは 指定のスパニングツリーに対して同一のブリッジ ID を使用します スタックマスターに障害が発生した場合 スタックメンバは スタックマスターの新しい MAC アドレスに基づいて 実行しているスパニングツリーすべてのブリッジ ID を再計算します 拡張システム ID のサポートにより ルートスイッチ セカンダリルートスイッチ および VLAN のスイッチプライオリティの手動での設定方法に影響が生じます 詳細については spanning-tree mst root および spanning-tree vlan の項を参照してください ネットワーク上に拡張システム ID をサポートするスイッチとサポートしないスイッチが混在する場合は 拡張システム ID をサポートするスイッチがルートスイッチになることはほぼありません 拡張システム ID によって 接続されたスイッチのプライオリティより VLAN 番号が大きくなるたびに スイッチプライオリティ値が増大します 2-687

spanning-tree extend system-id 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree summary スパニングツリーインターフェイスステートのサマリーを表示します spanning-tree mst root ネットワークの直径に基づいて MST ルートスイッチのプライオリティおよびタイマーを設定します spanning-tree vlan priority 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリ ティを設定します 2-688

spanning-tree guard spanning-tree guard 選択されたインターフェイスに関連付けられたすべての VLAN 上でルートガードまたはループガードをイネーブルにするには spanning-tree guard インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ルートガードは スパニングツリールートポートまたはスイッチのルートへのパスになることが可能なインターフェイスを制限します ループガードは 障害によって単一方向リンクが作成された場合に 代替ポートまたはルートポートが指定ポートとして使用されないようにします デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree guard {loop none root} no spanning-tree guard 構文の説明 loop none root ループガードをイネーブルにします ルートガードまたはループガードをディセーブルにします ルートガードをイネーブルにします デフォルト ルートガードはディセーブルです ループガードは spanning-tree loopguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドに従って設定されます ( グローバルにディセーブル化 ) コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン スイッチが Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) モード Rapid-PVST+ モード または Multiple Spanning-Tree(MST) モードで稼動している場合は ルートガードまたはループガード機能をイネーブルにできます ルートガードがイネーブルの場合に スパニングツリーを計算すると インターフェイスがルートポートとして選択され root-inconsistent( ブロック ) ステートに移行します これにより カスタマーのスイッチがルートスイッチになったり ルートへのパスになったりすることはなくなります ルートポートは スイッチからルートスイッチまでの最適パスを提供します no spanning-tree guard または no spanning-tree guard none コマンドを入力すると ルートガードは選択されたインターフェイスのすべての VLAN でディセーブルになります このインターフェイスが root-inconsistent( ブロック ) ステートの場合 インターフェイスはリスニングステートに自動的に移行します UplinkFast 機能で使用するインターフェイスでは ルートガードをイネーブルにしないでください UplinkFast を使用すると 障害発生時に ( ブロックステートの ) バックアップインターフェイスがルートポートになります しかし 同時にルートガードもイネーブルになっていた場合は UplinkFast 機能で使用されるすべてのバックアップインターフェイスが root-inconsistent( ブロック ) ステートになり フォワーディングステートに移行できなくなります スイッチが Rapid-PVST+ モードまたは MST モードで稼動している場合 UplinkFast 機能は使用できません 2-689

spanning-tree guard ループガード機能は スイッチドネットワーク全体に設定した場合に最も効果があります スイッチが PVST+ モードまたは Rapid-PVST+ モードで動作している場合 ループガードによって 代替ポートおよびルートポートが指定ポートとして使用されることを防ぎます スパニングツリーはルートポートまたは代替ポートで Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジプロトコルデータユニット ) を送信しません スイッチが MST モードで動作している場合に すべての MST インスタンスでインターフェイスがループガードによってブロックされているときは BPDU は非境界インターフェイスからは送信されません 境界インターフェイスでは ループガードによってすべての MST インスタンスでインターフェイスがブロックされます ルートガードまたはループガードをディセーブルにする場合は spanning-tree guard none インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ルートガードとループガードの両方を同時にイネーブルにすることはできません spanning-tree loopguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドの設定を上書きするには spanning-tree guard loop インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します 例 次の例では 指定のポートに関連付けられたすべての VLAN で ルートガードをイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/2 Switch(config-if)# spanning-tree guard root 次の例では 指定のポートに関連付けられたすべての VLAN で ループガードをイネーブルにする方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/2 Switch(config-if)# spanning-tree guard loop 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show running-config 現在の動作設定を表示します spanning-tree cost スパニングツリーの計算に使用するパスコストを設定します spanning-tree loopguard default 単一方向リンクの原因となる障害によって 代替ポートまたはルートポートが指定ポートとして使用されないようにします spanning-tree mst cost MST の計算に使用するパスコストを設定します spanning-tree mst port-priority インターフェイスプライオリティを設定します spanning-tree mst root spanning-tree port-priority spanning-tree vlan priority ネットワークの直径に基づいて MST ルートスイッチのプライオリティおよびタイマーを設定します インターフェイスプライオリティを設定します 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリティを設定します 2-690

spanning-tree link-type spanning-tree link-type インターフェイスのデュプレックスモードによって決まるデフォルトのリンクタイプ設定を上書きし フォワーディングステートへの Rapid Spanning-Tree 移行をイネーブルにするには spanning-tree link-type インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree link-type {point-to-point shared} no spanning-tree link-type 構文の説明 point-to-point shared インターフェイスのリンクタイプがポイントツーポイントであることを指定します インターフェイスのリンクタイプが共有であることを指定します デフォルト スイッチは デュプレックスモードからインターフェイスのリンクタイプを取得します つまり 全二重インターフェイスはポイントツーポイントリンク 半二重インターフェイスは共有リンクであると見なされます コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン リンクタイプのデフォルト設定を上書きするには spanning-tree link-type コマンドを使用します たとえば 半二重リンクは マルチスパニングツリープロトコル (MSTP) または Rapid Per-VLAN Spanning-Tree Plus(Rapid-PVST+) プロトコルが稼動し高速移行がイネーブルであるリモートスイッチの 1 つのインターフェイスに ポイントツーポイントで物理的に接続できます 例 次の例では ( デュプレックスの設定に関係なく ) リンクタイプを共有に指定し フォワーディングステートへの高速移行を禁止する方法を示します Switch(config-if)# spanning-tree link-type shared 設定を確認するには show spanning-tree mst interface interface-id または show spanning-tree interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します 2-691

spanning-tree link-type 関連コマンド コマンド 説明 clear spanning-tree detected-protocols すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスでプロトコル移行プロセスを再開 ( 強制的にネイバースイッチと再びネゴシエートさせる ) します show spanning-tree interface interface-id 指定したインターフェイスのスパニングツリーステート 情報を表示します show spanning-tree mst interface 指定したインターフェイスの MST 情報を表示します interface-id 2-692

spanning-tree loopguard default spanning-tree loopguard default 代替ポートまたはルートポートが 単一方向リンクを発生させる障害が原因で指定ポートとして使用されないようにするには spanning-tree loopguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree loopguard default no spanning-tree loopguard default 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルト ループガードはディセーブルです コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン スイッチが Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) モード Rapid-PVST+ モード またはマルチスパニングツリー (MST) モードで稼動している場合は ループガード機能をイネーブルにできます ループガード機能は スイッチドネットワーク全体に設定した場合に最も効果があります スイッチが PVST+ モードまたは Rapid-PVST+ モードで動作している場合 ループガードによって 代替ポートおよびルートポートが指定ポートとして使用されることを防ぎます スパニングツリーはルートポートまたは代替ポートでブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) を送信しません スイッチが MST モードで動作している場合に すべての MST インスタンスでインターフェイスがループガードによってブロックされているときは BPDU は非境界インターフェイスからは送信されません 境界インターフェイスでは ループガードによってすべての MST インスタンスでインターフェイスがブロックされます ループガードは スパニングツリーがポイントツーポイントと見なすインターフェイス上でだけ動作します spanning-tree loopguard default グローバルコンフィギュレーションコマンドの設定を上書きするには spanning-tree guard loop インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します 例 次の例では ループガードをグローバルにイネーブルする方法を示します Switch(config)# spanning-tree loopguard default 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド 2-693

spanning-tree loopguard default コマンド 説明 show running-config 現在の動作設定を表示します spanning-tree guard loop 指定したインターフェイスに関連付けられたすべての VLAN で ループガード機能をイネーブルにします 2-694

spanning-tree mode spanning-tree mode スイッチ上で Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) Rapid PVST+ またはマルチスパニングツリー (MST) をイネーブルにするには spanning-tree mode グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mode {mst pvst rapid-pvst} no spanning-tree mode 構文の説明 mst MST および高速スパニングツリープロトコル (RSTP) をイネーブルにします (IEEE 802.1s および IEEE 802.1w に準拠 ) pvst PVST+ をイネーブルにします (IEEE 802.1D に準拠 ) rapid-pvst Rapid PVST+ をイネーブルにします (IEEE 802.1w に準拠 ) デフォルト デフォルトモードは PVST+ です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドラインスイッチは PVST+ Rapid PVST+ および MSTP に対応していますが PVST+ Rapid PVST+ または MSTP のいずれかをすべての VLAN が実行するというように アクティブにできるのは常に 1 つのバージョンだけです すべてのスタックメンバは 同一のスパニングツリーバージョンを実行します MST モードをイネーブルにすると RSTP が自動的にイネーブルになります 注意 スパニングツリーモードを変更すると すべてのスパニングツリーインスタンスは以前のモードであるため停止し 新しいモードで再起動するので トラフィックを中断させる可能性があります 例 次の例では スイッチ上で MST および RSTP をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# spanning-tree mode mst 次の例では スイッチ上で Rapid PVST+ をイネーブルにする方法を示します Switch(config)# spanning-tree mode rapid-pvst 設定を確認するには show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します 2-695

spanning-tree mode 関連コマンド コマンド 説明 show running-config 現在の動作設定を表示します 2-696

spanning-tree mst configuration spanning-tree mst configuration マルチスパニングツリー (MST) リージョンを設定する場合に使用する MST コンフィギュレーションモードを開始するには spanning-tree mst configuration グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst configuration no spanning-tree mst configuration 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません デフォルト デフォルトでは すべての VLAN が Common and Internal Spanning-Tree(CIST) インスタンス ( インスタンス 0) にマッピングされます デフォルト名は空の文字列です リビジョン番号は 0 です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所 このコマンドが追加されました instance-id の範囲が 1 ~ 4094 に変更されました 使用上のガイドライン spanning-tree mst configuration コマンドを入力すると MST コンフィギュレーションモードが開始します 使用できるコンフィギュレーションコマンドは 次のとおりです abort: 設定変更を適用しないで MST リージョンコンフィギュレーションモードを終了します exit:mst リージョンコンフィギュレーションモードを終了し すべての設定変更を適用します instance instance-id vlan vlan-range:vlan を MST インスタンスにマッピングします instance-id に指定できる範囲は 1 ~ 4094 です vlan-range に指定できる範囲は 1 ~ 4094 です VLAN ID 番号で識別された 1 つの VLAN それぞれをハイフンで区切った VLAN 範囲 またはカンマで区切った一連の VLAN を指定できます name name: 設定名を設定します name ストリングには最大 32 文字使用でき 大文字と小文字が区別されます no:instance name および revision コマンドを無視するか またはデフォルト設定に戻します private-vlan: このコマンドは コマンドラインのヘルプストリングには表示されますが サポートされていません revision version: 設定のリビジョン番号を設定します 指定できる範囲は 0 ~ 65535 です show [current pending]: 現在のまたは保留中の MST リージョンの設定を表示します 2-697

spanning-tree mst configuration MST モードでは スイッチスタックは最大 65 個の MST インスタンスをサポートします 特定の MST インスタンスにマッピング可能な VLAN 数に制限はありません VLAN を MST インスタンスにマッピングすると マッピングは増分で実行されます コマンドで指定された VLAN は すでにマッピング済みの VLAN に対して追加または削除されます 範囲を指定する場合はハイフンを使用します たとえば instance 1 vlan 1-63 を指定した場合 VLAN 1 ~ 63 を MST インスタンス 1 にマッピングします 列挙して指定する場合はカンマを使用します たとえば instance 1 vlan 10, 20, 30 を指定した場合 VLAN 10 20 および 30 を MST インスタンス 1 にマッピングします 明示的に MST インスタンスにマッピングされていないすべての VLAN は Common and Internal Spanning Tree(CIST) インスタンス ( インスタンス 0) にマッピングされます このマッピングは このコマンドの no 形式では CIST から解除できません 2 台以上のスイッチが同一 MST リージョン内に存在する場合 同じ VLAN マッピング 同じコンフィギュレーションリビジョン番号 および同じ名前が設定されている必要があります 例次の例では MST コンフィギュレーションモードを開始して VLAN 10 ~ 20 を MST インスタンス 1 にマッピングし リージョンに region1 と名前を付けて コンフィギュレーションリビジョンを 1 に設定します その後 変更確認前の設定を表示して変更を適用し グローバルコンフィギュレーションモードに戻る方法を示します Switch# spanning-tree mst configuration Switch(config-mst)# instance 1 vlan 10-20 Switch(config-mst)# name region1 Switch(config-mst)# revision 1 Switch(config-mst)# show pending Pending MST configuration Name [region1] Revision 1 Instance Vlans Mapped -------- --------------------- 0 1-9,21-4094 1 10-20 ------------------------------- Switch(config-mst)# exit Switch(config)# 次の例では VLAN 1 ~ 100 を すでに同じ VLAN がマッピングされている場合でも インスタンス 2 に追加し ここでインスタンス 2 にマッピングした VLAN 40 ~ 60 を CIST インスタンスに移動します その後 インスタンス 10 に VLAN 10 を追加し インスタンス 2 にマッピングされているすべての VLAN を削除して それらを CIST インスタンスにマッピングする方法を示します Switch(config-mst)# instance 2 vlan 1-100 Switch(config-mst)# no instance 2 vlan 40-60 Switch(config-mst)# instance 10 vlan 10 Switch(config-mst)# no instance 2 設定を確認するには show pending MST コンフィギュレーションコマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree mst configuration MST リージョンの設定を表示します 2-698

spanning-tree mst cost spanning-tree mst cost Multiple Spanning-Tree(MST) 計算に使用するパスコストを設定するには spanning-tree mst cost インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ループが発生した場合 スパニングツリーはパスコストを使用して フォワーディングステートにするインターフェイスを選択します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst instance-id cost cost no spanning-tree mst instance-id cost 構文の説明 instance-id cost スパニングツリーインスタンス範囲 1 つのインスタンス それぞれをハイフンで区切ったインスタンス範囲 またはカンマで区切った一連のインスタンスを指定できます 指定できる範囲は 0 ~ 4094 です パスコストの範囲は 1 ~ 200000000 です 値が大きいほど コストが高くなります デフォルト デフォルトパスコストは インターフェイス帯域幅の設定から計算されます IEEE のデフォルトパスコスト値は 次のとおりです 1000 Mb/s:20000 100 Mb/s:200000 10 Mb/s:2000000 コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所このコマンドが追加されました instance-id の範囲が 1 ~ 4094 に変更されました 使用上のガイドライン コストを設定する場合は 値が大きいほどコストが高くなります 例 次の例では インスタンス 2 および 4 に関連付けられたポートにパスコストとして 250 を設定する方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# spanning-tree mst 2,4 cost 250 設定を確認するには show spanning-tree mst interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します 2-699

spanning-tree mst cost 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree mst 指定したインターフェイスの MST 情報を表示します interface interface-id spanning-tree mst インターフェイスプライオリティを設定します port-priority spanning-tree mst priority 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリ ティを設定します 2-700

spanning-tree mst forward-time spanning-tree mst forward-time すべてのマルチスパニングツリー (MST) インスタンスに転送遅延時間を設定するには spanning-tree mst forward-time グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します 転送遅延時間には インターフェイスが転送を開始するまでに リスニングステートおよびラーニングステートがそれぞれ継続する時間を指定します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst forward-time seconds no spanning-tree mst forward-time 構文の説明 seconds リスニングステートおよびラーニングステートの継続時間です 指定できる範囲は 4 ~ 30 秒です デフォルト デフォルト値は 15 秒です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン spanning-tree mst forward-time コマンドを変更すると すべてのスパニングツリーインスタンスに影響します 例 次の例では すべての MST インスタンスについて スパニングツリーの転送遅延時間を 18 秒に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst forward-time 18 設定を確認するには show spanning-tree mst 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show spanning-tree mst spanning-tree mst hello-time spanning-tree mst max-age spanning-tree mst max-hops 説明 MST 情報を表示します ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージから送信される hello ブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) の間隔を設定します スパニングツリーがルートスイッチからメッセージを受信する間隔を設定します BPDU が廃棄されるまでのリージョンのホップカウントを設定します 2-701

spanning-tree mst hello-time spanning-tree mst hello-time ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージから送信される hello ブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) の間隔を設定するには spanning-tree mst hello-time グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst hello-time seconds no spanning-tree mst hello-time 構文の説明 seconds ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージから送信される hello BPDU の間隔です 指定できる範囲は 1 ~ 10 秒です デフォルト デフォルト値は 2 秒です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン spanning-tree mst max-age seconds グローバルコンフィギュレーションコマンドを設定した後に スイッチが指定された間隔の間にルートスイッチから BPDU を受信しなかった場合は スパニングツリートポロジが再計算されます max-age の設定値は hello-time の設定値よりも大きくなければなりません spanning-tree mst hello-time コマンドを変更すると すべてのスパニングツリーインスタンスに影響します 例 次の例では すべてのマルチスパニングツリー (MST) インスタンスについて スパニングツリーの hello タイムを 3 秒に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst hello-time 3 設定を確認するには show spanning-tree mst 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show spanning-tree mst spanning-tree mst forward-time 説明 MST 情報を表示します すべての MST インスタンスについて転送遅延時間を設定します 2-702

spanning-tree mst hello-time コマンド spanning-tree mst max-age spanning-tree mst max-hops 説明 スパニングツリーがルートスイッチからメッセージを受信する間隔を設定します BPDU が廃棄されるまでのリージョンのホップカウントを設定します 2-703

spanning-tree mst max-age spanning-tree mst max-age スパニングツリーがルートスイッチから受信するメッセージの間隔を設定するには spanning-tree mst max-age グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します スイッチがこのインターバル内にルートスイッチからブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) メッセージを受信しなかった場合は スパニングツリートポロジが再計算されます デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst max-age seconds no spanning-tree mst max-age 構文の説明 seconds スパニングツリーがルートスイッチからメッセージを受信する間隔です 指定できる範囲は 6 ~ 40 秒です デフォルト デフォルト値は 20 秒です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン spanning-tree mst max-age seconds グローバルコンフィギュレーションコマンドを設定した後に スイッチが指定された間隔の間にルートスイッチから BPDU を受信しなかった場合は スパニングツリートポロジが再計算されます max-age の設定値は hello-time の設定値よりも大きくなければなりません spanning-tree mst max-age コマンドを変更すると すべてのスパニングツリーインスタンスに影響します 例 次の例では すべてのマルチスパニングツリー (MST) インスタンスについて スパニングツリーの有効期限を 30 秒に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst max-age 30 設定を確認するには show spanning-tree mst 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show spanning-tree mst spanning-tree mst forward-time 説明 MST 情報を表示します すべての MST インスタンスについて転送遅延時間を設定します 2-704

spanning-tree mst max-age コマンド spanning-tree mst hello-time spanning-tree mst max-hops 説明 ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージが送信する hello BPDU の間隔を設定します BPDU が廃棄されるまでのリージョンのホップカウントを設定します 2-705

spanning-tree mst max-hops spanning-tree mst max-hops ブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) がドロップされて インターフェイス用に保持された情報が期限切れになるまでのリージョンのホップ数を設定するには spanning-tree mst max-hops グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst max-hops hop-count no spanning-tree mst max-hops 構文の説明 hop-count BPDU が廃棄されるまでのリージョンのホップカウントです 指定できるホップカウントの範囲は 1 ~ 255 です デフォルト デフォルトのホップカウントは 20 です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所このコマンドが追加されました hop-count の範囲が 1 ~ 255 に変更されました 使用上のガイドライン インスタンスのルートスイッチは 常にコストを 0 ホップカウントを最大値に設定して BPDU( または M レコード ) を送信します スイッチは この BPDU を受信すると 受信した残りのホップカウントを 1 つ減らして 生成する M レコードの残りのホップカウントとしてこの値を伝播します ホップカウントが 0 になると スイッチは BPDU をドロップして インターフェイス用に保持された情報を期限切れにします spanning-tree mst max-hops コマンドを変更すると すべてのスパニングツリーインスタンスに影響します 例 次の例では すべてのマルチスパニングツリー (MST) インスタンスについて スパニングツリーの最大ホップカウントを 10 に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst max-hops 10 設定を確認するには show spanning-tree mst 特権 EXEC コマンドを入力します 2-706

spanning-tree mst max-hops 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree mst MST 情報を表示します spanning-tree mst forward-time すべての MST インスタンスについて転送遅延時間を設定します spanning-tree mst hello-time ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージが送信する hello BPDU の間隔を設定します spanning-tree mst max-age スパニングツリーがルートスイッチからメッセージを受信す る間隔を設定します 2-707

spanning-tree mst port-priority spanning-tree mst port-priority インターフェイスプライオリティを設定するには spanning-tree mst port-priority インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ループが発生した場合 マルチスパニングツリープロトコル (MSTP) はフォワーディングステートに設定するインターフェイスを判別できます デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst instance-id port-priority priority no spanning-tree mst instance-id port-priority 構文の説明 instance-id スパニングツリーインスタンス範囲 1 つのインスタンス それぞれをハイフンで区切ったインスタンス範囲 またはカンマで区切った一連のインスタンスを指定できます 指定できる範囲は 0 ~ 4094 です priority 指定できる範囲は 0 ~ 240 で 16 ずつ増加します 有効なプライオリティ値は 0 16 32 48 64 80 96 112 128 144 160 176 192 208 224 240 です それ以外の値はすべて拒否されます 値が小さいほど プライオリティが高くなります デフォルト デフォルトは 128 です コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所このコマンドが追加されました instance-id の範囲が 1 ~ 4094 に変更されました 使用上のガイドライン 最初に選択されるインターフェイスには高いプライオリティ値 ( 小さい数値 ) を割り当て 最後に選択されるインターフェイスには低いプライオリティ値 ( 高い数値 ) を割り当てることができます すべてのインターフェイスに同じプライオリティ値が付けられている場合 Multiple Spanning-Tree(MST) はインターフェイス番号が最小のインターフェイスをフォワーディングステートにし 他のインターフェイスをブロックします スイッチがスイッチスタックのメンバの場合 spanning-tree mst [instance vlan-id] port-priority priority インターフェイスコンフィギュレーションコマンドの代わりに spanning-tree mst [instance-id] cost cost インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用して フォワーディングステートにするインターフェイスを選択しなければなりません 最初に選択させるインターフェイスには低いコスト値を割り当て 最後に選択させるインターフェイスには高いコスト値を割り当てます 例 次の例では ループが発生した場合に スパニングツリーインスタンス 20 および 22 に関連付けられたインターフェイスがフォワーディングステートになる可能性を高める方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/2 2-708

spanning-tree mst port-priority Switch(config-if)# spanning-tree mst 20,22 port-priority 0 設定を確認するには show spanning-tree mst interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree mst interface 指定したインターフェイスの MST 情報を表示します interface-id spanning-tree mst cost MST の計算に使用するパスコストを設定します spanning-tree mst priority 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライ オリティを設定します 2-709

spanning-tree mst pre-standard spanning-tree mst pre-standard 先行標準ブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) だけを送信するようにポートを設定するには spanning-tree mst pre-standard インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します spanning-tree mst pre-standard no spanning-tree mst pre-standard 構文の説明 このコマンドには 引数またはキーワードはありません コマンドデフォルト デフォルトのステートは 先行標準ネイバーの自動検出です コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)SED 変更箇所 このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン ポートでは 先行標準と標準の両方の BPDU を受け入れることができます ネイバータイプが不一致の場合 Common and Internal Spanning Tree(CIST) だけがこのインターフェイスで実行されます ( 注 ) スイッチのポートが 先行標準の Cisco IOS ソフトウェアを実行しているスイッチに接続されている場合には ポートに対して spanning-tree mst pre-standard インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用する必要があります 先行標準 BPDU だけを送信するようにポートを設定していない場合 Multiple STP(MSTP) のパフォーマンスが低下することがあります 自動的に先行標準ネイバーを検出するようにポートが設定されている場合 show spanning-tree mst コマンドに prestandard フラグが常に表示されます 例 次の例では 先行標準 BPDU だけを送信するようにポートを設定する方法を示します Switch(config-if)# spanning-tree mst pre-standard 設定を確認するには show spanning-tree mst 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show spanning-tree mst instance-id 説明 prestandard フラグなど 指定されたインターフェイスのマルチスパニングツリー (MST) 情報を表示します 2-710

spanning-tree mst priority spanning-tree mst priority 指定されたスパニングツリーのインスタンスにスイッチプライオリティを設定するには spanning-tree mst priority グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst instance-id priority priority no spanning-tree mst instance-id priority 構文の説明 instance-id priority スパニングツリーインスタンス範囲 1 つのインスタンス それぞれをハイフンで区切ったインスタンス範囲 またはカンマで区切った一連のインスタンスを指定できます 指定できる範囲は 0 ~ 4094 です 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリティを設定します この設定は スイッチがルートスイッチとして選択される可能性を左右します 小さい値を設定すると スイッチがルートスイッチとして選択される可能性が高まります 指定できる範囲は 0 ~ 61440 で 4096 ずつ増加します 有効なプライオリティ値は 0 4096 8192 12288 16384 20480 24576 28672 32768 36864 40960 45056 49152 53248 57344 61440 です それ以外の値はすべて拒否されます デフォルト デフォルトは 32768 です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所このコマンドが追加されました instance-id の範囲が 1 ~ 4094 に変更されました 例 次の例では マルチスパニングツリー (MST) インスタンス 20 ~ 21 のスパニングツリープライオリティを 8192 に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst 20-21 priority 8192 設定を確認するには show spanning-tree mst instance-id 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド show spanning-tree mst instance-id spanning-tree mst cost spanning-tree mst port-priority 説明指定したインターフェイスの MST 情報を表示します MST の計算に使用するパスコストを設定します インターフェイスプライオリティを設定します 2-711

spanning-tree mst root spanning-tree mst root ネットワークの直径に基づいて マルチスパニングツリー (MST) ルートスイッチのプライオリティおよびタイマーを設定するには spanning-tree mst root グローバルコンフィギュレーションコマンドを使用します デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree mst instance-id root {primary secondary} [diameter net-diameter [hello-time seconds]] no spanning-tree mst instance-id root 構文の説明 instance-id root primary root secondary diameter net-diameter hello-time seconds スパニングツリーインスタンス範囲 1 つのインスタンス それぞれをハイフンで区切ったインスタンス範囲 またはカンマで区切った一連のインスタンスを指定できます 指定できる範囲は 0 ~ 4094 です このスイッチを強制的にルートスイッチに設定します プライマリルートスイッチに障害が発生した場合に このスイッチをルートスイッチに設定します ( 任意 ) 任意の 2 つのエンドステーション間にスイッチの最大数を設定します 指定できる範囲は 2 ~ 7 です このキーワードは MST インスタンス 0 にだけ使用できます ( 任意 ) ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージから送信される hello ブリッジプロトコルデータユニット (BPDU) の間隔を設定します 指定できる範囲は 1 ~ 10 秒です このキーワードは MST インスタンス 0 にだけ使用できます デフォルト プライマリルートスイッチのプライオリティは 24576 です セカンダリルートスイッチのプライオリティは 28672 です hello タイムは 2 秒です コマンドモード グローバルコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 12.2(25)SED 変更箇所このコマンドが追加されました instance-id の範囲が 1 ~ 4094 に変更されました 使用上のガイドライン spanning-tree mst instance-id root コマンドは バックボーンスイッチだけで使用してください spanning-tree mst instance-id root コマンドを入力すると ソフトウェアはこのスイッチをスパニングツリーインスタンスのルートに設定するのに十分なプライオリティを設定しようとします 拡張システム ID がサポートされているため スイッチはインスタンスのスイッチプライオリティを 24576 に設定します ( この値によってこのスイッチが指定されたインスタンスのルートになる場合 ) 指定されたインスタンスのルートスイッチに 24576 に満たないスイッチプライオリティが設定されている場合は スイッチは自身のプライオリティを最小のスイッチプライオリティより 4096 だけ小さい値に設定します (4096 は 4 ビットスイッチプライオリティの最下位ビットの値です ) 2-712

spanning-tree mst root spanning-tree mst instance-id root secondary コマンドを入力すると 拡張システム ID がサポートされているため ソフトウェアはスイッチプライオリティをデフォルト値 (32768) から 28672 に変更します ルートスイッチに障害が発生した場合は このスイッチが次のルートスイッチになります ( ネットワーク内の他のスイッチがデフォルトのスイッチプライオリティである 32768 を使用しているため ルートスイッチになる可能性が低い場合 ) 例 次の例では スイッチをインスタンス 10 のルートスイッチとして設定し ネットワーク直径を 4 に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst 10 root primary diameter 4 次の例では スイッチをインスタンス 10 のセカンダリルートスイッチとして設定し ネットワーク直径を 4 に設定する方法を示します Switch(config)# spanning-tree mst 10 root secondary diameter 4 設定を確認するには show spanning-tree mst instance-id 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree mst instance-id 指定したインスタンスの MST 情報を表示します spanning-tree mst forward-time すべての MST インスタンスについて転送遅延時間を設定します spanning-tree mst hello-time ルートスイッチコンフィギュレーションメッセージが送信する hello BPDU の間隔を設定します spanning-tree mst max-age スパニングツリーがルートスイッチからメッセージを受信する間隔を設定します spanning-tree mst max-hops BPDU が廃棄されるまでのリージョンのホップカウントを 設定します 2-713

spanning-tree port-priority spanning-tree port-priority インターフェイスプライオリティを設定するには spanning-tree port-priority インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用します ループが発生した場合 スパニングツリーはフォワーディングステートにするインターフェイスを判別できます デフォルト設定に戻すには このコマンドの no 形式を使用します spanning-tree [vlan vlan-id] port-priority priority no spanning-tree [vlan vlan-id] port-priority 構文の説明 vlan vlan-id ( 任意 ) スパニングツリーインスタンスに関連付けられた VLAN 範囲です VLAN ID 番号で識別された 1 つの VLAN それぞれをハイフンで区切った VLAN 範囲 またはカンマで区切った一連の VLAN を指定できます 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です priority 指定できる番号は 0 ~ 240 で 16 ずつ増加します 有効な値は 0 16 32 48 64 80 96 112 128 144 160 176 192 208 224 240 です それ以外の値はすべて拒否されます 値が小さいほど プライオリティが高くなります デフォルト デフォルトは 128 です コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション コマンド履歴 リリース 12.2(25)FX 変更箇所このコマンドが追加されました 使用上のガイドライン 変数 vlan-id を省略した場合 このコマンドは VLAN 1 に関連付けられたスパニングツリーインスタンスに適用されます インターフェイスが割り当てられていない VLAN にプライオリティを設定できます このインターフェイスを VLAN に割り当てると 設定が有効になります spanning-tree vlan vlan-id port-priority priority コマンドおよび spanning-tree port-priority priority コマンドの両方を使用してインターフェイスを設定する場合 spanning-tree vlan vlan-id port-priority priority コマンドが有効になります スイッチがスイッチスタックのメンバの場合 spanning-tree [vlan vlan-id] port-priority priority インターフェイスコンフィギュレーションコマンドの代わりに spanning-tree [vlan vlan-id] cost cost インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用して フォワーディングステートにするインターフェイスを選択しなければなりません 最初に選択させるインターフェイスには 低いコスト値を割り当て 最後に選択させるインターフェイスには高いコスト値を割り当てます 2-714

spanning-tree port-priority 例 次の例では ループが発生した場合にポートがフォワーディングステートになる可能性を高める方法を示します Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/2 Switch(config-if)# spanning-tree vlan 20 port-priority 0 次の例では VLAN 20 ~ 25 のポートプライオリティ値を設定する方法を示します Switch(config-if)# spanning-tree vlan 20-25 port-priority 0 設定を確認するには show spanning-tree interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します 関連コマンド コマンド 説明 show spanning-tree interface 指定したインターフェイスのスパニングツリー情報を表示します interface-id spanning-tree cost スパニングツリーの計算に使用するパスコストを設定します spanning-tree vlan priority 指定したスパニングツリーインスタンスのスイッチプライオリ ティを設定します 2-715