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表 1 経年劣化に起因する家電製品の事故発生件数 ( 平成 19 年 5 月 ~ 平成 27 年 3 月 ) 件数 割合 経過年数別の事故発生状況 ( 件 ) (%) ~9 10~14 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~ 扇風機

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第 6 章まとめ及び提言第 1 節まとめ *1 東京消防庁管内の火災件数は減少傾向にあるなか 電気火災 ( 建物内 ( 屋上 ベランダを含む ) において発生した 電気を使用するものからの出火事象をいう 以下同じ ) が占める割合は 昭和 61 年の 8.6% から平成 27 年では 20.4% に

作動していない この扇風機は平成 22 年 7 月に購入し 他の部屋にも同型品が13 台設置してあり 日常の操作は入居者又は職員がしているが 異常は発生していない 4 現場見分状況焼損が認められるのは 扇風機と 扇風機付近の天井及び床が若干焼損しているのみである 扇風機は 壁面にスタンド部分を残し

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室内 家庭用 IH クッキングヒーター IHC-T42 取扱説明書 保証書付 ( 裏表紙 ) 保証書 は お買い上げ日 販売店名 の記入を必ず確かめ 販売店からお受け取りください

series RPD OK! RPD , RPD ,000 ブースト時電流 80A ブースト時電流 100A 60A 開放 開放 series DBA5A 151,000 MBA ,000 MBA500 TR ,000 NEW B

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奏功事例(最新順)

目次 1 火気の管理 P1~2 2 火気設備の管理 P3~6 3 危険物の管理 P7~8 4 ガスの管理 P9 5 火災時の初動体制 P10 6 消防用設備等の管理 P11~12 7 避難管理 P13~14 8 防炎管理 P15 9 消防機関との連絡 P16 10 建物の管理 P17 11 運営面の

第3類危険物の物質別詳細 練習問題

2007 年 2 月 2 日版 石油燃焼機器の過去の事故一覧 2 石油ストーブおよび石油こんろ 事故原因被害製品の メーカー名事故発生年月日品目型式機種区分事故内容原因不明使用期間調査期間備考 ( 注 ) 内容誤使用 製品起因 または調査中 1 ニッセイ 2006 石油ストーブ NCH-S24L 4

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安全にお使いいただくために ご使用前に全ての取扱説明書をお読み下さい この商品は 必ず屋外でご使用ください 屋内や閉め切った場所でのご使用はお止めください グリルは熱を放射しますので 可燃性の物から60cm以上離してご使用ください ( オーニング パラソルの下でのご使用はお避け下さい ) 点火する際

2. 対象製品 : 製品概要 対象製品の確認方法等 (1) 製品名 : エアコン 空気清浄機 (2) 対象機種と確認方法等対象機種 : エアコン ( 全 138 機種 対象台数 :261,199 台 対象機種名は別添参照 ) 空気清浄機 ( 全 42 機種 対象台数 576,144 台 対象機種名は

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製品安全点検日セミナー Product Safety Technology Center 製品の安全な使い方 平成 22 年 12 月 7 日 ( 火 ) ナイト National Institute of Technology and Evaluation 製品安全センター 独立行政法人製品評価技術基盤機構中部支所

事故事例の紹介 ~ 再現映像を交えて 1. 石油ストーブ 2. ガスこんろ 3. 電磁調理器 4. 電源コード 5. ガス栓 接続具 1

1. 石油ストーブから出火 事故内容 1 石油ストーブにカートリッジタンクをセットしようとしたところ カートリッジタンクから灯油がこぼれて引火して火災になった ( 平成 20 年 2 月 ( 千葉県 )) 2 石油ファンヒーターの前に置いていたスプレー缶が破裂し 窓ガラスが割れて天井に穴が開き ふとんが焦げた ( 平成 2 1 年 12 月 ( 富山県 )) 事故原因 1 消火を確認せず給油しようとした際に カートリッジタンクのネジ式キャップが完全に締まっていなかったため セットする際に給油口から灯油がこぼれて石油ストーブかかり 火災に至ったものです 2 スプレー缶がファンヒーターの熱で過熱され 内圧の上昇により破裂するとともに 気化した可燃性ガス ( 噴射剤 ) にファンヒーターの火が引火したものです 2

石油ストーブに給油中の火災 再現実験映像 3

暖房機のそばに置いた スプレー缶の爆発事故 再現実験映像 4

石油ストーブ の事故防止の注意ポイント 1 給油は必ずストーブの火を消してから行ってください 2 カートリッジタンクのふたは確実に締まったかどうか確認してください カートリッジタンクのふたが確実に締まっていないと タンクをセットしようと逆さにしたとき フタが外れて灯油がストーブにかかり このとき 消火していないと灯油に引火して火災になります 5

石油ストーブ の事故防止の注意ポイント スプレー缶を石油ストーブの上や前に放置しないでください スプレー缶をストーブの上や温風のあたるところに置かないでください スプレー缶を暖房機などの温風が当たるところに放置すると 熱でスプレー缶の内圧が上がって爆発し大変危険です 6

事故内容 2. ガスこんろから出火 1 木造 2 階建て住宅から出火して 約 82 平方メートルを全焼し 家人が顔や右手首にやけどを負い 病院に運ばれた ( 平成 18 年 9 月 ( 岩手県 )) 2 ガスこんろのグリルで調理中に グリル右奥部から発火した ( 平成 21 年 5 月 ( 長崎県 )) 事故原因 1 ガスこんろに天ぷら鍋をかけたままその場を離れていたため 鍋の油が過熱し 発火して火災に至ったものです 2 ガスこんろのグリルに水を入れず使用し グリル庫内に付着していた油脂等にグリルの火が付着したものです 7

天ぷら油の消し忘れによる火災 再現実験映像 8

ガスこんろのグリルからの発火 再現実験映像 9

事故防止のために 天ぷら油は 強火で加熱後約 5 分 ~10 分で自然発火する温度 (360 ~380 ) に達します 事故を防止するため 次の注意事項を必ず守って使用して下さい 調理中はその場を離れないで下さい グリル使用後は必ず洗って下さい たまった魚の油脂などの汚れに引火して発火することがあります ガスこんろの使用後は 消火していることを確認して下さい 特にグリルの炎は見えにくいので 注意が必要です グリル受け皿に水が必要なグリルは 必ず水を入れて下さい グリル付近にカセットこんろやスプレー缶 ふきんなどの可燃物を置かないで下さい 10

ガスこんろのグリルの誤使用等による火災事故の防止について ( 注意喚起 ) NITE 製品安全センターに通知された製品事故情報のうち ガスコンロのグリルによる事故は 平成 16 年度から 20 年度の 5 年間に 241 件ありました ( 死亡事故が 3 件 重傷事故が 3 件 1 室以上の火災が 51 件 ) NITE の調査結果によると事故原因が消費者の誤った取扱いや不注意による事故が 241 件中 209 件であり 9 割近くを占めています 209 件について 使用者または被害者の年代別に見ると 年代が高くなるにつれて事故件数が増加し 60 代が最も多くなっています 使用者または被害者の性別では 60 代男性が多くなっています 11

3. 電磁調理器による天ぷら油火災 事故内容 1 電磁調理器 (IH クッキングヒーター ) で汎用のなべを用いて天ぷら調理をしたところ発火した 2 電磁調理器付近から出火して レンジフードの一部を焼損し 消火時に家人が顔面などにやけどを負った 事故原因 1 揚げ物キーを使っていたが IH 専用の調理なべを使用しなかったことから 油が過熱され発火したものです 2 調理の際にその場を離れ 油量も少 なく 付属の揚げ物調理用なべを使用せ ず 更に揚げ物専用コースを使わず手動 で加熱したため 油が発火したものです 12

電磁調理器による天ぷら油火災 再現実験映像 13

電磁調理器の原理とセンサーの温度特性 電磁調理器の加熱の仕組み なべ底にくぼみがあると 空気層ができて温度センサーが正しく働きません 油の温度と温度センサーが検知する温度に差が生じています 14

電磁調理器による天ぷら油火災の注意ポイント 電磁調理器で揚げ物調理をする際は取扱説明書を良く読んで 以下のことに注意して正しく使用してください 揚げ物調理中はその場を離れないでください 調理中 その場を離れるときはスイッチを必ず切ってください なベ底に反りなどがあると温度センサーが正確に働かないので 付属の揚げ物調理用なべを使い 付属のなべがないときは 底が平らな IH 専用なべを使ってください 揚げ物調理時の油量は 取扱説明書に従ってください 油量が少ないと温度が急激に上がるため 温度センサーが正確な温度を測定できません 15

4. 電源コードからの出火 事故内容 木造 2 階建て住宅から出火し 出火した住宅と隣接する住宅の 2 棟を全焼した ( 平成 19 年 5 月長野県 ) 事故原因 電気こたつの電源コード溶融痕が認められることから 家具等による踏みつけによってコードが機械的ストレスを受けたため コードの芯線が半断線状態となり ショート 火災に至ったものです 16

電源コードからの発火 再現実験映像 17

事故防止のために 電気が流れた状態で 極性が異なるコード ( 電線 ) の中の導線が接触すると 大量の電気が流れるため コードが発熱して発火する可能性があります この状態をショート ( 短絡 ) といいます 下記の事例に 1 つでも該当する場合 すぐに使用を中止し 電源プラグを抜いて販売店 メーカー等に連絡をして下さい コードが異常に熱くなる 変なにおいがする コードに触れると電気が入ったり切れたりするなどの異常がある こんな使い方はやめましょう コードの上に物を載せる コードを束ねたまま使用する たこ足配線をする コードを無理に引っ張る 18

5. ガス栓 接続具からの出火 事故内容 1 使用者が一酸化炭素中毒で死亡する事故が発生した 2 住宅の寝室で使用中のガスファンヒーター付近から出火して 家人 1 人が重傷のやけどを負い 1 人が軽傷のやけどを負った 事故原因 1 ゴムホースだけが接続されていたガス栓のつまみが半開き状態となっており 一酸化炭素を含むガスが室内に漏れたものです 2 ガスファンヒーターに指定の迅速継手を使用せず ガス用ゴム管を直接接続しゴム管止めをしていた ヒーターを移動して使用しているうちに接続部が徐々に外れ ガスが漏洩していたところにタイマー点火したため引火したものです 19

ガス栓 接続具からの出火 再現実験映像 20

ガス栓 接続具 ガス栓 ホースエンドタイプ 接続具 ソフトコード 機器側の接続口 ホースエンド テーブルコンロ 炊飯器 ( タイマー無し ) コンセントタイプ ガスコード スリムプラグ ファンヒーター 炊飯器 ( タイマー有り ) 仙台市ガス局提供 21

正しい接続 主な接続例 機器側の接続口がスリムプラグの場合 ガスコード ( 機器接続側 ) スリムプラグ 押し込み カチッと接続 誤った接続 事故が最も多いパターン 9.5φ ソフトコード ガス漏れ 仙台市ガス局提供 22

NITE ホームページ http://www.nite.go.jp/ 23

NITEホームページ ( 生活安全分野 http://www.nite.go.jp/ ) 24

事故情報の検索結果 事故情報の検索結果 個別事故情報の詳細 25

最新の社告 リコール 26

製品安全情報マガジン (PS マガジン ) NITE に集約される製品安全に関する情報を製品事故の未然 再発防止の観点から 製品安全情報マガジン (PS マガジン ) によってタイムリーに提供しています 見本 配信登録は NITE ホームページからお申し込みください 27

ミニポスターと再現実験映像 28

製品安全点検日セミナー http://www.jiko.nite.go.jp/ ナイト National Institute of Technology and Evaluation 製品安全センター 独立行政法人製品評価技術基盤機構中部支所