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個人情報保護規程

個人情報の保護に関する規程(案)

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個人情報保護方針

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

取扱いに特に配慮を要するものとして政令第 2 条で定める記述等が含まれる個人情報をいう (4) 個人情報データベース等 とは 個人情報を含む情報の集合物であって 次のいずれかに該当するもの ( 利用方法からみて個人の権利利益を害するおそれが少ないものとして政令第 3 条第 1 項で定めるものを除く

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

財団法人吊古屋都市整備公社理事長代理順位規程

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

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第 4 条センターは 個人情報保護方針 ( プライバシーポリシー ) を定め これを実施する 2 センターは 個人情報保護方針を 文書等で従業者に周知徹底させるとともに センターのホームページ上に公表する ( 規程の改定 ) 第 5 条センターは 個人情報保護法の運用 監督官庁のガイドライン等の変更

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(5) 個人データ 個人データ とは 個人情報データベース等を構成する個人情報をいう (6) 保有個人データ 保有個人データ とは 当会館が 開示 内容の訂正 追加又は削除 利用の停止 削除及び第三者への提供の停止を行うことのできる権限を有する個人データであって その存否が明らかになることにより公益

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財団法人杉並区スポーツ振興財団個人情報保護規程

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が及ぶおそれがあるもの イ当該個人データの存否が明らかになることにより 違法又は不当な行為を助長し 又は誘発する おそれがあるもの ウ当該個人データの存否が明らかになることにより 国の安全が害されるおそれ 他国若しくは国 際機関との交渉上不利益を被るおそれがあるもの エ当該個人データの存否が明らかに

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(2) 電子計算機処理の制限に係る規定ア電子計算機処理に係る個人情報の提供の制限の改正 ( 条例第 10 条第 2 項関係 ) 電子計算機処理に係る個人情報を国等に提供しようとする際の千葉市情報公開 個人情報保護審議会 ( 以下 審議会 といいます ) への諮問を不要とし 審議会には事後に報告するも

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

14個人情報の取扱いに関する規程

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3 この規程において 保有個人情報 とは 本学の役員又は職員 ( 以下 職員等 という ) が職務上作成し 又は取得した個人情報であって 職員等が組織的に利用するものとして 本学が保有しているものをいう ただし 独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律 ( 平成 13 年法律第 140 号 )

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東京弁護士会個人情報保護規則

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拍, 血圧等 ) を, ユーザー本人または当社の提携先からと提携先などとの間でなされたユーザーの個人情報を含む取引記録や, 決済に関する情報を当社の提携先 ( 情報提供元, 広告主, 広告配信先などを含みます 以下, 提携先 といいます ) などから収集することがあります 4. 当社は, ユーザーが

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プライバシーポリシー ( 個人情報保護に関する基本方針 ) 株式会社ビットポイントジャパン ( 以下 当社 といいます ) は 個人情報の保護とその適正な管理が重要であることを認識し 個人情報の保護に関する法律 ( 以下 個人情報保護法 といいます ) 関連法令 ガイドラインその他の規範を遵守すると

個人情報保護規程例 本文

医療 介護関係を対象とするものであり また 診療録等の形態に整理されていない場合でも個人情報に該当する なお 本人が死亡した場合においても 当該本人の情報を保有している場合は 個人情報と同等の安全管理措置を講じなければならない 4 要配慮個人情報 とは 本人の人種 信条 社会的身分 病歴 犯罪の経歴

地方職員共済組合個人情報保護規程(案)

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( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

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財団法人日本体育協会個人情報保護規程

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エーシーニールセン・コーポレーション株式会社 個人情報保護方針

役職員等 とは, この法人に所属するすべての理事, 監事及び組織内にあって直接又は間接にこの法人の指揮監督を受けてこの法人の業務に従事している者をいい, 雇用関係にある従業者のみならず, この法人との間に雇用関係のない者 ( 派遣社員等 ) も含む. (10) 個人情報管理責任者 個人情報管理責任者

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 株式会社スマートバリュー ( 以下 当社 という ) が個人情報保護方針に基づく個人情報の取扱いの基本事項を定めたもので 個人情報の保護と適正な利用を図ることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによ

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個人情報の保護に関する規程

個人情報の取扱いに関する規則 平成 12 年 9 月 29 日 奈良県規則第 2 2 号 改正 平成 13 年 3 月 30 日 規則第 68 号 改正 平成 17 年 3 月 29 日 規則第 30 号 改正 平成 18 年 3 月 31 日 規則第 38 号 改正 平成 27 年 9 月 25

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本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

文京区個人情報の保護に関する条例 平成五年三月三十日 条例第六号 目次 第一章 総則 ( 第一条 第五条 ) 第二章 個人情報の収集等 ( 第六条 第九条の二 ) 第三章 保有個人情報の管理 ( 第十条 第十二条の二 ) 第四章 保有個人情報の利用 ( 第十三条 第十五条の三 ) 第五章 自己情報の

個人情報保護法が改正され 5 月 30 日に施行されるにあたって 下記に個人情報保護 規程 ( 案 ) を作成いたしました 主な改正内容 (1) 個人情報の定義の明確化 に対応し 音声 動作 その他の方法によるもの 個人識別符号 要配慮個人情報 を定義に加えた ( 第 2 条 1 項 2 項 3 項

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

個人データの安全管理に係る基本方針

保有個人情報開示請求書 年月日 出入国在留管理庁長官又は 長殿 ( ふりがな ) 氏名 住所又は居所 ( ) 行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 58 号 ) 第 13 条第 1 項の規定に基づき, 下記のとおり保有個人情報の開示を請求します 記 1 開示を請求す

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

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雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

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個人情報保護法への対応規定の様式例

個人情報管理規程

個人情報の保護に関する

関が保有しているものをいうものとすること ただし 次に掲げるものを除くものとすること (1) 官報 県公報 白書 新聞 雑誌 書籍その他不特定多数の者に販売することを目的として発行されるもの (2) 特定歴史公文書 (3) 山形県立図書館 山形県立博物館その他規則で定める施設において 規則で定めると

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

危害が及ぶ恐れがあるものイ当該個人データの存否が明らかになることにより 違法又は不当な行為を助長し または誘発する恐れがあるものウ当該個人データの存否が明らかになることにより 国の安全が害されるおそれ 他国若しくは国際機関との信頼関係が損なわれるおそれ又は他国若しくは国際機関との交渉上不利益を被るお

個人情報保護規程

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

2 会員は 前項の規定にかかわらず 本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面 ( 電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録を含む 以下この項において同じ ) に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当

外部通報処理要領(ホームページ登載分)

○事務職員の職名に関する規程

22. 個人情報の保護に関する規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号 ) に則り, 学校法人中部大学 ( 以下 学園 という ) が個人情報を取得, 利用, 保管, その他の取扱いを行うについて必要な事項を定め, 個

情報信託機能の認定に係る指針 ver1.0 に基づく データ倫理審査会 ( 仮 ) ( 以下 データ倫理審査会 という ) に相当するものを記載 に説明を行い 助言を受けること (4) 注 : 受任者が委任者に対し第三者提供に係る条件等を個別に指定できる機能を提供する場合には その旨を記載 第 条

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学校法人久留米大学個人情報の保護に関する規程

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

する 3 船員の雇用管理に関しては 船員の雇用管理分野における個人情報保護に関するガイドライン ( 平成二十五年国土交通省告示第二百九十二号 ) によるものとする ( 国土交通省関係事業者による個人情報の保護に関する指針等 ) 第三条国土交通省関係事業者は 法 個人情報の保護に関する法律施行令 (

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個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン (EU 域内から十分性認定により移転を受けた個人データの取扱い編 ) 目次 (1) 要配慮個人情報 ( 法第 2 条第 3 項関係 )... 3 (2) 保有個人データ ( 法第 2 条第 7 項関係 )... 5 (3) 利用目的の特定 利用目的に

個人情報の取り扱いについて TaoTao 株式会社 ( 以下 当社 という ) は お客様が安心して当社のサービスをご利用いただけるよう 個人情報保護方針に基づき お客様の個人情報 個人番号 特定個人情報 ( 以下 ここではすべてを総称し 個人情報 といいます ) のお取扱いに細心の注意を払っており

個人情報保護に関する規定 ( 規定第 98 号 ) 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条学校法人トヨタ学園および豊田工業大学 ( 以下, 総称して本学という ) は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号, 以下, 法律という ) に定める個人情報取り扱い事業者 (

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

特定個人情報の取扱いに関するモデル契約書 平成27年10月

Transcription:

裁判所が司法行政事務に関して保有する個人情報の取扱要綱裁判所が司法行政事務に関して保有する個人情報の基本的取扱いは, 下記による 記この取扱要綱は, 行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 58 号 以下 行政機関個人情報保護法 という ) の趣旨を踏まえ, 裁判所が司法行政事務に関して保有する個人情報の取扱いの運用の基本を定めるものである 第 1 定義 1 この取扱要綱において 個人情報 とは, 生存する個人に関する情報であって, 次のいずれかに該当するものをいう 当該情報に含まれる氏名, 生年月日その他の記述等 ( 文書, 図画若しくは電磁的記録 ( 電磁的方式 ( 電子的方式, 磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式をいう 2のにおいて同じ ) で作られる記録をいう 以下同じ ) に記載され, 若しくは記録され, 又は音声, 動作その他の方法を用いて表された一切の事項 ( 個人識別符号を除く ) をいう 以下同じ ) により特定の個人を識別することができるもの ( 他の情報と照合することができ, それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む ) 個人識別符号が含まれるもの 2 この取扱要綱において 個人識別符号 とは, 次のいずれかに該当する文字, 番号, 記号その他の符号のうち, 別に定めるものをいう 特定の個人の身体の一部の特徴を電子計算機の用に供するために変換した文字, 番号, 記号その他の符号であって, 当該特定の個人を識別することができるもの個人に提供される役務の利用若しくは個人に販売される商品の購入に関し

割り当てられ, 又は個人に発行されるカードその他の書類に記載され, 若しくは電磁的方式により記録された文字, 番号, 記号その他の符号であって, その利用者若しくは購入者又は発行を受ける者ごとに異なるものとなるように割り当てられ, 又は記載され, 若しくは記録されることにより, 特定の利用者若しくは購入者又は発行を受ける者を識別することができるもの 3 この取扱要綱において 要配慮個人情報 とは, 本人の人種, 信条, 社会的身分, 病歴, 犯罪の経歴, 犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別, 偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして別に定める記述等が含まれる個人情報をいう 4 この取扱要綱において 保有個人情報 とは, 裁判所の職員が職務上作成し, 又は取得した個人情報であって, 裁判所の職員が組織的に利用するものとして, 裁判所が保有しているものをいう ただし, 司法行政文書 ( 裁判所の職員が職務上作成し, 又は取得した司法行政事務に関する文書, 図画及び電磁的記録であって, 裁判所の職員が組織的に用いるものとして, 裁判所が保有しているものをいう 以下同じ ) に記録されているものに限る 5 この取扱要綱において 個人情報ファイル とは, 保有個人情報を含む情報の集合物であって, 次に掲げるものをいう 一定の事務の目的を達成するために特定の保有個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したものに掲げるもののほか, 一定の事務の目的を達成するために氏名, 生年月日, その他の記述等により特定の保有個人情報を容易に検索することができるように体系的に構成したもの 6 この取扱要綱において個人情報について 本人 とは, 個人情報によって識別される特定の個人をいう 第 2 裁判所における個人情報の取扱い 1 個人情報の保有の制限等

司法行政事務に関し, 個人情報を保有するに当たっては, 司法行政事務を遂行するため必要な場合に限り, かつ, その利用の目的をできる限り特定するものとする により特定された利用の目的 ( 以下 利用目的 という ) の達成に必要な範囲を超えて, 個人情報を保有しないものとする 利用目的を変更する場合には, 変更前の利用目的と相当の関連性を有すると合理的に認められる範囲を超えて行わないものとする 2 利用目的の明示本人から直接書面 ( 電磁的記録を含む ) に記録された当該本人の個人情報を取得するときは, 行政機関個人情報保護法第 4 条第 1 号から第 4 号までに規定する場合に相当する場合を除き, あらかじめ, 本人に対し, その利用目的を明示するものとする 3 正確性の確保利用目的の達成に必要な範囲内で, 保有個人情報が過去又は現在の事実と合致するよう努めるものとする 4 安全確保の措置保有個人情報の漏えい, 滅失又は毀損の防止その他の保有個人情報の適切な管理のために必要な措置を講ずるものとする 5 職員の義務個人情報の取扱いに従事する職員又は従事していた職員は, その職務に関して知り得た個人情報の内容をみだりに他人に知らせ, 又は不当な目的に利用してはならない 6 利用及び提供の制限裁判所は, 法令に基づく場合を除き, 利用目的以外の目的のために保有個人情報を自ら利用し, 又は提供しないものとする にかかわらず, 裁判所は, 次のいずれかに該当すると認めるときは, 利

用目的以外の目的のために保有個人情報を自ら利用し, 又は提供することができる ただし, 保有個人情報を利用目的以外の目的のために自ら利用し, 又は提供することによって, 本人又は第三者の権利利益を不当に侵害するおそれがあると認められるときは, この限りでない ア本人の同意があるとき, 又は本人に提供するとき イ裁判所が裁判事務又は司法行政事務の遂行に必要な限度で保有個人情報を内部で利用する場合であって, 当該保有個人情報を利用することについて相当な理由のあるとき ウ国の機関, 独立行政法人等 ( 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 59 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する独立行政法人等をいう ), 地方公共団体又は地方独立行政法人 ( 地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人をいう ) に保有個人情報を提供する場合において, 保有個人情報の提供を受ける者が, 法令の定める事務又は業務の遂行に必要な限度で提供に係る個人情報を利用し, かつ, 当該個人情報を利用することについて相当な理由のあるとき エアからウまでに掲げる場合のほか, 専ら統計の作成又は学術研究の目的のために保有個人情報を提供するとき, 本人以外の者に提供することが明らかに本人の利益になるとき, その他保有個人情報を提供することについて特別の理由のあるとき 個人の権利利益を保護するため特に必要があると認めるときは, 保有個人情報の利用目的以外の目的のための裁判所の内部における利用を特定の部署に限るものとする 7 保有個人情報の提供を受ける者に対する措置の求め 6ののウ又はエにより保有個人情報を提供する場合において, 必要があると認めるときは, 保有個人情報の提供を受ける者に対し, 提供に係る個人情報

について, その利用の目的若しくは方法の制限その他必要な制限を付し, 又はその漏えいの防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講ずることを求めるものとする 第 3 個人情報ファイル簿の作成及び公表 1 裁判所が保有している個人情報ファイルについては, 別に定めるところにより, 次に掲げる事項を記載した帳簿 (3において 個人情報ファイル簿 という ) を作成し, 公表するものとする 個人情報ファイルの名称当該裁判所の名称及び個人情報ファイルが利用に供される事務をつかさどる組織の名称個人情報ファイルの利用目的個人情報ファイルに記録される項目 ( 以下第 3において 記録項目 という ) 及び本人 ( 他の個人の氏名, 生年月日その他の記述等によらないで検索し得る者に限る 2のにおいて同じ ) として個人情報ファイルに記録される個人の範囲 (2のにおいて 記録範囲 という ) 個人情報ファイルに記録される個人情報 ( 以下第 3において 記録情報 という ) の収集方法記録情報に要配慮個人情報が含まれるときは, その旨記録情報を当該裁判所以外の者に経常的に提供する場合には, その提供先第 4の1, 第 5の1 又は第 6の1の申出を受け付ける裁判所の名称及び所在地その他別に定める事項 2 1による作成及び公表は, 次に掲げる個人情報ファイルについては, 適用しない 国の安全, 外交上の秘密その他の国の重大な利益に関する事項を記録する個人情報ファイル

裁判所の職員又は職員であった者に係る個人情報ファイルであって, 専らその人事, 給与若しくは福利厚生に関する事項又はこれらに準ずる事項を記録するもの ( 裁判所が行う職員の採用試験に関する個人情報ファイルを含む ) 専ら試験的な電子計算機処理の用に供するための個人情報ファイル 1 年以内に消去することとなる記録情報のみを記録する個人情報ファイル資料その他の物品若しくは金銭の送付又は職務上必要な連絡のために利用する記録情報を記録した個人情報ファイルであって, 送付又は連絡の相手方の氏名, 住所その他の送付又は連絡に必要な事項のみを記録するもの職員が学術研究の用に供するためその発意に基づき作成し, 又は取得する個人情報ファイルであって, 記録情報を専ら当該学術研究の目的のために利用するもの本人の数が別に定める数に満たない個人情報ファイル 1による公表に係る個人情報ファイルに記録されている記録情報の全部又は一部を記録した個人情報ファイルであって, その利用目的, 記録項目及び記録範囲が当該公表に係るこれらの事項の範囲内のものからまでに掲げる個人情報ファイルに準ずるものとして別に定める個人情報ファイル 3 1にかかわらず, 裁判所は, 記録項目の一部若しくは1の若しくはに掲げる事項を個人情報ファイル簿に記載し, 又は個人情報ファイルを個人情報ファイル簿に掲載することにより, 利用目的に係る事務の性質上, 当該事務の適正な遂行に著しい支障を及ぼすおそれがあると認めるときは, その記録項目の一部若しくは事項を記載せず, 又はその個人情報ファイルを個人情報ファイル簿に掲載しないことができる 第 4 開示 1 保有個人情報の開示

裁判所は, 本人又はその法定代理人から当該本人に関する保有個人情報の開示の申出があった場合は, 当該本人又はその法定代理人に対し当該保有個人情報を開示するものとする ただし, 次のいずれかに該当するときは, この限りでない 法令に別段の定めがあるとき 開示の申出があった保有個人情報が, 行政機関個人情報保護法第 14 条に規定する不開示情報に相当するもの ( 裁判事務の性質上, 開示することにより, その適正な遂行に支障を及ぼすおそれのある情報を含む 以下 不開示情報 という ) であるとき 2 部分開示開示の申出があった保有個人情報に不開示情報が含まれている場合において, 当該不開示情報に該当する部分を容易に区分して除くことができるときは, 当該部分を除いた部分につき開示するものとする 開示の申出があった保有個人情報に行政機関個人情報保護法第 14 条第 2 号の情報に相当するもの ( 開示の申出があった保有個人情報の本人以外の特定の個人を識別することができるもの ( 他の情報と照合することにより, 開示の申出があった保有個人情報の本人以外の特定の個人を識別することができることとなるものを含む ) に限る ) が含まれている場合において, 同号の情報に相当するもののうち, 氏名, 生年月日その他の開示の申出があった保有個人情報の本人以外の特定の個人を識別することができることとなる記述等及び個人識別符号の部分を除くことにより, 開示しても, 開示の申出があった保有個人情報の本人以外の個人の権利利益が害されるおそれがないと認められるときは, 当該部分を除いた部分は, 同号の情報に相当するものには含まれないものとみなして, に定めるところによる 3 裁量的開示開示の申出があった保有個人情報に不開示情報が含まれている場合であって

も, 個人の権利利益を保護するため特に必要があると認めるときは, 保有個人情報の開示を申し出た者 ( 以下 開示申出人 という ) に対し, 当該保有個人情報を開示することができる 4 保有個人情報の存否に関する情報開示の申出があった保有個人情報が存在しているか否かを答えるだけで, 不開示情報を開示することとなるときは, 当該保有個人情報の存否を明らかにしないで, 開示しないことができる 5 開示の申出の手続等保有個人情報の開示の申出をする者に対しては, その氏名及び連絡先並びに開示を申し出る保有個人情報が記録されている司法行政文書の名称等保有個人情報を特定するに足りる事項を記載した書面の提出を求める の場合において, 開示の申出をする者に対しては, 別に定めるところにより, 開示を申し出る保有個人情報の本人又はその法定代理人であることを示す書類の提示又は提出を求める 保有個人情報の開示の申出をしようとする者が保有個人情報の特定のための情報の提供を求めてきた場合は, 参考となる情報を提供するよう努めるものとする 6 開示の申出に対する対応開示の申出があった保有個人情報の全部又は一部を開示する場合には, 開示申出人に対し, その旨を開示する保有個人情報の利用目的並びに開示の日時, 場所及び方法とともに書面で通知する ただし, 行政機関個人情報保護法第 4 条第 2 号又は第 3 号に相当する場合における当該利用目的については, この限りでない 開示の申出があった保有個人情報の全部を開示しない場合には, 開示申出人に対し, その旨を書面で通知する 当該書面には, 開示しない理由を簡潔に付記するものとする

又はの通知は, 開示の申出があった日から原則として30 日以内に行うものとする 裁判所の事務を混乱又は停滞させることを目的とする申出等, 保有個人情報の開示の申出が開示の本来の目的を著しく逸脱する申出と認められる場合には, 開示しないことができる 7 第三者に対する意見聴取開示の申出があった保有個人情報に裁判所及び開示申出人 ( 本人に限る ) 以外の者 ( 以下 第三者 という ) に関する情報が含まれている場合において, 当該情報が不開示情報に該当するか否か疑義があるときは, 当該第三者に対し, 開示についての意見を求めるものとする により意見を求められた第三者から当該保有個人情報の開示に反対する意見が提出されたにもかかわらず, これを開示するときは, 開示申出人に対し開示する旨の通知を発した日と開示を実施する日との間に少なくとも2 週間を置くものとし, 開示する旨の通知を発した後直ちに, 当該意見を提出した第三者に対し, 開示することとした旨及びその理由並びに開示を実施する日を書面で通知するものとする 8 開示の実施保有個人情報の開示は, 当該保有個人情報が, 文書又は図画に記録されているときは, これの閲覧をさせ, 又は写しの交付を求める者に自らの費用で謄写をさせることにより, 電磁的記録に記録されているときは, 当該電磁的記録を裁判所が保有するプログラム ( 電子計算機に対する指令であって, 一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう ) により用紙に出力したものの閲覧をさせ, 若しくは写しの交付を求める者に自らの費用で謄写をさせ, 又は裁判所が保有する専用機器により再生したものの閲覧, 聴取若しくは視聴をさせることにより, これを行う ただし, 文書又は図画の閲覧及び謄写の方法による場合において, 当該保有個人情報が記録されて

いる文書又は図画の保存に支障を生じるおそれがあると認めるときその他正当な理由があるときは, その写しにより, これを行う 開示の申出があった保有個人情報の開示より別の保有個人情報を提供する方が開示申出人の目的に沿うと認められる場合は, 当該情報をもって開示の対象とすることができる 開示の実施は, 保有個人情報を開示する旨の通知を発した日から原則として30 日以内に行うものとする ただし, 開示の準備により事務に支障を生じるおそれがあると認めるとき, 又は7のにより開示申出人に対し開示する旨の通知を発した日と開示を実施する日との間に少なくとも2 週間を置いた場合は, この限りでない 第 5 訂正 1 保有個人情報の訂正裁判所は, 第 4により開示された保有個人情報について, 当該保有個人情報の本人又はその法定代理人から, 当該保有個人情報の内容が事実でないとして訂正の申出があり, 当該申出に理由があると認めるときは, 当該申出に係る保有個人情報の利用目的の達成に必要な範囲内で, 当該申出に係る保有個人情報を訂正するものとする の申出は, 保有個人情報の開示を受けた日から3か月以内に行わなければならないものとする 2 訂正の申出の手続等保有個人情報の訂正の申出をする者に対しては, 次に掲げる事項を記載した書面の提出を求める ア訂正の申出をする者の氏名及び連絡先イ訂正を申し出る保有個人情報の開示を受けた日その他当該保有個人情報を特定するに足りる事項ウ訂正の申出の趣旨及び理由

の場合において, 訂正の申出をする者に対しては, 別に定めるところにより, 訂正を申し出る保有個人情報の本人又はその法定代理人であることを示す書類の提示又は提出を求める 3 訂正の申出に対する対応訂正の申出があった保有個人情報の全部を訂正する場合には, 保有個人情報の訂正を申し出た者 ( において 訂正申出人 という ) に対し, その旨を適宜の方法で通知する 訂正の申出があった保有個人情報の全部又は一部を訂正しない場合には, 訂正申出人に対し, その旨を書面で通知する 当該書面には, 訂正しない理由を簡潔に付記するものとする 又はの通知は, 訂正の申出があった日から原則として30 日以内に行うものとする 裁判所の事務を混乱又は停滞させることを目的とする申出等, 保有個人情報の訂正の申出が訂正の本来の目的を著しく逸脱する申出と認められる場合には, 訂正しないことができる 4 保有個人情報の提供先への通知裁判所は,1により保有個人情報を訂正した場合において, 必要があると認めるときは, 当該保有個人情報の提供先に対し, 遅滞なく, その旨を書面で通知するものとする 第 6 利用停止 1 保有個人情報の利用の停止等裁判所は, 第 4により開示された保有個人情報について, 当該保有個人情報の本人又はその法定代理人から, 次のいずれかに該当することを理由に当該保有個人情報の利用の停止, 消去又は提供の停止 ( 以下 利用停止 という ) の申出があり, 当該申出に理由があると認めるときは, 当該裁判所における個人情報の適正な取扱いを確保するのに必要な限度で, 当該申出に係

る保有個人情報 ( 以下において 保有個人情報 という ) について, 次に定める措置を執るものとする ただし, 保有個人情報の利用停止により, 保有個人情報の利用目的に係る事務の性質上, 当該事務の適正な遂行に著しい支障を及ぼすおそれがあると認められるときは, この限りでない ア当該保有個人情報が適法に取得されたものでないとき, 第 2の1のに違反して保有されているとき, 又は同 6の及びに違反して利用されているとき当該保有個人情報の利用の停止又は消去イ第 2の6の及びに違反して提供されているとき当該保有個人情報の提供の停止の申出は, 保有個人情報の開示を受けた日から3か月以内に行わなければならないものとする 2 利用停止の申出の手続等保有個人情報の利用停止の申出をする者に対しては, 次に掲げる事項を記載した書面の提出を求める ア利用停止の申出をする者の氏名及び連絡先イ利用停止を申し出る保有個人情報の開示を受けた日その他当該保有個人情報を特定するに足りる事項ウ利用停止の申出の趣旨及び理由の場合において, 利用停止の申出をする者に対しては, 別に定めるところにより, 利用停止を申し出る保有個人情報の本人又はその法定代理人であることを示す書類の提示又は提出を求める 3 利用停止の申出に対する対応利用停止の申出があった保有個人情報の全部の利用停止をする場合には, 保有個人情報の利用停止を申し出た者 ( において 利用停止申出人 という ) に対し, その旨を適宜の方法で通知する 利用停止の申出があった保有個人情報の全部又は一部の利用停止をしない

場合には, 利用停止申出人に対し, その旨を書面で通知する 当該書面には, 利用停止をしない理由を簡潔に付記するものとする 又はの通知は, 利用停止の申出があった日から原則として30 日以内に行うものとする 裁判所の事務を混乱又は停滞させることを目的とする申出等, 保有個人情報の利用停止の申出が利用停止の本来の目的を著しく逸脱する申出と認められる場合には, 利用停止しないことができる 第 7 開示, 訂正及び利用停止の担当部署保有個人情報の開示, 訂正及び利用停止に係る受付その他の実施に関する事務は, 最高裁判所においては秘書課が, 高等裁判所, 地方裁判所及び家庭裁判所においては総務課が, 簡易裁判所においてはその所在地を管轄する地方裁判所の総務課が行う 第 8 苦情の申出がされた場合 1 最高裁判所に次のいずれかに該当する苦情の申出がされたときは, 最高裁判所は, 保有個人情報の開示, 訂正又は利用停止 ( 以下 開示等 という ) の申出を受けた裁判所がした判断 ( 以下 原判断 という ) の当否について判断する 開示等の申出を受けた裁判所がした保有個人情報の全部又は一部を開示等をしない判断に対する開示等を申し出た者 ( 以下 開示等申出人 ) からの苦情の申出開示の申出を受けた裁判所がした保有個人情報の全部又は一部の開示の判断に対する第三者 ( 当該保有個人情報の中に情報が含まれている者に限る ) からの苦情の申出 2 1の及びの苦情の申出は, 開示等申出人に対し原判断の通知を発した日から3か月以内に行わなければならないものとする ただし, 原判断の通知が到達しなかったことが明らかな場合, その他正当な理由がある場合は,

この限りでない のただし書の場合における1の及びの苦情の申出は, 開示等申出人に対し原判断の通知を発した日から1 年以内に行わなければならないものとする 3 開示の実施前に1のの苦情の申出がされたときは, 開示の申出を受けた裁判所は, 最高裁判所が原判断の当否について判断するまでの間, 開示を実施しないものとし, その旨を開示申出人及び当該第三者に通知する 4 最高裁判所は,1の及びの苦情の申出がされたときは, 情報公開 個人情報保護審査委員会 ( 以下 委員会 という ) に諮問する による諮問は, 当該苦情の申出がされた日から原則として30 日以内に行うものとする 5 最高裁判所は,1のの苦情の申出がされた場合において, 当該苦情の申出に係る保有個人情報について全部を開示等をすることが相当であると判断したときは,4にかかわらず, 委員会に諮問することを要しない ただし, 第 4の 7のにより意見を求められた第三者から当該保有個人情報の開示に反対する意見が提出されているときを除く 6 4により委員会に諮問したときは, 最高裁判所は, その旨を次に掲げる者に対し通知する 1の又はの苦情の申出をした者 ( 以下 苦情申出人 という ) 開示等申出人 ( 開示等申出人が苦情申出人である場合を除く ) 第 4の7のにより意見を求められ, 開示の申出があった保有個人情報の開示に反対する意見を提出した第三者 ( 当該第三者が苦情申出人である場合を除く ) 7 最高裁判所は,1の及びの苦情の申出がされたときは, 下級裁判所に対し, 当該下級裁判所がした原判断の当否について判断するために必要な資料等 ( 委員会から提示又は提出を求められた資料等を含む ) の提出を求め

ることができる 最高裁判所は,1の及びの苦情の申出がされたときは, 第三者に対し, 第 4の7のにより意見を求めることができる 8 最高裁判所は, 委員会から4による諮問に対する答申を受けたときは, 当該答申を尊重して1の判断を行う 9 1のの苦情の申出がされた場合において, 原判断が相当であると判断したときは, 最高裁判所は, その旨を6の及びに掲げる者に対し通知する 10 1のの苦情の申出がされた場合において, 原判断が相当でないと判断したときは, 各裁判所は, 次に掲げる区分に応じ, それぞれ次に定める対応を行う 開示等の申出を受けた裁判所が最高裁判所である場合最高裁判所は, 原判断を是正する旨を6の及びに掲げる者並びに7のにより意見を求められた第三者 ( 開示に反対する意見を提出した者に限る ) に対し通知した上で, 開示等申出人に対し, 第 4の6の若しくは, 第 5の3の若しくは, 又は第 6の3の若しくはの通知を行うとともに, 苦情の申出に係る保有個人情報のうち, 開示等をすることが相当であると判断した部分の開示等をするものとする 開示等の申出を受けた裁判所が下級裁判所である場合次に掲げる対応ア最高裁判所は, 当該下級裁判所に対し, 是正の指示を行うとともに, その旨を6の及びに掲げる者並びに7のにより意見を求められた第三者 ( 開示に反対する意見を提出した者に限る ) に対し通知する イ当該下級裁判所は, アの是正の指示に従い, 開示等申出人に対し, 第 4 の6の若しくは, 第 5の3の若しくは, 又は第 6の3の若しくはの通知を行うとともに, 苦情の申出に係る保有個人情報のうち, 開示等をすることが相当であると判断した部分の開示等をするものとする 11 1のの苦情の申出がされた場合において, 原判断が相当であると判断し

たときは, 最高裁判所は, その旨を6の, 及びに掲げる者並びに7のにより意見を求められた第三者 ( 開示に反対する意見を提出した者に限る ) に対し通知した上で, 各裁判所は, 次に掲げる区分に応じ, それぞれ次に定める対応を行う 開示の申出を受けた裁判所が最高裁判所である場合最高裁判所は, 開示申出人に対し, 原判断のとおり開示するものとする ただし, 開示の実施後の苦情の申出である場合は, この限りでない 開示の申出を受けた裁判所が下級裁判所である場合最高裁判所は, 当該下級裁判所に対して原判断のとおり開示するよう指示し, 当該下級裁判所は, 開示申出人に対し, 原判断のとおり開示するものとする ただし, 開示の実施後の苦情の申出である場合は, この限りでない 12 1のの苦情の申出がされた場合において, 原判断が相当でないと判断したときは, 各裁判所は, 次に掲げる区分に応じ, それぞれ次に定める対応を行う 開示の申出を受けた裁判所が最高裁判所である場合最高裁判所は, 原判断を是正する旨を6の, 及びに掲げる者並びに7のにより意見を求められた第三者 ( 開示に反対する意見を提出した者に限る ) に通知した上で, 開示申出人に対し, 第 4の6の又はの通知を行う 原判断の一部が相当でないと判断した場合において, 開示が実施されていない部分が存在するときは, 開示申出人に対して当該部分を開示するものとする 開示の申出を受けた裁判所が下級裁判所である場合次に掲げる対応ア最高裁判所は, 当該下級裁判所に対し, 是正の指示を行うとともに, その旨を6の, 及びに掲げる者並びに7のにより意見を求められた第三者 ( 開示に反対する意見を提出した者に限る ) に対し通知する イ当該下級裁判所は, アの是正の指示に従い, 開示申出人に対し, 第 4の 6の又はの通知を行う 原判断の一部が相当でないと判断した場合に

おいて, 開示が実施されていない部分が存在するときは, 開示申出人に対して当該部分を開示するものとする 13 9から12までの対応は, 委員会から答申を受けた日から原則として30 日以内に行うものとする 14 裁判所の事務を混乱又は停滞させることを目的とする申出等, その苦情の申出が開示等の本来の目的を著しく逸脱する申出と認められる場合には, その申出に対応しないことができる 15 苦情の申出に係る受付その他の実施に関する事務は, 開示等の申出を受けた裁判所の別にかかわらず, 最高裁判所事務総局秘書課が行う 第 9 特定個人情報 1 特定個人情報の取扱い特定個人情報 ( 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年法律第 27 号 以下 番号法 という ) 第 2 条第 8 項に規定する特定個人情報をいう 以下同じ ) を取り扱うに当たっては, 番号法の規定を遵守するほか,2に定めるところによる 2 特定個人情報に関する特例裁判所が司法行政事務に関して保有し, 又は保有しようとする特定個人情報に関しては, 第 2の6ののイからエまでの定めは適用しないものとし, その他の定めの適用については, 次の表の左欄に掲げる定め中同表の中欄に掲げる字句は, 同表の右欄に掲げる字句とする 読み替えられる定め読み替えられる字句読み替える字句 第 2 の 6 の 法令に基づく場合を除き, 利用目的自ら利用し, 又は提供しない 利用目的 自ら利用しない

第 2 の 6 の 第 2 の 6 ののア 自ら利用し, 又は提供する本人の同意があるとき, 又は本人に提供するとき 自ら利用する人の生命, 身体又は財産の保護のために必要がある場合であって, 本人の同意があり, 又は本人の同意を得ることが困難であるとき 第 4の1 法定代理人から 代理人 ( 本人の法定代理人又は本人の委任による代理人をいう 以下同じ ) から 第 4の1の第 4の5の, 第 5の 1の, 第 5の2の, 第 6の1の及び第 6の2の 法定代理人に対し行政機関個人情報保護法第 14 条法定代理人 代理人に対し番号法第 29 条第 1 項の規定により読み替えて適用する行政機関個人情報保護法第 14 条代理人 第 6 の 1 ののア 又は同 6 の及びに 違反して利用されてい るとき 第 9の2の定めにより読み替えて適用する第 2の6の及び ( アに係る部分に限る )

の定めに違反して利用されているとき, 番号法第 20 条の規定に違反して収集され, 若しくは保管されているとき, 又は番号法第 28 条の規定に違反して作成された特定個人情報ファイル ( 番号法第 2 条第 9 項に規定する特定個人情報ファイルをいう ) に記録されているとき 第 6の1ののイ 第 2の6の及び 番号法第 19 条の規定 第 10 適用除外等 1 刑事事件等に関する情報の適用除外 第 4から第 8までの開示, 訂正, 利用停止等は, 行政機関個人情報保護法第 45 条第 1 項に規定する情報に相当するものについては, 適用しないものとす る 2 未整理の情報の取扱い 保有個人情報 ( 行政機関の保有する情報の公開に関する法律 ( 平成 11 年法 律第 42 号 ) 第 5 条に規定する不開示情報に相当する情報を専ら記録する司法 行政文書に記録されているものに限る ) のうち, 分類その他の整理が行われ ていないもので, 同一の利用目的に係るものが著しく大量にあるためその中か ら特定の保有個人情報を検索することが著しく困難であるものは, 第 4から第 8までの開示, 訂正, 利用停止等の適用については, 裁判所に保有されていな

いものとして取り扱う 付記この取扱要綱は, 平成 27 年 7 月 1 日から実施する 付記この改正は, 平成 28 年 1 月 1 日から実施する 付記この改正は, 平成 29 年 5 月 30 日から実施する