佐倉市 危機管理室

Similar documents
Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

Ⅱ. 防犯カメラの設置及び運用に当たっての留意事項 1 設置の目的防犯カメラの設置者は 犯罪 又は事故を防止するなどの目的を明確にし その目的を逸脱した運用を行わないようにしてください 2 撮影の範囲と設置場所防犯カメラで撮影された映像は その取扱いによっては 撮影された個人のプライバシーを侵害する

防犯カメラの設置及び管理運用に関するガイドライン Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的防犯カメラは 犯罪の抑止に役立ち 安全で安心して暮らせるまちづくりに 効果があると認められる また 自主防犯活動団体等による防犯活動を補完することで犯罪抑止効果の高まりや地域住民の防犯意識の向上 自主防犯活

1 防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン 1. ガイドラインについて (1) はじめに本市では これまで高槻警察署管内防犯協議会や地域安全センター等の団体を中心に子どもの見守り活動や青色防犯パトロール活動等の地域に根ざした防犯活動を実施し 地域の安全を守ってきました しかし近年 下校中などの

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

Ⅱ 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1 設置目的の設定及び目的外利用の禁止 設置者は 防犯カメラの設置目的 ( 犯罪の防止等 ) を明確に定め その設置目的を逸脱した利用を行わないようにします 2 撮影範囲及び設置場所等 防犯カメラで撮影された画像は その取扱いによってはプライバシ

1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

目次 Ⅰ 本ガイドラインの対象となる防犯カメラ 設置目的 設置場所 防犯カメラの機能... 1 Ⅱ 防犯カメラの管理 運用に関して配慮すべき事項 設置に際しての協議 防犯カメラ運用規程の策定 撮影対象区域 設置してい

Microsoft Word - guideline02

1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的小牧市では 市民が将来にわたり安全に かつ 安心して暮らすことができる社会を実現するため 小牧市交通安全及び防犯の推進に関する条例 に基づき 市 市民および事業者の方々ならびに関係機関および団体が一体となって 犯罪のないまちづくりを推進しています 市内では 商

第 1 はじめに 1 策定の目的このガイドラインは 平成 30 年度長野県警察街頭防犯カメラ設置促進事業補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) に定める事項の解釈や運用について定め 補助事業により設置される防犯カメラが適正に運用されることを目的とするものです 2 防犯カメラとプライバシーの保護防

上記の要件をすべて満たさないカメラ ( 例えば 録画装置を備えていないカメラ ) であっても 不特定多数の人を撮影している場合は プライバシーを侵害するおそれがあります このガイドラインの趣旨を踏まえ プライバシーの保護に配慮するとともに設置目的に沿った適切な運用を行うことが必要です 第 2 防犯カ

相模原市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

目次 1. はじめに 1 (1) 基本方針策定の目的 1 (2) これまでの取組みと今後の取組み 1 (3) 街頭防犯カメラ と 施設監視カメラ 2 2. 設置に係る基本方針 3 (1) 設置場所 3 (2) 撮影範囲 4 (3) 設置していることの表示 4 (4) 設置地域の周知 4 (5) 地域

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

ガイドライン策定の目的 和歌山県では 和歌山県安全 安心まちづくり条例 ( 平成 18 年 3 月 24 日条例第 26 号 ) に基づき 家庭及び地域における人と人との絆を大切にし お互いが支え合い 及び助け合うとともに 安全で安心な暮らしに配慮した環境の整備を行うまちづくりを推進しています その

平成25年4月

マイナンバー制度 実務対応 チェックリスト

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

自治会における 個人情報取扱いの手引き 霧島市市民環境部市民活動推進課

Microsoft Word - 指針

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

自治会における個人情報保護 名簿などにより会員の状況等を把握しておくことは 自治会でのコミュニケーションのため大切なことですが プライバシー保護の意識の高まりにより個人情報の提供を拒む方もいらっしゃるようです ここでは名簿の作成や利用など 個人情報の取り扱いについて記載しています 個人情報保護法と自

Microsoft Word - 06_個人情報取扱細則_ doc

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

個人情報保護規定

不特定多数の人の出入りが想定されないマンション アパート等共同住宅の内部 事業所 工場の敷地内等をもっぱら撮影している場合は対象となりません (3) 装置画像を撮影する装置に ビデオ DVD ハードディスク等画像を記録する機能を備えたカメラ Ⅱ 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1

第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止防犯カメラを設置及び運用する者 ( 以下 設置者等 という ) は 防犯カメラの設置目的 ( 犯罪の防止等 ) を明確に定め 目的を逸脱した利用を禁止することとします 2 撮影範囲 設置場所等防犯カメラで撮

(7) 防犯カメラの設置工事等を, 次のア又はイのいずれかに該当する者にその全部又は一部を委任し, 又は請け負わせないこと ア呉市暴力団排除条例 ( 平成 24 年呉市条例第 1 号 ) 第 2 条第 1 号に規定する暴力団及び同条第 2 号に規定する暴力団員イ広島県暴力団排除条例 ( 平成 22

(2) 情報資産の重要度に応じた適正な保護と有効活用を行うこと (3) 顧客情報資産に関して 当法人の情報資産と同等の適正な管理を行うこと (4) 個人情報保護に関する関係法令 各省庁のガイドライン及び当法人の関連規程を遵守すると共に これらに違反した場合には厳正に対処すること ( 個人情報保護 )

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

Microsoft Word - (正)厚木市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

中小企業向け はじめてのマイナンバーガイドライン

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

財団法人日本体育協会個人情報保護規程

社長必見≪ここがポイント≫マイナンバーガイドライン(事業者編)

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

議員配布用依頼文<配付用>

公益財団法人岩手県南技術研究センター特定個人情報取扱規程 平成 28 年 4 月 1 日制定 規程第 14 号 第 1 章目的等 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益財団法人岩手県南技術研究センター ( 以下 センター という ) が 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関す

1.IT 機器の安全対策 えどがわ在宅ネットのみならず 施設のあらゆる医療情報システムは 厚生労働省の 医療情報システ ムの安全管理に関するガイドライン 第 4.2 版を考慮して 安全管理の対策を適切に講じる必要があ りますが ここでは えどがわ在宅ネットに関連する対策についてその主なポイントを記述

日商PC検定用マイナンバー_参考資料

個人情報保護規程

犯罪の防止を目的に設置されているカメラ 施設管理や混雑程度の把握, 事故防止, 防火 防災等を主目的にするカメラであっても, 犯罪を防止する目的を併せ持つカメラは, このガイドラインの対象とします (2) 設置場所不特定かつ多数の人が利用する施設や場所に継続的に設置されているカメラ 例として, 道路

3 部門管理者は 個人データの取扱いを外部に委託する場合には その委託先における個人データの取扱状況等の監督を行わなければならない 4 個人データの取扱いにかかる事項であってこの細則に定めのない事項については 取扱者の申請に基づき 部門管理者がこれを承認して行う 5 部門管理者は 個人データの組織的

個人情報の取り扱いに関する規程

Microsoft PowerPoint - 03 要綱概要版

特定個人情報取扱規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会 ( 以下 本会 という ) は 個人 番号及び特定個人情報を適正に取り扱うことを目的として 本規程を定める ( 用語の定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによる (1) 番号法行政手続に

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

マイナンバー対策セミナー(実践編) 「マイナンバー対策マニュアル」を利用した具体的な対策方法について

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

本人に対して自身の個人情報が取得されていることを認識させるために 防犯カメラを設置し 撮影した顔画像やそこから得られた顔認証データを防犯目的で利用する際に講じることが望ましい措置の内容を明確化するため 更新しました ( 個人情報 ) Q 防犯目的のために 万引き 窃盗等の犯罪行為や迷惑行

Microsoft PowerPoint - 参考資料2

特定個人情報の取扱いの対応について

個人情報分析表 類型 K1: 履歴書 職務経歴書 社員基礎情報 各種申請書 誓約書 同意書 入退室記録 教育受講者名簿 理解度確認テスト 本人から直接取得 社員管理に利用する 保管庫に保管する 廃棄する 残存 1. 同意を得ないで取得する 1. 目的外利用する 1. 紛失する 1. 廃棄物から情報漏

必要となる教育を行うとともに 実施結果について指定する書面により甲に提出しなければならない 第 10 条乙は 甲がこの特記事項の遵守に必要となる教育を実施するときは これを受けなければならない ( 知り得た情報の保持の義務 ) 第 11 条乙は 本契約の履行に当たり知り得た受託情報を第三者に漏らして

14個人情報の取扱いに関する規程

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程


p81-96_マンション管理ガイド_1703.indd

第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止防犯カメラを設置又は運用する者 ( 以下 設置者等 という ) は 防犯カメラの設置目的 ( 犯罪の防止等 ) を明確に定め 目的を逸脱した利用を禁止することとします 2 撮影範囲 設置場所等防犯カメラで撮

【資料3】01:防犯カメラの設置・運用に関するガイドラインの策定について

<93C18B4C8E64976C8F9195CA8E862E786C73>

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

privacypolicy

情報セキュリティ基本方針書(案)

1 文字仮置き

個人データの安全管理に係る基本方針

程の見直しを行わなければならない 1 委託先の選定基準 2 委託契約に盛り込むべき安全管理に関する内容 (2) 個人データの安全管理措置に係る実施体制の整備 1) 実施体制の整備に関する組織的安全管理措置 金融分野における個人情報取扱事業者は ガイドライン第 10 条第 6 項に基づき 個人データの

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

<4D F736F F D CC2906C B835E82CC8EE688B582A282C98AD682B782E98B4B92F68CC2906C2E646F63>


公 印 規 程

<4D F736F F D204E4F2E CC2906C8FEE95F195DB8CEC82C982A882AF82E98AC48DB882C98AD682B782E98B4B92F68DC C5>

特定個人情報等取扱規程

目次 1 逗子市地域防犯カメラ設置事業補助制度の概要 2 防犯カメラの設置 管理 3 防犯カメラ設置の準備 4 補助申請にあたり 5 関係機関 問い合わせ先

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

別紙(例 様式3)案

町内会活動での 個人情報の 取扱いの手引 一宮市総合政策部市民協働課 平成 31 年 4 月

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

スライド 1

スマートデバイス利用規程 1 趣旨 対象者 対象システム 遵守事項 スマートデバイスのセキュリティ対策 スマートデバイスの使用 スマートデバイスに導入するソフトウェア スマー

東レ福祉会規程・規則要領集

新旧対照表

個人情報管理規程

利用者情報管理規程

本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

個人情報保護規程例 本文

個人情報保護方針

(I12) 土木学会特定個人情報取扱規程 平成 28 年 1 月 22 日制定 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 公益社団法人土木学会 ( 以下 学会 という ) における 行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) 個人情報の保護に関する法律

個人情報の保護に関する規程(案)

特定個人情報の取扱いの対応について

清瀬市防犯カメラの設置及び運用に関する条例解説及びガイドライン ( 目的 ) 第 1 条この条例は 公共の場所における防犯カメラの設置及び運用に関して必要な事項を定め 防犯カメラを適正に管理等することによって清瀬市安全安心なまちづくり条例 ( 平成 15 年条例 1 号 以下 まちづくり条例 という

氏名等の特定の個人を識別することができる情報は記載しないこと 4. 発生年月発生年月についてな場合は と記載すること 5. 発覚年月漏えい事案等の事故が発覚した年月を記載すること 6. 漏えい等した情報の内容漏えいした情報の種類 内容及びその数 ( 機微 ( センシティブ ) 情報を含む場合は その

特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

Transcription:

防犯カメラの取扱いに関する注意事項 佐倉市危機管理室 < 平成 28 年 11 月 > - 0 -

1 防犯カメラの取扱いに関する注意事項 1 はじめに P2 2 防犯カメラの有用性 P2 3 防犯カメラとプライバシー P2 4 個人情報について P2 2 防犯カメラの設置 運用するにあたっての注意 1 設置運用基準の作成と遵守 P4 2 防犯カメラの設置場所と撮影範囲 P4 3 防犯カメラの設置表示 P4 4 管理責任者の設置 取扱担当者の指定 P4 5 映像データの保存 廃棄方法 P4 6 映像データの保存期間 P7 7 映像データの利用 提供の制限 P7 8 守秘義務 P8 9 苦情の対応 P8 3 防犯カメラの管理方法チェック表 - 1 -

1 防犯カメラの取扱いに関する注意事項 1. はじめに佐倉市では 市民や地域コミュニティによる防犯意識の向上と防犯活動の増加により 市内の犯罪発生件数は 年々 減少傾向を示しています しかし その一方で 侵入盗難 乗り物盗難 不審者による声掛け など 私たち市民の生活を脅かす身近な犯罪が依然として発生しており 市民が安全で安心して暮らせるまちづくりのため さらなる防犯対策が必要となってきています 2. 防犯カメラの有用性犯罪者は 犯行に及ぶ際 人に見られることを嫌うと言われています 防犯カメラは 人の目が行き届かない場所や時間帯においても24 時間の撮影ができるため 犯罪の抑止効果が期待されるとともに 万が一犯罪が発生した場合には犯罪者の特定にも役立つなど その有用性は広く認識されています 3. 防犯カメラとプライバシー一方で 防犯カメラは不特定多数の方が通行する公共の場所に設置されることが多いため 撮影される個人のプライバシーを侵害することがないよう その取扱いには十分注意する必要があります また 人には自分の姿をみだりに撮影されたり 公表されたりすることのない自由があり プライバシーの権利の一つとして 憲法第 13 条 ( 個人の自由と幸福を求める権利 ) により保障されています 防犯カメラは 犯罪の抑止や犯罪者の特定を目的とするものですが 撮影された個人の映像は 特定の人を識別することができる個人情報にあたる可能性があるため 個人のプライバシーを侵害しないよう 映像データやその関連機器は適切に管理しましょう 4. 個人情報について 様々な面から個人のプロフィールを表現したものが 個人情報 であり 犯罪者にとってはターゲットを選定するための格好のネタです もし個人情報が流出すれば 犯罪に悪用されるおそれがあります 個人情報が悪用された例は全国各地にあり こうした犯罪への悪用を防ぐためにも 防犯カメラの映像データ等の個人情報は適切な管理が必要です - 2 -

参考 個人情報保護に関する法律 ( 抜粋 ) ( 定義 ) 第 2 条この法律において 個人情報 とは 生存する個人に関する情報であって 当該情報に含まれる氏名 生年月日 その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの ( 他の情報と容易に照合することができ それにより個人を識別することとなるものを含む ) をいう 参考 個人情報に該当する例 本人の氏名 生年月日 連絡先 ( 住所 居所 電話番号 メールアドレス ) 会社 における職位又は所属に関する情報について それらと本人の氏名を 組み合わせた情報 防犯カメラに記録された情報等本人が判別できる映像情報 特定の個人を識別できる情報が記載されていなくても 周知の情報を 補って認識することにより特定の個人を識別できる情報 雇用管理情報 ( 会社が従業員を評価した情報を含む ) ( 出典 ) 個人情報保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン - 3 -

2 防犯カメラを設置 運用するにあたっての注意 1. 設置運用基準の作成 遵守防犯カメラの映像データや記録媒体について 漏えい 盗難 毀損 紛失などを防止するため 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 設置運用基準 ) を作成し 自治会 商店会等で遵守していただくことになります 2. 防犯カメラの設置の場所と撮影の範囲公共の場所に防犯カメラを設置する場合は 設置場所の所有者の許可が必要になります どのような目的で設置するのかを明らかにし その地域の関係者 ( 住民 自治会 商店会等 ) や警察等と十分に話し合いましょう また 防犯カメラの撮影方向や角度を調整するなどして 撮影範囲を必要最小限にし 個人の住宅内などの私的空間 ( プライバシー ) が映らないように注意しましょう 3. 防犯カメラの設置の表示防犯カメラを設置した場合は その周辺を通行する人に対し あらかじめ防犯カメラが設置されていることを表示していただきます また 犯罪の抑止効果を高めるために 防犯カメラの設置場所付近に 防犯カメラを設置していることをわかりやすく表示し 表示には設置者の名称 ( 団体名等 ) を記載してください 4. 管理責任者の設置 取扱担当者の指定防犯カメラは その取扱いを間違えれば個人のプライバシーの侵害につながりますので 管理 運用にあたって責任者を明らかにするため 管理責任者を指定することになります また 関連機器の操作や映像データの確認などを取扱う者を限定するため 取扱担当者を選びましょう 基本的に 防犯カメラや映像データは管理責任者や取扱担当者以外の者が取扱うことのないように 厳重な注意が必要です 5. 映像データの保存 廃棄方法映像データを録画した記録媒体 (CD DVD SDカード USBメモリ ハードディスクなど ) や映像を閲覧するパソコン等については 管理責任者や取扱担当者以外の者の閲覧や盗難の防止のため 不特定多数の者が扱うことのできない施錠された場所の中で厳重に保管してください - 4 -

消費者庁によると 平成 25 年 (2013 年 ) に発生した漏え い事故のうち紙媒体が 191 件 (52.2%) 電子媒体が 168 件 (45.9%) となっており 日常的に取り扱う文書の保護だ けでなく パソコン等や映像データを録画した記録媒体の保護が 大変重要となります 保管場所から個人情報が盗難される例もありますが 盗難 紛 失事故の多くは 保管場所から外部に持ち出したときに発生して います 未然防止には個人情報を持ち出さないことが一番です 映像データ等は施錠可能な場所に保管することは当然ですが 個人情報持ち出しの原則禁止と例外的に保管場所から持ち出すときの手続きと注意事項などのルールを定め 周知徹底することをお勧めします 参考 データ化された個人情報の漏えい事故例 メールの一斉送信や誤送信に関する個人情報漏えい事故 USB メモリやパソコンに記録した個人情報の紛失 盗難事故 インターネット上に個人情報が流出した事故 個人情報の廃棄や消去 再利用などに関する事故 不正アクセス 不正ログインによる個人情報の漏えい事故 参考 自治会内で統一したルールを策定することが望ましい事案例 映像データを録画した記録媒体 (CD DVD SD カード USB メ モリ ハードディスクなど ) や映像を閲覧するパソコン等などのウィル ス感染の予防 防止 映像データを保存しているパソコン等のパスワード設定 防犯カメラの事務に携わらない人が 映像データを閲覧できないよう な措置 - 5 -

また 保存期間を過ぎた映像データや必要のなくなった映像データは そのまま放置しておくと 個人情報が流出する危険性が高まりますので 映像が閲覧できないよう物理的に破砕 溶解等の処理を行うなど 速やかに廃棄してください 参考 自治会 商店会等でルールを策定することが望ましい例 データの 事案 廃棄の方法 ( 例 ) 保存方法 紙 不要になったり 書き損じたメモを廃棄するとき シュレッダー処理後に廃棄 パソコン ( ハードディスク ) パソコンを廃棄するとき 内蔵されているハードディスクを物理的に破壊した後に廃棄 パソコンを買い替えるため 使用中のパソコンを下取りに出したり 中古販売店に売ったりするときリース契約等 使用中のパソコンを返却し 新しいパソコンを借りることになった データ消去ソフトなどを使ってデータを読み取れなくした後に 使用していたパソコンを手放すデータが消去できていることを業者に確認してもらうなど 映像データの記録媒体 録画された映像データの記録媒体 (CD DVD SDカード ハードディスクなど ) を廃棄するとき 物理的に破壊した後に廃棄 廃棄の経過をメモなどに残しておくこともポイントです 個人情報の記録媒体は シュレッダー処理や溶解処理など確実に廃棄しましょう 何の処理もせずに 一般ゴミや資源ゴミとして捨てられたことにより個人情報が外部に流出した例や個人情報等を保存したパソコンを適切に廃棄しなかったことによる個人情報漏えい事故の例も少なくありません - 6 -

6. 映像データの保存期間映像データの漏えい 盗難 紛失又は流出等の防止及びその他の安全管理を徹底するために 保存期間はできるだけ短期間とすることが望ましいです 長くても30 日以内を目安に必要な保存期間を定め 不要な映像データの保存はやめましょう 7. 映像データの利用 提供の制限映像データを利用するため パソコン等で映像データを取扱う際は インターネット回線のない環境で取扱いましょう また 映像データは他の記録媒体 (CD DVD SDカード USBメモリ ハードディスクなど ) に必要以上に複製することは避け IDやパスワードを使用してセキュリティ対策をしましょう また 防犯カメラの映像データを提供する場合は プライバシーが侵害されることのないよう 次の場合を例外として 設置目的以外の目的に利用したり 第三者に提供してはなりません なお 提供については 提供日時や提供先 提供した映像の内容 提供目的 理由を記録するなどの基準を定め 適正に運用してください 1 法令等に定めがあるとき 2 人の生命 身体又は財産を保護するため 緊急かつやむを得ないと認 められるとき 他にも メールやインターネットを日常的に使用することにより データが漏えいするリスクも増大しています 電子媒体による漏えいの最大の特色は 事故 1 件あたりの漏えい人数 件数の大きさです このことは 事故にかかわる事後処理コストの増大を意味します また 不注意による漏えいも多く 文書の盗難 紛失と同様に 日常的な注意喚起が重要です - 7 -

8. 守秘義務管理責任者や取扱担当者等は 映像データそのものはもちろん 映像データから知り得た情報は絶対に他人に漏らしてはなりません また 管理責任者や取扱担当者等の立場でなくなった後についても 引き続き守秘義務があります 9. 苦情の対応 防犯カメラの設置 運用に対する苦情やお問合せに対しては あらかじめ対 応要領を定めておくなど 誠実かつ迅速に対応しましょう - 8 -

3 防犯カメラ管理方法チェック表 1 設置運用基準の作成と遵守 防犯カメラの設置及び運用に関する基準を作成していますか 2 防犯カメラの設置場所と撮影範囲 防犯カメラの設置場所は所有者の許可をとっていますか 周辺住民( 自治会 商店会等 ) や警察等と話し合いましたか 個人の住宅内などの私的空間が映っていませんか 3 防犯カメラの設置表示 防犯カメラの設置場所付近に設置者の名称を表示していますか 4 管理責任者の設置 取扱担当者の指定 防犯カメラの管理責任者を決めましたか 防犯カメラの取扱担当者を決めましたか 5 映像データの保存 廃棄方法 記録媒体やパソコン等は施錠して保管していますか 保存期間を過ぎた映像データ廃棄はしていますか 6 映像データの保存期間 映像データの保存期間は 30 日以内にしていますか 7 映像データの利用 提供の制限 映像データはインターネット回線のない環境で取扱っていますか 映像データを必要以上に複製していませんか 映像データはセキュリティ対策をしていますか 映像データを提供する場合の基準を定めていますか 8 守秘義務 映像データ等の情報を他人に漏らしていませんか 9 苦情の対応 苦情やお問合せに対しての対応要領をきめていますか - 9 -

- 10 -