また 認可外保育施設での死亡事故が多く 特に午睡中の死亡事故が多いことから 平成 28 年 10 月に ガイドラインの取組の周知徹底と睡眠中の窒息リスクの除去の方法等 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項を記載した周知啓発資料等を地方自治体宛てに通知し 周知している あわせて 全国担当課長会議

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教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

流山市子ども・子育て会議


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教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

いか 7 各幼稚園等において プール活動をする際には 保健所に対して必要書類の提出をしたり 教育委員会に対して次年度の教育課程 ( プール開きやプール納めを年間計画に含む ) の提出をしている 各幼稚園等 保健所及び教育委員会においても 各園でプール活動の安全に関する意識が高まるよう このような機会

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

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私立幼稚園の新制度への円滑移行について


3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

第2節 茨木市の現況

平成 27 年 3 月 田川市

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

仙台市基礎データ

教育・保育施設等における事故情報の収集及び活用に関する建議

平成27年度税制改正要望結果について

幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

はじめに子ども 子育て支援法第 61 条において 市町村は 国が示す基本指針 ( 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども 子育て支援給付並びに地域子ども 子育て支援事業及び仕事 子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ( 平成 26 年内閣府告示第

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

PowerPoint プレゼンテーション

2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

資料 2 子供の事故防止に向けた取組の推進について 平成 28 年 6 月 7 日消費者庁消費者安全課

Microsoft PowerPoint - 資料10_平成26年度予算・税制改正について(税制)

2 市町村別 保育所等利用待機児童数の推移 市町村名 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 (A) 30 年度 (B) ( 各年 4 月 1 日現在 単位 : 人 ) 対前年比 (B-A) 保留児童数 横浜市 1,

茨木市待機児童解消保育所等整備計画 ( 平成 30~32(2020) 年度 ) 平成 30 年 12 月 茨木市

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

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子ども・子育て関連3法について8

 

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

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Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

受験資格認定対象の施設 勤務施設等 施設が受験資格認定基準に該当するかどうかは施設が所在する都道府県へお問合せください 認可外保育施設 ( 認証保育園 認定保育園等を含む ) 幼稚園 ( 特別支援学校幼稚部を含む ) 小規模保育事業 ( 小規模認可保育所等 ) 幼稚園型認定こども園 地方裁量型認定こ

地域子育て支援拠点事業について

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

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【資料2-2】公定価格単価表(案)

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

各委員提出資料

放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況【概要】

齢別人口等の推移と結婚等に対する住民意識 ( 人 ) 齢 ( 3 区分 ) 別人口の推移 2,000,000 推計値 1,800,000 1,600,000 1,400,000 1,200,000 1,000, , , , ,

2. 小規模保育等改修費支援 ( 一部推進枠 ) 18,540 百万円 (19,952 百万円 ) 保育対策総合支援事業費補助金 待機児童解消加速化プランに基づき 意欲のある自治体の取組を強力に支援するため 補助率の嵩上げ (1/2 2/3)( ) による小規模保育等の設置を促進する 賃貸物件による

地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

資料2:修正一覧

Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

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3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

認可化移行支援強化事業

はじめに 平成 29 年 12 月 8 日に閣議決定された 新しい経済政策パッケージ では 広く国民が利用している3 歳から5 歳までの全ての子供たちの幼稚園 保育所 認定こども園の費用を無償化することとし 幼稚園 保育所 認定こども園以外の無償化措置の対象範囲等については 専門家の声も反映する検討

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

 

第8次地方分権一括法による認定こども園法及び子ども・子育て支援法の改正等について

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

「運営規程」

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

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18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい

1 回答者の属性

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1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

平成19年度学校保健統計調査結果

伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

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市町村子ども・子育て支援事業計画に定める教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の量の見込みを算出等のための「作業の手引き」について

Transcription:

資料 2-1 永田クラブ 経済研究会 文部科学記者会 厚生労働記者会 日比谷クラブ 労政記者クラブに資料配布 平成 2 9 年 5 月 1 2 日内閣府子ども 子育て本部 平成 28 年教育 保育施設等における事故報告集計 の公表及び事故防止対策について教育 保育施設等で発生した死亡事故や治療に要する期間が 30 日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故等で 平成 28 年 1 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日の期間内に報告のあった事故について 取りまとめましたので公表します また 教育 保育施設等に係る国 地方自治体及び事業者についての事故防止対策については 以下のような取組を行っているところです 1. 事故報告集計について 報告件数は 875 件あった 負傷等の報告は 862 件あり そのうち 717 件 (83%) が骨折によるものであった 死亡の報告は 13 件あり うち約半数の 7 件は 0 歳児であった 事故の発生場所は施設内が 776 件 (89%) であり そのうち 444 件 (57%) は施設内の室外で起きていた 2. 事故防止対策について 国においては 子ども 子育て新制度の施行に先立ち 有識者 関係者等からなる 教育 保育施設等における重大事故の再発防止策に関する検討会 を平成 26 年 9 月に開催し 事故の発生やその再発を防止するための措置について検討を行った 平成 26 年 11 月の検討会中間取りまとめを受けて 事故報告制度の全般的な見直しを行った ( 新制度に基づく認可の施設 事業については 法令上 事故報告が義務付けされた ) 改正内容 1 重大報告の対象となる施設 事業について拡大 2 重大事故の範囲の明確化 3 報告様式 報告方法の改正と明示 平成 27 年 12 月の検討会最終報告を受けて 特に重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項や 事故が発生した場合の具体的な対応方法等について 各施設 事業者 地方自治体における事故発生の防止等や事故発生時の対応の参考となるよう 教育 保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインについて 及び地方自治体に対して 重大事故の再発防止のために 死亡事故等の重大事故については 事後的な検証を実施するよう 教育 保育施設等における重大事故の再発防止のための事後的な検証について を 平成 28 年 3 月に地方自治体宛てに通知し 施設 事業者に周知した 1

また 認可外保育施設での死亡事故が多く 特に午睡中の死亡事故が多いことから 平成 28 年 10 月に ガイドラインの取組の周知徹底と睡眠中の窒息リスクの除去の方法等 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項を記載した周知啓発資料等を地方自治体宛てに通知し 周知している あわせて 全国担当課長会議 地方自治体説明会や各種研修会においても ガイドライン等事故防止の取組の周知徹底を行っている 3. 国における有識者会議の設置 国においては 各地方自治体より 検証結果の報告を受け 再発防止策を検討することとしており 検討に当たっては 平成 28 年 4 月に 教育 保育施設等における重大事故防止策を考える有識者会議 を設置し 地方自治体の検証報告等を踏まえた再発防止策について検討を行っている この他 教育 保育施設等で発生した事故情報について 特定教育 保育施設等における事故情報データベース において 平成 27 年 6 月より 内閣府ホームページで公表をしている 問合せ 内閣府子ども 子育て本部参事官補佐時末大揮参事官補佐本間浩 TEL 03-6257 1466 文部科学省初等中等教育局幼児教育課課長補佐小倉基靖係長鈴木賢 TEL 03-6734 3136 厚生労働省雇用均等 児童家庭局保育課課長補佐川島均係長増田大樹 TEL 03-5253 1111(7947) 2

1. 事故報告概要教育 保育施設等 (*) において発生した死亡事故や治療に要する期間が 30 日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故等 ( 意識不明 ( 人工呼吸器を付ける ICU に入る等 ) の事故を含む ) で 平成 28 年 1 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日の期間内に事故報告 ( 第 1 報 ) のあったものを集計した * 教育 保育施設等とは 以下の施設 事業をいう 認定こども園( 幼保連携型 幼稚園型 保育所型 地方裁量型 ) 幼稚園 認可保育所 小規模保育事業 家庭的保育事業 居宅訪問型保育事業 事業所内保育事業( 認可 ) 一時預かり事業 病児保育事業 子育て援助活動支援事業( ファミリー サポート センター事業 ) 子育て短期支援事業( ショートステイ トワイライトステイ ) 放課後児童健全育成事業( 放課後児童クラブ ) 認可外保育施設 ( 企業主導型保育施設 地方単独保育施設 その他の認可外保育施設 ) 認可外の居宅訪問型保育事業 認定こども園 幼稚園 保育所等 放課後児童クラブ合計割合 負傷等 574 288 862 98.5% ( うち意識不明 ) ( 7 ) ( 0 ) ( 7 ) ( うち骨折 ) ( 458 ) ( 259 ) ( 717 ) ( うち火傷 ) ( 1 ) ( 1 ) ( 2 ) 認定こども園 幼稚園 認可保育所等とは 放課後児童クラブ以外の施設 事業 ( 負傷等の 0.8%) ( 負傷等の 83.2%) ( 負傷等の 0.2%) ( 負傷等の 15.8%) 死亡 13 0 13 1.5% ( うちその他 ) ( 108 ) ( 28 ) ( 136 ) 事故報告件数 587 288 875 100% 3

1 死亡及び負傷等の事故概要 負傷等 死亡 ( 参考 ) 計意識不明骨折火傷その他施設 事業者数 ( 時点 ) 幼保連携型認定こども園 51 1 45 0 5 0 51 2,785 か所 (H28.4.1) 幼稚園型認定こども園 8 0 6 0 2 0 8 682 か所 (H28.4.1) 保育所型認定こども園 11 0 10 0 1 0 11 474 か所 (H28.4.1) 地方裁量型認定こども園 1 0 1 0 0 0 1 60 か所 (H28.4.1) 幼稚園 20 0 17 0 3 0 20 6,514 か所 (H28.4.1) 認可保育所 469 5 368 1 95 5 474 4 23,447 か所 (H28.4.1) 小規模保育事業 1 0 1 0 0 0 1 2,429 か所 (H28.4.1) 家庭的保育事業 0 0 0 0 0 1 1 958 か所 (H28.4.1) 居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 0 0 9 か所 (H28.4.1) 事業所内保育事業 ( 認可 ) 0 0 0 0 0 0 0 323 か所 (H28.4.1) 一時預かり事業 0 0 0 0 0 0 0 病児保育事業 0 0 0 0 0 0 0 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 子育て短期支援事業 ( ショートステイ トワイライトステイ ) 2 0 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 放課後児童クラブ 288 0 259 1 28 0 288 企業主導型保育施設 0 0 0 0 0 0 0 地方単独保育施設 3 1 2 0 0 0 3 その他の認可外保育施設 8 0 6 0 2 7 15 9,718 か所 (H27 交付決定 ) 2,226 か所 (H27 交付決定 ) 809 か所 ( 市区町村 ) (H27 実績 ) ショートステイ 740 か所トワイライトステイ 375 か所 (H27 交付決定 ) 23,619 か所 (H28.5.1) 企業主導型保育施設 119 か所 (H28.12.31) 認可外保育施設 6,923 か所 事業所内保育施設 4,561 か所 (H28.3.3 1) 認可外の居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 0 0 80 か所 (H28.3.31) 計 862 7 717 2 136 13 875 地方単独保育施設とは 都道府県又は市区町村が 認可外保育施設の設備や職員配置等に関する基準を設定し 当該 基準を満たすことを条件として その運営に要する費用について補助を行う等する認可外保育施設のことをいう 意識不明 は 事故に遭った際に意識不明になったもの ( 平成 27 年は その後 意識不明の状態が回復したものも 含む ) 骨折 には 切り傷やねんざ等の複合症状を伴うものが含まれる その他 には 指の切断 唇 歯の裂傷等が含まれる 参考 : 認可保育所 2,136,443 人 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 認可外保育施設 177,877 人 事業所内保育施設 73,660 人 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 )

( データ出典 ) 施設 事業者数 幼保連携型認定こども園 幼稚園型認定こども園 保育所型認定こども園 地方裁量型認定こども園 認定こども園の数について( 内閣府子ども 子育て本部調べ ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 )) 幼稚園 文部科学省調べ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 認可保育所 保育所等関連状況取りまとめ( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局調べ ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 )) 小規模保育事業 家庭的保育事業 居宅訪問型保育事業 事業所内保育事業 ( 認可 ) 地域型保育事業の件数について( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局調べ ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 )) 一時預かり事業 病児保育事業 内閣府子ども 子育て本部調べ( 平成 27 年度交付決定か所数 ) 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 内閣府子ども 子育て本部調べ( 平成 27 年度実施箇所数 ) 子育て短期支援事業 ( ショートステイ トワイライトステイ ) 子育て短期支援事業の実施箇所数について( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局調べ ( 平成 27 年度実施箇所数 )) 放課後児童クラブ 放課後児童健全育成事業( 放課後児童クラブ ) の実施状況 ( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局調べ ( 平成 28 年 5 月 1 日現在 ) 認可外保育施設 ( 地方単独保育施設 その他の認可外保育施設 ) 認可外保育施設の現況取りまとめ( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局調べ ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 )) 企業主導型保育施設 内閣府子ども 子育て本部調べ( 平成 28 年 12 月 31 日現在 ) 5

2 年齢別 ( 死亡 負傷等 ) 0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 放課後児童クラブ等 幼保連携型認定こども園 1 0 7 4 10 22 7-51 幼稚園型認定こども園 - - - 1 2 4 1-8 保育所型認定こども園 0 0 0 1 4 3 3-11 地方裁量型認定こども園 0 0 0 0 1 0 0-1 幼稚園 - - - 1 4 10 5-20 認可保育所 3 20 39 74 120 155 63 474 - (1) (2) (2) (5) 小規模保育事業 0 1 0 0 0 0 0-1 家庭的保育事業 1 (1) 0 0 0 0 0 0-1 (1) 居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 0 0-0 事業所内保育事業 ( 認可 ) 0 0 0 0 0 0 0-0 一時預かり事業 0 0 0 0 0 0 0-0 病児保育事業 0 0 0 0 0 0 0-0 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 0 0 0 0 0 1 0 1 2 子育て短期支援事業 ( ショートステイ トワイライトステイ ) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 放課後児童クラブ - - - - - - - 288 288 企業主導型保育施設 0 0 0 0 0 0 0-0 地方単独保育施設 1 1 0 1 0 0 0-3 その他の認可外保育施設 5 3 2 3 0 1 1 15 - (5) (2) (7) 認可外の居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 0 0-0 計 11 (7) 25 (4) 48 85 ( ) 内の数字は死亡事故の件数で内数 141 196 80 (2) 289 計 875 (13) 6

3 場所別 室内 施設内室外 施設外不明計 幼保連携型認定こども園 19 28 4 0 51 幼稚園型認定こども園 5 2 1 0 8 保育所型認定こども園 3 5 3 0 11 地方裁量型認定こども園 0 1 0 0 1 幼稚園 7 10 3 0 20 56 0 認可保育所 203 (3) (1) 小規模保育事業 1 0 0 0 1 家庭的保育事業 1 0 0 0 (1) 居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 事業所内保育事業 ( 認可 ) 0 0 0 0 0 一時預かり事業 0 0 0 0 0 病児保育事業 0 0 0 0 0 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 1 0 1 0 2 子育て短期支援事業 ( ショートステイ トワイライトステイ ) 0 0 0 0 0 215 (1) 474 (5) 1 (1) 放課後児童クラブ 78 182 28 0 288 企業主導型保育施設 0 0 0 0 0 地方単独保育施設 2 0 0 1 3 その他の認可外保育施設 12 1 2 0 15 (7) (7) 認可外の居宅訪問型保育事業 0 0 0 0 0 計 332 (11) 444 (1) 98 (1) 1 875 (13) ( ) 内の数字は死亡事故の件数で内数 7

4 死亡事故における主な死因 * 平成 28 年は以下の施設から死亡事故の報告あり 認可保育所 家庭的保育事業 その他の認可外保育施設 合計 SIDS 0 0 0 0 窒息 0 0 0 0 病死 2 1 1 4 溺死 0 0 0 0 その他 3 0 6 9 合計 5 1 7 13 その他 は 原因が不明なもの等を分類 5 死亡事故発生時の状況 * 平成 28 年は以下の施設から死亡事故の報告あり 認可保育所 家庭的保育事業 その他の認可外保育施設 合計 睡眠中 3 0 7 10 プール活動 水遊び 0 0 0 0 食事中 0 0 0 0 その他 2 1 0 3 合計 5 1 7 13 8

( 参考 : これまでの保育施設等における死亡事故の報告件数等 ) 参考資料 [ 注意事項 : 各年区分について ] 集計期間は以下のとおり 原則 国に報告された月でカウントしているが 平成 25 年に判明した 31 件の追加報告分は 実際に事故が発生した月でカウントしている 平成 16 年から 20 年 :4 月から 3 月まで 平成 21 年 :4 月から 12 月まで ( 平成 21 年 1~3 月発生分は平成 20 年分として集計 ) 平成 22 年から 26 年 :1 月から 12 月まで 平成 27 年 : 認可保育所 認可外保育施設 ( 地方単独保育施設 その他の認可外保育施設 ) 平成 28 年 は 1 月から 12 月まで 幼保連携型認定こども園 小規模保育事業は 4 月から 12 月まで 認定こども園としては 平成 27 年度から調査を実施 :1 月から 12 月まで 死亡事故の報告件数 幼保連携型認定こども園 認可保育所 小規模保育事業 家庭的保育事業 認可外保育施設 合計 H16-7 件 - - 7 件 14 件 H17-3 件 - - 11 件 14 件 H18-5 件 - - 8 件 13 件 H19-3 件 - - 12 件 15 件 H20-4 件 - - 7 件 11 件 H21-6 件 - - 6 件 12 件 H22-5 件 - - 8 件 13 件 H23-2 件 - - 12 件 14 件 H24-6 件 - - 12 件 18 件 H25-4 件 - - 15 件 19 件 H26-5 件 - - 12 件 17 件 H27 1 件 2 件 1 件 0 件 10 件 14 件 H28 0 件 5 件 0 件 1 件 7 件 13 件 合計 1 件 57 件 1 件 1 件 127 件 187 件 平成 26 年までは認可外保育施設は 地方単独保育施設とその他の認可外保育施設とを分類して把 握していない 平成 27 年の地方単独保育施設における死亡事故は 1 件 ( 認可外保育施設の死亡事故 10 件の内数 ) 平成 28 年は 0 件 9

2. 教育 保育施設等における事故防止の取組みガイドラインによる事故防止の取組み 死亡や重篤な事故の防止のため 教育 保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応の ためのガイドライン ( 平成 28 年 3 月 ) において 施設 事業者には 以下の周知を行っている ガイドライン掲載 URL http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/index.html 教育 保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン ( 抜粋 ) 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項について (1) 睡眠中乳児の窒息リスクを除去するため 以下の点を含むリスクの除去を 睡眠前及び睡眠中に行う 注意事項 窒息リスクを除去する方法として * 医学的な理由で医師からうつぶせ寝をすすめられている場合以外は 乳児の顔が見える仰向けに寝かせることが重要 何よりも 1 人にしないこと 寝かせ方に配慮を行うこと 安全な睡眠環境を整えることは 窒息や誤飲 けがなどの事故を未然に防ぐことにつながる * 子どもの数 職員の数に合わせ 定期的に子どもの呼吸 体位 睡眠状態を点検すること等により 呼吸停止等の異常が発生した場合の早期発見 重大事故の予防のための工夫をする等 ( 参考 ) 睡眠中の死亡事故のうち うつぶせ寝 の数認可保育所認可外保育施設合計平成 24 年 2 名 3 名 5 名平成 25 年 2 名 7 名 9 名平成 26 年 0 名 4 名 4 名平成 27 年 0 名 6 名 6 名平成 28 年 2 名 2 名 4 名 平成 26 年までは地方単独保育施設 その他の認可外保育施設と分類して把握していない 平成 27,28 年の地方単独保育施設における うつぶせ寝 は 0 名 (2) プール活動 水遊び 注意事項 * プール活動 水遊びを行う場合は 監視体制の空白が生じないように専ら監視を行う者とプール指導等を行う者を分けて配置し また その役割分担を明確にする 10

* 事故を未然に防止するため プール活動に関わる職員に対して 子どものプール活動 水遊びの監視を行う際に見落としがちなリスクや注意すべきポイントについて事前教育を十分に行う 注意すべきポイント 監視者は監視に専念する 監視エリア全域をくまなく監視する 動かない子どもや不自然な動きをしている子どもを見つける 規則的に目線を動かしながら監視する 十分な監視体制の確保ができない場合については プール活動の中心の選択肢とする 時間的余裕をもってプール活動を行う等 (3) 食事中 注意事項 * 職員は 子どもの食事に関する情報 ( 咀嚼 嚥下機能や食行動の発達状況 喫食状況 ) について共有する また 食事の前には 保護者から聞き取った内容も含めた当日の子どもの健康状態等について情報を共有する * 子どもの年齢 月齢によらず 普段食べている食材が窒息につながる可能性があることを認識して 食事の介助及び観察をする * 食事の介助をする際 注意すべきポイントとして ゆっくり落ち着いて食べることができるよう子どもの意志に合ったタイミングで与える 子どもの口に合った量で与える (1 回で多くの量を詰めすぎない ) 食べ物を飲み込んだことを確認する ( 口の中に残っていないか注意する ) 汁物などの水分を適切に与える 食事の提供中に驚かせない 食事中に眠くなっていないか注意する 正しく座っているか注意する * 食事中に誤嚥が発生した場合 迅速な気付きと観察 救急対応が不可欠であることに留意し 施設 事業者に応じた方法で 子供 ( 特に乳児 ) の食事の様子を観察する 特に食べている時には継続的に観察する ガイドラインの周知徹底 ( 周知啓発資料等による事故防止の取組の推進 ) 平成 27 年の 教育 保育施設等における事故報告集計 の公表及び事故防止対策について の死亡事故においても 認可外保育施設での死亡事故が多く 特に 0~1 歳児の午睡中の死亡事故が多いことから 昨年 10 月に ガイドラインの取組の周知徹底と睡眠中の窒息リスクの除去の方法等 重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項を記載した周知啓発資料等により 事故防止の取組を推進している あわせて 全国担当課長会議 地方自治体説明会や各種研修会においても ガイドライン等事故防止の取組の周知徹底を行っている 11

自治体による検証の実施と有識者会議による再発防止策の検討 教育 保育施設等における重大事故の再発防止策に関する検討会 における取りまとめを踏まえ 平成 27 年 4 月から重大事故が発生した場合の国への報告の仕組み等を整備するとともに 平成 28 年 4 月からは 死亡事故等が発生した場合に 地方自治体は検証を実施し 事実の把握や発生原因の分析等を行い 必要な再発防止策を検討することとしている また 国において 教育 保育施設等における重大事故防止策を考える有識者会議 を設置し ( 平成 28 年 4 月 ) 地方自治体の検証報告等を踏まえた重大事故の再発防止策について検討を行っており 第 1 回有識者会議を4 月に開催し これまでの検討会での取りまとめを踏まえ 有識者会議が継続して取り組んでいく内容について議論を行い 同年の 10 月には第 2 回の会議を開催し 事故情報データベースの改善や検証報告のあった自治体からヒアリングを行い 重大事故防止策の議論を行っていくこととすることを決定し 今年の5 月に第 3 回の会議を開催して検証報告のあった自治体からヒアリングを実施している 12

資料 2-2

資料 2-3 28 31