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社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

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( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

財団法人日本体育協会個人情報保護規程

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Ⅲ 第 43 期監査報告書等 監査報告書 私たち監事は 平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までの第 43 期事業年度にお ける理事の職務の執行を監査いたしました その方法及び結果につき以下のとおり報告い たします 1. 監査の方法及びその内容私たち監事は 理事及び使用

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第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この業務規程は 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律 ( 平成 2 年法律第 30 号 以下 法 という ) 第 39 条において準用する同法第 22 条第 1 項の規定に基づき 調査業務の実施に関し必要な事項を定めることを目的とする ( 調査業務実施の

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よこはまウォーキングポイント事業実施要綱 制定平成 26 年 8 月 20 日健保事第 1631 号 ( 局長決裁 ) 最近改正平成 30 年 9 月 28 日健保事第 2150 号 ( 局長決裁 ) ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 歩数計及びスマートフォン歩数計アプリ ( 以下 スマホアプリ

 

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会員に対する処分等に係る手続に関する規則 (2018 年 7 月 30 日制定 ) 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規則は 定款第 15 条に規定する会員に対する処分及び不服の申立てに係る手続の施行に関し 必要な事項を定めることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規則において 次の各号

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とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

第 2 章 個人情報の取得 ( 個人情報の取得の原則 ) 第 4 条個人情報の取得は コンソーシアムが行う事業の範囲内で 利用目的を明確に定め その目的の達成のために必要な範囲においてのみ行う 2 個人情報の取得は 適法かつ公正な方法により行う ( 特定の個人情報の取得の禁止 ) 第 5 条本条各号

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

( 使用承認期間 ) 第 6 条第 3 条第 3 項の規定によるキャラクターの使用の承認の期間は 当該承認の日から起算して1 年を経過する日以後の最初の3 月 31 日までとする ただし 更新することができる 2 第 4 条の規定によるキャラクターの使用内容変更承認の期間は 前項に定める当該承認の元

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

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( 指名停止の期間の特例 ) 第 4 条有資格者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当したときは 当該措置要件ごとに規定する短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の期間の短期及び長期とする 2 有資格者が次の各号の一に該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は それ

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雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

○公立大学法人尾道市立大学教員人事規程

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

個人情報保護管理規程 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年 5 月 30 日 法律第 57 号 以下 法 という ) 及び 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年 5 月 31 日 法律第 27 号 以下 番

様式 2 特許庁長官殿 平成年月日 特定登録調査機関 印 特定登録調査機関代表者 印 先行技術調査業務規程届出書 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律第 39 条の 7 に従い 先行技術調 査業務規程を届け出ます 添付書類 先行技術調査業務規程平成 年 月特定登録調査機関

第 3 条協会は 本規程に定める手続に従い 会員に対して第 4 条に定める懲戒処分又はその他処分を行うことができる 2 下記に記載された会員の各行為は 単独行為か共同行為かを問わず 懲戒処分又はその他処分の事由となる (1) 協会が定める定款 会員規程 会員倫理規程及び業務基準規程その他の各規程に違

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

プライバシーマーク付与適格性審査業務 基本規程

又は

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

Amazon ギフト券は 当社指定の送付方法でお送りいたします なお 受付 状況によっては ポイントのご利用受付から Amazon ギフト券の発行までお 時間をいただく場合がございます 予めご了承ください 利用規約 第 1 条目的 1. 本規約は 株式会社 Looop( 以下 Looop といいます

様式第19号

処分に関する規則(案)

2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

個人情報管理規程

(5) 個人データ 個人データ とは 個人情報データベース等を構成する個人情報をいう (6) 保有個人データ 保有個人データ とは 当会館が 開示 内容の訂正 追加又は削除 利用の停止 削除及び第三者への提供の停止を行うことのできる権限を有する個人データであって その存否が明らかになることにより公益

役職員等 とは, この法人に所属するすべての理事, 監事及び組織内にあって直接又は間接にこの法人の指揮監督を受けてこの法人の業務に従事している者をいい, 雇用関係にある従業者のみならず, この法人との間に雇用関係のない者 ( 派遣社員等 ) も含む. (10) 個人情報管理責任者 個人情報管理責任者

B リーグは この方針を実行し個人情報を適切に取り扱うため 個人情報保護規程その 他の規程を策定 改訂し それらの規程に基づいて個人情報を取り扱います 公表事項 1. 取得する個人情報の利用目的 ( 法 18 条第 1 項 ) B リーグの活動範囲内において保存 活用 分析を行うためお客様から請求さ

技術士業務報酬の手引き 平成 22 年 4 月 社団法人日本技術士会 第 1 章概要 技術士業務報酬の原則 手引きの適用範囲 本手引きの位置付けと活用方法...1 第 2 章技術士業務の報酬基礎単価 技術士業務と報酬額...2 第 3

目次 1. 一般 目的 適用範囲 参照文書 用語及び定義 内部監査 一般 内部監査における観点 内部監査の機会 監査室

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宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

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情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

4 予備調査委員会は必要に応じて 予備調査の対象者に対して関係資料その他予備調査を実施する上で必要な書類等の提出を求め又は関係者のヒアリングを行うことができる 5 予備調査委員会は 告発の受付から 30 日以内に その調査結果を研究倫理委員会に報告する 6 研究倫理委員会は その調査結果を最高管理責

研究活動における不正行為への対応等に関する規程 ( 目的 ) 第 1 条 本規程は小池化学株式会社 ( 以下 当社 という ) における研究活動での不正行為を防止 すると共に 不正行為が行われ 又はそのおそれがある場合の取扱いに関し 必要な事項を 定める ( 定義 ) 第 2 条本規程において 不正

暴力団対策措置要綱

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(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

解されなければならない 定義 主要株主 とは 当社の株主総会における議決権の 5 パーセント超を実質 的に保有している株主をいう ただし 信託業を営む者が信託財産として株式を保有している場合 証券業を営む者が引受けまたは売出しを行う業務により株式を保有している場合 または証券金融会社がその通常業務と

01協議会要綱提出版

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

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適用時期 5. 本実務対応報告は 公表日以後最初に終了する事業年度のみに適用する ただし 平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了する事業年度が本実務対応報告の公表日前に終了している場合には 当該事業年度に本実務対応報告を適用することができる 議決 6. 本実務対応報告は 第 338 回企業会計

・人は環境から切り離されては生きられないだけではなく、同時に、多様な環境に生きている

基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス 利用契約書 ( 以下 利用者 という ) と社会福祉法人慈徳会 ( 以下 事業者 という ) は 基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス ( 以下 当施設 という ) が利用者に対して提供する基準該当短期入所サービスについて 次のとおり契約


役職員が権利者又は発明者である知的財産権の保有をいう 第 2 章利益相反マネージメントの体制第 1 節利益相反マネージメント委員会 ( 設置 ) 第 3 条研究所に 利益相反マネージメント委員会 ( 以下 利益相反委員会 という ) を置く ( 任務 ) 第 4 条利益相反委員会は 次に掲げる事項に

Transcription:

特定非営利活動法人日本ファイナンシャル プランナーズ協会 業務基準規程 前文この業務基準規程は 特定非営利活動法人日本ファイナンシャル プランナーズ協会 ( 以下 協会 という ) が一般会員 資格認定会員及び法人賛助会員 ( 以下 会員 という ) に対し 行動規範を提供するために採択されたものである 業務基準規程は すでに制定されている 会員倫理規程 ( 以下 倫理規程 という) にもとづいて ファイナンシャル プランナーとしての具体的な行動 業務に関して規定している この業務基準規程が順守されるためには 各会員が専門家としての立場を自覚し 同種他業界や世論への配慮をするとともに 業務基準規程を十分に理解する必要がある さらに 倫理規程及び業務基準規程を守らない会員に対しては 協会による懲戒手続が必要不可欠となる 協会は すべての会員が倫理規程及び業務基準規程を順守することによって 会員各人 ひいては FP 業務に対する社会的信頼を獲得できると確信し ここに業務基準規程の成立を宣明する 第 1 章顧客との関係における規律 ( 契約の際の確認事項 ) 第 1 条会員は 顧客と契約するに当たっては 以下の事項について確認しなければならない 1 提供しようとする業務の内容 2 自己が必要かつ十分な業務を提供でき かかる業務に関する他の専門家を関与させる能力があること ( 資産 資金の管理 ) 第 2 条会員は 法令により管理が認められていない場合を除き 顧客の資産 資金 ( 以下 資産等 という ) について 以下の責任を負う 1 会員は 顧客から与えられた権限の範囲内に限り 顧客の資産等の管理を行う 2 会員は 自己が管理する顧客のすべての資産等について 他の資産等と区別したうえ完全な記録を付けなければならない

3 会員は 顧客の資産等の管理について顧客から要求がある場合は 完全な報告をしなければならない 4 会員は 顧客の資産等を 自己又は自己の事務所の資産等と混合してはならない ただし 複数顧客の資産等の混合が 法令上の要件に適合し 各顧客ごとの資産等について正確な記録がなされている場合はその限りではない ( 必要的情報開示事項 ) 第 3 条会員は 専門家としての業務を提供するに際して 以下の事項を書面を以て明確に顧客に開示しなければならない 1 会員の有する保有資格その他それに関連する重要な情報 2 会員が代理人として行動する場合はその権限の範囲 3 法律で開示が求められている事項 ( 当該法律が求めている方法で開示すること ) 4 会員が フィーオンリーの開業者であるか コミッションその他の経済的利益を得ているか否か 5 報酬に関する事項 (1) 報酬が公正かつ妥当な見積額である旨明示したうえ 報酬の内容などの重要な事項を合理的な範囲で可及的詳細に (2) 顧客をより専門的な会員その他専門家に紹介することに関して手数料を受領する場合にはその旨 (3) 報酬がフィーだけか コミッションだけか 双方であるか ( 任意的情報開示事項 ) 第 4 条会員は 専門家としての業務を提供するに際して 以下の事項を顧客に開示することが望ましい 1 顧客の仕事をするに当たってのプランニングの基本的な方向性 2 会員の学歴 職業経歴等当該会員の個人的資質証明事項 3 他の会員その他提携先専門家

( 利益相反事項等 ) 第 5 条顧客と利益相反が生じる場合 会員は 顧客のために業務を提供してはならない 利益相反事項が顧客との取引開始後業務完了前に発生した場合は 会員は 直ちに当該事項を顧客その他関係者に開示し 当該事項については辞任しなければならない 2 会員は 利益相反事項に該当しなくとも 自己との中立性を損なう可能性がある業務については 顧客のために業務を提供してはならない ( 原本の返還 ) 第 6 条会員は 依頼された案件が終了したとき あるいは継続中であっても顧客から要求されたと きは 顧客の記録の原本を適時に返還しなければならない 第 2 章他の会員その他共同経営者との関係における規律 ( 他の会員等との関係 ) 第 7 条会員は 公正な業務上の提携又は競争を通じて 他の会員その他関連する専門家に対して敬意を表さなければならない ただし 他の会員等との友好関係を理由に この業務基準規程の実施が妨げられてはならない ( 雇用形態と業務規準規程 ) 第 8 条会員は 同人が雇用者であるか被雇用者であるか 又は法人営業 共同経営若しくは個人経営かにかかわらず 秘密保持や情報開示等 業務を提供するに当たってはこの業務基準規程と同一基準に服する ( 雇用者の業務 ) 第 9 条雇用者である会員は ファイナンシャル プランニングの業務を行うに当たり 部下を適切 に監督し 倫理規程に反する部下の行為を容認してはならない ( 被雇用者の業務 ) 第 10 条被雇用者である会員は 雇用主の正当な業務目的に対応して 献身的かつ本規程に従って

誠実に職務上の業務を遂行しなければならない ( 雇用主との利益相反等 ) 第 11 条会員は 雇用主に対する業務を十分に全うすることができなくなる恐れのある第三者との 関係がある場合には 雇用主に通知しなければならない ( 資格の変更 ) 第 12 条会員は 協会の資格に変更があった場合は 雇用主及び顧客に対し 適時に通知しなけれ ばならない ただし 契約上除外されている場合はその限りでない ( 共同経営者に対する開示等 ) 第 13 条会員は ファイナンシャル プランニング事務所の共同経営者として参加するに当たっては 当事者の信用 能力 経験 資格及び法的身分並びに財務的安定性に関する重要な情報を相互に開示しなければならない ( 共同経営からの脱退 ) 第 14 条ファイナンシャル プランニング事務所の共同経営者であった会員がその事務所を脱退する場合は 営業上の権益は公平な方法で分担しなければならない ただし 脱退に対する契約が存在する場合は その規定に従う ( 雇用主等からの報酬以外の利益 ) 第 15 条会員が 雇用主又は共同経営者から報酬その他の利益供与 ( 以下 報酬等 という ) を受けている場合に 顧客から特別に報酬等を受けるときは 雇用主又は共同経営者に報告しなければならない ただし 報酬等に対する契約が存在する場合はその規定に従う ( 共同経営者等の違法行為 ) 第 16 条会員は 自己の属する団体において違法行為その他倫理規程に違反する行為 ( 以下 違法行為等 という ) を知り 又は違反すると疑うべき相当な理由を知ったときは 雇用主 直接の上司又は共同経営者に対しその証拠を適時に提出しなければならない 自己の属する団体において違

法行為等が行われているが適切な改善手段が取られていないと信ずる会員は 適時に協会又は適切 な規制機関に報告しなければならない ( 倫理規程及び業務基準規程の濫用 ) 第 17 条会員は 他の会員を困惑させる目的で 懲戒規程における手続を開始し 協会や当局に情報を報告し 若しくはその他の方法でこの倫理規程及び業務基準規程を利用し 又はこのような行為をなすと脅かしてはならない 第 3 章他の専門分野との関係における規律 ( 資格 認可 ) 第 18 条会員は 資格 認可が必要な分野については 法の定める資格 認可を得ることなく当該 業務を行ってはならない ( 非専門分野 ) 第 19 条会員は 自分が能力を有しない分野についてアドバイスしてはならず 専門家として有能でない分野については資格のある人の助言を求め 又はそのような人に顧客を差し向けなければならない ( 違反通知 ) 第 20 条会員は 他の会員が 他の専門家の属する団体の法令又は倫理に関する規定に違反する行為を行ったことを知ったときには 倫理規程により秘密を守ることを要求されている場合を除き 直ちに当該所属団体又は規制機関に通知しなければならない 第 4 章協会 官公庁等との関係における規律 ( 順守事項 ) 第 21 条会員は 職業上の活動を為す場合は この規程のほか 法令 定款 倫理規程及び理事会 の定めるその他の規程 細則等 ( 以下 法令等 ) を順守して業務を提供しなければならない

2 会員の所属する法人又は団体が FP 業務又は FP 関連業務に関して法令等に違反する行為を行 った場合において 会員が当該行為の決定又は執行に関与した場合には 当該会員は前項の規定に 違反したものとみなすことができる ( 違反通知 ) 第 22 条会員は 他の会員又は他の専門家等によってなされた倫理規程及び業務基準規程に違反する行為を知ったときは 倫理規程及び業務基準規程により秘密を守ることを要求されている場合を除き 直ちに協会又は規制機関に通知しなければならない 第 5 章その他 ( 規程の準用 ) 第 23 条この規程は 役職員に準用する 附則 1 平成 11 年 7 月 1 日制定 実施 改定附則 1 平成 19 年 11 月 1 日改定 実施 2 平成 22 年 8 月 5 日改定 平成 22 年 10 月 1 日実施