VPP 機能の一つである電力需要抑制の実施事例ご紹介 2018 年 6 月 25 日アズビル株式会社ビルシステムカンパニー
グループ概要 azbil グループ azbilグループは アズビル株式会社を中心とし 人々の安心 快適 達成感と地球環境への貢献をめざす 人を中心としたオートメーション を追求 建物市場でビルディングオートメーション事業を 工業市場でアドバンスオートメーション事業を ライフラインや健康などの生活に密着した市場において ライフオートメーション事業を展開しています アズビル株式会社横浜三溪園開園の年です 本社所在地 東京都千代田区丸の内 2-7-3 東京ビル 創業 1906 年 12 月 1 日 ( 明治 39 年 ) 設立 1949 年 8 月 22 日 ( 昭和 24 年 ) 資本金 105 億 2,271 万 6,817 円 連結売上高 2,603 億円 (2018 年 3 月期 ) 従業員数 5,043 人 ( 連結 :9,328 人 ) *2018 年 3 月 31 日現在 2
グループ概要 グループの歴史 1906 年 1949 年 1952 年 1958 年 1961 年 ドイツの工作機械メーカーの販売代理店として 山武商会 を創業企業再建整備法により 山武計器株式会社 ( 現アズビル株式会社 ) を設立ハネウェル インコーポレイテッド ( 米国 ) と技術提携契約を締結 翌 53 年資本提携 ( 出資比率 :50%) 株式を店頭公開株式を東京証券取引所市場第二部に上場 1966 年 山武ハネウエル株式会社 に社名変更 1969 年株式を東京証券取引所市場第一部に上場 1998 年 ハネウェル社との資本提携関係を変更 社名を 株式会社山武 に 2002 年 ハネウェル社から自己株式を取得して資本関係を解消 2003 年 グループ会社の統合を実施 社内カンパニー制へ 2005 年 株式会社金門製作所をグループ会社化 協業開始 2006 年 12 月 1 日 創業 100 周年を迎える 2006 年 新しい理念 理念のシンボルマーク azbil を制定 2008 年 グループ名称をazbilグループに変更 2012 年株式会社山武はアズビル株式会社に社名を変更 3
事業概要 Building Automation 建物での azbil 検知する センサ / 計測機器 優れたセンサ機能で温度や湿度などを検出するための機器です 操作する ユーザーズオペレーション機器 温度や湿度など ユーザーが望む環境に設定するための機器です 調節する 守る バルブ 空調機などの冷温 蒸気の流量を最適に調節する機器です セキュリティシステム 建物への出 りを管理し リスク管理に役 てるためのシステムです 管理する ビルディングオートメーションシステム BAS BEMS ビル全体のエネルギーや空調 設備の監視 管理をします 制御する コントローラ 建物の 空気 電 などを制御し 建物の最適運 を えています 4
横浜スマートビジネス協議会 YSBA とアズビル 横浜スマートビジネス協議会への入会 アズビル株式会社は 横浜市温暖化対策統括本部からの公募制度に従い 2015 年 6 月に横浜スマートビジネス協議会へ入会致しました 横浜市内での低炭素化 安全 安心都市づくりの推進の取り組みお客様建物に導入済み BAS BEMS の有効活用を特徴とした手法で 地域的な情報連携を含めたエネルギーマネジメントや省エネ制御に貢献してまいります [ 統合 BEMS アズビルクラウドセンター ] 地域的な情報収集や連携制御指令を実現します [ アズビルクラウドセンター 導入済み BA システム ] 地域的な情報連携を含め 建物運用に役立つ幅広いサービスを提供いたします 5
バーチャルパワープラントとは バーチャルパワープラント (VPP) とは 再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等のエネルギー設備やディマンドリスポンス ( 以下 DR ) 等の VPP 構築実証事業者側の取り組み等 電力グリッド上に散在するエネルギーリソースを統合的に制御することで 発電所のような電力創出 調整機能が仮想的に構成されたもののこと ディマンドリスポンスについて 出典 : 第 1 回エネルギーリソース アグリゲーション ビジネス検討会資料より http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_envir onment/energy_resource/001_haifu.html ディマンドリスポンス (Demand Response) は需要家側エネルギーリソースを制御する事で電力需要パターンを変化させること アズビルでは 建物内に設置している BEMS を活用してディマンドリスポンスを実施 需要を抑制する 下げ DR と需要を創出する 上げ DR がある 今回のご紹介は需要を抑制する 下げ DR 6
BEMS を活用したディマンドリスポンス BEMS(Building Energy Management System) とは 建物内の熱源や空調機器など各種設備機器の起動 / 停止 設定 監視を行うだけでなく 各種省エネルギーアプリケーションを実装し 建物の使用エネルギーの最適化を実現するシステム azbil Cloud ユーザーズオペレーション機器 コントローラ センサ / 計測機器 バルブ セキュリティシステム BEMS 需要抑制 下げDR 制御事例 蓄熱槽 放熱時間制御 チラー停止 室温設定値 プレクール設定値緩和 ゆらぎ 停止 空調機 間欠運転 インバータ周波数出力制御 空調停止外調機給気温度設定値緩和 ポンプ 停止二次ポンプ送水圧力設定値緩和 ファン 停止 外気取入ダンパ間欠運転 熱源 停止ガス熱源シフト 発電 CGS 自家発 起動 出力増 照明照明 照明停止 7 蓄熱槽熱源ポンプ空調機給排気ファン照明設備
需要抑制を実証 みなとみらいエリアに建つ某オフィスビル 延べ床面積 :50,000 m2以上 用途 : オフィスフロア 会議室等 需要抑制実施時間帯 2018 年 1 月 23 日 ( 火 )13:00~14:00 2018 年 1 月 25 日 ( 木 )14:00~15:00 2018 年 1 月 29 日 ( 月 )10:00~11:00 2018 年 1 月 31 日 ( 水 )08:00~09:00 予告時間 5 分前
みなとみらい某オフィスビル 目標需要抑制量 継続時間 需要抑制量 :100kW 継続時間 :1 時間 需要抑制の方法 内側業務用空調機の停止約 100 台 結果
アズビルの BEMS を活用した AutoDR TM 以下にアズビルの AutoDR と一般的な手動 DR についての比較を示す AutoDR TM システム * * アグリゲータ : 需要家のエネルギーリソースを制御してディマンドリスポンスを行う事業者 10
アズビルアグリゲータ実績 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 年度 内容 経済産業省 BEMSアグリゲータ補助 BEMSアグリゲータとして採択 (84 件 契約電 合計約 34,000kW) 経済産業省エネルギー使 合理化等補助 エネマネ事業者として採択 ( 累計 47 件 契約電 合計約 220,000kW) 2013 年度 某新電 との DR トライアル (Direct Load Control) 2014 年度東京電 BSP( ビジネスシナジープロポーサル ) でのアグリゲータ実績 (11 件 ネガワット合計約 1,500kW) 2015 年度経済産業省次世代エネルギー技術実証事業補助 ネガワット取引事業にアグリゲータとして採択 (30 件 ネガワット合計最 約 3,500kW) 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2017 年度 2018 年度 経済産業省バーチャルパワープラント構築事業補助 (2016 年度 34 件 ネガワット合計最 約 4,600kW) アグリゲーションコーディネーター 幹事社として採択 某 般送配電事業者の調整 電源 Ⅰ に共同アグリゲータとして参加 11
Human-centered Automation