工事請負代金の債権譲渡に関するガイドライン

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大野市地域建設業経営強化融資制度に係る事務取扱要領 ( 趣旨 ) 第 1 条この要領は 大野市 ( 以下 発注者 という ) が発注する建設工事を請け負う中小 中堅元請建設業者 ( 以下 受注者 という ) が 地域建設業経営強化融資制度 ( 地域建設業経営強化融資制度について ( 平成 20 年国

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Microsoft Word - 13.業者用解説書.doc

2 契約保証金の納付免除等について 財務規則第 143 条において契約保証金の全部又は一部を免除することができる場合が定 められていますが 建設工事等及び建設工事等に係る委託の契約保証金の納付の免除等に ついては 次のとおり取り扱うこととします (1) 契約保証金の免除が認められない場合 建設工事等

元請建設企業のみなさんへ 公共工事等の受注に伴い 保証人 不動産担保なく 融資を受けたいときは 地域建設業経営強化融資制度 公共工事等の請負代金債権を担保に 低利で融資を受けられます 未完成部分の施工に要する資金も融資を受けやすくなります! 制度の概要 受注した公共工事の出来高が5 割に達した場合

(様式1)

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

財営第   号

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

設計業務委託契約約款新旧対照表 新 ( 平成 28 年 4 月 1 日適用 )( 改正後 ) 旧 ( 改正前 ) 第 34 条受注者は 公共工事の前払金保証事業に関する法律 ( 昭和 27 年法律第 184 号 ) 第 2 条第 4 項に規定する保証事業会社 ( 以下 保証事業会社 という ) と

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

台東区希望型指名競争入札実施要綱 平成 1 7 年 7 月 1 日 17 台総経第 208 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 台東区が発注する建設工事等における希望型指名競争入札の実施に関し 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 地方自治法施行令 ( 昭和 22 年政令第 16

借換保証制度要綱(H ~)[1]

4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

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中小企業信用保険法第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに係る 事業資金等の信用保証料に対する豊中市助成制度要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 中小企業信用保険法 ( 昭和 2 5 年法律第 号 ) 第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに規定する特定中小企業者

委託業務契約書 1 委託業務の名称 2 履行期限平成年月日 3 業務委託料 一金 円也 うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 一金 円也 ( 注 ) 取引に係る消費税及び地方消費税の額 は 消費税法第 2 8 条第 1 項及び第 2 9 条 地方税法第 7 2 条の 8 2 及び第 7 2 条の

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

01 契約書(案)

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

千葉県住宅供給公社土地購入希望に関する情報提供者に対する成約報酬制度要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 千葉県住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) の保有土地の分譲を促進するため 土地売買契約に至った契約者に関する情報を提供した者に対する成約報酬の取扱いについて定めるものとする ( 対象と

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社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

住友電気工業株式会社株式取扱規則

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 ( 平成 7 年 4 月 1 日実施 ) の全部を改正する 平成 21 年 1 月 15 日 ( 趣旨 ) 第 1 条市が発注する工事又は製造の請負 物件の購入その他に係る指名競争入札に参加する資格を有する者 ( 以

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

委託契約書(案)

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

項目 でんさいの譲渡 ( 手形の裏書に相当 ) でんさいを譲渡する場合は 当該でんさいを保証していただく取扱いになります ( 手形の裏書に相当 ) すなわち 債務者が支払えなかった場合には ( 支払不能 *4) でんさいを譲渡したお客様は 債権者に対して 支払義務を負うことになります 債権者利用限定

場合又は受取代理を利用する必要がなくなった場合は 出産育児一時金等受取代理申請取下書 ( 第 2 号様式 以下 取下書 という ) を市長に提出しなければならない 2 前項の場合において 新たに出産することとなった医療機関等で受取代理の利用を希望する者は 改めて前条に規定する申請書を提出しなければな

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Microsoft Word - QandA-tyougai

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おいて 適当と認められないものとします なお 審査の結果 契約を締結できない場合の理由は開示しないものとし お客様は 日証金の審査の結果および理由の不開示につき異議を述べないものとします (1) 申込時においてお客様が満 20 歳以上 70 歳未満であること (2) ( 略 ) (3) お客様が提携

契約書案(札幌圏における文化ツーリズム調査及びモニターツアー運営業務)

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入札説明書

3 入札参加者は 設計図書等に疑義が生じたときは 質疑応答書 ( 様式第 4 号 ) をもって質問することができる ( 入札参加資格の事前確認 ) 第 7 条町長は 一般競争入札に参加しようとする者が第 3 条第 1 号から第 4 号までに規定する入札参加資格を有しているかどうかを確認及び同条第 5

Microsoft Word - Target用株式取扱規程(22.1.6改正).doc

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

証券コネクト口座規定

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2 低入札対策の拡充

PowerPoint プレゼンテーション

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

〔問 1〕 抵当権に関する次の記述のうち,民法の規定によれば,誤っているものはどれか

( 指名停止の期間の特例 ) 第 4 条有資格者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当したときは 当該措置要件ごとに規定する短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の期間の短期及び長期とする 2 有資格者が次の各号の一に該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は それ

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

高額医療貸付等規則

業務委託基本契約書

作成を行う再開発準備組織および当該基本計画等の作成のうちコーディネート業務を行う T M C エまちなみデザイン推進事業の施行に関し, 良好なまちなみ形成方策等に係る検討を行う協議会組織 ( 補助の対象等 ) 第 3 条市長は, 市街地再開発事業等の施行者に対し予算の範囲内において, 次の各号に掲げ

要綱.xdw

文書管理番号

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

Taro-新旧.jtd

A 消 A A A A 別紙のとおり 物品購入契約書 E A( 単価 ) 1 件名 2 品名及び規格別紙のとおり 3 契約期間平成年月日から 平成年月日まで 4 納 入 場 所 5 契 約 単 価 別紙のとおり うち取引に係る E 費税及び E 地方消費税の額 E 6 契約保証金免除 A 上記の物品


株式取扱規則

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私立幼稚園教育振興補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 県は, 私立幼稚園の教育条件の維持及び向上並びに私立幼稚園に在園する幼児に係る修学上の経済的負担の軽減を図るとともに私立幼稚園の経営の健全性を高め, もって私立幼稚園の健全な発達に資するため, 私立幼稚園における教育に係る経常的経費について,

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診

1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

三井化学株式会社 株式取扱規則

1.⑧-1総価契約書(H29~)

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様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

平成22年2月●日

( 電気料金の支払い ) 第 8 条自動販売機 ( 飲料 ) の設置 運営に必要となる電気料金については 借受人が負担するものとする 2 電気料金を算定するため 借受人は 借受人の負担で専用の子メーターを設置するものとする 3 電気料金は 原則として年 2 回 (9 月と翌年 3 月 ) 徴収するも

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

建設コンサルタント等業務における共同設計方式の取扱いについて 平成 11 年 5 月 24 日 11 林野管第 84 号林野庁長官より各森林管理局長 各森林管理局長 ( 各分局長扱い ) 森林技術総合研修所長あて [ 最終改正 ] 平成 13 年 5 月 28 日 13 林国管第 32 号 国有林野

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

契約の相手方から委託を受けた損害保険会社との間の 債務履行の保証契約に基づく 公共工事履行保証証券 (5) 履行保証保険契約の締結契約の相手方と損害保険会社との間の保険契約に基づく 履行保証保険証券 3 契約締結時における取扱い契約事務担当者は 契約の相手方 ( 落札者等 ) から 工事請負契約書

静岡市スポーツ競技大会出場補助金交付要綱(案)

重粒子線利子補給要綱

協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 に関する細則 ( 平 ) ( 目的 ) 第 1 条この細則は 協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 ( 以下 規則 という ) の施行に関し 必要な事項を定める ( 二種外務員の信用取引に係る外務行為 ) 第 2 条規則第 2 条第 4 号

( 督促 ) 第 6 条市長等は 市の債権について 履行期限までに履行しない者があるときは 法令 条例又は規則の定めるところにより 期限を指定してこれを督促しなければならない 2 市長等は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 2 31 条の3 第 1 項に規定す

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

Transcription:

工事請負代金債権譲渡の承諾依頼に関する説明書 2012 年 4 月 1 日決定 2016 年 4 月 1 日改正 2018 年 5 月 1 日改正 工事請負契約約款第 5 条第 1 項ただし書の規定に基づき 工事請負代金債権の譲渡を依頼するに あたって必要な要件や手続き方法等をこの説明書で定めます 目的 中小 中堅元請建設業者における資金供給の円滑化及び下請保護に寄与するため 町田市におけ る工事請負代金債権譲渡の承諾に関する方針を明らかにする 債権譲渡に関する制度について原則として次の制度を利用した場合の債権譲渡を認める 下請セーフティネット債務保証事業 ( 平成 11 年 1 月 28 日付け建設省経振発第 8 号 ) 地域建設業経営強化融資制度 ( 平成 20 年 10 月 17 日付国総建第 197 号 国総建整第 154 号通達 ) 公共工事代金債権信託 ( 株式会社きらぼし銀行 ) 対象となる工事について対象となる工事は次の条件を全て満たしていること 対象工事の進捗状況が次の条件を満たしている [ 下請セーフティネット債務保証事業 地域建設業経営強化融資制度の場合 ] 原則として 1/2 を超えている [ 公共工事代金債権信託の場合 ] 原則として支払済の前金払及び部分払又は中間前金払の相当割合を超えている依頼書の提出時点が 履行期限まで 2 週間に満たない場合でない 工事請負契約約款第 44 条第 1 項各号に該当していない あらかじめ一切の債権譲渡を禁止する旨の定めがない 履行保証を付したもののうち 市が役務保証を必要とする工事でない ( 役務保証を必要とする工事 = 原則として契約金額が 5 億円以上の工事 ) 債権譲渡の承諾に係る年度内に完了することが見込まれる工事又は工期が複数年度に渡り債権譲渡の承諾に係る年度内に完了することが見込まれる工事である ( 下請セーフティネット債務保証事業 地域建設業経営強化融資制度のみ ) 請負金額が概ね 1000 万以上の建設工事である ( 公共工事代金債権信託のみ ) その他 請負者の施工能力に疑義が生じているなど債権譲渡の承諾に不適当な特別の事由

がないこと 対象となる事業者について対象となる事業者は次の条件を全て満たしていること 債権譲渡人 町田市において入札参加資格停止となっていないこと 会社の規模が次のそれぞれの条件に該当すること [ 下請セーフティネット債務保証事業 地域建設業経営強化融資制度の場合 ] 中小 中堅元請建設業者であること ( 原則として資本の額若しくは出資の総額が 20 億円以下又は常時使用する従業員の数が 1500 人以下 ) [ 公共工事代金債権信託の場合 ] 中小企業( 原則として資本の額又は出資の総額が 3 億円以下又は 300 人以下 ) 中小企業者ではないが 当該工事案件に関し 中小企業者である下請負人に対し支払計画がある ( 共同企業体も可 ) 対象工事について譲受人から転貸融資または金銭債権信託を認められること 倒産等の状態にないこと 倒産等とは以下のいずれかに該当した場合とする (1) 破産した場合 (2) 会社更生法 ( 平成 14 年法律第 154 号 ) 第 17 条第 1 項に基づき更正手続開始の申立てをした場合 (3) 民事再生法 ( 平成 11 年法律第 225 号 ) 第 21 条第 1 項に基づく再生手続開始の申立てをした場合 (4) 会社整理又は特別清算開始の場合 (5) 手形交換所の取引停止処分を受けた場合 (6) その他債務の弁済が不可能となった場合 債権譲受人 [ 下請セーフティネット債務保証事業 地域建設業経営強化融資制度の場合 ] 中小 中堅元請建設企業 ( 原則として資本の額若しくは出資の総額が 20 億円以下又は常時使用する従業員の数が 1,500 人以下の建設業者をいう 以下同じ ) への資金供給の円滑化及び下請保護に資する資金の貸付事業 ( 中小 中堅元請建設業者に対する電子記録債権 ( 電子記録債権法 ( 平成 19 年法律第 102 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する電子記録債権をいう ) の発行及び特定目的会社に対する電子記録債権発行に関する指示を含む ) を行う次の各号のいずれかに該当する者であって 振興基金から債務保証承諾書 ( 根保証用 ) の発行を受けた者とする (1) 中小企業等協同組合法 ( 昭和 24 年法律第 181 号 ) に定める事業協同組合 ( 事業協同組合連合会等を含む ) (2) 建設業の実務に関して専門的な知見を有すること 保証事業に係る中小 中堅元請建設業者への貸付事業を確実に実施できる財産的基盤及び信用を有すること等の

要件を満たす者として振興基金が被保証者として適当と認める民間事業者 は地域建設業経営強化融資制度のみ [ 公共工事代金債権信託の場合 ] 株式会社きらぼし銀行 対象となる債権について譲渡の対象となる工事請負代金債権の額は 当該工事が完成した場合においては 工事請負契約約款第 31 条第 2 項の検査に合格し引渡しを受けた既済部分に相応する請負金額から既に支払い済みの前払金 部分払金及び当該工事請負契約により発生する市の請求権に基づく金額を控除した額とする 契約額が変更になった場合債権譲渡承諾後に当該工事請負契約の内容に変更が生じ 請負金額が増減した場合の工事請負代金債権の額は 債権譲渡承諾時の工事請負代金債権の額から契約変更により増額又は減額された後の額とする 契約が解除された場合当該工事請負契約が解除された場合においては 工事請負契約約款第 48 条第 1 項の既済部分の検査に合格し引渡しを受けた当該既済部分に相応する請負金額から既に支払いをした前払金 部分払金及び当該工事請負契約により発生する違約金等の市の請求権に基づく金額を控除した額とする なお 債権譲渡人及び債権譲受人は 当該請負契約に基づき市が行う既済部分 ( 出来高 ) の査定の結果については 異議申し立てをすることはできない 譲渡債権が担保する範囲について ( 下請セーフティネット債務保証事業及び地域建設業経営強化融資制度 ) 下請セーフティネット債務保証事業及び地域建設業経営強化融資制度により譲渡する工事請負代金債権は 次のものに限り担保するものとし 債権譲受人が債権譲渡人に対して有するその他の債権を担保するものではない (1) 融資制度による債権譲受人からの債権譲渡人に対する貸付金 (2) 保証事業会社 ( 公共工事の前払金保証事業に関する法律 ( 昭和 27 年法律第 184 号 ) 第 2 条第 4 項に規定する保証事業会社をいう ) が当該工事に関して当該債権譲渡人に対して有する金融保証に係る求償債権

債権譲渡の承諾に係る事務手続き等について 1 債権譲渡の承諾申請について債権譲渡の承諾を受けようとする債権譲渡人及び債権譲受人は 当該工事請負契約の履行期限の 2 週間前までに共同して次の書類を契約課に持参するものとする ただし 共同して持参できない場合は いずれかの債権譲渡承諾依頼書の提出に関する権限の委任状を提出することにより 単独で提出することができる 提出書類一覧 提出書類 下請セーフティネット債務保証事業 地域建設業経営強化融資制度 債権譲渡承諾依頼書 ( 第 1 号様式 ) 3 部 工事履行報告書 ( 第 2 号様式 ) 1 部 発行日から 3 月以内の債権譲渡人及び債権譲受人の印鑑証明書 各 1 部 建設工事等競争入札参加資格審査受付票の写し 1 部 公共工事代金債権信託 必要な承諾を受けている旨を証するもの ( 契約保証金相当額を保険又は保証によって担保さ れている工事で 保険又は保証約款等により当該保険会社又は保証会社の承諾が義務付けら れている場合 ) 1 部 約款等の写しを添付の上 該当する条項を朱線等で明示しておくこと 委任状 ( 第 9 号様式 )( いずれか片方が提出する場合 ) 1 部 締結済の債権譲渡契約証書の写し 1 部 様式は以下のものを準用することとし 当該通達が改正 された場合は 改正後の通達に基づくものとする 下請セーフティネット : 平成 14 年 12 月 18 日付け国官会 第 1812 号 国地契第 61 号 国官技第 230 号 国営計第 138 号通知に定める様式 3-1 又は様式 3-2 地域建設業経営強化融資制度 : 平成 20 年 10 月 17 日付 国官会第 1255 号 国地契第 34 号 国官技第 171 号 国 営計第 61 号通達に定める様式 3 債権譲渡の通知 ( 様式は 上記通達に定める様式 3 を 準用すること 改正された場合は 改正後の通達に基 づくものとする 承諾日は記載不要 ) 振興基金が発行する債務保証承諾書 ( 根保証用 ) の写 し 1 部 公共工事代金債権信託契約 書 の写し 1 部 下請負人に対する支払計画書 ( 第 3 号様式 )( 請負者が中小 企業でない場合 ) 1 部 なお 債権譲渡人及び債権譲受人は 融資制度に係る書類の提出 受理又は工事現場への立入り 等の際は 身分証明書又は建設工事等競争入札参加資格審査受付票 ( 以下 受付票 という ) を 持参し 市から求められた場合は 速やかに提示すること

2 結果の通知について概ね 2 週間以内に市は次のとおり結果を通知する 承諾の場合 発注者印及び確定日付印を押印した債権譲渡承諾書を債権譲渡人と債権譲受人にそれぞれ1 部ずつ交付町田市に債権者登録のない譲受人は所定の 債権者 ( 振込口座 ) 登録依頼書 を契約課に提出すること ( 郵送可 ) 不承諾の場合 不承諾とする理由を付した債権譲渡不承諾通知書を債権譲渡人と債権譲受人に各々 1 部ずつ交付 3 出来高の査定について債権譲渡後に融資等を行うにあたって必要な工事の出来高査定は債権譲受人が行うこと 工事現場への立入り等が必要な場合は 工事出来高査定協力依頼書 ( 第 5 号様式 ) を町田市契約事務規則第 38 条第 1 項に規定する監督員 ( 工事担当課 ) に提出すること 4 融資実行の報告について ( 地域建設業経営強化融資制度 下請セーフティネット債務保証事業のみ ) 債権譲受人は 債権譲渡人に対し融資を実行した場合は 実行後 1 週間以内に融資実行報告書 ( 官房課長通知に定める様式 5) を契約課に提出すること 5 請求について債権譲受人は 契約書に定められた検査等の所定の手続を経て部分払金及び請負金額 ( 以下 請負金額等 という ) の額が確定した場合に限り 譲り受けた工事請負代金債権の範囲内で 市に対し支払を請求することができる 債権譲受人は 工事請負契約に基づき確定した請負金額等の支払を市に請求する場合には 工事代金請求書 ( 第 8 号様式 ) を監督員 ( 工事担当課 ) に提出すること 債権譲渡承諾後は 債権譲渡人は市に対し一切の請求をすることができない 6 契約変更時について債権譲渡を承諾した後に当該工事請負契約の請負金額が変更され 工事請負代金債権の額が変更となった場合は 債権譲渡人は債権譲受人に 変更契約書の写しを提出すること 債権譲渡人及び債権譲受人は 連署により工事請負代金債権計算書 ( 契約変更用 )( 第 6 号様式 ) を作成し 契約課に提出すること 7 契約解除時について債権譲渡を承諾した後に倒産等その他の理由により当該工事請負契約が解除され 工事請負代金債権の額が変更となった場合は 市は変更後の工事請負代金債権の額を債権譲受人に通知するものとする 債権譲渡人及び債権譲受人は 連署により工事請負代金債権計算書 ( 契約解除用 )( 第 7 号様式 ) を作成し 契約課に提出すること ただし 債権譲渡人の倒産等により 連署による工事請負代金債権計算書の作成が不可能な場合は 債権譲受人のみの記名押印でも可とする

その他の留意点 [ 下請セーフティネット債務保証事業を利用した場合 ] 下請保護策について 債権譲渡人が債権譲受人から融資を受けるときは 当該工事請負契約に係る融資申請時までの下請負人等への工事代金支払報告書及び借入金の下請負人等への支払計画書を債権譲受人に提出するものとする 債権譲渡人と債権譲受人の間の債権譲渡契約においては 下請負人等の保護策として次の各号のいずれかに掲げる措置を講じ その旨を債権譲渡契約証書に記載するものとする ただし 第 3 号の措置は債権譲受人の事務体制が整わない段階の当分の間に限り認めるものとし この場合において債権譲受人は 第 1 号又は第 2 号の措置への移行が図れるよう事務体制の整備に努めるものとする (1) 債権譲渡人が倒産等により下請負人等への支払ができなくなった場合に 債権譲受人が市から受け取る工事代金の一定割合 ( 当該工事の下請割合 下請代金支払方法等を勘案して債権譲渡人と債権譲受人との間で任意に定める ) を限度として 債権譲渡人に代わって下請企業に支払う方法 ( 以下 定率方式 という ) (2) 債権譲渡人が倒産等により下請負人等への支払ができなくなった場合に 債権譲受人が市から受け取る工事代金から債権譲渡人への融資分を精算の上 残余の部分を債権譲渡人に代わって下請企業に支払う方法 ( 以下 残余方式 という ) (3) 債権譲渡人が倒産等により下請負人等への支払ができなくなった場合に 債権譲受人が市から受け取る工事代金から債権譲渡人への融資分を精算の上 残余の部分を債権譲受人が債権譲渡人に代わって下請企業に支払うことにつき債権者間の合意が整ったときは 当該合意に従って下請企業に支払う方法 ( 以下 特例方式 という ) [ 地域建設業経営強化融資制度を利用した場合 ] 支払計画等の提出債権譲渡人が債権譲受人から融資を受けるときは 当該工事請負契約に係る融資申請時までの下請負人等への工事代金支払報告書及び借入金の下請負人等への支払計画書を債権譲受人に提出するものとする