金融円滑化に係る説明書類(平成26年9月末時点)

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金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

平成22 年 11月 15日

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

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平成22年2月●日

地域金融円滑化のための基本方針 川之江信用金庫は 地域金融機関として 中小企業の健全な発展と一般大衆の豊かな生活実現に努め 地域社会に貢献するため 以下の方針に基づき 地域金融の円滑化に全力を傾注して取り組んでまいります また 金融円滑化に関する相談 申込 苦情等への適切かつ迅速な対応 お客様の経営

中小企業等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置

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平成22年○月○日

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法第 7 条第 1 項に規程する説明書類 平成 22 年 5 月 14 日東京みらい農業協同組合当 JA は 農業者の協同組織金融機関として 健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して 必要な資金を円滑に供給していくこと を

【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

第 1 府令第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条および第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 金融円滑化管理に対するする基本方針当組合は 中小企業者等に対する金融円滑化を図るための臨時措置に関する法律 を受け 最近の経済金融情勢および雇用環境も踏まえ 中小企業や個人事業

み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

信用供与についての対応と同様 法令には かかる負担軽減の申込み等についての対応について具体的な内容は明示されていません その内容は 各金融機関の規模 特性その他の個別の状況を踏まえて決定されることになります 金融検査マニュアルの金融円滑化編チェックリスト等において 各対応をとるにあたって考慮すべき事

なお 検証に当たっては 特に以下の点に留意する イ.~ニ.( 略 ) 改正後 なお 検証に当たっては 特に以下の点に留意する イ.~ニ.( 略 ) ( 新設 ) ホ. 経営に実質的に関与していない第三者と根保証契約を締結する場合には 契約締結後 保証人の要請があれば 定期的又は必要に応じて随時 被保

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外部支援機関と連携した支援として 政府系金融機関との連携融資 信用保証協会の経営サポート会議 中小企業再生支援協議会の再生計画の策定事業 及びひょうご産業活性化センターとの専門家派遣事業 割賦制度等を活用した支援を行い 最適なソリューションの提案を行いました 中小企業の経営支援のための関係省庁の施策

地域密着型金融 の進捗状況 芝信用金庫 当金庫は 地域密着型金融 を恒久的な取組み課題として位置付け 中期経営計画 の重点課題として また経営方針の重点施策にもかかげ 取引先企業への支援及び地域経済への貢献に向けて取組んでおります 平成 22 年 4 月 ~ 平成 22 年 9 月までの進捗状況をご

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

もみじ銀行:もみじ銀行について>進捗状況について(平成22年度)

「新地域密着型金融」の進捗譲許

< 目次 > はじめに P.1 Ⅰ. 中小企業等に対する円滑な資金供給について 1. 新規融資の申込みや継続融資の要請に対する対応に問題が認められる事例 P.3 2. 貸出条件緩和要請に対する対応に問題が認められる事例 P.6 3. 顧客説明等に問題が認められる事例 P.7 4. コベナンツ対応につ

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金融行政の動向について

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[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

金融仲介機能の質の向上に向けた取組み

6. 当金庫は 申込人がローン申込みに必要な記載事項の記入を希望しない場合ならびに本同意条項および正式な申込時の同意条項の内容の全部または一部に同意できない場合 本契約をお断りすることがあります 7. 申込人は 個人信用情報機関の利用 登録等について 別掲の 個人信用情報機関の利用 登録等に関する同

( 別紙 4) 自己査定別表 1 P3 1.⑶ ( 注 ) (8-17) 十分な資本的性質が認められる借入金 とはどのようなものですか 債務者の属性や資金使途等によって制限されるのですか また 中小企業金融公庫 (20 年 10 月 1 日付で日本政策金融公庫に統合 以下 公庫 という ) の挑戦支

平成 30 年 6 月 29 日 各位 ラッキーバンク インベストメント株式会社 業務改善命令に対する再発防止策等について ラッキーバンク インベストメント株式会社 ( 以下 弊社 といいます ) は 平成 30 年 3 月 2 日 関東財務局より 金融商品取引法第 38 条第 8 号 ( 平成 2

事業再生支援態勢 事業再生支援強化に向けた組織体制については 経営支援先 に対する集中的な再生支援を目的として 以前より専門部署として法人融資部を設立しております また 外部機関との連携強化を図るため 平成 25 年 5 月には県内 6 金融機関および沖縄県中小企業再生支援協議会 沖縄県信用保証協会

< 実働組織 > コンプライアンス企画部会 任命 報告等 設置 取締役会 コンプライアンス委員会 コンプライアンス委員長 コンプライアンス委員 審議 決定事項の報告 コンプライアンス特別委員 ( 社外弁護士 ) コンプライアンス規程 当社はコンプライアンスに関する体制 組織および運営方法を定めた基本

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

個人情報保護宣言

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

金融円滑化に向けた当行の取組みについて 十六銀行は 地域金融の円滑化を最も重要な責務と捉え お客さまの資金ニーズや返 済条件の見直しなどのご要望に対して真摯に対応し 中小企業 小規模事業者のお客 さまや住宅ローンをご利用のお客さまからの各種ご相談にきめ細やかにお応えできる よう行内態勢を整備し 積極

苦情等処理規程 第 1 章総則 第 1 条 ( 目的 ) この規程は 当社が行う仮想通貨交換業に関して 顧客等より申し出のあった苦情等や顧客等との間に生じた紛争等を迅速かつ公正に処理するための基本的事項及び手続を定め さらに苦情等や紛争等の再発防止を図ることを目的とする 第 2 条 ( 定義 ) 1

中期事業計画の評価 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 香川県信用保証協会

The Hekikai Shinkin Bank

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14個人情報の取扱いに関する規程

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第 3 章 保険募集管理態勢の整備と内部監査 法令等遵守態勢の確認検査用チェックリスト とは別に 保険募集管理態勢の確認検査用チェックリスト により検証する構成がとられています これは 保険募集に関する法令等遵守の重要性が高く また 着目すべきポイントが多岐に渡っていることを反映したものとも考えられ

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EDINET 提出書類 株式会社三栄建築設計 (E0405 訂正有価証券報告書 表紙 提出書類 有価証券報告書の訂正報告書 根拠条文 金融商品取引法第 24 条の 2 第 1 項 提出先 関東財務局長 提出日 2019 年 1 月 16 日 事業年度 第 25 期 ( 自 2017 年 9 月 1

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

第3回成長資金の供給促進に関する検討会配付資料

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貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

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『やまぎんリレーションシップバンキングプラン【平成19年度~21年度】』:山口銀行

SaSaっとカードローン

Q7. 再生計画において 法人税法第 25 条第 3 項及び第 33 条第 4 項 ( 平成 17 年度税制改正によるいわゆる資産評価損益の計上 ) 並びに同法第 59 条第 2 項第 1 号 ( 同改正によるいわゆる期限切れ欠損金の優先利用 ) の適用を受ける場合の手続はどのようになりますか A.

平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

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第3回成長資金の供給促進に関する検討会配付資料

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【大同】「ご家族登録制度」を創設します!~大同生命「ベストシニアサービス」~

借入先一覧 ( 別紙 1) 私が自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン ( 以下 本ガイドライン という ) に基づく債務整理の対象としたい借入先等は下表のとおりです 下表の内容に漏れや誤りがあり その結果 登録支援専門家として私又は下表の借入先等と利害関係のある者が委嘱された場合 登録

内部統制ガイドラインについて 資料

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手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会

改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら

PYT & Associates Attorney at law

5 その他一般に公開されている情報等から取得しています (2) 個人情報等の利用目的 当金庫は 次の利用目的のために個人情報等を利用し それ以外の目的には利用しません 個人番号については 法令等で定められた範囲内でのみ利用します また お客さまにとって利用目的が明確になるよう具体的に定めるとともに

「じぶんローン」個人情報のお取扱いについて

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ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

「77スマートネクスト」のインターネット契約取扱開始およびカードローンの商品内容拡充について

おいて 適当と認められないものとします なお 審査の結果 契約を締結できない場合の理由は開示しないものとし お客様は 日証金の審査の結果および理由の不開示につき異議を述べないものとします (1) 申込時においてお客様が満 20 歳以上 70 歳未満であること (2) ( 略 ) (3) お客様が提携

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

金融仲介機能のベンチマークについて 平成 29 年 3 月 ( 東証 1 部証券コート :8370 )

店舗戦略現在 当行は神奈川県内に 34 ヶ店を展開しておりますが より一層お客さまが利用しやすい店舗とするために 店舗のリニューアルや提携 ATMの利用促進による既存店舗の機能強化や 各種専門チームの活用による効率的な販売チャネルの構築 強化などへの取り組みを行います 人財 組織戦略当行では 当行の

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金融円滑化への取組み 金融円滑化に係る説明書類 時点の状況 11 月 14 日

目次 1. 当行の金融円滑化に係る方針の概要及び体制の概要 2 2. 中小企業者の皆様への金融円滑化の対応状況 (1) けた貸付債権の額 6 (2) けた貸付債権の数 7 3. 住宅資金借入者の皆様への金融円滑化の対応状況 (1) けた貸付債権の額 8 (2) けた貸付債権の数 9 1

1. 当行の金融円滑化に係る方針の概要及び体制の概要 当行は 平成 21 年 12 月 10 日に開催された定例取締役会において 以下の 鹿児島銀行金融円滑化管理方針 を制定し 当行ホームページに掲載するととも に 営業店ロビー等にも掲示し お客様への周知を図っております 鹿児島銀行金融円滑化管理方針 1 目的鹿児島銀行 ( 以下 当行 といいます ) は 金融の円滑化を最も重要な社会的使命の一つと位置づけ お客様に対する必要な資金の供給 債務の弁済にかかる 負担の軽減および経営に関する支援等について 適切かつ積極的な金融仲介機能を発揮することで 地域経済の活性化に貢献していきます 2 基本方針 2.1 適切な審査 当行は お客様の実態把握と資金使途 返済能力の検討を十分に行い 総合的かつ適切に審査いたします 2.2 経営相談 経営指導および経営改善支援 お客様からの要請にもとづく経営相談 経営指導および経営改善支援について 十分なコミュニケーションによる相互理解に努め 営業利益改善支援活動の充 実を図るとともに 外部機関とも連携を強化することで 適切かつ十分な支援を行います 2.3 事業価値を適切に見極めるための能力の向上 お客様の技術力や成長性 事業そのものの採算性や将来性を適切に見極めるため 行員に対して研修教育 臨店指導を行います 2.4 顧客説明管理 お客様からの新規融資や条件変更のお申込み等および謝絶の際の説明については 理解と納得が得られるよう お客様の知識 経験および財産の状況 これま での取引関係等を踏まえ 真摯かつ丁寧に対応します 2.5 相談 要望および苦情対応 お客様からの新規融資や条件変更のお申込み等にかかる問い合わせ 相談 要望および苦情等については 真摯に対応するとともに体制の整備を図っていきま す 2.6 経営者保証に関する適切な対応当行は 経営者保証に関するガイドライン の趣旨を踏まえ 経営者保証に依存しない融資の一層の促進を図るとともに 経営者保証に関するガイドライン で示された合理性が認められる保証契約の在り方に基づく対応を行います 以上 2

あわせて当方針を補完するものとして 体制の概要を網羅した以下の内容からなる 金融円滑化管理体制の概要について を当行ホームページに掲載し お客様へ の周知を図っております 金融円滑化管理体制の概要について 1. お客様からの新規融資や条件変更の相談 申込み等の窓口 お客様からの新規融資や条件変更の相談 申込み等について 営業店をはじめローンセンターでもお受けしています 営業店以外の相談 申込み等受付場所 種類 受付場所 住所 電話番号 備考 個人ローン ローンセンターかぎん WELL 鹿児島市中町 7-1 中町中央ビル 2F 099-239-9790 土 日 祝日も受付 ローンセンター鹿児島南 鹿児島市宇宿 1-33-15 099-813-0201 土 日も受付 ローンセンター川内 薩摩川内市西向田町 16-7 0996-22-7722 土 日も受付 ローンセンター国分 霧島市国分中央 3-10-21 0995-45-4501 土 日も受付 ローンセンター鹿屋 鹿屋市寿 3-5-43 0994-44-7760 土 日も受付 ローンセンター宮崎 宮崎市広島 2-12-14 0985-28-2171 土 日 祝日も受付 ローンセンター都城 都城市栄町 13-2 0986-23-3373 土 日 祝日も受付 ローンセンター延岡 延岡市中央通 2-1-1 0982-32-3367 土 日も受付 ローンセンター福岡 福岡市博多区博多駅前 2-3-7 092-461-1631 平日のみ受付 2. 金融円滑化に係る苦情受付について 苦情受付の専用窓口として 営業統括部お客様サービス室 ( 099 239 9766) に金融円滑化担当を設置しています また 営業店で受付けた苦情は 営業統括部お客様サービス室へ報告します 営業統括部お客様サービス室は 受付けた苦情の内容や対応状況等の適切性を確認するとともに必要に応じて営業店と一体となって対応する体制となっています 3. 経営相談 経営指導および経営改善支援への対応 お客様からの要請に基づく経営相談 経営指導および経営改善支援について 十分なコミュニケーションによる相互理解に努め 営業利益改善支援活動の充実を図る体制を整備しています また 外部機関とも連携を強化することで 適切かつ十分な支援を行います ( 営業店 ) 営業店は お客様と十分なコミュニケーションをとり 企業審査の充実に努め 営業利益改善支援活動を実践します また 必要に応じて 融資部 営業支援部等の本部所管部に要請を行い 営業利益改善支援活動の実効性を高めます ( 本部 ) 本部所管部は 営業店の要請に基づき また主体的に営業店のサポートを行い 必要に応じて外部機関とも積極的に連携することで 営業利益改善支援活動の実効性を高めます 3

( 具体的な取組み内容 ) 財務諸表による定量的な分析に加え 継続的な企業訪問等を通じて 企業の技術力 販売力などの定性的な分析を実施し 経営実態の十分な把握を行います ビジネスマッチングやM&Aに関する情報等 当行の情報生産機能やネットワークを積極的に活用し また外部機関とも緊密に連携することで きめ細かな経営相談 経営指導 経営改善計画の策定支援を行います ライフサイクルにおける 創業 新事業展開 経営改善 事業再生 事業承継 等の各段階に応じて 各種保証制度やABLの活用などによる適切な資金供給 地域経済活性化支援機構や中小企業再生支援協議会 事業再生 ADR 解決事業者等外部機関との連携による事業再生 などきめ細かい支援を行います 経営改善計画の進捗状況を適切に把握し 計画の見直しを助言するなど 計画達成に向けた積極的な働きかけを行います 4. 行内の金融円滑化管理体制について 当行全体の金融円滑化管理の統括として 融資部担当役員を統括責任者とし 融資部長を部会長 営業管理部長を副部会長とする金融円滑化管理部会 ( 以下 管理部会 ) を設置しています 管理部会は 金融円滑化に関係する本部 5 部の主任調査役およびグループ会社 3 社の担当者で構成し 監査部検査役をオブザーバーとしています 管理部会では 金融円滑化に係る営業店および本部所管部の対応状況 管理状況をモニタリングするとともに 具体的な対応策を協議 検討します なお 管理部会で協議した内容については リスク管理委員会を経て取締役会に報告する体制としています 管理部会の所管部長および営業店長は 管理責任者として部下行員への指導 監督ならびに相談 対応の管理 監督を担います また 営業店および本部所管部の主な役割は以下のとおりです 営業店 : 金融円滑化管理方針 規程に基づき お客様からの相談等に真摯に対応し その対応状況等を本部所管部へ報告します 本部所管部 : 営業店等相談窓口のお客様への対応状況等をモニタリングするほか 指導 支援を行います また 営業店からの報告およびモニタリング結果に基づき 金融円滑化の主旨に則った対応措置の状況を適切に把握し 金融円滑化管理部会事務局へ報告します なお 営業店 本部所管部では お客様からの新規融資や条件変更の相談 申込み内容 対応状況 ( 謝絶を含む ) 要望および苦情対応をより具体的に記録し 7 年間保存します 監査部は 営業店 本部所管部における金融円滑化管理の適切性を検証します 5. 当行の金融円滑化管理体制図 上記対応等を含む当行の金融円滑化管理体制図は 別添をご参照ください 以上 4

金融円滑化管理体制図 取締役会 監査役会 報告 指示 リスク管理委員会 報告 指示 金融円滑化管理部会 金融円滑化管理の統括 態勢整備に係る対応策の検討 実施 報告 指示 金融円滑化管理 営業店サポート 融資企画グループ 管理部会事務局 ( 当局報告 開示 ) 事業性貸出に係る円滑化管理 営業店指導 顧客説明管理 モニタリング等 融資部 企業サポート室 事業性資金審査管理 経営改善支援 事業性資金案件サポート ( 営業店指導 ) 顧客説明管理 モニタリング等 営業支援部 ソリューション提案 ( 経営相談 経営指導 営業店指導 ) 営業利益改善支援等 ( お客様 営業店サポート ) 営業管理部 住宅ローン等に係る円滑化管理 住宅ローン等審査管理 住宅ローン等案件サポート ( 営業店指導 個人向け返済相談 ) 顧客説明管理 モニタリング等 監 苦情報告 事業性資金件数 金額等報告 事業性資金案件相談等 指示 指導 支援 モニタリング 住宅ローン件数 金額等報告 相談等 査 苦情受付窓口 相談受付窓口 部 営業統括部 お客様サービス室 金融円滑化に係る苦情受付 営業店等相談窓口からの苦情受付 営業店等に対する苦情に係る対応指示 苦情等の電話受付窓口 管理部会 関係各部への苦情報告 苦情報告 事業性資金 営業店 個人ローン 営業統括部 ローンセンター 金融円滑化管理責任者 : 所長 住宅ローンの相談受付 ( 顧客説明管理 ) 等 金融円滑化管理責任者 : 営業店長金融円滑化管理担当者 : 営業役席 1 名 金融円滑化にかかる相談の受付手続 お客様との折衝 お客様への説明 お客様との契約手続き 苦情 対応 新規案件 条件変更 経営改善支援等の申込み 相談等 実態把握 経営改善支援 指導 対応 ( 実行 謝絶等 ) 等 個人ローンの条件変更等の申込み 相談等 お客様 ( 中小企業者等および個人ローン利用の皆様 ) 5

2. 中小企業者の皆様への金融円滑化の対応状況 (1) けた貸付債権の額 ( 単位 : 百万円 ) 平成 21 年 けた貸付債権の額 13,418 56,269 91,831 125,737 169,787 217,160 254,701 296,054 336,030 375,305 413,020 457,986 うち 実行に係る貸付債権の額 7,102 46,543 80,497 113,361 152,823 197,809 237,432 274,879 316,137 356,224 393,887 431,980 うち 謝絶に係る貸付債権の額 66 473 4,748 5,565 6,453 7,908 8,015 8,109 9,803 9,932 10,256 10,496 うち 審査中の貸付債権の額 6,114 7,699 4,179 4,231 7,079 6,987 4,534 8,169 4,877 3,624 3,199 9,343 うち 取下げに係る貸付債権の額 135 1,552 2,406 2,579 3,431 4,455 4,719 4,895 5,211 5,524 5,677 6,166 ( 単位 : 百万円 ) けた貸付債権の額 506,906 548,774 582,150 628,029 671,286 709,364 745,333 787,912 うち 実行に係る貸付債権の額 483,861 524,617 558,860 601,720 647,066 684,364 720,713 759,193 うち 謝絶に係る貸付債権の額 10,851 11,652 12,580 12,639 12,878 12,914 12,979 13,316 うち 審査中の貸付債権の額 5,174 5,309 3,445 6,240 3,519 3,898 3,412 7,086 うち 取下げに係る貸付債権の額 7,020 7,194 7,264 7,428 7,822 8,187 8,228 8,315 6

(2) けた貸付債権の数 ( 単位 : 件 ) 平成 21 年 けた貸付債権の数 313 1,158 1,937 2,696 3,586 4,528 5,329 6,172 7,030 7,822 8,667 9,459 うち 実行に係る貸付債権の数 86 861 1,558 2,300 3,086 3,965 4,777 5,575 6,380 7,175 7,987 8,713 うち 謝絶に係る貸付債権の数 5 16 41 89 117 144 159 167 207 219 231 244 うち 審査中の貸付債権の数 213 192 200 151 195 207 159 179 168 136 139 162 うち 取下げに係る貸付債権の数 9 89 138 156 188 212 234 251 275 292 310 340 ( 単位 : 件 ) けた貸付債権の数 10,367 11,233 12,011 12,879 13,689 14,496 15,298 16,083 うち 実行に係る貸付債権の数 9,605 10,393 11,193 12,004 12,850 13,583 14,368 15,149 うち 謝絶に係る貸付債権の数 263 289 315 320 331 334 353 376 うち 審査中の貸付債権の数 141 173 117 152 86 144 138 114 うち 取下げに係る貸付債権の数 358 378 386 403 422 435 439 444 7

3. 住宅資金借入者の皆様への金融円滑化の対応状況 (1) けた貸付債権の額 ( 単位 : 百万円 ) 平成 21 年 けた貸付債権の額 892 2,780 3,957 5,369 6,097 7,429 8,179 9,119 9,704 10,642 11,425 12,080 うち 実行に係る貸付債権の額 45 1,212 2,252 3,420 4,113 5,026 5,889 6,583 7,227 7,757 8,478 8,974 うち 謝絶に係る貸付債権の額 0 100 230 314 428 443 514 587 659 706 745 816 うち 審査中の貸付債権の額 770 796 557 621 391 717 399 515 220 416 343 303 うち 取下げに係る貸付債権の額 76 670 918 1,012 1,163 1,241 1,375 1,433 1,596 1,761 1,857 1,986 ( 単位 : 百万円 ) けた貸付債権の額 12,741 13,704 14,447 15,132 16,081 16,676 17,190 17,636 うち 実行に係る貸付債権の額 9,580 10,214 10,809 11,406 11,989 12,611 13,076 13,383 うち 謝絶に係る貸付債権の額 877 941 1,048 1,155 1,244 1,275 1,342 1,446 うち 審査中の貸付債権の額 229 386 382 247 467 267 209 209 うち 取下げに係る貸付債権の額 2,053 2,162 2,206 2,323 2,379 2,522 2,562 2,596 8

(2) けた貸付債権の数 ( 単位 : 件 ) 平成 21 年 けた貸付債権の数 76 236 348 472 544 656 729 811 873 945 1,012 1,075 うち 実行に係る貸付債権の数 2 107 211 309 376 454 532 600 664 712 772 828 うち 謝絶に係る貸付債権の数 0 6 16 22 33 36 40 45 50 55 58 63 うち 審査中の貸付債権の数 70 73 51 58 36 58 40 42 25 35 29 23 うち 取下げに係る貸付債権の数 4 50 70 83 99 108 117 124 134 143 153 161 ( 単位 : 件 ) けた貸付債権の数 1,128 1,203 1,258 1,314 1,381 1,429 1,467 1,505 うち 実行に係る貸付債権の数 876 924 971 1,018 1,063 1,102 1,139 1,165 うち 謝絶に係る貸付債権の数 66 73 82 87 99 103 109 116 うち 審査中の貸付債権の数 20 31 26 23 29 23 14 16 うち 取下げに係る貸付債権の数 166 175 179 186 190 201 205 208 以上 9