電子認証登記所の登記官の電子証明書の登録手順 この文書は 法務省電子認証登記所の登記官が発行した自己証明書を Windows に登録するための手順を説明したものです Windows で自己証明書を認証するためには この文書に記載された手順で検証と登録を行う必要があります また PDF ファイルの署名を認証するためにはさらに Adobe Reader の設定が必要です なお DocuWorks ファイルの署名については 特に設定を行う必要はありません 1. 証明書の入手 証明書をホームページから入手します 法務省電子認証登記所の登記官が発行した自己証明書は直接の入手ができないため 個々の企業に発行した証明書を流用します 成りすまし詐欺 などの被害にあわないためにはメールや文書などに付与されている証明書を登録せずに 必ず以下の手順に従ってホームページから入手して登録して下さい 証明書を発行された企業のホームページを開きます その際にアドレスの 1 最後が.jp( 日本 ) である 2その左が 2 文字 (.co や.gr) であることを確認して下さい アドレスの詳細は巻末の 補足資料. ドメイン名について を参照して下さい 別な画面で http://whois.jp/ を開きます 検索タイプで ドメイン名情報 を選択 検索キーワードに企業のアドレスのうち http://www.xxxx.co.jp/ の XXXX.co.jp という部分を入力し [ 検索 ] をクリックします
組織名などが証明書を発行された企業名と同じになっているか確認します この内容が関係の無い企業名や個人名となっている場合は 成りすまし詐欺の可能性がありますので証明書を信用してはいけません 証明書のダウンロード を右クリックして 対象をファイルに保存 を選択します ファイル名の拡張子が.htm になっている場合には.p7b に変更してから保存します 保存する場所はどこでもかまいません ダウンロードした証明書をダブルクリックで開きます
証明書 - ファイル のすぐ下にある [+] 記号をクリックすると 証明書 フォルダが表示されるので その証明書フォルダをクリックします Registrar of Tokyo Legal Affairs Bureau をダブルクリックで開きます 発行者と発行先を確認します 詳細設定 をクリックして 有効期間を見つけます
法務省のサイト (http://www.moj.go.jp/) を開きます 左側のメニューから サイトマップ をクリックします 一覧の中程やや下にある 商業登記に基づく電子認証制度 をクリックします 電子認証登記所の登記官の電子証明書について ( 電子証明書発行者の電子証明書情報 ) をクリックします
証明書の有効期間が一致する 電子証明書のハッシュ値 を見つけます 本来はシリアル番号が一致する電子証明書を見つけなければならないのですが ホームページに記載されたシリアル番号が 10 進数なのに対して 実際の証明書は 16 進数で表示されるため分かりづらくなっています 拇印をクリックすると下段に値が表示されるので ホームページに記載された 電子証明書のハッシュ値 と一致するか確認します 値が一致していない場合 証明書の登録を行ってはいけません 以上で 証明書の入手と正当性が確認された事になります 続けて証明書の登録を行います
2. 証明書の登録 証明書の正当性を確認したら 続けてその証明書を windows に登録 ( インストール ) します 入手した証明書をダブルクリックで開きます 証明書 - ファイル のすぐ下にある [+] 記号をクリックすると 証明書 フォルダが表示されるので その証明書フォルダをクリックします Registrar of Tokyo Legal Affairs Bureau をダブルクリックで開きます
証明書のインストール をクリックします 次へ をクリックします 次へ をクリックします 完了 をクリックします はい をクリックします
OK をクリックします OK をクリックします [ ] をクリックして終了します IE を右クリックし プロパティ を選択します
コンテンツ の 証明書 をクリックします 信頼されたルート証明書 の中に 登録した証明書があれば登録完了です 閉じる をクリックします キャンセル をクリックします
以上で証明書が登録されましたので 法務省が発行した証明書は自動で承認されます これらの操作を行っても 証明書が正しくない と表示される場合には 偽造されている可能性がありますのでご注意下さい なお PDF の署名を使用する場合には 続けて Adobe Reader の設定を行います 3.Adobe Reader の設定 PDF の署名を使用する場合には Adobe Reader の設定を行います Adobe Reader をクリックして実行開始します 編集 から 環境設定 を選択します セキュリティ から 詳細環境設定 を選択します
windows 統合 をクリックし windows 証明書ストア~ にチェックを入れます OK をクリックします OK をクリックします ファイル の 終了 で終了します 以上で Adobe Reader の設定は完了です
補足資料. ドメイン名について Internet Explorer のアドレス欄には URL と呼ばれるホームページの場所が表示されます この補足資料では URL のうちドメイン名の部分について説明しています URL http://www.kadusaya.co.jp/index.html プロトコルドメイン名フォルダ名 + ファイル名 URL は 左端から // までが プロトコル そこから次の / までが ドメイン名 残りの右端までが フォルダ名 +ファイル名 に 3 分割されます ドメイン名 www.kadusaya.co.jp トップレベル第 2 レベル第 3 レベル第 4 レベル ドメイン名は. で区切られていて 右からトップレベル 第 2 レベル 第 3 レベルと続きます インターネットの初期では 米国が 3 文字以上の文字 (.com や.org など ) を使用し その他の国は 2 文字で国名 ( 日本は.jp ) を表すようになっていましたが 現在では事実上 無国籍となっているトップレベルが多数あります 通常 単にホームページを楽しむ程度であれば問題はありませんが 電子証明書や電子商取引においては当事者の国籍が不明確なドメイン名に細心の注意を払って下さい 日本の規定では 第 2 レベルが 2 文字 (.co や.ac など ) のドメイン名は法的に認められた団体 組織しか取得する事ができませんが 第 2 レベルが 3 文字以上のドメインは 汎用.jp と呼ばれていて個人であっても取得する事ができます 法的に認められた団体 組織が 無関係な組織もしくは個人が取得したドメイン名を使用する事は信頼性に疑いがあります 汎用.jp によるドメイン名が商品名やサービス名などであれば電子商取引においてありえますが 電子証明書が汎用.jp にあれば細心の注意を払って下さい
本書では 電子証明書が置いてあるべきドメイン名は第 2 レベルのあるドメイン名 ( kadusaya.co.jp など ) を推奨し.com や 汎用.jp は不適格と見なしています なお ドメイン名に関する詳しい内容は 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター (http://www.nic.ad.jp/ja/index.html) もしくは 株式会社日本レジストリサービス (http://jprs.jp/) のサイトを参照して下さい 日本の第 2 レベルについては JP ドメイン名の分類 (http://www.nic.ad.jp/ja/dom/types.html#jp-dom) を参照して下さい 制作 著作 : 有限会社上総屋 HP:http://www.kadusaya.co.jp/ この文書に関するお問い合わせは owner@kadusaya.co.jp まで