2015年度委員会報告

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1. 診療報酬改定のしくみ 2. 診療報酬平成 28 年度の要望 3. 診療報酬改定平成 28 年度の概要

03_別添 摘要欄記載等


< 他者評価 > フィードバックコメント確認日サイン 1 年次 2 年次 3 年次 4 年次

2014年4月改定対応-画像診断

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5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

スライド 1

退院患者数 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合計 24 年度 年度

スライド 1

平成 29 年度九段坂病院病院指標 年齢階級別退院患者数 年代 10 代未満 10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 90 代以上 総計 平成 29 年度 ,034 平成 28 年度 -

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

7. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : グループ指定により対応しているがん : 診療を実施していないがん 別紙 に入力したが反映されています 治療の実施 ( : 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 集学的治療 標準的治療の提供体制 : : グループ指定により対応 ( 地域がん診療病

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

正誤表 正誤箇所 誤 正 医科 - 基本診療料 -35/47 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注の見直し 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学管理等の 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学


Microsoft Word 報告書_v1.7

採択演題一覧

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

基本料金明細 金額 基本利用料 ( 利用者負担金 ) 訪問看護基本療養費 (Ⅰ) 週 3 日まで (1 日 1 回につき ) 週 4 日目以降緩和 褥瘡ケアの専門看護師 ( 同一日に共同の訪問看護 ) 1 割負担 2 割負担 3 割負担 5, ,110 1,665 6,

消化器内科 術前 K688 内視鏡的胆道ステント留置術 K654 内視鏡的消化管止血術 K6152 血管塞栓術 ( 頭部 胸腔 腹 腔内血管等 ) 解説 K688 内視鏡的

( 一連につき ) 600 点 4 造影剤使用撮影 イ アナログ撮影 148 点 ロ デジタル撮影 150 点 注 3について造影剤使用した際は を加算 E101 造影剤注入手技 ( 関節腔 上顎洞 唾液腺 ) 注射料 * 外来化学療法加算 外化 は医科診療報酬点 数を参照 G003 抗悪性腫瘍剤動

実地医家のための 甲状腺エコー検査マスター講座

身体障害者診断書 意見書 ( 聴覚 平衡 音声 言語又はそしゃく機能障害用 ) 総括表 氏名 年月日生 ( ) 歳 男女 住所 1 障害名 ( 部位を明記 ) 2 原因となった 交通 労災 その他の事故 戦傷 戦災 疾病 外傷名 自然災害 疾病 先天性 その他 ( ) 3 4 疾病 外傷発生年月日年

2015 年度手術のうちわけ ( 実績 ) セキツイ脊椎 ナンブソシキ軟部組織 椎間板摘出術 35 アキレス腱断裂手術 40 内視鏡下椎間板摘出 4 腱鞘切開術 ( 関節鏡下によるものを含む ) 0 シュコンカン 脊椎固定術 椎弓切除術 椎弓形成術 ( 多椎間又は多椎弓の場合を含む )( 椎弓形成

施術料金表 (1 割負担額 ) 相談支援料算定あり 初検日 + 冷罨法料 初検日 ( 冷罨法料加算なし ) 冷罨法料 初検料 1,460 円 初検料 1,460 円 相談支援料 50 円 相談支援料 50 円 1 部位 760 円 85 円 2,355 円 240 円 1 部位 760 円 2,27

福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ

頭頚部がん1部[ ].indd

手術件数 (4,000 点以上 平成 26 年 4 月 ~ 平成 27 年 3 月 ) 一般内科小腸結腸内視鏡的止血術 1 合計 1 神経内科内視鏡的消化管止血術 3 合計 3 消化器内科 食道狭窄拡張術 ( 内視鏡によるもの ) 1 食道ステント留置術 1 内視鏡的食道 胃静脈瘤結紮術 16 血管

医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の

3009 及び 肩関節炎 肩の M0001,M0011,M0021,M0081,M0091,M0101, 障害 ( その他 ) M0111,M0121,M0131,M0141,M0151,M0161, 3010 M0162,M0181,M0201,M0202,M0211,M0212,

集計方法単に数値を示すだけでなく 医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針 ( 医療機関ホームページガイドライン ) について ( 依頼 ) ( 平成 24 年 9 月 28 日付け医政発 0928 第 1 号厚生労働省医政局長通知 以下 医療機関ホームページガイドライン という )

K037-2 アキレス腱断裂手術 6 K038 腱延長術 ( 指 ) 1 K0391 腱移植術 ( 人工腱形成術を含む )( 指 ) 1 K0392 腱移植術 ( 人工腱形成術を含む )( その他 ) 1 K0401 腱移行術 ( 指 ) 5 K040-2 指伸筋腱脱臼観血的整復術 1 K0443

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

骨折経皮的鋼線刺入固定術 ( 前腕 ) 4 K 骨折観血的手術 ( 上腕 ) 16 骨折観血的手術 ( 大腿 ) 65 K 骨折観血的手術 ( 下腿 ) 40 骨折観血的手術 ( 前腕 ) 26 K 観血的整復固定術 ( インプラント周囲骨折に対するもの

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

CIN 推進拠点事業概要 事業名 補助事業課題 採択課題名 事業代表者 事業担当者 補助事業予定期間 クリニカル イノベーション ネットワーク推進支援事業 クリニカル イノベーション ネットワーク (CIN) の推進拠点 CIN 構想の加速 推進を目指したレジストリ情報統合拠点の構築 国立国際医療研

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適応病名とレセプト病名とのリンクDB

九州大学病院の遺伝子治療臨床研究実施計画(慢性重症虚血肢(閉塞

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

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様式 51 腫瘍脊椎骨全摘術の施設基準に係る届出書添付書類 1 標榜診療科 ( 施設基準に係る標榜科名を記入すること ) 2 常勤の整形外科の医師の氏名 (2 名以上 ) 常勤医師の氏名 3 脊椎手術を術者として 300 以上実施した経験を有する常勤の整形外科の医師の氏名等 (1 名以上 ) 常勤医

骨折観血的手術 ( 手舟状骨 ) 2 骨折観血的手術 ( 前腕 ) 40 K 観血的整復固定術 ( インプラント周囲骨折に対するもの )( 大腿 ) 6 K 骨折観血的手術 ( 鎖骨 ) 5 骨折観血的手術 ( 指 ) 1 骨折観血的手術 ( 手 ( 舟状骨を除く ))

形成外科って何? 整形外科と同じ??? 美容外科のこと??? 形成外科とは 身体に生じた組織の異常や変形 欠損 あるいは整容的な不満足に対して あらゆる手法や特殊な技術を駆使し 機能のみならず形態的にもより正常に より美しくすることによって みなさまの生活の質 "Quality of Life" の

マイオビュー注シリンジ

集計方法単に数値を示すだけでなく 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針 ( 以下 医療広告ガイドライン という ) に定められた範囲内で特性等について必要にして十分な解説を行う 医療広告ガイドラインは下記ウェブサイトにて入手可能であるので適宜参照されたい < 別紙 3

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2018 年 3 月 15 日 株式会社千早ティー スリー 代表取締役谷口仁志 平成 30 年度診療報酬改定における重症度 医療 看護必要度関連の変更について 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます さて 平成 30 年度診療報酬改定における施設基準等が 3 月 5 日に公開され 重症度

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四消化器系 ( 口腔及び歯牙 を除く ) 五血液及び造血器系六腎臓 泌尿器系及び生殖器系 ( 二 ) 心筋障害又はその徴候がないこと ( 三 ) 冠動脈疾患又はその徴候がないこと ( 四 ) 航空業務に支障を来すおそれのある先天性心疾患がないこと ( 五 ) 航空業務に支障を来すおそれのある後天性弁

腎臓内科 xx99000x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術や人工透析を行っておらず 合併症がない xx99010x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 xx991x0x 手術を行っていないが人工透析を行っており 合併症がない 慢性腎炎症候

5 月 22 日 2 手関節の疾患と外傷 GIO: 手関節の疾患と外傷について学ぶ SBO: 1. 手関節の診察法を説明できる 手関節の機能解剖を説明できる 前腕遠位部骨折について説明できる 4. 手根管症候群について説明できる 5 月 29 日 2 肘関節の疾患と外傷 GIO: 肘関節の構成と外側

がん登録実務について

北海道医療大学歯学部シラバス

事務連絡 平成 30 年 11 月 19 日 関係団体 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 標記につきまして 別紙のとおり 地方厚生 ( 支 ) 局医療課 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 及び都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局

3 ⑹ 職業復帰訪問指導料 76 * 点検しましょう 78 2 検査料 79 ⑴ 振動障害に係る検査料 79 3 画像診断料 80 ⑴ コンピューター断層撮影料 80 * 点検しましょう 81 リハビリテーション料 処置料 1 リハビリテーション料 84 ⑴ 疾患別リハビリテーション料 84 ⑵ A

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8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

北海道医療大学歯学部シラバス

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MDC 分類名 名称 頭部, 顔面および頚部の末梢神経の悪性新生物 頭部, 顔面および頚部の結合組織および軟部組織の悪性新生物 その他および部位不明確の悪性新生物頭部, 顔面および頚部の悪性新生物 中耳および呼吸器系のその他の部位の上皮内癌 対応 対応 C 顎下腺悪性腫瘍手術 K4

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

腎臓内科 xx9900xx 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術や人工透析等を行っていない xx991x0x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術を行っていないが 経皮的針生検法を行っており 合併症がない xx97x10x 慢性腎炎症候群

資料4-2メイン

表面から腫れがわかりにくいため 診断がつくまでに大きくなっていたり 麻痺が出るまで気付かれなかったりすることも少なくありません したがって 痛みがずっと続く場合には要注意です 2. 診断診断にはレントゲン撮影がもっとも役立ちます 骨肉腫では 膝や肩の関節に近い部分の骨が虫に食べられたように壊されてい

診調組技 医療技術評価提案書記載要領 ( 案 ) ( 通則 ) 1. 医療技術評価分科会において評価を行う技術は 以下の通りである (1) 評価の対象となる技術の範囲評価の対象となる技術は 原則として以下に含まれる技術である 1 医科診療報酬点数表第 2 章特掲診療料

により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する

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歯科診療報酬点数表関係 別添 2 初診料の注 1 問 1 初診料の注 1に規定する施設基準において 1 年以内に保険医療機関の新規指定を受けた保険医療機関が届出を行う場合については 届出を行った日の属する月の翌月から起算して6 月以上経過した後 1 年を経過するまでに様式 2の6による再度の届出を行

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各医療機関が専門とするがんに対する診療機能 1. 肺がん 治療の実施 (: 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 当該疾患を専門としている 開胸 胸腔鏡下 定位 小線源治療 1 呼吸器内科 8 2 呼吸器外科 3 3 腫瘍内科 放射線治療科 1 グループ指定を受ける施設との連携 昨年

医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1

腫瘍センターの稼働実績 ( 平成 29 年 9 月 ) 最終版 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H98 年 9 月 H29 年度累

e 治癒困難な腸瘻 ( 注 3) があり かつ 腸瘻における腸内容の排泄処理が著しく困難な状 態 ( 注 4) 又は高度の排尿機能障害 ( 注 2) があるもの f 高度の排尿機能障害 ( 注 2) があり かつ 高度の排便機能障害 ( 注 5) があるもの 3 等級表 4 級に該当する障害は 次の

種の評価基準により分類示の包括侵襲性指行為の看護師が行う医行為の範囲に関する基本的な考え方 ( たたき台 ) 指示のレベル : 指示の包括性 (1) 実施する医行為の内容 実施時期について多少の判断は伴うが 指示内容と医行為が1 対 1で対応するもの 指示内容 実施時期ともに個別具体的であるもの 例

該基準を満たしているものとする ( 4) 看護補助業務に従事する看護補助者に対する基礎知識を習得できる内容を含む院内研修については 平成 31 年 3 月 31 日までに受講予定であれば 差し支えないものとする 特掲診療料 1 乳腺炎重症化予防ケア 指導料 2 夜間休日救急搬送医学管理料の注 3 に

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複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

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社会保険委員会 委 員 長 : 金子剛 委 員 : 相原正記 秋元正宇 井砂 司 井上要二郎 今井龍太郎 宇田川晃一 大久保文雄 大城貴史 大西 清 荻野浩希 垣淵正男 川嶋邦裕 木村得尚 倉片 優 小室裕造 佐武利彦 佐野仁美 島田賢一 関堂 充 土井秀明 鳥山和宏 難波祐三郎 二ノ宮邦稔 野村 正 村上正洋 村上隆一 開催年月日 :1 平成 27 年 4 月 9 日 ( 全体 ) 2 平成 27 年 10 月 8 日 ( 全体 ) 3 その他適宜 e-mail 委員会 活動の概要 :1. 平成 28 年度診療報酬改正要望項目について 1 平成 28 年度改訂における新設 改正項目 会員アンケートをもとに委員会で検討して以下の項目とした. 理事会 の承認を得て外保連を通じて厚労省に要望を行った. 新設 8 項目 自家脂肪移植術 対側乳房縮小 固定術 ( 反対側乳房再建後 ) 指皮膚皮下腫瘍摘出術 ICG による赤外線蛍光リンパ管 リンパ節造影 創傷処理 ( 重症顔面軟部組織損傷 ) 乳房縮小術 ( 性別適合手術におけるもの ) 陰茎再建術 ( 尿道再建を伴うもの ) 人工乳房抜去術 改正 5 項目 画像等手術支援加算 2. 実物大臓器実体モデルによるもの : 増点 軟部腫瘍摘出術 ( 頭頸部 ): 項目の新設 皮膚皮下腫瘍摘出術 ( 露出部,12cm 以上 ): 項目の新設 創外固定加算 : 対象手術の拡大 毛巣囊, 毛巣瘻, 毛巣洞手術 : 増点 医療材料 なし 2 厚労省ヒアリング 診療報酬改正要望についての厚労省ヒアリングは 2015 年 8 月 7 日 ( 金 ) に行われ, 小室, 荻野, 関堂, 委員長の 4 名が参加した. 要望の高順 位 2 技術 ( 乳がん術後の対側乳房の縮小 固定術, 自家脂肪移植 ) に ついて説明を行い, 質疑応答を行った. その他の技術についても医療 技術評価希望書の内容について説明し意見交換を行った. 3 平成 28 年度改定項目の一覧 平成 28 年 3 月 4 日中医協資料等による改定項目は以下の通りである. DPC については未発表. 新設 K000 創傷処理 3 イ頭頸部のもの ( 長径 20 センチメートル以上 のものに限る.) 7,170

K006 皮膚, 皮下腫瘍摘出術 ( 露出部以外 ) 4. 長径 12cm 以上 8,320 K443 上顎骨形成術注の新設 1. 単純な場合上顎骨を複数に分割した場合に 5000 点を加算 D222-2 経皮酸素ガス分圧連続測定 ( 一日に付き ) 100 H007-4 リンパ浮腫複合的治療料 1. 重症の場合 200 2.1 以外の場合 100 算定要件, 施設基準あり G017 腋窩多汗症注射 ( 片側につき )200 改正 J000 創傷処置 2~5 それぞれ 5 点増点注 3 6 歳未満の乳幼児加算 50 55 J001 熱傷処置 4~5 について 6 歳未満の乳幼児加算 50 55 J001-7 爪甲処理 45 60 J001 リンパ管腫局所注入 4~5 について 6 歳未満の乳幼児加算 50 55 J054-2 皮膚レーザー照射療法 ( 一連に付き ) 3 歳未満の乳幼児加算 2,000 2,200 K002 デブリードマン 3. 3,000 平方センチメートル以上 7,600 8,360 K011 顔面神経麻痺形成手術 2. 動的なもの 58,500 64,350 K015 皮弁作成術, 移動術, 切断術, 遷延皮弁術 3. 100 平方センチメートル以上 20,280 22,310 K017-2 遊離皮弁術 ( 顕微鏡下血管柄付きのもの )2 その他の場合 84,050 92,460 K019 複合組織移植 15,210 17,490 K020 自家遊離複合組織移植術 ( 顕微鏡下血管柄付きのもの ) 110,700 127,310 K022 組織拡張器による再建手術 ( 一連につき ) 1 乳房 ( 再建手術 ) の場合 17,580 18,460 2 その他の場合 17,580 18,46 K022-2 象皮病根治手術 2 下腿 19,100 21,010 K031 四肢 躯幹軟部悪性腫瘍 1. 肩, 上腕, 前腕, 大腿, 下腿, 躯幹 20,620 24,130 K039 腱移植 ( 人工腱形成術を含む ) 1. 指 ( 手, 足 ) 13,620 15,650 2. その他のもの 18,080 19,280 K099-2 デュプイトレン拘縮手術 3. 4 指以上 29,740 32,710 K102 巨指症手術

2. 骨関節, 腱の形成を要するもの 15,390 17,700 K105 裂手 裂足 25,350 27,890 K106 母指化手術 32,370 35,610 K107 指移植手術 95,630 116,670 K108 母指対立再建 16,650 19,150 K162 頭皮, 頭蓋骨悪性腫瘍手術 31,270 36,290 K228 眼窩骨折整復術 26,520 29,170 K293 耳介悪性腫瘍手術 16,390 19,180 K296 耳介形成手術 1. 耳介軟骨形成を要するもの 14,570 16,760 K296 外耳道形成手術 15,550 17,110 K334-2 鼻骨変形治癒骨折矯正術 19,100 21,010 K296 鼻咽腔閉鎖術 21,630 23,790 K407-3 顎 口蓋裂形成手術ロ : 両側 29,040 31,940 K422 口唇悪性腫瘍手術 28.120 33,010 K424 頬悪性腫瘍手術 17,900 20,940 K425 口腔, 顎, 顔面悪性腫瘍手術 89,100 108,700 K426-3 口唇裂形成術 ( 片側 ) 3 鼻腔底形成を伴う 22,140 24,350 K426-2 3 口唇裂形成手術 ( 両側 ) 鼻腔底形成を伴う 33,290 36,620 K472-2 頬骨骨折変形治癒骨折矯正 35,100 38,610 K429-2 下顎骨折観血的手術両側 24,820 27,320 K431 顎関節脱臼観血的手術 23,830 26,210 K434 顔面多発骨折観血的手術 34,520 39700 K434-2 顔面多発骨折変形治癒矯正術 41,420 47,630 K443 上顎骨形成術 1. 単純な場合 21,130 23,240 2. 複雑な場合 41,370 45,510 K444 下顎骨形成 2. 短縮又は伸長の場合 22,310 25,660 3. 再建の場合 36,080 43,300 K444-2 下顎骨延長術 1. 片側 22,310 25,660 2. 両側 33,460 40,150 K457 耳下腺腫瘍摘出術 2. 耳下腺深葉摘出術 31,100 34,210 K458 耳下腺悪性腫瘍手術 1. 切除 28,210 33,010 2. 全摘 37,620 44,020 K476-3 動脈 ( 皮 ) 弁および筋 ( 皮 ) 弁を用いた乳房再建術 1 一次的におこなうもの 42,710 49,120 K819-2 陰茎形成術 33,790 43,930 K850 女子外性器悪性腫瘍手術 2. 皮膚移植 ( 筋皮弁使用 ) を行

った場合 54,020 63,200 その他 J003,J003-2 : 局所陰圧閉鎖処置に変更無し短期滞在手術等基本料 3: 手術の新たな追加はない歯科矯正 : リンパ管腫が適応となる広範囲顎骨支持型装置埋入手術の適応拡大 : 唇顎口蓋裂等の先天性疾患による顎堤形成不全と明記される 4 指定難病 小児慢性特定疾病 ( 小慢 ) について 2015 年に形成外科が関連する疾患のうち以下のものが指定難病あるいは小児慢性特定疾病 ( 小慢 ) に認定された.28 年度改訂において診療報酬としてそれぞれ難病指導管理料あるいは小児科療養指導料 ( いずれも 270 点, 月 1 回 ) が請求できることとなった. これらの対応についてまとめを作成し, 学会 HP に掲載した. 指定難病 : 脊髄髄膜瘤, スタージ ウェーバー症候群, 結節性硬化症, クルーゾン症候群, アペール症候群, ファイファー症候群, アントレー ビクスラー症候群, 歌舞伎症候群, 巨大リンパ管奇形 ( 顎顔面病変 ), 巨大静脈奇形 ( 頸部口腔咽頭びまん性病変 ), 巨大静脈奇形 ( 頸部顔面又は四肢病変 ),22q11.2 症候群小児慢性特定疾病 ( 小慢 ): 神経皮膚黒色症 ( 先天性巨大色素性母斑に伴うことがある ) 2. 外科系学会保険委員会連合 ( 外保連 ) 関連以下のように委員会に所属して活動を行った. 手術委員会 : 関堂委員, 二ノ宮委員 ( 手術委員会 ) コーディングワーキンググループ : 相原委員 ( 手術委員会 ) 医療材料 医療機器ワーキンググループ : 前川委員 ( 手術委員会 ) 医療技術の新しい評価軸検討ワーキンググループ : 関堂委員処置委員会 : 小室委員, 荻野委員検査委員会 : 二ノ宮委員, 荻野委員実務委員会 : 関堂委員, 大城委員 3. 日本医師会疑義解釈委員会 保険適用検討委員会関連委員長が委員として参加している. 保険適用検討委員会においてデュプイトレン拘縮に対する注射薬であるザイヤフレックスが審議された際に, 単なる注射ではなくこれにふさわしい手技料を算定できるようにすべきであると答申を行った. その結果, 本剤については,K075 非観血的関節授動術の 3 肩鎖, 指 ( 手, 足 ) が算定できることとなった (9 月 3 日付け疑義解釈 ( その 5)). 4.DPC 関連診療報酬改訂時の見直し案の横断的検討のため以下の様に分担している. MDC2 眼 : 大久保委員

MDC3 耳鼻科 : 村上委員 MDC7 筋骨 : 二ノ宮委員 MDC8 皮膚 : 相原委員 ( 班員 ) MDC9 乳腺 : 矢野委員 MDC14 先天異常 : 宇田川委員 MDC16 外傷 : 秋元委員 ( 班長 ), 委員長 ( 班員 ), 井砂委員 ( 班員 ) 5. 日本小児期外科系関連学会協議会 (JPASS) 関連委員長と鈴木啓之先生 ( 社保委員外, 千葉県こども病院 ) の 2 名が参加している.JPASS としての診療報酬改定要望に参加した. 小児科学会が中心に計画している 小児疾患患者の臨床情報登録の推進を目指す研究班 への参加についての打診があり, 理事長, データベース管理部会委員長と相談の上参加を希望することとした. 6. 疑義解釈 診療報酬審査上の問題点への対応 1 陰圧閉鎖療法 ( 入院 ) について医療材料を交換しなかった日が請求できない問題について, 厚労省側に問題点を指摘した. 日本医師会疑義解釈委員会を通じて疑義解釈により解決したいとの連絡があり, 内容について検討した.9 月 3 日付け疑義解釈 ( その 5) が発令された. 2トラニラスト ( フィブラストスプレー ) の新鮮熱傷に対する適応について 2014 年 3 月に科研製薬に対して新鮮熱傷にも使用できるように添付文書の改訂を要望していたが,11 月 26 日に同社から PMDA より添付文書の改訂が承認されたとの報告があった. これについては日形会誌に挟み込みで会員に周知された. 3ザイヤフレックスについて ( 前述 ) 7. 広報活動 1 第 58 回日本形成外科学会学術集会においては社保委員会の講演等は行わなかった. 2 第 59 回日本形成外科学会学術集会において教育講演を予定している. 日時 : 平成 28 年 4 月 13 日 ( 水 )16:20 から 17:20 テ マ : 平成 28 年度診療報酬改定および正しいレセプト作成について司会 : 大西委員 委員長演者 : 宇田川委員 関堂委員 3 平成 28 年度形成外科診療報酬早見表については, ワードファイル, PDF ファイルを学会ホームページに掲載する予定. 8. その他 1 医療ニーズの高い未承認医療機器等の早期導入に関する要望頭位性斜頭に対する頭蓋形状誘導ヘルメットについては,PMDA より医療機器クラス 1 に該当するとされた. 継続して協議中である. 2 委員会での検討事項以下の項目について委員会で検討した. 次年度に継続的に検討を行う.

( ア ) 創傷被覆材が 3 週までしか請求できない ( イ ) 血管腫硬化療法の保険適用 ( ウ ) 陰圧閉鎖療法が 4 週までしか請求できない ( エ ) 乳房インプラントの先天異常, 瘢痕への適応拡大 ( オ ) 乳房再建後の対側乳房拡大術 ( カ ) 乳頭乳輪の tattoo について ( キ ) 医療用ヒル ( ク ) Maggot 治療 ( ケ ) 乳児血管腫に対するβ-blocker 3 医療技術の新しい評価法についての勉強会平成 26 年 4 月 9 日開催の全体委員会において講師を招き勉強会を行った. 関堂委員 : 外保連で医療技術の新しい評価軸検討ワーキンググループについて彦坂信先生 ( 国立成育医療研究センター ): 患者報告アウトカムについて雑賀美帆先生 ( 岡山大学 ):BREAST-Q 日本語版の開発について