<4D F736F F D C5E B CE8DF48BC696B18C7689E6288E7792E88CF68BA48B408AD6292E646F6378>

Similar documents
(\212T \227v.xls)

国民保護に関する業務計画(案)

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

④登録要領(医療分野)

安全管理規程

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

(Microsoft Word - 7-\214\247\215s\223\256\214v\211\346\207V-4 - \203R\203s\201[2.doc)

新型インフルエンザ対策行動計画改定案

<4D F736F F D D9197A791E58A C8FAC924D8FA489C891E58A77838A E837D836C B4B92F65F E332E398E7B8D73816A>

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

●アレルギー疾患対策基本法案

防災業務計画 株式会社ローソン

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

PowerPoint プレゼンテーション

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

<4D F736F F D D E518D6C8E9197BF32816A90858F7A8AC28AEE967B964082C982C282A282C4>

日本医師会作成版を元に北上医師会会員向けに一部修正を加えました ( 以下赤文字及び下線部は 各医療機関の実情に応じて記載 変更する ) 新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画 ( 案 ) 医院 本計画は当院 新型インフルエンザ等に関する院内対策会議 により平成 年 月 日作成され たものであ

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

<4D F736F F D DEC90AC82CC82B782B782DF816982A982C882AA82ED94C5816A976C8EAE95D220446F776E6C6F61642E646F63>

<4D F736F F D208DBB939C97DE8FEE95F18CB48D EA98EE58D7393AE8C7689E6816A2E646F63>

< F2D966B8A4393B990568C5E B >

大塚製薬(株)佐賀工場

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

事業継続計画書策定支援ツール ( 新型インフルエンザ等対策版 ) 一般社団法人日本港運協会 BCP 部会 平成 26 年 9 月

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

包括規定 案

青森県情報セキュリティ基本方針

Microsoft Word - 内部統制システム構築の基本方針.doc

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

Taro-07_学校体育・健康教育(学

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

11

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

(2) 情報資産の重要度に応じた適正な保護と有効活用を行うこと (3) 顧客情報資産に関して 当法人の情報資産と同等の適正な管理を行うこと (4) 個人情報保護に関する関係法令 各省庁のガイドライン及び当法人の関連規程を遵守すると共に これらに違反した場合には厳正に対処すること ( 個人情報保護 )

さらに 職場における感染防止対策の検討を行うに当たっては 産業医等の助 言を受けることや 衛生委員会において対策を審議するなど 労働安全衛生法上 の安全衛生管理体制を活用し 実施していくことが望まれます Q2 発熱や呼吸器症状等のインフルエンザ様症状を呈した労働者にはどのような注意をすればよいですか

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

<4D F736F F D2093FA96F AD D B9F8B8B834B >

目 次 Ⅰ はじめに Ⅰ-1 新型インフルエンザ等対策特別措置法の制定 1 Ⅰ-2 市行動計画の策定 1 Ⅰ-3 新型インフルエンザとは 3 Ⅰ-4 新型インフルエンザの感染経路と感染予防策 (1) 新型インフルエンザの感染経路 4 (2) 新型インフルエンザの感染予防策 4 Ⅱ 新型インフルエンザ

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF E08A748AAF965B8FEE95F1835A834C A A E815B92F18F6F8E9197BF2E70707

Microsoft Word - BCP-form

の ( 情報通信分野 ) ( 電気通信 ) T- ( 放送 ) 放送における情報共有体制 ( 財 ) マルチメディア振興センター 総務省情報通信政策局地上放送課 1. IT 障害の未然防止 IT 障害の拡大防止 迅速な復旧 IT 障害の要因等の分析 検証による再発防止を図り 電気通信事業者のサービス

このガイドラインは 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する留意事項 ( 制定 発出時点において最適と考えられる法令解釈 運用等 ) を示したものである 第一章 総則 1-1 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令 ( 平成 19 年

(地Ⅲ116)

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

目 次 中小企業 BCP 策定運用指針と本資料について 1 1. 新型インフルエンザ A(H1N1) への対応について 2 1 新型インフルエンザ A(H1N1) の概要 2 2 政府及び企業の対応 4 3 新型インフルエンザによる事業リスク 8 2. 事業継続計画について 9 1 事業継続計画の概

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

< F2D91DE E8BE08B8B D8790CF97A78BE082CC>

島根原子力発電所原子力事業者防災業務計画の届出について

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

平成27年度事業計画書

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

Microsoft Word - 【関係者】運用ガイドライン doc

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E

<4D F736F F D20926E C5E B8FC797E192E88B CC8DC489FC92E88E9696B D2E646F63>

特定個人情報の取扱いの対応について

松戸市新型インフルエンザ等対策行動計画(素案)

< F2D817988C482C682EA94C5817A895E97708E77906A2E6A7464>

目次 Ⅰ. はじめに Ⅰ-1. 新型インフルエンザ等対策特別措置法の制定 1 Ⅰ-2. 取組の経緯 1 Ⅰ-3. 筑紫野市行動計画の策定 2 Ⅰ-4. 新型インフルエンザとは 3 Ⅰ-5. 新型インフルエンザの感染経路と感染予防策 4 Ⅱ. 新型インフルエンザ等対策の実施に関する基本的な方針 Ⅱ-1

id5-通信局.indd

エ事務部門 (9) 利用者 教職員 学生等及び臨時利用者で 本学情報システムを利用する者をいう (10) 教職員 本学に勤務する常勤又は非常勤の教職員 ( 派遣職員を含む ) をいう (11) 学生等 本学学則に定める学部学生 大学院学生 大学院研究生 科目等履修生及び聴講生 等をいう (12) 臨

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

平成22年2月●日

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

第2章

Microsoft PowerPoint - 03 【別紙1】実施計画案概要v5 - コピー.pptx

アレルギー疾患対策基本法の施行について

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

6 当社は 反社会的勢力に対しては一切の関係をもたず 不当要求を受けた場合等の 事案発生時には 総務部を対応統括部署として警察および顧問弁護士等と連携し毅然とした態度で対応する (2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 1 当社は 取締役の職務の執行に関する情報 ( 株主総会議

第 6 節原子力事業者防災業務計画の修正第 2 章原子力災害予防対策の実施第 1 節防災体制第 2 節原子力防災組織の運営第 3 節放射線測定設備及び原子力防災資機材の整備第 4 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用する資料の整備第 5 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用 利用する施設及び設備

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

新旧対照表

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

14個人情報の取扱いに関する規程

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

症候性サーベイランス実施 手順書 インフルエンザ様症候性サーベイランス 編 平成 28 年 5 月 26 日 群馬県感染症対策連絡協議会 ICN 分科会サーベイランスチーム作成

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

<4D F736F F D DB8CAF97BF8CB896C68B4B91A B6>

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

<4D F736F F D20939D8D87837D836A B B816996E BB8DEC8F8A816A F90BB8DEC E646F63>

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

privacypolicy

Transcription:

新型インフルエンザ等対策業務計画 ( 指定公共機関 ) 平成 26 年 3 月 日本電信電話株式会社東日本電信電話株式会社西日本電信電話株式会社エヌ ティ ティ コミュニケーションズ株式会社株式会社 N T T ドコモ

第 1 編総則第 1 節新型インフルエンザ等対策に関する業務計画の目的 1 第 2 節新型インフルエンザ等対策に関する業務計画の基本方針 1 第 3 節業務計画の運用 1 第 2 編新型インフルエンザ等対策の実施体制等第 1 節新型インフルエンザ等対策の実施体制 1 第 2 節新型インフルエンザ等の情報収集及び周知 3 第 3 節関係機関との連携 4 第 3 編新型インフルエンザ等対策に関する事項第 1 節新型インフルエンザ等対策業務の内容及び実施方法 4 第 2 節新型インフルエンザ等発生時の海外勤務者等への対応 5 第 3 節感染対策の検討 実施 5 第 4 編その他第 1 節教育 訓練 6 第 2 節計画の見直し 6

第 1 編総則 第 1 節新型インフルエンザ等対策に関する業務計画の目的この計画は 新型インフルエンザ等対策特別措置法 ( 平成 24 年法律第 31 号 ) 第 3 条第 5 項 第 9 条 第 53 条 2 項の規定に基づき 日本電信電話株式会社 ( 以下 持株会社 という ) 東日本電信電話株式会社( 以下 東地域会社 という ) 西日本電信電話株式会社 ( 以下 西地域会社 という ) エヌ ティ ティ コミュニケーションズ株式会社 ( 以下 NTTコム という ) 株式会社 NTTドコモ ( 以下 NTTドコモ という ) が 新型インフルエンザ等の発生段階の区分に応じ 指定公共機関としての責務の遂行及び人命尊重の視点からの感染防止に資することを目的とする 第 2 節新型インフルエンザ等対策に関する業務計画の基本方針指定公共機関 5 社 ( 以下 持株会社 東地域会社 西地域会社 NTTコム NTTドコモをいう ) は 以下の基本方針に基づき対応する 1. 国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるよう 発生段階に応じた事業継続計画を策定し 1 新型インフルエンザ等緊急事態における通信の確保 2 新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施に必要な通信の優先的な取扱いに努める 2. 感染拡大を可能な限り抑制し 社員等の生命及び健康を保護するための適切な感染防止策を講じる 第 3 節業務計画の運用本計画は新型インフルエンザ等対策政府行動計画で示されている発生段階 被害想定等を前提として運用する 第 2 編新型インフルエンザ等対策の実施体制等 第 1 節新型インフルエンザ等対策の実施体制 未発生期 1. 指定公共機関 5 社は各社ごとに新型インフルエンザ等の対策本部体制を確立する < 各社の役割 > (1) 持株会社の役割 1 内閣官房 総務省 その他関係政府機関及び地方公共団体と新型インフルエンザ等対策業務計画に関し 連絡調整を図る 新型インフルエンザ等発生時には国に設置される新型インフルエンザ等対策本部と緊密な連携を保ち 新型インフルエンザ 1

等対策業務計画の円滑かつ適切な遂行に努める 2 指定公共機関の責務を果たすため 東地域会社 西地域会社 NTTコム NTTドコモ及びその他のグループ会社の統括 調整機能を発揮する (2) 東地域会社 西地域会社の役割 1 本社における対応 ⅰ. 持株会社による統括 調整のもと グループ会社と連携し内閣官房 総務省 その他関係政府機関及び地方公共団体並びに社外関係機関 ライフライン事業者及び報道機関等と新型インフルエンザ等対策業務計画に関し 連絡調整を図る ⅱ. 指定公共機関の責務を果たすため 持株会社と緊密な連携を保ち 新型インフルエンザ等対策業務計画の円滑かつ適切な遂行に努める 2 支店における対応必要に応じて当該区域を管轄する指定公共機関等と新型インフルエンザ等対策業務計画に関し 連絡調整を図る (3)NTTコムの役割 1 持株会社による統括 調整のもと 東地域会社 西地域会社 NTTドコモ及びグループ会社と連携し内閣官房 総務省 その他関係政府機関及び地方公共団体並びに社外関係機関 ライフライン事業者及び報道機関等と新型インフルエンザ等対策業務計画に関し連絡調整を図る 2 新型インフルエンザ等発生時には 持株会社 東地域会社 西地域会社及びNT Tドコモと緊密な連携を持ち 新型インフルエンザ等対策業務計画の円滑 適切な遂行に努める (4)NTTドコモの役割 1 持株会社による統括 調整のもと 東地域会社 西地域会社 NTTコム及びグループ会社と連携し内閣官房 総務省 その他関係政府機関及び地方公共団体並びに社外関係機関 ライフライン事業者及び報道機関等と新型インフルエンザ等対策業務計画に関し連絡調整を図る 2 新型インフルエンザ等発生時には 持株会社 東地域会社 西地域会社及びNT Tコムと緊密な連携を持ち 新型インフルエンザ等対策業務計画の円滑 適切な遂行に努める 2

各社の具体的な実施体制等は以下のとおり 会社 設置場所 本部長 実施体制 構成班等 持株会社本社 ( 東京 ) 社長本部運営班 NW 資材班 広報班 海外対応班 東地域会社 本社 ( 東京 ) 社長 西地域会社 本社 ( 大阪 ) 社長 NTTコム 本社 ( 東京 ) 社長 NTTドコモ 本社 ( 東京 ) 社長 情報統括班 ネットワーク班 資材班 法人ユーザ班 マスユーザ班 広報班 総務厚生班情報統括班 設備班 お客様対応班 ( 法人系 G) お客様対応班 ( 個人系 G) 広報班 共通業務班情報統括班 サーヒ ス班 設備班 資材班 お客様対応班 トラヒック班 セキュリティ班 NTT コムク ルーフ 連携班 広報班 社内システム班 総務厚生班 本部運営班 NW 業務継続班 お客様対応業務継続班 海外対応班 社外対応班 2. 対策本部の下に職務を執行するにあたり 意思決定者を明確にするとともに 意思決定者の罹患等に備え 代行者を置く 3. 各施策の発令時点 ( トリガーポイント ) を設定する 海外発生期以降 1. 指定公共機関 5 社は新型インフルエンザ等対策本部を設置する 2. 新型インフルエンザ等対策はこの本部の下で一元的に執行する 第 2 節新型インフルエンザ等の情報収集及び周知指定公共機関 5 社は以下について取組む 未発生期 1. 厚生労働省 WHO 地方公共団体等の新型インフルエンザ等に関する情報源を特定するとともに 社員等への周知方法を確立する 2. 社員並びにその家族の新型インフルエンザ等の罹患状況及び出社可能状況の把握方法を確立する ( 例 ) 連絡システム 電話 メール等による把握 海外発生期以降 1. 社員等への情報提供を迅速かつ的確に行う 2. 社員並びにその家族の新型インフルエンザ等の罹患状況及び出社可能状況を把握する 3

第 3 節関係機関との連携指定公共機関 5 社は以下について取組む 未発生期 ~ 海外発生期 1. 新型インフルエンザ等対策業務を実施するにあたり 必要な関係機関 ( 内閣官房 総務省 その他関係政府機関 地方公共団体 業界団体 同業他社 取引先企業 サプライチェーン等 ) との連携体制確立のための方策を策定する 2. サプライチェーンの補完が不確実であることに留意した方策についても合わせて検討する 国内発生早期以降 1. 関係機関と連携し 新型インフルエンザ等対策業務を実施する 第 3 編新型インフルエンザ等対策に関する事項 第 1 節新型インフルエンザ等対策業務の内容及び実施方法 1. 特措法で求められる新型インフルエンザ等対策業務の具体的内容指定公共機関 5 社は 1 新型インフルエンザ等緊急事態における通信の確保 2 新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施に必要な通信の優先的な取扱いに努めるため 各社のネットワーク監視業務 設備の故障修理及び回線開通等対応業務を実施する 2. 発生時の人員計画の立案指定公共機関 5 社は以下について取組む 未発生期 ~ 海外発生期 1 新型インフルエンザ等対策業務に関係する組織の業務について プライオリティ付け ( サービス単位ではなく 業務 オペレーション単位でのプライオリティ付け ) を行い 国内発生早期以降も必要な業務を特定し 業務継続必要最低人員を設定する なお 必要な業務の特定にあたっては グループ間で相互連携を図る 2 新型インフルエンザ等対策業務継続のための感染予防物品及び資材を予め配備する 3 新型インフルエンザ等対策業務継続のための要員確保策を策定する その際 欠勤者が出た場合に備えた代替要員の確保も検討する 4 新型インフルエンザ等対策業務の特定にあたっては 事業の休止 縮小が財務に与える影響の事前予測を行う 5 利害関係者への周知及び広報活動について策定する 6 各施策の発令時点 ( トリガーポイント ) を設定する 7 各業務の中断時点 ( ブレーキングポイント ) 及び回復時点 ( リカバリーポイント ) 4

を設定する 8 感染リスクを低下するための業務実施方法を検討する ( 例 ) 時差出勤 在宅勤務の実施 国内発生早期以降( 緊急事態宣言がされた場合 ) 1 意思決定者は 発生状況に応じ 各施策を発令し 実行する 2 新型インフルエンザ等対策業務以外の業務については 発生段階及び社員等の罹患状況に応じ 業務の中断を決定する なお 業務の中断にあたっては 可能な限り 各社対策本部及び持株会社対策本部へ報告するとともに 事前に利害関係者へ周知を行う 3 中断した業務については 発生段階及び社員の回復状況等に鑑み 業務を再開する なお 業務再開にあたっては 可能な限り 各社対策本部及び持株会社対策本部へ報告するとともに 事前に利害関係者へ周知を行う 第 2 節新型インフルエンザ等発生時の海外勤務者等への対応 未発生期 1. 海外派遣企業での新型インフルエンザ対策ガイドライン 等を参考とし 発生国への海外出張の禁止 発生国における社員並びにその家族の国外退避等の要件を国毎に定める 2. 感染予防策については 医療対応の質等の特殊性に鑑み 国別の感染予防策を実施する 海外発生期以降 1. 発生国への海外出張の禁止 発生国における社員並びにその家族の国外退避を行う 2. 事業継続の必要性は各社で判断する 第 3 節感染対策の検討 実施指定公共機関 5 社は以下について取組む 未発生期 ~ 海外発生期 1. 職場における感染対策を検討する ( 例 ) 咳エチケット の実施 症状のある社員の出勤停止 手指消毒の徹底等 2. 入館管理 対人距離確保策等の事業所内感染防止策を策定する 3. 備蓄品の検討 備蓄の実施 国内発生早期以降 1. 意思決定者は 発生状況に応じ 各施策を発令し 実行する 5

第 4 編その他 第 1 節教育 訓練指定公共機関 5 社は以下について取組む 未発生期 ~ 海外発生期 1. 新型インフルエンザ等に関する社員への啓発活動を行う 特に 職場に 症状がある場合は 自宅療養する という基本ルールを浸透させる 2. 関係機関と連携した訓練の計画及び訓練を実施する 第 2 節計画の見直しこの計画は常に検討を加え 必要があると認められるときは 持株会社が調整 取りまとめを行い これを修正する 附則この 新型インフルエンザ等対策業務計画 ( 指定公共機関 ) は 平成 26 年 3 月 31 日から実施する 6

< 参考 > 新型インフルエンザ等の発生段階 WHO のフェーズ発生段階状態 フェーズ 1 2 3 未発生期新型インフルエンザ等が発生していない状態 フェーズ 4 5 6 海外発生期海外で新型インフルエンザ等が発生した状態 国内発生早期 国内のいずれかの都道府県で 新型インフルエンザ等の患者が発生している が 全ての患者の接触歴を疫学調査で追える状態各都道府県においては 以下のいずれかの発生段階 地域未発生期( 各都道府県で新型インフルエンザ等の患者が発生していない状態 ) 地域発生早期( 各都道府県で新型インフルエンザ等の患者が発生しているが 全ての患者の接触歴を疫学調査で追える状態 ) 国内感染期 国内のいずれかの都道府県で 新型インフルエンザ等の接触歴が疫学調査で 追えなくなった状態各都道府県においては 以下のいずれかの発生段階 地域未発生期( 各都道府県で新型インフルエンザ等の患者が発生していない状態 ) 地域発生早期( 各都道府県で新型インフルエンザ等の患者が発生しているが 全ての患者の接触歴を疫学調査で追える状態 ) 地域感染期( 各都道府県で新型インフルエンザ等の接触歴が疫学調査で追えなくなった状態 感染拡大 ~まん延 ~ 患者の減少 小康期 新型インフルエンザ等の患者の発生が減少し 低い水準でとどまっている状態 ポストパンデミック期 7

新型インフルエンザ等の被害想定 人的被害の状況 発生率 25% 新型インフルエンザ等対策政府行動計画 による 致命率 0.5%~2.0% 新型インフルエンザ等対策政府行動計画 による 20%~40% 欠勤率 最大 40% 程度の欠勤率 業種 地域により流行のピークに差がある ( 被害想定作成上の 1 つの仮定 ) 欠勤期間 10 日間程度 ( 被害想定作成上の 1 つの仮定 ) 到達時間 海外で発生してから日本到達まで 2~4 週間程度 ( 被害想定作成上の 1 つの仮定 ) 流行は 8 週間程度 流行の波 政府の介入により変わる可能性あり ( 流行のピークがなだらかなで期間が長引くなど ) 地域により 流行のピークの大きさや時期に差が生じる可能性がある 8