EA21-012-001 発行日 2012/6/15 環境活動レポート 2011 年度 (2011 年 4 月 ~2012 年 3 月 ) 実績信濃機工株式会社 ご挨拶信濃機工株式会社は 1971 年創業以来 本社工場 ( 坂城町 ) で工作機械装置の 設計 製造を 八幡工場 ( 千曲市 ) 及び大岡工場 ( 長野市 ) で自動車用機能 部品の製造をしています EA21 環境マネジメントシステムの導入は 2008 年 4 月からですが 3 年間の 運用で どうにか先輩企業に追いつく状況になってきました 全社一丸となって環境保全活動に取り組んできた結果を 環境活動レポート でご報告いたします なお ご高覧の中で指摘事項や問い合わせを頂き 今後の環境保全活動に生かし ていく所存ですので今後の ご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します 信濃機工株式会社代表取締役社長西澤光雄 目次 Ⅰ 環境方針 Ⅱ 組織の概要 対象範囲 Ⅲ EA21 推進体制 Ⅳ 環境目標と実績 Ⅴ 環境活動の取り組み計画と評価 次年度の取組内容 Ⅵ 環境関連法規制の遵守状況 Ⅶ 代表者による全体評価と見直しの結果 西沢 '12. 6.15 光雄
No.SEA21-08-001-1 信濃機工株式会社 環境方針 < 基本理念 > 信濃機工株式会社は 自動車用及び産業機械用機能部品 並びに 工作機械装置の生産活動において 信濃地域と地球にやさしい環境 造りを目標とし 継続的改善活動を実施します < 活動指針 > 1 法令遵守により 環境汚染の予防と改善活動 を実行し 地域環境保全に 努めます 2 電力 水等の資源を大切に使い 省資源 省エネルギー活動をします 3 廃棄物の削減活動をすると共に リサイクル化を推進します 4 環境方針と廃棄物の分別を従業員に教育し 環境意識の高揚に努めます 5 活動内容と結果を 環境活動レポート として社外に公表します 代表取締役社長 西澤光雄 2008 年 4 月 1 日制定 西沢 '08. 4. 1 光雄
Ⅱ 組織の概要 対象範囲 1) 事業者および代表者 事業者名代表者名 信濃機工株式会社代表取締役社長 西澤光雄 2) 所在地および連絡先 1 事業所名 2 所在地 3 電話 4 FAX 5 環境窓口 本社工場 八幡工場 大岡工場 長野県坂城町大字坂城 1984-1 長野県千曲市八幡 5484-1 長野県長野市大岡乙 134-1 0268-82-3738 0268-82-9469 桃瀬 ( 推進室 ) 026-273-3667-026-274-1205 - 久保田 ( 推進室 ) 3) 業務内容および業務規模 1 事業所名 本社工場 八幡工場 大岡工場 2 業務内容 3 資本金 工作機械装置設計製造 金属加工業 ( 自動車関係部品加工 ) 9000 万円 4 敷地面積 740m2 11,808m2 1,653m2 5 従業員数 24 198 4) 対象範囲 ( 認証登録範囲 ) 本社 八幡工場 大岡工場 Ⅲ EA21 推進体制 本社 < 最高責任者 > 取締役社長 八幡工場 大岡工場 < 環境管理責任者 > 常務 < 環境推進室 > 久保田 百瀬 < 環境管理責任者 > 副社長 推進委員会メンバー 商品開発部 経理部 総務部 クラッチ生産部 自動車生産部 産機部 生産管理部 生産技術部 品質管理部
Ⅳ 環境目標とその実績 当社は 2007 年中期目標 (3 年間 ) をスタートし 09 年度に終了を致しました 今回の報告は 二期目の 2 年目に当たります 2011 年度実績を報告いたします <1> 実績一覧表評価基準 (: 達成 未達成 ) 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 基準年度実績 2009 年度比目標実績 2009 年度比評価目標 1 791 701-11% 1% 減 690-12.7% 3% 減 2 二酸化炭素排出量の削減 ( kg / 百万円 ) 廃棄物排出量の削減 環境目票 可燃物 ( kg / 百万円 ) 金属 ( kg / 百万円 ) 廃油 (l/ 百万円 ) 6.8 6.7-1% 7.6 11.3% 768 670-13% 2% 減 609-20.7% 62.3 56.5-9% 45.6-26.8% 3 水資源投入量削減 ( m3 / 百万円 ) 1.66 1.11-33% 1% 減 1.12-32.7% 3% 減 4 提供する製品サービス - エコドライブの励行 2011 年度から取り 5 化学物質使用量の抑制管理扱う (EA21:2009 年使用量の把握 版対応 ) 6 環境配慮 : グリーン購入省エネ製品の購入 - 7 屋内 屋外のクリーン化 5S 活動の推進 注記 : 大岡工場の実績を 2009 年までさかのぼってデータを参入 *: 購入電力の排出係数は 2009 年の中部電力の 0.417(kg-CO2/kWh) を使用しています 5% 減 80.00 70.00 60.00 2008 2010 2011 年 2007 年度 2009 年度 50.00 年度年度度 二酸化炭素排出量 ( kg / 百万円 40.00 ) 30.00 666.3 635.8 790.5 701.0 689.5 20.00 可燃物 ( kg / 百万円 10.00 ) 6.81 7.36 6.80 6.75 7.6 廃 0.00 棄 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 物二酸化炭素排出量金属 ( kg / 百万円 ) 635.8 627.33 573.88790.5768.24 #### 701.0609 689.5 排出廃棄物排出量可燃物 ( kg / 百万円 ) 7.36 6.80 6.75 7.6 量廃棄物排出量廃油廃油 (l/ 百万円 ) 67.5754.84 67.5762.34 62.34 56.51 56.5145.6 45.6 水資源投入量水資源投入量 (( m3 / 百万円 / 百万円 ) 1.55 1.66 1.11 1.12 廃棄物排出量金属 ( kg / 百万円 ) 573.88 1.62 1.55768.24 1.66 1.11 669.55 1.12 609 900.0 800.0 700.0 600.0 500.0 400.0 300.0 200.0 100.0 0.0 Ⅴ 環境活動の取り組み計画と評価 次年度の取組内容 1.2011 年度活動評価 昨年度より新たな目標で活動を開始し 2 年目の活動が終わりました 1) 二酸化炭素排出量の削減には 一定の効果があったと判断する 2) 廃棄物排出量の削減には 可燃物の削減に効果が本年度も出なかった 3) 水の使用量の削減には 効果があった 4) エコドライブは データを収集し始めたが 目標設定には至らなかった 5) 対象製品が2 物質あり使用量の把握はできた 6)LED 蛍光灯 w 導入し 使用割合の把握まで進んだ 7) 年間計画通りに屋外清掃が実施できなかった
取り組みの詳細 環境活動取組計画 目実績評価管理項目 実施事項的 1 2 3 二酸化炭素排出量削減 廃棄物排出量の削減 水量資削源減投入 1. 使用電力量削減 コンプレッサー出力圧の調査 適正 エアー漏れ箇所の修繕 エアコン使用規制の設定 期間 適正温度 使用時間 管理責任者 照明器具の省エネ仕様化(LED 電球 ) デマンド管理の検討 試行 ピーク管理 2. 灯油 軽油 カ ソリン使用量削減 車両停止時のアイドリングストップ 顧客クレーム30% 減によるガソリン消費の削減 暖房機器の効率化( 適正温度管理 ) 1. 可燃物廃棄量削減 古紙 段ボール等のリサイクル化 2. 金属廃棄物量削減 不良品鉄屑削減( 工程内不良低減 ) 工具の在庫圧縮 工具の長寿化 部品容器のリターナル化 3. 廃油量削減 油の使用量削減( 購入量 ) 廃油(L/100 万円 ) 使用水道量削減 手洗い 食器洗浄 掃除時の節水 キリコ付着による持ち出し改善 廃液の濾過リサイクル 4 提供する製品サービス エコドライブの教育と徹底 5 化学物質使用量の抑制管理 使用量の把握 6 環境配慮 : グリーン購入 省エネ製品の導入と使用量の把握 7 屋内 屋外のクリーン化 屋外清掃の実施 2. 次年度の取組内容 : 効果大 : 効果有 : 取組は良好 : 取組未達成 効果なし 1 二酸化炭素の排出量削減 2 廃棄物排出用の削減 3 水資源投入量の削減 4 製品及びサービスにおける環境配慮 5 化学物質使用量の抑制 6 グリーン購入の進捗把握と計画的推進 7 屋内 屋外にクリーン化 1 ピーク電力の低減 ( デマンド導入 )2 夏季の灯油の使用量 500L 以下に抑える 3 本社工場の高圧契約から低圧へ変更 1 可燃物の重量削減 ( 八幡 )2 分別して資源化の検討 3 切削油の交換時期及び掃除頻度のルール化 1 掃除の仕方の改善と徹底 2 処理費用の広報活動 1 省エネ部品の採用 ( 開発 )2 スキャナーの利用で紙の使用量削減 ( 間接 )3 トナー類のリサイクル 4 エコドライブの推進 ( 生管 ) PRTR 法対象の有機溶剤の管理 1LED 蛍光灯の使用割合を増やす2 省電力型の工作機械の導入 毎月の棚卸日に工場の周りの掃除を当番制で実施する
Ⅵ. 環境関連法規制の遵守状況 1 当社に関連する環境関連法規等 2012 年 3 月末現在 法規制等の名称 管理内容 八幡大岡 確認結果 本社 遵守状況 1 水質汚濁防止法 特定施設ではないが 長野県条例に準ずる排出水検査を実施 OK 対象外遵法 2 浄化槽法 ( 八幡第 3 工場のみ ) 浄化槽は定期点検と保守点検を実施 OK 対象外遵法 3 下水道法 ( 大岡除く ) 特定施設ではなく 生活排水のみですが長野県条例に準ずる排出水検査の実施 4 騒音規制法 ( 八幡工場は指定区域外ですが ) 公害対象施設 ( フ レス 空気圧縮機 ) 届けを提出し管理 5 振動規制法 ( 八幡工場は指定区域外ですが ) 公害対象施設 ( フ レス 空気圧縮機 ) 届けを提出し管理 6 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 産業廃棄物は処分許可業者に委託し処理 一般廃棄物は市有施設を通じ処理 変電設備の特別管理産業廃棄物 (PCB) 保管 : 変電設備管理会社に委託管理 7 労働安全衛生法 1 有害物質はなし 2 一般的な安全衛生管理 8 消防法 1 少量危険物の管理を実施 2 指定可燃物の管理を実施 9 省エネルギー法 企業全体のエネルギー使用量 ( 原油換算値 ) 非該当 遵法 2. 違反 訴訟等 行政機関等からの違反 訴訟の指摘もありませんでした また 近隣地域等の方からの苦情 指摘及び訴訟もありませんでした 引き続き 環境関連法規制を遵守により 環境汚染の予防活動 を実行し 地域環境保全活動に努めます Ⅶ. 代表者による全体評価と見直しの結果 1 今年度は震災の影響も受けたが 全体としては目標が達成できた 来年度は夏の省エネを意識して計画を立てること 22012 年度は自動車部門の増産が始まっているため 資源の投入量が大幅に増えることが予想されるため 売上に対する増加量を監視する 可能な限り絶対量を減らす努力に取り組 3 むこと 夏場の電力ピークを抑えるため デマンド監視装置を導入して 現状把握及びピークカットに取り組むこと 4 売上に対する使用量では 実情を反映できていない部分があるので 次期中期計画までに適当な指標を検討すること