はじめに 産業廃棄物をもっと減らしたい 産業廃棄物の処理費用を削減したい 省資源やゼロエミッションにより会社のCSR 企業の社会的責任 を向上させたい 事業活動によって出てくる廃棄物について 各企業や事業所はさまざまな課題を持っています そして 既にそのような課題に取り組み 廃棄物削減に大きな成果を上げ さらにコスト削減や作業 工程の合理化など経営マネジメントの向上まで実現している企業もあります 廃棄物を削減するためには 廃棄物の現状にまず気づくこと そしてできるところから実施していくこ とが大切です ここでは そのような取組の第一歩を踏み出してもらうため 廃棄物3R推進計画表 の作成を通じて 廃棄物削減やリサイクルの仕方等について紹介しています 廃棄物の削減は 資源の節約でもあります 廃棄物の3R スリーアール 即ち 発生抑制 リデュース 再使用 リユース 再生利用 リサイク ル に取り組むことによって 廃棄物コストの削減や生産活動の合理化など企業経営の改善に役立て ていただくとともに 私たちの子供達 未来の子供達の豊かな生活 社会を確立するために 限りある 資源を大切に使う 資源循環型社会 づくりに 一緒に取り組んでいただきたいと考えています 廃棄物3R推進計画に取り組むメリット 1 2 3 4 メリット メリット メリット メリット 5 メリット 廃棄物を削減し リサイクルを進めることにより 廃棄物処理費用が削減されます 製造工程の改善や流通 在庫管理の合理化により 廃棄物の発生そのものを抑制し 作業の効率化やコストダウンに成果が現れます 廃棄物の3Rを推進することは 地球温暖化防止の取組にも貢献します 従業員 職員の環境意識の改革にもつながります 廃棄物の削減など企業の環境活動に従業員 職員の参加は欠かせません 全員が取り組むことによって 企業の環境活動は 飛躍的に向上します 廃棄物3R推進計画は 産業廃棄物管理票 マニフェスト 等をもとに作成します この作業を通じて廃棄物処理や委託処理について理解を深め 不法投棄等のリスクを回避し 適正処理を推進することができます 一口メモ 廃棄物3R とは Recycle リサイクル 再生利用 たものを一旦原材料に戻して 再 の3つの言葉の頭文字を取ったも び利用すること が3番目であると の 優先順位については リデュー いう考え方です ス 廃棄物の発生自体を減らすこ 廃棄物3Rは 循環型社会の形成 廃棄物の減量についての考え方 と が最も望ましく 次にリユース に向けた基本的な取組を表すも で Reduce リデュース 発生抑 不要になったものを再び使用す 制 Reuse リユース 再使用 ること で リサイクル 不要になっ のです 01
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廃棄物 3R 推進計画表 記入例 部署名製造工程名 部署や製造工程ごとに計画を作成する場合は 部署や製造ごとに計画表を作成して下さい 事務所で発生する廃棄物 ( 事業系一般廃棄物も含む ) について記入して下さい 既に 3R の取組を行っているものは まだ行っていないものは を記入して下さい は 既に取組を行っているがさらに取組が設定できる場合です (P7 参照 ) 廃棄物の種類は 自社で管理している名称を記入します (P5 参照 ) 月間発生量 再生利用量 必要経費のどれかが分からない場合は 分かるものを記入します (P5 6 参照 ) 産業廃棄物管理票 ( マニフェスト ) 処理委託契約書等をもとに記入します (P5 参照 ) 廃棄物の種類 不燃性廃棄物の混合物 プラスチック容器 木製パレット 現状 月間発生量うち再生利用量 必要経費 単位 ( t ) 単位 ( t ) 単位 ( 円 ) Ⅰ Plan 処理内容 評価 取組の有無 処理業者に委託し埋立処分 処理業者に委託し 破砕後埋立処分 処理業者に委託し 破砕後焼却 梱包用段ボール古紙回収業者に引き渡し 潤滑油処理業者に委託し焼却 コピー用紙 一部古紙回収業者に引渡し 一部処理業者に委託し焼却 計 体積 (m 3, リットル ) を重量 ( トン kg) に換算する場合は 資料 2 を参考として下さい 取組前後の状況を 廃棄物発生量と経費の合計で比較します 18
作成取組開始達成状況シートNo. 平成 年 月 日 平成 年 月 日 平成 年 月 日 P8~10 の 3R 推進計画の目標を立てよう を参考に 取組目標を設定します 数値目標が最初から設定できない場合は 取組を実施する中で段階的に定めていきます 処理費用等を目標に設定することも可能です 月間発生量 再生利用量 必要経費 売却金額を 達成状況として記入します 取組の結果効果があったものに 今後効果が期待できそうなものに 効果がなかったものに を記入します (P14 参照 ) 金属を分別回収し売却 金属売却 1t/ 月 処理委託先で固形燃料 固形燃料化 化 0.5t/ 月 通いパレットの活用 修 新規購入量 4 理し再活用 割削減 継続 目標 具体的な取組目標 数値目標 Ⅲ Check チェック 月間発生量うち再生利用量必要経費売却金額単位 ( t ) 単位 ( t ) 単位 ( 円 ) 単位 ( 円 ) 達成度 委託先で再生油に加工 裏面利用を徹底し発生量を削減 発生量 1/4 削減 計 計 ( 必要経費 - 売却金額 ) 取組前 取組後 前後比較 廃棄物発生量 (t/ 月 ) 必要経費 ( 円 / 月 ) 1.005t/ 月削減 44,300 円 / 月削減 19
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廃棄物 3R 推進計画表 作成 平成年月日 部署名製造工程名 部署や製造工程ごとに計画を作成する場合は 部署や製造ごとに計画表を作成して下さい 事務所で発生する廃棄物 ( 事業系一般廃棄物も含む ) について記入して下さい 既に 3R の取組を行っているものは まだ行っていないものは を記入して下さい は 既に取組を行っているがさらに取組が設定できる場合です (P7 参照 ) 取組開始達成状況シートNo. 平成 年 月 日 平成 年 月 日 廃棄物の種類は 自社で管理している名称を記入します (P5 参照 ) 月間発生量 再生利用量 必要経費のどれかが分からない場合は 分かるものを記入します (P5 6 参照 ) 産業廃棄物管理票 ( マニフェスト ) 処理委託契約書等をもとに記入します (P5 参照 ) P8~10 の 3R 推進計画の目標を立てよう を参考に 取組目標を設定します 数値目標が最初から設定できない場合は 取組を実施する中で段階的に定めていきます 処理費用等を目標に設定することも可能です 月間発生量 再生利用量 必要経費 売却金額を 達成状況として記入します 取組の結果効果があったものに 今後効果が期待できそうなものに 効果がなかったものに を記入します (P14 参照 ) 廃棄物の種類 現状 Ⅰ Plan 評価 目標 Ⅲ Check チェック 月間発生量うち再生利用量必要経費月間発生量うち再生利用量必要経費売却金額処理内容取組の有無具体的な取組目標数値目標 単位 ( t ) 単位 ( t ) 単位 ( 円 ) 単位 ( t ) 単位 ( t ) 単位 ( 円 ) 単位 ( 円 ) 達成度 計 計 体積 (m 3, リットル ) を重量 ( トン kg) に換算する場合は 資料 2 を参考として下さい 計 ( 必要経費 - 売却金額 ) 取組前後の状況を 廃棄物発生量と経費の合計で比較します 廃棄物発生量 (t/ 月 ) 取組前 取組後 前後比較 必要経費 ( 円 / 月 )