JICAエコオフィスプラン

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愛北広域事務組合地球温暖化対策実行計画 平成 29 年度から平成 33 年度 愛北広域事務組合

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Microsoft Word SONIX株式会社 中間3 H27.11.docx

平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課

地球温暖化対策実行計画

指針Ⅳ 省エネルギーの普及・促進

株式会社青葉防災 2017 年度環境活動レポート ( 対象期間 2017 年 8 月 ~2018 年 7 月 ) ( 発行日 2018 年 9 月 1 日発行 )

2008年度環境活動レポート

2016年環境活動レポート (2016 年1月~2016年12月)

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認証番号 エコアクション 21 環境活動レポート レポート期間 2016 年 9 月 ~2017 年 8 月

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

新規文書1

環境方針 基本理念 当社は 深刻化する地球温暖化の対策と循環型社会形成を目指し 建設業の 事業活動における環境負荷の低減等を図りながら 次世代に豊かな沖縄の自然 環境を引き継いで行くことに努めます 行動指針 1. 環境関連の法令 条例及びその他の協定事項を遵守します 2. 二酸化炭素排出量の削減に努


2017環境行動計画・報告書

4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

1. 組織の概要 1. 事業所名及び株式会社三幸冷凍設備工業 代表者氏名代表取締役土橋敏克 2. 所在地 佐賀市巨勢町大字牛島 環境管理責任者 代表取締役 土橋敏克 担当者氏名 事務局 西村教子 連絡先 連絡先 電話 ; FAX;0952

1

12年~16年

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

エコアクション 21 環境活動レポート 株式会社音沢土建 2018 年 1 月 31 日作成版 (2017 年 1 月 ~2017 年 12 月 )

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〔表紙〕

お知らせ

資料 :25 環境活動レポート (2015 年 11 月 ~2016 年 10 月 ) 平成 28 年 12 月 8 日 株式会社 谷田部銘板製作所 1

家庭・地域・職場編プログラム 職場でも環境への負担を抑える行動を

環境経営レポート 2017 年度版 ( 対象期間 :2017 年 4 月 ~2018 年 3 月 ) 承認照査作成 小林和夫久保田寿男 田村豊 株式会社テスコム 発行日 :2018 年 11 月 30 日

岸和田市分別収集計画

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環境基本理念 わたしたちは お客様に夢のある商品を提供し お客様の生活向上と豊かで楽しい生活に貢献することを目的に 無線機器製品の設計 開発 製造を担当しております わたしたちは 環境方針を以下の通り定め 事業活動, 製品, サービスの全てにおいて 全員参加の活動によって 環境マネジメントシステムの

  

環境経営方針 環境マネジメントシステムを積極的に活用 維持することにより 循環型社会の形成の一翼を担うことで 地球環境全体に貢献することを基本方針とします 当社の事業活動 製造 サービスを通じ 自然の環境保全を重要課題として取組み 以下の環境方針を定め 全ての事業活動を通じて その実現に取組みます

様式 1 環境関連の法令 ( 指針第 2 項 ) 番号 法令名届出等の状況 遵守状況 1 鹿児島市環境保全条例 2 工業用水法 3 建築物用地下水の採取の規制に関する法律 4 大気汚染防止法 5 騒音規制法 6 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 7 水質汚濁防止法 ( 下水道法を含む ) 8 悪臭防

寺島木工株式会社事業概要 商号 代表者 創業 所在地 連絡先 環境管理責任者 担当者 事業内容 取扱商品 機械設備 資本金 従業員数 主要取引銀行 主な納品先 所属組合 敷地面積 建築面積 寺島木工株式会社 代表取締役社長寺島秀雄 昭和 22 年 3 月 31 日 本社 : 工場

Q1 1

目 次 目次 1 環境方針 2 事業の概要 3 実施体制 古紙の処理工程図 4 環境負荷実績と環境目標 5 環境目標に対する実績評価 6 主要な環境活動計画 7 環境活動計画表 8 環境活動計画に対する取組み 9 次年度の環境活動計画表 10 環境関連法規への違反 訴訟の有無 11 代表者による評価

目 次 1. 組織の概要 2. 対象範囲 ( 認証 登録 ) 3. 環境方針 4. 環境目標 5. 環境活動計画 6. 環境目標の実績 7. 環境活動の取組結果とその評価 次年度の取組内容 8. 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反 訴訟等の有無 9. 代表者による全体の評価と見直

対象期間 :2016 年 1 月 1 日 ~2016 年 12 月 31 日 2016 年度版 2017 年 5 月 13 日発行 株式会社加藤プラスチック工業 代表取締役加藤幸徳

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株式会社黒田生々堂 2012 年度環境活動レポート ( 対象期間 :2012 年 6 月 ~2013 年 5 月 ) 発行日 : 更新日 : 2013 年 6 月 22 日

~ 目次 ~ 1. 組織の概要 2. 対象範囲 3. 環境方針 4. 目標 5. 計画 6. 実績 7. 取組の評価 Ⅰ Ⅱ 8. 環境法令 9. 代表者評価

目 次 1. 組織の概要 1 2. 対象範囲 1 3. 環境方針 2 4. 環境目標 3 5. 環境活動計画 4 6. 環境目標の実績 5 7. 環境活動計画の取組結果とその評価 次年度の取組内容 9 8. 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果 11 並びに違反 訴訟等の有無 9. 代表者に

  

新規文書1

エコアクション 21 環境活動レポート 平成 28 年度 ( 平成 28 年 8 月 ~ 平成 29 年 7 月 ) 作成平成 29 年 11 月 24 日 改訂平成 29 年 12 月 30 日

目 次 第 1 章基本的事項 1 計画策定の背景 1 2 計画の目的 1 3 計画の期間 2 4 計画の範囲 2 第 2 章温室効果ガスの排出量 ( 削減 ) 目標値 1 基準年度の二酸化炭素排出量 3 2 要因別の排出状況 3 3 削減目標 3 第 3 章環境配慮の取組内容 1 取組内容 4 (1

LiV エンヂニアリング株式会社 2017 年度環境活動レポート ( 対象期間 :2017 年 6 月 ~2018 年 5 月 ) 作成日 : 2018 年 7 月 10 日

1 組織の概要 事業者名及び代表者名株式会社宇野工務店代表取締役宇野三雄 所在地 本社 滋賀県大津市御殿浜 14 番 12 号 資材倉庫 滋賀県大津市御殿浜 13 番 16 号 環境保全関係の責任者及び担当者連絡先 ( 電話番号等 ) 環境管理責任者宇野三雄連絡先

CONTENTS

エコアクション 21 環境活動レポート ( 対象期間平成 21 年 10 月 ~ 平成 21 年 12 月 ) 目次 1. 環境方針 1ページ 2. 事業概要 2ページ 3. 環境目標とその実績 3ページ 4. 主要な環境活動計画 4ページ 5. 環境活動の取組結果の評価 ( 全社 ) 5ページ 5

第四章 EEM の実施実態の把握 4-1 はじめに 本章では, インターネット調査とアンケート調査に基づいて EEM の実施実態について 述べる. 4-2 インターネット調査 調査目的 都道府県が主催 共催するイベントを抽出すること 調査対象 イベント主催者 ( 都道府県

2011 年度 年度環境活動レポート 対象期間 :2011 年 6 月 ~2012 年 5 月 認証登録番号 マトヤ技研工業株式会社 2012 年 6 月 30 日発行

様式 環境関連の法令 ( 指針第 2 項 ) 番号 法令名届出等の状況 遵守状況 鹿児島市環境保全条例環境管理報告書 2 工業用水法 3 建築物用地下水の採取の規制に関する法律 4 大気汚染防止法 5 騒音規制法 6 廃棄物の処理及び清掃に関する法律産業廃棄物管理票交付等状況報告書 ( マニフェスト

1. 事業の概要 1) 会社及び代表者名 会社名 有限会社日本テック 代表者名大浦文孝 2) 所在地熊本県玉名市岱明町古閑 431 Tel: ) 環境管理責任者氏名及び担当者連絡先 環境管理責任者 担当者 古屋健次 古屋健次 連絡先 ntec.tamana

第二期宇部市地球温暖化対策実行計画_docx

目次 1. 環境方針 行動指針 2. 組織の概要 認証 登録対象範囲 3. 環境目標 ( 中長期目標 ) 4. 主な環境活動内容 年度環境活動実績 6. 環境活動の取組み結果と評価並びに 2017 年度の取組みについて 7. 環境関連法規への違反 訴訟などの有無 8. 代表者による全

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

カミコー株式会社環境活動レポート 2016 年度 ( 対象期間 2016 年 10 月 ~2017 年 9 月 ) 目次 1. 組織の概要 1 頁 2. 対象範囲 レポートの対象期間及び発行日 1 頁 3. 環境方針 2 頁 4. 環境目標 3 頁 5. 環境活動計画 4 頁 6. 環境目標の実績

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文書番号:TM-EA-0001

質問1

取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

(様式1-表)

目 次 1. 環境方針 会社概要 環境目標とその実績 主要な環境活動計画の内容及び取組結果の評価 年度別環境パフォーマンス実績 環境への取組の自己チェックリストまとめ 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評

社会環境報告書2013

環境経営レポート

エコアクション 21 環境活動レポート 平成 29 年度 ( 平成 29 年 8 月 ~ 平成 30 年 7 月 ) 作成平成 30 年 11 月 23 日 改訂平成 30 年 12 月 31 日

4 推進体制 経営責任者 環境管理責任者 (PSN 佐江戸 ) ( 計画管理責任者 : 事業部長 ) GM: グループマネージャー TL: チームリーダー Sa: 参事 SJ: 主事 事務局 (PSN 佐江戸 ) ( 計画推進責任者 :GM) 技術管理者 :SJ 平成 6 年 4 月 1 日時点 イ

npg2018JP_1011

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環境方針 基本理念持続可能な社会を目指し 多様な主体をつなぐ役を果たすことで 参加による課題解決に貢献します 環境方針〇環境に配慮した行動指針 1. 私たちは 事業活動を遂行するに当たり 環境保全に関する法規制を遵守し 環境負荷の低減に努めます 2. 私たちは 事業活動のすべての領域で 省資源 省エ

株式会社黒田生々堂 2013 年度環境活動レポート ( 対象期間 :2013 年 6 月 ~2014 年 5 月 ) 発行日 : 更新日 : 2014 年 7 月 1 日 発行 2007

エコアクション 21 認証番号 平成 27 年度環境活動レポート 西日本電気鉄工株式会社 対象期間 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) 作成日平成 28 年 6 月 15 日

NHK環境報告書2008

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

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環境方針 < 環境理念 > 当社は 昭和 45 年の設立以来 社会の環境保全活動に努めてまいりましたが 再度 近年深刻化する地球温暖化や環境汚染 今後予想される資源の枯喝への対応が重要課題との認識にたち 環境省が策定したエコアクション 21 を取り入れることにより全社員一丸となって年々 多種多様化す

天理市役所エコオフィスプラン

1. 環境方針 基本理念 環境方針 三友自動車株式会社は岡山市で企業活動を営んでおります 美しい自然環境を次世代へ引継ぐためにも 車を扱う私達にとって地球環境への配慮やエコロジー活動は重大な社会的責任です エコ整備を推進し 二酸化炭素 廃棄物 水排出量等の削減に努めます 基本方針 1. 環境に関する

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

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目次 LCA 実施委託概要 3 LCI 結果 製品データシート 8 リユース食器 PSP トレイライフサイクルフロー 13 参照資料

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「節電対策パンフレット」(家庭向け)

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1クラブメンバー 10 名の年間交通移動 ( クラブの主将として現在活動頂いております NMB48 加藤夕夏さんの年間交通移動を含む ) 2 運営事務局責任者 1 名の年間交通移動 クラブ活動会場のどうぎんカーリングスタジアムの年間電気使用 1 平均月間電気使用量実績 (2014 年 2 月 ~20

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平成20年度

環境活動レポート ( 平成 22 年度 ) 1 事業活動の概要 2 環境方針 3 環境目標 4 環境活動計画 5 環境活動の取組結果と評価 6 環境関連法規 1 事業活動の概要 1-1 事業者名及び代表者有限会社片山自動車工業代表取締役片山敏子 1-2 所在地広島県三原市久井町江木

問 7. 問 6で 1. 委託している とお答えの方にお尋ねします 契約の形態は次のうちどれにあたりますか 1. 従量制 ( 排出する量に応じて金額が変動 ) 2. 定額制 ( 月額または年額固定制など ) 3. その他 ( 具体的に ) 問 8. 問 6で 2. 委託していない とお答えの方にお尋

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Transcription:

JICA エコオフィスプラン ( 第 3.1 版 ) ~ 全員で取組む地球温暖化防止のための環境配慮活動 ~ 平成 25 年 9 月 独立行政法人国際協力機構

1. 目的独立行政法人国際協力機構 ( 以下 JICA) の重点管理項目である オフィス業務における省資源 省エネルギー及び廃棄物の削減 施設 設備の稼働における省エネルギー のため 勤務者全員がオフィス及び所有施設における環境配慮活動を自主的に取り組めるよう手順を定める また エネルギー使用の合理化に関する法律 ( 省エネ法 ) におけるエネルギー削減のための行動基準としても位置付ける 2. 対象 JICA 環境マネジメントシステムの対象施設 ( 環境マネジメントシステム要領第 12 版 1.3 適用範囲 ) における EMS 適用者を対象とする * EMS 適用者は JICA 役職員 ( 事務スタッフ及び専門嘱託を含む ) とする このほか 派遣スタッフ アルバイトや常駐の委託作業員等 研修員や隊員候補生 研修講師等は含んでいないが この取り組みについては勤務者同様の協力を依頼するものとする なお 在外事務所については行動目標として定める 1 3. 基本方針事務 事業の活動から生じる環境負荷の軽減に向けて 環境に配慮した活動を推進する (1) 省エネルギー 省資源化 (2) 環境に配慮した製品等の購入 使用 (3) 廃棄物の減量化とリサイクル 4. 省エネ 省資源における中長期目標平成 22 年度 ~26 年度の 5 ヵ年を中長期目標期間とし 表 1のとおり削減数値目標を定める * 当手順書は環境配慮における共通の行動基準であり 部署独自の取り組み及び設備更新等の計画については 別途 部署別環境マネジメント計画書 及び 部署別省エネ計画書 に定める 1 在外事務所については各国の事情に応じて 実施できるものについては積極的に推進していくものとする 1

表 1. 省エネ 省資源における中長期目標 ( 数値目標 ) 項目 対象施設 数値目標 用紙使用量の削減 本部平成 21 年度比 20% 削減国内拠点平成 21 年度実績維持 水道使用量の削減 国内拠点 平成 21 年度実績維持 車輌燃料の削減 共通 平成 21 年度実績維持 廃棄物 ( 全体 ) の削減 国内拠点 平成 21 年度実績維持 廃棄物 ( 一般可燃物 ) の削減 国内拠点 平成 21 年度実績維持 電力使用量の削減 本部平成 21 年度比 10% 削減国内拠点平成 21 年度比 5% 削減 ガス使用量の削減国内拠点燃料 ( 車輌燃料以外 ) の削減国内拠点 平成 21 年度比 5% 削減 5. 活動の推進及び勤務者への啓発 (1) 総務部総合調整課 (EMS 事務局 ) は 当手順書の最新版をグループウェアへ掲載し 勤務者が閲覧可能な状態とする (2) 各部 機関の環境マネジメント推進員は 対象施設以外からの異動者や新規採用者に対し 着任時に当手順書の周知 徹底を図る (3) EMS 事務局は 全勤務者向けの研修を通じて 当手順書の理解促進を図る 6. 省エネ 省資源実績の記録及び報告 (1) 実績の記録 毎月 各部の環境マネジメント推進員または担当者は エネルギー等使用 量報告シート 2 に毎月のエネルギー使用量や廃棄物排出量等の実績を入力し 進捗状況等を管理する 3 (2) 実績の報告 10 月 4 月 各部 機関 ( 本部においては資金 管理部 ) の環境マネジメント推進員は 半期ごとの環境レポートにて 目標の進捗状況や達成状況 その要因分析等を EMS 事務局に報告する 2 エネルギー等使用量報告シート の格納先 :T: 040_ 総務部 1_ 公開 ISO 事務局 3 本部については 電気 ガス 水道 公用車燃料の使用量については資金 管理部管理課を またコピー用紙購入量については総務部総合調整課を入力担当とする 2

JICA エコオフィスプラン実施手順 1. 省エネルギー 省資源 (1) 電気使用量の削減 OA 機器等のスイ 各自のパソコンは 帰宅時に必ず シャットダウン を行い 同時にッチオフの徹底モニターの電源もオフにします 昼休みや会議等で 30 分以上使用する見込みのないパソコンは 必ず スタンバイ または シャットダウン にし 同時にモニターの電源もオフにします 全ての OA 機器には 省エネモードを設定します OA 機器等電気機器を長時間使用しないときは主電源を切り 支障がない場合はコンセントからプラグを抜きます ( 待機電力の抑制 ) 照明 昼休みは 接客や業務等で支障がある場合を除き必ず消灯します 残業する者は 必要な箇所のみの部分消灯を行います 最後に退出する者は 全体の消灯確認を行います 会議室 給湯室 トイレ等を使用していないときは消灯を行います キャビネ上や廊下等の照明については 支障のない程度に間引きを行います エアコン温度の適 原則 冷房時は室温を 28 度 暖房時は室温を 20 度に保つようにし正管理ます 夏季はノーネクタイ等の軽装 ( クールビズ ) 冬季は重ね着( ウォームビズ ) 等により弱冷暖房環境に適応します ブラインド カーテン等を活用し 冷暖房の効率を上げます エレベーターの使 重い物や大きな荷物を運搬する場合を除き 2 3 階程度の移動には用階段を利用します 業務の効率化とノ 時間外勤務を削減します ー残業デーの徹底 ノー残業デー ( 毎週水曜日 ) を徹底します 省エネ機器の導入 OA 機器等の購入 更新時には省エネ型の機器を導入します 温室効果ガス排出 電気の供給を受ける契約に当たっては 価格のみでの判断ではなく 削減に配慮した電力温室効果ガス等による環境負荷についても考慮した契約を推進します の供給契約 ( 環境配慮契約法に基づく契約の推進 ) 省エネ効果例えば パソコンを 1 人 1 日 1 時間シャットダウン / スタンバイモードにした場合 65W( 本体 + モニター ) 1 時間 240 日 = 約 16kwh 1kwh あたり 19.3 円で計算すると 本部の場合 年間 401,440 円のコスト削減! (16kwh 19.3 円 1300 人 =401,440 円 ) 3

(2) 燃料使用量の削減 施設で使用する 空調設備 ボイラー等の運転 保守管理を徹底します 燃料の削減 ボイラー等の適正な運転と燃料効率の向上を図ります 該当課 設備の購入 更新時には 環境配慮型の機器を導入します 車輌燃料の削減 走行距離や燃費等を把握 管理し 合理的かつ効果的な使用に努 該当課 めます 経済速度で走行することを心がけるとともに 急発進 急停止 不要なアイドリングは行わないなど 環境に配慮した運転に努めます 空気圧等の車輌整備を徹底します 同一方面への相乗りを徹底し 車輌の効率的な使用を図ります 車輌の購入 更新時には 低公害車 低燃費車を積極的に導入します ( 環境配慮契約法に基づく契約の推進 ) タクシーの使用 制限 タクシーの使用は 必要最小限に留めます (3) 水使用量の削減 日常的な節水の 水の流し放し ( 食器の流し洗い等 ) の無駄使いは行いません 励行 洗剤は適量で使用し 洗い水の使用量を最小限にするように努めます 節水コマ等節水 節水コマ等の器具を取り入れ 節水に努めます 該当課 機器の設置 漏水点検の徹底 各施設において 水使用量の把握及び管理を行います 該当課 4

(4) 用紙類使用量の削減 印刷 コピー枚数 会議資料の量減らす工夫をします また 配布資料は両面印刷とし の削減配布部数の適正化を図ります 可能な限り 2 アップ~8 アップ等のコピー機 / プリンターの機能を活用し 印刷枚数を削減します ミスコピー ミスプリントを防ぐため 原稿内容 サイズ 枚数等の確認を行います また コピー機使用後にはリセット ( オールクリア ) ボタンを押すことを徹底します 印刷部数の最小限 ホームページやグループウェアへの掲載 電子メールの活用等 代替化手段によっても対応が可能なものは 印刷物による配布を行いません また 印刷するものについても それら手段を併用することで 印刷部数を削減します 通知文書や回覧文 内部の連絡事項等は可能な限りグループウェアや電子メール等を活書の削減用し 文書の削減に努めます 回覧文書等は部や課で一部にする等 必要最小限にします ペーパーレス化の ペーパーレス会議を推進します 推進 事務手続き等の電子化により ペーパーレス化を推進します 2. 環境に配慮した製品等の購入 使用 グリーン購入の 備品 消耗品等 物品を購入する場合は 国等による環境物品等推進の調達の推進等に関する法律 ( グリーン購入法 ) に係る調達方針 ( 調達部制定 ) に基づき 特定調達品目に指定されている物品については 見積り条件に グリーン購入法適合商品であること と明記し 100% の調達実績を確保するようにします 特定調達品目に指定されていない物品を調達する場合にも 上記方針に基づき エコマーク グリーンマーク等の第三者機関が認定する環境ラベル製品 またはこれと同等のものを調達するように努めます グリーン購入の 特定調達品については 上記方針に基づき 本部については調達報告部が一括して実績取りまとめを行い 国内拠点では指定の 実績表 に調達状況を入力し 実績を調達部に報告します 5

3. 廃棄物の減量化とリサイクル ゴミの分別 本部及び国内拠点ごとに作成している ごみ分別表 に則って分別廃棄を徹底し リサイクルラインを確立します ( 個人用ごみ箱を設置した場合には 各自が回収対象のごみ箱に持ち込み 自ら分別廃棄することとします ) Reduce マイカップを持参します ( 発生抑制 ) イベント等を開催する場合は 可能な限り弁当や飲み物は簡易包装とし 再利用できる商品等を使用します 該当課 Reuse 文具 ( 筆記用具 バインダー クリップ クリアファイル等 ) の ( 再使用 ) 個人所有は必要最小限とし 各部に 事務用品リユースボックス を設置する等の方策により 文具類のリユースを推進します JICA 内部の書類のやり取りには 使用済み封筒を連絡便用に再利用することとし 新規封筒は使用しません また 定期的な書類のやり取りがある関係機関への書類送付にも 同様に可能な限り新規封筒は使用しません ペットボトルのキャップについては 専用の回収ボックスを設けて回収します ( エコキャップ推進協会の実施する 世界の子どもたちにワクチンを届けよう の活動に参加します ) 使用済みの切手については 各部ごとに専用の回収ボックスを設けて回収します (EMS 事務局でまとめて国際協力支援活動を行っている団体に送付します ) Recycle 用紙類を廃棄する場合は 保秘のための措置が必要なものを除き ( 再資源化 ) 所定のリサイクルボックスに投入します ( 秘密文書等はシュレッダー ) 外注印刷にかける製本については リサイクルしやすいように仕様を定めます ( 表紙にプラスチックを使用しない等 ) * グリーン購入法に係る調達方針 では 納入印刷物におけるグリーン購入の調達目標は 100% となっています 食事の食べ残しや残渣等は 極力出さないようにし 可能な限り肥料化 堆肥化等のリサイクルを図ります 該当課 以上 6